ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 J.K.ローリング

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今日もハリ・ポタの続きを・・・・・。  かなり分厚い本にも関わらず、サックサックと読めちゃう & 観れちゃうのは、まあ暇だっていうのもあるけれど、それ以上にじっくり咀嚼するような作品じゃないからかも・・・・・・ ^^;

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ASIN: B00008MSTU ワーナー・ホーム・ビデオ   監督: アルフォンソ・キュアロン

61+dLw-9LmL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

今回ハリーは外見も内面も驚くべき成長を遂げる13歳。  ハリーもハリーを演じるダニエル・ラドクリフたちも今までにない劇的な変化を見せる。 襲いかかる恐怖もこれまでとは趣を異にする。  人のつらい記憶を探り出し、それを糧にする吸魂鬼「ディメンター」、死を予告する死神犬「グリム」など、新モンスターもかつてないリアルな不気味さで登場。  半身半馬の「ヒッポグリフ」、人とのあいだを行き来する「狼男」。  「夜の騎士バス」、「怪物的な怪物の本」、「忍びの地図」、「ニンバス2000」を上回る最新仕様の「ファイアボルト」など、続々と登場する魔界の住人や新アイテム。  そのいずれもが格段にグレードアップされたCG効果のもと、前作をはるかに凌ぐ魔法の世界を創り出す。  なかでも圧巻は、嵐の中で繰り広げられる大迫力のクィディッチ・シーン。  さらに魔法の村「ホグズミード」などの探検で、舞台はホグワーツの外へも広がりを見せていく。

13歳になったハリーを待ち受けるのは、かつてない危機と驚愕の真実。  両親を死に追いやった凶悪犯シリウス・ブラックの脱獄に迫り来る恐怖。  不吉な死の予言さえ告げられる中、ハリーが直面する両親の死の真相。  今まで見えなかったものが見え始め、わからなかったことがわかり始める第3章。  登場人物たちの真の姿がいよいよ解き明かされていく。

1章目で彼らと出会い、2章目でその成長を見届け、3章目で初めて知る、彼らの存在の意味。  壮大な物語の根底をなす、時を超えた人物相関図が、今、明らかになる!  (Amazon より転載)


そして原作本はこちら。(↓)

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
著:J.K.ローリング 訳:松岡祐子  静山社

5145PEFCY2L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

夏休みのある日、ハリーは13歳の誕生日を迎える。  あいかわらずハリーを無視するダーズリー一家。  さらに悪いことに、おじさんの妹、恐怖のマージおばさんが泊まりに来た。  耐えかねて家出するハリーに、恐ろしい事件がふりかかる。  脱獄不可能のアズカバンから脱走した囚人がハリーの命を狙っているという。  新任のルーピン先生を迎えたホグワーツ校でハリーは魔法使いとしても、人間としてもひとまわりたくましく成長する。  さて、今回のヴォオルデモートとの対決は?  (Amazon より転載)

まずは映画へのコメントから・・・・。  この巻で感じる最大の違和感はハリーたち3人組の制服姿が著しく減ってしまったこと。  イギリスの寄宿学校というところが常に制服着用なのかどうかは知らないけれど、前2作では常に制服姿だった彼らがヤンキー少年 & 少女になってしまった(しかもホグワーツ城のセットはほぼそのまま!)ことによりイギリス・ファンタジーの世界から一挙に「ビバリーヒルズ高校白書(というタイトルのアメリカドラマが昔あった)」になってしまったみたい・・・・・。  相変わらず本のダイジェスト版的な動画作り(≒ 恐ろしくお金のかかった本のプロモーションビデオ)に終始し、第1作 & 第2作では目新しく感じられた小物類も2番煎じ、3番煎じの香りが漂い始めました。

メニュー画面でも使用されている「夜の騎士バス」シーン。  あんなに長々とやる必要はないと思うんですよね~。  ただでさえ本には書かれているのにカットされてしまっているシーンが多いだけに・・・・・・。  本作で一番大事な小物とも言える「忍びの地図」をめぐるあれこれこそ重要な話なのに、その機能のみに特化した描き方というのも納得できない!!  ま、そんなこともあってこの号より後のDVDを KiKi はリアルタイムでは購入しなかったし、中古で購入した後もタイムリーには観なかったんですよね~。  だいたい今回このシリーズを観直してみたというのも購入したきり封さえ切っていなかった最終作「死の秘宝 Part1 & 2」を暇にあかせて観てみようかと思いついちゃったからだったりするんです。  でも、間が空きすぎちゃったこともあって、本の印象も薄れちゃっているし・・・・・ということで第1作から振り返ってみようということで始まったのがこの「ハリ・ポタ企画(?)」なんですよ。

ま、てなわけでここから先の映画版に関してはどうしても辛口コメントになりがちなだけに極力書かないようにしていこうと思います。  本の方はそれでも独特の魅力があるからいいんですけどねぇ・・・・・

本のほうは本作はある1点を除いては面白いと思うんですよ。  魔法がチンケと言えばチンケなんだけど、ある意味で人間が考えだし作り出してきたテクノロジーの多くは原始生活を送っている人にとっては魔法みたいなものだし、魔法使いはなまじ魔法があるだけにテクノロジーの発展はマグル(≒普通の人間)と比較するとあんまり望めないことも伝わってきて(笑)、そこにもイギリス人のシニカル精神みたいなものを感じるし・・・・・。  KiKi にとって許せないのは今号初出の2つ目の小物、「タイムターナー(逆転時計)」を登場させちゃったことです。  これは禁じ手でしょう。  これが出てきてしまったことがこの物語を「英国ファンタジー」から「ハリウッド化」させてしまった最大の要因だと思います。

もちろんこの「タイムターナー」による時間操作のおかげでバックビーク & シリウスが生き延びることができたわけで、その結果自体はKiKi にとっても嬉しい出来事だったけれど素直に喜べないんですよね~。  意図せずに時空を超えちゃうのは許せる KiKi だけど、こういう道具を使って、しかも意図的に、過去に起こった出来事の結末を変えるために・・・・・というプロットはどうも気に入らない(苦笑)

もう一つの今号初出の「忍びの地図」の方は素晴らしいと思うんですよ。  映画では「便利グッズ」として描かれただけ感の強いこの地図がハリー & 読者に明らかにしてくれる、ハリーがその顔を覚えてさえもいない彼の父、シリウス、ルーピン先生、ペティグリューのホグワーツ時代の友情の深さ、そしてその「仲良し・いたずら・スター集団」とは決して無縁ではなかったスネイプ先生という関係。  特にハリーからこの地図を取り上げたスネイプ先生が一見普通の羊皮紙にしか見えないこの物の正体を暴こうとした際の地図の反応(≒この地図の製作者たちの反応)なんてホント面白いと思うんですよね~

私、ミスター・ムーニーからスネイプ教授にご挨拶申し上げる。  他人事に対する異常なお節介はお控えくださるよう、切にお願いいたす次第

私、ミスター・プロングズもミスター・ムーニーに同意し、さらに申し上げる。  スネイプ教授はろくでもない、いやなやつだ

私、ミスター・パッドフットは、かくも愚かしき者が教授になれたことに、驚きの意を記すものである

私、ミスター・ワームテールがスネイプ教授にお別れを申し上げ、その薄汚いドロドロ頭を洗うようご忠告申し上げる

学生時代のスネイプがどんな青年だったか、そして彼の対立軸として存在していた「仲良し・いたずら・スター集団」がどんな青年たちだったのかが、ここだけで伝わってくる見事な描写だと感じました。  そして、このシーンを見ていたからこそ、ハリーは「自分を殺そうとしてアズカバンを脱獄した極悪非道人」だと思っていたシリウス・ブラックをあんなにスンナリと(もちろんルーピン先生の丁寧な説明があったことも大きいけれど)受け入れることができたんだと思うんですよね~。

又、「秘密の部屋」の冒頭で登場したきり存在を忘れていた「暴れ柳」がどういう理由でホグワーツに植えられたのかという描写があることにより、「狼人間」やら「動物もどき(アニメーガス)」という下手をすると「何でもアリのハチャメチャ & ご都合主義プロット」になりかねないお話をそこそこの説得力をもってまとめあげるのに役立っていると感じました。

さて、次は「炎のゴブレット」です。  

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年2月10日 10:37に書いたブログ記事です。

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