ハリー・ポッターと賢者の石 J.K.ローリング

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待てど暮らせど融ける気配を見せない雪景色の中、面白いTVはやっていないし、出かけるのは億劫だし、腰痛のため針仕事は進まないし・・・・・という八方塞の中、仕方なく取り出したものがありました。  池袋のマンションにはたくさんの映画DVDが置いてあるんだけど、ここLothlórien_山小舎には限られた映画DVDしか持ってきていないのですが、幸いなことに「シリーズもの」がいくつか揃っています。  そんな中、購入してから1回しか観ていないこちらに手を出してみました。

ハリーポッターと賢者の石
ASIN: B000063TJA  ワーナー・ホームビデオ 監督:クリン・コロンバス

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全世界に魔法をかけたファンタジー・アドベンチャーの最高傑作。
「ホグワーツ魔法魔術学校への入学を許可します」。  幼い頃に両親を亡くし孤独な日々を送っていた、ハリー・ポッターのもとに驚くべき手紙が届く。  ハリーの両親は名高い魔法使いで、彼もその血を受け継いでいたのだ。  魔法魔術学校での新たな生活に心躍らせるハリー。  しかし巨大な怪物トロールの出現をきっかけに、不気味な事件が起こりはじめる。  事件の核心に迫ったハリーを待ち受けていたのは、両親の死にも関わる宿命の対決だった...。  映像特典(約26分)...Disc1:オリジナル予告編
Disc2:特典映像+DVD-ROMコンテンツ付き 未公開映像、インタビュー集に加えて「ハリー・ポッター」ワールドを自ら参加して体験できるゲーム式コンテンツが満載!(ダイアゴン横丁、組分け帽子、ホグワーツ校庭etc)  (Amazonより転載)

で、せっかくの機会なので本の方も再読してみることにしました。

ハリー・ポッターと賢者の石
著:J.K.ローリング 訳:松岡祐子  静山社

51VPFSM57AL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

ハリー・ポッターは孤児。  意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知る。  キングズ・クロス駅、9と3/4番線から紅色の汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。  親友のロン、ハーマイオニーに助けられ、ハリーの両親を殺した邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決までの、息を飲む展開。  9歳から108歳までのファンタジー。  (Amazonより転載)

映画と原作本をほぼ同時進行で楽しむっていう楽しみ方もなかなかいいもんです。  KiKi 個人は以前このエントリーにも書いたように「映像の功罪」に関してはちょっと複雑な意見を持っている人間なんだけど、ことこの作品に関しては映画に助けられた部分が多々あります。  その1つは「ホグワーツ魔法学校の雰囲気」であり、残りの1つは「クィディッチ」という彼らのスポーツのイメージです。

西洋の石造りの建物(というよりお城)の持つ、人を威圧するような雰囲気というのはそこで長時間を過ごした人間でない限りなかなか想像するのが難しいものだけど、観光地のお城を見ただけの日本人にはなかなか馴染みのないものだし、そういうお城と同じような雰囲気を持つイギリスの寄宿学校のイメージというものも日本人とは縁遠いものだと思うんですよね。


イギリスでは今も子供を「小さな大人」として扱う文化が残っていて、早熟であることを求める風潮のようなものがあるけれど、そしてその1つの手段が「子供を寄宿学校に通わせる」という方策だったりもするわけだけど、この物語 & 映画で描かれている「ホグワーツ」はまさにその一例と言えるのではないかしら。  この「賢者の石」の段階ではまだまだ幼さが残る、ハリー、ロン、ハーマイオニーの小ささと城そのものの大きさ、掲げられている絵画の大きさ、蛍光灯のない仄暗さ、城の醸し出す全ての雰囲気があまりにも好対照で、守ってくれる保護者も近くにはいない中、友情やらライバル心を育む彼らの世界が文句なしのリアル感を持って迫ってきます。

どうりで向こうの「寄宿学校育ち」の人びとが「同寮生」と生涯に及ぶ信頼と友情を保ち続けるわけです。  多感な時代に「同じ経験をした身近な存在」は「同寮生」しかいなかったわけですから・・・・・。

映画も小説も個人的な感想としては「かなりとっ散らかったお話だなぁ」と言わざるを得なくて、善 vs. 悪という対立軸というのも、イギリス的というよりはハリウッド的でファンタジーの宝庫「イギリス文学」の中では騒ぐほどのものでもあるまい・・・・・と思ったりもするんだけど、この物語の作りこみの中でもっとも楽しめるのはディテールの面白さにあることは素直に同感できます。

魔法学校で使う教材の一つ一つ、学科の一つ一つが「魔女願望」のある KiKi には魅力的(笑)だし、魔法使いの少年たちが「かっこいい箒」に憧れるシーンなんかは、マグルの少年たちがシューズやらバットやら自転車やらに憧れる心理そのままで微笑ましいし、彼らの世界特有のサッカーのようなバスケのようなラグビーのようなスポーツも楽しそう♪  

まあ、かなりご都合主義のシナリオも散見されるけれど、そこは目をつぶることにしましょう。

一つだけ「許せない!」と思ったのはラストシーンの「最優秀寮」の表彰場面。  ハリーたちの大活躍は認めるものの最後の最後の大どんでん返しはちょっとなぁと思うけれどそこはまあ目をつぶることもできるんです。  でも、「許せない」のは一度は「スリザリン装飾」で一杯にした食堂で最後の最後に「飾りつけを変更する」っていうのはどうよ??  あれではスリザリン寮生全員が、そしてひねくれ者とは言えどもドラコが可哀想すぎる・・・・・・。  せめてもの救いは勝負を決めた最後の10点を獲得したのがネビルであったことでしょうか?


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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年2月 7日 11:27に書いたブログ記事です。

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