2012年5月アーカイブ

野良仕事に追われまくっている間に少しずつ、少しずつではあるものの読了した本が2冊あるので、忘れてしまわないうちにその Review を書いておきたいと思います。

不毛地帯(1)
著:山崎豊子 電子書籍

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拷問、飢餓、強制労働――11年に及ぶ地獄のシベリア抑留から生還した壹岐正は、第2の人生を商社マンとして生きる事を決意する。  「商戦」という新たな戦いに身を投じ、戦後日本の高度成長を陰に陽に担った男を活写する、記念碑的長編。  (Sony Readersより転載)

不毛地帯(2)
著:山崎豊子 電子書籍

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商社マンとして生き抜くことを宿命と感じるようになった壹岐は、防衛庁の次期戦闘機選定に伴う商社、メーカーの熾烈な受注合戦に巻き込まれる。  国防のため、真に優れた機を採用させようと奔走するが、背後には次期総裁選をめぐる暗闘が横たわっていた。  壹岐は政界や防衛庁内の利害が複雑に絡み合う「黒い商戦」で水際立った手腕を発揮する。  しかし、その代償もまた大きかった。  (Sony Readersより転載)

KiKiの学生時代、文系男子大学生にもっとも人気のある就職先は商社でした。  今はどうなんだろう??とちょっと興味を持ったのでネットで調べてみたら、相変わらず文系男子の希望就職先ランキングでは上位を占めているみたいですねぇ。  因みにその時代、文系女子の希望就職先上位は JAL や ANA のスッチーでした。  天邪鬼の KiKi は「どうしてみんな空飛ぶ女中にそんなに興味があるんだろう??」と公言して、顰蹙を買っておりました。

まあ、綺麗な制服を着て、海外にしょっちゅう行けて、ペイも悪くなくて・・・・という意味では憧れる気持ちもわからないじゃないし、未だに「男尊女卑」が根強かった日本社会においてスッチーという世界だけに関しては「女性天国」みたいなイメージもあったんですよね。  KiKi は大手の会社で「うちの課の女の子」に甘んじる気はさらさらなかったけれど、かと言ってスッチーになる気にはどうしてもなれなくて、夢想していたのはスッチーとして人様にサービスする側よりもスッチーにサービスしてもらう側の人間になりたいと思っていました(苦笑)。

さて、この物語、KiKi が初めて読んだのは学生時代でした。  「戦争を知らない子供」として生まれた KiKi にとって、この物語の第1巻で描かれるソ連抑留時代の主人公の描写はショックを通り越して、毎晩うなされるほどの衝撃がありました。  そして平和な時代に生まれ、国家に守られているという実感こそないものの、日々生命の危機を感じずに生きられることに深く感謝したものでした。

余談になりますが、大学院進学という選択肢もあった中で「早く社会に出て一人前にならなくては!!」という焦りにも似た気持ちを持った背景には主人公をはじめとする戦後日本の復興に尽力する商社マンたちの生き様に影響を受けた部分が多分にありました。  「自分が社会のために何ができるのか?」は当時の KiKi にとって想像を絶するほどの甚大なテーマでした。  と同時に KiKi が生まれて初めて「女に生まれたこと」に対して、ある種の置いてけぼり感を募らせた物語でもありました。

と言うのも、当時の商社では「女子社員」というヤツは男子社員の花嫁候補生、いわゆる「腰掛け就職」が歓迎される風潮のようなものが根強くあったんですよね~。  学生時代までは男女差別とは無縁の世界で時間を過ごしてきたにも関わらず、社会に一歩踏み出そうとすると「性差別」が根強く蔓延っていた時代、根拠はないまでも「その気になれば KiKi だって!!」というような想いに苛まれたものでした。

手強い田植え作業

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またまた更新がちょっと滞ってしまいました。  滞っちゃったのには理由があって、この週末 KiKi はとうとう田植え本番を迎え、おおわらわだったのです。  米作りそのものは昨年も経験しているんだけど、田植え作業そのものは人様にお願いしてやっていただいた昨年とは異なり、今年は中古の田植え機を購入し、全て自前でやることにしていただけに、あれやこれやとやることが多くてねぇ・・・・・。

まずは苗を仕入にいくところから今回は KiKi 自身が経験することになりました。  昨年は農園仲間の農協に顔が効くおじさんが行ってくれたんですよね。  考えてみると昨年は米作りをやったとは言え、何から何まで人様にお世話になりっぱなしでした(苦笑)

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田んぼのど真ん中にど~んと建っているこちらのビニールハウス。  このハウスの前を車で何度も何度も通っていたんだけど、正直今回苗を取りに行くまで、どうしてここにビニールハウスがあるのか、まったく理解していなかった KiKi。  ここが注文してあった苗の引き渡し場所でした。

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ハウスの中はご覧のとおり。  引取りを待つ苗たちがお行儀よく整列しています。  

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これを農協のおじさんたち(?)が手際よく KiKi の軽トラの荷台に積んでくれました。  手伝おうにも彼らのスピードがあまりにも早いので、手の出しようもなく、ひたすら茫然と見学するしかなかった KiKi ^^;

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ちょっとした手違いもあって、KiKi が思っていたよりも10ケースも多かった(8,000円分ぐらい!)のはまあ、来年への反省点でしょうか??  これを田んぼに運びました。

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この苗を植える予定の田んぼのへりまで運ぶだけで一汗かきます(笑)

  


昨日、当初の KiKi の予定ではお昼過ぎには東京を出て群馬に向かう予定でした。  ところがその計画はもろくも崩れ去り、結局東京のマンションを出ることができたのは夕方かなり遅くなってから。  本来なら在来線でのんびりと帰るはずだったのに、上越新幹線で帰らざるをえない状況に陥ってしまいました。

それと言うのも、全ては KiKi Brunnhilde の誠実な相棒であるはずだった Siegfried の裏切りにあったからです。  しかも Siegfried ったら案の定、「忘れ薬」なんちゅうもんに手を出した模様。  やっぱり KiKi の嘗てのHNの付け方がまずかったのか、はたまた iPod の名前の付け方が悪かったのか・・・・・。  しかもこの裏切り行為、1度どころかこれまでに既に10回以上、やらかしてくれちゃっているのです。  (その例のいくつかは過去エントリーにあります。  こちら とか こちら とか)  

事の発端は、もう随分過去に遡らなくちゃいけないんだけど、現在の Siegfried を購入した際に既にちょっと調子が悪かった先代の Siegfried (160GB 機を購入した際に Siegmund と改名)がとうとう壊れちゃったんですよね、1年ほど前に・・・・。  で、このエントリーを書いて以来、Siegfried の方はCD Library 専用機、Siegmund の方は Podcast 専用機として使い分けていたんですよ。  でも、その Siegmund が壊れちゃったから、それ以降、KiKi は Podcast はPCでしか楽しめなくなっちゃっていたんです。  まあ、それでもこれまでは電車通勤もなくなったことだし、さしたる不便も感じず、放置しておいたんですよね。  だいたいアップル・ストアって銀座と渋谷にしかないしさ!  どっちの人混みも大嫌いだしさ!!  

でも、たまたま昨日、KiKi の大好きな Nippon Archives で新しいシリーズが配信されていたことに気づいちゃったんですよね~。  それが こちら。  平成25年秋に予定されている「式年遷宮」。  日本人としてこれを無視するわけにはいかないでしょう!!  ま、てなわけで、急にムラムラとこの Podcast を持ち歩きたい欲求が湧いてきちゃったんですよね~。

      

昨日から KiKi は東京に来ています。  たまたま知り合いから某社でのプロジェクトのコンサルタントとしての仕事のお誘いがあり、ちょうど農業器具(例えば中古のトラクターとか中古のコンバインとか)が欲しいけれど貯金をはたくのは勿体ないなぁ・・・・な~んていうことを考えていたタイミングだったので、とりあえずどんな仕事になりそうなのか、その会社がどんな会社なのかを知る(相手にとっては KiKi という人間を知る)ための打ち合わせに参加するために上京しました。  で、群馬→東京への移動があったっていうことは、そこに潤沢な読書タイムがあったということになるわけで、農繁期にも関わらず、一挙に2冊を読了しちゃえる時間が持てちゃったっていうわけです(笑)  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
著:三上延  メディアワークス文庫

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鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。  そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。  残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。  接客業を営む者として心配になる女性だった。  だが、古書の知識は並大低ではない。  人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。  これは"古書と秘密"の物語。  (文庫本裏表紙より転載)

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと謎めく日常~
著:三上延  メディアワークス文庫

51a93HRP0-L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。  その美しい女店主が帰ってきた。  だが、入院以前とは勝手が違うよう。  店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。  変わらないことも一つある ― それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。  まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。  青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき―。  (文庫本裏表紙より転載)

とってもサラサラと読めちゃう本でした。  本好きの人にとっては「古書堂」という響きと言い、その古書堂が営まれている場所が鎌倉であるという舞台設定と言い、1章1章のタイトルに本の名前がついていることと言い、ちょっと見かなり魅力的に映る本だと思います。  実際 KiKi も評判の良い本だと聞いていたということもあったけれど、そのあたりに惹かれてブックオフで迷わずお買い上げ~となっちゃった本ですから(苦笑)

でもね、読了してみた今、ものすご~く正直に言うと、何とも言えない中途半端感が漂う物語だなぁ・・・・・と感じちゃうんですよね~。  ライトノベルっていうのはこういうものなのかもしれませんが・・・・・・。  

殺す鳥 J.ハインズ

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本が好き!の Reviewer になって、初めて頂いた献本です。  感謝♪  ミステリーとか推理物ってなかなか買ってまでして読む気にはなれなかった KiKi。  そうであるだけに情報にも疎くて図書館で探すといってもちょっと手がかりがなくて、なかなか手が出なかった分野です。  こうやって少しずつ・・・・ではあってもこの分野が開拓していければいいなぁと思う次第。

殺す鳥
著:J.ハインズ 訳:神林美和  創元推理文庫

41G+o4f90fL._SX230_.jpg  (Amazon)

夏のコーンウォールで、女流詩人キルスティンは死んだ。  バスタブの中、裸で。  自殺という検死審問の結論に、娘のサムはただひとり異議を唱える。  本当に自殺なら、母の日記と、詩集の表題作になるはずだった詩「殺す鳥」はどうして見つからない?  消えた日記と詩を探すサムの行動が、事件に新たな局面をもたらす...。  心理描写に長けた英国の才媛が贈る、サスペンスに満ちた逸品。  (文庫本裏表紙より転載)

KiKi にとってさほど馴染みのある分野ではないミステリー。  その目新しさも手伝って楽しく読むことができました。  でも、さて、書評を書こうと思った段階ではたと困っちゃった・・・・・ ^^;  と言うのもね、KiKi がこれまで Review を書いてきた物語は、謎解きとか次に何が起こるのか?ということをハラハラ・ドキドキ楽しみにしながら読み進める本とはちょっと違うので、ある程度のネタバレはアリだと勝手に思っているんだけど、この手の作品の Review ではネタバレはやっぱりご法度なんだろうしなぁ・・・・・。  

ここまでならOK、ここからはNGという限界線が理解できていないので、ひょっとしたら書き過ぎちゃうかもしれないけれど、「そのあたりの匙加減は今後、修行します!」と事前に宣言しちゃっておこうと思います。  ま、てなわけで万が一書きすぎということがあったとしても、若干大目に見ていただけると幸いです(笑)  一応、それなりには気をつけますけどね♪


今朝は皆さんはどこでお過ごしだったでしょうか??  KiKi は田んぼの水具合の見回りを兼ねて、田んぼで世紀の天体ショーのその瞬間を待ちました。  Lothlórien_山小舎の近くには県立群馬天文台があって、こういう一大イベントの時には当然のことながらスペシャル・イベントが企画されていたりもしたんだけど、「なんちゃって農家」としては田んぼを無視するわけにはいきません。  でも、田んぼがあるっていうことは、大きな建物がないっていうことで、里山と大きく開けた空だけの空間に身を置けばこの世紀の天体ショーを堪能できるはずです。

このあたりでは午前7時32分ごろに観測できる・・・・という事前情報をもとに7時15分ぐらいに田んぼに到着。  それまでは自宅TVで各地の日食を眺めながら朝食 & 後片付けを済ませました。  そしてカインズ・ホームで購入した「日食観測メガネ」を片手にその瞬間を待ちました。

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日頃は田んぼ仕事の度にお留守番を余儀なくされている愛犬ノルンともども、軽トラの荷台でスタンバイです。  (今朝は短時間の間にやらなくちゃいけないことが多かったので、ノルンのブラッシングはお預け状態だったので、毛がものすごいことになっています 苦笑)  犬の一生の短さと本州で金環日食が見られる頻度を考えると、メチャクチャ運の良いワンコです(笑)

太陽が三日月みたいな形状になった頃、田んぼに I おばあちゃんがひょっこり姿を現しました。  さてはおばあちゃんも日食を見に出てきたのかな?と思いきや、どうやらおばあちゃんは今朝が金環日食であることを認識していなかったみたい・・・・・(笑)  それを証拠に鎌を片手に畦を歩きながら、ところどころで目立っている草刈りなんぞをしています。  さすが米農家の道一筋60年。  日食なんぞより大切なのは田んぼです(笑)。

「あんれ、ま。  今朝は早いねぇ。  今日は何をするんだい??」

「あ、えっとぉ・・・・。  田んぼの水を見に来たんですけど、あと、金環日食を待ってるんです。」

「昨日は大変だっただろ??  でもあとは田植えだねぇ」

「ええ、来週ですね。  ところでおばあちゃん、一緒に日食を見ませんか??」

「へ??  何だって??  何か待ってるのかい??」

「ええ。  今日は日食なんですよ。」

「へぇ、そうかい。  お日様が欠けるんかい??」

「ええ、もうすでに欠けていますよ。」

そんな若干咬みあわない会話を交わした後、KiKi とおばあちゃんとノルンと KiKi の田んぼ仲間の4人(3人と1匹と言うべきか?)で軽トラの荷台の柵を下したところに腰掛け、1つの日食メガネをかわりばんこに回しながらの天体観測タイムとなりました。

  

KiKi の大好きだったバリトン歌手、D.F.ディースカウの訃報に触れ、ショックを感じつつも田植え前の最後の大仕事、「代かき」の準備で大わらわだった昨日。  結局、彼を偲ぶ音楽をじっくりと聴いている体力的 & 時間的余裕を持てないまま、本日「代かき」の本番を迎えました。  本来だったら大変なのは「代かき作業」そのもので、その準備なんちゅうもんは大した話ではないはず・・・・なのですが、田んぼの水量を調節するという作業が素人集団には本当に難しい・・・・・。

この「代かき」という作業、簡単に言ってしまえば「田植え前の最後の整地作業」にあたります。  元肥と土をよ~くかき混ぜ、同時に水の入った土を柔らかくし、田んぼ表面(水面下)の凸凹をならす作業・・・・という感じでしょうか??  今年はこの作業も自前でやる予定だったのですが、借りられるはずだった管理機が故障してしまったため、先日「荒かき」を手伝ってもらった近所の田んぼのHさんにお願いすることになりました。  ただ、その「代かき」をしていただくためには、田んぼの水量調節という大切な仕事があり、それが KiKi たちの責務でした。

田んぼ表面の凸凹をならすことが目的の1つとなっている作業なので、かいていただく方に表面の凸凹が見えなければ意味がないわけですが、かといって徹底的に水を抜くわけにもいきません。  それに田んぼに「水を入れる作業」と「水を抜く作業」ではどちらかと言うと「水を入れる作業」に時間がかかるため、あんまり早く抜き始めると肝心の代かきの際には「水が少なすぎる!」な~んていうことにもなりかねなかったりします。

一昨日、クロヌリが終わった後で一旦田んぼの水を満タンにして、それから少しずつ水を抜くのが素人にはいいだろう・・・・とさしたる根拠もないまま考えた KiKi たち。  一昨日の夕方に田んぼの見回りに行ってみるとこんな景色が広がっていました。

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画面中央よりちょっと左側、ニョッキリと突き出たパイプから水が出ているのがご覧いただけるでしょうか??  コレ、右上に見えている田んぼが満水であるサインです。  これを放置すると田んぼからどんどん水が出て行ってしまうし、かと言ってこれ以上水を入れるわけにはいかないので、まずは水入れ口をふさぎ、その後代かき直前までは水が流れ出るのを止めなくてはいけません。

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せっかく作ったクロを切ったり戻したりしながら水量を調節します。

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場所によっては石でふさいだり・・・・・・

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足で水の出入り口の角度(斜度?)を調節したり・・・・・・

ところが大問題なのは KiKi とその仲間たちは「これが理想の状態」という状態をちゃんとは把握できていないことです。  素人考えで「根拠はないけど、これって水が多すぎない??」「なんとなく・・・・ではあるんだけど、これって水が少なすぎるように思うんだけど・・・・・」という感じなので、これでOKと誰一人自信を持って言える人間がいないのです(苦笑)

そうして迎えた「代かき本番」の今日。  朝いちばんの田んぼはこんな感じでした。

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「少し土が見えるぐらいがいい」と教えられていた KiKi たちにとってこの状態(↑)はOKだったんだけど、お手伝いしてくださるHさん曰く、「これはちょっと抜きすぎ」とのこと。  逆にこの隣の田んぼ(↓)は KiKi たちも水が多すぎるとは思っていたけれど、案の定、「もっともっと減らさなくちゃ!」とのこと。

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そこで又、あっちを切ったりこっちをせき止めたりと大わらわでした。  そしてその合間を見ながら、元肥入れの作業もしなくてはなりませんでした。  


昨日夜、ようやく KiKi は東京からLothlórien_山小舎に帰ってきました。  今回の上京ではいつものハローワーク通いの他に、今さる筋からお話がある出稼ぎ仕事の打ち合わせがあったり、例の赤ちゃんのいる親戚の家へ賄いおばさんをしに行ったりとなかなかハードな3日間でした。  その合間に、いつもブログでお世話になっている yurikamome さんとちょっとお茶をしながら音楽談義をしたりと、なかなか充実した時間を持つこともできました。  楽しかったぁ!!  又、機会があったら是非お願いしますね>yurikamome さん♪  

で、そうやって KiKi が久々の都会人をしている間に、我が田んぼは?と言えば、一緒にやっている仲間が多くの仕事をこなしてくれちゃっていました(笑)

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KiKi が上京するために湘南新宿ラインに乗っている真っ最中、田んぼでは案の定、水入れの作業が開始されていたようです。

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先日どぶさらい水路さらいをしたあの水路の大元で水をせき止めていた石をどけると、どっと水路に水が流れ出し

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各田んぼの水入れ口の石をどけたり、泥をどけてやると、生命の水がドクドクと田んぼに入っていきます。  KiKi たちがお借りしている I おばあちゃんの田んぼは段々田んぼになっているので、自然の法則で上から下へと水が流れていきます。

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そして、今年は「可能な限り人には頼まず自力で多くの田んぼ仕事をしよう!」というスローガンのもと始めた田んぼ仕事だったのですが、「荒かき」という作業をするために借りることになっていた管理機が壊れちゃったうえに古い機械のため修理部品が手に入らないとかで、結果的に「荒かき」 & 「代かき」という仕事は去年もお願いした同じ農家さんにお願いすることになってしまったとのこと。

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I おばあちゃんちの田んぼの目の前の田んぼで作業をされていらっしゃるこの方が登場です。  (今年はこの段階では KiKi はお目にかかることができなかったけれど・・・・・)  

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う~ん、いいなぁ、このサイズのトラクター。  やっぱり欲しいなぁ。  こりゃ、やっぱり今回話のあった出稼ぎ仕事、受けるしかないかなぁ・・・・・。  そうすりゃ中古機ぐらいは買えるだろうしなぁ・・・・。

そしてこの「荒かき」なる作業が終わったところで、あの体力消耗ワーク、「クロヌリ」の出番です。  正直なところ、KiKi はLothlórienに戻ってくるに当たり、「ああ、クロヌリが待っている・・・・・(ため息)」と少々重~い気分で帰ってきたのですよ。  だってこの作業、腰痛持ちの KiKi には恐怖と言っても過言ではない作業なんですもの。


今日は午後から群馬→東京の移動があるため、田んぼ仕事はお休みです。  イヤミなぐらいよいお天気なので、本当だったら田んぼ仕事に精を出したいところなんですけど、こういう日は何をやっても中途半端になってしまうんですよね~。  ま、てなわけで、上京の支度を整えつつ聴いていたのはこんな BGM でした。

ショパン ワルツ第6番 Op. 64-1 「子犬のワルツ」
EMI ASIN: B00002503S 演奏:D.リパッティ(pf)

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ピアノ・レスナーなら絶対にと言っていいほど素通りはしていない曲、「エリーゼのために」、「乙女の祈り」と並んで(?)「弾けるようになりたい曲」「好きな曲」のベスト10入りを果たすだろう曲ですね、これは。  そして、難易度としては KiKi の時代であれば、ソナチネ・アルバムを卒業し、ソナタ・アルバムで数曲を経た後ぐらいの頃に「ロマン派の音楽の入り口」的にレッスンで導入されるのが「ショパンのワルツ集」なのではないかしら??

KiKi にとってはいわゆる「教本」を卒業して、学校の音楽の授業でも名前が取りざたされるような作曲家の名前が冠された楽譜でレッスンが始まったごくごく初期の頃の課題曲として印象に残っています。  「ソナチネ・アルバム」とか「ソナタ・アルバム」っていうやつは複数の作曲家の作品が収録されているので何となく「教本」という意識が強いんだけど(とは言うもののベートーヴェンの「悲愴」や「月光」も収録されているんだけど)、「ショパン・ワルツ集」の楽譜を購入した時には1つの峠を越えたような何とも言い難い達成感みたいなものを感じたものでした。

今日の田んぼ仕事

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昨日は「クロカキ」という畦の補修 兼 草取り 兼 確認作業を行った KiKi の2年目の田んぼ仕事。  それに続く本日の田んぼ仕事は「荒耕起」とか「田起し」と呼ばれる作業でした。  ま、簡単に言ってしまえば田んぼの土を水入れ前に耕して空気を入れ、肥料やら何やらが土中に浸透しやすくし、近い将来田植えをした際に稲の根が伸びやすい(?)環境を作ってあげる作業(・・・・・と、KiKi は理解しているんだけど、正しいかどうか確証はない ^^;)です。

昨年はこの作業は人に頼んでやってもらったんだけど、今年は色々な人のご意見を参考に、KiKi のちっちゃな耕耘機でこの作業を自力でやってみることにしました。  ま、その理由の1つにはこの作業も人に頼むと当然のことながら「日当」を払わなくちゃいけないので、そこをケチってみたという情けない話もなくはないんですけどね(苦笑)

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ちっちゃな・・・・と言えどもこうやって文明の利器を使っているわけだから、一見、楽そうに見えるでしょ??  ところがどっこい、この耕耘機を土の中に沈め過ぎず、尚且つ、ちゃんと耕して、さらにはヨロヨロと曲がらないように進むっていうのは案外大変なモンなんですよ。  しかもここは田んぼです。  Lothlórien_庭先農園の畑と比較して土の柔らかさが半端じゃありません。  だからちょっと油断するとすぐに沈む、沈む・・・・・。  更にはちょっと見平らそうに見えるけれど、どうしてもところどころ凸凹しているわけで、この凸凹が素直な直進を阻むのに抵抗しながら進むっていうのは、これまた上腕筋を酷使する作業なのです。

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しかも・・・・・です。  あんまり農業経験のない方は、耕耘機っていうやつは1回かければそれで十分と思っていらっしゃることが多いんだけど、通常はこのようなちゃんと使っていた田んぼ、畑であっても最低でも3~4往復はするんですよね~。  更には縦、縦と進んだら次は横、横といった具合に万遍なくかけていきます。

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何遍もかけていくっていうことは、後になればなるほど土はフカフカになるっていうことで、フカフカになればなるほど耕耘機の扱いは難しくなるうえに、疲労も蓄積していきますから、だんだんとこ~んな風に前傾姿勢になっちゃったりもして・・・・・・・ ^^;


ここ何日か、お天気は悪くないものの強風に見舞われていたLothlórien_山小舎付近。  今日は久々に穏やかな朝を迎えました。  連日の野良仕事で汗拭き用の手ぬぐいの洗濯物が溜まってしまっていたので、今日は絶好の洗濯日和です。  ま、てなわけで、田んぼ仕事は午後から・・・・ということにして、今朝はお洗濯に励みました。  その流れでこのブログエントリーを書いています。  洗濯が終わったところで美味しい日本茶を淹れ、一服。  そんな KiKi の本日の BGM はこちらです。

モーツァルト 交響曲第31番 K. 297 「パリ」
Berlin Classics ASIN: B00009YFXW  演奏:O.Suitner(cond) & ドレスデン・シュターツカペレ

5189NLLytLL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

えっとですね、1つだけお断りを・・・・・。  KiKi の記憶では今日聴いている演奏はこの(↑)CDだったと思うんですけど、なにぶんにも今は iPod に収録したもので鑑賞しているので、CDそのものの確認ができません。  この Amazon Link にもこのCDの収録曲のリストがないので確認できていません。  HMVのサイトでも探そうと試みたんですけど、どうもあのHPは KiKi とは相性が良くなくて、うまく探すことができませんでした。  幸い(?)明日から東京へ行くのでその時に確認してみて、間違っていたら正しい情報に入れ替えますね。

さて、今日のBGMはモーツァルトの交響曲、第31番の「パリ」でございます。  明るく華やかな出だしの第1楽章。  聴いていてウキウキするような音楽なんだけど、モーツァルトがこの曲を書いた時代のパリって果たしてここまで明るかったんだろうか??  現代のパリならいざ知らず・・・・・・。  まあ、フランス革命前のパリだから結構活気のある町だったのかもしれません。

  

今日の田んぼ仕事

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昨日から始まった田んぼ仕事。  とりあえずドブサライ水路の泥さらいを終えたので、今日は草刈りと「クロカキ」と呼ばれる作業をしました。  畦一杯に青々と茂っている草を草刈り機でせっせと刈り上げていきました。  この仕事、文明の利器である草刈り機を使うことによって鎌で刈るよりもず~っと楽・・・・・と思うでしょ??  でも、案外楽でもないんですよ。  と言うのもね、草刈り機の振動を一定時間ず~っと腕が受け続けるために、腕の筋肉は痛くなるし、ついでに言えば草刈り仕事が終わった後も腕が震えつづけちゃうこともあったりするんです。

草刈り機を使い始めた当初、そんな症状に見舞われた KiKi はこれは自分の使い方に難があるに違いないと考えていたんですけど、どうやらそんな症状に見舞われるのは KiKi だけではないようで、農家を相手とする資材屋さんに行くと「振動吸収手袋」なるものが売られていたりします。

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チェーンソーとか草刈り機とかで発生する振動をある程度緩和してくれる優れモノ・・・・ではあるものの、ご覧のとおりの風貌ですから、何かと手先の動作を阻害すること多々アリ・・・・・。  KiKi も一応買い揃え、何回かは使ってみたものの、結局今では通常の作業手袋で草刈り作業は行うようになってしまいました。

ま、何はともあれ、一昨日の段階では草ぼうぼうだったエリアがここまで綺麗に(?)なりました。

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ドビュッシー 映像

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ちょっと早めの「お昼休み」(単なるガス欠ですが)で田んぼから帰ってきました。  今日の作業はあの「草ぼうぼうの畔の草刈り」です。  ここLothlórien_山小舎で暮らすようになって手にすることになった「草刈り機」をブンブン振り回していてちょっと上腕筋が痛い・・・・・(苦笑)  ま、それはさておき、せっかくの早めのお昼休みなので、この時間を利用して音楽鑑賞を・・・・・。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

ドビュッシー 映像
Sony ASIN: B00005G8HL  演奏:横山幸雄(pf)

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さて、この曲、誰の演奏で聴いてみようか?と考えた時、これがのだめちゃんのコンヴァトでのレッスン曲であることを踏まえ、彼女の大先輩の演奏がすぐに頭に浮かびました。  ま、てなわけで、本日ピックアップしたこの演奏は「コンヴァト出身の日本人ピアニスト;横山幸雄」さんの1枚です。

このCDをKiKi が入手したいきさつとしては、まあ「日本人ピアニスト」のものであること、そしてドビュッシーの生国;おフランスで学んだ方であること、そしてこのCD購入当時は横山さんを応援していたということが挙げられます。  

初めてこのCDを聴いたときには彼独特の音の透明感にか・な・りの衝撃を受けて、何度も何度も聴いたものだったけれど、あんまり何度も聴いたせいか、そのうちに何となく飽きちゃってねぇ・・・・・。  ずいぶん長い間、CD棚の奥の方に埋もれさせちゃっているCDとなっています。  今はLothlórien_山小舎で、iPod で聴いているからこの演奏をさっと取り出すことができたけれど、これが東京のマンションだったらこのCDを探し出すだけで一苦労だっただろうと思います(苦笑)

  

ラヴェル クープランの墓

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今日は久々に農作業の休憩日。  と言うのも当初の予定では(昨日だったか、一昨日だったかの天気予報によれば)今日は雨交じりのお天気になる・・・・ということだったので、ちょっと友人から紹介のあったお仕事案件(野良仕事ならず、いわゆるビジネスの方)に取り組む日として予定してあったんですよね~。  

ところが気まぐれな天の神様は朝のうちこそ雨を降らせたものの、今は青空の大判風呂敷をおっぴろげ中(苦笑)です。  早めにお仕事案件の方の用事が片付けば、再び「田んぼへGo!」という気分が盛り上がってきているところです。  ま、そんな中、今はちょっとした小休止の時間帯。  最近「肉体酷使系労働」には馴染んでいる KiKi だけど、久々の「頭脳労働」は持久力に難が出始めちゃっています。  ま、てなわけで本日のBGMを聴きながら、このエントリーを書いて気分転換です。

ラヴェル クープランの墓
Hyperion CDA67341/2 演奏:A. ヒューイット(pf) 録音:2000年~2001年

41T4SVX0G7L__SL500_AA300_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

のだめちゃんの留学先がパリのコンヴァトだから仕方のないこと・・・・ではあるけれど、フランスものが多いなぁ、この漫画。  これは KiKi の「フランスもの嫌い」に対するイヤミか何かなんでしょうかねぇ(ため息)。  ラヴェルのピアノ曲の中でも一番よくわからないこの「クープランの墓」を敢えてとりあげてくれなくたってねぇ・・・・・(涙)

この曲、自慢じゃないけどピアノ曲に関してはかなり色々な曲を聴きこんできているという自負のある KiKi であってさえも、あんまりちゃんと聴いたことがない曲の筆頭なんですよね。  バッハの組曲なんかにもよく登場する「プレリュード」、「フーガ」、「フォルラーヌ」、「リゴドン」、「メヌエット」、「トッカータ」の6曲で構成されている組曲なんだけど、バッハなんかのそれとはかなり異質な音楽で、自分が知っていたはずのそれぞれの舞曲は何だったんだろう??と思わされちゃう音楽の集合体・・・・という印象ばかりが強い音楽なんですよね。

あ、比較対照するのがバッハだとおフランスとおドイツの違い・・・・みたいな話にもなりかねないので、ここは素直に曲のタイトルにも登場されているクープランさんと比較すべきなのかもしれませんね。  でもね、彼の舞曲ベースの組曲ともやっぱり全然異質な感じがしちゃうんだな、☆こ☆れ☆が☆!!  


農繁期突入!

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ここのところ、何かと忙しくてとてもじゃないけれど Blog の更新まで手が回りませんでした。  そう、ここLothlórien_山小舎のある山間農地にもようやく遅い春が訪れ、温暖な地方であれば少しずつ準備が進む(だろう)農作業が怒涛の如く(?)押し寄せてきたのです。  しかも今年の GW は後半のお天気にまったく恵まれず、せっかく大挙してLothlórien_山小舎に遊びに来てくれていた親戚がいたにも関わらず、人手だけはあっても作業ができない環境だったため、連休明けからほとんど屋内で過ごす時間はないような生活に陥ってしまっていました。

さて、それでは Blog 更新をさぼっていた間、KiKi がどんなに頑張っていたかをお披露目しておきたいと思います。

2012_May10_001.JPG

まずはこちら(↑)  Lothlórien_山小舎新築当時から庭先で始めていた畑エリアを2階から見下ろしたところです。  便宜上、これからはこちらの畑を「庭先農園_畑1」と呼びます。  例年この畑ではマルチ張りはせずに畝だけ作って作物を植えてきました。  個人的には現代農家の必需品、「マルチ」ってどうも抵抗があって使わずにきたんですよね~。  だってあれ、燃やすわけにはいかないし(最近ではワン・シーズン終わるとひとりでに分解しちゃうのやら、燃やせるやつもあるけど、それはお値段が高い!!)、地球にやさしくない物質だと思うから・・・・・・。

でもね、ここLothlórien_山小舎で「なんちゃって農家」を初めて約5年。  毎年、どうしても追いつかない「草取り」に降参せざるをえなかった KiKi は今年からはマルチのお世話になることにしました。  マルチを張るためには、畝づくり - マルチ張り - マルチへの植穴開け - 種まき or 苗の植え付け というプロセスを経なくちゃいけないため、例年と比較するとこの季節の工程にツー・プロセスが追加されたことになります。

そして、もう一つ。  虫食い菜っ葉も決して嫌いじゃないけれど、人様に差し上げるにはやっぱりちょっと抵抗があった防虫対策ということで、虫にやられやすい野菜にはトンネルも設置しました。

2012_May10_003.JPG

手前が「ホウレンソウ」 & 「山東菜」、奥が「キャベツ」 & 「スティック・セニョール」です。  

2012_May10_004.JPG

そしてトンネル栽培の隣には「絹さや」 & 「スナックエンドウ」を植え、将来的にはつるが絡みつく網を張るための支柱を立てました(この写真ではその支柱がよく見えませんねぇ・・・・。  残念。

その隣のマルチなしエリアが「ニンジン」、さらに手前の穴あきマルチの場所が「大根」です。  右手に見える桜の木から向こう側の黒々としたエリアはジャガイモです。  ここは、この後何回か「土寄せ」という作業をすることになるため、悩んだ末「マルチなし」で済ませました。


最近は親戚絡みのイベントと農作業、そして雨天時には例の出産には間に合わなかったチクチク作業に追われまくり、なかなかゆったりと読書ができずにいます。  考えてみると昨年も農繁期には読書量がめっきり減ってしまっていたので、これはLothlórien_山小舎生活における KiKi のフツーのライフ・サイクルということなのかもしれません ^^;  ま、てなわけで本日もクラシック音楽関係のエントリーでお茶を濁しておこうかな?・・・・と。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

ドビュッシー 2つのアラベスク
EMI TOCE-8176 演奏:サンソン・フランソワ(p) 録音:1968 - 1969年

CD18_2.jpgのサムネール画像

この曲はねぇ、懐かしんですよ。  KiKi にかなり強烈な印象を残してくれちゃった音楽です。  この曲をレッスンしたのは以前このエントリーでもお話したことがある「おじいちゃん先生」のところに長いブランクの末、レッスンに通い始めた頃のことでした。  久々のピアノ・レッスンということもあり、

「まずは軽い曲からやっていきましょう」

の一言で最初に頂戴したのがシューベルトの即興曲(Op. 90 の全曲;うち1曲は子供時代に発表会で弾いたことアリ)、そしてその次の課題がこのドビュッシーの「2つのアラベスク」でした。  シューベルトの即興曲がそろそろ仕上がるかなぁというタイミングで

「即興曲はだいぶまとまってきましたね。  じゃ、そろそろ他の曲の譜読みも始めましょうか?」

ということでこの「2つのアラベスク」が与えられ、次のレッスンではシューベルトの即興曲の4曲とドビュッシーのアラベスク2曲、さらにはバッハの平均律ありぃのツェルニーのエチュードありぃのショパンのエチュードありぃの状態でヘトヘトに・・・・・。  雪だるま式に課題の数が増えていきます。

で、その次の次のレッスンあたりで

「即興曲は少しあなたの中で熟成させましょう。」

と仰り、内心ほっとした KiKi を見てにっこりされた先生は

「シューマンの軽い曲、そうですね、子供の情景は全曲弾いたことがありますか??  ないなら組曲全曲、譜読みしてきてくださいね。  子供の情景が終わったら蝶々もやりましょうね。」

と・・・・・。

で、そのシューマンの蝶々が仕上がりそうなタイミングのレッスンで何の前触れもなく、

「そうだ。  そろそろシューベルトの即興曲とドビュッシーのアラベスクをちょっと聴かせてください。」

と仰います。  その頃の KiKi は自宅での練習ではバッハの平均律、ツェルニーのエチュード、ショパンのエチュード、シューマンの子供の情景と蝶々だけでもアップアップでシューベルトもドビュッシーもほとんど弾いていなかったので、メタメタ状態に・・・・・・ ^^;

「う~ん、全然弾いていませんでしたね。  1週間に1度、それが無理なら2週間に1度でもいいから、忘れない程度には弾く癖をつけましょうね。」

なんぞと仰るのです。  


随分長い間 Blog を放置してしまいました。  例の赤ちゃんのお引越し以来、何かと親戚絡みのイベントが多く(G.W. だったし)、Lothlórien_山小舎にお客様を数多くお迎えしたりすることもあり、あれやこれやと雑事に追われまくり、あっという間に2週間ほどが過ぎてしまいました。  ようやく怒涛のようなイベント攻めも今朝7時をもって終了し、ノーマル(?)な生活に戻ることができました。  いやはや、疲れましたぁ。  読書も音楽鑑賞もチクチクもすべて思うに任せない日々は精神的にもかなりきつかった・・・・・。  

でもそんな日々を終えた KiKi に神様はちゃ~んとプレゼントを用意してくれていました。  このタイミングでまわってきた「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」の次のプログラムはな、な、なんと、KiKi の愛してやまないベートーヴェンの後期のピアノソナタじゃありませんか!!  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第31番 Op. 110
PHILIPS 432 301-2 演奏:アラウ(p)

414CTMWHPFL__SL500_AA240_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

これまた、KiKi の「いつかは弾いてみたい曲リスト Top 10」にランクインして久しい(かれこれ30年ぐらいになるかなぁ)曲です。  弾いてみたいと思いつつも恐れ多くて手が出せずにいる1曲でもあります。  なんていうか、ことこの曲に関しては遊びで手掛けることを拒絶するような雰囲気がそこかしこに漂っている・・・・・そんな気がする音楽なんですよね~。  と、同時に、若かりし頃にはこの曲の楽譜を眺めるだけで、「お前みたいな青二才にこの世界はわかるまい!」と仰っているベートーヴェン先生のしかめっ面が見えるような気がしてねぇ・・・・・(苦笑)

まあ、ベートーヴェンの後期ソナタはどれもこれも「一見さんお断り」と立札が立っているような気がしちゃうんですよね~。  比較的お気楽モードで(≒ちょっと弾いてみたいという憧れだけで)手掛けられる限界は KiKi にとってせいぜいが第21番の「ワルトシュタイン」ぐらいまでかなぁ。  あ、もちろんそれだって、取り組む以上は真剣にやらなくちゃいけない曲であることに変わりはないんですよ。  でも、何て言うか、第23番の「アパッショナータ(熱情)」以降は、それなりの人としての円熟度が要求されるような気がするんですよね~。


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