ビブリア古書堂の事件手帖 1&2 三上延

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昨日から KiKi は東京に来ています。  たまたま知り合いから某社でのプロジェクトのコンサルタントとしての仕事のお誘いがあり、ちょうど農業器具(例えば中古のトラクターとか中古のコンバインとか)が欲しいけれど貯金をはたくのは勿体ないなぁ・・・・な~んていうことを考えていたタイミングだったので、とりあえずどんな仕事になりそうなのか、その会社がどんな会社なのかを知る(相手にとっては KiKi という人間を知る)ための打ち合わせに参加するために上京しました。  で、群馬→東京への移動があったっていうことは、そこに潤沢な読書タイムがあったということになるわけで、農繁期にも関わらず、一挙に2冊を読了しちゃえる時間が持てちゃったっていうわけです(笑)  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
著:三上延  メディアワークス文庫

51gLuGWoTaL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。  そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。  残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。  接客業を営む者として心配になる女性だった。  だが、古書の知識は並大低ではない。  人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。  これは"古書と秘密"の物語。  (文庫本裏表紙より転載)

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと謎めく日常~
著:三上延  メディアワークス文庫

51a93HRP0-L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。  その美しい女店主が帰ってきた。  だが、入院以前とは勝手が違うよう。  店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。  変わらないことも一つある ― それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。  まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。  青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき―。  (文庫本裏表紙より転載)

とってもサラサラと読めちゃう本でした。  本好きの人にとっては「古書堂」という響きと言い、その古書堂が営まれている場所が鎌倉であるという舞台設定と言い、1章1章のタイトルに本の名前がついていることと言い、ちょっと見かなり魅力的に映る本だと思います。  実際 KiKi も評判の良い本だと聞いていたということもあったけれど、そのあたりに惹かれてブックオフで迷わずお買い上げ~となっちゃった本ですから(苦笑)

でもね、読了してみた今、ものすご~く正直に言うと、何とも言えない中途半端感が漂う物語だなぁ・・・・・と感じちゃうんですよね~。  ライトノベルっていうのはこういうものなのかもしれませんが・・・・・・。  

「事件手帖」と言う割には事件っぽくない(事件と言うよりは人様のプライバシー覗き見的)し、古本の薀蓄が書かれているとはいえ「なんでも鑑定団」的でとっても表面的だし、初対面の人とは満足に口もきけない女店主と本に興味はあっても体質的に(?)本が読めない男従業員というキャラ設定も生かせているようでいて、何となく上っ面で深みに欠けるしで、要するに読み終わった後「ふ~ん」で終わっちゃう・・・・そんな印象なんですよね~。

KiKi にとって致命的だったのは、この物語に出てくる本の中で読んだことがない本もあるんだけど、それらの本を何とかして読んでみたいという欲求がまるで湧いてこなかったことです。  この本を手に取った時、ある意味でちょっぴり期待していたんですよ。  ブックオフみたいな量販古書店ではなく、神田神保町あたりの古本屋に抜き書きメモを手にあちこち覗きまわっている自分の姿を・・・・ね。

・・・・・とは言うものの、この物語を読んでいる間、古本屋さん独特のあのちょっと鄙びた黴臭い紙の匂いやら、パラフィン紙の手触り、時に見かける蔵書印の印影なんかが思い起こされ、何とも言えないノスタルジックな気分に浸ることができたのは事実です。  その気分に浸ることは KiKi にとって何とも言えないホンワカとした幸せな時間でした。  

「人の手を渡った古い本には、中身だけでなく本そのものにも物語がある」  「本棚にある本はその持ち主を語る」というテーマは素敵だと思うんですよ。  でも、せっかくだったら、その物語とか本棚から読み取ることができる持ち主の人となりをもうちょっと掘り下げた物語を読みたかったなぁ・・・・・。  そういう意味で KiKi にとってこの2冊の中でもっとも印象的だったのは第1巻の第3話 「ヴィノグラードフ・クジミン 『論理学入門』」でした。  

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