ラヴェル クープランの墓

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今日は久々に農作業の休憩日。  と言うのも当初の予定では(昨日だったか、一昨日だったかの天気予報によれば)今日は雨交じりのお天気になる・・・・ということだったので、ちょっと友人から紹介のあったお仕事案件(野良仕事ならず、いわゆるビジネスの方)に取り組む日として予定してあったんですよね~。  

ところが気まぐれな天の神様は朝のうちこそ雨を降らせたものの、今は青空の大判風呂敷をおっぴろげ中(苦笑)です。  早めにお仕事案件の方の用事が片付けば、再び「田んぼへGo!」という気分が盛り上がってきているところです。  ま、そんな中、今はちょっとした小休止の時間帯。  最近「肉体酷使系労働」には馴染んでいる KiKi だけど、久々の「頭脳労働」は持久力に難が出始めちゃっています。  ま、てなわけで本日のBGMを聴きながら、このエントリーを書いて気分転換です。

ラヴェル クープランの墓
Hyperion CDA67341/2 演奏:A. ヒューイット(pf) 録音:2000年~2001年

41T4SVX0G7L__SL500_AA300_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

のだめちゃんの留学先がパリのコンヴァトだから仕方のないこと・・・・ではあるけれど、フランスものが多いなぁ、この漫画。  これは KiKi の「フランスもの嫌い」に対するイヤミか何かなんでしょうかねぇ(ため息)。  ラヴェルのピアノ曲の中でも一番よくわからないこの「クープランの墓」を敢えてとりあげてくれなくたってねぇ・・・・・(涙)

この曲、自慢じゃないけどピアノ曲に関してはかなり色々な曲を聴きこんできているという自負のある KiKi であってさえも、あんまりちゃんと聴いたことがない曲の筆頭なんですよね。  バッハの組曲なんかにもよく登場する「プレリュード」、「フーガ」、「フォルラーヌ」、「リゴドン」、「メヌエット」、「トッカータ」の6曲で構成されている組曲なんだけど、バッハなんかのそれとはかなり異質な音楽で、自分が知っていたはずのそれぞれの舞曲は何だったんだろう??と思わされちゃう音楽の集合体・・・・という印象ばかりが強い音楽なんですよね。

あ、比較対照するのがバッハだとおフランスとおドイツの違い・・・・みたいな話にもなりかねないので、ここは素直に曲のタイトルにも登場されているクープランさんと比較すべきなのかもしれませんね。  でもね、彼の舞曲ベースの組曲ともやっぱり全然異質な感じがしちゃうんだな、☆こ☆れ☆が☆!!  


ラヴェルが尊敬していたとされる、フランス・クラヴサン音楽の大家として高名なクープラン(François Couperin-le-Grand: 1668-1733)の名前が冠された、17世紀から18世紀の舞踊曲の音楽形式を踏襲した音楽・・・・ということになっているんだけど、これって本当に踏襲しているって言えるのかしら??  KiKi に聴く耳がないだけ・・・・・なのかもしれないけれど、やっぱり何度聴いてみても「へ?  これがフォルラーヌ??」  「うっそぉ!  これのどこがメヌエット??」って感じちゃう・・・・。  「メヌエット」なんかは和声的にはジャズっぽかったりもするし・・・・・ ^^;

それぞれの曲は第一次世界大戦で亡くなられたラヴェルの友人たちに捧げられています。  だから「墓」というタイトルがついているのか?と言えばさにあらず、、古楽が現在ほど日本では知られていなかった時代に、ラヴェルが復活させた18世紀フランス音楽のジャンル、トンボー(Tombeau)を誤訳したもの・・・・とされています。  このトンボー(つまり、「Tombeau de ... 」)というのは、「故人を偲んで」とか「故人を称えて」という意味なのだそうで、彼が称えたかったのは尊敬するクープランのみならず、故国のために命を落とした友人たち・・・・・ということでもあったみたい。

・・・・・と言うよりも、ひょっとしたらクープランに対する憧憬はそれとして、彼がこの音楽で称えたかったのは友人たちだけ・・・・だったのかもしれません。  その音楽形式としてクープランの時代の物を現代に持ち込んだというだけで、クープランへの尊敬は十二分に表すことができるというものだろうし・・・・・。  そう、この曲、「Le Tombeau de Couperin」の正しい翻訳はひょっとしたら「クープラン時代の様式による追悼組曲」というほどの意味なのかもしれません。  

ついでにもっと妄想してみるなら、ラヴェルがクープランを尊敬していたのはある意味で事実だっただろうけれど、ここで「バッハ」を持ち出さずに「クープラン」を持ち出したことにラヴェルの抱えていた「強い愛国心」みたいなものが現れているとも言えるのかもしれません。  亡くなったラヴェルの友人たちは当然のことながらフランス人でフランス国のために命を落とした人たちなのですから、そんな彼らを追悼するのに「敵国ドイツ」の音楽形式であってはならなかったんじゃないのかなぁ・・・・・と。    

ま、いずれにしろ「プレリュード(前奏曲)」はともかくとして、それ以降の舞曲タイトルの5曲に関して言うなら、その曲自体の良し悪しは(タイトル抜きで聴く分には)さることながら、何となく KiKi にとって居心地のよくない音楽なんですよね~。  


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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年5月11日 11:14に書いたブログ記事です。

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