ベートーヴェン 交響曲第2番 Op. 36

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昨日、KiKi がブログエントリーを書いた時間にはお天気が良かったんだけど、お昼頃からLothlórien_山小舎付近のお天気は荒れ模様。  たまたま昨日は KiKi の愛車の Fit ちゃんの法定点検があるため、購入したディーラー(@東京)への車の持ち込みアリ、今週火曜日にはハローワークへの出頭アリで、午後から長(中?)距離ドライブに出かけなくてはならなかったので、まったくもって縁起の悪い空模様でした。  

幸い、出発時には一時的に雨も上がったんですけど、悪天候の週末の割には案外混んでいる関越を走っているうちに大粒の雨がフロント・グラスに叩きつけられるようになりました(苦笑)  しかも、圏央道との合流地点に近づくにつれ恐れていた渋滞に巻き込まれ、東京のマンションにたどり着いた頃にはヘトヘトでした。  ま、そんな落ち込んだ気分を盛り上げるためにも(というよりは、何はともあれベートーヴェンの交響曲をとりあえずコンプしたかったのが本音ですけど ^^;)本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 交響曲第2番 Op. 36
Altus 演奏:カール・ベーム指揮 & ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

615Z6Q6SRVL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

昨日のエントリーで KiKi は

1、2、4、8番はどこか日陰の存在っぽさがあるのではないでしょうか??

と書いたけれど、その中でももっとも存在感が薄い(?)のがこの第2番の交響曲なのではないかしら??  第1番は何と言っても「あのベートーヴェン様の最初の交響曲」ということで、日陰と言いつつもそれでも光明がさすこともあるように思うんだけど、第2番はあの超有名な第3番を後ろに控えているうえに、「最初」という冠もない状態。  実際、KiKi もベートーヴェンの交響曲の中でもっとも聴く機会が少なかったのがこの第2番でした。

聴いたことのある回数という意味では圧倒的不利な立場に置かれているこの第2番。  でも、その少ない回数の中にも特筆すべき演奏会があったという意味では、スペシャルな交響曲だったのがこの第2番でもあるのです。  今日はその時のことを思い起こしながらこのCD(↑)を選んでみました。

こちら、指揮者はあのカール・ベーム様さまでございます。  そして、オケはウィーン・フィル。  そしてそして場所は我が日本国でございます。  この演奏会はベームにとって日本における最後のオーケストラ・コンサートであっただけでなく、1938年以来続いてきたウィーン・フィルとの最後の演奏会でもありました。  そして場所はあの「人見記念講堂」。  KiKi の記憶が正しければ杮落とし公演だったように思います。

御年86歳を迎えられ、世間では「老人性リズム硬化症」だの「テンポ停滞症」だのと、あまりにも礼儀を逸したような口汚い批判の声もあるなか、一時代を築いた ベーム & ウィーンフィルの生を聴くことができる最後のチャンスかもしれない(実際そうだったんだけど)・・・・とばかりに、ぎりぎりの生活をしていた苦学生時代の KiKi が生活費を切り詰めて切り詰めて、この演奏会の末席で期待に胸を膨らませていたことを思い出します。

あの日、あの場所にいた人間だけが恐らく感じることのできた奏でられる音楽以上の何か・・・・奇跡にも近いような厳かな気分、そんなことを再確認するためのよすがとして購入したのがこのCDでした。  第7番とのカップリングで個人的には第7番に関しては何となく痛い・・・・というか、辛すぎるものを感じてしまってほとんど聴くことがないんだけど、第2番だけはそれでも時々聴いてみたい気分になるんですよね~。

ま、そういうスペシャルな感慨を取り払って純粋にこの交響曲を聴いてみると、「間違いなくモーツァルトのジュピターの延長線上にある」と感じられる第1番と比較して、かなりベートーヴェン節が濃厚になってきた兆しのある1曲だと感じられます。  と同時にこの曲が作曲されたその同じ時期にあの有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」が書かれたとは到底信じられないような若々しさ、躍動感に圧倒される曲だと思います。  

因みにかのロマン・ロラン氏曰く

この交響曲には、彼の青春の恋愛が反映されている。  彼の意志は断固として勝ち、彼の悲しい想いは追い払われ、生命の真の沸騰はそのフィナーレに現れる。  ベートーヴェンは幸福ならんことを決心し、健康を欲し、恋愛を求め、絶望をかたわらに投げ棄てた。  われわれのことに打たれることは、戦いの精神に満ちた、力強い精神的な行進のリズムで、それは、アレグロとフィナーレに著しく見られる。

とのこと。  何だかわかったようなわからないような論評だけど、「ベートーヴェンは幸福ならんことを決心し、絶望をかたわらに投げ棄てた。」という部分だけはすこぶる共感!!(笑)        

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年6月11日 10:06に書いたブログ記事です。

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