2012年8月アーカイブ

とうとう物語が終盤を迎えてしまいました。  今回の読書では地図を片手に彼らの行程を確認しつつ、建物等々の構造を確認しながら、じっくりと読み直していたんですけど、それでもあっという間に終わってしまったような気がします。  本日の KiKi の読了本はこちらです。

指輪物語 6 王の帰還(下)
著:J.R.R.トールキン 訳:瀬田貞二・田中明子  評論社

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巨大蜘蛛シェロブの毒針で気を失い、オークに連れ去られたフロドは、サムの決死の勇気で救出される。  モルドールにいたった今、フロドにとって指輪の重みは耐え難いものになっていた。  サムに励まされ、支えられながら、2人は、使命の最後の行程にさしかかろうとしていた。
そのころ、冥王との戦いの前哨戦に勝利したアラゴルンたち西国の王の軍は、モルドールの黒門前に押し寄せていた。  ガンダルフの進言で、指輪所持者から冥王サウロンの目をそらすため、自分たちが囮となるべく軍勢を繰り出したのだ。  数において圧倒的に劣るアラゴルンたちは、今にも闇の軍隊に呑み込まれようとしていた。  そのとき・・・・・
運命は終局に向けて突き進んでいく。  指輪の帰趨やいかに・・・・・・。  (単行本扉より転載)

第5巻ではまったく登場しなかったフロ・サム・コンビのその後から物語が始まります。  シェロブに襲われフロドが囚われちゃったところまでは第4巻で語られているので、この最終巻ではサムがフロドをキリス・ウンゴルの塔から救出するところからスタートし、指輪を廃棄し、そしてその後・・・・という流れが描かれます。

最近では映画ばかり観ていたので、原作本の印象がかなり薄れちゃっていたんだけど、その「フロド救出大作戦」の過程でサムはかなりの頻度で指輪を使っていたことを今回の読書で再認識しました。  映画の方ではオークどもに取られちゃいけないとばかりに「ちょっと預かっただけ」っぽかったけれど、実際にはサムはただ単にちょっと持っていただけに留まらず、何度も指にはめていたんですよね~。  そうであればこそ、サムも「指輪所持者」の経験を持つものという流れになっていくわけで、これは結構重要なポイントです。

と、同時に映画ではほとんど触れられることがなかった、実はガンダルフも「エルフの指輪所持者」だったというのが物語では描かれています。  エルロンドが所持していた3つの指輪の中では最強のヴィルヤ(風)、ガラドリエルが所持していたネンヤ(水)、そしてガンダルフが所持していたナルヤ(火)。  そして、その指輪所持者たちと共に、1つの指輪所持者だったビルボとフロドが灰色港から西方に旅だつことにより、いずれはサムにもその時が訪れることを暗示しています。

そしてその指輪と指輪所持者の運命が描かれていることにより、映画の灰色港以降の中でサムやフロドのモノローグにあった「二つに引き裂かれる」とか「欠けることのない1つのもの」という言葉がずっしりと響いてきます。  そして極めつけが最後の最後にある、フロドのセリフです。

私はホビット庄を安泰に保とうとした。  そしてホビット庄の安泰は保たれた。  しかしわたしのためにではないよ。  愛する者が危険に瀕している場合、しばしばこうならざるを得ないものだよ、サム。  つまりだれかがそのものを放棄し、失わなければならないのだ。  他の者たちが持っておられるように。  しかしお前は私の相続人だよ。  私が持っていたもの、持ったかもしれないものは悉くお前に残すからね。  それからお前にはローズがいる。  エラノールもいる。  (中略)  お前の手とお前の知恵は方々で必要とされるだろう。  もちろんお前は庄長になって、やりたいだけ勤めるだろう。  それから歴史に残る稀代の名庭師になるだろう。  そしてお前は赤表紙本の中からいろいろなことを読み、過ぎ去った時代の記憶を絶やさずに伝えるだろう。  そうすればみんなは大いなる危険を忘れることなく、それだけいっそう彼の愛する国を大事に思うだろう。  そしてお前はそうすることによって誰よりも忙しく幸せにやっていくだろう、物語の中でのお前の役割が続く限りね。

       

今日はクラシック音楽関係のエントリーを。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第9番 K. 169
ASIN: B0002Z83NO  ズスケ・カルテット

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う~ん、やっぱりズスケ・カルテットの演奏はいいなぁ。  何て言うか音がクリアで音楽の輪郭がしっかりと伝わってくる演奏なんですよね。  解像度が高い・・・・・とでも言いましょうか??  それでいて、無機質なわけではなくて、甘くなり過ぎないギリギリのところで情感もある。  この絶妙なバランス感覚はモーツァルトの音楽に通じるものがあると思います。

さて、今日のBGMは第9番のカルテット、ウィーン四重奏曲の2曲目であり、ハイドンの影響をそこかしこに感じられる音楽です。

第1楽章は極めてモーツァルト的です。  そもそも第一主題が下降音型で始まっているところがやっぱりモーツァルト。  でね、この楽章、実は3拍子の音楽なんですけど、出だし部分はどことな~く4拍子の音楽に感じられるんですよ。  何て言ったらいいか、ピアノ曲の「ソナチネ・アルバム」とか「モーツァルト・ソナタ・アルバム」なんかで馴染みのある調子でね。  そうであるだけに、途中でハタと「あ、この曲、本当は3拍子の音楽なんだ!」と気がついた時にちょっとビックリ。  でもね、どうにも拍が取りにくい・・・・。  

そうこうしているうちに第1主題がいきなり短調に転調していて又ビックリ。  唖然としているうちに、ふと気がつくと元の主題に戻っていて、何だかマジックを見せられたような気分になります。  「エヘ!」といたづらっぽいモーツァルトの笑い声が聞こえてくるような気がします。

    

昨日お話したDVDの修復は、今のところ成功に至らずのまま・・・・です。  う~ん、これはどこかで諦めないといけないかもしれません。  それにしてもつくづく思うのは、あの問題のDVDが「ロード・オブ・ザ・リング」のSEE版じゃなくて良かった~!!ということです。  もしも同じ現象がこっちのDVDで発生していたら KiKi はショックのあまり寝込んでしまったかもしれません(苦笑)  そしてこちら、映画に負けず劣らず大好きな物語の第5巻を読了しました。

指輪物語 5 王の帰還(上)
著:J.R.R.トールキン 訳:瀬田貞二・田中明子  評論社

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裏切り者サルマンの野望を打ち砕いた、アラゴルンはじめ指輪の仲間やローハン国の騎士たち。  かれらは、今や馬首をゴンドールの都ミナス・ティリスに転じ、ゴンドールの救援に駆けつけることとなった。  そこへ、「裂け谷」のエルロンドからアラゴルンに伝言がもたらされた。  それを聞いたアラゴルンは、ローハンの面々と別れ、「死者の道」を行くと言う。  聞くもおぞましい「死者の道」とは・・・・・。
アラゴルン一行が別れていって3日後、朝はやってこなかった。  モルドールの暗闇が全土を覆ったのだ。  攻め寄せる闇の軍勢から、必死にミナス・ティリスを防衛するゴンドール軍。  ゴンドール救援に馳せ向かうローハン軍。  そして、「死者の道」を行ったアラゴルンは・・・・・
空にはナズグルが飛び交い、風雲急を告げるなか、指輪戦争の火蓋が切られた。  (単行本扉より転載)

KiKi はね、映画の「ロード・オブ・ザ・リング」も半端じゃなく好き & 気に入っているし、原作本の「指輪物語」もそれを若干上回るぐらい好き & 気に入っているんだけど、映画の中でどうしても気に入らない箇所を1か所だけ挙げるとするなら、ゴンドールの執政・デネソール候の描き方なんですよね~。  映画のデネソール候には偉大なところ・高貴なところがほとんど感じられず、ま、端的に言ってしまえば「性格が歪んでいて、子どもを差別し、権力欲にも取りつかれた尊大でいやらしいオヤジ」に過ぎないように見えちゃうと思うんですよね。

そうであるだけに、いかにピピンがボロミアを慕っていたと言えども、彼がデネソール候に仕える決意をしたのが、お調子者の単なる思い付きに見えなくもなかったりするように感じちゃうような気がするし、仕えたのと同時にず~っと後悔しているように見えなくもない・・・・・・。  特にファラミアが望みのない戦いに出る際に、デネソール候の居室で歌を歌うシーンなんてその最たるもので・・・・。(あの歌は半端じゃなく良かったけれど)

でもね、物語のデネソール候は確かに映画で描かれていた人物に通じる負の側面は持ち合わせているものの、あそこまで「ダメっぽい執政」では決してありません。  そしてデネソール候を狂気に追いやったのは彼が覗いたパランティア(映画でピピンが覗いておかしくなった丸い石)を通したサウロンの思念だったわけで、それと重症のファラミアを前にした相乗効果でさらにおかしくなっちゃったわけで、そのあたりが描かれていないと、どうしてこの危急の時までゴンドールが持ちこたえていたのかがよくわかんなくなっちゃうと思うんですよね~。 

つい先日のこと。  お気に入りの映画DVD(セルDVD)を鑑賞しようとしたら、画像が乱れ、ついで止まり、頭出しで次のトラックへ飛ばそうとしたら4つ以上飛んでしまう現象が発生しました。  その後別のDVDを再生しようとしてみたら全部のDVDがダメということではなかったんですけど、数枚のDVDで同様の症状が現れました。

1枚だけで発生する問題なら機械(ハード)の問題ではなくソフトの問題だろうけれど、そうじゃないんだからこれはハードの問題に違いないと判断し、メーカーのコールセンターに電話、修理を依頼しました。  たまたま購入店の延長保証に入っていたため、こちらの修理はタダで終了。  DVDドライブの交換が行われやれやれ・・・・・と思ったのも束の間、件のDVDを再生しようとしたら以前よりは改善されたものの、ある1枚に関してはやはり似たような問題が発生しました。  

そこで、現段階で特に問題を認識していないPS3でこのDVDを再生してみたところ、同じ個所で同様の問題が発生しました。  どうやらこの1枚に関してはハードというよりはソフトに問題が発生したと考えられそうです。  要するに問題が発生した当初の問題はハード & ソフト双方の問題だったのかなぁ・・・・・と。

で、どうしたもんだろう・・・・・とあれこれ考え、ついでにネットでも検索してみたら、世の中には「ディスク修復機」なるものが存在し、浅い傷であればこの機械で研磨することにより直る可能性がある・・・・とのこと。  少なくともディスクを目で見た限りでは目立つ傷らしきものはないため、これはひょっとすると修復できる可能性があるかもしれません!!  ま、てなわけでこんなものを購入してみました。

エレコム ディスク修復機(電動タイプ) CK-DS3

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キズで再生できなくなったDVDやCDを研磨して復活させる電動タイプのディスク修復機です。  ディスクを本体にセットしてボタンを押すだけで自動的にディスクの修復が可能です。
ピンクのパッドがディスクのキズを研磨、イエローのパッドがキズを修復、最後にブルーのパッドでクリーニングする3ステップ構成の本格派タイプです。
本体下部に消耗品用の収納スペースを装備しており、細かな消耗品パーツを失うことなく片付けることができます。修復クリームなどの消耗品に加え、研磨パッドのお掃除に便利なブラシがついています。  (Amazon より転載)

早速、試してみました。  おっかなびっくり、手順に従って摩耗→修復→クリーニングというプロセスを進めます。  途中、順番を間違えちゃったり、使う液体を間違えたりということもわずかにありつつ・・・・・・。

で、一応、クリーニングを終了し、再生を試みました。  

昨晩、早く布団に入り過ぎたせいか、はたまた暑くて寝苦しかったのかは定かではないのですが、今朝2時半頃に目が覚めてしまいました。  のどが渇いていたので、冷蔵庫で冷やしてあった麦茶を飲んだのですが、その効果(?)もあってか、その後布団に入って目を瞑ってもどうしても寝付けません ^^;  仕方ないのでその後2時間ほど読書にいそしみ、それからようやく襲ってきた眠気のため就寝 Zzz。  結局今朝は朝寝坊してしまいました。  ま、てなわけで深夜に布団の中で読了しちゃったのはこちらです。

指輪物語 4 2つの塔(下)
著:J.R.R.トールキン  訳:瀬田貞二・田中明子  評論社

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フロドは、指輪所持者として冥府モルドールに向かわねばならない、という使命の過酷さに苦悩していた。  しかし、それにつけこみ、指輪を力づくで奪おうとしたボロミアの変貌を目の当たりにして、かえって自分の使命を受け入れる決意をする。  フロドは1人、姿を消した。  しかし、忠実なサムが懸命にフロドを探し出し、2人はモルドールへの道をたどる。
仲間のところから逃げ出して1週間、エミン・ムイルの山中から何とか脱出することができた2人のそばへ、忍び寄る黒い影。  それは、今なお指輪への渇望がやまないゴクリだった。  2人はゴクリを捕らえるが、フロドには、憐れみから、ゴクリを殺すことができない。  フロドの思いが伝わったためか、指輪への執着のためか、ゴクリは、モルドールへいたる道の案内にたつことになる。  さて、行く手には・・・・・・。  (単行本扉より転載)

さて、前の巻(二つの塔 上巻)ではまったくといって出て来なかったフロ・サム・コンビですが、その穴埋めでもするかのようにこの下巻は、全巻通してフロ・サムの行程が描かれます。  こちらは息をつかせないような戦いがあるわけでもなし、描写されている景色だって荒れ地がほとんどで殺伐としているし、ダムが決壊しているわけでもエントの大行進があるわけでもなく、見どころ(?)と言えるのはせいぜいが「死者の沼地」のおどろおどろしさと、ファラミアに連れて行かれる「ヘンネス・アンヌーン」の美しさぐらい・・・・(苦笑)  

読んでいてちょっとほのぼの~とできるのはサムの「ウサギシチュー」のくだりぐらい・・・・・ということで、ある意味とっても地味~なシーンが続きます。  でも、KiKi は今回の読書を始めるにあたってこの巻を読むのをものすご~く楽しみにしていたし、「積年の疑問を今回の読書でこそ、ちゃんと解決しなくちゃ!」意気込んで読み始めた物語でもありました。


猛暑日が続いています。  しかも沖縄方面には史上稀に見る大型台風が近づいているとか・・・・・。  アメリカでは干ばつがすごいことになっているらしいし、日本のみならず世界中、あっちでもこっちでも大変なことが起こっています。  そんな中、猛暑・・・・とは言え、それでも比較的過ごし易いLothlórien_山小舎で読書にいそしんでいる KiKi です。  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

指輪物語 3 2つの塔(上)
著:J.R.R.トールキン 訳:瀬田貞二・田中明子  評論社

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フロドは姿を消し、サムもいなくなってしまった。  一方、ボロミアは、オークの矢に倒れ、メリーとピピンは、オークに連れ去られたもよう。  アラゴルンは悩んだ。  ガンダルフを「モリア」の坑道で失った今、自分が方針を決定しなければならない。  苦悩の末、フロドとサムは行くに任せ、メリーとピピンを救出する道を選ぶ。
オークの後を追って5日目、アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、ローハン国の第三軍団の騎士たちと出会う。  彼らは、アラゴルンたちが追うオークの一団を殲滅した帰りだった。  アラゴルンは、西方古代王朝の末裔である身分を明かし、軍団長のエオメルから馬を借り受ける。
オークとローハン騎士団の戦闘跡にたどりついた3人は、メリーとピピンを見つけられないまま、ファンゴルンの森に分け入って2人を探す。  そこで一行がであったのは・・・・・。  (単行本扉より転載)

実は KiKi がこの物語全体の中でもっとも好きなのはこの部分かもしれません。  ある意味で主役であるはずのフロドはほとんど出て来ない巻なのですが、その2人に置いてけぼりを食らった格好になってしまった「旅の仲間」それぞれが、それぞれの果たすべき役割をきっちりと果たしていて、それが結局はフロドのために、そして中つ国とそこに住まう「善陣営」に属する全ての種族全体のためになっているというプロットが何とも魅力的だと思うんですよね。

特に KiKi が好きなのは「旅の仲間」の中でどちらかというとお荷物的な存在だったメリ・ピピ・コンビの活躍ぶりです。  彼らを救出するために後を追うアラ・レゴ・ギム・トリオは何と言っても武術の達人達だし、各種族代表という位置づけだし、王様までいるからどんな形であれ、大活躍するのはまあ想定内だと思うんだけど、サム & フロドに取り残されたホビットの2人が敵陣営の捕虜という絶望的な状況でスタートを切りながらも、偶然にも助けられつつエント達と出会い、彼らを動かす原動力になるのがやっぱり小気味よいと思うんですよ。  誰の味方でもないと公言していた「木の髭」に気に入られたというのも彼ら2人がホビットという種族だったからこそだと思うんですよね。

秩序だった暮しと仕事を営み、非好戦的でありながらも芯の強さを持つ種族。  平和と静けさとよく耕された大地を愛する種族。  他の種族に敢えて干渉しようとはしない種族。  そんな種族だからこそ彼らはエントやフォーンと行動を共にすることができたし、又、そうすることで彼ら自身の安全も担保されたんだと思います。

今日も引き続きモーツァルトのカルテットを聴いてみたいと思います。  6曲あった「ミラノ・カルテット」に続くモーツァルトの連作カルテットはやはり6曲連作の「ウィーン・カルテット」と呼ばれる作品群です。  これらの作品は、ウィーンでパパ・ハイドンのカルテットに接したモーツァルトの新しいチャレンジとして知られる音楽群です。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第8番 K. 168
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/2 演奏:Sonare Quartet 録音:1991年

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イタリアの明るく自由な空気と相俟って、うら若き天才モーツァルトがみずみずしい感性をほとばしらせながら作曲した「ミラノ・カルテット」。  それはそれで美しく、後のより成熟したモーツァルトが使う動機の萌芽みたいなものも感じられる美しい作品群ではあったのですが、ウィーンでハイドンのカルテットと出会ったモーツァルトは大きなショックを受けたと言われています。  実際ハイドン自身、「交響曲の父」と呼ばれるのみならず「弦楽四重奏曲の父」とも呼ばれる人で、このジャンルにはかなりの熱意をもって取り組み、後の弦楽四重奏曲の規範とも呼べるスタイルを確立しました。

まだまだ成長著しいモーツァルトがそんなハイドンのカルテットから学んだ大きな要素は以下の3つに集約されるのではないかと思います。

1)まずは形から・・・・  ミラノ四重奏曲はすべて3楽章形式だったものをハイドンに習い4楽章形式に変更しました。
2)次は作曲技法・・・・・ それまで伴奏に甘んじていた低音楽器の役割を進化させ、4つの楽器の独立性を高めました。
3)そして・・・・・ フーガ・変奏曲といった技法を多用するようになりました。

さて、今日の1曲であるK. 168 のカルテットはそんなハイドンに影響を受けたモーツァルトの最初の作品となります。  当然のことながら、この曲は4楽章形式で書かれています。

村の農業関連設備

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先日、田んぼの見回りに行ったら、稲穂の中に真っ白で実が入っていないものを数本発見しました。  何が起こっているのかわからないので、田んぼの持ち主である I おばあちゃんに聞いてみたら「イモチ病」とのこと。  大慌てで農薬を買いに走りました。  そして、今日はその薬を散布する日です。

とは言え、田んぼ3.5枚に農薬散布なんて、普通に考えれば手作業で手動ポンプなんかではやっていられません!!  ま、てなわけで、昨年「上州高山農園」で購入した動噴を使用することにしました。  道具の方はそれでいいとして、問題は買ってきた農薬を水で1,000倍ぐらいに希釈しなくちゃいけないわけですが、そんなに大量の水 & 攪拌をどうすればいいのか??ということです。  実は KiKi は昨年の上州高山農園の農薬散布作業には参加していなかったので、水をどうすればいいのか?とか、その攪拌はどうするのか?といったことには無知だったのです。

ま、てなわけで、昨年その作業に従事した方に連れられて今日はその作業のお勉強でした。  まずはこんなところに連れていかれました。

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いや~、広々としていていい景色です。  気持ち良い風が吹き抜けるうえに、空は晴れ上がり思わず大声で叫びたくなります。



ヤッホ~!!!



いや、違った・・・・・・




♪ ヨォーレイヒ~ ♪  suzu.gif



いや、これも違った・・・・・・  そんな観光気分に浸っている場合ではありません!!


とぎれとぎれになりつつも、今日で「ミラノ・四重奏曲」の最終曲となりました。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第7番 K. 160
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/1 演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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この曲の第1楽章、冒頭の主題を初めて聴いた時、KiKi は「あれ??  これ、どこかで聴いたことがある!!」と感じたんですけど、それがどこで、どんな演奏だったかほとんど思い出すことができませんでした。  主題のメロディ自体は確かに聴いたことがあるんですけど、どことなく曲調というか演奏形態というかが異なるようにも感じたんですよね。  

で、そんなことをすっかり忘れた何年か後、たまたまディヴェルティメント K. 136(「ザルツブルク交響曲」とも呼ばれる)を聴いた時、これまた同じように「あれ???  これ、どこかで聴いたことがある」と感じました。  そしてその時もそのデジャヴ感の正体は判明しませんでした。

それからさらに数年を経て、ようやくこの2つが同じモチーフであることに気が付きました。  同じ主題が使われているのはこのカルテットの第1楽章とディヴェルティメントの第3楽章です。  カルテットの方の速度指定がアレグロであるのに対し、ディヴェルティメントの方の速度指定はプレスト。  どおりでどことなく異なる印象を持ったわけです(笑)

なかなか歯切れの良い、そしてモーツァルトお得意の下降音型の流れるようなメロディが美しい音楽です。  又、バックで奏でられる伴奏の刻み音が調子いいんですよね~。  まあ、別の言い方をすればシンプル・単純とも言えるわけですが・・・・・。

おとといの朝早く、突然携帯電話が鳴りました。  例の交通事故の知らせの際もまさに同じようなタイミングだったので「すわ!  また何かあったか??」と思わず身構えたのですが、携帯が告げる電話番号に覚えがありません。  「誰だろう、いったい??」と訝しく思いながら出てみると、遥か昔、同じ会社で働いていた大先輩の懐かしい声が聞こえてきました。

その方はもうずいぶん前に現役を引退され、いわば悠々自適生活をされていらっしゃる方なのですが、現役時代から続けていらした少年野球のボランティア監督業を今も続けていらっしゃり、たまたまそのチームの夏季合宿のため草津にいらしているとのこと。  帰りにちょっと寄らせてもらえるか?とのことだったので、喜んでお客様をお迎えし、1泊していただくことになりました。  ま、てなわけで2日ほどブログの更新ができませんでした。

とても懐かしいお客様(かれこれ10年ぶりぐらい??)だったのでとっても嬉しいご訪問ではあったのですが、本来なら火曜日から着手していなければならなかったはずのユーキャン講座の次の課題「ハウスの玄関マット」は1日遅れで今日から製作開始となってしまいました。  「ナインパッチのトートバッグ」で講座全体の受講期限まで2日、余剰日を稼いだはずだったのですが、その完成翌日を「パッチワークお休み日」にしたことが敗因となり、今では余剰日を食いつぶしてしまいました(苦笑)

ま、そんな中でも細々と・・・・・ではあるのですが、読書だけは続けていたので、ようやく「旅の仲間」の下巻を読了しました。

指輪物語 2 旅の仲間(下)
著:J.R.R.トールキン 訳:瀬田貞二・田中明子  評論社

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「裂け谷」の浅瀬で黒の乗り手をふりきったフロドは、力を使いはたし、意識を失う。  目を覚ますと、そこは「裂け谷」のエルフ王エルロンドの館だった。
翌朝、館で会議が開かれた。  会議では、冥王の指輪は、オルドルイン山の滅びの亀裂に投げ入れて、消滅させるべきことが決定された。  そうするほかに、冥王サウロンの魔手から逃れる術がないからだ。  指輪の所持者はフロドとされ、同行者には、人間からアラゴルンとボロミア、エルフを代表してレゴラス、ドワーフの代表はギムリ、ホビットからはサム、ピピン、メリー、そして灰色のガンダルフが選ばれた。
「裂け谷」を後に、指輪の仲間9人は、はるかな旅をつづけ、やむなく「モリア」の坑道からカラズラス山の内部を抜けようとする。  しかし、かつてドワーフの壮大な地下宮殿だった「モリア」は、今やおぞましい生き物たちの巣窟と化していた。  一行はここで、最悪ともいえる事態に遭遇する・・・・・。  (単行本扉より転載)

第1巻は「1つの指輪の持つ力」が認識され、とにもかくにもこの恐ろしい物体をホビット庄から遠ざけることのみを目的としていた旅路の物語でした。  まだまだ「旅の仲間」も全員揃っていないうえに、極論すれば肝心要の指輪の落ち着き先が決まっているわけでもなく、あたかも現在我が国で議論されている(?)放射性廃棄物さながらに、中間貯蔵(?)場所として裂け谷に辿りついたといった有様でした。  いえ、第1巻ではまだその裂け谷にも辿りついていなかったのですから、まさに現在の我が国の放射性廃棄物もしくは震災瓦礫と似たり寄ったりの扱いを受けている「1つの指輪」です。

それがグロールフィンデルの助けもあって何とか裂け谷に辿りつき、「エルロンドの会議」が招集され、ようやく「1つの指輪をどうするべきか」の方針が決定・確認され、旅の仲間が選別されました。  そしてこの「指輪を捨てに行く旅」というフェーズに入って著しい精神的成長を示すのがフロド & サムの凸凹コンビです。  

彼らはある意味で辺境のお人よし & 世間知らずというバックグラウンドを持つが故の強さ(敵の最強兵器である指輪を味方側の武器にしたいとするボロミアの計算とは一線を画すことができる強さ)を持ち、同時に会議で決定された使命を一途に遂げようとする意志を持つことができるようになっていきます。

今日はモーツァルトのカルテットの続きを聴いた Review です。  「指輪物語」の続きはまだ読了していないし、パッチワークの方は新しい作品のチョキチョキ作業にこの後とりかかる・・・・ということで、まだお話しできることは何もないし・・・・・。  何だかクラシック音楽関係エントリーが「場繋ぎエントリー」となりかかっている今日この頃です(苦笑)

モーツァルト 弦楽四重奏曲第6番 K. 159
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/1 演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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「ミラノ・カルテット」の5曲目で、このセット内唯一の緩徐楽章で始まる曲です。  この曲のクライマックス(というかメイン)は第2楽章にあるのではないかしら??  何と言ってもモーツァルトの宿命の調性、ト短調の音楽だし、響きもカルテットというよりはシンフォニックだし、アレグロというテンポも手伝ってか推進力に富む音楽だし・・・・。  この楽章を聴いていると KiKi は映画「アマデウス」の冒頭でも使用されたモーツァルトの交響曲第25番 K. 183 に通じるもの(調性が同じだからかもしれないけれど・・・・)を感じたりします。

曲は3楽章形式で、第1楽章: アンダンテ - 第2楽章: アレグロ - 第3楽章: ロンド.アレグロ・グラツィオーソ という形をとり、白眉である第2楽章を挟んだ前後の2つの楽章は愛らしさに満ちています。 

今年の夏の KiKi の壮大(?)なプロジェクト。  「中つ国神話探求」の中核をなす「指輪物語第1巻」を読了しました。

指輪物語 1 旅の仲間(上)
著:J.R.R.トールキン 訳:瀬田貞二 田中明子  評論社

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これは、冥府の魔王によってつくられた指輪をめぐる物語である。  遠い昔、冥王サウロンは、オロドルイン火山の火でこの指輪を鍛え上げ、自身の持つ悪しき力のすべてをこれに注ぎこんだ。  善も悪も、この指輪のまえには、成す術もなく屈服せざるを得ない。  ところが、ひょんなことから、この指輪を手に入れたホビット族のビルボが、甥のフロドにそれを譲ったことから、物語は始まる。
灰色の魔法使ガンダルフから指輪の正体を知らされたフロドは、この指輪を必死に探し求めているに違いない冥王サウロンから身を隠すため、平和なホビット庄を仲間とともに逃れ出る。  その後を追う、不気味な謎の黒の乗り手たち。  この先、どんな危難がフロドたちを待ち受けているのか・・・・・。
全世界に1億人以上の愛読者を持つ不滅のファンタジーが、ここに幕をあける。  (単行本扉より転載)

KiKi がこの版の「指輪物語」を購入したのはご多聞に漏れずあのPJの大ヒット映画「ロード・オブ・ザ・リング3部作」が公開された後でした。  もっと若い時代に読んだこの作品の単行本はビジネス本を買い漁っていた時代に「本棚ふさぎ」とばかりに古本屋さんに売り払ってしまっていて手元には残っていませんでした。  当時はまだ東京のマンション暮らしだったので、まずは文庫の方で全巻買い揃え、再読したのですが、Lothlórien_山小舎構想を練り始めた時、山小舎用の一揃えということで新たにこの版の指輪物語を全巻揃えました。

でも、この版では揃えるだけ揃えて、これまで山小舎の本棚のベスト・ポジションに位置する展示品的な装飾品であっただけで、頁を開いてこの本で読書するのは実は今回が初めて(^^;)でした。  しかも、今回は先日のエントリーでもお話した通り、これら(↓)の本で地図を辿りながらの読書だったので、テーブルの上にこの本を広げ、膝の上には「フロドの旅」を脇机には「中つ国歴史地図」を広げ・・・という、何ともスペース食いの読書となってしまいました(笑)

指輪物語 フロドの旅 ~ 「旅の仲間」のたどった道
著:B.ストレイチー 訳:伊藤盡  評論社

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「中つ国」歴史地図 ~ トールキン世界のすべて
著:K.W.フォンスタッド 訳:琴屋草  評論社

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読書をしながら地図を参照するのは今回初めての試み(本に載っていたり、付属品としてついている別冊子はよく参照するけれど)だったのですが、これが想像していた以上に楽しい旅となりました。

製作を始めてからスッタモンダが発生し、どうなることやら・・・・と内心かなり危ぶんでいたユーキャン講座の課題「ナインパッチのトートバッグ」がとうとう完成しました!!  今回のこの課題は提出課題ではないため、最悪の場合、製作途中で投げ出すことさえ想定していただけに、リスケジュールしていた完成予定日である8月19日より前(たった2日だけど・・・・)に何とかできあがって、本当に良かった、良かった。

今回はこの講座を受講して初めて作品作りでミシンも使用し、随分前に「稼いでいるうちに買っておこう」と購入したきり眠っていたミシンが大活躍でした。  Lothlórien_山小舎新築当時、東京のマンションでは場所ふさぎのうえ、まったく使用していなかったミシンをこっちへ運んだんだけど、その時であってさえもどちらかというとこっちには収納スペースがあるというだけで移動させていて、このミシンが日の目を見ることは恐らくないんじゃないかとさえ思っていたんですけどねぇ。(笑)

ま、何はともあれ、完成作のお披露目といきましょう!!



  パンパカパーン!!!


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どう??  何気にちゃんとバッグっぽいでしょ♪



  

「ホビットの冒険」を読了したので、当然のことながらその流れで KiKi の読書は「指輪物語」に突入しています。  この物語、大、大、大好き~b-hato4-b.gif な物語なので、サックサックと読み進めていきたい気持ちもやまやまなんですけど、今回の読書ではじっくりと時間をかけて1冊1冊を味わっていきたいと思っているんですよね~。  と言うのもね、今回の読書では KiKi はこの2冊を横に置いて、それぞれを参照しながら読み進むことを目論んでいるからなんです。

指輪物語 フロドの旅 ~ 「旅の仲間」のたどった道
著:B.ストレイチー 訳:伊藤盡  評論社

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本書は、J.R.R.トールキンの壮大なファンタジー『指輪物語』の9人の旅の仲間がたどった道筋を、詳細な地図で再現したものである。  その数は実に51枚にも及ぶ。
熱烈な『指輪物語』のファンだった著者のバーバラ・ストレイチーは、トールキンの手になる地図以外に、より詳しい地図を、長い間待ち望んだ。  そしてとうとう、自らこの困難な作業に挑むことにした。  その結果、あの「中つ国」が、私たちの目の前に完全で鮮明な姿で立ち現れることとなった。  また地図には、フロドたちがナズグルから身を隠した場所、食事をした場所、野宿をした場所...に至るまでが記されている。
日本語版では、巻末に地図索引をつけた。  『指輪物語』本編の場面がどのような地形になっているのか、すぐに見つけやすいように。  さらに、訳者によって、指輪の仲間の旅の行程を日を追って詳述する解説が加えられた。  物語世界の醍醐味を再び味わう一助になることだろう。  (単行本扉より転載)

「中つ国」歴史地図 ~ トールキン世界のすべて
著:K.W.フォンスタッド 訳:琴屋草  評論社

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本書は、上古の時代の「世界」の創造から第三紀に至るまでの地理案内・歴史案内の決定版として、『シルマリルの物語』『ホビットの冒険』『指輪物語』に描かれた魔法の世界を照らし出す。
主要人物の旅路が、数百にもおよぶ地図と表によって跡づけられている。  第一紀、第二紀、第三紀の合戦や主要な場所は、すべて網羅されている。  特殊な地形の描写や、城などの設計図もあれば、「中つ国」の歴史全体を通じての気候、人口分布、言語、植生といった、テーマ別の地図もある。  詳細な説明と注釈は、これらの地図とトールキンの作品を関連づける手がかりになることだろう。
さあ、トールキンの創造した壮大な世界のいかなる場所へも、道をたどって行こう。  「中つ国」から、不死なる者の住まう西方の地まで・・・・・。  (単行本扉より転載)

この2冊はあの映画「ロード・オブ・ザ・リング3部作」が公開された時期に KiKi が買い集めた「指輪関連参考書」の中の2冊で、いずれ物語本編と一緒に読み進めてみようとLothlórien_山小舎の本棚に温めてあった(?)いわば宝物です。  あの映画のヒットがなければ、これらの本は日本語版で発売されることはなかったでしょうから、(そして上記 Amazon Link を見る限りでは後者は既に絶版か??)あの頃衝動買いをしておいて本当に良かった♪(笑)

当初は終戦記念日(← この呼び方には若干抵抗がある KiKi ですが ^^;)をはさむ1か月は半藤さんの作品を中心に、かの大戦を偲ぶ読書をしてみようか??な~んていうことも考えていたのですが、ふとこのエントリーでお話した映画のことを思い出し、今年の夏は、久方ぶりにトールキンの作品を読んでみることにしました。  因みにあの(↑)エントリーでもご紹介したけれど、今年の12月に公開が予定されているPJの映画のプロモーション・ビデオを再度ご紹介しておきましょうね。

ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

ホビットの冒険(上)(下)
著:J.R.R. トールキン 訳:瀬田貞二  岩波少年文庫

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ひっこみじあんで、気のいいホビット小人のビルボ・バギンズは、ある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフ小人に誘いだされて、竜に奪われた宝を取り返しに旅立ちます。  北欧の叙事詩を思わせる壮大なファンタジー。  (Amazonより転載)

魔法の指輪を手に入れたビルボとその一行は、やみの森をぬけ、囚われた岩屋からもなんとか脱出に成功。  ビルボたちは、いよいよ恐ろしい竜スマウグに命がけの戦いを挑みます。  『指輪物語』の原点といわれる、雄大な空想物語。  (Amazon より転載)

「ホビットの冒険」を読むのは本当に久しぶりでした。  「指輪物語」の方は、あのPJの映画「ロード・オブ・ザ・リング3部作」の公開時にそれまで持っていたハードカバーに追加で(というよりそのハードカバーは実家に置きっぱなしにしてあって、東京のマンションの本棚にはあの本を収納する余地がなかった)文庫本を購入し、何度か読み返したものでした。  その頃も「久々に前日譚である『ホビット』も読み返してみようか??」な~んていうことを考えないでもなかったのですが、「指輪」の冒頭にかなりちゃんとしたまとめ(というかあらすじ?)が書かれているので何気にそれっきりになってしまっていました。

「指輪」のフロド & ビルボと比較すると「ホビット」のビルボは何気に可愛さ・健気さがあって、個人的には結構好き♪なんですけどね~。  KiKi は「指輪物語」の方はかなり長じてから出会った物語で、初読前にはワーグナーの「リング」の底本じゃないかと勘違いしていたな~んていうこともあって、子供時代に読んだことのある「ホビット」と「指輪」の関係性についても長いこと無知だったんだけど、「ホビット」そのものは子供時代にかなりワクワク・ドキドキしながら何度も読んだものでした。


まだまだ昼間は暑い日が続いていますねぇ(汗)  ここLothlórien_山小舎付近も朝晩はめっきり過ごし易くなったのですが昼間は風が吹かないと結構蒸し暑いです。  ま、そんな蒸し暑い中、キルティングという作業はホントしびれちゃうわけですけど、何とか「ナインパッチのトートバッグ」のキルティングは終了しました。

今日は今のところ最後のキルティングを2本縫って、余計なキルティング綿等々を切り落とし、持ち手を作って仮止めするところまで進みました。  本来ならここで中袋布を裁断して、表布と繋ぐ・・・・・という作業に入らなくちゃいけないところなんですけど、中袋布の裁断図をもとに寸法を測っているうちに何だかわかんなくなっちゃって、小休止しています。  どうも KiKi は布を決められた寸法で印付けして裁断する作業が苦手なんですよね~。  ちゃんと型紙が待ち針で止められている場合はいいんですけど、今回の中袋布みたいに 「40 x 61 に縫い代 1cm をつけて裁断」な~んていうのが苦手なんですよ。

だいたい今回のケースみたいな場合、ちゃんと長方形の線を引く(要するに4つの交点が直角になったうえで寸法通りの線を引く)のが、KiKi は苦手なんですよ。  しかも・・・・・です。  KiKi が持っている最長の物差しは学生時代、家庭科で使った50cmのものしかなくて、この例で言うなら 40 の方はまだいいとして、61 の方が寸足らずなわけですよ。  ふぅ・・・・・。  みんな、どうしているんだろう??

ま、それはさておき、とりあえず現段階の記録を残しておこうかな・・・・・と。

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今日はクラシック音楽関係のエントリーです。  ひと頃に比べると、朝晩のしのぎやすさ(というよりもう既に冷え込みと呼んでもいいようなレベル)が格段とあがったここLothlórien_山小舎ですが、それでも昼間の気温はぐ~んと上がり、空気の透明度が高いせいか日差しの強さは都会よりも激しいように感じられ、長時間外にいることはできません。  そんな暑い中、モーツァルトの初期の音楽は何とも涼やかで気持ちの良いものです。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGM はこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第5番 K. 158
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/1 演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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この曲は何とまあシンプルなことでしょう。  何て言うか音の数が絶対的に少ないように聴こえるんですよね。  冒頭のタリラリランという1st ヴァイオリンの問いかけに残りの3つの楽器がチャンチャンと応えるところ。  いかにもシンプル、いかにも単純なんだけど、その単純さゆえにいきなりガシっと胸元を掴まれちゃったような気分に・・・・。  いたづら坊主が無作為な目をして「エヘヘ、どう??」と聞いてきて、思わず保護者たる気分の KiKi が「うんうん、OK」って答えちゃった・・・・そんな感じなんですよね~。

第1楽章の第2主題は典型的な3拍子の音楽でブンチャッチャに乗っかったメロディラインが何とも心地よい。  ここも音の数は滅法少ないんだけど、聴いていて「こうでしかありえない!」と感じさせる何かがあります。

作業ズボン補修完了

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懸案だったかぎざきを作っちゃった作業ズボンの補修。  何とか終わらせることができました。

一応補修する部分の裏側にあてる「当て布」はこちらを利用しました。

tokushu-sozai_ax-362b.jpeg (Amazon)

これ、裏からあてて、アイロンで接着させるという優れものです。  これでとりあえず穴をふさぎ、さらにはかぎざきでケバケバになっている糸を落ち着かせるために、とりあえずジグザグミシンをかけてみました。

見てくれはこの際気にしないことに・・・・・。  何てったって作業ズボンなんですから(笑)  それよりも KiKi にとってはこれまで直線縫いでしか使ったことのないミシンでジグザグ縫い(模様パターンを選ぶだけなんだけど ^^;)をすることの方が一大事だったのです。  しかもズボンの足部分ということは筒状のもののミシンがけということになるわけで、一応フリーアームにはなるタイプのミシンなんだけど、それも初体験!!

おっかなびっくり始めた繕いものでしたが何とか完成しました。  ではその完成のお披露目を♪  (因みに公開するほどきれいなもんじゃないので、それでも見てみたいと思う悪趣味な方のみ「続きを読む」をポチっとしてみましょう。)

繕いものの本 2種

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先日もこのエントリーでお話したとおり、現在 KiKi の手元には何とか繕って履き続けたい「かぎざき付き(?)の作業ズボン」があります。  ところが、それを繕う方法論を全くと言っていいほど持ち合わせていない KiKi。  そういう人間がまずすることは何か?と言えば、参考になりそうな資料を探すことです。

「このインターネットの時代、そういう情報はネットにだったら溢れんばかりにあるはず!!」と思ってあれこれ検索してみたのですが、「繕い物屋さん(要するにお金をとって繕いものをしてくれるところ 『かけはぎ屋さん』と呼ぶべきか?)情報」はヒットするものの、なかなかDIYでの情報を見つけることができませんでした。  しからば致し方なし・・・・・とばかりに、Amazon で見つけた2冊の本(但し、正価の本ではなく、Market Place での古本)をポチっと購入。  その2冊を読了しました。

繕いノート
編:勝屋まゆみ  文化出版局

51xDtnpdkYL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

大切にしているのにシミや虫喰いができたり、ちょっとくたびれてきた服やハギレをチクチク運針で補修。  アイディアのきいたステッチや簡単リメークで楽しくよみがえらせる、現代版、繕いの本。  (Amazon より転載)

おうちでかんたん! 服のお直し便利帳
監修:佐藤壽乃  大泉書店

516fFXOBcXL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

このての本を本屋さんで購入する場合は、購入前にじっくりと中身を見て、自分にとっての見易さ、わかりやすさを基準にどれか1冊を選んで購入する・・・・という買い方が正道だと思うんだけど、ネットで購入する際はそのチェック・プロセスがない分、「当たり」「外れ」があると思うんですよね~。  ま、だからこそ正価で購入しないで中古本を2冊という、ある意味保険をかけたような買い方をしてみました。

で、結論からすればこの「保険掛け」、大正解だったみたい(笑)  KiKi にとっては前者は「外れ」、後者は「大当たり」の本だったと思います。  実はね、今回最初に見つけた「繕いもの本」は前者が先だったんだけど、Amazon の内容紹介に書かれている「現代版、繕いの本」という言葉にちょっとひっかかるものを感じたんですよね~。  

「現代版」な~んていう枕詞がつくっていうことは、ある意味で「オシャレ」を意識したものであることが想定できちゃう上に、「オシャレ」を感じるための重要な要素に「センス」っていうやつがあると思うんだけど、この「センス」、万人に共通するセンスっていうのはあんまりないんじゃないかなぁと KiKi は思っているんですよ。


例の親戚の交通事故事件発生とほぼ同時に、献本(感謝! です)を受け取っていた本をようやく読了しました。  タイミングの悪さ(?)と本の厚さ、さらには内容に関する無知度が拍車をかけて読了するまでに結構な時間を費やしてしまいました。

インド洋圏が、世界を動かす
著:R.D.カプラン 訳:奥山真司・関根光弘  インターシフト

515ngIb0A1L._SX230_.jpg  (Amazon)

注目の巨大経済・文化圏は、どこへ向かうのか?  米政権ブレーンにして、「100人のグローバルな思索家」に選ばれた著者が徹底考察・未来戦略!  インド洋圏ならではのダイナミズムと全体像を、現地取材をとおして明らかにする。

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インド洋圏は、いま世界で最も成長しているエリアであり、巨大な経済・文化圏を形成している。  アフリカ東部から、アラビア半島、インドを経て、東南アジア、中国まで広がるこの海域は、遥か古代からモンスーンの風によって結ばれた大いなる交易圏だった。  (日本では海のシルクロードとして知られる)

インド・中国の台頭によって急速に変貌を遂げつつあるこの海域国家・都市群はどこへ向かおうとしているのか?

米政権のブレーンであり、国際ジャーナリストとして知られる著者は、インド洋圏各地を訪れ、タペストリーのように織りなされる複雑・多層なこの海域の文化・経済・政治・風土・歴史を読み解いていく。

米国の一極支配が弱まり、そのパワーをアジア太平洋(広域インド洋圏)にシフトさせた今日、インド洋圏の動向は多極化する世界の鍵を握っている。  本書は、たがいに深い影響で結ばれた「インド洋」という一大交易圏の全体像を捉えることによって、来るべき世界の指針と戦略を明らかにする。  (Amazonより転載)

なかなか読みごたえのある一冊でした。  本の厚さ & 重さもさることながら、やはり KiKi にとっては未知のエリアについて詳細に書かれていた本だったという意味からして、ゴロリと横になってさらさらっと読むには歯応えがありすぎで、同時に時に世界地図やらネット情報を参照しながらでないとなかなか読み進められない部分もアリで、久々に「知識を得るための読書をしたなぁ!!」と感じます。

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今、世界的に「7つの海」と呼ばれている海は「北大西洋」、「南大西洋」、「北太平洋」、「南太平洋」、「インド洋」、「北極海(北氷洋)」「南極海(南氷洋)」の7つ(上図参照)だけど、中世アラビアでは「大西洋」、「地中海」、「紅海」、「ペルシャ湾(アラビア湾)」、「アラビア海」、「ベンガル湾」、「南シナ海」を7つの海と呼び、中世ヨーロッパでは「大西洋」、「地中海」、「黒海」、「カスピ海」、「紅海」、「ペルシャ湾(アラビア湾)」、「インド洋」を7つの海と呼び、これがあの大航海時代になると「大西洋」、「地中海」、「カリブ海」、「メキシコ湾」、「太平洋」、「インド洋」、「北極海(北氷洋)」と変化していったと聞いたことがあります。

上記のいずれの「7つの海」定義にも今回読了したこの本がとりあげている「インド洋圏」はその全体か一部分のみかはさておき、ちゃんと含まれているにも関わらず、KiKi にとってはさほど親しい海域とは呼べずにここまで生きてきていることにまず少なからずショックを受けました。  地図上の日本からの距離感からすれば地中海やら大西洋なんかより遥かに近いのにも関わらず、現代日本が依存している様々な物資の通り道であるにも関わらず・・・・・です。  要するにこのエリアに興味を抱いたその度合いが大したことなかったんですよね~。      


昨日のエントリーで Naxos の CD について触れた際、ふと思い出してしまったこと。  それは、現在 KiKi の音楽鑑賞は基本的に iPod に転送してある音楽がベースになっているわけだけど、iPod の容量の関係もあって、手持ちのCDの全てを転送してあるわけではないこと でした。  考えてみると東京のマンションに置いてあるCDのいくつかはそういう意味では日の目を見ないCDとなってしまっているわけです。  これはちょっと勿体ないかな・・・・・・と。  

そんなことを思い出しちゃう前はあんまり気にしていなかったりもしたわけだけど、せっかく東京にいる間ぐらいは手持ちCDで iPod に転送していない音楽を聴いてみようかなぁ・・・・・。  ま、てなわけで、本日の KiKi のBGMはこちらの音楽をこのCDで・・・・・(笑)

モーツァルト 弦楽四重奏曲第4番 K. 157
Naxos 8.550541 演奏:エーデル四重奏団  録音:1990年

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モーツァルトの弦楽四重奏曲第4番にして「ミラノ四重奏曲」第3番のこの曲は、「イタリア的」な音楽です。  まず調性がハ長調というのが結構イイ(笑)  KiKi は個人的にはピアノ曲でのハ長調の曲って実はあんまり好きじゃなかったりもするんですけど(何となく弾きにくい感があるんですよね~)、器楽曲で聴く分にはいいですねぇ。  なんていうか安定感がある感じがするんですよね~。

ことこの曲に関しては特に第1楽章アレグロなんかは安定感のみならず「おめでたい感」「典雅な感じ」がすると思うんですよ。  モーツァルトの音楽の中でハ長調といってまず思い出すのは「ジュピター交響曲」、「リンツ交響曲」、そして「フルートとハープのための協奏曲」あたりなんだけど、どれも「典雅」という言葉がしっくりとくる音楽なのではないかしら??  このカルテットもその系列に属する音楽だと感じられます。

昨日は例の交通事故関係の事後処理のために、あちこち奔走しなくちゃいけなかったので、ブログをお休みさせていただいてしまいました。  そしてその事務作業を兼ねて、再び KiKi は上京しております。  いやはや、この連日の猛暑日の中、東京で過ごすなんちゅう暴挙(?)は今の KiKi にとっては苦行以外の何物でもありません(苦笑)  ま、いずれにしろ、そんな苦行を少しでも心穏やかに乗り切るため(?)、本日の KiKi のBGMはこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第3番 K. 156
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/1 演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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因みに、今、東京にいるということは、このCD本体と久々に邂逅できたということで、ようやく奏者や録音年代、CD番号等々の情報にもアクセスできたので、前2つのエントリーにも追記しておきました。

第2番までのカルテットには若々しさ・初々しさが漲っていたと思うのですが、この第3番に至りモーツァルト少年はいきなり成熟してしまったような感を KiKi は抱きます。  その感想は偏に第2楽章のアダージョにあるのではないかしら??  ここに KiKi はモーツァルトのあの晩年の嗚咽の息吹を感じるのです。  それはメロディの奏でる哀切感もさることながら、モーツァルト特有のアクセント(pとfが交互に表れる辛い時のため息のようなアクセント)に負うところが多いのだろうと思います。


先日、田んぼ仕事を終えてふと気が付くと足のあたりが妙にスースーしていました。  久々の田んぼの畦の草刈り & 田んぼ内の草取りで無我夢中で作業をしている間はまったく気が付かなかったんですけど、よくよく見れば(・・・・ってよくよく見なくてもわかりそうなモンだけど ^^;)ズボンのひざ下、脛のちょっと上あたりに見事なかぎ裂きが・・・・・。

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この写真(↑)だと大したことなさそう(って言うか疵の程度がよくわからない)でしょ。  でもね、フラッシュをたかずに撮影するとこんな感じ(↓)で、これだけ破っておいて気が付かなかったとは我ながら情けない限り・・・・・なのです。

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そして何よりも情けないのはこれをどうしたらいいのか皆目見当がつかないっていうことなんですよね~。  ず~っと昔、家庭科の時間にほつれ系、破れ系のお直しの仕方をちゃんと習ったはず(少なくとも習った記憶はある!)なのに、いざ「この破れ」を前にしたとき、具体的に何から手をつければいいのかチャッチャと頭に浮かんでこない・・・・・。  わかっているのは当て布が必要なことぐらい・・・・・でしょうか。  ああ、これがビジネス系のトラブルだったら大抵のケースであっという間に頭に To Do が浮かぶんですけどねぇ・・・・・。

考えてみると大学入学と同時に東京に出てきて以来、スカートの裾のほつれ直しとボタンつけ以外、針を持ったことはなかったわけで、さらに言えば、都会生活ではこんな風に破れちゃった洋服(いや、それ以前に都会生活ではこんな風に破れること自体ありえなかったとも言える)は補修してまでして着ようと思ったこともなかったわけでして・・・・・。  さすがにイマドキ池袋の街の中をつぎあてだらけの洋服で歩く度胸もなかったわけでして・・・・・。  


今日もモーツァルトのカルテットを聴いてみたいと思います。  これまで KiKi はモーツァルトのカルテットは本当にBGM的に聞き流してしまうことが多かったのですが、こうやってエントリーを書くために聴くっていうのもなかなか楽しいモンであることを再発見しています(笑)

モーツァルト 弦楽四重奏曲第2番 K. 155(134a)
Brilliant Mozart Edition Vo. 6  99718/1  演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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1772年、モーツァルトはステージ・パパのレオポルトと一緒に3度目のイタリア旅行に出かけました。  旅の目的はオペラ「ルチオ・シッラ(ルーチョ・シッラ)」(初演時16歳であった若きモーツァルトによる、「ポントの王ミトリダーテ」に続くミラノのオペラ劇場のための作品)上演のためでした。  その旅の間のスペアタイムを利用してモーツァルトはあたかも気晴らしでもするかのように交響曲や弦楽四重奏曲などの作曲を進めたと言われています。  このカルテットはその中の1曲で、その時作曲された第2番から第7番の6曲の弦楽四重奏曲は、「ミラノ四重奏曲」と呼ばれています。

その「イタリア」「ミラノ」というイメージ(というか先入観?)も手伝ってか、とても明るく開放的な音楽です。  この曲を聴いていて驚くのはモーツァルトが普通の、まるでエチュードみたいな音階進行をあっけらかんと曲の中で頻繁に使っていることです。  でもそれが単調には聴こえず、逆に楽しく聴こえちゃうあたり、さすが天才!と感じずにはいられません。  

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲 Review をコンプリートした今、次はどのシリーズに着手しようか結構悩みました。  KiKi にとってライフワークと呼んでもいいかもしれないベートーヴェンのピアノソナタへ行くべきか、はたまたモーツァルトに回帰するべきか、いやそれよりもっと前、ハイドンまで戻るべきか・・・・。  で、あれこれ悩んだ末、モーツァルトの弦楽四重奏曲にいってみようかなぁ・・・・と。

どうしてモーツァルトのカルテットなのか、これといった確たる理由はないんですよ。  でもね、KiKi の究極の人生の目標である「Lothlórien Book & Music Salon」(← これBook & Music Cafe の仮名です ^^;)のBGMはカルテットとず~っと前から決めているようなところがあったりするわけで、その準備を兼ねて(?)ここいらで弦四を総括してみようかな??な~んちゅうことが頭をよぎったりもしたわけです。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGM はこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第1番 K. 80
Brilliant Mozart Edition Vo. 6  99718/7 演奏:Sharon Quartet 録音:1994年

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現在、このCD本体は東京のマンションに置いてあって、KiKi 自身は iPod に入れてある音楽データで鑑賞しているので、このCDの詳細情報にはちょっとアクセスできません。  Amazon でもこのCDのデータは見つけられなかったので、後日、何らかの機会に見つけることができた際に、あれこれ追記したいと思います。  (← 2012年8月6日、演奏者等の情報を追記しました。)

さて、このCD。  Brilliant が日本に上陸してCD価格を一挙に押し下げていた時代に、池袋HMVで衝動買いしたCDでございます。  当時、モーツァルトのカルテットに関しては「選集」みたいな形ではいくつかCDを持っていた KiKi ですが、いわゆる「全集」という形では持っていなくて、1つぐらいは全集が手元にあってもいいだろうと考えて購入した Box Set でした。

でもね、こういうBoxものっていうのはなかなかちゃんと通して聴く機会には恵まれないものだったりします。  何と言っても収録曲数が多い(≒ 全部を聴くには時間がかかる)うえに、衝動買いできちゃうような値段ということで所謂「有難味」みたいなものが希薄でねぇ・・・・(苦笑)  我慢して、我慢して、一所懸命お金を貯めてようやく購入したCD(レコード)なんかだと、その待ち時間に膨らませた期待分の上乗せもあって、購入してから暫くはそればっかり聴いているという時期があったりもしたものですが、このCDに関してはお気に入りの何曲かを数回と、これまで聴いたことがなかった曲を数回聴いたきり仕舞い込まれてしまっているCDとなっております。

ま、そういう意味では今回、この企画の中で久々の出番を得たCDセット・・・・ということになるのかなぁと ^^;


先月は思わぬ事故の影響で読書があまり進みませんでした。  10冊に満たなかったのはちょっと残念・・・・・。  しかも読了本のうち2冊はどちらかというと写真が多い「パッチワーク関連本」だったし・・・・。  ま、いずれにしろ2012年7月の読書のまとめです。

7月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2710ページ
ナイス数:38ナイス


瀬島龍三―参謀の昭和史 (文春文庫)瀬島龍三―参謀の昭和史 (文春文庫)
「不毛地帯」を読んでいる間にも何度も感じたことだけど、山崎豊子氏の描く「壱岐正」なる人物はあまりにも理想化されすぎていて、どこかリアリティに欠けていた(そうであればこその「物語」ではあるかもしれないけれど)ように思うんですよね。  で、その「壱岐正」のモデルとしてある意味で一世を風靡した「瀬島龍三」なる人物に関して興味を持ったわけだけど、この本を読んでみての感想は「やっぱり壱岐正は現実にはいなかった、フィクションだった」ということでしょうか??
読了日:07月31日 著者:保阪 正康

花かご揺りかご花かご揺りかご
自分でキルトを作ってみて初めてちゃんと認識することができたことの1つに、どんなキルトにもその作品を作ろうと思った誰かの動機があり、作成過程で費やした時間分の様々な想いがある・・・・・ということなんだけど、この本の著者はまさにそのことを半分は想像力を働かせながら提示してくれています。  そこには単に目の前に存在する作品(工芸品?)を鑑賞するのとは別の「モノとの対峙の仕方」があって、初めて KiKi がパッチワーク・キルトと出会い感銘を受けた際の心の動きがいかに浅薄なものであったか・・・を改めて感じさせられま
読了日:07月28日 著者:小野 ふみえ

キルトに聞いた物語キルトに聞いた物語
自分でキルトを作ってみて初めてちゃんと認識することができたことの1つに、どんなキルトにもその作品を作ろうと思った誰かの動機があり、作成過程で費やした時間分の様々な想いがある・・・・・ということなんだけど、この本の著者はまさにそのことを半分は想像力を働かせながら提示してくれています。  そこには単に目の前に存在する作品(工芸品?)を鑑賞するのとは別の「モノとの対峙の仕方」があって、初めて KiKi がパッチワーク・キルトと出会い感銘を受けた際の心の動きがいかに浅薄なものであったか・・・を改めて感じさせられま
読了日:07月28日 著者:小野 ふみえ

逆説の日本史〈10〉戦国覇王編 (小学館文庫)逆説の日本史〈10〉戦国覇王編 (小学館文庫)
宗教心が希薄だと言われる日本人の気質の大元には信長が戦闘的な宗教集団と徹底して戦い、結果、この時期以降の大半の日本人が異なる宗教もしくは宗派間での血なま臭い争いから解放されることになったことにも起因するという井沢氏の分析には、心から賛同します。  世界中の歴史を見てもこの時期以降の日本の歴史ほど「政教分離」が徹底できていた世界はそうそう滅多にあるものではありませんから・・・・。
読了日:07月27日 著者:井沢 元彦

逆説の日本史〈9〉戦国野望編 (小学館文庫)逆説の日本史〈9〉戦国野望編 (小学館文庫)
第1章の琉球王国の話も第2章の倭寇の話もそれぞれ、かなり楽しめる内容があったのは事実ですが、やっぱり白眉なのは第3章以下、戦国武将のあれこれを考察しているあたりではないでしょうか。  戦国武将のいわばパイオニアとして紹介された朝倉孝景の話然り、謎の多い北条早雲の話然り、「三矢の訓え」で有名な毛利元就の話然り、戦国最強の騎馬軍団を擁した武田信玄の話然り。  KiKi にとって何よりも面白かったのはこれら綺羅星の如く存在する戦国武将それぞれに対して「天下人たる資質の有無」を論じている視点でした。
読了日:07月13日 著者:井沢 元彦

逆説の日本史〈8〉中世混沌編―室町文化と一揆の謎 (小学館文庫)逆説の日本史〈8〉中世混沌編―室町文化と一揆の謎 (小学館文庫)
正直なところ、KiKi は「応仁の乱」っていうヤツのことがよくわかっていなかった(名前だけは知っていたし、嫌になるほど長い争いだったことや都を疲弊させたことは知っていたけれど、根本的に誰と誰が何のために争っていたのかを理解していなかった)から、その輪郭がうすぼんやりと・・・・ではあるものの、ようやく理解できてきたような気がするし、同時に「惣国」というもののことを全くと言っていいほど知らなかったので、「惣国一揆」と「一向一揆」のどこが根本的に異なるのか?を丹念に解説してくれていたのも有難かったです。
読了日:07月10日 著者:井沢 元彦

逆説の日本史〈7〉中世王権編―太平記と南北朝の謎 (小学館文庫)逆説の日本史〈7〉中世王権編―太平記と南北朝の謎 (小学館文庫)
この巻でもっとも印象に残ったのは 第5章: 「恐怖の魔王」足利義教(よしのり)編 で、足利将軍の中では初代尊氏、第3代義満、第8代義政、第15代義昭ぐらいしか記憶に残っていない KiKi にとってこの第6代義教という方に関しては正直な所名前さえ知らなかった・・・・と言っても過言ではないわけで、井沢氏のこの人物の評価が妥当なのか否かはともかく、彼が達成した業績に関しては一度別の書物でも確認してみたいなぁと感じました。
読了日:07月06日 著者:井沢 元彦

傷のあるリンゴ傷のあるリンゴ
う~ん、かなりビミョーかもしれない・・・・・。  恐らく KiKi がまだ高校生ぐらいの年代だったら、それなりに楽しく、ついでにちょっと驚きの目を瞠ってこのエッセイ集を読んだかもしれません。  でも、大人になって、ついでに世間の荒波にもかなり揉まれて、その中でかなり多くの経験を積んできて、ついでに人生半ばにして自分の生き方を結構ドラスティックに変えてきた人間が読むと「ふ~ん」で終わってしまう内容かなぁ・・・・・と。
読了日:07月02日 著者:外山 滋比古

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

山崎豊子氏の「不毛地帯」を読んでいた時から、一度は読んでおこうと考え待機させていた本をようやく読了しました。  本日の KiKi の読了本はこちらです。

瀬島龍三 ― 参謀の昭和史
著:保阪正康  文春文庫

51ScRAwY7nL._SX230_.jpg  (Amazon)

陸代を優秀な成績で卒業し、太平洋戦下の大本営作戦参謀を務め、戦後は高度経済成長期に商社の企業参謀、さらに中曾根行革で総理の政治参謀として活躍 - 激動の昭和を常に背後からリードしてきた瀬島龍三。  彼の60年の軌跡を彩る数々の伝説を検証し、日本型エリートの功罪と歴史に対する指導者の責任を問うノンフィクション力作。  (文庫本裏表紙より転載)

瀬島は、太平洋戦争時には大本営作戦参謀、高度経済成長期には商社の企業参謀、そして中曽根政権下の行政改革では臨調・行革審の政治参謀として活躍した昭和史そのものの参謀ともいえる人物である。  本書は、その参謀を身近に見てきた多くの人間にインタビューすることにより、もう一つの昭和史を描き出そうとしたものである。
瀬島は戦時に作戦参謀として多くの作戦にかかわり、東京裁判に証人として出廷、さらにその後はシベリアで抑留生活を送るなど、その体験からして本来ならば昭和史の貴重な証言者としての役割を果たすべき人物でもある。  しかし彼は、いついかなる場面においてもその真髄には触れず、周辺のごく瑣末な部分にのみ冗舌となる。  おそらくそうした真髄を語らない姿勢がまた、瀬島が常に参謀として「上司の信頼をもって」生き続けてこられた理由なのだろう。
著者は、綿密な取材によって瀬島が語らない昭和の裏側をかなりの部分明らかにしている。  しかし、瀬島自身に対するインタビューを終えた感想は「知りたかったことになにひとつ正確には話してくれない」ということだった。  おそらく、瀬島が語らなかったことは、そのまま昭和史の闇の中へ消えていくのだろう。  ただ一つ、瀬島の大本営参謀としての本音がもっとも正直に吐露されていると思われる『北方戦備』という自らが記した大著は、一般の人間は閲覧することのできない、防衛庁戦史室という密室に寄託されているということである。(杉本治人)  (Amazonより転載)

「不毛地帯」を読んでいる間にも何度も感じたことだけど、山崎豊子氏の描く「壱岐正」なる人物はあまりにも理想化されすぎていて、どこかリアリティに欠けていた(そうであればこその「物語」ではあるかもしれないけれど)ように思うんですよね。  で、その「壱岐正」のモデルとしてある意味で一世を風靡した「瀬島龍三」なる人物に関して興味を持ったわけだけど、この本を読んでみての感想は「やっぱり壱岐正は現実にはいなかった、フィクションだった」ということでしょうか??

個人的には瀬島龍三という人物に関して、実際に会って話したことも一緒に仕事をしたことがあるわけでもない KiKi 自身は肯定でも否定でもない立ち位置にいるつもりなんだけど、こと山崎豊子氏の作品に関する評価としては、題材をリアル世界に求めるのは構わないとしても、氏の作品が世論に及ぼす影響に関してもう少し慎重であってもよかったんじゃないのかなぁと思わないでもありません。  

もしも瀬島龍三氏が保阪氏がこの本で言っているように自分のイメージを巧みに「壱岐正」にすり替えていったようなところがあったとしたなら、そんな欺瞞行為に走った瀬島氏ももちろん褒められたものではないけれど、彼自身にも生活があるわけで、自分と家族が戦後を生き抜いていくために格好の「復権イメージ」、しかもどう読んでも自分をモデルにしているとしか読めない人物像がそこにあり、尚且つ世間がそのイメージを称賛していたとしたら、それを意識しないことは難しいだろうし、ましてそのイメージを壊すようなことはなかなかできるものではないというのもわからないではありません。  


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