ホビットの冒険 J.R.R. トールキン

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当初は終戦記念日(← この呼び方には若干抵抗がある KiKi ですが ^^;)をはさむ1か月は半藤さんの作品を中心に、かの大戦を偲ぶ読書をしてみようか??な~んていうことも考えていたのですが、ふとこのエントリーでお話した映画のことを思い出し、今年の夏は、久方ぶりにトールキンの作品を読んでみることにしました。  因みにあの(↑)エントリーでもご紹介したけれど、今年の12月に公開が予定されているPJの映画のプロモーション・ビデオを再度ご紹介しておきましょうね。

ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

ホビットの冒険(上)(下)
著:J.R.R. トールキン 訳:瀬田貞二  岩波少年文庫

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ひっこみじあんで、気のいいホビット小人のビルボ・バギンズは、ある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフ小人に誘いだされて、竜に奪われた宝を取り返しに旅立ちます。  北欧の叙事詩を思わせる壮大なファンタジー。  (Amazonより転載)

魔法の指輪を手に入れたビルボとその一行は、やみの森をぬけ、囚われた岩屋からもなんとか脱出に成功。  ビルボたちは、いよいよ恐ろしい竜スマウグに命がけの戦いを挑みます。  『指輪物語』の原点といわれる、雄大な空想物語。  (Amazon より転載)

「ホビットの冒険」を読むのは本当に久しぶりでした。  「指輪物語」の方は、あのPJの映画「ロード・オブ・ザ・リング3部作」の公開時にそれまで持っていたハードカバーに追加で(というよりそのハードカバーは実家に置きっぱなしにしてあって、東京のマンションの本棚にはあの本を収納する余地がなかった)文庫本を購入し、何度か読み返したものでした。  その頃も「久々に前日譚である『ホビット』も読み返してみようか??」な~んていうことを考えないでもなかったのですが、「指輪」の冒頭にかなりちゃんとしたまとめ(というかあらすじ?)が書かれているので何気にそれっきりになってしまっていました。

「指輪」のフロド & ビルボと比較すると「ホビット」のビルボは何気に可愛さ・健気さがあって、個人的には結構好き♪なんですけどね~。  KiKi は「指輪物語」の方はかなり長じてから出会った物語で、初読前にはワーグナーの「リング」の底本じゃないかと勘違いしていたな~んていうこともあって、子供時代に読んだことのある「ホビット」と「指輪」の関係性についても長いこと無知だったんだけど、「ホビット」そのものは子供時代にかなりワクワク・ドキドキしながら何度も読んだものでした。


「指輪」につながる「くらやみでなぞなぞ問答」のシーンは正体不明のゴクリ(映画、「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム)が何とも薄気味悪かったことを除けばそんなに印象的なシーンでもなくて、そこでゲットした指輪もその後のビルボの冒険に於いてはそこそこ有用ではあったものの、さして重要とは思っていなかったことをよく覚えています。  「姿を隠すことができる指輪」な~んていうのは言ってみればファンタジー特有の単なるアイテムだし、ワーグナーの「リング」では「隠れ頭巾」な~んていう、姿を隠す瞬間をもっとイメージしやすいアイテムもあったし・・・・・(笑) 

でも、ビルボとドワーフたちの旅の最初の受難である3人のトロルとのあれこれやらゴブリン軍団とのすったもんだ、さらには「闇の森のエルフ」たちとのあれこれなんかはものすご~く印象に残ったし、彼らの最終目的地・スマウグの住まう離れ山でのあれこれも、物語を読みながら何気に頭の中に映像が浮かんできたりもして、子どもながらに本当に楽しめた本でした。  

今回、久々に再読してみて、スマウグ(ドラゴン)が案外呆気なくやられちゃったことに少々唖然・・・・・。  子供時代はそのシーンももっともっと劇的だったように記憶していたんだけど、こんなものだったっけ??  まあ、KiKi の子供時代にはTVだってようやくカラーTVになったばかり(幼稚園児の頃は白黒だった)だし、CGな~んていうものはなかったし、イマドキのゲームみたいなものも一切なかったわけで、「刺激」のあんまりない時代だったから、今の KiKi が「こんなモン」と感じるものでも十二分に刺激的だったとも言えるわけですが・・・・・・ ^^;

子供時代にはある程度読み飛ばしていた(というよりあれこれと意味は考えなかった)シーンで今回の再読で印象に残ったのは、ドワーフのトーリンが宝の所有欲に毒されている間に、ビルボが失敬してあった「アーケンの石(≒ スマウグに奪われていた宝の中でもっとも価値のあるもの・・・・らしい)」を持ってエルフや人間のところに和平の使者(但し、ドワーフの了解は得ていない状態で)として出向き、それを差し出したシーンでした。

ビルボ自身が「しのびの者」として貢献した分の旅の報酬として、「まあ、これくらいはもらえて当たり前」と思って失敬してあったものを、仲間であるドワーフの命も、ドワーフと敵対しているエルフや人の命も無駄にはしたくないがゆえに、和平の取引条件として「アーケンの石」を差し出すことに何らためらいを覚えないビルボ(≒ ホビット族の性か?)だからこそ、あの指輪を何十年と持ち続けていても、悪の力に屈せず、堕落することなく生涯を終えることができたんだなぁ・・・・・とあらためて感じました。

物語の方は最後の最後に思ってもいなかった「五軍の戦い(ゴブリン & オオカミ連合軍 vs. エルフ、人間、& ドワーフ連合軍)」が勃発し、しっちゃかめっちゃかになって、多くの犠牲を出しながらもエルフ、人間 & ドワーフ連合軍が勝利を収め、ビルボは宝全体からみるとほんのわずかな報酬だけを持って自分の家に帰ることになります。  

こうして物語は「指輪物語」につながっていきます。  因みにこの終盤で一時はドワーフと敵対しつつも最後の五軍の戦いで共に戦った「闇の森のエルフ王」があのロード・オブ・ザ・リングで大活躍をしたレゴラスのお父さんです。  


さて、今回 KiKi はこの物語を上記で紹介した現在も販売されている岩波少年文庫ではなく、こちら(↓)の特装版で読みました。  

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こちらは2冊分冊にはなっていなかったので、Review は2冊まとめて・・・・という形のご紹介になっています。


    

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年8月15日 14:29に書いたブログ記事です。

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