モーツァルト 弦楽四重奏曲第1番 K. 80

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ベートーヴェンの弦楽四重奏曲 Review をコンプリートした今、次はどのシリーズに着手しようか結構悩みました。  KiKi にとってライフワークと呼んでもいいかもしれないベートーヴェンのピアノソナタへ行くべきか、はたまたモーツァルトに回帰するべきか、いやそれよりもっと前、ハイドンまで戻るべきか・・・・。  で、あれこれ悩んだ末、モーツァルトの弦楽四重奏曲にいってみようかなぁ・・・・と。

どうしてモーツァルトのカルテットなのか、これといった確たる理由はないんですよ。  でもね、KiKi の究極の人生の目標である「Lothlórien Book & Music Salon」(← これBook & Music Cafe の仮名です ^^;)のBGMはカルテットとず~っと前から決めているようなところがあったりするわけで、その準備を兼ねて(?)ここいらで弦四を総括してみようかな??な~んちゅうことが頭をよぎったりもしたわけです。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGM はこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第1番 K. 80
Brilliant Mozart Edition Vo. 6  99718/7 演奏:Sharon Quartet 録音:1994年

99718.jpg

現在、このCD本体は東京のマンションに置いてあって、KiKi 自身は iPod に入れてある音楽データで鑑賞しているので、このCDの詳細情報にはちょっとアクセスできません。  Amazon でもこのCDのデータは見つけられなかったので、後日、何らかの機会に見つけることができた際に、あれこれ追記したいと思います。  (← 2012年8月6日、演奏者等の情報を追記しました。)

さて、このCD。  Brilliant が日本に上陸してCD価格を一挙に押し下げていた時代に、池袋HMVで衝動買いしたCDでございます。  当時、モーツァルトのカルテットに関しては「選集」みたいな形ではいくつかCDを持っていた KiKi ですが、いわゆる「全集」という形では持っていなくて、1つぐらいは全集が手元にあってもいいだろうと考えて購入した Box Set でした。

でもね、こういうBoxものっていうのはなかなかちゃんと通して聴く機会には恵まれないものだったりします。  何と言っても収録曲数が多い(≒ 全部を聴くには時間がかかる)うえに、衝動買いできちゃうような値段ということで所謂「有難味」みたいなものが希薄でねぇ・・・・(苦笑)  我慢して、我慢して、一所懸命お金を貯めてようやく購入したCD(レコード)なんかだと、その待ち時間に膨らませた期待分の上乗せもあって、購入してから暫くはそればっかり聴いているという時期があったりもしたものですが、このCDに関してはお気に入りの何曲かを数回と、これまで聴いたことがなかった曲を数回聴いたきり仕舞い込まれてしまっているCDとなっております。

ま、そういう意味では今回、この企画の中で久々の出番を得たCDセット・・・・ということになるのかなぁと ^^;


さて、それはさておき、モーツァルトの記念すべきカルテット第1番でございます。  この曲、作曲された年代からするとモーツァルト少年14歳ごろの作品ということになります。  14歳といえば中学生ぐらいでしょうか??  今、巷ではオリンピックで賑やかだけど、1992年、バルセロナオリンピックであの岩崎恭子ちゃんが金メダルをとったのが同じく14歳の時でした。  そういう意味では14歳で事を成し遂げた人物というのは世の中に他にもいないわけじゃないけれど、それでもやっぱりこの曲の出だしを聴いた瞬間、背中にゾクッとしたものが走るのです。

冷静に考えると彼はこれより先立つこと2年前にあの大曲「孤児院ミサ K. 139」(↓ 添付動画を参照)を作曲しているわけで、この曲でビックリしている場合じゃないわけですが、それでもやっぱり・・・・・なのですよ。  又、ここまでベートーヴェンのカルテットをさんざん聴いてきて、それに続いてモーツァルトのカルテットを聴いてみると、モーツァルトの溢れんばかりの歌心に改めて深く、深く感じ入るのです。

第1楽章の冒頭なんて、まさに天上の音楽という感じで、その美しさにほれぼれせずにはいられません。  難点があるとすればチェロの扱いが通奏低音的である・・・・ということぐらいでしょうか?  でも、それも必要な音として効いているあたりはさすがモーツァルトです。

全楽章がト長調で統一されていて、統一感はあるものの変化には若干乏しい感じもしないではないのですが、それでも曲調の違いが気分を盛り立ててくれるので聴いていて心の底から心地よくなる作品に仕上がっていると思います。

KiKi が今回聴いているCDでは4楽章形式になっていて、第1楽章:Adagio - 第2楽章:Allegro - 第3楽章:Menuetto - 第4楽章:Rondo という構成になっているんだけど、この曲の作曲当初は3楽章形式の音楽だったのだそうです。  じゃあ今、どうして4楽章形式になっているかと言えば、ハイドンのカルテットを勉強したモーツァルトがカルテットの文法;4楽章形式に目覚め、18才になった頃にこの曲の為に改めて「ロンド」を作って付け足したのだとか・・・・。  

そんなことを知識として持ったうえでこの第4楽章を聴いてみると、前の3楽章にはどことなく無邪気さとか率直さみたいなものを感じるのに対し、第4楽章にはある種の落ち着き・・・・のようなものを感じたりもします。  18歳のころまでにはモーツァルトもさらなる研鑽を積んでいるわけですから、前3楽章と付け足した第4楽章の間にギャップはあって当たり前・・・・のはずなのに、若干のトーンの違いは感じるものの見事に融和しているあたりも天才の天才たる由縁かなぁ・・・・・と。


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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年8月 2日 10:44に書いたブログ記事です。

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