2012年10月の読書 読書メーター

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2012年10月の読書のまとめです。

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:4068ページ
ナイス数:41ナイス

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)感想
「何になりたいかではなく何をするか?」 「何をするかではなく何をしなかったのか?」 結局、人間が行き着くところはそんな禅問答みたいなところなんじゃないかと、この物語を読んでいて強く感じました。
読了日:10月31日 著者:村上 春樹

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)感想
この雑多な混沌こそ村上ワールドだなぁ・・・・・と。  要するにどこか受動的というか、傍観者的というか、主体性がないというか・・・・・。
読了日:10月29日 著者:村上 春樹

古書店めぐりは夫婦で (ハヤカワ文庫NF)古書店めぐりは夫婦で (ハヤカワ文庫NF)感想
この本はたまたまお互いの誕生日プレゼントのコストを抑えるために、古書店を訪れた夫婦が古書の魅力に目覚め、蔵書を作るために東奔西走するという「愛書家」には面白い顛末が書かれた本です。  当初は10ドルからスタートした彼らの「古書収集」があっという間にコストアップしていく様子は時にユーモラスで、時に共感を覚え、ヒートアップのし具合が自分の懐具合ではとてもついていけなくなった時点で羨望交じりに呆れる(^^;)・・・・というプロセスが楽しめるお話でした。
読了日:10月28日 著者:ローレンス ゴールドストーン,ナンシー ゴールドストーン

グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~グリフィンとお茶を ~ファンタジーに見る動物たち~感想
荻原さんやル=グウィン(ゲド戦記の作者)が追及している「ファンタジーとは何か?」というテーマは実は KiKi 自身も追及しているテーマの1つなんだけど、これって「ある世代特有の拘り」のような気がします。  恐らくは、TVゲームが当たり前のように存在している時代に育った人たちは「ファンタジーとは何か?」な~んていうことを敢えて突き詰めて考えようとは思わないんじゃないのかなぁ・・・・・。
読了日:10月27日 著者:荻原 規子

オドの魔法学校 (創元推理文庫)オドの魔法学校 (創元推理文庫)感想
普通の人間には駆使することができず、ついでに理解することができないある種の力と普通の社会生活を恙なく過ごしたいと欲する人間が共存する1つの方法論はこの物語のタイトルにもなっている「オドの魔法学校」のように世俗権力によるガジガジの管理下に置く・・・・・というのが手っ取り早い対処方法なわけだけど、それってある時間を経れば必ず歪が生まれるわけでして・・・・・・。  原始的に「魔法」と呼ばれてきたものと、集団生活の規律というヤツはそもそも相性がよくないんだよなぁ・・・・・というある種当たり前のことを再認識する読
読了日:10月26日 著者:パトリシア・A. マキリップ

チェンジリング・シー (ルルル文庫)チェンジリング・シー (ルルル文庫)感想
海に帰りたいのに帰れない王子キール。  ほんとうは陸に生まれた者なのに、海につなぎとめられてしまっている海竜。  そして、父の命と母の思考を自分から奪い去った海に「呪い(まじない)」をかけようとするペり。  この3人が「影のオンブリア」のデュコンとマグ同様に「どこにも属し、どこにも属していない」感じがして、マキリップの描きたいものはそこにあるのかなぁ・・・・・な~んていう感想を持ちました。
読了日:10月23日 著者:パトリシア・A. マキリップ

影のオンブリア (ハヤカワFT)影のオンブリア (ハヤカワFT)感想
1回の読書でどこまでこの物語を読み解くことができたのか、はなはだ不安なんだけど、1つだけはっきりしていることは、恐らくこの物語、人が主人公の物語ではないんだろうな・・・・ということです。  恐らくこの物語の主人公はこの「オンブリア」という都そのものだったんだろうなぁ・・・・と。  まるで、吟遊詩人がリュートを片手に歌い語るバラッドのような物語だったと思います。 この二重都市を表現するのに用いられている小道具の扇がこれまた雰囲気満点なんですよね~。
読了日:10月21日 著者:パトリシア・A・マキリップ

マッドアップル (創元推理文庫)マッドアップル (創元推理文庫)感想
この本は正直なところ、KiKi にとってはかなり「読みにくい」類の本でした。  でも、それでもそこそこのペースで読み進み、読了できてしまったのは、この物語の構成が2003年の KiKi には理解しがたい世界での出来事(この部分はアスラウグの独白といった趣で、どちらかというと彼女にとっては真実かもしれないけれど、その独白を現代社会に息づいている社会通念と照らせば信用しきれないと感じさせ不安感を煽る)と2007年に起こった彼女にかけられた殺人容疑の裁判での検察・弁護人・本人を含む証人との一問一答の描写をいった
読了日:10月16日 著者:クリスティーナ・メルドラム

注文の多い料理店―イーハトーヴ童話集 (岩波少年文庫 (010))注文の多い料理店―イーハトーヴ童話集 (岩波少年文庫 (010))感想
物語の中で出てくる擬態語が素晴らしい!!  これって音の洪水が溢れている都市部では絶対に出て来ない擬態語だと思うんですよ。  青空や夕焼け空の中を突き抜けるように響く鳥の声、すべての音を吸い込んでしまったような深い雪の中、枯葉の舞う音だけが響き渡る林の中、そんな環境に身をおいた時に初めて「そうそう、これしかない!!」と思わせるような擬態語ばかりだと感じます。 と同時に、これらの物語はひょっとしたら農耕民族だらけだった時代の日本へのある種のオマージュなのかもしれない・・・・・とも感じられるんですよね。
読了日:10月13日 著者:宮沢 賢治

トム・ソーヤーの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)トム・ソーヤーの冒険〈下〉 (岩波少年文庫)感想
今回再読してみてトムとハックが思いのほか危険な目にあっていたことを再認識し、ちょっとびっくりしてしまいました。  夜中に家を抜け出してあちこちフラフラしていたり、挙句殺人現場を目撃しちゃったり、真犯人が別の人間に罪をきせるのを見ていたり、良心の呵責に耐えかねて真犯人を告発したり、迷子になった洞穴でいきなりその真犯人と出くわしたり・・・・・。  こんなに刺激的なお話しだったっけ???   子供時代からこの物語に対して抱いていたイメージってもっと軽めの事件の連発で、トムやハックが微笑ましいという感じだったん
読了日:10月11日 著者:マーク トウェイン

トム・ソーヤーの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)トム・ソーヤーの冒険〈上〉 (岩波少年文庫)感想
トム・ソーヤーの物語は確かに小学生の頃に読んだ記憶はあるんだけど、今回再読してみるまでどんな物語だったかはすっかり忘れていました。  記憶に残っていたのは「トム・ソーヤー & ハックルベリー・フィン」という名前とハックが浮浪児だったこと、そして二人の少年がやんちゃだったこと。  そして女の子だった KiKi には必ずしも理解できているとは言い難い「男の子の世界」が描かれた物語だったこと・・・・・ぐらいでしょうか??  あ、あと舞台がミシシッピだったことは絶対に忘れられません。  だってこの物語で「ミシシッ
読了日:10月10日 著者:マーク トウェイン

聖地をたどる旅 熊野聖地をたどる旅 熊野感想
この本ではそんな熊野の必ずしもメジャーとは言い難い場所までもをとりあげ、周辺地図も収録され、図版も多い・・・・とまさに至れり尽くせりのガイドブックだったと思います。  又、個人的には最後の章で触れられていた「熊野の食 ~四季折々の美味~」を興味深く読みました。  土地柄的には決して地味豊かとは言い難い(ようするに田んぼや畑が作りにくい)場所に暮らしてきた人々がどんなものを食してきたのか?は他の旅行ガイド本ではなかなか出会えない情報なのではないかと感じられました。 ただ個人的には「スピリチュアル」という言
読了日:10月7日 著者:原 水音

日の名残り (ハヤカワepi文庫)日の名残り (ハヤカワepi文庫)感想
たまたま出会った見知らぬ人の言葉に、夕日が沈むのを待ちその夕日に涙するスティーブンスは、ひょっとしたらその夕日の姿に大英帝国の凋落と不遇の最期を迎えた敬愛する卿の姿と1人老いていくばかりの自分を重ねていたのかもしれません。  でも、見知らぬ人の言う「いちばんいい時間」というその意味は沈みゆく寂寥感だけではなく、次に上りくるものへの期待もあるわけで・・・・・。  この物語の読後感が暖かく かつ 喜ばしく感じられるのは、男泣きに泣いていたスティーブンスが夕日の中での後悔の後、もう次のことを考えているからだと思
読了日:10月6日 著者:カズオ イシグロ

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年11月 1日 13:55に書いたブログ記事です。

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