F.J. ハイドン チェロ協奏曲第1番 Hob.VIIb-1

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一昨日、たまたまつけてあったTVで「小澤征爾さんと音楽で語った日 ~チェリスト・宮田大・25歳~」という番組をやっていました。  この番組、以前にも観たことがある記憶があったのですが、他に観たい番組もなかったので、そのまま最後まで観続けました。  ま、てなわけで、せっかく始めた「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」をちょっとお休みして、今日はこちらを聴いてみたいと思います。

F.J. ハイドン チェロ協奏曲第1番 Hob.VIIb-1
演奏:フルニエ(vc)

今日は画像はナシです。


Lothlórien_山小舎生活での音楽鑑賞は iPod に入っているデータで行っているため、よほど鮮明に記憶に残っているCDでない限り、コレと特定することができない KiKi です。  まあ、そこに入っているデータを見る限りではソリストがフルニエであることと、ルツェルン音楽祭弦楽合奏団との競演であることだけははっきりしています。  でも、LP時代ならいざ知らずCD時代になって買い替えたフルニエのCDってジャケットがどんなだったか?とか、どこの会社のものか?といった肝心な情報はちょっと忘却の彼方にいっちゃってるんですよね~。

ま、それはさておき。  KiKi が生まれた頃までこの曲はその存在だけが知られていたものの楽譜は発見されていませんでした。  それが1961年にプラハで楽譜が発見され,一気に知られるようになりました。  作曲されたのは1765~67年頃と言われ、ハイドンが楽長を務めていたエステルハージ家の宮廷楽団のチェロ奏者、ヨーゼフ・フランツ・ヴァイグルのために作曲されたのだそうです。  そんな再発見されてから歴史の浅い曲ではあるものの、今では多くのチェリストに弾かれている古典的なチェロ協奏曲となっています。  実際、KiKi が iPod に入れて持ち歩いている音楽データだけでも、J.D.プレ、このP. フルニエ、そしてJ.シュタルケルという錚々たる顔ぶれの演奏になっています。


残念なことに KiKi は宮田大さんのチェロ演奏は実演でもCDでも聴いたことがなくて、今回たまたま観たこの番組と、以前観たもう一つの番組(彼が所属していたカルテットの番組)を通してしか知りません。  ピアノという楽器の次に KiKi が親しみを感じている楽器はチェロなので、そういう意味ではもっともっとチェロ曲やチェリストの音楽をアップデートして追いかけていきたいところなのですが、残念なことに先立つものがなくて、最近では新人さんの情報にはトント疎くなってしまいました。

番組では休養明けの小澤さんが宮田さんを何かとけしかけながら、彼のきれいにこじんまりとまとまっている音楽をもっともっと解放させようと尽力されている姿と、小澤さんの意図をなかなか消化しきれずに苦悶する宮田さんの姿が映し出されていました。  見ていて、小澤さんが求めている音、世界がどんなものなのか、KiKi は KiKi なりに理解できたつもり(何せ、KiKi も子供時代からず~っとあのテのレッスンでの要求にはさらされてきているので)・・・・・ではあったんだけど、果たして大御所たるチェリストたちの演奏が彼の演奏とそんなにも違うのか?に興味を持ったので、今回CDで確認してみたくなったんですよね~。

小澤さんは特に第2楽章で何度も何度も「下品にならない程度に、でももっともっと」と宮田さんを煽り続けていました。  第1楽章 & 第3楽章であれば小澤さんの意図が KiKi にもよくわかるような気がしたんですよね。  何せこの2つの楽章は「協奏風ソナタ形式の楽章」だし、独奏チェロとトゥッティの対比が鋭いだけに、ここはやっぱり独奏チェロとしては「ガツン」といかなくちゃいけないだろうなぁ・・・・と。  でも、小澤さんが「もっと、もっと」と言っていらしたのは第2楽章。  管がお休みして独奏チェロと弦楽合奏のみで奏でられる叙情的な楽章なんですよ。  メロディに至っては静謐という言葉が似合うようなメロディだし・・・・・。  

弦楽合奏で呈示された2つの主題の旋律を独奏チェロが拡大していくという構造になっているので、もちろんここでの広げ方・膨らませ方・歌い方が命であることは確かなんだけど、「もっともっと」と言ってもどこまでなのか?  とっても難しいと思うんです。  それこそ「下品にならない程度の抑制」はやっぱり意識しなくちゃいけないんだろうし・・・・・。

さて、そんな目的で聴き始めたフルニエの演奏ですが、録音が古いということもあってか、はたまたフルニエ独特の高貴で優雅なスタイル故かは定かではなかったんですけど、さほど大きな違いを感じることはできませんでした。  そこで今度は「情念のチェリスト」ということでこっちを聴いてみました。

F.J. ハイドン チェロ協奏曲第1番 Hob.VIIb-1
ASIN: B003VPMEOG   演奏:ジャクリーヌ・デュ・プレ(vc)、バレンボイム指揮 & イギリス室内管弦楽団

81QZUNOMDVL._AA1500_.jpg  (Amazon)

KiKi の手持ちのCDはジャケットがちょっと違うデザインなんだけど、まあいいでしょう。  うんうん、なるほどね~。  さすがデュ・プレ。  下品にならないギリギリの所まで膨らませるだけ膨らませている印象です。  こういう曲想のつけ方って難しいんですよね~。  やりすぎると「身勝手・自己満足プレイ」になりがちだし・・・・・。 

まあ KiKi の場合、デュ・プレっていうのは数多いる才能あるチェリストの中でも別格に位置付けているチェリストなので、どうしても彼女の「情感」を無条件にエクセレント!と受け入れちゃうところがあるんですけどね・・・・。  

ま、せっかくの機会なので、この際もう1枚の「シュタルケル盤」も第2楽章だけ、この後で聴いてみたいと思います。  久しく同曲異演の聴き比べなんてやっていなかったけど、やっぱりやってみると楽しいなぁ♪ (笑)   

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