2012年11月の読書 読書メーター

| コメント(0) | トラックバック(0)

早いもので今日はもう12月1日。  今年もあますところ1か月となりました。  本日現在、年間読了目標数まであと7冊です。

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4908ページ
ナイス数:72ナイス

あばれはっちゃく (山中恒よみもの文庫)あばれはっちゃく (山中恒よみもの文庫)感想
月日の流れというのは恐ろしい(?)もので、昔だったらどちらかというと「関わらないようにしよう」と思っちゃっていたような子が今の KiKi には微笑ましくてたまらない・・・・・(笑)。  勉強ができないところも、いつもいたずらばかりしているようなところも、時に泥だらけ鼻水だらけという決して美しいとは言えないような風貌も、頭のてっぺんにあるはげに至るまで「可愛いなぁ」と思うのですよ。  子供時代には見えなかった(というより見ようとしなかった)、はっちゃくの奥底にある優しさ、正義感みたいなものがしみじみと感じら
読了日:11月26日 著者:山中 恒


ジーク―月のしずく日のしずく (偕成社ワンダーランド)ジーク―月のしずく日のしずく (偕成社ワンダーランド)感想
物語のクライマックスというか山場はアーギスという魔物との戦いの部分だと思うんだけど、そのアーギス退治の話が出てきてからがちょっと雑・・・・というか呆気なさすぎる感じがしちゃいました。  児童書のページ数ということで何等かの制約があったのかもしれないけれど、そこに至るまでの物語の書き込まれ方が丁寧だっただけに肝心なところへいってからが「およよ」と言っているうちに終わっちゃった・・・・そんな印象なんですよね~。
読了日:11月24日 著者:斉藤 洋


ジーク〈2〉ゴルドニア戦記 (偕成社ワンダーランド)ジーク〈2〉ゴルドニア戦記 (偕成社ワンダーランド)感想
狼猟師に育てられ、「王族」であることよりも「一人の猟師」であることを選ぶジークが自国の都や敵国で多くのことを吸収して成長していく姿には頼もしさを感じたし、軍隊の指揮経験が皆無だった彼が「狼猟」の際の経験を活かして敵陣に突っ込んでいく当たりは「なるほど」と思わされたけれど、これが普通の「戦記」という名に相応しい国同士・軍隊同士の戦いだったらこの物語のような「良かった、良かった」という結末にはなりえなかったとも言えるわけで、そういう面でもちょっぴり「これでいいのか?」と思わないでもありませんでした。
読了日:11月24日 著者:斉藤 洋


わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)感想
意識してか無意識にかは定かではないけれど、遠い昔に失ったものを再び手に入れて己の中にある空虚さを埋めようとしている主人公の姿には「痛み」を感じつつ、彼がくるまれていた真綿のように暖かい「ノスタルジー」と呼ぶにはあまりにも哀しい世界観に違和感を感じずにはいられません。  そしてそれが10歳という幼さで両親をいきなり失った、そして明確なアイデンティティを持てずに育った少年の精一杯の自己防衛本能のなせる業であったことに気が付かされた時、読者は初めてこの「信頼できない語り手」の気持ちに寄り添うことができる・・・・
読了日:11月23日 著者:カズオ イシグロ


天草の霧天草の霧感想
この物語、「人間に化けることができるようになった狐、白狐魔丸の人間探究の物語」となっているけれど、とどのつまり白狐魔丸の人間探究っていうのは、「人はなぜ争わずにはいられないか?」という問いかけだったんですねぇ。  もちろん時代が時代だから戦(いくさ)と無縁の話にはなりえないわけだけど、「武士は嫌い」「人が死ぬのは見たくない」と言いつつも、結局のところ戦場に身を置くことになる白狐魔丸が見ているものは戦場とか戦そのものと言うよりは「人は何のために戦うのか?」というバックグラウンドのような気がします。
読了日:11月20日 著者:斉藤洋


戦国の雲 (白狐魔記 4)戦国の雲 (白狐魔記 4)感想
かなり面白く感じたのは織田信長と雅姫がこれまで関わってきた北条時輔や仲時と似ているというくだりで、そこから武士の間の自称来歴とでも呼ぶべき「桓武平氏の末裔」という話をもってきているところです。  KiKi は織田信長さんの肖像画こそ見たことがあるけれど、北条時輔さんや北条仲時さんの肖像画は見たことがないので、本当のところ似ているのか似ていないのかよくわからないけれど、なかなか興味深いプロットだなぁと感じました。  どうでもいいことではあるけれど、スケートの織田君は織田信長の肖像画にどこか通じるものがあるな
読了日:11月19日 著者:斉藤 洋


洛中の火 (白狐魔記 3)洛中の火 (白狐魔記 3)感想
思い起こせばこの物語で扱っている時代(鎌倉幕府の滅亡から室町幕府の成立まで)は学生時代の日本史の授業の中でも一番面白味に欠けると感じていた時代で、日本史の教科書や年表に載っていた年号と事件ぐらいしか印象に残っていなかった KiKi なんだけど、この本の読書とついこの間読了した「逆説の日本史」のおかげで、だいぶ KiKi の頭の中にある種のイメージが定着したような気がします。  特に後醍醐天皇や護良親王に関しては、かなり「人として」のイメージが湧くようになってきたような気がします。  学生時代はどちらかとい
読了日:11月19日 著者:斉藤 洋


蒙古の波 (白狐魔記 2)蒙古の波 (白狐魔記 2)感想
情景描写やら風俗描写なんかは結構史実に基づいているんじゃないかと思うんだけど、最後の方でいわゆる「義経不死伝説」の極め付け、「義経≒チンギス・ハーン説」まで取り入れちゃっているので、大人が読む分にはかなり楽しめちゃうけれど、子供が読んだらどこまでが史実に近い話でどこからがいわゆる「ファンタジー」なのか、混乱しちゃうきらいはあるんじゃないかと思わないでもありません。  それでもこんなに楽しめる物語だったら KiKi は身近な子供に薦めちゃうだろうなぁ・・・・・(笑)
読了日:11月17日 著者:斉藤 洋


1973年のピンボール (講談社文庫)1973年のピンボール (講談社文庫)感想
自分固有の世界観(ものさし)が世の中の趨勢からしてみるとあまりにも「取るに足らないもの」であることに苛立ち、反面そのような独自のスタイルを持たなくても生きてしまえることのできる「生」をイージーなものと捉えるある種の絶望、でもそんなものは「生」とは呼べないんじゃないかと疑問を抱き続けざるを得ない消すことのできない違和感。  そんなものが「春樹節」とでも呼ぶべき一種独特の筆致で描かれた物語だと思います。
読了日:11月15日 著者:村上 春樹


風の歌を聴け (講談社文庫)風の歌を聴け (講談社文庫)感想
初めて村上作品に出会ったのは KiKi 自身が「まだナニモノにもなっていなかった時代」だったし、「ひとかどのモンにはなれそうにないことを骨身にしみて自覚し始めていた時代」だったし、「KiKi とはまったく関わりのないところで世の中は動いていると否応なく思い知らされていた時代」だったから、その虚無感みたいなものにストレートに感電することができたように思うんですよね。  でも今は・・・。  社会に対するスタンスというか、立ち位置に大きな隔たりができちゃったんだなぁと思い知らされた、そんな気分です。
読了日:11月13日 著者:村上 春樹

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)ノルウェイの森 下 (講談社文庫)感想
「生と死」を扱っていると言えば聞こえがいいけれど、主人公のどこか斜に構えた、もっと言えば甘ったれた「死生観」がそれこそ腐臭のように漂う小説のような気がしたし、登場人物の誰一人として共感できなかったのが KiKi にとっては致命的でした。
読了日:11月12日 著者:村上 春樹

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)ノルウェイの森 上 (講談社文庫)感想
「性」を扱うのは構わないし(それで顔を赤くしちゃうほど初心ではない)、ある程度露骨な性描写があってもそんなのには動じない程度には成熟(?)している自負のある KiKi だけど、この物語のそれは正直なところ不快感以上のものを感じることはありませんでした。  そんな描写が多い中にクラシック音楽やら60年代~80年代の洋楽ヒットチャートみたいな音楽の話が出てくるのも、何気に許せない(苦笑)  この物語に出てくる様々な音楽のうち半分ぐらいは KiKi 個人にとっても何等かの思い出と密接に関わっている音楽であるとい
読了日:11月9日 著者:村上 春樹


ふしぎな図書館ふしぎな図書館感想
図書館で気軽にさらっと流し読みできそうな「村上春樹本」ということで借り出してみた。  あれ?  この話、どっかで読んだことがあるような気がするのは気のせい??  これって一緒に借りてきた「カンガルー日和」の中にあったんじゃなかったっけ??
読了日:11月6日 著者:村上 春樹

源平の風 (白狐魔記 1)源平の風 (白狐魔記 1)感想
人間という動物がどんな生き物なのかを狐目線で語ってくれちゃうというあたりが、なかなかいいなぁと思うんですよね。 第1巻の本書ではまだまだ「霊験あらたかな白ぎつね」白狐魔丸としての人生(狐生?)は始まったばかりです。  彼がどんな風に「人間とは○○な生き物だ」という結論にたどり着くのか、興味は尽きません。
読了日:11月6日 著者:斉藤 洋


妖女サイベルの呼び声 (ハヤカワ文庫 FT 1)妖女サイベルの呼び声 (ハヤカワ文庫 FT 1)感想
人も獣も、この世に存在するありとあらゆるものは、名前があるから名前と共に存在することができている、他者からその存在を認識されている・・・・。  そんなことを感じました。
読了日:11月5日 著者:パトリシア A.マキリップ

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)感想
彼がこの物語で何を描きたかったのか、生憎 KiKi にはチンプンカンプンだったけれど、村上氏の物語の中でここまで様々な「暴力」というか「個をねじ伏せる圧倒的な力」が描かれていることにはちょっとびっくりしました。  まあ、戦争という究極の「個をねじ伏せる力」のある一断面を描けば否応なくそんな力に触れずにはいられないわけだけど、その「ねじ伏せる力」の背後には無数の無関心や思考停止という状況があることはヒシヒシと感じられる物語だったと思います。
読了日:11月3日 著者:村上 春樹

読書メーター

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://poco-a-poco.chu.jp/mt/mt-tb.cgi/1378

コメントする

2015年2月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

Current Moon

CURRENT MOON

東京のお天気


山小舎のお天気


Booklog



ブクログ

アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.261

TrackbackPeople

クラシック・ピープルの Trackback People Site


チェロ ラヴァーズの Trackback People Site


Piano~ぴあの Trackback People Site


ピアノオススメ教本の Trackback People Site


ピアノ教室の Trackback People Site


Book Love Peopleの Trackback People Site


本好きPeople・ぴーぷるの Trackback People Site


今日読んだ本の Trackback People Site


ファンタジーが好き♪の Trackback People Site


この絵本がすごい!の Tackback People Site


児童書大好き♪の Trackback People Site


ハヤカワepi文庫の Trackback People Site


岩波少年文庫応援団の Trackback People Site


薪ストーブの Trackback People Site


週末は田舎暮らしの Trackback People Site


野菜育てPeopleの Trackback People Site


ガーデニングの Trackback People Site


パッチワークキルトの Trackback People Site


あなたの訪問は?


日めくりカレンダー


Real Time News


カテゴリ

ノルンはいくつ?

本が好き!


読書メーター

KiKiさんの読書メーター
KiKiさんの読書メーター

最近読んだ本

KiKiの最近読んだ本

今読んでいる本

KiKiの今読んでる本

読了目標





今やってるゲーム

KiKiの今やってるゲーム

このブログ記事について

このページは、KiKi (Brunnhilde)が2012年12月 1日 07:57に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「あばれはっちゃく 山中恒」です。

次のブログ記事は「暮しの老いじたく 南和子」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

高速運賃





Edita

ブロガー(ブログ)交流空間 エディタコミュニティ

名言黒板


作家別タグ