介護生活_お風呂編

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介護生活が始まって、KiKi が直面した最初の難関は「入浴」です。  幸いなことに認知症で一次判定「要介護4」の母も、入院中はともかく退院して以来排泄関係に関しては今のところ大きな問題を起していません。  でも母の場合、認知症と言うよりは「大腿骨骨頭骨折」という大事件の治療直後のため、「お尻をついて地べたに座る」という行為が全面的に禁止されています。  (この動作をすると人工関節が外れてしまうことがあるらしい・・・・・)  ところがお風呂という場所は、洗い場での動作といい、浴槽内での動作といい、その全てに於いて「お尻をついて座る」という動作がついて回ります。

ところが、この動作が禁止されているということを何回説明しても認知症の母はすぐに忘れてしまいます。  結果、入浴には常に介助が必要となり、これは齢88の父には当然のことながら遂行することができません。  更に言うなら、今回ケアマネさんとの打ち合わせで導入した様々な介護用品が我が家のお風呂には設置されているのですが、そういった新しい道具に対する親和性は著しく欠くというのが認知症の1つの特徴でもあるため、それらの道具を1人で使いこなすことを要求することは不可能と言っても過言ではありません。

因みに今回母のために我が家のお風呂に登場した新しい道具とは以下の5点です。

  浴槽内滑り止めマット

0090000000342.jpg  浴室設置の手すり

0130000002872.jpg  シャワー・チェア

0160000001222.jpg    洗い桶設置台

12734258.jpg  浴槽内椅子

このうち、「浴槽内滑り止めマット」だけはお風呂にお湯を張る際に設置しておきさえすれば特にこれといって使い方を介助する必要性はないんだけど、もともと「シャワー・チェア」を使っていなかった母にとっては、浴室に入ったら洗い場ではしゃがまずにこれに腰をかけるという一見単純そうな動作であってさえも、都度都度説明しない限り実行することができません ^^; 

ただでさえ「シャワー・チェア」に慣れないところにもってきて、この介護用のシャワー・チェアと洗い場の床面では距離が離れすぎていて半端じゃなく前屈みにならない限り「盥(洗い桶)」には手が届かなくなってしまうわけですが、その問題を解消するための「洗い桶設置台」もここにお湯を入れた洗い桶を乗せて目の前に置いてあげたうえで「じゃあ、この洗い桶を使って」と都度都度言ってあげない限り、習い性となってしまっている「洗い場直座り」を自然としてしまいそうになります。

  

更に更に、洗い場から浴槽に移動する(要するに浴槽を跨ぐ)という行為はお風呂の中での危険度がもっとも高い行為になるわけですが、見慣れない「浴室設置の手すり」にだまっていて手が伸びることもありません。  まして洗い場と浴槽の底の高低差は健常者にとっては大した問題ではなくても母の場合は大問題となります。  その問題を解消するために設置した「浴槽内椅子」は踏み台代わりにも使われるわけですが、「まずそこに片足ずつ両足を乗せて・・・・・」とこれまた都度都度言ってあげなければ、無理な体制で浴槽に入ろうとするし、最後の極めつけは浴槽内で「お尻をついて座り」たがります。

まあこれは、今の季節が「冬」であり、肩までお湯に浸かって温まりたいという極めて自然な欲求に根差していたりもするわけで、それを毎日どうしてダメかを言い聞かせつつ、「浴室内椅子」に座らせるわけですが、今度は「肩が寒い」と訴えてきます。  そこで肩が冷えないようにタオルを肩にかけた上からシャワーのお湯を出しっ放しにして肩からかけつづけるように言うわけですが、当然のことながら肩まで浴槽に浸るのとでは「心地よさ」に雲泥の差ができてしまいます。  そこでシャワーが右肩に当たっている間は左肩側から洗い桶を使ってお湯をかけ続けてあげ、シャワーが左肩に当たっている間は今度は右肩側から洗い桶を使ってお湯をかけ続けるサービス(笑)付きでなければ、なかなか大人しくその椅子に座っていてくれません。

現段階では「入浴介助用エプロン」をゲットしていないので、この介助をしている間 KiKi はずぶ濡れになり、下手をするとこちらが風邪をひいてしまいそうです(苦笑)

そして入浴に絡むもう一つの難関が「洋服の着脱」の問題で、母の場合上半身に関して言うなら次に何を着ればいいのか(or 脱げばいいのか)を教えてあげさえすれば自分で脱ぐことも着ることもできるのですが、左足がほとんど上がらないため、下半身の衣服の着脱はどうしても介助が必要となります。  結果的に入浴時(その前の脱衣から入浴後の着衣まで)には約30分、つきっきりでないとどうにもなりません。

「お風呂に入る」と言う極めて単純そうな、そして日常的な動作であってもこんなに大変なんだということを改めて認識している KiKi なのでした。  

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2013年2月 7日 21:54に書いたブログ記事です。

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