やっぱりダメだった、初めてのデイ・サービス

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今日は両親にとっても KiKi にとっても「生まれて初めてのデイ・サービス」お試し予定日でした。  昨日の KiKi の予想を見事に裏切り、家を連れ出すところまではもはや日常茶飯事となりつつある「ちょっとした抵抗程度」で事なきを得、何とか先方に辿りつくことはできました。  でも問題はやっぱり発生し、結果的にこの「お試し」は失敗に終わってしまったのでした。

まあ下見に行った時から、KiKi も少しは危惧していたんです。  どこか田舎をバカにし(何せ夫婦2人して戦争さえなければ都会生まれ・都会育ちのシティ・ボーイ & シティ・ガールだった)、どこかこじゃれたものを好み、どこかすましたようなところのある KiKi の両親。  これに対し、今回のデイ・サービス提供会社はどことなく垢抜けなく(別の言い方をすれば田舎の普通のおうちっぽい)、野暮ったい(新築住宅のモデル・ルームのような小奇麗さに欠ける)ところやら、そこに集まっている要介護の人たちとは母の性格を抜きにしても、浮いちゃうところはなきにしもあらずかなぁ・・・・・と。

そしてその危惧が現実のものとして浮上したのが今日の「お試しデイ・サービス」でした。  最初のスタートはそんなに悪くはなかったんです。  皆さん「朝の体操」をされていらっしゃるところに出しなのスッタモンダでちょっと遅れて到着した我が母は、誰に強制されることもなく音楽に合わせて自然と体操を始めました。  しめしめ、これならうまくいくかも・・・・・・とちょっぴり安心し、母の見守りは父に任せ KiKi は契約関係の事務処理のために別のお部屋に移動しました。

話は変わるけど、介護保険関係の様々なサービスって嫌になるぐらい書類手続きが多いんですねぇ。  KiKi はかつての仕事柄、契約書な~んていうものは見慣れているし、ついでに言えばどこにチェックポイントがあるのかを経験的に知っているため、ご丁寧な説明をして頂いている間、実はあんまりそちらは聞いていなくて、さっさと項目名を見ながらきちんと読んで押さえておくべきところ、だいたいどんなことが書かれているか読まなくてもわかるところを分類して、要所要所で質問しているうちに署名・捺印の時間に辿りつくという感じで、山のように提示される契約書を見てもビビることは皆無なんだけど、あれ、そういう仕事の経験がなく、普通の暮らしをしてきた、しかもお年寄りで目も悪くなり根気も長続きしなくなってしまった人が見せられたら、それだけで嫌になってしまうはずです。

この制度を実際に必要とする人々の置かれている現実的な状況を考えると「もうちょっと何とかならないのかしら?」を思わずにはいられません。  巷に決して少なくはない老老介護のお宅で、介護者が主婦だったりすると、あの書類の束に精神的苦痛を感じ、それだけで「もう嫌だ!」ということにもなりかねないんじゃないかなぁと感じます。  実際、KiKi の父親は元教員で、現役時代には書類を読むことには長けていた人(ついでに言えば趣味は読書)だったけれど、書類の束を見せられるとその瞬間に「もう、いらん!」と手ぶりで拒否し、あとは知らん顔で全て KiKi にお任せ状態です。


ま、それはさておき、KiKi がサービス提供会社の方と事務処理関係の打ち合わせ(ほぼ終わろうとしていた)をしているところに、母を見守っていたはずの父がひょっこり姿を現しました。  表情は明らかに不機嫌そうです。  「どうしたの?」と聞くと、「お母さんがもう帰りたいと言っている。  このままだと興奮状態に陥り、こちらにもご迷惑をおかけするから連れて帰ろう。」と言い出します。  「やっぱりそう来たか!」と内心は思いつつも、「どうしても連れて帰りたいならそれはいいけど、来週からの4日間はどうするの??  お母さんを預かっていただくところがないと24時間お父さん1人で介護が続くことになるし、家事全般、全てお父さん1人でやらなくちゃいけなくなるのよ。  お風呂だって介助が必要だし、着替えだって今はもう1人じゃうまくできないのよ。」 と説得にかかる娘 & ケアマネさん。  「だいたい、今日はお試しなんだから、そのお試しさえも遂行しないでどうするの?」と聞くと、無言です。

ようやく口を開けば「何とかなる。」「買い物さえ誰かに手伝ってもらえれば食うものは何でもいい。」「風呂なんて4日ぐらい入らなくても季節は冬だから大丈夫だ。」「外に出るわけじゃないから着ているものがヘンチクリンでも構わない。」とまるで駄々っ子のような発言が連発されます。  聞いているこちらは内心「そりゃ、4日間だけのことを考えるならそれでもいいかもしれないけれど、現段階でまだ同居という結論が出ているわけじゃなし、もっと言えば、仮に同居して KiKi が介護を全面的に引き受けるとしても、たまには介護から解放される時間がないとこっちが参っちゃうんだけど、そういうこと、わかってる??」と思うものの、母の状態でオロオロしている父にそんなことをぶつけることはさすがに気が引けてぐっと飲み込みます。

それでも何とか父を説得している間に母のトイレが終了。  顔を合わせてしまえば帰りたがるのは目に見えているので、母がトイレに行っている間にこそっと姿を消し、とにかく1日預かっていただこう。  帰宅してから荒れるのも覚悟の上と腹を括っていた娘に対し、父親の方は母の言動に振り回され、あっちへユラユラ、こっちへユラユラ。

トイレが終わったばかりなので帰るきっかけを失った KiKi たちを探し求めて母はウロウロし始めるは、父はオロオロするは・・・・・・。  そうこうしているうちに母ともう1人の認知症の方が連鎖反応を起こしたかのように興奮し始め、母が「私はもうこんなとこにいたくないって言ってるでしょ!  もう家に帰るんです!!」と叫ぶ声が聞こえてきました。  これにてゲーム・セットです。

で、そこから KiKi とケアマネさんは次善の策(というよりは苦肉の策)の家事ヘルパーさん探しに奔走です。  我が家の場合、はっきり言ってしまえば父1人では買い物さえもままならないし、基本的に家事全般何もできない父にも関わらず、介護保険制度上で言えば「自立」にカテゴライズされる人のため介護保険を利用したヘルパーさんはお願いできません。  全額自費で賄う形で4日間のヘルパーさんの手当てが終了したのが夕方の19時少し前。  

まだまだ1件しかお試ししていないから、必要以上に悲観的になる必要はないとは思うものの、我が母 & 父の場合、デイ・サービスやショート・ステイ利用はなかなか難しそうです。

  

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2013年2月20日 23:06に書いたブログ記事です。

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