じぃじとばぁば、とりあえず入居契約

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昨日、 KiKi & ダーリンはじぃじとばぁばが体験入居をしている介護付き老人ホームへ行きました。  先週のはじめにその老人ホームから KiKi 宛に契約書のサンプルが届き、できれば7月中に契約を結ぶことをお勧めしますとのお手紙付きのメール便でした。  そこで25日にそのサンプルを持ってホームを訪ねじぃじに考える余裕を与え30日に結論を出すと言うことで一旦は帰宅したといういきさつがありました。

そして25日にその話をした際のじぃじの意向としては契約そのものは結ぶ方向で、ただ料金の支払いプラン(月払い、年払い、終身契約の3種類があった)のどれを選ぶかを考えるという趣旨の発言をしていたので、KiKi としては契約を済ませる気満々でじぃじとばぁばの戸籍謄本やら身元引受人となる KiKi の印鑑証明やらという必要書類を取り揃えホームに到着したのですが、ここでまずひと騒動が発生しました。

じぃじと顔を合わすやいなや

「前橋のホームに移りたい。」

と言い始めます。  たった5日の間に何が起こったことやら・・・・・。  昨日は昼食を外でとる予定になっていたので、とりあえずその話はおあずけとし、まずはばぁばを居室に迎えに行き外出しました。

そして予定していたレストランに着くとすぐ、KiKi はとりあえず前橋のホームに電話です。  じぃじは自分が行きたいと言えば相手は文句なく受け入れてくれると安直に考えているところがあるのですが、少なくともじぃじが予定している部屋が未だに空いているのかどうか、その確認だけはしておかなくてはいけません。

電話をしてみると、とりあえず元々じぃじとばぁばが体験入居をした部屋はまだ空いているとのこと。  但し、その後もう一部屋1人部屋の空が出たというご連絡をいただき、じぃじを連れて見学にも行き、その後意思表示をしないままにしていた1人部屋の方はもう別の入居者が決まってしまったというお話でした。  そこで、無理を承知でホームの方に

「今日中に結論は出すので、とりあえずその夫婦部屋を押さえておいていただけませんか?」

とお願いすると、そのこと自体はスンナリとOKが出ました。  ただ、1人部屋が空いて見学に行った際にそのホームのケアマネさんからも言われていた

「じぃじとばぁばの体験入居後に入居された認知症の方2名が帰宅願望が強く、現段階では介護スタッフ2名がそのお2人につきっきり状態で、同時に介護スタッフの方1名が体調を崩し離職されたため、人員体制が万全ではなくなってしまった。  仮にじぃじとばぁばが入居したとしても、ばぁばのケアには若干の不安がある」

というお話を繰り返されてしまいました。  本来なら空き部屋を抱えているよりは誰かに入居してもらって収入を増やしたいところだろうに、何度も何度もこの話を繰り返されるということは、本当に現段階ではそちらのホームではばぁばのケアには何某かの不安を抱えているということが推察されました。  特にそのホームに体験入居した際に、じぃじと散歩に出たばぁばは「帰宅拒否」という問題を起こしてスタッフさんにかなりの手間をとらせた前科持ちです。

              

そこで外食からホームに帰った際、ばぁばの相手はダーリンに任せ、KiKi はじぃじと2人、じぃじの居室に籠りました。  この短期間に何があってじぃじの気持ちが前橋のホームに移りたいという所まで発展してしまったのか、まずは状況を把握しなければいけません。  元々じぃじは今いるホームの食事には超がつくほど不満で、それでもばぁばのケアのことを考えると認知症介護には定評のある今のホームのスタッフさんの介護の質は捨てがたく、今のホームを選択しているという事情があります。

又、「要支援1」という介護認定を受けてはいるものの、腰痛による動作の不安定さを除けば、89歳という年齢とは思えないほどの自立度のあるじぃじです。  老人ホームを選択する時からじぃじだけなら前橋のホームの方が居心地が良いことはじぃじ本人も KiKi も、そしてダーリンさえもが同意していたことでした。  それでも今いる場所を選んだのは他ならぬじぃじで、7月頭の入居後もあれこれ文句を言いつつも25日には契約する気になっていたはずだったのです。  ところがじぃじ曰く

「毎日食事の前と後にばぁばの所に行くとすこぶる機嫌が悪く、その一番の原因は別部屋にいることだと思われる。  それを証拠に『どうしてこんな所で1人で寝なくちゃいけないのか!』、『私のことが嫌いになったのか?』、『私はもう出ていく』と言って実際に部屋を出て行ってしまう。  挙句、『そんなに私が邪魔だったら私は死ぬ』と一日に何度も言われ続け、時には物を投げつけられ、精神的に耐えられなくなりつつある。」

とのこと。  少なくとも前橋のホームであれば夫婦部屋だから「1人で寝なくちゃいけない」という状況だけは改善されるとのこと。  でもね、じぃじはもう忘れてしまったかもしれないけれど、その前橋のホームで別のことが問題になってばぁばが情緒不安定に陥り、「私のことを嫌いになったのか?」「私はもう出ていく」と耳もとで何度も何度も繰り返され、同室ではたまらないと言っていたのは他ならぬじぃじなんです。  

それにもっと言えば「私のことが嫌いになったのか?」、「私はもう出ていく」、「私はもう死ぬ」というセリフにしても自宅にいる頃からしょっちゅう、それもウンザリするほどばぁばが口にしていたセリフで、たまたま自宅ではそれを言う相手が KiKi だったというだけで、じぃじは感情的になっているばぁばからは逃げ回っていただけのことなのです。  だから居場所を変えれば解決できる問題ではありません。  

もちろんそれを数か月聞かされ続けてきた KiKi にはじぃじのストレスが痛いほどよくわかるけれど、逆に言えばせっかく「介護付き老人ホーム」に入り、別部屋にさえなったのに、結局じぃじはばぁばのケアを人任せにはできず、必要以上にばぁばをかまい続けることによりストレスを増長させている部分もなきにしもあらず・・・・・なのです。  夫婦部屋のあるホームに移動すれば「1人で寝なくちゃいけない」という問題は確かに解決されるけれど、そもそも前橋のホームをやめてこちらを選んだ際に考えた前橋のホームの問題点(お部屋が北向き、2人部屋の割には狭い じぃじの逃げ場が全くない 等々)が再浮上することは必至です。  それに加えて、受け入れ側の前橋のホームでは現段階ではばぁばのケアには危惧を抱いているのです。

そこで根気強くどうやらじぃじが忘れてしまっているらしいここに至るまでの多くの出来事、ここを選んだ際に考えた様々なポイント、更には今の前橋のホームの状況、もともと認知症患者がこういう施設に入った場合最低でも3か月は過ごしてみないとそこがいいか悪いかの判断は難しいこと、等々を語るのに約2時間。  と同時に、じぃじが抱え込んでいる問題についてこのホームのケアのスタッフや責任者、さらには散歩友達になっている施設長に相談してみたことはあるのかと聞くと、ほとんど話していないとのこと。  まずすべきことは、今「移動する」という結論を出すことではなく、このホームにいる周囲の人たちにこまめに相談して、彼らのエキスパタイズを信頼し、提案される方策をあれこれ試してみて、それでもダメかどうかを見極めることでしょう。

3時間に及ぶ家族会議(と言ってもじぃじと KiKi の2人だけだけど)の末、じぃじもとりあえずもう少しここのスタッフの協力を仰ぎながら様子を見ることに同意しました。  そこでようやくとりあえずの契約をどのプランにするかの話になりました。  要するに様子見をするわけだから、KiKi に言わせれば「月額プラン」以外に選択肢はありえない(← これなら一時金不要、契約解除が比較的簡単)んだけど、じぃじは何故か

「前払いプランの一番短いヤツは3年だっけ??  あの人(ばぁば)はそれ、俺は月額プランかな。」

なんぞと言い始めます。  因みにこの前払いプラン、先にお金を払うからといって金額的なメリット(利息分割引みたいな)は一切ありません。  

「は??  前払いプランの一番短いヤツは1年だけど、でもこういう状況で・・・・・・」

と言い始める KiKi を遮り、

「じゃ、1年だ。」

と言います。  ため息1つ。

「あのね、それって移動するとしたらお父さん1人で移動するかもしれないっていう状況を想定している??  もしもそうだとしたらお母さんだけ1年プランっていうのもアリだけど、こういう状況で、言ってみればお試しをもうちょっと長く続けるために必要な契約をしておこうという結論なんだから、今、前払いして大枚払う必要はまったくないわけで、月払いプランでいいじゃない。  そして、試行錯誤の結果、もしも『これなら大丈夫』と思える状況になったら、月払いプランを解約して前払いプランでも終身プランでも好きな方を選ぶということだってできるんだから。」

と言うと、

「そうか・・・・・」

とのこと。  う~ん、しっかりしているようでもやっぱりじぃじも老いたなぁ・・・・。  

そして夕方の5時近くになってようやくじぃじとばぁばのとりあえずの「入居契約」が締結されました。  その打ち合わせの際、KiKi はじぃじの代弁者として、入居相談室の担当者にじぃじから聞かされた多くの話をかいつまんで伝え、それによりじぃじにもまだ迷いがあるということ、じぃじの精神的負担を少しでも軽減するために、ホーム側にも何らかの手を打つ努力をしてほしいこと、その結果次第では契約の変更もしくは解約もありうることを伝えました。  時にこういう話をすると居住者となるじぃじとばぁばの扱いに問題が生じることを怖れて避けたがる人もいるけれど、KiKi は長年のビジネス・ネゴシエーションの経験から、言うべきことは言葉こそ選べどもちゃんと伝えることに躊躇はありません。

担当者も KiKi の話の論点は理解してくださり、「そういう時のために設定した月払いプランですから、この契約を選ばれたことは正しいと思います。」とも仰っていただけました。  同席したじぃじも時にトンチンカンなタイミングでトンチンカンな主張をしていたけれど、これまで1人で抱え込んでいたことあれこれを語り、何とか契約締結を終えることができました。

でも、これで「一件落着」とはいかないのは明白です。  とりあえず1日だけ部屋を押さえておいてもらった前橋のホームとも調整が必要だし、そちらに関して言うなら、あれこれ言って振り回すだけ振り回して結局「とりあえず今回は辞退」という結論を出しているうえに、場合によってはいずれお世話にならなくちゃいけない可能性も残っているのです。  こういう時のために KiKi の役員時代の経験がものすご~く役に立っています(苦笑)  

じぃじとばぁば。  何かを考え、決めなくちゃいけなくなるとどうしても介護度が高い「ばぁば優先」になってしまうのをじぃじには本当に申し訳なく思っています。  齢89歳のじぃさまに少しでも気持ちよく日々を過ごしてもらいたいという気持ちは強く持っているものの、じぃじ自身が「2人一緒」に拘り続ける限り、KiKi の判断基準はどうしても「ばぁば寄り」になってしまいます。  でも、とりあえずこの「月額プラン」であと2ヶ月ほどはじぃじに我慢してもらって、今いるホームのスタッフさんにも協力を仰いで状況を注視し、それでもダメだったら今度はじぃじの希望をもうちょっと優先してあげる、もしくは「2人別々」を覚悟してもらうかの判断を今度は KiKi が迫られることになりそうです。 

さて、こうなってくると我が最愛のダーリンの検査入院はいつになったらできることやら。  実はダーリンは何年か前に「心筋梗塞」で倒れたことがあって、そろそろ一度検査入院することを勧められているんだけど、じぃじとばぁばが落ち着いてから・・・・・とそれを伸ばし伸ばしにしているんですよね~。  2人の間では「8月末か9月頭頃はどうか?」ということで一応の結論は出ていたんだけど、じぃじとばぁばが次に何をやらかしてくれるか次第ではそれも延期せざるをえないかもしれません。   

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