2013年8月の読書 読書メーター

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2013年8月の読書のまとめです。  今月は(も?)北方水滸一色でした。

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:4323ページ
ナイス数:55ナイス

水滸伝 16 馳驟の章 (集英社文庫 き 3-59)水滸伝 16 馳驟の章 (集英社文庫 き 3-59)感想
大戦直後、しかも回復の時を稼ぐための「講和」を模索している真っ只中のお話ということで、表面的には梁山泊 vs. 官軍のお話はちょっとなりをひそめた1巻でした。  こういう時に発生するのは当然のことながら裏工作のお話・・となるわけで、晁蓋を暗殺した史文恭が再登場。  で、この史文恭、宋江や呉用には結局手が出せずじまいだったけれど、柴進と裴宣の暗殺をやり遂げてしまいます。  対して梁山泊側は青蓮寺のトップ袁明を暗殺。  そんな重苦しい話が続く中で孫二娘 & 顧大嫂の二女傑の酒盛り場面は哀しくも可笑しかった。
読了日:8月26日 著者:北方謙三


水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)感想
今回の梁山泊 vs. 官軍の戦では戦死者の数が夥しい。  それらの死者たちの最期が美しければ美しいほど、壮絶であれば壮絶であるほど、根っこのところで死を美化することに抵抗を覚えずにはいられない KiKi はある種の恐ろしさみたいなものを感じる読書体験になりました。
読了日:8月20日 著者:北方謙三

水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)感想
この巻は KiKi としてはちょっと中だるみの巻なんですよね~。  そんな中 KiKi のお気に入りは?と言えば手癖の悪い息子に悩む父・張横とそんな自分を本人自身が持て余している息子張平の話が一番心に残ったりするわけです。 そしてこういう道をちょっと踏み外し気味の青年が出てくればお約束のように登場するのがあの「王進スクール」です。  そこに至るまでの旅の途中で武松 & 李逵の凸凹コンビと出会い、李逵からきついお仕置きを受けちゃったりするあたり、「このままでは終わらないだろう張平」を感じさせます。  
読了日:8月16日 著者:北方謙三


水滸伝 13 白虎の章  (集英社文庫 き 3-56)水滸伝 13 白虎の章 (集英社文庫 き 3-56)感想
この巻で KiKi の印象に残ったのは、梁山泊・軍師を務めていた呉用と戦闘員、呼延灼、関勝、秦明を筆頭とする各隊長との間に生じた溝のお話と宋江のお父さんに孝行を尽くす武松・李逵の凸凹コンビのお話でした。  呉用さんを軍師から外す決断をし、皆の居並ぶ前でそれを言明した宋江さんは素晴らしかったと思います。  ようやく彼が梁山泊のトップである意味がここで理解できた・・・・そんな気がするんですよね~。  そして宋大公 vs. 凸凹コンビの触れ合いは戦・戦のシーンが続くこの巻の中で温かみに溢れた素晴らしさでした。
読了日:8月15日 著者:北方謙三


水滸伝 12 炳乎の章 (集英社文庫 き 3-55)水滸伝 12 炳乎の章 (集英社文庫 き 3-55)感想
この巻のメインは闇塩の道の首魁・盧俊義の受難とそれを助け出す燕青の活躍、そして大刀関勝の梁山泊入りというあたりでしょうか。  でもね、梁山泊という切った切られたの世界からちょっと距離を置いているようでいて、しっかりと戦士教育を受けている楊令の姿に何かほっとするものを感じちゃった KiKi です。  さらに言えばその目撃者である楊春の立ち位置がいいと思うんですよね。  何となく周りの状況に流されて今ここにいる楊春。  精神的迷子状態の楊春。  そんな楊春が目撃者というのは練られた構図だと思います。  
読了日:8月14日 著者:北方謙三


水滸伝 11 天地の章 (集英社文庫 き 3-54)水滸伝 11 天地の章 (集英社文庫 き 3-54)感想
この巻のメインのお話は「晁蓋暗殺」なんだけど、その他のお話もなかなか興味深いものでした。  仲間の死を目の当たりにすることにより「生死を分けるもの」に並々ならぬ興味を抱き始めた樊瑞のお話。  梁山泊入りする前まで培ってきた自分の生きる道を皮肉にも梁山泊入りすることにより見失ってしまった杜興の苦悩のお話。  梁山泊軍の中で「1人慰問団 兼 将校」として存在を際立たせる楽和のお話。  どれもこれもが物語に深みを与えるエピソードとなっていると思いました。  
読了日:8月10日 著者:北方謙三


水滸伝 10 濁流の章 (集英社文庫 き 3-53)水滸伝 10 濁流の章 (集英社文庫 き 3-53)感想
この物語では鉄の玉を飛ばす大砲が出てくるんですけど、この当時、大砲は本当に実用化されていたんでしょうか??  凌振が大砲の名手であることは決して「北方オリジナル」な話ではないし、大砲に対するおおかたの軍人さんたちの反応を見ると、あっても不思議じゃないしもしもあったとしたらこんな扱いだったこともさもありなん  という感じだけど、他の好漢たちの武器との差がありすぎてちょっと不思議・・・・。  チョコボに乗って剣や槍で戦う人たちのところに何故か飛空艇があるのと同じくらいのギャップを感じてしまいます。
読了日:8月8日 著者:北方謙三


水滸伝 9 嵐翠の章 (集英社文庫 き- 3-52)水滸伝 9 嵐翠の章 (集英社文庫 き- 3-52)感想
さすがにここまで進んでくると、似たような名前の人たちが頭の中でこんがらがってきて、誰が誰だかわからなくなり始めました(苦笑)  もちろん、間違えようもないほどに印象に残ったエピソードがあって頭に定着しちゃった好漢もいるんだけど、同じ漢字が使われた名前の人はいけません。  特に「李」が付く人・・・・。  黒旋風・李逵と青蓮寺の切れ者、李富の2人だけはちゃんと頭に残っているんですけどねぇ・・・・・(苦笑)
読了日:8月5日 著者:北方謙三

水滸伝 8 青龍の章 (集英社文庫 き 3-51)水滸伝 8 青龍の章 (集英社文庫 き 3-51)感想
この物語にはなかなか美味しそうな食べものの話が色々と出てくるんですけど、この物語の中の描写がどんなに美味しそうでも KiKi はちょっと眉を顰めちゃうものも多々あります。  例えば熊肉。  例えば猪肉。  例えば蛇肉。  まぁ、猪の方は KiKi も食べられないというほどじゃないけれど、熊肉はいけません!!  だって KiKi には熊肉の獣臭に辟易とさせられた経験(詳細はブログにて)があるんですよ。  梁山泊の皆さんってあんな獣臭のする食べものが平気なんですねぇ・・・・(苦笑)
読了日:8月3日 著者:北方謙三


水滸伝 7 烈火の章 (集英社文庫 き 3-50)水滸伝 7 烈火の章 (集英社文庫 き 3-50)感想
ここまでで108星のうち、上位36星とされる天罡星36星から4名、下位72星とされる地煞星72星から2名の死者が出てしまいました。  星に数えてもらえない晁蓋さんはまだピンピンしているのに、天罡星36星から4名も死んじゃっていいんだろうか??  そうやって命を落として舞台から退場していく好漢がいる一方で、例のオーガナイザー(人たらし)は梁山泊に新しく迎える人材のリクルート活動に余念がありません。  とりあえずジャブだけかませて大刀・関勝の気持ちを惹きつけ、次に向かうのはどうやら双鞭・呼延灼の元らしい。
読了日:8月1日 著者:北方謙三


水滸伝 六 風塵の章 (集英社文庫)水滸伝 六 風塵の章 (集英社文庫)感想
前巻で長江の中洲に築かれた砦に立て篭って、官軍二万に包囲されるな~んていう経験をした割にはあまりに呑気な宋江さん。  もちろん宋江さんただ一人を捕まえる(もしくは消す)ために二万もの大軍を派遣する官軍も官軍だけど、宋江さんを助けるために未だ発展途上の梁山泊だって、持てる限りの・出せる限りの勢力を出さなくちゃいけなかったという事実に関して、ちょっと無頓着過ぎると感じるのは KiKi だけかしら?  この宋江さんの「今の自分が置かれている立場」に対する鈍感さが何等かの悲劇を生みそうな気配がプンプンしています。
読了日:8月1日 著者:北方謙三

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今晩は。今年の夏は記録更新だらけの異常な暑さでしたね。団塊ジュニアでまだ若い(ハズの)私でもついていけない時があるほどの暑さでした。我が越後長岡は盆地ですからなおさらです。私も北方謙三浸りです。岳飛伝の第一巻を読了してから、「楠正成」を読み、今は同じ北方氏の「史記」の第一巻を読んでおります。今まで北方氏の歴史・時代小説というと水滸・楊令・岳飛・三国志などの中国ものばかり読んできた私が初めて日本史ものの「楠正成」を読了しました。舞台が中国から日本の南北朝時代にかわっても北方さんらしい熱い漢(おとこ)の物語が楽しめますね。戦前は皇国史観とやらにもとづいて「軍神楠公」などと神様扱いされていた正成ですが、北方版正成は、虐げられた民のために闘う英雄という感じがしました。そして強さも弱さも兼ね備えた英雄です。英雄ですが、神様ではない。打倒鎌倉幕府という志を共にする後醍醐天皇の息子・護良親王や公家の北畠具行などとの友情も美しいです。ネタバレになってしまいますのであまり詳しい内容は申し上げませんが、KiKi様にもおススメの作品です。

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2013年9月 1日 14:00に書いたブログ記事です。

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