ホビットの冒険 J.R.R.トールキン

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もう随分前にこの物語の Review は一度書いているのですが、たまたまつい先日、「ホビット 思いがけない冒険」のDVDを観たのを機に、再読してみました。

ホビットの冒険
著:J.R.R.トールキン 訳:瀬田貞二  岩波書店

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ひっこみじあんで気のいいホビット小人族のビルボが、ある日、魔法使いとドワーフ小人に誘いだされて、竜に奪われた宝ものを取り返しに旅立ちます。  (Amazon より転載)

ホビットの冒険(上)
著:J.R.R.トールキン 訳:瀬田貞二  岩波少年文庫

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ひっこみじあんで、気のいいホビット小人のビルボ・バギンズは、ある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフ小人に誘いだされて、竜に奪われた宝を取り返しに旅立ちます。  北欧の叙事詩を思わせる壮大なファンタジー。  (Amazon より転載)

ホビットの冒険(下)
著:J.R.R.トールキン 訳:瀬田貞二  岩波少年文庫

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魔法の指輪を手に入れたビルボとその一行は、やみの森をぬけ、囚われた岩屋からもなんとか脱出に成功。  ビルボたちは、いよいよ恐ろしい竜スマウグに命がけの戦いを挑みます。  「指輪物語」の原点といわれる、雄大な空想物語。  (Amazon より転載)

とりあえず物語の Review は前回のエントリーでそこそこ書いているし、今回の読書でさほど違う感想を持ったわけではないので、今日の Review はちょっと違う切り口で書いてみたいと思います。

今回の読書も前回同様、KiKi が読んだのはこちら(↓)の「岩波少年文庫特装版」です。  

2012_Aug16_001.JPGのサムネール画像

実は KiKi はこの「ホビットの冒険」に関しては4種類の和訳本を持っている(英語版を含めるともっと多い ^^;)のですが、その1冊は上でご紹介した1冊目のハードカバー本です。  KiKi が子供時代に最初に読んだのはこの本でした。  その後、このブログではお馴染みになった「岩波少年文庫 全冊読破企画」をぶち上げた際に、同じく上でご紹介した2冊目、3冊目の現在市販されている岩波少年文庫版を購入しました。  今はこれら2冊は東京のマンションの本棚でお留守番中です。  その後、その企画の延長線上で古本屋さんを巡りにめぐってようやく入手したのが「特装版全冊セット」で、これは今では KiKi の宝物になっており、Lothlórien_山小舎にはこの特装版とハードカバーが置いてあります。

ハードカバー版は何と言っても思い出が詰まっている、とても大切な1冊なのですが、なにぶんにも重い・・・・・ ^^;  お布団読書にはあまり向きません。  で、結果的にハードカバー本は今では「本棚の飾り」「家具調度品の1つ」と成り下がってしまいました。  でもどうしても捨てたり売却したりする気にはなれないんですよね~。  それだけ KiKi にとって大切な品ということなんだと自分では思っています。

      

この「ハードカバー版」と「岩波少年文庫特装版」の違いは?と言えば、まずは大きさ & 重さが違う。(当たり前か?)  それ以外で言えば、見開き扉にある地図(「荒れ地の国」)がハードカバー版は2色刷りなのに対し、特装版は単色刷りです。  情報としてはまったく同じだけど、やっぱり何気に2色刷りの方が見やすいのは歳のせいでしょうか??

2冊を一言一句チェックしたわけではないので、訳文がまったく同じかどうかは定かじゃないけれど、どちらも同じ瀬田さんの訳なので恐らく訳文に大差はないと思われます。  本文中の挿し絵(寺島竜一さん)の量もほぼ同じなのではないかと・・・・・。  一番違うのは本章に入る前の挿し絵(カラー)でハードカバー版では3色刷り(?)の寺島さんが描かれたバルドがスマウグに矢を射る場面であるのに対し、特装版ではトールキンファンの間ではかなり有名なこの絵(↓)がフルカラーで載っていることです。

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こちらの絵はトールキン先生の手によるものです。  これがトールキン先生が思い描いたビルボのホビット穴があるお山のイメージなんですよね~。  これが見られるというだけでも「特装版」は嬉しい♪  因みにこの絵のタイトルは "The Hill: hobbiton~across~the Water" となっています。  

現在市販されている2冊に分かれている「少年文庫版」がどうなっているのかは、手元に本がないだけにちょっとわかりません ^^;  今度東京に行ったとき、覚えていたら確認してこのエントリーに追記してみたいと思います。

因みに Wikipedia によれば、トールキンさんは出版に際し、本全体の挿絵と装丁の細部に至るまで関わったのだそうで、この物語で登場する地図に関しても深い拘りがあったのだそうです。

トールキンは最初5つの地図を提案したのだが、地図についても検討・議論が行われた。  トールキンは、スロールの地図(物語の中で月光文字が浮かび上がることになっている地図)を製本後に糊付けで加え、その裏面には光にかざして見た時に見えるように月光文字(アングロサクソンルーン文字)を配したいと願った。  結局は、費用の問題と、また地図の濃淡が出し難いということで、「スロールの地図」と「荒れ地の国の地図」の2つを、クリーム色の紙に赤と黒のインクで印刷して、見返しに入れることとなった。  (Wikipedia より転載;一部削除 一部()がきで KiKi 追記)

となると気になるのが、どんな挿し絵・装丁をトールキンさんが目指していたのか?で、それそのもの・・・とはいかないまでもそれがかなり反映されていることが期待できる日本語版の本はないものか?と思っちゃうわけですけど、恐らくこれ(↓)がそれに近いものなんじゃないか?と期待している本が市販されています。  この本は KiKi は残念ながら持っていません。

ホビットの冒険 オリジナル版
著:J.R.R.トールキン 訳:瀬田貞二  岩波書店

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ごちそうの好きなひっこみ思案のホビット小人ビルボ・バギンズが、魔法使いのガンダルフのたくみな誘いにのせられ、13人のドワーフ小人とともに思いがけない冒険の旅へ―。  魔法の指輪を手に入れ、邪悪な竜に命がけの戦いを挑む。  「ホビットの冒険」は、1937年初版。  「指輪物語」(3巻、1954‐55年刊)の前編として知られる。  本書「オリジナル版 ホビットの冒険」は、トールキン自身の手になる印象的な装画・カラー口絵・挿絵を生かしたエディション。  (Amazon より転載)

因みにこの本を未だに KiKi が入手していない**(実は長年欲しいと思っていた ^^;)のは、こちらが「本文横組み」であることを聞いていたからで、「読む」という行為だけのことを考えると何かと都合が悪そうだったから・・・・な~んですよね。  「読む本はこっち、見る本はこっち」と分けて考えればいいじゃないかな~んてことを何度も思ったんだけど、何せ次から次へと「読みたい本」が出てくるとなかなか資力が追い付かない・・・・・(苦笑)  でも、トールキン先生の絵はなかなか味があるので、捨てがたいんですよね~、これが。

さて、ここまでは岩波さん(瀬田さん訳のと言った方がいいか?)の本のご紹介だったんだけど、実は KiKi はもう1種類、山本史郎さんの翻訳のホビット本を持っているんです。  (実は持っているだけで未だに読んだことはない ^^;)  それがこちらです。

ホビット ゆきてかえりし物語 (上)
著:J.R.R.トールキン 訳:山本史郎  原書房

51ZpwHXHnxL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

ホビット ゆきてかえりし物語 (下)
著:J.R.R.トールキン 訳:山本史郎  原書房

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時代を越えて読み継がれる不朽の名作「ホビット」を、さまざまな角度から詳細な注釈をつけた新訳決定版。  トールキン自筆の挿絵つき。  持ち歩きしやすい文庫判。  (原書房HPより転載)

実はこの2冊、以前たまたまどこかのスーパーに併設されている本屋さんで見つけて衝動買いしたんだけど、今回このエントリーをこの切り口(要するに出版されているホビット関連本のご紹介)で書こうと思い立つまで、KiKi 自身すっかり忘れていたんですよね~ ^^;  この本を買ったのはもちろん「瀬田訳」ではない「ホビット」を読んでみたかったから。  それにこちらにはかなり重量級の解説というか注釈がついていることを知っていたので、本文以上にそちらに興味がありました。  さらにさらに、サイズは小っちゃくなっちゃったけどトールキン先生の描かれた絵も10個ほど載っています。

ま、てなわけで、せっかくこの本を買ってあることを思い出したことだし、次の読書は「指輪物語 追補編」へ行く前にこちらにすることに変更です。  因みにこの本が文庫化されたのは PJ の映画のおかげと言っても過言ではないわけで(これは「指輪物語」の時にも経験済み 苦笑)、そういう意味でもトールキン・ファンの KiKi にとっては嬉しい限りです。  日頃はどちらかと言うと原作本があるものの映画化には批判的な KiKi なんですけど、身勝手なものです(笑)


追記: 2013年11月19日

このエントリーを書いた時点では購入していなかったのですが、ここで Amazon Link を貼った際にたまたま見つけた「かなり状態の良い古本」をゲットしました。  やっぱり「本文横組み」は若干読みにくそうです ^^;  とは言っても昨今ではブログなんかで日本語の横組みは読み慣れてきているので、決してそれが気になって仕方ない・・・・というほどのものではないことを確認しました。  尚、全部の挿し絵を確認したわけではないのですが、どうやらこの本に収録されているトールキン先生直筆の挿し絵はほぼ全部上記の「原書房」の文庫には掲載されているもようです。 

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2013年11月17日 10:44に書いたブログ記事です。

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