2014年5月の読書 読書メーター

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現在、東京滞在中。  今日の夕方には沼津へ移動します。  時間があまりないので、とりあえず先月の読書のまとめだけしておきます。

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:6716ページ
ナイス数:55ナイス

オオバンクラブ物語(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)オオバンクラブ物語(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)感想
下巻を読了してから Review します。
読了日:5月30日 著者:アーサー・ランサム

ヤマネコ号の冒険(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)ヤマネコ号の冒険(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)感想
この物語を読んでいて、そして KiKi にとっては決して褒められたものではないと感じる今作でのキャプテン・フリントの姿に、帝国主義を推進した大英帝国の原動力みたいなものはいやというほど感じました。  分別も理性もなく、ひたすら冒険と富を求める、一歩間違えば獰猛な海賊と大差なし・・・・・というような何かを。
読了日:5月29日 著者:アーサー・ランサム

ヤマネコ号の冒険(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)ヤマネコ号の冒険(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)感想
もちろんこの物語が「ロビンソン・クルーソー」とか「宝島」に触発された「海洋冒険もの」として書かれた物語であることは百も承知です。  でも、KiKi の気分としては、この「ランサム・サーガ」がギリギリの境界線で保っていたある種の良心みたいなものがこの1作によって粉々に壊されてしまった・・・・・そんな気分なんですよね~。
読了日:5月28日 著者:アーサー・ランサム

長い冬休み(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)長い冬休み(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)感想
巻末にある児童文学評論家の野上暁氏の言葉にある 「ランサムの物語を読みながら、子供達が安心して遊んだり、自由に冒険できる環境を取り戻せないものかと、つくづく考えさせられました。」 には深く同意します。  でも、そのために絶対的に欠けているものが現代人にはあるような気がします。  それはツバメ号やアマゾン号の子供達以下のサバイバル能力しか持ち合わせていない現代の大人という現実です。  キャプテン・フリントやツバメ号 & アマゾン号のクルーはもとより都会育ちのディック以下かもしれません(ため息)。
読了日:5月26日 著者:アーサー・ランサム

長い冬休み(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)長い冬休み(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)感想
おたふくかぜにより隔離されちゃったキャプテンと連絡をとろうとする子供達。  そこでの挿し絵が何とも微笑ましいんですよ。  窓からジュリエットよろしく顔を出したナンシィと窓下のロミオよろしい子供たちの挿し絵なんだけど、そのジュリエットの顔がない・・・・。  顔部分に描かれた大きな丸の中に以下の文字があるんです。  「ナンシィのふくれたかおは気の毒で描けない」  これを見た時、KiKi はそれこそナンシィには気の毒だけど大笑いしてしまいました。
読了日:5月25日 著者:アーサー・ランサム

鳥と雲と薬草袋鳥と雲と薬草袋感想
梨木香歩という人の感性がもっともストレートに伝わってくるのはエッセイにあるような気がします。  未だ物語としては構築されていない、それでも感情を揺り動かし「何か」を感じたこと、それが短い文章の中に凝縮され、さらにはまだどことなく「とりとめのなさ」みたいなものを感じさせる書き物。  それが彼女のエッセイだと感じます。
読了日:5月25日 著者:梨木香歩

天狗童子―本朝奇談(にほんふしぎばなし)天狗童子―本朝奇談(にほんふしぎばなし)感想
学校で戦国時代の歴史を学んでもほとんどちょっとしか名前が出て来ない関東地方の戦物語を背景にしているので、KiKi なんかは歴史的バックグラウンドはわかったような、わからなかったような・・・・・。 伊勢宗瑞とか三浦道寸な~んていう名前が出てきてもチンプンカンプン。  でも後で調べてみたら伊勢宋瑞って北条早雲のことだったんですねぇ・・・・。  しかも最後には「南総里見八犬伝」で有名な里見家の名前も出てきます。
読了日:5月24日 著者:佐藤さとる,村上豊

星からおちた小さな人―コロボックル物語 3 (講談社青い鳥文庫 18-3)星からおちた小さな人―コロボックル物語 3 (講談社青い鳥文庫 18-3)感想
相変わらず小さな人間じみたコロボックルは人間社会の発展をなぞるかのように文明的発展(?)を遂げ続けています。  でもさすがに著者の佐藤さんもコロボックルという存在が人間模倣生き物ではいけないと感じられていらしたらしく(?)ところどころに、人間のやることをひたすら真似ているわけではないというような趣旨の記述がみられます。
読了日:5月23日 著者:佐藤さとる

豆つぶほどの小さないぬ―コロボックル物語 2  (講談社青い鳥文庫 18-2)豆つぶほどの小さないぬ―コロボックル物語 2 (講談社青い鳥文庫 18-2)感想
ちょっぴり残念なのはこのコロボックルたちが、実に人間臭いこと(苦笑)  どうせなら擬人化した小人ではなくどこか人間とは価値観とかものの考え方に大きな差がある生物であってくれた方が異文化交流の雰囲気が出てきてハチャメチャかもしれないけれどもっともっと楽しい物語になったんじゃないかと思わないでもありません。
読了日:5月22日 著者:佐藤さとる

だれも知らない小さな国―コロボックル物語 1  (講談社青い鳥文庫 18-1)だれも知らない小さな国―コロボックル物語 1 (講談社青い鳥文庫 18-1)感想
一読して思ったのは、「ああ、ここには懐かしい子供時代の日本の風景があるな」ということでした。  例えばつい先日まで読んでいた「ランサム・サーガ」にはやっぱりどこか日本では馴染みのないこじゃれた風景が多いけれど、この物語に出てくる小山はまさに KiKi の実家の裏にあった山を彷彿とさせます。  羊も牛もいない、いるのはやぶ蚊と蛇とミミズ。  雄大な草原もない。  どこか鬱蒼としていて、それでいてこじんまりとしていて、雑多な感じ・・・・・。  爽やかな風も吹くけれど何気に湿りっ気が多い感じ・・・・・。
読了日:5月22日 著者:佐藤さとる

ツバメの谷(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)ツバメの谷(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)感想
久々に全員が揃って「カンチェンジュンガ」と名付けた山に登り、宝物を見つけるシーンが好き。  それは何十年も前にキャプテン・フリントとブラケット家の両親が同じ山に登ったことを記念して残した物なんだけど、そこには彼らが同じ山をマッターホルンと見立てて登ったことが記されていました。  ここを読むと子供たちを取り巻く大人が素晴らしい理由がわかるような気がするんですよ。  つまり、子供らしい子供時代を過ごした大人だけが、真の大人らしい大らかさでもって子供達を見守ることができるいうことなんじゃないかな・・・・・と。
読了日:5月21日 著者:アーサー・ランサム

ツバメの谷(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)ツバメの谷(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)感想
今作では1年ぶりの夏休みを謳歌しようと張り切っていたウォーカー家の兄妹を物語の冒頭で事件が襲います。  ちょっとした長男ジョンの判断ミスからツバメ号が座礁、そして沈没・・・・・。  ウォーカー父さんが言うところの「ノロマ」な失態に落ち込みつつもこのミスからの立ち上がりが凄い!!  ジョン船長はどこかの国のフェリーの船長とは大違いでクルー全員を小さい順に逃したうえで、沈没した船をすくいあげるための方策までちゃんととったうえで船を離れ、全員が無事に避難できたところでまずホッと溜息です。
読了日:5月20日 著者:アーサー・ランサム

ツバメ号とアマゾン号(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)ツバメ号とアマゾン号(下) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)感想
読んでいて思ったのは、イギリスの、しかもこういう遊びができるぐらいの階級の子供達というのは都市にいる時は、ある意味で年齢以上の早熟さが求められ束縛の中で暮らさなければならない現実があるということです。  日本の子供たちはある意味で「子供らしさ」みたいなものを日常の中で謳歌できる風土があるけれど、イギリスの子供たちは早くから服装の面でもきついネクタイやベルト、革靴に締め付けられるうえに、「小さな紳士・淑女」であることが求められる文化(?)に首根っこまで浸っているようなところがあります。  そんな中の夏休み。
読了日:5月19日 著者:アーサー・ランサム

ツバメ号とアマゾン号(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)ツバメ号とアマゾン号(上) (岩波少年文庫 ランサム・サーガ)感想
久々に読んでみたけどやっぱり面白かったぁ!  ウォーカー家の4人兄妹(ツバメ号クルー)の実にうらやましいキャンプ生活が生き生きと描かれ、途中で仲間になるアマゾン号の2人姉妹(アマゾネス)のお転婆ぶりも微笑ましく、KiKi なんぞは「アマゾネス」という言葉を初めてちゃんと認識した時、ギリシャ神話の物語よりはこの2人のおよそレディらしからぬいたずら(特に自分たちの叔父であるキャプテン・フリントの船に花火を投げ込む辺り)をありありとイメージしたことを懐かしく思い出しました。
読了日:5月18日 著者:アーサー・ランサム

冬虫夏草冬虫夏草感想
この物語の中に里山の雰囲気を感じるのは、やはり自然を征服するものとはとらえず共存するものと捉える日本人のDNAの中に刷り込まれたある種の「知」が満ちているからだと感じます。  その知の本質は「自然の中で生かしてもらっている」という謙虚さ、そして「人智を超えたものへの畏れ」という感覚なんだろうと感じます。
読了日:5月15日 著者:梨木香歩

家守綺譚 (新潮文庫)家守綺譚 (新潮文庫)
読了日:5月13日 著者:梨木香歩



狐笛のかなた (新潮文庫)狐笛のかなた (新潮文庫)
読了日:5月11日 著者:上橋菜穂子

獣の奏者 外伝 刹那獣の奏者 外伝 刹那
読了日:5月8日 著者:上橋菜穂子

炎路を行く者 --守り人作品集-- (偕成社ワンダーランド)炎路を行く者 --守り人作品集-- (偕成社ワンダーランド)
読了日:5月5日 著者:上橋菜穂子

獣の奏者 (4)完結編獣の奏者 (4)完結編
読了日:5月3日 著者:上橋菜穂子

獣の奏者 (3)探求編獣の奏者 (3)探求編
読了日:5月1日 著者:上橋菜穂子

読書メーター

先月前半は久々の上橋ワールド再読期間でした。  たまたま Kindle で見つけちゃった「物語ること、生きること」を読んだ影響です。  それらの作品に関しては過去にブログエントリーを書いているので、敢えて読後感のエントリーは起こしていないため、読書メーターの「まとめエントリー」でもコメントなし状態です。

後半はKiKi の気持ち的には「岩波少年文庫読破企画」に戻る予定だったんだけど、たまたま図書館で別の本を借り出してしまったため、ちょっと寄り道。  でも、おかけでずっと気になっていた梨木香歩さんの未読本を読了できたのがメッケモノでした。

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2014年6月 1日 12:25に書いたブログ記事です。

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次のブログ記事は「オオバンクラブ物語(上)(下) A.ランサム」です。

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