2014年7月の読書 読書メーター

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今日から8月。  既に何日も猛暑日があったので夏はとっくに来ているけれど、「夏本番!」という気分にさせられるのがこの8月という月です。  さて、異常なまでに降った雨と梅雨明け以降の猛暑にどこか体調もすぐれない中、先月もそこそこ読書に励むことができました。  

2014年7月の読書メーター

読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3735ページ
ナイス数:27ナイス

ルリユール (一般書)ルリユール (一般書)感想
ルリユールの技に関しては期待していたほどには描写されていなかったのですが、物語全体に流れる穏やかな時間とどこか鄙びた風景、そして登場する人たちのちょっと切ない人生にホロリとさせられる作品だったと思います。  思い入れのある本を「クラウディアの黒猫工房」で修復してもらうと、その本にかかわる人々が抱えている悩みや重荷、心の傷といったものが癒される・・・・・。  本が持ち込まれ修復されているまでの描写にはとても優しく暖かい時間が流れ、「思い出を大切に守り伝える」という感覚を呼び起こされるような気がします。
読了日:7月30日 著者:村山早紀


天山の巫女ソニン(5) 大地の翼天山の巫女ソニン(5) 大地の翼感想
この最終巻でもなかなかに深い「人間観察」の言葉が出てきたと思います。  その最たるものが義兄のイルギが語る「7割の法則」です。  これは「人間のうち7割は、まわりの動きや噂、自分の欲に流されやすい」というもので、齢50を超えた KiKi をして「なるほど、その数字、いい線いってるかも!」と思わせてくれました。  それぐらいのスタンスで自分の周りで起こることを眺め、「さて、じゃあ、私はどうする?」と考えてある時は3割の方に、ある時は7割の方に加担するのが人間という生き物なんだろうなぁと思いました。  
読了日:7月30日 著者:菅野雪虫


天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺感想
三国の次代を担う(だろう)為政者が顔を揃えたことにより、政治的駆け引きの話が物語の中心にどっかと腰を落ち着けた印象の物語でした。  でも為政者の思惑・外交というものの複雑さを難しすぎない言葉で語っているあたり、やはり凄い物語だと感じます。  例えて言うなら「池上彰解説風ファンタジー」とでも言いましょうか・・・・(笑)  第一巻の「黄金の燕」はいかにもファンタジーというスタートの物語群だったけど、途中からこの物語はいわば普遍的に人間社会に発生し続けている多くの社会問題を扱う物語に変貌しているように感じます。
読了日:7月29日 著者:菅野雪虫


ハウルの動く城2   アブダラと空飛ぶ絨毯 (徳間文庫)ハウルの動く城2 アブダラと空飛ぶ絨毯 (徳間文庫)
読了日:7月28日 著者:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

都会のトム&ソーヤ (2) 乱!RUN!ラン!     YA! ENTERTAINMENT都会のトム&ソーヤ (2) 乱!RUN!ラン! YA! ENTERTAINMENT感想
決してつまらなかったとか読んでいて苦痛だったというわけでもないんですけど、例えて言うなら美容院で順番を待たされている間とかパーマをかけて美容師さんに「このまましばらくお待ちください」な~んていう風に言われてひっくりかえした鉢みたいなものに頭を突っ込んだ状態で手持無沙汰な時なんかに読むにはピッタリの本だなぁ・・・・と。  何かの病気か怪我で入院中(但し、さほど深刻ではないけれど、一泊二日で帰宅できるほど簡単でもない)に、どこか落ち込みがちな気分を盛り上げるためにはいい本かなぁ・・・・と。(笑)
読了日:7月27日 著者:はやみねかおる


都会のトム&ソーヤ(1) (YA! ENTERTAINMENT)都会のトム&ソーヤ(1) (YA! ENTERTAINMENT)感想
いや~、これは Review の書き難い本ですねぇ。  あっという間にさらさらっと読めちゃうんだけど、KiKi にとってはただそれだけ・・・と言うか、何も残らないと言うか・・・・。  まあ、KiKi 自身が♀故にこの物語の主人公たちの年代の男の子の気持ちというやつが今一つピンとこないというのもあるとは思うんですけど、それより何より、あたかもTVでバラエティ番組を観ているのと同じで、一時の笑いはあるもののただそれだけ・・・・っていう感じ。
読了日:7月26日 著者:はやみねかおる,にしけいこ

天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星感想
この物語が素晴らしいと感じるのは、主に脇役、時に主役に語らせている著者の人間観察の言葉が子供向けとは思えないほど深く鋭いこと、そして為政者の考え方と庶民の考え方の違いをはじめとする人間社会が必然的に抱える矛盾を難しくなり過ぎない言葉でさらりと描いていることです。  ことにこの第三巻では歴史が為政者によっていかに描き変えられるのかとか、ある1つの事件を解決しようとした際に立場が異なれば、異なる解決方法をとろうとするし、そこにあるのは単純な善悪ではないということがしっかりと描かれていると感じました。
読了日:7月26日 著者:菅野雪虫


天山の巫女ソニン  2  海の孔雀天山の巫女ソニン 2 海の孔雀感想
主人公のソニン以上に気になる存在が、彼女が下野して最初にできた友人という設定のミンです。  働かない父親、早くに亡くした母、自分が面倒を見なければならない弟という環境の中で、必死に生きているミンはある意味で普通とは言えない環境ばかり(天山然り、王宮然り)で暮らしているソニンと一般人を繋ぐパイプ役のようなところがあり、彼女自身がソニンと知り合ったことにより堕落からは免れたようなところもありで、この先も気になる存在です。
読了日:7月25日 著者:菅野雪虫

天山の巫女ソニン 1 黄金の燕天山の巫女ソニン 1 黄金の燕感想
「落ちこぼれ巫女」という設定の割にはソニンには暗さがなく、自分のあるがままを素直に受け入れ、その時々で自分が置かれている立場で、自分に考えられる最善を尽くす姿が好印象です。  自分に与えられた環境の中で最善を尽くすというのは簡単なようでいて実はかなり難しく、同時にそれなりの知性が必要となる行いであることをさりげなく語っている物語だと感じました。
読了日:7月25日 著者:菅野雪虫

ハウルの動く城1  魔法使いハウルと火の悪魔 (徳間文庫)ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔 (徳間文庫)感想
「ハウルの動く城」と聞けばジブリアニメを思い出す人が多いと思います。  実際、KiKi もDWジョーンズのファンタジー作品という印象よりはジブリアニメという印象の方が強いのが正直なところです。  「印象が強い」と言っても、KiKi 自身はそのアニメを観たことがないので、どんな作品なのかさっぱりわからないんですけどね ^^;  物語を読んでみて、色々なことを考えてみた(Blog に Review あり)ので「機会があったらこのジブリアニメは一度観てみよう!」と心に決めた KiKi なのでした。
読了日:7月24日 著者:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ


小さな人のむかしの話 -コロボックル物語別巻- (講談社青い鳥文庫)小さな人のむかしの話 -コロボックル物語別巻- (講談社青い鳥文庫)感想
こちらの作品はコロボックル物語シリーズの本編ではない、所謂、外伝です。  尚且つ、ツムじぃが集めて年代別に組み直し、更には覚書まで添えた物(この覚書がなかなか気が利いています 笑)をせいたかさん経由で入手した著者が、私たち人間が読んでも面白いと思えるだろうものを厳選した1冊なのだそうです。  そうであるだけに、そこかしこに「日本昔話」的な空気が漂っています。 この物語を読むと、古来日本人が「人ではないもの」とどんな風に関わってきたのか、その精神性を伺わせるような気がして、実に楽しく読むことができました。 
読了日:7月16日 著者:佐藤さとる

コロボックル童話集 (講談社青い鳥文庫 (18‐6))コロボックル童話集 (講談社青い鳥文庫 (18‐6))感想
この本を読んでいて一番の収穫(?)は登場するコロボックルの名前に KiKi の昔からの愛称とさらにはキキという名のコロボックルが登場したことでした。  そうなってくると、ひょっとしたらいつかはKiKi の所に「小さな人」が姿を現すかもしれないな~んていうここまでのお話での感想はどこかへ吹っ飛んで行って、KiKi 自身が実はコロボックルなのかもしれないというような妄想を抱かせるには十分でした(笑)。
読了日:7月14日 著者:佐藤さとる,村上勉

小さな国のつづきの話―コロボックル物語 5 (講談社 青い鳥文庫)小さな国のつづきの話―コロボックル物語 5 (講談社 青い鳥文庫)感想
この物語を読んで「狐に化かされる」という話を「そんなことがあるわけない、迷信、迷信」と考えるようなタイプの人はなかなかコロボックルとお友達にはなれないのじゃないか・・・・・。  そんな風に感じました。  と、同時に今作では別の小さな人、チィサコ族が登場し、「コロボックル王国」とは別の場所で別の暮らし方をしていることが描かれています。  このことにより、「ひょっとしたら私の住む地域にもコロボックルでもチィサコ族でもない又別の種類の小さな人が住んでいるのかもしれない」という希望(?)をも抱かせます。  
読了日:7月13日 著者:佐藤さとる


ブリスさんブリスさん感想
この絵本の何よりもの魅力はやはりトールキン先生直筆の絵と筆跡が堪能できることではないでしょうか?  同じような楽しみ方ができるもう1つの絵本(?)に「サンタ・クロースからの手紙」があるけれど、あちらの文字はどちらかというと「飾り文字風」なのに対し、こちらの文字は恐らくトールキン先生の「普段使いの文字」なんだろうと思います。 お話は日本人とはちょっと違うユーモア感覚(しかもどことなく偏屈で皮肉っぽい)に溢れたドタバタコメディといった趣で、読者によって好き嫌いがはっきりわかれちゃうような気がします。
読了日:7月6日 著者:J.R.R.トールキン


ビルボの別れの歌―灰色港にて (大型絵本)ビルボの別れの歌―灰色港にて (大型絵本)感想
この絵本の構成としては各見開きページの上段には「指輪物語」の最後の部分、指輪所持者たちが馬で西に向かい、灰色港から旅立っていくそのプロセスが描かれ、下段には「ホビットの冒険」の様々なシーンが描かれています。  絵本の絵を見ながら、読み慣れた「ホビットの冒険」のワンシーン・ワンシーンを思い出し、ビルボと一緒に思い出に耽ることができる時間は何とも言えない贅沢なものに感じられました。
読了日:7月2日 著者:J.R.R.トールキン

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2014年8月 1日 11:05に書いたブログ記事です。

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