2014年11月の読書 読書メーター

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11月最後の連休はダーリンの実家のある岐阜県でダーリンのお父さん & お母さんの法事がありました。  それに参列するため、Lothlórien_山小舎のお風呂改修工事が終わるとすぐ群馬を出て、まずは KiKi の実家(静岡県)へ。  同居介護の間は手をつけられなかった家の中の片付けの第1弾、台所のシンク上下の棚の整理に着手しました。  今年の3月の大雪で3日間に及ぶ孤立生活を余儀なくされたダーリン & KiKi はいずれは静岡県の KiKi の実家へ移住し、そこを終の棲家としようということで合意したので、その準備を少しずつ始めることにしたのです。

ただ、静岡県というと心配なのが地震と富士山の噴火です。  特に今年は御嶽山や阿蘇山をはじめ、日本のあちこちの火山が活動を活発化させていて、300年以上もおとなしくしている富士山がいつ何時、噴火しないとも限りません。  ま、てなわけで、実家滞在中に活字に飢えていたということも手伝って、じぃじの蔵書の中から「富士山噴火」な~んていう本にも手を出してみました。

その後、岐阜で参加した法事ではこれが初めてだったわけではないけれど、自分自身が「お経を唱える」ということを経験しました。  KiKi の実家サイドの法事では参列者はお坊さんのお経を聞いているだけなんですけど、婚家では浄土真宗のため一族みんなで声を揃えてお経を唱えます。  本があるので(漢字にルビつき)、何となく唱えることはできるものの、何を唱えているのかさっぱりわかりません。

自分で唱えている以上、何を唱えているのかさっぱりわからないというのも妙な気分だし、これから死ぬまでこの宗派とつきあっていくことを考えると、これまでは可能な限り避けて通ってきた宗教の世界だけど、信心する・しないは別としてもある程度理解することは必要だろう・・・・・な~んていうことを感じて群馬に帰ってきました。

ま、てなわけで、11月の読書は前半が児童文学、間に「富士山噴火」、そして後半は仏教絡みの読書と相成りました。


2014年11月の読書メーター

読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4672ページ
ナイス数:66ナイス

池上彰と考える、仏教って何ですか?池上彰と考える、仏教って何ですか?感想
婚家の法事で自らお経を唱えるという体験をし(実家の法事では聞くだけだった)、「はて、私は何を唱えていたのかしら?」と興味を持ち始めた仏教。  これから一生つきあっていくことになる宗派なら信心する・しないはともかく、これまでのように「可能な限り近づかない」というスタンスではいられまいと考えたものの、何から手をつければいいのかわからない ^^;  ま、てなわけでわかりやすい解説では定評のある池上さんのこの本を読んでみました。  「葬式仏教」とはまさに現代日本の仏教の姿で耳が痛い。  もう少し学んでみよう。  
読了日:11月30日 著者:池上彰

親鸞(下) (講談社文庫)親鸞(下) (講談社文庫)感想
宗教というとどうしても胡散臭く感じてしまい、これまで可能な限り近づかないようにしてきました。  ただ、海外の人と接点を持つたびに「あなたの宗教は何ですか?」という問いに出くわし、「ない」という返答があまり好ましいものではないという経験則にのっとりとりあえず「仏教徒」と答えてきました。  そんな私でもスラスラと読み進められるところがこの本の良いところだと思います。  まあ逆に言えば、仏教の本ではなく、親鸞と言う実在の人物をモデルにした物語だから・・・なわけですが。  でも、現代人には適度なとっかかりかも?
読了日:11月29日 著者:五木寛之

親鸞(上) (講談社文庫)親鸞(上) (講談社文庫)感想
私個人はこれまで無宗教でした。  ところが婚家は浄土真宗でつい先日法事に参加し、お経を唱えるという経験をしました。  実家サイドの法事では有難いお経(?)を参列者が聞いているだけなのに対し、自身が訳も分からないながらも唱えるという経験を経て、「はてさて、あの時私は何を唱えていたのやら?」と興味を持ちました。  その延長線で浄土真宗の開祖である親鸞聖人にもちょっとした興味を持ったので、この本を手に取ってみました。  戦乱の世に生を受け、生きることそのものが厳しかった少年の苦悩には共感できる点が多かったです。
読了日:11月28日 著者:五木寛之

富士山噴火―ハザードマップで読み解く「Xデー」 (ブルーバックス)富士山噴火―ハザードマップで読み解く「Xデー」 (ブルーバックス)感想
今年の大雪で3日間に及ぶ孤立生活を余儀なくされ、終の棲家と決めて移住した群馬県の山中での老後生活に自信がなくなりました。  ならば・・・と夫婦で相談の結果、いずれは我が実家(静岡県)に移住しようと決めたはいいものの、昨今あちらこちらの火山噴火に「はて、富士山は大丈夫だろうか?」と思い始め、たまたま立ち寄った実家の書棚にこの本を見つけたので読んでみました。  この分野にはまったく無知だったため、ところどころ理解できないところもあるのですが、「ハザードマップ」を読みこなすには十分な情報が得られ満足しています。
読了日:11月26日 著者:鎌田浩毅

葬られた王朝―古代出雲の謎を解く (新潮文庫)葬られた王朝―古代出雲の謎を解く (新潮文庫)感想
出雲王朝と大和王朝の関係については、予てよりいささか興味がありました。  たまたま婚家の法事に参加するために実家経由で旅をした際に、父の蔵書の中にあったので、活字欲しさに読んでみました。  「なるほど」と頷けるところも多々あったのですが、同時に「本当にそう言い切れるの?」と感じるところもかなりあるので、全体としてどこか懐疑的にならざるをえないというのが正直な印象でしょうか?  個人的には出雲王朝は実在し、何らかの形で「国譲り」があったのは史実ではないかと考えていたのでその点では読み応えがありました。
読了日:11月25日 著者:梅原猛


サジュエと魔法の本 下巻 青の章サジュエと魔法の本 下巻 青の章感想
主人公のサジェは最後まで歳相応の幼さがあって、ハリー・ポッターみたいな絵に描いたようなヒーローにはなれなかったけれど、素晴らしい成長を見せてくれて微笑ましいなぁと感じました。  脇のルイジとサジェのおじいちゃんルアンティエにより心が動くのは私の年齢のせいかなぁ・・・・。  ルイジの口癖の「正解っぽいだろ?」には自身が有能な魔法使いになれる能力を持ちつつも、稼業に自分の立ち位置を見据えた男の、ある種の屈折のようなものが感じられるのと共に作品のテーマ「願う心と考える力」の1つの具体例として印象に残りました。
読了日:11月21日 著者:伊藤英彦


サジュエと魔法の本 上巻 赤の章サジュエと魔法の本 上巻 赤の章感想
現代社会とファンタジーの共存。  まずはそんな言葉が頭に浮かびました。  主人公が学校へ行って夏休みにおじいちゃんの家へ遊びに行くんだけど、そのおじいちゃんが大魔法使い、ついでに両親も優秀な魔法使い。  昔の人だったら「便利さ ≒ 良い魔法」みたいな展開になったりもするわけだけど、近代文明の恩恵にどっぷりと浸かっている雰囲気があるので、どう展開させるのか?と考えていたら、そこは古典的な悪と善の対立軸でした。  異世界と言えば異世界なんだけど、そこかしこに現実世界が描かれているのでちょっぴり新鮮な気分。
読了日:11月19日 著者:伊藤英彦


プーと私プーと私感想
このエッセイ集の中でもっとも興味深く読むことができたのは、石井さんが欧米の特にアメリカの図書館を見て歩かれた留学体験記の部分でした。  アメリカの図書館司書たちの活動ぶり、勉強の仕方等々は現代の日本でも見習うべきところが多いように感じました。  アメリカ(に限らず西欧社会)って、日本のように質の良い廉価な文庫本はなくて、ハードカバーのやたらと高い本か、質の悪い紙 & 装丁のペーパーバックばかりという印象が強かったんだけど、その分、図書館文化の方は進んでいる(いた・・・・なのかな?)のかもしれません。
読了日:11月17日 著者:石井桃子


ミオよわたしのミオ (岩波少年文庫)ミオよわたしのミオ (岩波少年文庫)感想
何らかの苦難に陥り絶望しそうになるたびにミオには父王の「ミオよ わたしのミオ」と呼びかける声が聞こえます。  これは少年の心が生み出し、その寂しい心の空洞の中でこだまのように響く切ない呼び声です。  原語では "Mio, Min Mio"。  全ての音に "M" が含まれリズム感もあるこの言葉に込められているのは自分を無条件で信頼し、必要としてくれている親の心であることがひしひしと伝わってきます。  子供にとって常に親が味方でいてくれて自分の身を案じてくれていると信じられる安心感に勝るものはないのです。
読了日:11月15日 著者:アストリッドリンドグレーン


はるかな国の兄弟 (岩波少年文庫 85)はるかな国の兄弟 (岩波少年文庫 85)感想
この「はるかな国の兄弟」の物語には、病と向き合わざるをえない子供達に、同年代の健康な子供であれば当たり前のように享受できていただろうファンタジーとユーモアを提供したかったのではないか? そんな風に感じずにはいられません。 今回改めてこの作品を読んでみてリンドグレーンが子供向けのお話だからと言って敢えて「死」をぼやかしたり、否定したりはしていないところにある種の潔さを感じました。 「死」というものは必ずあるものとして語ったうえで、それでも人は次に行く勇気を持つ必要があるということを描いているのだと思うのです
読了日:11月12日 著者:アストリッド・リンドグレーン


さすらいの孤児ラスムス (岩波少年文庫)さすらいの孤児ラスムス (岩波少年文庫)感想
オスカルとラスムスの旅の始め頃は実にほのぼのとしていい感じなんですよね~。  風景描写もよければ2人の会話も微笑ましい。  何だか胸がポカポカしてくるんです。  ところがそんな光景もあっという間に暗転。  今度はピストル強盗事件に遭遇し、挙句はその犯人に追い回され・・・・・とホノボノしてはハラハラ、ハラハラしてはホノボノの連続で息をつかせません。  私たち現代人が忘れてしまった純な心、本当の意味での暖かい眼差し。  そんなものを思い出させてくれる作品だと思います。 
読了日:11月10日 著者:アストリッドリンドグレーン


名探偵カッレとスパイ団 (岩波少年文庫)名探偵カッレとスパイ団 (岩波少年文庫)感想
この一連の作品に共通している点に、「殺人事件」とか「産業スパイ事件」という社会的にも大きな事件とカッレくんたち仲良しグループが夏休みの遊びとして興じている「バラ戦争」がほぼ同じ比率で物語に出てくるところが挙げられると思います。  そして、その「バラ戦争」で培われた機転の利かせ方、通信手段、身の処し方等々が「殺人犯」や「スパイたち」との追いつ追われつの中でしっかり生かされ、彼らが何とかサバイブできる素養となっているところが素晴らしい!!  「遊びの中で身についたものほど、自分の実になる物はない。」  
読了日:11月8日 著者:アストリッドリンドグレーン


カッレくんの冒険 (岩波少年文庫)カッレくんの冒険 (岩波少年文庫)感想
つくづく感じるのは、カッレ君の名探偵ぶりもさることながら、エーヴァ・ロッダの「事件まきこまれ体質」とでも呼びたいような事件を引き寄せるパワーみたいなもの。  もちろん彼女の責任ではないんだけど常にトラブルの中心にはエーヴァ・ロッダがいます。  第1作では犯人がエーヴァ・ロッダのおじさんだったし、第2作では殺人事件直後の犯人の唯一の目撃者が彼女でした。  でも、そうやって考えてみるとこの一連の物語、実は時代を変えた「騎士道物語」と呼んでもいいのかもしれません。
読了日:11月8日 著者:アストリッドリンドグレーン


名探偵カッレくん (岩波少年文庫)名探偵カッレくん (岩波少年文庫)感想
あまりにも突拍子もない女の子だったピッピ以上にある時期の KiKi にとってエヴァー・ロッダは近しい存在でした。  そして物語と同化して遊ぶことができた数少ない物語がこの「名探偵カッレくん」でした。
読了日:11月5日 著者:アストリッド・リンドグレーン

山賊のむすめローニャ (岩波少年文庫)山賊のむすめローニャ (岩波少年文庫)感想
ローニャとビルクの2人は山賊稼業を否定する人物になっていくわけですが、そこに至るまでの実に純粋な子供らしい感覚、さらには親との葛藤、反抗、そして自立の試み、恋と呼ぶにはあまりにも可愛らしいお互いの存在への信頼感と物語に含まれる要素は実に盛りだくさんで、なかなかに楽しい物語でした。  読んでいてふと感じたのはこれってある意味で宮崎吾朗さんの葛藤を描いた物語でもあるのかなぁ・・・と。  大好きで存在感の大きすぎる父親と自我の芽生えた子供の物語という側面もあるだけに、ちょっと邪推しちゃう KiKi なのでした。
読了日:11月3日 著者:アストリッドリンドグレーン

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このページは、KiKi (Brunnhilde)が2014年12月 1日 13:39に書いたブログ記事です。

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