クラシック音楽の最近のブログ記事

久々のエントリー

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随分長いこと放置しっぱなしにしてしまったこのブログ。  思えばばぁばの大腿骨骨頭骨折以来、何かと落ち着かなくて正直なところブログどころではない状態が続き、読書はしても Review を書く余裕もなくなり、そうこうしているうちに月日を重ねてしまってきました。 

これに加え、老人ホーム入居後はそれまで元気だったじぃじの方が気が緩んだせいか、体調を崩すことが増え、これまでに3回も入院したうえ、ダーリンもこの間で1回、とどめは KiKi 自身が卵巣嚢腫で昨年は入院。  これまでの人生では病院とはさほどご縁がなかった我が一族がやたらと病院のお世話になることが増え、ますますネット生活とは離れてしまっていました。

ま、そんないきさつもあって生まれてはじめて体にメスを入れたこの冬、寒さ厳しい Lothlórien_山小舎での冬越しはちょっと自信がなかったので、昨年の12月半ばから実家(静岡県沼津市近く)に避寒しています。 

さて、そんな沼津で今年のビッグ・イベントになりそうな出来事が発生したのを機に久々のエントリーを書いています。  ばぁばの大腿骨骨折で同居介護をしていた頃、ふと思い出してかつてこの地で師事していたピアノの先生に連絡を取りました。  それから何度かお目にかかったりショートメールのやりとりををしていたのですが、その先生から年始にメールをいただきました。  曰く


突然ですが今年の発表会で何か弾いてみませんか?


とのこと。  久しく人前では弾いていないし、ましてやステージに立つなんて思いもよらないことだと最初はお断りすることも考えたのですが、今年は先生も古希を迎えられるとのこと。  その記念の発表会という意味もあると仰るので、お祝いを兼ねて(兼ねられるほど仕上げられるかは置いておいて・・・・ ^^;)とりあえず参加を今年の目標にしてみようかと思うようになりました。

ま、そんな機会が訪れたこともあってこのエントリー以来のピアノ関連エントリーを書いてみる気になったっていうわけです。  あのエントリーにも書いたようにここ何年かでショパンの「バラード第1番」、シューマンの「クライスレリアーナ」、そして直近ではベートーヴェンの「ピアノソナタ 第31番」をそれぞれ1年ちょっとがかりで仕上げてきました。  と言っても自己満足レベルの仕上げで終わらせてしまってきている状態です。  今回は仮にもステージに立つのでそれらの曲よりもぐっと難易度を下げ、完成度をあげる(さらには持ち時間内で納まる曲)を選曲しなければなりません。

ま、てなわけで先生とも色々ご相談したのですが、今のところ以下の2曲に絞り込まれました。


ラフマニノフ  前奏曲「鐘」 Op. 3-2
ラフマニノフ  楽興の時 第4番 Op. 16-4

    

まだどちらにするかは決めかねているのですが、恐らくは「鐘」の方になるのかな・・・・と。  と言うのも演奏時間が「鐘」の方が長いので先生から申し入れのあった「6分ぐらいの曲」に合致しているので・・・・(笑)  

新年明けましておめでとうございます♪


newyear2.gif


昨年末は、12月に入ってからブログの更新も、読書関係の様々なサイトの更新も滞るようになってしまいました。  ま、その大きな原因の1つが、12月から始まった村のゲートボールの練習で、何しろ、月・水・金の週3日、そのために費やす時間が思いのほか多くて、これとピアノの練習と家事だけでいっぱい、いっぱい(苦笑)  とてもPCにのんびりと向かってなどいられなくなってしまったのです。

この冬はチクチク作業も滞ったままだし、KiKi の生活リズムは大幅に狂ってしまって、まだまだその状態に慣れるところまで到達できていません。  本来なら新年を迎えたところで「年頭の所感」ということで「今年こそは・・・・・」というような何らかの宣言をすべきタイミングなのですが、1月半ばからは2ヶ月ほど実家の留守宅管理に行く予定になっているので、これまた生活パターンを修正するにはちとタイミングが悪い・・・・・。

ま、てなわけで、「今年はとりあえず細々とでもブログ更新ができればいいかな?」という程度のことしか言えないお正月と相成りました。

  

昨晩、フィギュアスケートのグランプリシリーズ中国大会のTV放映を観ました。  もちろんお目当てはメダリスト・羽生君 & 同じくメダリストのリプニツカヤ(佳菜子ちゃん、ゴメンね)。  日本期待の羽生君は2位発進で、アメリカ大会・カナダ大会での日本男子健闘の中ちょっぴり残念な結果(でもまだフリーがあるさ!!)になっちゃいました。  対するリプニツカヤは期待通りの安定感でアメリカ・カナダ大会の結果も含め女子フィギュア・ロシア黄金時代を否応なく確信させられる演技でした。

さて、そんな中、KiKi が1人勝手に喜んじゃったことがありました。  それは羽生君のショートの曲がショパンのバラード第1番だったこと!!  ショパンのバラード第1番と言えば、今現在、KiKi が完成に向けて日々練習している曲の1曲ではありませんか!! 

もっとも最初にそのアナウンスを聞いた時はちょっと複雑でした。  と言うのも、KiKi がこの曲に取り組み始めたのはソチ五輪よりも前のこと。  彼は KiKi がバラードの譜読みで四苦八苦している間にあの「パリの散歩道」で歴代最高得点をはじき出し、オリンピックでもグランプリ・ファイナルでも金メダルを取り、その後もメダリストの宿命であちこちのメディアに引っ張り回されながらも新しいプログラムに取り組み、人前で披露できるまでに仕上げているのに、KiKi の方はまだまだ人前で披露できると自分が納得できるレベルには達していないからです。

もちろん練習時間に大きな差があるし(あちらは恐らく毎日、1日5~6時間??  対する KiKi はシューマンの「クライスレリアーナ」と合わせて1日2時間ぐらい??)、あちらはそれがお仕事、こちらは家事やら介護やら何やらの合間のあくまでも趣味なわけですから、差ができちゃうのはある意味当然なんだけど、根っこが負けず嫌いの KiKi のこと。  目の前で差を見せつけられちゃうのはあんまり面白いことではありません(苦笑)

もちろんだからと言って「失敗しろ!」と念じていたわけではなくて、ただ単にここで彼が完璧な演技をしてあまりにも歴然とした差を見せつけられちゃうと今日以降のバラードの練習のモチベーションがどうなっちゃうんだろう??とふと思っちゃったという程度のことではあるんですけどね。

さて、そんな中、演技が始まり、前半の安定感が嘘のように後半で乱れを見せちゃった羽生君。  途中からは祈るような気分で彼の演技を見つめていて、音楽はほとんど意識の外に飛んで行ってしまいました。  そして演技終了。  彼としては不満やるかたない2位発進となってしまいました。

相変わらずダーリンは通院継続中。  命に別状ないからいいようなものの、逆にそうであるだけに病院通いがちょっぴりかったるい・・・・ ^^;  これが町中ならここまでかったるいと思わないで済むのだろうけれど、何せここ(Lothlórien_山小舎)は山の中。  つくづく山暮らしの必需品は何はなくても健康体であることをしみじみ感じています(苦笑)

さて、ダーリンの病院通いが続いているということは相変わらず読書ができていないということでありまして、結果「病院通い付き添い」、「家事」、「ピアノの練習」、そして「ゲーム」という日々を送っています。  針を持たなくなって早3週間。  読書の方も「東京裁判(下巻)」の途中でストップしたままです。

で、まずはゲームの話題から・・・・・。  1つ前のエントリーで「FFX-2」の「クリーチャー・クリエイト」で苦戦しているお話をしたけれど、そこは何とかクリアできました。  例の3人組(シーモア、アーロン、????」と対戦するためにはまずは1戦こなす必要があったみたいです。  さらに言うなら4戦目から出てくると KiKi が勘違いしていた桁外れのモンスター「外界からの使者」はそのトーナメントで4回優勝したら出てくるということだったみたい・・・・・。  

何とか1周目で「クリクリ魔物辞典」に載せられる相手は全て登録し、「バトルシュミレーター」にも登場する全ての魔物チームの登録も済ませ、1周目100%コンプも達成し、「ティーダ復活エンディング」とコンプ率100%達成時のおまけムービーも観て、今日から2周目に突入しています。  何せ今回の目的は「クリクリ・エンディング」を見ることにあるので、2周こなさないことにはそのエンディングを見ることができません。

さてそうなると2周目で登録しなくちゃいけないのは「ルブラン一味 Top3」の3名と、「元ガード(キマリ & ルールー)の5名だけだし、彼らは Story Level 1から捕獲可能なのであっという間に終わるだろうと思っていたらこれがとんでもなかった!!  何せ彼らを捕獲できる特殊ポット「SPポット」が嫌になるぐらい出て来ない・・・・・・ ^^;  何か補給制限でもあるのかと思ってネットで調べてみたら、それとは別にあの最強モンスター「外界からの使者」さえも瞬殺できる(かもしれない)クリーチャーの情報をゲットしちゃったので、そうなるとこの2周目の目的がさらにもう1つ増えちゃって、当初はチャチャッと終わらせようと思っていたこの2周目もかなり一生懸命やらなくちゃいけなくなってきた(というのも KiKi はどちらかと言うと「やりこみ派」なので ^^;)雰囲気で、まだまだゲーム三昧の日々が続きそうです。

    

夏バテやら何やらでペースが乱れまくっている最近の KiKi です。  そんな中、実は人知れず(?)数日前にあの「自宅用壁掛け」が完成していました。  そのお話をしていなかったので、今日はまずそのご報告から・・・・・。

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この作品、針刺しの針の部分をどう刺したらいいのか、かなり迷ってしまいました。  刺繍というものに学生時代以来親しんでこなかった KiKi にとって「直線の刺繍 ≒ アウトラインステッチ」で、一度はそれを試してみたものの、クロスステッチ用の布でアウトラインステッチなんぞというのは上手く刺せるものではなく、それが自分の未熟さゆえか、普通のことなのかさえわからず、思わずキットを購入した Bear's Paw さんに質問メールを送っちゃったぐらい(笑)

でもそのお返事で、「そんな複雑なこと、考えないで。  素直に上から下に1本刺すだけですよ。」と言われ、ホッと一安心。  そしてそこからはあっという間に完成にこぎつけちゃいました。


前回、このテーマでエントリーを書いたのは昨年の5月でした。  同居介護で煮詰まっている中、ある意味「精神的現実逃避」の中で書き上げたエントリー(苦笑)でした。  でね、これからは年に1回ぐらいのペースで定期的に更新していこうかな・・・・なんてことを思っているのです。

と言うのもね、ピアノを弾くという趣味は Blog との相性がさほどよくないと思うんですよ。  自分の演奏を録音して公開するというテもあるわけですが、そういう道具も揃っていないし、今さらそんなことにお金をかける気もない KiKi のこと。  そうなると結局、練習の苦労を愚痴るのが精一杯になっちゃうのが関の山です。  でも、練習って言うヤツは苦労するのが当たり前(格闘するのが当たり前と言うべきか)で、そんなお話は楽しくも何ともありません。

でも、せっかくブログをつけているなら、毎日欠かさず最低でも1時間以上を費やしている練習に関する何らかの足跡ぐらいは記録しておきたいもの。  ま、てなわけで思いついたのが「いつかは弾きたい曲リスト」の更新を兼ねて、「いつかは弾きたいと思っていたので、とりあえず練習してそこそこ仕上げた曲」を記録しておこうかな・・・・と。

今では1つの曲がそれなりの形になるのにかなり時間がかかるようになってしまった KiKi。  しょっちゅうこのエントリーが書けるほどには進まないので、とりあえずはゆる~く1年に一度ぐらい・・・という大雑把な目安を作ることにしました。

さて、ではまず昨年書いたエントリーで「いつかは弾きたいと思っていた曲」を転記してみると


アルベニス:  組曲「イベリア」
          スペイン組曲 Op. 47

グリーグ:    抒情小曲集

シューベルト:  ピアノソナタ イ長調 D.664
                     ピアノソナタ イ短調 D.845
                     ピアノソナタ ハ短調 D.958
                     ピアノソナタ イ長調 D.959
                     ピアノソナタ 変ロ長調 D.960
                     即興曲 D.935

シューマン:   ピアノソナタ 第2番 Op. 22
                    クライスレリアーナ Op. 16
                    幻想小曲集 Op. 12

ショパン:       ピアノソナタ 全曲 Op. 4, Op. 35, Op. 58
                    エチュード 全曲 Op. 10, Op. 25
                    バラード 全曲 Op. 23, Op. 38, Op. 47, Op. 52
                    スケルツォ 全曲 Op. 20, Op. 31, Op. 39, Op. 54
         舟歌 Op. 60
                    子守歌 Op. 57

チャイコフスキー: 四季 Op. 37a

ドビュッシー: 映像第1集から「水の反映」
                    前奏曲 第1集 & 第2集

バッハ:  平均律クラヴィーア曲集 第1集 & 第2集 BWV. 846-893
       フランス組曲 BWV. 812-817
       イギリス組曲 BWV. 806-811

フォーレ:  夜想曲集 全13曲
                 舟歌 全13曲

ブラームス: ピアノソナタ 全曲 Op. 1, Op. 2, Op. 5
        8つのピアノ小品 Op. 76
        2つのラプソディ Op. 79
        3つの間奏曲 Op. 117
                  ワルツ集 Op. 39

フランク:   前奏曲・コラールとフーガ

ベートーヴェン: ピアノソナタ 全32曲 (← これは目標としては外せない!)
                       でもさすがに無理だろうから・・・・・・選りすぐるとして
                       ピアノソナタ 第1番 Op. 2-1
                       ピアノソナタ 第15番 「田園」 Op. 28
                       ピアノソナタ 第17番 「テンペスト」 Op. 31-2
                       ピアノソナタ 第23番 「熱情」 Op. 57
                       ピアノソナタ 第26番 「告別、不在、再会」 Op. 81a
                       ピアノソナタ 第30番 Op. 109
                       ピアノソナタ 第31番 Op. 110
                       ピアノソナタ 第32番 Op. 111
                       創作主題による6つの変奏曲 Op. 34

マクダウェル: 森のスケッチ Op. 51

メンデルスゾーン: 無言歌集 

モーツァルト:  ピアノソナタ ハ長調 K. 310(300d)
                      ピアノソナタ K. 533/494
                      ピアノソナタ/幻想曲 K. 457/475
                      ピアノソナタ K.576

ラヴェル:    水の戯れ
           鏡

ラフマニノフ:  10の前奏曲 Op. 23
                      13の前奏曲 Op. 32
                      絵画的練習曲集 Op. 33, 39

リスト:      コンソレーション
                       2つの伝説
                       シューベルトの歌による11の小品集
          ダンテを読んで
          エステ荘の噴水  


とまあ、こんな形でした。  その後、何とか「そこそこ弾けるレベル」(KiKi の中で人様の前で弾いても恥ずかしくないぐらいのレベル)まで仕上げたのが、以下の2曲。


モーツァルト:  ピアノソナタ ハ長調 K. 310(300d)

ショパン:    バラード第1番 Op. 23


これであのエントリーに書いた「将来的に KiKi のレパートリーとして定着させる予定の曲」は、以下のようになりました。


モーツァルト:  きらきら星の主題による変奏曲
                    ピアノソナタ ハ長調 K. 310(300d)

シューベルト:  即興曲 D.899

ベートーヴェン: ピアノソナタ 第8番 「悲愴」 Op. 13
          ピアノソナタ 第14番 「月光」 Op. 27-2

ドビュッシー:  子供の領分
          2つのアラベスク

シューマン:   子供の情景 Op. 15
           蝶々 Op. 2

ショパン:    スケルツォ 第2番 Op. 31
                   エチュード Op. 10-1, 10-3, 10-12
                   幻想即興曲 Op. 66
                   バラード第1番 Op. 23

メンデルスゾーン: ロンド・カプリッチオーソ Op. 14


今日はピアノの調律

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ここのところ暑さのせいもあり、何かとバタバタしていることもあり、読書のペースがぐ~んと落ちています。  もう1つ問題があるのが臀部の鈍痛。  1か月ほど前から続いていて、長時間座っていることが難しくなっています。  これまでにも何回か同じような鈍痛に悩まされたことがあるのですが、長らくその鈍痛は「ピップエレキバン」と「マッサージチェア」のダブル使いで何とか解消していました。  でも今回はそれがなかなか治りません。

元々 KiKi は骨盤が歪んでいると東京時代のマッサージ屋さんに言われていたのですが、そのせいか、はたまた今年の大雪の後の転倒でさらにその歪みが激しくなったのか・・・・?  いずれにしろ歳と共に体のあちこちに不具合が出るようになってきています。  これにいずれは認知症も?? な~んてことを考えると、不安で仕方ないのですが、ま、それはまだ先のこと(ホントに先のことなんだろうか??)と自分を慰め、何とか日々を送っています。

こういうトラブルがあると読書とかパッチワークは目に見えてペースダウンするのですが、どんなトラブルがあってもペースダウンしないのがピアノの練習です。  今では先生についてレッスンしているわけではないので、「練習しなくちゃ!」という強迫観念ともっとも無縁なのがこの「ピアノの練習」だと思うんだけど、それでも毎日ピアノに向かうあたり、やっぱり長年培ってきた趣味の世界というヤツはちょっとやそっとのことではビクともしないみたい(苦笑)

ところがその「ピアノの練習」も若干のストレスを感じられる今日この頃なんですよね~。  その原因はピアノの音にあります。  もう3ヵ月ぐらい前から音の狂いが気になって気になって仕方なかったんです。  でも、Lothlórien_山小舎に持ち込んでいるのはグランドピアノなので、アップライトピアノよりは調律代もお高いし、かつて同じピアノを東京で使っていた際も調律は年に一度(定期調律のみ)と決めていた(購入直後と移動させた直後は3か月に1回ぐらい調律してもらっていたけれど)ので、ずっと我慢していたんです。  何せ前回調律したのが昨年の晩秋でしたから・・・・・。

でも、さすがに最近はどこか調和の取れていない和音が耳に触って仕方ない・・・・・。  ま、てなわけで、急遽お願いして定期調律とは別に今日来てもらうことにしました。 

思えば、東京のマンションの防音室に置いてあった頃は、ここまで頻繁に音が狂ったことはなかったような気がします。  でも、Lothlórien_山小舎に持ってきて以来、どうもかつてよりも音の狂いが激しい様な気がするんです。  これは気密性という点で「鉄筋コンクリート > 木造家屋」ということなのか、立地の関係か??  我がLothlórien_山小舎の方が東京のマンションよりも間違いなく湿気は多い様な気がするのでそのせいかしら??

  

OTTAVA 継続とな・・・・・

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5月にこんなエントリーを書いて心底がっかりしていた KiKi だけど、昨日こんなニュース(↓)を目にして嬉しいやら驚くやら・・・・・。


OTTAVA継続のお知らせ


いや~、めでたい!!  素晴らしい!!!  


事業継承に乗り出してくれたのはやっぱり頼れるこちら。  ありがとう! Naxos。  そうであってこその Naxos です。  長年、御社のCDを買い続けてきて良かった♪  KiKi の貢献なんて微々たるものだっただろうけど、あの購買が御社の財務体質強化に少しでも役立って、この事業を継承するために必要な資力の何がしかに貢献していたかもしれないと思うと、KiKi はホント、嬉しいよぉ♪  (← 実際はKiKi が購入し始めたばかりの頃、クラシック音楽のCDはまだまだ高くて、薄給の KiKi には高嶺の花だったんです。  でも、Naxos の CD なら安価であるうえにレパートリーが広かったので毎月少しずつ集めることができて、KiKi の欲求を満足させてくれた・・・・・というまったくのこちらの都合からのみのお付き合いでした。 ^^;)

思えば Naxos さんとはまだ Naxos さんの何たるかが知られておらず、「これって海賊版??」みたいな雰囲気さえあった時代(しかも当時は日本語版なんてなかった)に恐る恐る手を出して以来、もう何十年というお付き合いになります。

OTTAVA休止のニュースが流れた時に、正直 KiKi は心の中で「メイン音源の提供元である Naxos が事業継承してくれたらいいのに・・・・・。」と何度も思っていました。  それを実現してくれてありがとう!!  以下、Naxos の HP から転載です。


多くのリスナーの声に応えて、

休止予定のクラシックステーションOTTAVA(オッターヴァ)を
ナクソス・ジャパン株式会社が承継いたします。



ottava


この度、ナクソス・ジャパン株式会社(東京都世田谷区、代表取締役社長 佐々木隆一)は、TBSが運営してきたクラシック専門のインターネットラジオ局OTTAVAの商標・ドメインを譲り受け、今後、当社が中心となって、OTTAVAの運営会社を設立。サービスを継続していくことになりましたので、お知らせいたします。


OTTAVAは、2007年4月、TBSが、デジタルラジオの実用化試験放送の1チャンネルとして開局。同時に、インターネットでのストリーミング配信をスタートさせました。パソコンやスマートフォンを通じて、約20万人のリスナーにお聴きいただいておりましたが、昨年、TBSは、デジタルラジオへの不参入を決定。これまで取り組んできたデジタルラジオの実現に向けた施策を一旦見直すこととし、本年4月1日、OTTAVAも、6月末での休止を発表いたしました。

休止発表後、多くのリスナーやクラシック業界から継続を望む声が上がり、クラシック音楽を広めたいという志の下、OTTAVAに参集しているプレゼンター(出演者)も、その声に応えたいという想いを日増しに強めていました。そうしたリスナーの声やプレゼンターの想いは、OTTAVAの音源調達先である当社にも届き、同じクラシック音楽を生業としている者として、OTTAVAの継続を支援することを決めました。TBSも、リスナーの保護につながる、当社からの提案を高く評価。結果、スムースな商標・ドメインの譲渡に至りました。 

7月1日からは、ナクソス・ジャパン株式会社がOTTAVAのホームページをそのまま引継ぎ、OTTAVAプレゼンター陣と共に24時間のストリーミング配信を継続させます。その後、OTTAVAが提案しているクラシック音楽の世界をマネタイズできる複数の事業者とOTTAVAの運営会社を設立。10月には、新番組を編成し、ホームページ内でのコンテンツ販売、有料配信等を開始。新しいOTTAVAとしての本格的なサービスインを予定しています。


■OTTAVA(http://ottava.jp/)について
1992年にイギリスで開局した「クラシックFM」の成功後、世界中のラジオ局に広まっているコンテンポラリー・クラシック・ステーションの日本版。総じて尺の長いクラシック音楽を楽章単位で短くオンエアするポップな編成スタイル。「クラシックFM」は、BBCラジオのクラシックチャンネル凌ぐ全英NO.1ステーション。音楽ジャーナリスト、音楽プロデューサー、雑誌編集者、ミュージシャン等の多彩なプレゼンターをラインナップした生ワイド番組とノンストップDJミックスゾーンからなる24時間編成。パソコンやスマホで無料聴取できる。月間ユニークユーザー20万人以上。



趣味の話

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つい先日、A.ランサムの自伝は挫折本になりかかっているというお話をしました。  申し訳ないけれど挫折しそうな本はちょっと横に置かせていただいて、次に手を出した「J.R.R.トールキン ― 或る伝記」の方はあと少しで読了しそうなところまで読み進めています。  「これも挫折本になっちゃったらどうしよう」という KiKi の心配は杞憂だったみたいで、ほっと一安心しています。

さて、そのトールキン先生。  彼が言語学者であったことや、言葉の研究のあまり私製言語まで作っちゃったことは知識として知っていたのですが、その最初のアクションが学者さんとなるよりもはるか昔、子供時代に既に手掛け始めていたとはこの本を読むまで知りませんでした。  言葉を作る(しかもでたらめに作るわけではなく、古代語の成り立ちをあれこれ考え、自分なりに様々な言語を学習しながら作る)な~んていう渋い趣味を、人生のほとんどの時間をかけてやっておられたとはビックリ仰天!  どうやら「ひとかどの者」になるような人は、1つのものへののめり込み方が KiKi のような凡人とは大違いということのようです。

1つのことに集中してそれを自らの楽しみとしてずっと続けるということは幸せなことであるとも思うけれど、トールキンさんのように脇目も振らず・・・・というのは KiKi のような浮気性の人間には想像を絶することでもあります。  まあ、かくいう KiKi も幼い日から隠居した今に至るまである意味で細々と・・・・ではあるもののピアノを弾き続けているわけですが、彼と比較すると他のことに浮気している時間がやたらと多い・・・・・ ^^; 

一応の言い訳として、大学生になってからは自宅アパートにはピアノがなかった(しかもその期間が10年くらいあった)という状況があるとは言え、じゃあ、ピアノを入手してから後のそれに対する姿勢はどうだったのか?と問えば、「出来る時、気が向いた時にやる」というのと大差なかったかなぁ・・・・・と思わずにはいられません。

ま、てなわけで、今日は久々に趣味の話をちょっぴりしておこうかな?と思います。

まずは言わずと知れたピアノです。  幸いなことに最近は「趣味はピアノです」と言っても罪にはならないだろうと思えるぐらいにはピアノとちゃんと(?)向き合っています。  1年ちょっと前にこんなエントリーを書いたものだったけど、珍しいことにこの「いつかは弾きたい曲リスト」を放置することなく、この中からとりあえずモーツァルトのピアノソナタ ハ長調 K. 310(300d) は仕上げたし、今はショパンのバラード第1番 Op. 23 と格闘中です。

この曲、譜読みは終わっているんですけど、なかなか和声が頭に残らないで四苦八苦しています。  若い頃ならとっくにこの曲の和声進行を掴み終っているはずの時間をかけているんだけど、どうしても頭にちゃんと定着してくれません。  「これはひょっとしたら認知症の初期症状なんだろうか?」と思っちゃうぐらい・・・・・。  頭の中ではそれなりにイメージ音として掴めているんだけど、指がその和音をちゃんと掴んでくれないというか、何と言うか・・・・・。  

そして1つ間違った和声を弾いてしまった瞬間に頭の中が混乱して、もはや回復不能に・・・・。  昔だったらこんな時の立ち直りも早かったんだけど、今はそのままそこでストップしてしまい、次に楽譜を見ても何故か手探り状態に・・・・・。  そんなことばかりしているので、なかなかテクニックのブラッシュアップにまで辿りつけません。  いや~、難しい・・・・・。  この曲がモーツァルトのソナタぐらいの仕上がりレベルまで辿りつけるのかどうか??甚だ不安です。

ま、そんな時、変わらず KiKi の心に去来するのは「まあ、プロじゃないんだから・・・・」という甘えた根性なわけですが、それでもそんな甘え心に押し込められた奥の奥のその又奥ぐらいの心の深淵から、かつて教えを受けた先生の叱責の声が聞こえてきます。  曰く

「音楽を学ぶものにプロもアマもありません」

厳しいなぁ・・・・・・。

なかなか和声が頭に残らない原因の1つは必ずしも毎日欠かさず練習ができているわけではないというのが一役買っていることは分かっているんです。  でもねぇ、学生時代ならともかく、定期的に実家のメンテナンスやら老人ホーム訪問はしなくちゃいけないし、東京の自分のマンションのメンテナンスもあります。  Lothlórien_山小舎にいる時間が続いている最中だって、日によっては庭仕事やら家事に追われちゃうこともあるし・・・・・。  ず~っと昔、KiKi が子供時代に師事した先生には

「1日練習をさぼると最低でも3日は後退する」

と言われたものでしたが、子供時代の KiKi は家族旅行の時を除けば練習をさぼったことがなかったので、正直「そんなものなのかしら?」とちょっぴり懐疑的でした。  でもこの歳になった今、それを身を以って実感しています(苦笑)


OTTAVA 休止とな・・・・

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今頃気がついたのはちょっと情けなかったけど、KiKi のお気に入りのインターネット・ラジオ放送の OTTAVA がこの6月末で休止なんだとか・・・・。  (OTTAVA の告知はこちら)  KiKi のチクチクタイムのBGMとして長らく大活躍してくれていた放送だったのに残念でなりません。

思い起こせば KiKi が OTTAVA と出会ったのが2009年。  それ以来、お気に入りのインターネット・ラジオ放送としてPC部屋にいる限りはBGMとして垂れ流し続けてきました。  この放送の存在を知ってから自分で曲を選んで聴くという機会がめっきり減り(というのも自分で選んで聴くと曲が終わっちゃった時に次の曲をどうするか考えなくちゃいけないのがちょっと面倒になっちゃった 苦笑)、それと同時にクラシック音楽関連のエントリーを書く機会もめっきりと減っちゃった・・・・・。

どうも世の中の趨勢と KiKi が「良質だなぁ。  長く続いてほしいなぁ」と感じるものとの間には大きなギャップがあるように感じる昨今・・・。  それだけ時代に取り残され始めたということなのか、何なのか・・・・・。  


Naxos Music Library 入会

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KiKi がLothlórien_山小舎で暮らし始めて、何が一番変わったか?と言えば、それはCDや DVD を購入しなくなったことです。  何せここは山の中。  周りにはお店らしいお店もないし、山を下りても本屋さんといいCDショップといい、KiKi 好みのお店は全くと言っていいほどありません。  まあ、ここに来る前は池袋に住んでいたので、あそこにはできた当時は日本一の店舗面積を誇る(今はどうなんだろう?)ジュンク堂もあればクラシックコーナーが独立した別室になっていた HMV もあるという恵まれすぎる環境で暮らしていました。  で、特にこの2店舗が超がつくほどのお気に入りだったから、休みと言えばほぼ必ずと言っていいほどこの2店を訪れていました。  そして、そこでこれまた必ずと言っていいほど衝動買いをしていたわけですが、そのチャンスが今では全くなくなってしまったことが CD や DVD を購入しなくなった原因の第一なわけです。

でも、今はインターネットなんちゅう便利なものがあって、AmazonやHMVのネットショップには日本全国どこに居たとしても、居ながらにしてアクセスできるわけです。  そして、Amazon にはしょっちゅうアクセスして本を購入している割にはHMVのネットショップにはほとんどアクセスしなくなってしまっています。  この違いはどこにあるのか?って言うと、本の方はまだ自分の中でプライベート・ライブラリーが満足できていないのに対して、音楽の方はある程度満足しちゃっているということが挙げられます。  でもそれ以上に増え続けてきた CD、本、DVDを眺めるにつけ、ふと思ってしまったんですよ。


こんなに物ばっかり増やしてどうするんだ?


ってね。  よくよく考えてみると、KiKi の場合、「聴き比べ」という趣味はあんまりないんですよね。  で、CDの方はある時期から廉価盤が普及してきたということもあって、「好きな曲・好きな演奏を集める」というよりは「聴いたことのない曲を集める」という収集に変わってしまったようなところがあって、「購入したきり一度も聴いていないCD」とか「一度聴いて満足したので、恐らくもう二度と手に取らないだろうCD」な~んていうのも結構あるんですよ。  要するに、これが本だったら「図書館で借りて読めばいいや」と思うようなものにまで手を出していたことに気がついちゃったんです。

つまり「音楽の図書館」があれば買わずに済ませたものまで買っていたのはどう考えてもお金とスペースの無駄なような気がしてきちゃった・・・・・(苦笑)。  で、年金生活に入ったということもあってとりあえず、CDの方は購入を自らに封印してみたっていうわけです。  そうしたら、これまでのコレクションでこれが結構楽しめる・・・・・(苦笑)  


今日は久々にクラシック音楽関係のエントリーを。  と言うのも、現在 KiKi は自分のピアノレッスン曲としてモーツァルトのピアノソナタ K. 310(300d) とメンデルスゾーンのロンド・カプリッチオーソ Op. 14 の2曲に取り組んでいたんだけど、どちらもそろそろ熟成期に入ってきたので、ず~っと昔、この先生から教えを受けていた頃に言われたことを思い出して、そろそろ次の曲の譜読みを開始しようと考えたからです。  そしてその候補に選んだのが今年になって更新したばかりのこのリスト(いつかは弾きたい曲リスト)にも入っているこの曲です。

ショパン バラード第1番 Op. 23
ユニヴァーサル・クラシック  ASIN: B001RVITEA 演奏:C.ツィマーマン(pf)

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本格的なピアノの練習を再開してまだたった4か月。  本当だったらあのリストの中のもう少し難易度の低い曲(例えばグリーグの「抒情小曲集」とかシューマンの「幻想小曲集」とかチャイコフスキーの「四季」とかマクダウェルの「森のスケッチ」あたり)を手掛けるべきかな?とも考えたんですけど、そちらはもっと KiKi が年老いて、運動能力が衰えてからの楽しみにとっておくことにしました。  

と言うのもね、あの先生に言われたことの中に「新しい大曲に取り組むことができる限界は50代までと考えておいた方がいい」というのがあるんですよ。  で、自分の最近の衰え方(体力、気力、視力、記憶力)や認知症に罹患したばぁばの様子(アルツハイマーが遺伝するならば、ばぁばの姿は将来の KiKi の姿とも言える)を見ているとこの言葉が現実のものとして迫ってきている危機感(?)みたいなものをヒシヒシと感じずにはいられない今日この頃・・・・。  だったら、残された50代の日々のうちに「本命候補たち」にできるだけたくさん手をつけておく必要がある・・・・・と思っちゃったっていうわけです。

因みにこの「バラード 第1番」は東京でピアノレッスンを受けていた最後の頃に半分位譜読みをしたことがありました。  そういう意味では「中途半端に手をつけた作品」として認識されているため、KiKi としては何となく落ち着かない気分にさせられちゃう目の上のタンコブ的な存在だったんですよね。

 

今日は久々にクラシック音楽関連のエントリーです。  本日の KiKi のBGM はこちらです。

メンデルスゾーン ロンドカプリチオーソ Op.14
EMI ASIN: B00005GIPO  H.ロロフ(pf)

41JG83BS62L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

本来なら「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」を遂行中ということで次のソナタ第10番へ行くべきところなんですけど、今日はちょっと寄り道してメンデルスゾーンです。  実はこの曲、今、KiKi がモーツァルトのピアノソナタと並んで練習中なんですよね~。  ま、そんなこともあって久々にこの曲をちゃんと聴いておこうかな?と思っちゃったっていうわけです。

練習中って書いたけど、実はこの曲、KiKi が高校生の頃沼津の実家で最後にレッスンした曲で、そういう意味では練習中というよりは復習中っていう感じなんです。  でね、何でこの曲を今復習しているかって言うと、「KiKi が実家で最後に練習して仕上げた曲 ≒ ばぁばも散々聴かされた曲」なわけです。  今となっては KiKi が自分の娘であることもすっかり忘れちゃっているばぁばだけど、ひょっとしたらこの曲をばぁばの前で弾いて聴かせてみたらばぁばの記憶の奥底に眠っている何かを呼び覚ますきっかけになったりすることもあるんじゃないのかなぁ・・・・・な~んていう夢のような儚い望みを抱いちゃったんですよね~。

ところがいざ練習してみるとこれが情けないほど酷い・・・・。  頭の中にほとんどのパートの音型やらリズムやらがちゃんと記憶として残っているのに、指がついていかなくてミスタッチの連荘なんです。  何度か弾いているうちに何かが戻ってくるんじゃないかと期待したんだけど、さすがに35年ぐらいの歳月は KiKi からあれやこれやを奪い去るには十分だったみたい・・・・・。  でもさすがにあの頃うまく弾けないパートを何度も何度も練習したところなんかは片手だけなら結構ちゃんと弾けるあたり、やっぱり若い頃の毎日の鍛錬というヤツは凄いもんだと妙なところで感動したりして・・・・・ ^^;

  

今日はクラシック音楽関連エントリーです。  7月末から再開した「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」。  今日は第9番のソナタです。  こちらはピアノ・レスナーの方には「全音 ソナタアルバム 第1巻の第14番」と呼んだ方が通りがいいかもしれません。

ベートーヴェン ピアノソナタ第9番 Op. 14-1
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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肝心な曲のお話に入る前にちょっと雑談めいたお話を1つ。  昨今の「ピアノのおけいこ事情」には疎い KiKi ですが、KiKi の子供時代のピアノのおけいこには定型的と言ってもいいようなカリキュラムがありました。  多くの子供が最初に手掛けるのは「メトードローズ」か「バイエル」。  そして「バイエル」が終了すると、「ハノン」 - 「ツェルニー」 - 「ブルグミュラー」というセットに進み、その後は「ハノン」 & 「ツェルニー」は継続(ツェルニーには100番練習曲、30番練習曲、40番練習曲、50番練習曲とやってもやっても終わりがない ^^;)し、「ソナチネ・アルバム2巻」に進みました。  

そして「ソナチネ・アルバム」が終了すると(と言っても全曲やったな~んていう話は聞いたことがなかったりする)、いよいよロマン派が登場し、一般的なところでは「ショパン・ワルツ集」あたりが出てきました。  そしてそれとほぼ並行して「ソナタ・アルバム」やら「シューマンの比較的簡単な組曲」やら「ドビュッシーの子供領分」やら「チャイコフスキーの四季」やらと色々な曲が顔を出し始めました。  「ソナチネ・アルバム」あたりまでのピアノのお稽古では使う楽譜が4種類ぐらいまでで、そこから数が増えることも滅多になく、そこに掲載されている曲を頭から(もしくは抜粋で)練習していったのですが、「ソナチネ・アルバム」を卒業するとお稽古の度に楽譜が1冊、又1冊と増えていく・・・・・  そんな感じでした。

でね、かなり多くの人のその増えていく楽譜の中に必ずと言っていいほど「ソナタ・アルバム 上下2巻」が入っていたんですけど、KiKi が子供時代に師事していた先生は KiKi に「ソナタ・アルバム」を買わせることはありませんでした。  先生が KiKi に買わせたのは「モーツァルト ピアノソナタ全集」とか「ハイドン ピアノソナタ全集」とか「ベートーヴェン ピアノソナタ全集」といった楽譜ばかりで、音大受験を考え始めるまではその多くは「春秋社版」の楽譜でした。  そして音大進学を視野に入れ始めた頃からは当時としてはべらぼうもなく高価だった輸入版の「ヘンレ版」とか「ペーレンライター版」といった楽譜に「春秋社版の楽譜」がとって変わられていきました。

せっかく1冊の楽譜を購入しても、レッスンで使うのはその中の数曲だけという状況で、次、次、次と楽譜が変わっていくのを傍で見ていた(というよりやりくりが大変な家計の財布から楽譜代を支払っていた) KiKi の母(ばぁば)なんぞはそのことに文句を言っていたものでした。  こんなに高くていっぱい曲が入っている楽譜を買ってもその中の数曲しかやらないならピアノ・ピース(1曲で楽譜1つ)で十分じゃないか!ってね(苦笑)  あ、ちょっとばぁばの話は脱線のし過ぎでした。  

でね、話は元に戻して、今日の曲紹介の冒頭で KiKi は

この曲は「全音 ソナタアルバム 第1巻の第14番」と呼んだ方が通りがいいかもしれません。

と書いたわけだけど、実はそうであることは今回このエントリーを書くにあたって手持ちの「ソナタアルバム」を確認してみて初めて知ったんですよね~。  因みにその「ソナタ・アルバム」は大人になってから KiKi の稼ぎの中で入手したもので、実は練習では1度も使ったことがありません。  で、何が言いたいことかって言うとね、子供時代のKiKi は同じようにピアノを習っているお友達とお喋りをしていてもそのお友達が「ソナタ・アルバムの○番の曲ってさぁ・・・・・・・」と話題をふられてもそれがどの曲なのか分からなかったんですよ。  キョトンとしている KiKi にお友達はその冒頭部分をハミングしてくれてようやく「ああ、それは○○(作曲家の名前)の△番、Op. × のソナタかぁ・・・・」とようやく話題に入っていける・・・・・そんな感じだったんですよね~。  つまり子供時代の KiKi には「ソナタ・アルバム ○番のソナタ」という曲紹介はまったく意味をなさないものだったのです。

何だか長~い雑談 兼 前置きになってしまいました ^^;

 

とぎれとぎれに・・・・ではありますが、7月末から再開した「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」。  今日は第6番のソナタです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第6番 Op. 10-2
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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第4番までのソナタで見せた大作志向がプッツリと休止された第5番。  それに続くこの第6番のソナタも3楽章制で、さらにはどこか茶目っ気みたいなものがある音楽だと思います。  と同時にソナタ形式の枠組みの中でかなり奔放に、自由に音遊びをしている・・・・・そんな雰囲気が漂う音楽だと思うんですよね~。  前作が「小悲愴」と呼ばれていたことを第5番の Review でお話したけれど、こちらの第6番には「ワルトシュタイン」を思わせる音型やら、「ロンド・ア・カプリッチョ Op.129 なくした小銭への怒り」を思わせる雰囲気やらを漂わせ、偉大な作曲家も無尽蔵に曲のイメージがあるわけではなく、思いついたテーマをあれこれ弄繰り回して曲を作っていったんだなぁと感じます。

  

約8か月の休止期間を経ておとといから再開した「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」。  今日は第5番のソナタです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第5番 Op. 10-1
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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ベートーヴェンの初期のピアノ・ソナタ群のなかで、すこぶる有名なのは第8番の「悲愴ソナタ」です。  それ以外の楽曲は録音も少なく(それでも第1番・第4番・第7番は比較的録音もあるけど)、録音のみならず演奏機会さえもがあまり多くはないと思うのが、第2番、第5番、第6番のソナタです。  そんな録音も演奏機会も少ない第5番が今日の KiKi のBGMです。  でもね、 KiKi は案外この曲が気に入っているんですよね~。

どこか「悲愴ソナタ」を彷彿とさせる曲だと思うんですよ。  正直、初めてこの曲を聴いた時、KiKi はその発表順とも相俟って「ああ、この曲があって、悲愴ソナタがあったんだなぁ・・・・」と感じたものでした。  それからだいぶ経って大人になってからこの曲に「小悲愴」という愛称(?)があることを知った時も「さもありなん」とかつての自分の印象を思い出しながら思わずほくそ笑んだものでした(苦笑)

でも、悲愴ソナタと比べると規模はちっちゃい。  比較にならないほどちっちゃい。  前作までに見られた「大作志向」は一旦なりを潜め、3楽章形式の音楽になっています。  楽章の数という意味でもそぎ落とされたけれど、1つ1つの楽章も実にコンパクトな印象を受けます。  和声をさほど多用せず輪郭のはっきりした音楽であるうえに、速度設定もメリハリが効いていて「凝縮」という言葉がピッタリくる音楽だと思います。 何て言うか「見通しの良い音楽」っていう感じなんですよね~。

昨年11月は個人的な用事で忙しくてブログをさぼり気味、その後12月の母の骨折騒動があり、そこから突入した介護生活ですっかり忘れていたのですが、実は KiKi は昨年の11月にクラシック音楽カテゴリーで新しい企画ものを始めていたんですよね。  でもバタバタしている中でそれはず~っと放置しっ放し(苦笑)。  それをひょんなことから思い出しちゃったので凡そ8か月ぶり・・・・・とはなってしまうのですが、その企画を貫徹するための音楽鑑賞を再開してみたいと思います。

企画名は「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」です。  手がけたものの作品2の3つのソナタでストップしたきりです。  もっともそれまでにいくつかの有名どころのソナタに関してはそれなりにエントリーを書いているので、基本的にはその穴埋め的な感じで聴いていくことになるわけですけどね。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMは第4番のピアノソナタです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第4番 Op. 7
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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若かりしベートーヴェンは彼の熱心な支援者の1人だったヴァルトシュタイン伯爵から「不断の勤勉によってハイドンの手からモーツァルトの精神を受け取りたまえ、」というエールを送られ、1792年に音楽の都、ウィーンに進出しました。  当時のベートーヴェンは作曲家としてではなく、ピアニストとして楽壇にデビュー。  その類まれな演奏能力により数多の貴族から寵愛を受け、演奏活動を続けながら対位法の大家アルプレヒツベルガーや、音楽の父・ハイドンといった錚々たるメンバーの元で作曲の勉強に打ち込みます。

そんな駆け出しの新進作曲家ベートーヴェンが残したピアノ・ソナタがこの第4番です。  ある時期からベートーヴェンのピアノ・ソナタは3楽章形式がスタンダードになっていくのですが、この頃の彼のピアノ・ソナタは4楽章形式です。  前作の作品2の3曲も4楽章形式で言ってみれば「ピアノ・ソナタとは4楽章形式であるべきもの」というある種の固定観念に縛られていた時期とも言えるし、同時に前作での成功を踏襲しつつ、新たな展開を模索しつつある時期とも言えます。


時間的には短かったけれど、精神的には長かった介護生活からちょっとだけ距離を置くことができるようになった KiKi。  この開放感の中で時間を無駄に使うことはじぃじやばぁばにも申し訳ないし、何よりも KiKi の気持ちが治まりません。  あの時間に何よりも辛かったのは KiKi が音楽とほとんど触れる時間が持てなかったこと。  特に、自分の半生をかけて準備してきたピアノと向き合う時間が全くと言っていいほど取れないまま、年齢だけを重ねていくことに対する焦りでした。  ず~っと昔、師事していた先生に言われていたんですよね。  「新しい楽曲に取り組むことができる限界は60歳ぐらいと思っていた方がいい」って。  ま、てなわけで、ようやく落ち着いてきたところで KiKi のピアノレッスン(あくまでも独学だけど ^^;)を再開することにしました。

幸い、今年に入ってこんなエントリーを書いてあって、取り組んでいきたい楽曲のリストアップはできています。  今日はその中からこの曲を選んで久々に譜読み付きの音楽鑑賞です。

モーツァルト 幻想曲/ピアノソナタ第14番 K. 475/457
DENON COCQ-83689-93 演奏:I. ヘブラー(pf)

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あのリストの中からこの曲(というよりモーツァルトのピアノソナタ)をまず選んだのは、

1. 久しくソナタのようなカッチリした曲の練習をしていないということ
2. あそこにリストアップされているピアノソナタの中で技巧的には比較的難易度が低いということ
3. やっぱり久々のレッスンは「古典」でしょ♪ というような感じ

まあ順当にいけばあのリストの中のモーツァルトのピアノソナタの最初の1曲、K. 310(330d) のイ短調ソナタにいくべきだろうとは思ったんだけど、それは既にこのブログでエントリーを書いているので今日は幻想曲(K. 475)とセットで演奏される機会の多いこちらを選んでみました。

実際にはこの曲、幻想曲(K. 475)とピアノ・ソナタ(K. 457)という別の楽曲で、作曲されたのも別々でした。  最初に書かれたのがK.番号でも分かるようにピアノ・ソナタ。  後から幻想曲が作曲されたんですけど、このソナタを最初に出版する際にセットで印刷され、それ以降慣習的に一緒に(幻想曲が先でその後にピアノ・ソナタという順番)演奏されるようになりました。  でも、モーツァルト自身も幻想曲だけをとりあげて演奏したことがあるそうなので、別々に演奏しちゃいけないというほどのことでもないみたいですけどね。

   

久々の読書関連エントリー

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さて、半年に及ぶ実家での介護生活の間、ピタっとストップしていた読書関連エントリーですが、まだまだ落ち着くかどうか定かではないものの、とりあえずじぃじとばぁばの老人ホーム入居ということで、再開できそうな目処がたってきました。  この間、読書そのものは細々と続けてきたものの、とてもじゃないけどその感想を文章にしてアップするな~んていう精神的 & 体力的余裕のなかった KiKi です。

とりあえずここまでの読書を「2013年月別読書のまとめ」カテゴリーで振り返ってみるとこんな感じになっていました。


2013年1月の読書

2013年2月の読書

2013年3月の読書

2013年4月の読書

2013年5月の読書

2013年6月の読書


大半の読書が「北方水滸」のシリーズで占められていて、一部、大河ドラマ触発読書、司馬遼太郎作品なんかもあったわけですが、この「北方水滸シリーズ」の感想をアップしていないのが何とも悔やまれます。  ま、てなわけで、立て続けに・・・・・となってしまう嫌いはあるものの、ここから暫くの間は水滸伝の世界にどっぷり浸ってみたいと思っています。

まずはずっと積読状態にしてあった(子供時代に1度は読んだことはあるけれど)、岩波少年文庫の「水滸伝」からスタートし、まだ未読の北方作品「楊家将」&「血涙」も含めもう一度水滸伝を読み直したうえで感想をアップしてみたいと思っています。

昨日は、腹痛も頭痛もだいぶおさまってきたため、午前中は家事を終えてからず~っとピアノを弾きまくっていました。  もっとも「弾きまくる」と言えども半年のブランクというやつは確実に KiKi のテクニックを奪い去り、ついでにほぼ暗譜できていたはずのいくつかの曲もすぐに和声がわからなくなっちゃって、我ながら無様としか言えないほどのヨレヨレ状態だったんですけどね。(苦笑)

ま、それはそれとして、体調不良によりなかなかピアノを弾く気力が湧いてこない間、ピアノに関係することを何もしていなかったのか?と言えばさにあらず。  こんな時しかできそうもないことをやっていました。  さすがにおたまじゃくしをじっくりと読み込むほどの集中力は根強い偏頭痛によって遮断されてしまっていたので、もうちょっと軽めのお仕事、「いつかは弾きたい曲リスト」を眺めて、これはどうしようか??と再検討。  この程度の作業であれば寝っころがったままでもできないことはありません。

それにね、子供時代から延々と削除されることはなく、ひたすら追加だけを繰り返してきた既存のリスト。  どう考えても今生、手をつけられる数をはるかに超えちゃっています。  こういう「理想と現実」の乖離が甚だし過ぎるリストは心のどこかに「できなくても当たり前」みたいな負の感情を呼び起こすので百害あって一利なしと思っちゃったんですよね~。  それに子供時代と今とでは好みも変わってきているわけでして・・・・・。  リストの曲が何曲もノミネートされっぱなしだけど、今となっては「ま、これは聴くだけで充分」と思える曲まで入っているようでは「いつかは弾きたい曲リスト」とは言えません。

ま、てなわけで、介護生活の精神的支えとするためにも、もうちょっと現実的な(とは言っても目標は高くの精神で、これだって実際にはかなり厳しいんですけどね ^^;)リストに更新しておこうかな・・・・な~んていうことを思っちゃったわけです。  現在の自分の衰えたテクニックに合わせて、これまではノミネートさえしていなかった曲もいくつか増えていたりもします(笑)。  

昨日はピアノの調律が終了したのが1時頃。  その後お昼のパンを食べて、コーヒーをゆったりとした気分で飲んでから、草刈りに着手しました。  でも、あれだけの草ぼうぼう状態です。  とても半日では作業が終わりません。  しかも、まだまだ立て続けの長距離ドライブの疲れが残っているため、今日もパワーが出てきません。  こうやってみると KiKi も歳をとったんだなぁ・・・・・と思わずにはいられません。

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少しは草が減った(但しまだ刈った草を廃棄処分しておらず刈りっ放し状態のため緑々していてこの写真では違いがよくわからないかもしれないけど ^^;)のが分かりますでしょうか??

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もうちょっとアップにしてみました(笑)

でもね、まだまだ半分ぐらいしか草刈りさえも終わっていないんですよぉ!!  沼津へ帰るまであと4日半。  果たして草刈りは終わるんでしょうかねぇ??  そして今回のメインだったはずのとうもろこしの種まきも終えることができるんでしょうか??

さて、今年は我が庭の梅も桜もチューリップも堪能できなかった KiKi ですが、辛うじてコレ(↓)だけはそこそこ堪能できそうです。

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こちらヤマブキでございます。  ここの庭に初めて植栽したときはこの2割程度の大きさの苗木だったんですけど、毎年毎年スクスクと成長し、今となっては結構な大株となりつつあります。  満開を迎える日と KiKi たちが沼津へ向かう日とどっちが早いか?っていう感じで花が咲き始めています。

そしてもう1つ、今年この時期にLothlórien_山小舎に帰ってきてのご褒美は?と言えばこちら(↓)です。

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こちら、源氏物語のタイトル(登場人物)にもある「花散里」という何とも雅な名前のトウカエデです。  芽出しの頃はまるで花びらに見えそうなほどの薄葉で色もピンクから白黄色系。  そしてその葉が、夏には光沢のある暗緑色となり、秋は、赤、橙、紫紅色と彩り豊かな紅葉に変身します。  Lothlórien_山小舎を建設中に我が庭のシンボル・ツリーにしようと購入したんですけど、最終的にシンボル・ツリーの座は地元材木業者のHさんからプレゼントされた「ハナノキ」に奪われ、現在ではウッドデッキのすぐ横に鎮座しています。

どの季節も素敵なんだけど、やっぱりこの新芽の時期の儚さ、美しさには格別なものがあります。  (もちろん紅葉も見事なんだけどね 笑)

  

自分のためのお買いもの

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相変わらず実家で介護生活を続けている KiKi です。  実家とは言え大学入学以来、この家で生活をしてこなかった KiKi。  当然のことながらここには KiKi の馴染みのモノは全くと言っていいほどありません。  子供時代にピアノの練習で使っていたアップライト・ピアノが辛うじて「馴染みのモノ」と呼べるものではあるものの、もう何年も調律も整音もしていないから、まともな音も出なければ鍵盤のリアクションも半端じゃなく悪いうえに、KiKi がこの家に住まなくなって以来、物置台と化している始末です。  とてもじゃないけど「弾いてみよう」な~んていう気分にさせてくれる代物ではありません。

こんなブログを書いていることからもお分かりのように KiKi のもう一つの趣味はクラシック音楽鑑賞です。  池袋のマンションにはもはや総数何枚になったのかよくわからない CD コレクションがあり、かつてはそのCD視聴記録みたいなブログを書いていたわけですが、そんなCDコレクションは持ち運びには凡そ不便極まりないわけです。  でも、世の中の進歩のおかげでこ~んな優れものが登場し、CDコレクションの全て・・・・・とはいかないまでも9割がたは持ち運びができるようになりました。  ま、てなわけで今回の実家生活に際してもこの iPod を持ってきたのですが、大失態を犯していることに気が付いたのは今年の1月中旬のことでした。

iPod そのものは持ってきたものの、充電コードを持ってくるのを忘れています!!  さらには KiKi の実家にはステレオ・コンポな~んていう洒落たものは今ではなくて、iPod で音楽が楽しめるとは言うものの、それはイヤホンを通してだけ・・・・・。  部屋を揺るがすような大音量な~んていうのはハナから望んでいないけど、KiKi の普通の生活(東京のマンションでもLothlórien_山小舎でも)ではお料理をするとき、PCで何か作業をするとき、チクチク・タイムとすべてのシチュエーションでBGMが流れていたのに、それと遮断された生活を送ること約2か月半。  そろそろ禁断症状が出始めてきました。

介護生活することに不満はないけれど、自分の人生を彩るために長い時間とそれなりの投資をしてきた音楽生活を捨て去ることなんて KiKi にはできそうにありません。  ま、てなわけで、介護生活に入ることがなければ必要なかったこ~んなものを衝動買いです。

    

一昨日、たまたまつけてあったTVで「小澤征爾さんと音楽で語った日 ~チェリスト・宮田大・25歳~」という番組をやっていました。  この番組、以前にも観たことがある記憶があったのですが、他に観たい番組もなかったので、そのまま最後まで観続けました。  ま、てなわけで、せっかく始めた「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」をちょっとお休みして、今日はこちらを聴いてみたいと思います。

F.J. ハイドン チェロ協奏曲第1番 Hob.VIIb-1
演奏:フルニエ(vc)

今日は画像はナシです。


Lothlórien_山小舎生活での音楽鑑賞は iPod に入っているデータで行っているため、よほど鮮明に記憶に残っているCDでない限り、コレと特定することができない KiKi です。  まあ、そこに入っているデータを見る限りではソリストがフルニエであることと、ルツェルン音楽祭弦楽合奏団との競演であることだけははっきりしています。  でも、LP時代ならいざ知らずCD時代になって買い替えたフルニエのCDってジャケットがどんなだったか?とか、どこの会社のものか?といった肝心な情報はちょっと忘却の彼方にいっちゃってるんですよね~。

ま、それはさておき。  KiKi が生まれた頃までこの曲はその存在だけが知られていたものの楽譜は発見されていませんでした。  それが1961年にプラハで楽譜が発見され,一気に知られるようになりました。  作曲されたのは1765~67年頃と言われ、ハイドンが楽長を務めていたエステルハージ家の宮廷楽団のチェロ奏者、ヨーゼフ・フランツ・ヴァイグルのために作曲されたのだそうです。  そんな再発見されてから歴史の浅い曲ではあるものの、今では多くのチェリストに弾かれている古典的なチェロ協奏曲となっています。  実際、KiKi が iPod に入れて持ち歩いている音楽データだけでも、J.D.プレ、このP. フルニエ、そしてJ.シュタルケルという錚々たる顔ぶれの演奏になっています。


昨日から開始した「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」。   今日の1曲は KiKi の感覚としては「ベートーヴェン節」がいよいよ始まったぞと思わずにはいられない第3番です。

ベートーヴェン ピアノソナタ第3番 Op. 2-3
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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この曲はねぇ、何て言うかベートーヴェンの「生みの苦しみ」みたいなものがそこはかとな~く漂ってくるソナタだと思うんですよね。  そもそも Op.2 の他の2曲よりもスケールが大きいし、造形と言う観点から見てもがっちりと作りこんである感じがするし、楽譜をさらっと眺めてみても技巧的にいきなり何段階も上がったなぁ・・・・と思わずにはいられないんですよね。  第2番のソナタで KiKi は「どこか教本的」という表現をしたけれど、ここに至ってそういう「教本臭」みたいなものが一掃されているんです。

と同時に、どこかしら即興風のところもあって、「がっちり作りこんでいるようでいて、統一感には少し乏しい」とも感じさせるものがあって、「自分なりのソナタ」を作りたいという意思が先走っているようなそんな印象もあるんです。  そういう意味ではなかなか面白いソナタだと思います。  

モーツァルトのカルテット全曲の Review を終了し、さて、次はどのシリーズでいくべきか、結構悩みました。  考えてみるとこのブログ(・・・・というよりこのブログに統合した「落ちこぼれ会計人の Music Diary」というべきか?)では、シリーズで系統だてて何かを聴くというよりは、その日その日の気分で聴きたい音楽を聴いて感想を書くというスタイルをとってきたので、リストを眺めてみると穴だらけなんですよね~。  一応完結しているのはベートーヴェンの交響曲とカルテット、そしてモーツァルトのカルテットだけだし・・・・・ ^^; 

ブログをスタートさせた時点ではクラシック音楽のみを扱うブログだったから、何かをずっと追っかける形式だと途中で飽きちゃったり疲れちゃうような気がして「その日の気分で」というスタイルにしてきたわけだけど、今では「読書」あり、「パッチワーク」あり、「野良仕事」あり、「クラシック音楽」ありというゴタマゼブログと化しているので、せっかくなら完結シリーズものをいくつか持ちたいなぁと考えるに至りました。

で、次のテーマなんですけど、あれこれ考えた末、やっぱりこれしかないかな・・・・と。  KiKi のライフワークとでも呼ぶべき「ベートーヴェン・ピアノソナタ全集」であります。  これを抜きにして KiKi のクラシック音楽ファン・ライフはないわけで、いつまでもこれを放置しておくわけには参りません。  ま、てなわけで本日より「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」を開始することにしました。  ベートーヴェンのピアノソナタに関してはこれまでに1番、8番(悲愴)、17番(テンペスト)、23番(熱情)、29番、30番、31番、32番のエントリーを書いているので、それ以外・・・・・ということになります。  今日はその第1曲目、第2番のソナタです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第2番 Op. 2-2
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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超がつく有名曲の多いベートーヴェンのピアノソナタですけど、そんな中でも初期、特に「悲愴」前のピアノソナタはさほど一般的ではないのではないかしら??  かくいう KiKi 自身もピアノ・レスナーでありながらも初期のソナタにはほとんど見向きもしない時期が長かったことを白状しておきましょう。  第1番はさすがに最初の1曲(実際にはこれ以前にも習作みたいな3曲の「選帝侯ソナタ」とか「ソナチネ」なんかもあったりするわけですが)ということで、そこそこ注目したりもしていたんだけど、第2番から第7番までのソナタはこのアラウの全集を入手するまでちゃんと聴いたことがありませんでした。

因みに KiKi のベートーヴェンのピアノソナタCDのコレクションはかなりの数に及ぶんだけど、このアラウを入手する前に全集ものとして持っていたのは名盤の誉れ高い「バックハウス」と今は懐かしい六本木 WAVE で大安売りをしていたからたまたまゲットした「ハイドシェック」の2つだったんだけど、どちらもこれらの初期ソナタに関しては1回ずつ聴いたのみでそれ以降手を出したことはありませんでした。

果たして聴いた時期の問題か、はたまた演奏家の力によるものかは定かではないんだけど、このアラウ盤を聴いて初めて KiKi はこの初期のソナタの魅力に目覚めたようなところがあります。  それまでは何となく「教本的な曲だなぁ・・・・」と感じていたんですよね~。

いよいよモーツァルトのカルテットも最終曲となってしまいました。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第23番 K. 590
ASIN: B0002Z83NO  ズスケ・カルテット

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注文主からは6曲のセットものを依頼されていたにも関わらず、3曲で筆を折ることになってしまったモーツァルト。  もちろんそこにはモーツァルトの短い生涯という生命のタイムリミットがあったということも大きな要因だけど、この曲を聴いてみるとそれ以上にモーツァルトはもうこれで「書き尽くした」というある種の達成感と同時に諦念に支配され、もうこれ以上は書けなかったのではないか?  そんな気がしてきます。

KiKi はこの曲を聴いていると、注文主のことを意識している「音楽職人モーツァルトの献呈作品」というよりは、「芸術家モーツァルトの心情告白」という気がして仕方ないんですよね。  実際、この曲は注文主に献呈される前に出版社に売却しているという話をどこかで聞いたことがあります。  何でもプロシアの王様は案外金払いが悪かったらしい・・・・・ ^^;  注文が6曲だったのに対し3曲しかできあがっていないわけだから、「どの面下げて献呈できるか!」という部分もあったのかもしれないけれど、経済的困窮に陥っていたモーツァルトにとっては金払いも悪いし、時間もないし、もう「王様の注文」な~んていうのはどうでもいいことになってしまっていたのかもしれません。

確かにこの四重奏の作曲のきっかけはプロシア王からの注文があったからです。  でも第22番を書いている時点で注文主のことはそっちのけ(苦笑)で、どこか死期を覚悟をした人間の純粋な内面的な音楽しか書けなくなってしまっていたんじゃないかしら。  そしてこの第23番では彼の心情告白はさらに高みにまで登りつめ、人間の本質に迫るような音楽を書き残した・・・・・そんな感じがするんですよね。

今日もモーツァルトのカルテット、「プロシア王」です。  先日に引き続きその第2番、SQ全体では第22番のカルテットを聴いてみました。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第22番 K. 589
ASIN: B0002Z83NO  ズスケ・カルテット

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前作からほぼ1年後、モーツァルトの死の1年前に書かれた音楽です。  こちらも例の「チェロ弾きの王様」に捧げたカルテットなんですけど、前曲とは雰囲気が随分異なります。  どちらもチェロが大活躍する音楽であることには変わりないんですけど、前作はいかにも宮廷受けしそうな、「ミラノ・カルテット」にも通じるような明るさと優雅さを誇る音楽だったのに対し、こちらは何とも表現のしようのない「寂寥感」が滲む音楽なんですよね~。

晩年のモーツァルトが経済的に困窮していたことは事実としてよく知られていますが、そんな中「王様からのオファー」という絶好のチャンスを得たモーツァルトが、言わば「お金のために」、「演奏される場所を念頭に置きながら」書いたのが第1番なら、まるで「自分の遺作を意識して書いた」かのように聴こえないでもない第2番っていうほどの差がこの2曲にはあるように感じられます。

今日は再びモーツァルトのカルテットに戻ります。  モーツァルト最後のカルテット・セット、「プロシア王全3曲」の第1曲です。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第21番 K. 575
ASIN: B0002Z83NO  ズスケ・カルテット

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この曲(とそれに続く全3曲)が「プロシア王」と呼ばれるのは、これらの作品がプロシア王、フリードリヒ・ヴィルヘルム2世の依頼により書かれたことによります。  1789年にパトロンの一人だったカール・アロイス・フォン・リヒノフスキー侯爵と一緒にドイツ旅行をしたモーツァルトは、ベルリン宮廷で御前演奏を行いました。  その際に国王自らが弦楽四重奏曲6曲と王の長女、フリーデリケ・シャルロッテ王女のためのピアノソナタ6曲の作曲を依頼したとされています。

因みにこの国王からの依頼(カルテット6曲とピアノ・ソナタ6曲)のうち、実際にモーツァルトが完成させることができたのは「プロシア王」の名前で知られる3曲のカルテットとK. 576 のピアノソナタ(第18(17)番)1曲の4曲のみでした。  

このフリードリヒ・ヴィルヘルム2世、チェロの名手で宮廷内に楽団をもっていらしたらしい・・・・・。  で、金も権力も、そしてチェロ演奏の技術をも持ち合わせていた(?)この王様にハイドンも弦楽四重奏曲(プロイセン四重奏曲、作品50)を、ベートーヴェンもチェロ・ソナタ(第1番と第2番)を献呈しているというクラシック音楽史では無視できない王様でいらっしゃいます。

そんな背景があるため、このカルテットではやっぱりチェロ・パートが印象的です。  もちろんモーツァルトはおろかハイドン以降、チェロという楽器は必ずしも通奏低音担当楽器ではなくなっていたのですが、モーツァルトのこれまでのカルテットと比較してもチェロがメロディを奏でる部分がいっぱいで、KiKi のような「チェロ好き」にはたまらないカルテットです。  

シューマン 森の情景 Op. 82

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最近のクラシック音楽関連エントリーは、ず~っとモーツァルトのカルテットだったんですけど、今読み進めている村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」に触発され、今日はこんな曲を聴いてみました。

シューマン 森の情景 Op. 82
ASIN: B00005S0G3  演奏:シプリアン・カツァリス(pf)

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「森の情景」、「森」、と言えば、我がLothlórien_山小舎はまさに森のすぐ脇にある山小舎なんですよね~。  で、音楽のお話に触れる前に本日現在の我が窓から見える「目の前の森の情景」をまずはご紹介しておきたいと思いますね。(笑)

2012_Nov02_001.JPG

KiKi がPCの前に坐り、PCが置いてあるテーブル越しにその向こうの窓を眺めると、今まさにこんな風景(↑)が広がっています。  目と鼻の先に日々色づいていくモミジを眺めるっていうのはなかなか乙なモンなんですけど、最近ではこれが「当たり前」となりつつある KiKi です ^^;  ここに山小舎を構えた初年度には「ワォ~!!」と歓声をあげたんですけどねぇ・・・・。

2012_Nov02_003.JPG

さすがに座ったまま & ガラス窓越しというのはいかにも横着のし過ぎだよなぁ・・・・・とばかりに窓を開けて、今一番美しいと思われる部分を撮影したのがこちら(↑)です。  数日前まではまだまだ緑色部分が多かったんですけど(そしてまだまだこの木の下の方の葉っぱはそんな緑色がチラチラしているんですけど)、着々とお色直しが進んでいます。


さて、今日ご紹介しているCDは実は KiKi が持っているものとはジャケットが異なるんですけど、まあテルデックのCDで録音年代も演奏者も同じだから、現在市販されているものはこちらなんだろうと判断してこのブログにも載せています。  このCDにはOp.82 の「森の情景」だけではなく、Op. 15 の「子供情景」、そして Op. 124 の「音楽帳」というシューマンの比較的小規模なピアノ組曲3つがカップリングされています。

個人的に、KiKi は「子供の情景」に関してはホロヴィッツ盤の方が好きなんですけど、ことこの「森の情景」に関してはこのカツァリス盤がベストな選択だと思っています。 



      

今日はモーツァルトのカルテット「ホフマイスター」です。  モーツァルトのカルテットはその大半がセットもので作曲順に「ミラノ・カルテット」、「ウィーン・カルテット」、「ハイドン・セット」とそれぞれ6曲ずつ続き、この「ホフマイスター」がポツンと存在したあと、「プロシア王・セット」3曲で終わりとなります。  そういう意味ではセットものに属していない第1番の「ロディ」と第20番の「ホフマイスター」がちょっと特異な存在と言えるかもしれません。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第20番 K. 499 「ホフマイスター」
ASIN: B0002Z83NO  ズスケ・カルテット

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このカルテットはフランツ・アントン・ホフマイスター(1754年 - 1812年)という作曲家 兼 音楽出版者のために作曲されたために「ホフマイスター」(Hoffmeister)の愛称で呼ばれています。  因みにこのホフマイスターさん、モーツァルトからはカルテットを捧げられ、ベートーヴェンからは「もっとも愛しい兄弟」と呼ばれるなど、当時はそこそこの人物だったみたいです。  今では音楽史の研究家ならともかく、一般的にはモーツァルトのこのカルテットがなければ忘れられちゃった名前・・・・そんな存在なのではないかしら??

充実した「ハイドン・セット」の後に続くカルテットはどんな曲かしら?と期待満々で聴いてみると、これが何とも情緒にあふれた優しい音楽なんですよね~。  こんな優しい音楽が捧げられた人は、どんなお顔をされているのかしら?と検索してみると・・・・・

220px-Franz_anton_hoffmeister.jpg

こ~んな風貌の方みたいです・・・・○×△□  う~ん、何だか曲のイメージと違うなぁ・・・・・(苦笑)  


今日は「ハイドン・セット 第6曲」、「不協和音」の愛称で親しまれているカルテットを聴いてみました。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第19番 K. 465 「不協和音」
ASIN: B0002Z83NO  ズスケ・カルテット

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この曲を KiKi が初めて聴いたのは、中学校か高校の音楽の時間でした。  当時の音楽鑑賞の時間にモーツァルトのお茶目エピソードと一緒にこの曲と「音楽の冗談」の別名で知られるディヴェルティメント(K. 522)を聴きました。  当時の KiKi は既にピアノレッスンでもっとものすごい不協和音バリバリの曲を弾いていたりもしたので、「これのどこが不協和音なんだ??」と思った記憶が鮮明に残っています。

この曲が「不協和音」と呼ばれるようになったいきさつは第1楽章の序章部分、チェロが 刻む8分音符にのって不気味さ、混沌とした暗闇を思わせるような半音階が重ねられてゆくことによるわけですが、実際には弦楽器特有の残響音によって不協和音に聴こえる部分があるというだけのことで、不協和音を長々と響かせるような音作りにはなっていません。

その後のロマン派の音楽やら現代音楽を聴いてきた現代人の耳には決してびっくりするような音使いでもなければ、「不協和音だ~!」と騒ぐほどのものでもないのですが、モーツァルトの前にこのような音使いをした著名な作曲家がいたのか?と問われれば恐らく「否」と答えるしかないわけで、そういう意味では「当時としてはかなりアバンギャルドな挑戦だった」と言わざるをえないのではないかと感じられます。

実際、この曲のこの冒頭部分に関しては、モーツァルト もしくは記譜職人の間違いと言われていた時間もかなり長かったりするわけですから・・・・・。  

今日も昨日に引き続き、モーツァルトの「ハイドン・セット」第3曲を聴いてみたいと思います。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第16番 K. 428
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この曲には逸話があります。   偉大なる物理学者、アインシュタインによるとモーツァルトは前作第15番のニ短調カルテットを作曲したすぐあとにこの曲(変ホ長調)を書き上げ、さらにその1年後に第17番の「狩」を作曲したのですが、「ハイドン・セット」を「セットもの」として完成させる際にはこの曲ではなく現在ではハイドン・セット第4曲として知られる「狩」を第3曲として指定し、この曲は第4曲とされていたというのです。

又、別の説によれば第15番がニ短調、そしてこの曲が変ホ長調、「狩」が変ロ長調という調性なんですけど、これを順番を入れ替えるとちょうど♭(フラット)の数が1つずつ増えていくことになるんです。  (これがよく分からない人は子供時代の音楽の教科書を確認してみましょう 笑)  そうするとある種の規則性みたいなものがあるように見えるでしょ。  ま、KiKi にはこの説はこじつけに感じられるんですけどね(笑)

たかが曲の順番・・・・と思われる方もいらっしゃると思うんです。  でもね、KiKi にはフラットの数云々と言う話はともかくとして、アインシュタインが語っていた構成をモーツァルトが意図していたという話は別の意味で妥当に感じられます。  というのもね、モーツァルトという作曲家のバランス感覚を思えば、第2曲ニ短調のあの哀愁に満ちた曲想の次はやっぱり明るい曲の方がしっくりくると思うんですよ。  

特に、この時代の曲というのは「ミラノ・カルテット」しかり「ウィーン・カルテット」しかり、そしてこの「ハイドン・セット」しかりで、6曲を連続して演奏されるべき曲のかたまりとして捉えて出版・演奏されていたと考えられるからです。  

クラシック音楽にさほど親しんでこなかった方はこんな疑問を持ったことがありませんか??  それは「どうしてクラシック音楽には第○楽章な~んていうのが連なっているんだ?」ってね。  現代に暮らす私たちにしてみると曲は1曲であって、その中に楽章な~んていうややこしいものを持たせるよりも、別の曲は別の曲とした方がさっぱりしていいんじゃないか?ってね。  

その1つの答えはね、要するにクラシック音楽には「バカの一つ覚え」という発想ははなからなくて、いくつかの異なる主張(時に喜びと哀しみというような相反する主張さえも)を有機的につないで、大きな人間の精神世界を描くというスタイルが確立されていたから・・・・と KiKi は思っています。  同じ調子の連続じゃあ、人間、飽きてしまいますから・・・・(笑)  その異なる主張をつなぐために必要になってくるのが調性だったり、ある特定の印象的なリズムだったり、その他もろもろのルールだった・・・・と。


今日はモーツァルトの「ハイドン・セット」の第2曲。  人口に膾炙された副題こそ持たないものの名曲の誉れ高く、ハイドン・セットの中で唯一の短調のカルテットです。  この曲、もう半端じゃなく KiKi は好きなんですよね~。  特にこの曲は秋という季節がとってもよく似合う・・・・。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第15番 K. 421
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この曲、実はモーツァルトの妻コンスタンツェが第一子を出産するのとほぼ同じ時期に作曲された曲です。  現代人の感覚だったら喜ばしいはずの出来事を前に、どうしてこんな短調の曲を??と思わないでもありません。  しかもまるでモーツァルトの不安が的中したかのごとく、この時誕生した赤ちゃんは早世してしまいます。  でも、モーツァルトは決してその赤ちゃんの悲劇を予言してこんな曲を書いたわけではありません。

KiKi がまだまだお子ちゃまだった頃には、KiKi はその理由を当時の出産の危険度の高さを案じていたためか、はたまた父になる不安のためかと感じていたんだけど、今回この音楽を聴いていて別のことを感じました。

それはね、自分の子供が生まれてくるというその現実の前でモーツァルトが初めて我が事として認識した「新しい生命の誕生といずれは消えていく自分」というある種の諦念、もっと言えば「死」を初めて意識したその内心の吐露だったんじゃないのかなぁ・・・・と。

実際、この「ハイドン・セット」あたりからモーツァルトは聴衆に迎合しない・・・・と言うか、自己表現の世界に踏み込んでいったように感じるんですよね~。  要するに「職人音楽家」から「独立した芸術家」へ移行しようとしていた・・・・とでも言いましょうか。  これも現代的な言葉で言えば「自分がこの世で成し遂げるものを希求し始めた;存在意義を求めた」という感じ。  そしてそれは「死」という概念とは決して切り離せないものだったのではないか?と。

特にこの曲は全体のバランスもさることながら、瞬間瞬間の美しさの際立つ音楽だと思うんですよ。  まるで人間の一生と同じように・・・・・。  そうであるだけに KiKi はこの音楽には「ロマン派」に通じるものを感じるんですよね~。  ロマン派まではいかないにしても、古典派とロマン派の橋渡し的存在だったシューベルトにはかなり近しい音楽だなぁ・・・・・と。  

モーツァルトのカルテットを順番に聴きながらエントリーを書いてきているわけですが、今日から傑作の誉れ高い「ハイドン・セット」に突入します。  「ミラノ・カルテット」、「ウィーン・カルテット」とそれぞれの時期に6曲ずつのカルテットを書いてきたモーツァルトが「ウィーン・カルテット」から9年という年月を経て書いたのが「ハイドン・セット」の6曲です。  今日はその第1曲目、「春」という副題で呼ばれることもある K. 387 のカルテットです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第14番 K. 387 「春」
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子供が音楽教室などで習う曲もそうだけど、難易度が低い曲と高い曲を比較すると、もちろん曲の構成やら音の厚みやらという部分の違いも大きいけれど、わかりやすいところで言うと「曲の長さ」というヤツに1つの傾向があったりします。  もちろん「曲が長ければ難しい」というほどシンプルなものではないのですが、それでも短い曲は比較的技術的にも簡単なことが多い(誤解のないように言い添えるならこれは曲の良し悪しとは関係ありません)のはある種の真実だと思います。 

モーツァルトのカルテットにもこのシンプルな法則は見事に当てはまり、「ミラノ・カルテット」はその大部分が1曲全部を演奏しても10分弱、「ウィーン・カルテット」はその大半が15分強だったのに対し、このハイドン・セット第1番の K. 387 は約30分です。  

一つ一つの楽章が長く、凡そ考えられる限りのありとあらゆる技法がそれぞれの楽章で見事に駆使され、音の厚み、各声部の絡み合いもそれまでのカルテットとは一線を画していて、モーツァルトの成熟を否が応もなく感じずにはすまされません。  因みにこの「ハイドン・セット」、献呈された相手は当然の如くハイドンで、モーツァルトは以下のような献辞を書いたとされています。

ここのところず~っとクラシック音楽関係のエントリーから遠ざかっていました。  今日は、久々に手掛け始めている「モーツァルトの弦楽四重奏曲を全曲聴いてみる企画」に戻りたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第13番 K. 173
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「ウィーン・カルテット」の最終曲にあたるこの曲。  KiKi は好きなんですよね~、これ。  モーツァルト初期のカルテットには珍しい短調で始まるこの曲。  青年モーツァルトがハイドンの毒気にあてられて熱に浮かされて書いちゃったような趣たっぷりで、どこか「吹っ切れた感」もあり、どこか「新しい境地が見え始めている期待感」みたいなものもあるとても充実した音楽だと思うんですよね~。

第1楽章 アレグロ・マ・モルト・モデラート
第2楽章 アンダンティーノ・グラツィオーソ
第3楽章 メヌエット(トリオ)
第4楽章 アレグロ

という構成なんだけど、この構成のバランス感もいいし、最終楽章にはフーガをもってきて作曲技法の充実も存分に示してくれます。

今日はクラシック音楽関係のエントリーです。  せっかく手がけ始めたSQ特集、読書の合間合間を縫って完遂したいと思っています。 

モーツァルト 弦楽四重奏曲第12番 K. 172
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この曲に先立つ第10番、そして第11番のカルテットではある意味で実験的な作曲技法を試みていたモーツァルトですが、第12番で正統派路線(?)に戻ってきました。  ディヴェルティメントのような、あるいは小さな交響曲のような出だしの第1楽章、しっとりした落ち着きが魅力のセレナード風の第2楽章。  ヴァイオリンを先導するかのようなヴィオラの活躍が魅力的なメヌエットの第3楽章。  この楽章のトリオ部分の規則正しい刻み音は何気に人を落ち着かせる「昭和の壁掛け時計」風(笑)。  そしてソナタ形式の最終楽章は音階の下降系と上昇系をうまく組み合わせた音楽です。

この曲を一聴して感じるのは「ミラノ四重奏曲」の雰囲気が戻ってきたということではないかしら??  よい意味での単純さ、明るさに回帰してきた、そんな感じがするんですよね。

   

読書エントリーとパッチワークエントリーが続いたので、今日はクラシック音楽関係エントリーです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第11番 K. 171
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ウィーン・カルテットの4曲目で、これに先立つ第10番同様にハイドンの影響がそこかしこに見られるカルテットです。  第10番のエントリーでも書いたことだけど、この曲も緩徐楽章からスタートし、メヌエットをはさんで緩徐楽章が配置され、終楽章にアップテンポの曲が配されています。

第1楽章: アダージョ-アレグロ・アッサイ
第2楽章:  メヌエット(トリオ)
第3楽章: アンダンテ
第4楽章: アレグロ・アッサイ

この頃のモーツァルトはパパ・ハイドンの音楽をいろいろ研究し、楽章の組み立て方だったり、音の重ね方だったり、とにかくあらゆる角度から模倣し、でも決してそれをなぞるのみではなく、そこここに発展途上の自分の歌を注ぎこんでいたような感があるように感じます。

この曲の白眉は何と言っても第3楽章なのではないかしら??  「イタリア四重奏曲」の時代には彼の前途は開けていて、彼自身も自分の才能が面白くて仕方なくて、見るもの聞くものすべてが新鮮で刺激的で、とにかく希望に溢れちゃっていたと思うんですよね。  でも、このウィーン四重奏曲の時代には彼ももはや「神童」ではなく17歳頃の青年で、ザルツブルクの宮廷楽団員でもあって、青年の苦悩・・・・みたいなものが反映された音楽のように感じます。        

今日はクラシック音楽関係のエントリーを・・・・。  モーツァルトのカルテットの続きを楽しんでみたいと思います。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第10番 K. 170
ASIN: B0002Z83NO  ズスケ・カルテット

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ウィーン・カルテットの第3曲です。  この曲はまず構成が面白いと思うんですよね。  

第1楽章: 主題と変奏、アンダンテ
第2楽章: メヌエット(トリオ)
第3楽章: ウン・ポコ・アダージョ
第4楽章: ロンド、アレグロ

という構成なんですけど、第1楽章にいきなり 緩徐楽章を持ってくることも、メヌエット(舞曲)を挟んで2つの緩徐楽章を持つこともかなり異例なことではないかしら??  アンダンテの変奏曲っていうのはハイドンによく見られる作曲パターンなんですよね~。

さてその第1楽章の変奏曲なんですけど、さほど技巧的でも、バリバリ変奏を楽しんじゃっている風でもなく、割とあっさりしています。  この主題の面白さはレガートなところとスタッカートが交互に表れるそのバランスにあると KiKi は感じます。  

それを第1変奏ではモーツァルトお得意の主題の音繋ぎ(例えば主題がドミソだったらドレドレミファミファソと変奏する)変奏、第2変奏は第1ヴァイオリンがオクターブ高いところで主題とほぼ同じような曲を演奏する中、他の楽器が印象的な三連符の音刻みで曲を盛り上げ、前へ前へと推進していきます。  第3変奏はリズミカルな音楽。  そして第4変奏はちょと曲調が変わり、こちらもタリラリランというユニゾンが奏でる雰囲気が独特です。

この主題そのものがどことなくメヌエット風で、耳に優しい音楽なんだけど、それに続くのが短めでちょっぴり諧謔的な雰囲気も持つ第2楽章、「ホンモノのメヌエット」です。  

今日はクラシック音楽関係のエントリーを。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第9番 K. 169
ASIN: B0002Z83NO  ズスケ・カルテット

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う~ん、やっぱりズスケ・カルテットの演奏はいいなぁ。  何て言うか音がクリアで音楽の輪郭がしっかりと伝わってくる演奏なんですよね。  解像度が高い・・・・・とでも言いましょうか??  それでいて、無機質なわけではなくて、甘くなり過ぎないギリギリのところで情感もある。  この絶妙なバランス感覚はモーツァルトの音楽に通じるものがあると思います。

さて、今日のBGMは第9番のカルテット、ウィーン四重奏曲の2曲目であり、ハイドンの影響をそこかしこに感じられる音楽です。

第1楽章は極めてモーツァルト的です。  そもそも第一主題が下降音型で始まっているところがやっぱりモーツァルト。  でね、この楽章、実は3拍子の音楽なんですけど、出だし部分はどことな~く4拍子の音楽に感じられるんですよ。  何て言ったらいいか、ピアノ曲の「ソナチネ・アルバム」とか「モーツァルト・ソナタ・アルバム」なんかで馴染みのある調子でね。  そうであるだけに、途中でハタと「あ、この曲、本当は3拍子の音楽なんだ!」と気がついた時にちょっとビックリ。  でもね、どうにも拍が取りにくい・・・・。  

そうこうしているうちに第1主題がいきなり短調に転調していて又ビックリ。  唖然としているうちに、ふと気がつくと元の主題に戻っていて、何だかマジックを見せられたような気分になります。  「エヘ!」といたづらっぽいモーツァルトの笑い声が聞こえてくるような気がします。

    

今日も引き続きモーツァルトのカルテットを聴いてみたいと思います。  6曲あった「ミラノ・カルテット」に続くモーツァルトの連作カルテットはやはり6曲連作の「ウィーン・カルテット」と呼ばれる作品群です。  これらの作品は、ウィーンでパパ・ハイドンのカルテットに接したモーツァルトの新しいチャレンジとして知られる音楽群です。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第8番 K. 168
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/2 演奏:Sonare Quartet 録音:1991年

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イタリアの明るく自由な空気と相俟って、うら若き天才モーツァルトがみずみずしい感性をほとばしらせながら作曲した「ミラノ・カルテット」。  それはそれで美しく、後のより成熟したモーツァルトが使う動機の萌芽みたいなものも感じられる美しい作品群ではあったのですが、ウィーンでハイドンのカルテットと出会ったモーツァルトは大きなショックを受けたと言われています。  実際ハイドン自身、「交響曲の父」と呼ばれるのみならず「弦楽四重奏曲の父」とも呼ばれる人で、このジャンルにはかなりの熱意をもって取り組み、後の弦楽四重奏曲の規範とも呼べるスタイルを確立しました。

まだまだ成長著しいモーツァルトがそんなハイドンのカルテットから学んだ大きな要素は以下の3つに集約されるのではないかと思います。

1)まずは形から・・・・  ミラノ四重奏曲はすべて3楽章形式だったものをハイドンに習い4楽章形式に変更しました。
2)次は作曲技法・・・・・ それまで伴奏に甘んじていた低音楽器の役割を進化させ、4つの楽器の独立性を高めました。
3)そして・・・・・ フーガ・変奏曲といった技法を多用するようになりました。

さて、今日の1曲であるK. 168 のカルテットはそんなハイドンに影響を受けたモーツァルトの最初の作品となります。  当然のことながら、この曲は4楽章形式で書かれています。

とぎれとぎれになりつつも、今日で「ミラノ・四重奏曲」の最終曲となりました。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第7番 K. 160
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/1 演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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この曲の第1楽章、冒頭の主題を初めて聴いた時、KiKi は「あれ??  これ、どこかで聴いたことがある!!」と感じたんですけど、それがどこで、どんな演奏だったかほとんど思い出すことができませんでした。  主題のメロディ自体は確かに聴いたことがあるんですけど、どことなく曲調というか演奏形態というかが異なるようにも感じたんですよね。  

で、そんなことをすっかり忘れた何年か後、たまたまディヴェルティメント K. 136(「ザルツブルク交響曲」とも呼ばれる)を聴いた時、これまた同じように「あれ???  これ、どこかで聴いたことがある」と感じました。  そしてその時もそのデジャヴ感の正体は判明しませんでした。

それからさらに数年を経て、ようやくこの2つが同じモチーフであることに気が付きました。  同じ主題が使われているのはこのカルテットの第1楽章とディヴェルティメントの第3楽章です。  カルテットの方の速度指定がアレグロであるのに対し、ディヴェルティメントの方の速度指定はプレスト。  どおりでどことなく異なる印象を持ったわけです(笑)

なかなか歯切れの良い、そしてモーツァルトお得意の下降音型の流れるようなメロディが美しい音楽です。  又、バックで奏でられる伴奏の刻み音が調子いいんですよね~。  まあ、別の言い方をすればシンプル・単純とも言えるわけですが・・・・・。

今日はモーツァルトのカルテットの続きを聴いた Review です。  「指輪物語」の続きはまだ読了していないし、パッチワークの方は新しい作品のチョキチョキ作業にこの後とりかかる・・・・ということで、まだお話しできることは何もないし・・・・・。  何だかクラシック音楽関係エントリーが「場繋ぎエントリー」となりかかっている今日この頃です(苦笑)

モーツァルト 弦楽四重奏曲第6番 K. 159
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/1 演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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「ミラノ・カルテット」の5曲目で、このセット内唯一の緩徐楽章で始まる曲です。  この曲のクライマックス(というかメイン)は第2楽章にあるのではないかしら??  何と言ってもモーツァルトの宿命の調性、ト短調の音楽だし、響きもカルテットというよりはシンフォニックだし、アレグロというテンポも手伝ってか推進力に富む音楽だし・・・・。  この楽章を聴いていると KiKi は映画「アマデウス」の冒頭でも使用されたモーツァルトの交響曲第25番 K. 183 に通じるもの(調性が同じだからかもしれないけれど・・・・)を感じたりします。

曲は3楽章形式で、第1楽章: アンダンテ - 第2楽章: アレグロ - 第3楽章: ロンド.アレグロ・グラツィオーソ という形をとり、白眉である第2楽章を挟んだ前後の2つの楽章は愛らしさに満ちています。 

今日はクラシック音楽関係のエントリーです。  ひと頃に比べると、朝晩のしのぎやすさ(というよりもう既に冷え込みと呼んでもいいようなレベル)が格段とあがったここLothlórien_山小舎ですが、それでも昼間の気温はぐ~んと上がり、空気の透明度が高いせいか日差しの強さは都会よりも激しいように感じられ、長時間外にいることはできません。  そんな暑い中、モーツァルトの初期の音楽は何とも涼やかで気持ちの良いものです。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGM はこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第5番 K. 158
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/1 演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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この曲は何とまあシンプルなことでしょう。  何て言うか音の数が絶対的に少ないように聴こえるんですよね。  冒頭のタリラリランという1st ヴァイオリンの問いかけに残りの3つの楽器がチャンチャンと応えるところ。  いかにもシンプル、いかにも単純なんだけど、その単純さゆえにいきなりガシっと胸元を掴まれちゃったような気分に・・・・。  いたづら坊主が無作為な目をして「エヘヘ、どう??」と聞いてきて、思わず保護者たる気分の KiKi が「うんうん、OK」って答えちゃった・・・・そんな感じなんですよね~。

第1楽章の第2主題は典型的な3拍子の音楽でブンチャッチャに乗っかったメロディラインが何とも心地よい。  ここも音の数は滅法少ないんだけど、聴いていて「こうでしかありえない!」と感じさせる何かがあります。

昨日のエントリーで Naxos の CD について触れた際、ふと思い出してしまったこと。  それは、現在 KiKi の音楽鑑賞は基本的に iPod に転送してある音楽がベースになっているわけだけど、iPod の容量の関係もあって、手持ちのCDの全てを転送してあるわけではないこと でした。  考えてみると東京のマンションに置いてあるCDのいくつかはそういう意味では日の目を見ないCDとなってしまっているわけです。  これはちょっと勿体ないかな・・・・・・と。  

そんなことを思い出しちゃう前はあんまり気にしていなかったりもしたわけだけど、せっかく東京にいる間ぐらいは手持ちCDで iPod に転送していない音楽を聴いてみようかなぁ・・・・・。  ま、てなわけで、本日の KiKi のBGMはこちらの音楽をこのCDで・・・・・(笑)

モーツァルト 弦楽四重奏曲第4番 K. 157
Naxos 8.550541 演奏:エーデル四重奏団  録音:1990年

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モーツァルトの弦楽四重奏曲第4番にして「ミラノ四重奏曲」第3番のこの曲は、「イタリア的」な音楽です。  まず調性がハ長調というのが結構イイ(笑)  KiKi は個人的にはピアノ曲でのハ長調の曲って実はあんまり好きじゃなかったりもするんですけど(何となく弾きにくい感があるんですよね~)、器楽曲で聴く分にはいいですねぇ。  なんていうか安定感がある感じがするんですよね~。

ことこの曲に関しては特に第1楽章アレグロなんかは安定感のみならず「おめでたい感」「典雅な感じ」がすると思うんですよ。  モーツァルトの音楽の中でハ長調といってまず思い出すのは「ジュピター交響曲」、「リンツ交響曲」、そして「フルートとハープのための協奏曲」あたりなんだけど、どれも「典雅」という言葉がしっくりとくる音楽なのではないかしら??  このカルテットもその系列に属する音楽だと感じられます。

昨日は例の交通事故関係の事後処理のために、あちこち奔走しなくちゃいけなかったので、ブログをお休みさせていただいてしまいました。  そしてその事務作業を兼ねて、再び KiKi は上京しております。  いやはや、この連日の猛暑日の中、東京で過ごすなんちゅう暴挙(?)は今の KiKi にとっては苦行以外の何物でもありません(苦笑)  ま、いずれにしろ、そんな苦行を少しでも心穏やかに乗り切るため(?)、本日の KiKi のBGMはこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第3番 K. 156
Brilliant Mozart Edition Vo. 6 99718/1 演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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因みに、今、東京にいるということは、このCD本体と久々に邂逅できたということで、ようやく奏者や録音年代、CD番号等々の情報にもアクセスできたので、前2つのエントリーにも追記しておきました。

第2番までのカルテットには若々しさ・初々しさが漲っていたと思うのですが、この第3番に至りモーツァルト少年はいきなり成熟してしまったような感を KiKi は抱きます。  その感想は偏に第2楽章のアダージョにあるのではないかしら??  ここに KiKi はモーツァルトのあの晩年の嗚咽の息吹を感じるのです。  それはメロディの奏でる哀切感もさることながら、モーツァルト特有のアクセント(pとfが交互に表れる辛い時のため息のようなアクセント)に負うところが多いのだろうと思います。


今日もモーツァルトのカルテットを聴いてみたいと思います。  これまで KiKi はモーツァルトのカルテットは本当にBGM的に聞き流してしまうことが多かったのですが、こうやってエントリーを書くために聴くっていうのもなかなか楽しいモンであることを再発見しています(笑)

モーツァルト 弦楽四重奏曲第2番 K. 155(134a)
Brilliant Mozart Edition Vo. 6  99718/1  演奏:Sonare Quartet 録音:1989年

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1772年、モーツァルトはステージ・パパのレオポルトと一緒に3度目のイタリア旅行に出かけました。  旅の目的はオペラ「ルチオ・シッラ(ルーチョ・シッラ)」(初演時16歳であった若きモーツァルトによる、「ポントの王ミトリダーテ」に続くミラノのオペラ劇場のための作品)上演のためでした。  その旅の間のスペアタイムを利用してモーツァルトはあたかも気晴らしでもするかのように交響曲や弦楽四重奏曲などの作曲を進めたと言われています。  このカルテットはその中の1曲で、その時作曲された第2番から第7番の6曲の弦楽四重奏曲は、「ミラノ四重奏曲」と呼ばれています。

その「イタリア」「ミラノ」というイメージ(というか先入観?)も手伝ってか、とても明るく開放的な音楽です。  この曲を聴いていて驚くのはモーツァルトが普通の、まるでエチュードみたいな音階進行をあっけらかんと曲の中で頻繁に使っていることです。  でもそれが単調には聴こえず、逆に楽しく聴こえちゃうあたり、さすが天才!と感じずにはいられません。  

ベートーヴェンの弦楽四重奏曲 Review をコンプリートした今、次はどのシリーズに着手しようか結構悩みました。  KiKi にとってライフワークと呼んでもいいかもしれないベートーヴェンのピアノソナタへ行くべきか、はたまたモーツァルトに回帰するべきか、いやそれよりもっと前、ハイドンまで戻るべきか・・・・。  で、あれこれ悩んだ末、モーツァルトの弦楽四重奏曲にいってみようかなぁ・・・・と。

どうしてモーツァルトのカルテットなのか、これといった確たる理由はないんですよ。  でもね、KiKi の究極の人生の目標である「Lothlórien Book & Music Salon」(← これBook & Music Cafe の仮名です ^^;)のBGMはカルテットとず~っと前から決めているようなところがあったりするわけで、その準備を兼ねて(?)ここいらで弦四を総括してみようかな??な~んちゅうことが頭をよぎったりもしたわけです。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGM はこちらです。

モーツァルト 弦楽四重奏曲第1番 K. 80
Brilliant Mozart Edition Vo. 6  99718/7 演奏:Sharon Quartet 録音:1994年

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現在、このCD本体は東京のマンションに置いてあって、KiKi 自身は iPod に入れてある音楽データで鑑賞しているので、このCDの詳細情報にはちょっとアクセスできません。  Amazon でもこのCDのデータは見つけられなかったので、後日、何らかの機会に見つけることができた際に、あれこれ追記したいと思います。  (← 2012年8月6日、演奏者等の情報を追記しました。)

さて、このCD。  Brilliant が日本に上陸してCD価格を一挙に押し下げていた時代に、池袋HMVで衝動買いしたCDでございます。  当時、モーツァルトのカルテットに関しては「選集」みたいな形ではいくつかCDを持っていた KiKi ですが、いわゆる「全集」という形では持っていなくて、1つぐらいは全集が手元にあってもいいだろうと考えて購入した Box Set でした。

でもね、こういうBoxものっていうのはなかなかちゃんと通して聴く機会には恵まれないものだったりします。  何と言っても収録曲数が多い(≒ 全部を聴くには時間がかかる)うえに、衝動買いできちゃうような値段ということで所謂「有難味」みたいなものが希薄でねぇ・・・・(苦笑)  我慢して、我慢して、一所懸命お金を貯めてようやく購入したCD(レコード)なんかだと、その待ち時間に膨らませた期待分の上乗せもあって、購入してから暫くはそればっかり聴いているという時期があったりもしたものですが、このCDに関してはお気に入りの何曲かを数回と、これまで聴いたことがなかった曲を数回聴いたきり仕舞い込まれてしまっているCDとなっております。

ま、そういう意味では今回、この企画の中で久々の出番を得たCDセット・・・・ということになるのかなぁと ^^;


なんだかんだとゴタゴタしていて、「ベートーヴェンのカルテット Review を完成させる企画」があと1曲を残して中途半端な状態になってしまっていました。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGM はこちらです。

べートーヴェン 弦楽四重奏曲第16番 Op. 135
シャルプラッテン TKCC-70012 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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(毎度のお断りではありますが ^^;)因みに、このCDは今では廃盤になっていて、リマスタリングしたこちら(↓)が現在の定番商品になっているみたいです。

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ベートーヴェン最後のカルテットにして、まとまった作品としても生涯最後の作品です。  この後にいわゆる「大フーガ」の代わりに作曲された、「弦楽四重奏曲 第13番」のフィナーレ部分があるものの、言ってみればベートーヴェンの白鳥の歌と呼べる作品がこのカルテットであることを考えると、音楽を楽しむこちらの身もひきしまるというものです。

「最後の作品」、「気難しいベートーヴェン」、「難解な後期のカルテット」という先入観をもってこの音楽を聴くと、多くの人は「あれ?」と肩透かしを食らったような気分になるのではないかしら??  KiKi にはこの音楽は愛らしく、時にモーツァルトを彷彿とさせる音楽に聞こえます。

    

先日の「セリオーソ」から弦楽四重奏という分野に関しては14年ほどの空白期を経てベートーヴェン先生が久々に取り組んだカルテット。  でもその空白期にベートーヴェン先生は決して遊んでいらしたわけじゃなくて、すべてのピアノソナタを書き上げ、ミサソレムニスも書き終え、日本人の大好きな第9もほぼ完成させ・・・・と半端じゃなくお忙しかったのです。  お忙しかったのと同時に益々偏屈度に磨きをかけられ、凡人にはついていけないような思索的・哲学的な世界に踏み込んでいらっしゃいました。

ま、てなわけで、本日の KiKi のBGMは人類の至宝、ベートーヴェン大先生の後期のカルテットの1曲目でございます。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第12番 Op. 127
シャルプラッテン TKCC-70656 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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(毎度のお断りではありますが ^^;)因みに、このCDは今では廃盤になっていて、リマスタリングしたこちら(↓)が現在の定番商品になっているみたいです。

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さきほど KiKi はベートーヴェン先生の晩年に関して「益々偏屈度に磨きをかけられ、凡人にはついていけないような思索的・哲学的な世界に踏み込んでいらっしゃいました。」と書いたけれど、そうなる「カルテット」は実はこの次の曲からではないかしら??と個人的には思っていたりもします。  と言うのもね、この曲にはまだまだ健全な(?)伸びやかさ・・・・みたいなものがあるように感じるんですよね~。

 

今日も昨日に引き続き、ベートーヴェンのカルテットのエントリーを書いておこうと思います。  と言うのもね、ベートーヴェンがこのジャンルの音楽を書くには最初の6曲(Op. 18)から次の3曲(ラズモフスキー)に行くのに5年間の沈黙期間があり、そこからさらに約5年間の沈黙期間を経て昨日の「ハープ」や今日のこの「セリオーソ」が書かれ、次の第12番に行くのにこれまた10年以上という年月を必要としているんですよね。  そんな彼の作曲頻度に聴く側であるこちらも併せて、可能な限りこのひとかたまり、ひとかたまりを聴いておきたいかなぁ・・・・・と。

ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはカルテットの第11番。  別名「セリオーソ」と呼ばれる音楽です。  セリオーソ・・・・・英語で言えばシリアスですね。  「真面目な」とか「厳粛な」とか「深刻な」というほどの意味合いでしょうか。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第11番 Op. 95 「セリオーソ」
シャルプラッテン TKCC-70653 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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ベートーヴェンという人は基本は絶対音楽の人なので、自分の作曲した曲に安易に「愛称」とか「呼び名」を自ら振ったりすることはありません。  まあ、まったくないとまでは言わないんですけど、ロマン派の人たちのようには饒舌じゃないんですよね。  で、そんな中、この曲はある意味では例外的に直筆譜に「セリオーソ」と書かれていたそうですし、この曲の第3楽章には「アレグロ・アッサイ・ヴィバーチェ・マ・セリオーソ」と曲想が指定されており、本人が「真面目に」つけたタイトルだったようです。

ベートーヴェンが耳に疾患を患っていたことはとても有名な話ですが、具合が悪かったのは耳だけではなく、どうやら視覚もかなり悪くて目に見える世界でも実はかなりの制約を受けていたのだそうです。  人間にとって極めて大切な視覚・聴覚の2つが閉ざされ気味の世界。  それを想像するのは老眼を除けば五体満足の KiKi なんかにはかなり難しいことだけど、とは言っても普通の世界(社会)とは隔離されたような孤独感とは無縁ではないこと、そしてそれと逆行するかのように自分の内面の感覚だけは研ぎ澄まされていく・・・・・ということは何となく想像できるような気がします。


この週末から今週火曜日にかけて KiKi は東京に来ています。  週末には例のベビー・キルトの赤ちゃんの「お食い初め」があり、日頃から賄いおばさんに徹している(?)KiKi は煮物やら紅白なますやらをLothlórien_山小舎で作ってタッパーウェアにつめて上京、お食い初め当日の日曜日には朝から鯛や蛤、ミツバ等々の買い出しに走り、お吸い物を作ったり、鯛の塩焼きを焼いたりと大忙しでした。  鯛の尾頭付きを購入するには、赤ちゃんが暮らすマンションの魚焼きグリルの寸法を測ったりして万全の準備を整えてスーパーに向かったものの、置いてあった鯛が悉く大きくて、対角線上に置けばギリギリ入るかもしれない・・・というサイズのものを選択。  念のために電子レンジのグリルで焼かなくちゃいけなくなることも想定して、クッキングペーパーなんぞも買ってと大騒ぎでした。

肝心の赤ちゃんは終始ご機嫌で、ニコニコしていてくれていたんですけど、ようやく準備が整った・・・・と思った頃にはホステス稼業に疲れちゃったのか、お昼寝モードに突入。  まあじゃあ今のうちに・・・・と集まった大人だけでお食事をしたんだけど、ついついうっかり「蛤のお吸い物」をみんなで全部飲んじゃって(^^;)肝心の「お食い初めイベント」の時には、身を食べ終わった蛤の貝殻をお椀の中でひっくり返し(空なのを隠すため)、ミツバを置いてお水を注いだものを「蛤のお吸い物」と見立てて写真撮影というインチキもしつつ、この一大イベントを終了しました。

自分の子どもがいない KiKi には一つ一つのイベントが新鮮で、何だか幸せのおすそ分けをいただいて得した気分の週末でした。  さて、そんな心温まる一日を終えて迎えた今日、今日の1曲は順番に従ってこちらのカルテットです。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第10番 Op. 74 「ハープ」
シャルプラッテン TKCC-70655 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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ここまでのベートーヴェンの弦楽四重奏曲は第1番~第6番までが作品番号18でまとめられた連作、続く、第7番~第9番までが「ラズモフスキー・セット」とでも呼ぶべき連作の作品群でした。  そして、ようやく10曲目にしてベートーヴェン大先生は単作の第10番を書き上げました。  作曲時期としては中期と呼ばれるよく言えば脂の乗り切った(ペーペーでもなく、枯淡でもない)時期の作品で、「ラズモフスキー」で大変貌を遂げた弦楽四重奏曲分野での意欲作と言っても過言ではないように感じます。  何て言うか、それまでのどこか「気負い」みたいなところがある若々しい音楽とは異なり、ちょっと余裕・・・・みたいなものが感じられるように思うんですよね。  

同時期に作曲された曲としてはこの曲の前に交響曲第5番、第6番があり、ピアノ・コンチェルトの第5番があり、ベートーヴェンの名声が確固たるものになった時期ということが言えるだろうと思います。  ただベートーヴェンのキャリアという面では美味しいはずのこの時期、彼をとりまく環境の方はどんどん悪化していきました。  彼の持病の問題もさることながら、とにかくこの時期、世間が姦しい。  ナポレオン軍のウィーン占領とそれに伴うベートーヴェン後援者の疎開が顕著になり始めます。


今 KiKi はベートーヴェンの「ラズモフスキー3部作」の最終曲を BGM に、夏の定番「葭簀」を窓にかけるべきか、梅雨明け宣言まで待つべきか、思案の真っ最中です。   昨日までのそぼ降る雨の日にはそんなことをは一切考えないんですけど、今日ぐらいカッと強い日差しが窓の外に広がると、途端に暑くてたまらないような気分になってくるんですよね~。  なんせ、ここ Lothlórien_山小舎にはクーラーなんぞという文明の利器は設置していないものですから・・・・・(苦笑)

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番 Op. 59-3 「ラズモフスキー第3番」
シャルプラッテン TKCC-70012 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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最終曲を迎えるにあたって、この3つのカルテットの注文主であるラズモフスキー伯爵について、ちょっとお話しておきたいと思います。  

ラズモフスキー伯爵は1752年ペテルブルグに生まれたロシアの貴族で、海軍士官として訓練を受けたのち外交官として国に仕えるようになりました。  1788年にウィーンで音楽愛好家として知られたトゥン伯夫人の娘エリザベートと結婚、1801年から正式にウィーン駐在のロシア大使に任命されるに至ります。  

ラズモフスキー伯爵は裕福で金遣いが荒く、自前で豪邸を構え(これはその後消失)、蒐集家ならびに芸術のパトロンとして名をはせていました。  ベートーヴェンの有力なパトロンの1人でもありました。  1808年には自前の弦楽四重奏団を抱え、自らその第2ヴァイオリンを担当するなど、音楽の素養もなかなかのものがあったようです。  と言うのも、この弦楽四重奏団、当時は全欧に並ぶものなしといわれるほどの存在感を示すカルテットだったのだそうです。

因みにこ~んなお顔をしていらしたらしい・・・・

patrons_razumovsky.jpg  (こちらのサイトより転載)

ま、こういう注文主の出自を考えると、このラズモフスキー四重奏曲の中にロシア民謡が取り入れられている理由もよ~くわかったりもするわけですが・・・・。  と同時にベートーヴェンの「傑作の森」の背景には彼のようなパトロンの存在が無視できないという事実にも気が付くわけで、やはりある程度の安定した生活あってこその「傑作の森」とも考えられちゃうわけでもありまして・・・・。  まさに「同情するならカネをくれ!」の世界です(苦笑)


昨日もチクチク作業に精を出したため、読書の方はあんまり捗りませんでした。  その代わり・・・・・と言っては何ですが、ユーキャンの講座の方は受講期間中に何とか全作品を仕上げられる目途(というより予定)を建てることができました。  講座受講時にいただいていた「作品完成の目安の日数表」があるのですが、それによると辛うじて何とかおさまりそうな雰囲気なんですよね~。  ま、そのためには昨日のエントリーでご紹介した「ステンドグラスのタペストリー」を今月中に仕上げ、来月早々には次の課題である「ナインパッチのトートバッグ」に着手しなくちゃいけないんですけどね。  後は例の腰痛がぶり返さないことを祈るばかり・・・・です。

・・・・とここまで書いて、昨日予定表を作成した時点で、秋の一大イベント、稲刈りをまったく計算に入れていないことに気が付いてしまいました ^^;  う~ん、やっぱり無理なんだろうか???  ま、ここから先、どこまで前倒しで作業ができるか?に全てがかかっている・・・・・ということなのかもしれません。  で、そんな先のことはとりあえずちょっと横に置いておいて、本日の KiKi の BGM をご紹介したいと思います。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第8番 Op. 59-2 「ラズモフスキー第2番」
シャルプラッテン TKCC-70012 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

61mPqeHOAGL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

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ベートーヴェン中期のカルテットの傑作、「ラズモフスキー四重奏曲集」の第2曲です。  初期の6部作から5年間の沈黙(弦楽四重奏曲というジャンルに関して)を経て、ドド~ンと世に出てきたのがこの3部作です。  その5年の間に彼はあの有名な遺書を書いたり、当時の常識では考えられないような交響曲の傑作「エロイカ」を書き、ピアノソナタの分野では「ワルトシュタイン」やら「アパショナータ」という超有名曲を書き、ヴァイオリン・ソナタの分野では「クロイツェル」を書いています。  いわゆる「傑作の森」と呼ばれる時代です。

そんな中で産み落とされたカルテットだけに、それまでの「耳にやさしい」「サロン風の」「お食事の邪魔をしない」音楽からは脱皮し、「雄弁な」音楽となっています。  曲の規模という意味では「ラズモフスキー第1番」には及ばないこの第2番。  一番大きな特徴は、3曲の中で唯一の短調の音楽ということではないでしょうか??

  

今日は最近のルーティンからすると、「ベートーヴェンのSQの日」です。  ここで期待(?)を大きく裏切って別の話題に持っていければいいんですけど、作品18の6曲目だけを残して・・・・というのも後味が悪そうだし、何よりもう選曲しちゃってこの曲がスピーカーから流れちゃっている以上、それを無視するわけにもいきません。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第6番 Op. 18-6
シャルプラッテン TKCC-70657 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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ベートーヴェンという作曲家を語る際、彼の作品を創作時期に沿って「前期」「中期」「後期」と分けて語られることが一般的になっています。  それぞれの時期を簡単に総括するなら、ハイドンやモーツァルトが築き上げたある種の「完成形」を継承し、そこから創作活動をスタートさせたのが「前期」。  その「完成形」の更なる高みを上り詰めて、そこから己の音楽を語り始めたのが「中期」。  語り尽くした消耗感・・・・・のようなものを克服し、古典派のスタイルから完全に脱却し深い瞑想と思索、同時に幻想的な世界に踏み入ったのが「後期」という感じでしょうか。  その3期のうち、この作品18のカルテットは「初期」に位置する音楽なわけで、そうであればこそベートーヴェン節がまだまだ淡白な作品集となっています。

もちろんその6曲もそれぞれがそれぞれの個性を持っているわけですが、「実際のところこの6曲がどんな順番で創作されたのか?」を辿ってみると「なるほどなぁ。  ベートーヴェンはこの時期、進化し続けていたのね」と感じること間違いなしだと思うんですよね。

最近は「逆説の日本史 Review」と「ベートーヴェンのSQ Review」エントリーの間を行ったり来たりしている感のあるこのブログ。  恐らく近日中にはこのループから外れて、忘れかけていた「ベビー・キルト・エントリー」が Up できるんじゃないかと思っています。  一応、細々と・・・・ではあるんですけど、予定完成日を大幅に遅れながらも製作は続行していたのです。  ま、それはさておき、本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第5番 Op. 18-5
シャルプラッテン TKCC-70012 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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この曲、実はあんまり好きじゃないんですよね~。  ベートーヴェンらしさが極めて薄いうえに、どうもこうパッとしないんですよ。  別の表現を使うならどことなくドン臭い・・・・というか、粗野・・・・というか(苦笑)  もともとベートーヴェンの楽曲にはモーツァルトの優雅さ・洗練といったものは期待できなくて、KiKi もハナからそんなことは求めちゃいないんだけど、第1番から第4番までで提示してくれていた「ベートーヴェン節の萌芽」みたいなものをどっかへ置き忘れてきちゃったような感じがしてねぇ・・・・。

とは言っても第3楽章の変奏曲はさすが「変奏曲の名手、ベートーヴェン」っていう感じがするんですけどね。  でも、ものすご~く正直なところ、他の楽章はいただけない・・・・・。  パーツというか、構成要素の一つ一つは悪くない(発展させがいがある)と思うんだけど、目指しているゴールが不自然と言うか、こなれていないと言うか、そんな印象なんですよね。


今日は久々にくっきりと晴れ上がった青空で気持ちのよい朝を迎えています。  姦しい鳥たちの囀りの中、車やら草刈り機やらチェーンソーやらのモーター音がこの静かな村にも響き渡り、人も動物も活動再開!といった風情です。  ま、そんな清々しい気分の中、本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第4番 Op. 18-4
シャルプラッテン TKCC-70012 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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ベートーヴェンらしさが段々濃厚になってきました(笑)  ま、それというのもことこの曲に関しては「ベートーヴェンの運命の調性」とも呼ばれているハ短調の音楽であるっていうことが最大の要因なんですけどね。  ベートーヴェンご本人がどの程度意識されていらしたかはさておき、後世の人は「モーツァルトと言えばト短調、ベートーヴェンと言えばハ短調」とでも言いたげに評論しておりまする。  ま、他人事みたいに言ってますけど、実際 KiKi 自身、「あ、この曲。  たまんない!!」と幼心にも感じた彼らの音楽はモーツァルトならト短調、ベートーヴェンならハ短調というのはあったりもするんですけどね(苦笑)

そもそも子供時代の KiKi がベートーヴェンのハ短調に嵌ったきっかけは、「月光ソナタ」であり、「悲愴ソナタ」であり、「運命交響曲」だったのは間違いのないところです。  この調性の持つ「陰鬱さ」「翳りのある寂しさ」「暗さの中にほの見える愛らしさ」「抑えようのない怒り」みたいなものが夢見る夢子ちゃんだった KiKi のハートにグッサリと突き刺さったものでした。  そして、長じるにつれ彼が抱えていた耳の疾患を知り、家庭内トラブルを知り、貴族の令嬢に惚れては振られるを繰り返すダメ男ぶりを知り、そんな楽聖の素の姿に重なるものを感じたものでした。

 

一昨日の台風の影響でLothlórien_庭先農園のあちこちに被害の爪痕が残っています(涙)  その状況をレポートしようかなぁと思わないでもなかったのですが、何だかそんな後ろ向き・・・・というか、悲しい様子をわざわざ写真にとって文章にするというのも何となく自虐的で嫌だなぁ・・・・と。  ま、てなわけで本日はクラシック音楽関係のエントリーにするこにしました。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第3番 Op. 18-3
シャルプラッテン TKCC-70011 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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この曲、第3番という番号が付されていますが、実際には楽聖ベートーヴェンが作曲した最初の弦楽四重奏曲です。  弦楽四重奏曲というジャンルの中での最初の1曲ではあるものの、この時までに彼は室内楽の分野で、多くのピアノ・トリオや弦楽三重奏曲、三つのヴァイオリン・ソナタ、二つのチェロ・ソナタ、さらに様々な楽器の組み合わせによる四重奏や五重奏を書いています。  そういう意味では作品番号18としてまとめられた最初の6曲の弦楽四重奏曲は、まさに「満を持して」発表された音楽と言っても過言ではありません。

ウィーンに出てきたベートーヴェンが門をたたいたのがパパ・ハイドン。  ハイドンと言えば「交響曲の父」であり、「弦楽四重奏曲の父」とも呼ばれていたわけで、ある意味でハイドンの元での修行の成果という意味もあったのかもしれません。  

いずれにしろベートーヴェンのこの最初の弦楽四重奏曲は彼の作った弦楽四重奏曲全曲の中で、最も古典的かつ颯爽とした音楽だと感じます。  

ここのところず~っと「読書感想文ブログ」となってしまっていたので、今日は久々にクラシック音楽関係のエントリーを・・・・・。  せっかく着手した「ベートーヴェンのSQ特集(?)」を進めていきたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGM はこちらです。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第2番 Op. 18-2
シャルプラッテン TKCC-70011 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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因みに、このCDは今では廃盤になっていて、リマスタリングしたこちら(↓)が現在の定番商品になっているみたいです。

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この曲を一聴して強く感じるのは、ことこの曲に関してはベートーヴェンの作曲言語はモーツァルトというよりはハイドン寄りかなぁ・・・・・ということです。  ま、実際問題としてベートーヴェンが生まれ故郷のボンからウィーンに出てきたとき、彼が弟子入りしたのはハイドンだったわけで、彼の教えの影響というのは当然のことながら受けていたわけで、ハイドンっぽい作曲言語を駆使していたとしても不思議でもなんでもないことなんですけどね。

もっともハイドン - ベートーヴェンの師弟関係はそんなに良好なものでもなかったようだし、ベートーヴェン自身はハイドンよりもモーツァルトに魅力を感じていて実際に彼に師事することを希望して彼を訪ねたこともあったわけだから、歴史に if は禁物だけどもしも彼がモーツァルトに師事していたらもっと違うタイプの弦楽四重奏曲を作っていたのかもしれません。


ベートーヴェンの交響曲リストがコンプしたので次は・・・・と考えた時、たまたま「オルフェウスの窓」の影響もあってPコンにいっちゃったけれど、真っ先に KiKi が思い描いたのは KiKi にとってもっとも馴染みのある楽器であるピアノ曲、あのクラシック音楽の新約聖書、「ピアノ・ソナタコンプ」に挑むべきか、はたまたもう一つの大きな峰を形作る「弦楽四重奏曲コンプ」に挑むか?というものでした。  で、あれこれ考えた末、結果的にはカルテットを選んでみることにしました。

まあ、どちらもまだまだこのブログでは取り上げていない曲がいっぱいあるので正直なところどっちを選んでも良かったんですけど、自分の中にある内心告白に近い存在であるピアノソナタの場合、こちらの精神的状況にお構いなくベートーヴェン大先生の心情吐露におつきあいしなくちゃいけないのに対し、カルテットの方がもう少し気楽に聴くことができるんじゃないか??  そんな風に感じちゃったんですよね~。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第1番 Op. 18-1
シャルプラッテン TKCC-70011 演奏:ベルリン弦楽四重奏団(ズスケ・カルテット・ベルリン)

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因みに、このCDは今では廃盤になっていて、リマスタリングしたこちら(↓)が現在の定番商品になっているみたいです。

51F0Zx4ZqbL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

巷の評判では音が断然違うということなので、このCDも欲しいところなんだけど、プ~太郎 & 本にもお金がかかっている今の KiKi にとっては高嶺の花です(苦笑)  でも、このCD、カルテットのみならず弦楽三重奏曲も入っているんですよね~。  う~ん、これは迷う・・・・・。  しかもHMVサイトの Review によれば Reviwer 全員が最高評価をつけているし・・・・・。

もともと世評高いアルバンベルク盤を他に2種類持っているにもかかわらず、ベートーヴェンの弦四を聴こうかなと思うと結局このズスケQ(ベルリンQ)の演奏に常に戻ってきてしまう KiKi にとってはまさに「一生もの」になりそうな気配がプンプン漂っています(笑)


今日もクラシック音楽関係のエントリーを1本書いておこうと思います。  昨日、2つのCDをご紹介しているんだけど、そのうちの後者、ブレンデルのCDを購入した理由だけをさらっと書いてお終いにしてしまったその曲を何となく放置しておけない気分になっちゃったんですよね。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 合唱幻想曲 Op.80
VoxBox CDX3 3502 演奏:A.ブレンデル(pf)、 W.ベッチャー(cond.) & シュツットガルト・フィルハーモニック・オーケストラ 録音:1966年

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とりあえず今の Amazon ではこれ(↑)で販売しているようなのでこちらを御紹介していますけど、KiKi の手持ちの CD は実はお顔がちょっと違っていて、こんな感じ(↓)なんですけどね。

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ベートーヴェンの、当時としてはかなりアヴァンギャルドだったであろうあの「第5交響曲」と同時期に作曲されたこの曲は、その演奏形態でかなりの冒険をした音楽です。  何せ、独奏ピアノ + 管弦楽 + 合唱という、それまで誰も手をつけたことのないような演奏形態の音楽をベートーヴェン先生ったら大真面目に(?)試作しちゃったんですから!!  

しかも・・・・・です。  この曲、1回聴いてみれば日本人なら誰でもすぐに気が付くと思うんだけど、あの「第九」を彷彿とさせる旋律が流れているんですよ!!  しかもあの第九の重厚さが欠片もなくて、どちらかというと「浮かれ騒ぎ風」というか「どんちゃん騒ぎ風」というか、「ごちゃまぜお祭り騒ぎ風」というか、「な~んちゃって風」というか・・・・(苦笑)。

因みにこの曲、昔は滅多なことでは我が日本国では耳にすることができなかったベートーヴェン大先生の幻の1曲でございました。  ところが時代は変わるもんですねぇ。  今ではネットでちょっとググってみると・・・・・・。





せっかくベートーヴェンの交響曲のご紹介が昨日でコンプリートしたので、次の1曲もベートーヴェンでいってみようと再び「クラシック音楽の Index」を見てみたところ、何とまあ呆れたことに KiKi はまだこのブログではただの一度もベートーヴェンのコンチェルトを取り上げていなかったんですねぇ。  ・・・・となるとです。  先日この本の Review を書いたのが池田理代子氏の「オルフェウスの窓再読」を契機にしていたわけでして、まだまだあのマンガの印象が強烈に残っているうちにこの曲を聴かないわけにはいきません。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 Op. 73 「皇帝」
DECCA 演奏:W.バックハウス(pf)、H.S.イッセルシュテット(cond.) & ウィーン・フィル 録音:1959年6月

41B688R11SL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

女史の「オルフェウスの窓」という漫画を知らない方のために、若干補足しておくと、このマンガはドイツのレーゲンスブルクという街にある音楽学校を舞台に物語が始まります。  画のタッチはあの「ベルバラ」を彷彿とさせるいかにもいかにもの少女漫画です。  でも、物語の方は結構難解で、当初は音楽学校を舞台とするちょっとクラシカルな学園物で進んでいくのかと思いきや、遺産相続争いに向かいかかってみたり、殺人事件が発生したり、学園祭が催されたりとある意味しっちゃかめっちゃかになっていって、さらにそこから怒涛の展開があってロシア革命にまで話が及び、最後には音楽学校の話はどこへいっちゃったんだろう??というぐらい、歴史絵巻の相を呈して幕を閉じるという摩訶不思議な物語なのです。

で、肝心なことはこのマンガに「バックハウスさん」その人が登場するんですよ。  当然彼は偉大なるピアニストという設定です。(但し、マンガの中では現実と同じように「完璧すぎるテクニック」を揶揄されたりしています。)  で、このマンガのメインの登場人物の一人、イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイトというピアノを学ぶ少年が成功ののちに挫折することになるんですけど、その彼がデビュー公演で演奏する曲がまさにこの「ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番」なんですよね~。  そしてさらに言えばそのイザーク君のベートーヴェンとバックハウスの弾くベートーヴェンは同じ解釈・同じような鋼のテクニックという想定になっているんです。

で、この二人が邂逅する場面が3度あるんですけど、その中の2回目で、このバックハウスさん、いかにも現実の彼が言いそうなセリフを吐くんですよ。  曰く

もしもぼくのテクニックになにかの興味を抱いているならよく聴いておいてください。  すべての基本はスケール(音階)の練習とそしてバッハです。

KiKi は初めてこのマンガを読んだ時(連載時にはリアル・タイムでは読んでいなかった)、この台詞にはやられましたね~。  まるで本物のバックハウスに面と向かって言われたような気分になりました。  そして、「やっぱりハノンとバッハかぁ・・・・・。  どっちもあんまり好きじゃない・・・・。」とため息をついたものでした(苦笑)

でね、その頃には既にバックハウスのベートーヴェンのコンチェルトはそれこそもう飽きるほど聴いていて「今更バックハウスの皇帝でもないでしょ」ぐらいの感覚でしかこの曲・この演奏を聴かなくなってしまっていたんだけど、このマンガを読んでいた間だけは例外で、CD棚の奥で埃をかぶって眠っていたこのCDを引っ張り出して何度も何度も聴き返したものでした。

昨日、KiKi がブログエントリーを書いた時間にはお天気が良かったんだけど、お昼頃からLothlórien_山小舎付近のお天気は荒れ模様。  たまたま昨日は KiKi の愛車の Fit ちゃんの法定点検があるため、購入したディーラー(@東京)への車の持ち込みアリ、今週火曜日にはハローワークへの出頭アリで、午後から長(中?)距離ドライブに出かけなくてはならなかったので、まったくもって縁起の悪い空模様でした。  

幸い、出発時には一時的に雨も上がったんですけど、悪天候の週末の割には案外混んでいる関越を走っているうちに大粒の雨がフロント・グラスに叩きつけられるようになりました(苦笑)  しかも、圏央道との合流地点に近づくにつれ恐れていた渋滞に巻き込まれ、東京のマンションにたどり着いた頃にはヘトヘトでした。  ま、そんな落ち込んだ気分を盛り上げるためにも(というよりは、何はともあれベートーヴェンの交響曲をとりあえずコンプしたかったのが本音ですけど ^^;)本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 交響曲第2番 Op. 36
Altus 演奏:カール・ベーム指揮 & ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

615Z6Q6SRVL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

昨日のエントリーで KiKi は

1、2、4、8番はどこか日陰の存在っぽさがあるのではないでしょうか??

と書いたけれど、その中でももっとも存在感が薄い(?)のがこの第2番の交響曲なのではないかしら??  第1番は何と言っても「あのベートーヴェン様の最初の交響曲」ということで、日陰と言いつつもそれでも光明がさすこともあるように思うんだけど、第2番はあの超有名な第3番を後ろに控えているうえに、「最初」という冠もない状態。  実際、KiKi もベートーヴェンの交響曲の中でもっとも聴く機会が少なかったのがこの第2番でした。

聴いたことのある回数という意味では圧倒的不利な立場に置かれているこの第2番。  でも、その少ない回数の中にも特筆すべき演奏会があったという意味では、スペシャルな交響曲だったのがこの第2番でもあるのです。  今日はその時のことを思い起こしながらこのCD(↑)を選んでみました。

こちら、指揮者はあのカール・ベーム様さまでございます。  そして、オケはウィーン・フィル。  そしてそして場所は我が日本国でございます。  この演奏会はベームにとって日本における最後のオーケストラ・コンサートであっただけでなく、1938年以来続いてきたウィーン・フィルとの最後の演奏会でもありました。  そして場所はあの「人見記念講堂」。  KiKi の記憶が正しければ杮落とし公演だったように思います。

昨日の大雨から一転、今日は若干雲があるものの良いお天気です。  昨日は一日お日様が射さなかったということもあって、久々に思わず暖房装置(但し薪ストーブではなくて、つけたり消したりが容易にできる石油ストーブですけど)に手が伸びるほどの冷え込みだったんですけど、今日はちょっと動くと長袖では汗が滲んでくるぐらいの暖かさ。  気温の変動がなかなか激しいです。  昨日は鳴きやんでいた小鳥たちが今日はうるさいぐらいにチュンチュン、ピーチク、ホーホケキョとにぎやかです(笑)  ま、そんな中、本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 交響曲第1番 Op.21
Brilliant 99927/3 演奏:ブロムシュテット指揮 & シュターツカペレ

51BvqKVItoL._SL500_AA300_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

ここしばらくと言うもの、「マンガ のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」でしかクラシック音楽関係のエントリーを書いていなかったので、今日はクラシック音楽関係のエントリーを久しぶりに書こう!と思ったのはよいものの、どの曲を選ぶべきか結構悩んでしまいました(笑)。  ま、こういう場合、KiKi にとってもっとも手っ取り早いのは「神様、仏様、ベートーヴェン様」というぐらい心酔しきっている、ベートーヴェン大先生にご登場いただくことです。

しかも、この敬愛する大先生の作曲された膨大な音楽のうちまだまだそのほんのさわりの何曲かしかこのブログではご紹介していないのですから、素材には事欠かないわけでして・・・・・(笑)

で、まずはこれまでご紹介しているベートーヴェン先生の曲目を「クラシック音楽の Index」でチェックしてみたところ、こと交響曲に関して言えば、最初の2曲が残っていました。  ま、てなわけでこのリストを埋めるためにも・・・・・ということで、安易にも本日の BGM が「交響曲第1番」になったというわけです。  


今日は午後から群馬→東京の移動があるため、田んぼ仕事はお休みです。  イヤミなぐらいよいお天気なので、本当だったら田んぼ仕事に精を出したいところなんですけど、こういう日は何をやっても中途半端になってしまうんですよね~。  ま、てなわけで、上京の支度を整えつつ聴いていたのはこんな BGM でした。

ショパン ワルツ第6番 Op. 64-1 「子犬のワルツ」
EMI ASIN: B00002503S 演奏:D.リパッティ(pf)

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ピアノ・レスナーなら絶対にと言っていいほど素通りはしていない曲、「エリーゼのために」、「乙女の祈り」と並んで(?)「弾けるようになりたい曲」「好きな曲」のベスト10入りを果たすだろう曲ですね、これは。  そして、難易度としては KiKi の時代であれば、ソナチネ・アルバムを卒業し、ソナタ・アルバムで数曲を経た後ぐらいの頃に「ロマン派の音楽の入り口」的にレッスンで導入されるのが「ショパンのワルツ集」なのではないかしら??

KiKi にとってはいわゆる「教本」を卒業して、学校の音楽の授業でも名前が取りざたされるような作曲家の名前が冠された楽譜でレッスンが始まったごくごく初期の頃の課題曲として印象に残っています。  「ソナチネ・アルバム」とか「ソナタ・アルバム」っていうやつは複数の作曲家の作品が収録されているので何となく「教本」という意識が強いんだけど(とは言うもののベートーヴェンの「悲愴」や「月光」も収録されているんだけど)、「ショパン・ワルツ集」の楽譜を購入した時には1つの峠を越えたような何とも言い難い達成感みたいなものを感じたものでした。

ここ何日か、お天気は悪くないものの強風に見舞われていたLothlórien_山小舎付近。  今日は久々に穏やかな朝を迎えました。  連日の野良仕事で汗拭き用の手ぬぐいの洗濯物が溜まってしまっていたので、今日は絶好の洗濯日和です。  ま、てなわけで、田んぼ仕事は午後から・・・・ということにして、今朝はお洗濯に励みました。  その流れでこのブログエントリーを書いています。  洗濯が終わったところで美味しい日本茶を淹れ、一服。  そんな KiKi の本日の BGM はこちらです。

モーツァルト 交響曲第31番 K. 297 「パリ」
Berlin Classics ASIN: B00009YFXW  演奏:O.Suitner(cond) & ドレスデン・シュターツカペレ

5189NLLytLL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

えっとですね、1つだけお断りを・・・・・。  KiKi の記憶では今日聴いている演奏はこの(↑)CDだったと思うんですけど、なにぶんにも今は iPod に収録したもので鑑賞しているので、CDそのものの確認ができません。  この Amazon Link にもこのCDの収録曲のリストがないので確認できていません。  HMVのサイトでも探そうと試みたんですけど、どうもあのHPは KiKi とは相性が良くなくて、うまく探すことができませんでした。  幸い(?)明日から東京へ行くのでその時に確認してみて、間違っていたら正しい情報に入れ替えますね。

さて、今日のBGMはモーツァルトの交響曲、第31番の「パリ」でございます。  明るく華やかな出だしの第1楽章。  聴いていてウキウキするような音楽なんだけど、モーツァルトがこの曲を書いた時代のパリって果たしてここまで明るかったんだろうか??  現代のパリならいざ知らず・・・・・・。  まあ、フランス革命前のパリだから結構活気のある町だったのかもしれません。

  

ドビュッシー 映像

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ちょっと早めの「お昼休み」(単なるガス欠ですが)で田んぼから帰ってきました。  今日の作業はあの「草ぼうぼうの畔の草刈り」です。  ここLothlórien_山小舎で暮らすようになって手にすることになった「草刈り機」をブンブン振り回していてちょっと上腕筋が痛い・・・・・(苦笑)  ま、それはさておき、せっかくの早めのお昼休みなので、この時間を利用して音楽鑑賞を・・・・・。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

ドビュッシー 映像
Sony ASIN: B00005G8HL  演奏:横山幸雄(pf)

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さて、この曲、誰の演奏で聴いてみようか?と考えた時、これがのだめちゃんのコンヴァトでのレッスン曲であることを踏まえ、彼女の大先輩の演奏がすぐに頭に浮かびました。  ま、てなわけで、本日ピックアップしたこの演奏は「コンヴァト出身の日本人ピアニスト;横山幸雄」さんの1枚です。

このCDをKiKi が入手したいきさつとしては、まあ「日本人ピアニスト」のものであること、そしてドビュッシーの生国;おフランスで学んだ方であること、そしてこのCD購入当時は横山さんを応援していたということが挙げられます。  

初めてこのCDを聴いたときには彼独特の音の透明感にか・な・りの衝撃を受けて、何度も何度も聴いたものだったけれど、あんまり何度も聴いたせいか、そのうちに何となく飽きちゃってねぇ・・・・・。  ずいぶん長い間、CD棚の奥の方に埋もれさせちゃっているCDとなっています。  今はLothlórien_山小舎で、iPod で聴いているからこの演奏をさっと取り出すことができたけれど、これが東京のマンションだったらこのCDを探し出すだけで一苦労だっただろうと思います(苦笑)

  

ラヴェル クープランの墓

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今日は久々に農作業の休憩日。  と言うのも当初の予定では(昨日だったか、一昨日だったかの天気予報によれば)今日は雨交じりのお天気になる・・・・ということだったので、ちょっと友人から紹介のあったお仕事案件(野良仕事ならず、いわゆるビジネスの方)に取り組む日として予定してあったんですよね~。  

ところが気まぐれな天の神様は朝のうちこそ雨を降らせたものの、今は青空の大判風呂敷をおっぴろげ中(苦笑)です。  早めにお仕事案件の方の用事が片付けば、再び「田んぼへGo!」という気分が盛り上がってきているところです。  ま、そんな中、今はちょっとした小休止の時間帯。  最近「肉体酷使系労働」には馴染んでいる KiKi だけど、久々の「頭脳労働」は持久力に難が出始めちゃっています。  ま、てなわけで本日のBGMを聴きながら、このエントリーを書いて気分転換です。

ラヴェル クープランの墓
Hyperion CDA67341/2 演奏:A. ヒューイット(pf) 録音:2000年~2001年

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のだめちゃんの留学先がパリのコンヴァトだから仕方のないこと・・・・ではあるけれど、フランスものが多いなぁ、この漫画。  これは KiKi の「フランスもの嫌い」に対するイヤミか何かなんでしょうかねぇ(ため息)。  ラヴェルのピアノ曲の中でも一番よくわからないこの「クープランの墓」を敢えてとりあげてくれなくたってねぇ・・・・・(涙)

この曲、自慢じゃないけどピアノ曲に関してはかなり色々な曲を聴きこんできているという自負のある KiKi であってさえも、あんまりちゃんと聴いたことがない曲の筆頭なんですよね。  バッハの組曲なんかにもよく登場する「プレリュード」、「フーガ」、「フォルラーヌ」、「リゴドン」、「メヌエット」、「トッカータ」の6曲で構成されている組曲なんだけど、バッハなんかのそれとはかなり異質な音楽で、自分が知っていたはずのそれぞれの舞曲は何だったんだろう??と思わされちゃう音楽の集合体・・・・という印象ばかりが強い音楽なんですよね。

あ、比較対照するのがバッハだとおフランスとおドイツの違い・・・・みたいな話にもなりかねないので、ここは素直に曲のタイトルにも登場されているクープランさんと比較すべきなのかもしれませんね。  でもね、彼の舞曲ベースの組曲ともやっぱり全然異質な感じがしちゃうんだな、☆こ☆れ☆が☆!!  


最近は親戚絡みのイベントと農作業、そして雨天時には例の出産には間に合わなかったチクチク作業に追われまくり、なかなかゆったりと読書ができずにいます。  考えてみると昨年も農繁期には読書量がめっきり減ってしまっていたので、これはLothlórien_山小舎生活における KiKi のフツーのライフ・サイクルということなのかもしれません ^^;  ま、てなわけで本日もクラシック音楽関係のエントリーでお茶を濁しておこうかな?・・・・と。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

ドビュッシー 2つのアラベスク
EMI TOCE-8176 演奏:サンソン・フランソワ(p) 録音:1968 - 1969年

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この曲はねぇ、懐かしんですよ。  KiKi にかなり強烈な印象を残してくれちゃった音楽です。  この曲をレッスンしたのは以前このエントリーでもお話したことがある「おじいちゃん先生」のところに長いブランクの末、レッスンに通い始めた頃のことでした。  久々のピアノ・レッスンということもあり、

「まずは軽い曲からやっていきましょう」

の一言で最初に頂戴したのがシューベルトの即興曲(Op. 90 の全曲;うち1曲は子供時代に発表会で弾いたことアリ)、そしてその次の課題がこのドビュッシーの「2つのアラベスク」でした。  シューベルトの即興曲がそろそろ仕上がるかなぁというタイミングで

「即興曲はだいぶまとまってきましたね。  じゃ、そろそろ他の曲の譜読みも始めましょうか?」

ということでこの「2つのアラベスク」が与えられ、次のレッスンではシューベルトの即興曲の4曲とドビュッシーのアラベスク2曲、さらにはバッハの平均律ありぃのツェルニーのエチュードありぃのショパンのエチュードありぃの状態でヘトヘトに・・・・・。  雪だるま式に課題の数が増えていきます。

で、その次の次のレッスンあたりで

「即興曲は少しあなたの中で熟成させましょう。」

と仰り、内心ほっとした KiKi を見てにっこりされた先生は

「シューマンの軽い曲、そうですね、子供の情景は全曲弾いたことがありますか??  ないなら組曲全曲、譜読みしてきてくださいね。  子供の情景が終わったら蝶々もやりましょうね。」

と・・・・・。

で、そのシューマンの蝶々が仕上がりそうなタイミングのレッスンで何の前触れもなく、

「そうだ。  そろそろシューベルトの即興曲とドビュッシーのアラベスクをちょっと聴かせてください。」

と仰います。  その頃の KiKi は自宅での練習ではバッハの平均律、ツェルニーのエチュード、ショパンのエチュード、シューマンの子供の情景と蝶々だけでもアップアップでシューベルトもドビュッシーもほとんど弾いていなかったので、メタメタ状態に・・・・・・ ^^;

「う~ん、全然弾いていませんでしたね。  1週間に1度、それが無理なら2週間に1度でもいいから、忘れない程度には弾く癖をつけましょうね。」

なんぞと仰るのです。  


随分長い間 Blog を放置してしまいました。  例の赤ちゃんのお引越し以来、何かと親戚絡みのイベントが多く(G.W. だったし)、Lothlórien_山小舎にお客様を数多くお迎えしたりすることもあり、あれやこれやと雑事に追われまくり、あっという間に2週間ほどが過ぎてしまいました。  ようやく怒涛のようなイベント攻めも今朝7時をもって終了し、ノーマル(?)な生活に戻ることができました。  いやはや、疲れましたぁ。  読書も音楽鑑賞もチクチクもすべて思うに任せない日々は精神的にもかなりきつかった・・・・・。  

でもそんな日々を終えた KiKi に神様はちゃ~んとプレゼントを用意してくれていました。  このタイミングでまわってきた「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」の次のプログラムはな、な、なんと、KiKi の愛してやまないベートーヴェンの後期のピアノソナタじゃありませんか!!  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第31番 Op. 110
PHILIPS 432 301-2 演奏:アラウ(p)

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これまた、KiKi の「いつかは弾いてみたい曲リスト Top 10」にランクインして久しい(かれこれ30年ぐらいになるかなぁ)曲です。  弾いてみたいと思いつつも恐れ多くて手が出せずにいる1曲でもあります。  なんていうか、ことこの曲に関しては遊びで手掛けることを拒絶するような雰囲気がそこかしこに漂っている・・・・・そんな気がする音楽なんですよね~。  と、同時に、若かりし頃にはこの曲の楽譜を眺めるだけで、「お前みたいな青二才にこの世界はわかるまい!」と仰っているベートーヴェン先生のしかめっ面が見えるような気がしてねぇ・・・・・(苦笑)

まあ、ベートーヴェンの後期ソナタはどれもこれも「一見さんお断り」と立札が立っているような気がしちゃうんですよね~。  比較的お気楽モードで(≒ちょっと弾いてみたいという憧れだけで)手掛けられる限界は KiKi にとってせいぜいが第21番の「ワルトシュタイン」ぐらいまでかなぁ。  あ、もちろんそれだって、取り組む以上は真剣にやらなくちゃいけない曲であることに変わりはないんですよ。  でも、何て言うか、第23番の「アパッショナータ(熱情)」以降は、それなりの人としての円熟度が要求されるような気がするんですよね~。


今日はクラシック音楽のエントリーを。  ようやく KiKi がイメージする正統派(?)の音大生らしさがでてき始めたのだめちゃんのコンバトでのレッスン曲です。

ショパン ピアノソナタ第3番 Op. 58
EMI ASIN: B00002503S 演奏:D.リパッティ(pf)

51rOGvpU3xL__SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

ショパンのピアノ・ソナタのCDは数多く持っていて、このCDよりもはるかに音質のよいものも多々あるんだけど、それでも今日はこちらを手に取ってみました。  33歳という半端じゃない若さで亡くなった不世出のピアニスト。  一般的に「ピアノの詩人」と言えばショパンのことだけど、演奏家の中で「ピアノの詩人」と冠することができる人がいるとしたらこの人をおいて他にはいないんじゃないか?とさえ KiKi に思わせてくれるリパッティの演奏でございます。

リパッティと言えば KiKi の子供時代には本当に憧れの存在でした。  だいたいにおいて、当時 KiKi が住んでいた田舎のレコード屋さんであってさえも1枚はレコードが置いてあるような稀有な存在で、裏を返せば彼以外のピアニストは知らなかったとも言えるわけですが・・・・・(苦笑)

ラヴェル ピアノ協奏曲

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今日、KiKi は東京にいます。  運転免許の更新のために上京しました。  実は明日は KiKi のお誕生日。  この年齢になってしまうと、お誕生日自体はめでたくもへったくりもないんですけど、お誕生日がくればほぼ必然的に5年に1度訪れるのがこの「免許更新手続き」です。  

ま、てなわけで今日は久々に朝の山手線なんちゅう非人道的な乗り物に乗り、日本有数の乗降客数を誇る新宿駅なんちゅうところへ向かい、ホテル並みの豪華さ(?)の東京都庁なんちゅう場所に向かいました。  KiKi の東京のマンションから一番近い免許更新ができる施設は都庁2階にある「免許更新センター」です。

折からの節電キャンペーンのためか、5年前にここを訪れた時と比べると何となく建物の中が暗っぽい・・・・。  まあ経済大国日本の首都のお役所ですから、それなりの威厳が必要なのはわかるけれど、あそこまで馬鹿でかく通路が広々とした建物が必要だったんですかねぇ??  あそこまで広くなければ電気の力を借りなくてももう少し明るかったんじゃないかと思わないでもない・・・・・(苦笑)

ま、それはさておき、免許の更新やら久々のリクルーターとの面談やらを済ませ、人混みパワーに揉まれて疲労困憊して帰宅した本日の KiKi のBGMはのだめちゃんの運命の曲のこちらです。

ラヴェル ピアノ協奏曲
DG ASIN: B00006BGSM  演奏:C.ツィメルマン(pf) & P.ブーレーズ(cond.)

41RKNA8XJVL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

KiKi が慣れ親しんだこのピアニストさんの呼び名は「ツィメルマン」だったんですけど、昨今では「ツィマーマン」と呼ばれているらしい・・・・・(by Amazon)  なかなかの美男子で、奏でる音色の美しさと容貌のロマンティックさがマッチした優男素敵なピアニストさんでした。  ポーランド人 & ショパンコンクール優勝者ということもあって、彼のデビュー当時はショパンを彷彿とさせるピアニストとして日本でももてはやされたように記憶しています。  これ(↓)なんかはかなり若い頃のCDなんだけど、ね、何とも言い難い優男ぶりでしょ♪(笑)

51u19qTkTGL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

因みに比較的最近のCDはこちら(↓)  往年のハンサムボーイも爺さんと呼んでもいい年齢になってしまいました。  どうやらもはやカラー写真には耐えられなくなっちゃったらしい(苦笑)

410D8F9HVZL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

ま、それはさておき、ルックスもさることながら KiKi は彼のピアノ演奏ってか☆な☆り 好きb-hato4-b.gif なんですよね~。  だいたいにおいて彼のメインのレパートリーが KiKi 好みなんですよ。  ま、そんな中で KiKi にとって「へ?  あのツィメルマンがラヴェルのコンチェルト??」と、かなり意外性があったのが本日ご紹介しているこの1枚(最初にご紹介したCD)です。  

因みに2枚目のCDは「ショパンのバラード集 他」のCDで、3枚目のCDは「ラフマニノフのピアノ協奏曲 #1 & 2」です。


今日も「のだめカンタービレ第20巻」から清良さんのカントナ国際コンクールでの演奏曲を。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベルク ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
徳間ジャパンコミュニケーションズ ASIN: B00005GG0D 演奏:P.ズカーマン(vn) & P.ブーレーズ(cond)

41ZFF7YY0XL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

シェーンベルク、ベルクといった12音技法で有名な作曲家の曲って、どうも KiKi は苦手・・・・・。  で、あるだけにこの有名なヴァイオリン協奏曲の演奏のCDはこれ1枚しか持っていません ^^;  し☆か☆も、このCD、ベルク狙いで購入したわけではなくメインの(CDタイトルにもなっている)「戦争レクイエム」狙いで購入した1枚で、いわばオマケのようについてきた演奏です。

でもまあ、おまけと言ってしまうには勿体ないほどの布陣の演奏なんですけどね(苦笑)

マーラー未亡人(アルマ)と彼女の再婚相手との間にできた娘の訃報に接したベルクが作曲した、しかも期せずして彼自身のレクイエムとなってしまった名曲とされているんだけど、何度聴いても KiKi にはこの曲の良さがよくわからない・・・・・・・ ^^;

今日は「のだめカンタービレ第20巻」からターニャがカントナ国際コンクールで演奏した1曲、ドビュッシーのエチュードです。

ドビュッシー 12の練習曲第11曲「組み合わされたアルペジオのための」
DECCA ASIN: B002CNV3AE 内田光子(pf)

51TlEdmildL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

KiKi にとって苦手意識の強いドビュッシーのエチュード。  楽譜を見ただけでクラクラしちゃうということもあって、正直、このCD、あんまりこれまで出番がありませんでした。  聴いていてそんなに楽しい音楽だとはどうしても思えないんですよね~。  その原因の一つはやっぱり「エチュード」というタイトルのせいもあるだろうし、ついでに言えばこのドビュッシーみたいに「○○のための」な~んていう解説(?)のせいかもしれません ^^;

ピアノ・レスナーでエチュードが好きな人って、「いない」とまでは思わないけれどあんまり多くはないんじゃないでしょうか??  まして、このドビュッシーのエチュードみたいに1曲1曲に「○○ (← ここにテクニックの名前が入る」な~んていう風に言い切られちゃうとねぇ・・・・  因みにこの全12曲、それぞれのタイトルはこんな感じです。

 1. 全5指のための 
 2. 3度のための 
 3. 4度のための 
 4. 6度のための 
 5. オクターブのための 
 6. 8本の指のための 
 7. 半音階のための 
 8. 装飾音のための 
 9. 反復音のための 
10. 対比音のための 
11. アルペジオのための 
12. 和音のための

ね?  物の見事に練習目的がはっきりしちゃっているでしょ??(笑)  目的がはっきりしているっていうことは目指すゴールもはっきりしているっていうことだからわかりやすくていい・・・・とも言えるけど、人間、機械じゃないんだから何もそこまではっきり言わなくたって・・・・・とか思っちゃうんですよね~。 

ピアノ・レスナーである(あったと言うべきか?)KiKi にとって、やっぱりピアニストが活躍する回の「のだめ」は格別です。  特に、ヨーロッパ編に入ってから出てくる音楽はその大半が KiKi にとっても憧れの曲が多いこと、多いこと。  ひたすら聴いて楽しむ一方のオケ曲や器楽曲、室内楽も決して嫌いじゃないけれど、そこはそれ、あくまでも「他人事」になってしまうのに対し、ピアノ曲の方は幼稚園入園前から「いつかは KiKi だって!!」と妄想してきた分、思い入れの深さっちゅうもんが格段に違うんですよね~(笑)  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMは昨日と同じCDでユンロンが燃え尽きちゃったこちらの1曲です。  

ショパン スケルツォ第1番 Op. 20
Victor RCA ASIN: B000V2RWJ4 演奏:A.ルービンシュタイン(pf)

41fI89FcX4L._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

ピアノを学ぶ人にとって「ショパン」という作曲家はやはり一種独特のオーラがあると思うんですよ。  そして数多あるショパンのピアノの名曲の中でも、スケルツォ4曲とバラード4曲の全8曲は垂涎の的と言ってもいいような楽曲群なのではないかしら??  もちろんショパンらしさが濃厚なマズルカやポロネーズといったアイデンティティ発露しまくり音楽にも名曲が多いけれど、民族意識が濃すぎるだけに「所詮、イエローモンキーには神髄(リズム感)の判らない音楽」と斜に構えちゃう部分もあったりすると思うんですよ。

でも、ソナタとスケルツォ & バラードに関してはそんな人種的劣等感とは少なくともある程度無縁(その分技術的劣等感には苛まれちゃうけれど ^^;)でいられる音楽であるうえに、どの1曲をとってもカッコイイb-hato4-b.gif  最近でこそ KiKi は内省的な音楽により惹かれるものを感じるようになったけれど、やっぱり若かりし頃は「発表会映えする曲」に憧れる気持ちは抑えようのないものでした。

さて今日のスケルツォですが日本語では「諧謔曲」な~んていう風にも呼ばれ、そもそも論としては読んで字の如く、「陽気でおどけた感じの曲」という意味合いだったみたいです。  因みにこのスケルツォを多用するようになったのは恐らくベートーヴェンで交響曲の父、ハイドン・パパが確立した交響曲の標準スタイルの中で「メヌエット」などの舞曲が中間楽章で使われていたところをこの「スケルツォ」で置き換えていらっしゃいます。 

そんなスケルツォをピアノ曲に持ち込んだのがピアノの詩人ショパン大先生です。  で、ショパン先生がどうしてこの「スケルツォ」という形式に興味を持ったのかは生憎 KiKi はよく知らなかったりもするんだけど、凡そ「諧謔」な~んていう意識はお持ちじゃなかったようで、何とも重々しく時に深刻だったり、激昂したりもする情緒の楽曲集となっています。  彼以前のスケルツォと共通しているところがあるとすれば神業並みにテンポが速いこと、そして舞曲らしく(?)3/4拍子であること・・・・・ぐらいなんじゃないかしら?? 

今日の1曲はカントナ国際コンクールでターニャが演奏したプログラムから。  ショパンのスケルツォ & バラードと言えば、子供時代の KiKi の憧れの曲集 No. 1 でした。  これまでの人生でこの全集(↓) & 他の奏者の演奏を何度聴いたことか、もう数えきれないぐらい・・・・・。  そんな中でも結局ここに戻ってしまう、KiKi のスタンダード演奏はこちらです。

ショパン バラード第4番 Op. 52
Victor RCA ASIN: B000V2RWJ4 演奏:A.ルービンシュタイン(pf)

41fI89FcX4L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

「バラード」という言葉は元はと言えば物語性のある詩を吟遊詩人が竪琴などで弾き語りをしていたものを呼んでいた呼称でした。  それが時代と共に物語から歌曲へ、歌曲から器楽曲へと伝播(?)していきます。  この器楽曲への伝播を芸術性高く見事に成し遂げた功労者こそがショパンでした。  ショパンは歌詞をもたないドラマティックなピアノ音楽に「バラード」と命名しました。  彼のバラード作曲にインスピレーションを与えたのは、ポーランドの詩人アダム・ミツキェヴィッチの詩だったと言われています。  

それぞれの曲にそれなりの背景となる物語があったと考えられていますが、ロマン派の時代にありながらシューマンのように音楽を文学に結びつけて標題に拘ることのなかったショパンは実にあっさりしたもので、これらの不朽の名作4曲に作品番号を付しただけでした ^^;

で、あるだけに、何とも色気のないことにピアノ・レスナーの間ではこれらの曲は愛称をもって呼ばれることはなく「バラ1」「バラ2」「バラ3」などと呼ばれています。  元はと言えば物語性のある詩からスタートしたのにねぇ・・・・・(苦笑)

後年、ブラームスとかリストもまるで彼に触発されたかのごとく、「バラード」と冠される曲を作曲していますが、 ショパンの4曲と比較するとどうにも「小粒感」のある音楽になってしまい、普通にピアノ・レッスンなどで「バラード 弾いてみる??」と語られるときにはショパンの4曲を指すことが多いようです。

さて、その4曲のうちの第4番が今日のBGMなわけですが、これは演奏するには超難易度の高い曲なんですよね~。  KiKi は過去にこの曲の「譜読み」にだけはチャレンジしたことがあるんだけど、その段階で「これは・・・・パス」と諦めちゃった(苦笑)


連日、さぼっちゃっていたブログエントリーの穴を埋めるため(?)、今日は2つ目のエントリーも書いておきたいと思います。  先日読了した「遥かなる大和 上巻」の Review を書こうか?とも思ったんだけど、そちらは下巻を読了してからにしたいと考え直し、今日もクラシック音楽関係でいきたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMは三木清良さんがカントナ国際で演奏したこちらの曲です。

イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第6番 Op. 27
EMI ASIN: B00005GJ7I 演奏:F.P.ツィンマーマン(vn)

41E81SQ1VCL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

ヴァイオリンを弾かれる方にとってはこのイザイの無伴奏ヴァイオリンソナタっていうのは有名な曲なのかしら??  正直なところ KiKi は大人になるまで(それも結構な年齢になるまで)この曲を知りませんでした。  もともとがヴァイオリンっていう楽器にはあんまり興味がなかった(コンチェルトは別として)KiKi にとって、ヴァイオリンのソロ曲っていうのは超有名どころ以外はアンテナに引っかかってこなかったっていうのもあるんですけどね。

大人になってからバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータに開眼し、それ以降に他のヴァイオリン・ソロ曲を探している中で出会った1枚です。  演奏者がツィンマーマンということもこの曲のCD購入に踏み切った理由の1つでもあります。

イザイの無伴奏ヴァイオリンソナタは全部で6曲。  この第6番を除くとそれ以外は一応楽章があってソナタらしい形態の曲ばかりなんだけど、この第6番は単一楽章の音楽で、ソナタ曲集の中にありながらも「幻想曲」と題されているちょっと毛色の変わった音楽です。

    

このLothlórien_Blog の右サイドバーをご覧頂けばお分かりの通り、最近、久々にゲーム熱が蘇ってまいりました。  と言うのもね、今年のお彼岸に墓参り兼ご無沙汰親戚訪問をした際に、KiKi より年長の従兄弟がつい最近、新しいPS3とFF13-2を購入して現在嵌っている様子に遭遇しちゃったんですよね~。  で、よくよく考えてみたら KiKi はPS3とFF13を何年か前に購入していたんだけど、冒頭だけちょっとやってみて「目が回る~!」とばかりに放置しっぱなしにしてあったんですよ。(実は放置してあるのはFF13のみならずFF12も放置しっぱなし・・・・・)  でも、従兄弟がFF13-2をやっているのを傍で見ていたら、何となく放置しっぱなしのFF13ができそうな気がしてきちゃってねぇ・・・・ ^^;

気の持ちようの違いがあったのか否かは定かじゃないんだけど、とりあえずFF13に取り組んでみたところ、とりあえず今のところ「目が回る」こともなく少しずつ(1日1時間ぐらい)進めることができていたりします。  でも、正直なところあんまり面白くない・・・・・。  

映像だけはため息ものの美しさなんだけど、ムービー多すぎだし、しょっちゅう文字情報を読みに行かなくちゃいけないし、ついでにその文字が小さい。  世界観が今一つ掴めないうえに、全13章のうち6章まで進んでいるのに未だにパーティが何のために戦っているのかさっぱりわからない・・・・・。  ま、てなわけで、ついつい昔懐かしいFFの世界に浸りたくもなってきちゃって、結果的にPSPのFF1にまで手を出しちゃっている始末です。

ま、てなわけで読書の方が疎かになっている昨今。  仕方ない(?)のでブログエントリーは最近連日ものとなっておりますクラシック音楽関係です。  本日も「のだめカンタービレ(漫画)」の助けを借りて、19巻目、カントナ国際コンクールヴァイオリン部門の演奏からこちらの1曲です。

パガニーニ カプリース Op.1
Sony Cllasical ASIN: B001FOSK98 演奏:五嶋みどり(vn)

51-hzn-CrTL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

このCD、今では1枚2,000円しないで買えるんですねぇ。  Lothlórien_山小舎にはCDは持ち込んでおらず、今では iPod に入れてあるものをひたすら聴いているので、KiKi がこのCDを購入した際にいくらだったかは確認のしようがないんだけど、発売当初は2,000円はしたんじゃないかしら??  「カプリース」が聴きたかったというよりは「五嶋みどりのカプリース」が聴きたかったということで購入した1枚でございます。

アルベニス イベリア組曲

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今日ものだめちゃんの2回目のサロン・コンサートのプログラムからの1曲です。  KiKi の大好きなピアニストのお1人、アリシア・デ・ラローチャ(残念なことに2009年に永眠)の得意とするプログラムでした。

アルベニス イベリア組曲
DECCA ASIN: B0000CD7W7 演奏:A.D.ラローチャ

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KiKi とラローチャ女史の出会いは彼女の弾くシューベルトの演奏でした。  見るからに福々しく優しげで品のある容貌(↓)、彼女の演奏に溢れる弾力性のあるリズム、伸びやかな歌、透明感のある音、それらの全てに魅せられ、憧れのピアニストの1人と呼んで憚らないほど彼女に魅せられました。  かつて、CDショップに入り浸って(?)いた頃には、彼女の名前のCDを見ると素通りできず思わず手に取っては財布の中身と既にカゴに入れたCDと見比べて・・・・な~んていうことを繰り返したピアニストでした。  こんな風に年をとっていきたいと思わせてくれるピアニストでもありました。

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そんな彼女が得意としていた作曲家はアルベニスやグラナドス、ファリャ、モンポウ、モンサルバーチェといった、19世紀から20世紀のスペインの錚々たる顔ぶれであることでも有名でした。  彼女自身もバルセロナ生まれのスペイン人。  長年、スペイン・ピアノ界を牽引してきた長老としても有名でした。  でも、彼女の素晴らしさはそんな民族主義的な部分のみならず、モーツァルト、ショパン、シューベルト、シューマン、ラフマニノフなんかも素晴らしく、高い評価を得ていた演奏家でした。


本日ものだめちゃんの2回目のサロン・コンサートのプログラムからの1曲です。  リストの「2つの伝説」の中のもう1曲、別のフランチェスコさんから題材をとった音楽の Review はこちらです。

リスト 2つの伝説(S.175)より「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」
NAXOS 8.553594 J.ヤンドゥー(pf)

51Ik03GKocL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

この曲を聴く際にはやっぱりこの絵を傍らに置いて耳をすませたいものです。

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曲調もそのまんまでも描写的なうえに、この絵を見ながらこの曲を聴くと、高音のトリル & トレモロを奏でているのが鳥たちの囀りに、低音の落ち着いた語り口がフランチェスコの説くキリストの教えに聴こえてきます。  最初は思い思いに囀っていた鳥たちが中間でフランチェスコの言葉に耳をすませ、その後は彼の言葉に反応し、言葉を交わしあうようになり、最後は再び静かになり、低音の主旋律とトレモロ・トリルが対話するように交互に歌って、両方の旋律がポロロンと優しく鳴ってエンディング・・・・そんな風景が目に浮かぶのではないかしら。


ようやく「守り人シリーズ本編」の再読が終了し、余すところ外伝の「流れ行く者」1編を残すのみとなりました。  これが終了したら通常の「読書エントリー」も復活する予定です。  本日は相変わらずの「クラシック音楽関連エントリー」です。  本日ものだめちゃんのサロン・コンサートでの演奏曲目となります。

ショパン ポロネーズ第7番 Op.61 「幻想」
Sony Classical ASIN: B00005G8H4 演奏:C.カツァリス(pf)

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恐らくはのだめちゃんも "まっつぁお" だろうと思われる、アクの強い超個性派ピアニストの廃盤アルバムを今日は聴いてみました。  このピアニスト、ず~っと昔、NHK教育で「ショパンを弾く」の講師を務められ、その勢いに乗じてか Sony Classical からショパン全集を出すとのたまい、途中まではそのプロジェクトが進行したものの、契約問題か何かでトラブって結局全集は完結しなかった・・・・・といういわくつきのお方様であります。  超絶技巧の持ち主でありながらも、アクが強すぎるせいもあってか、はたまたレーベルをあっちこっち移動しまくったせいかは存じませんが、さほど評価の高いピアニストさんではなくなっちゃった感があります。  でもね、KiKi は結構好きなんですよね~、彼の演奏(苦笑)

高評価を得ているピアニストが絶対に強調しないようなところで内声で歌いまくったり、エキセントリックに疾走しちゃったりと驚かされたりハラハラさせられたりもするんだけど、それこそ遊びまくるような演奏をシラっとしちゃうようなところがあるピアニストさんなんですよね~。  そして聴き終わってみると思わず「ふぅっ!」とため息をつかせちゃうような・・・・・・。 

今日もクラシック音楽関係のエントリーです。  のだめちゃんの2回目のお仕事、サロン・コンサートでの演奏曲目に敬意を表し、せっかくなので久々に全曲を聴いてみました。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

メンデルスゾーン 無言歌集
PHILIPS ASIN: B00005FFF3 演奏:I.V.アルペンハイム(pf)

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メンデルスゾーンの無言歌集と言うと、コンサートではアンコールピース的な扱いを受けたり、抜粋版がレコーディングされたりと、どちらかというと地味な印象が強い楽曲集だと思うんですよね~。  1つ1つの作品はとっても叙情性に富んでいて、曲想が優美で暖かい、誰にも馴染みやすい音楽ばかりなんですけどね。  これらの楽曲と同じ扱い(?)を受けやすいのがグリーグの「抒情小曲集」。  どちらの曲集も技術的にはさほど難易度が高くないためか、「ピアノ発表会」ではよく取り上げられるけれど、ヴィルトーソのコンサートでは絶対と言っていいほど取り上げられない音楽だと感じます。

でもそんな音楽であるだけに、「サロン・コンサート」という場にはこれほど相応しい曲はないんじゃないかしら?と思わせるものがあります。  かく言う KiKi も何年か前に「メンデルスゾーン・メモリアル・イヤー」を記念して、この「無言歌集」に取り組んでみようか?な~んていう気持ちになったことがあります。  短い曲が多いので仕事をしながら仕上げるにはもってこいの音楽という意識もあったりしてねぇ・・・・。  もっとも、その時は結局取り組むのをやめてしまいました。  残りの人生の中で仕上げられる曲数が限られていることを考えると、メンデルスゾーンに寄り道している場合じゃないと思い直したんですよね(苦笑)  

  

今日もクラシック音楽関係のエントリーです。  読書エントリーの方は「守り人シリーズ再読」が終了後に再開する予定です。  「漫画、のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」の方もここからはピアノ音楽がズラッとリストに並ぶため、KiKi としてはBGM音楽としては Good! なんですよね~。  何せなっが~いクラシック音楽視聴歴の中でもピアノ音楽に関してだけはその長さ & 多さたるや半端なモンじゃありませんから(笑)  ま、てなわけで本日の KiKi のBGM はこちらです。

J.S.バッハ イタリア協奏曲 BWV.971
ポリドール ASIN: B00005FLBD 演奏:A.シフ (pf)

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このCDはね、本日の1曲「イタリア協奏曲」のため・・・・というよりはメイン(このCDのタイトルになっている)の「フランス組曲」の勉強のために購入したCDでした。  KiKi にとって「イタリア協奏曲」っていう音楽はピアノ音楽と言うよりはチェンバロ音楽のカテゴリーに入っていて、逆に「フランス組曲」はチェンバロ音楽と言うよりはピアノ音楽のカテゴリーに入っている音楽なんですよね~。  実際にはバッハの時代には私たちにはお馴染みのピアノという楽器はまだなかったわけで、決して「ピアノ音楽」であるはずはないんですけどねぇ・・・・(苦笑)  そんな中、KiKi のこの思い込みを醸成した土台、それはどちらの楽器の演奏で最初にこれらの音楽に出会ったのか?という偶然に寄って立つ部分が大きかったりします。

このブログでは何度もお話しているように若かりし頃の KiKi はバッハの鍵盤音楽が大嫌いでした。  特にそれが自分の演奏しているピアノという楽器で奏でられているのを聴くと、「こんな風には絶対に弾けない自分」を鼻先に突き付けられているようで、どうにもこうにも耐えられなくなっちゃったんですよね~。  そうであるだけにバッハの鍵盤音楽のレコードやCDには自らすすんでは手を出したくありませんでした。

    

今日も昨日に引き続きクラシック音楽関連のエントリーを書いてみたいと思います。  今日はのだめちゃんがあのマンガの中で初めて出かけて行った「ピアノ・リサイタル」のプログラムからの1曲です。  KiKi が是非、本物を聴いてみたいと切望した千秋パパのリサイタル。  あのフジ系列のドラマ & 映画では千秋パパは一切登場しなかったので、ついにその願望が叶えられることはありませんでしたけどね(苦笑)  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ブラームス ピアノ小曲集 Op. 118
ポリドール ASIN: B00005FLVF 演奏:J.カッチェン(pf)

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これは「小曲集」と銘打たれている通り、小品が6曲集まった曲集です。  因みにその明細はと言えば以下のとおりです。

1 インテルメッツォ イ短調

2 インテルメッツォ イ長調

3 バラード ト短調

4 インテルメッツォ ヘ短調

5 ロマンス ヘ長調

6 インテルメッツォ 変ホ短調

以前、このエントリーでも書いたことがあったんだけど、この曲集をはじめとするブラームス最晩年のピアノ小品集は KiKi の老後の楽しみに大切にとってある(?)音楽です。  

実はブラームスの晩年の小品集は、アマチュア・ピアニストたる KiKi の定年後の楽しみにず~っと大事に取ってある作品集なんですよね~。  まだまだ色気(?)や自己主張・自己顕示欲が抜け切れていない今の KiKi にはちょっと手が出しにくい作品ばかりだけど、もう少し精神的に枯れたことを自覚できるようになったら、是非自分のレパートリーとして大切に弾きこんでいきたいなぁと考えている音楽です。 (以前のエントリーより転載)

未だに「ブラームスの苦しく悩ましい子守唄の数々」を奏でられるほどには精神的に枯れてきた自覚が持てずにいる KiKi だけど、そろそろこれらの曲(実際にはこの Op. 118 のみならず、Op.116~119までの小品集群)の譜読みを始めておいた方がいいかもしれません。  何せ、最近老眼の進行がヒシヒシと感じられるようになってきて、読譜作業が以前と比較して格段としんどくなり始めてきたので・・・・・(苦笑)  若い頃は、こんなことで諦めなくてはならない事柄が出てくるなんて想像もしていなかったんですけどねぇ・・・・・。


お彼岸の本州縦断の旅以降、これと言った理由があるわけでもないのですが、PCに向かう時間が減ってしまっています。  ま、ついでに言えば、ここのところ読書の方もめっきりスピード・ダウンしてしまい、日常モードにはまだまだ戻ることができていないみたい・・・・・ ^^;  やっぱり動き回った直後っていうのは腰を落ち着ける気分にはなりにくいものなのでしょうか?(苦笑)

で、さて、今日のブログエントリーをどうしようか?と考えた時、ふと思い出したのは、今年になってからようやく少しずつ復活を始めていたものの、又々ちょっと放置気味になっているクラシック音楽関係のエントリーのことでした。  だいたい、「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」をぶちあげてあるのに、それの完結さえみていないわけですから、最低でもそれぐらいはやり遂げなくちゃねぇ・・・・。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ベートーヴェン 交響曲第4番 Op.60
Brilliant 99927/3 演奏:ブロムシュテット指揮 & シュターツカペレ

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ベートーヴェンの交響曲と言えばその全9作品をいやっていうほど聴いてきていて、当然すでにブログエントリーは書いてあるものと勝手に思い込んでいたけれど、実はまだエントリーを書いていない曲が3つもあったんですねぇ。  第1番、第2番、そして今日のこの第4番はこれまで一度もこのブログでご紹介していなかったことに、今日、初めて気が付きました(苦笑)

あのシューマンに「2人の北欧神話の巨人の間にはさまれたギリシアの乙女」と言わしめたと伝えられる作品でございます。  彼の言う「2人の北欧神話の巨人」とは言わずもがなの第3番「英雄」と第5番「運命」のことです。  巨人であることはさておき、何でまた「北欧神話の」と限定する必要があったのかは定かではありませんが・・・・・。

ま、いずれにしろあまりにも有名すぎ、演奏される機会も多く、ついでに標題までついていることにより殊に日本人には馴染みやすい2曲に挟まれた1曲ということは、それだけ聴く機会も少なくなるということにもなるわけで、かつてであれば「他の有名曲とのカップリングだから聴いたことのある曲」となりがちな音楽であることは間違いありませんでした。  まあ、昨今では Box もの大流行の時代に突入してしまったので、以前よりはそういう印象は薄まっているかもしれませんが・・・・・。  (← かく言う KiKi ですが今日ご紹介しているCDもご多聞に漏れず Box ものでございます ^^;)  

今日はクラシック音楽関係のエントリーです。  相変わらず「マンガ のだめ」のサポートをいただきながらの選曲で・・・・。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ブラームス ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
PHILIPS ASIN: B000UV2WSW  R.ムーティ(cond.) & フィラデルフィア管弦楽団

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多くの作曲家の作る音楽にはそれぞれの個性、○○節とでも呼ぶべきもの(例えば「ベートーヴェン節」とか「チャイコフスキー節」)がありますが、その中でも「ブラームス節」というヤツはなかなかオツなもんだと日頃から感じている KiKi。  どう表現するのがいいのかちょっと難しいところなんだけど「滋味深い」とでも言いましょうか、「ちょっと陰鬱」とでも言いましょうか、「朴訥」とでも言いましょうか・・・・。  ま、そんなブラームスがいかに「交響曲の父」で尊敬していた(?)と言えども、性格的には正反対とも言えるような「ハイドン」(ハイドンのイメージは明朗そのものっていう感じ)なんかの主題にどうして手を出しちゃったのか?  正直、KiKi はちょっと不思議だったりします(笑)

もっともブラームスっていうおっちゃんはあんな渋い容貌 & オリジナル曲に感じられる北ドイツ気質を持ちつつも、同世代のJ.シュトラウス父子のワルツ音楽をこよなく愛していて「それらの曲が残念なことに自分の作品ではない」と漏らしたな~んていうエピソードが残っていたりもするわけで、自分でペンをとるとところどころに愛らしいメロディがないわけじゃないんだけど、どうしても重厚感あふれる音楽になっていってしまう割には、軽妙で思わずステップを踏みたくなるような音楽が根っこのところでは好きだったのかもしれません。

さて、本日のこの1曲。  タイトルからもわかるようにハイドンの作品「ディベルティメント  HOB.II-46  6曲のフェルトパルティータ」の第2楽章のモティーフが主題に使われています。  このモティーフに関しては実はハイドン自身もオリジナルの旋律というわけではなく、古いブルゲンラントの巡礼の歌から引用したとのこと。  一般的には「聖アントニーのコラール」と呼ばれています。  巡礼の歌らしい単純、素朴な旋律がおおらかな主題を奏で、その後8つの変奏曲~終曲へという構成の音楽になっているのですが、変奏曲に入った瞬間に「こってり、こんもり、ブラームス節」になってしまうところがこの音楽の楽しいところではないでしょうか?  「結局そっちへ行くなら、なぜにハイドン?」っていう感じ・・・・・(笑)


今日は読書の方があんまり進んでいないのでクラシック音楽関係のエントリーです。  今日の KiKi のBGMはこちらです。

メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」 Op. 90
ARTS 47506-2 演奏:マーク指揮 & マドリード交響楽団 

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この曲はドラマ版「のだめ」でかなり印象的に奏でられたメンデルスゾーンの交響曲ですね~。  もっともドラマで使われたのはこの曲のメロディの中でも「日光燦々のあっかるい地中海~!」という雰囲気が満載の第1楽章の出だし部分(第一主題)だけでしたけど。  この曲は「イタリア」というタイトルがついてはいるものの、決して標題音楽ではないのですが、このヴァイオリンのいきいきとした第一主題は誰もが抱く「イタリア」という国のイメージと合致するのではないかしら?  (← もっとも最近のイタリアの財政事情を考えると、こんなに陽気でいいんだろうか?とも思わないじゃないけれど ^^;)

第2楽章を聴いて KiKi がイメージするのは「巡礼の行列」なんですよね~。  アンダンテ・コン・モートという歩くにはピッタリのテンポといい、4分の4拍子という拍の取りやすさ、最初は短調から始まるのに途中から長調に転じるのが、長い苦難の道のりを歩いてきた巡礼者がローマが近づいたことにより再び元気になったような感じがしちゃってねぇ(笑)  深い信仰心ゆえか、決して歩みが止まることもスピードダウンすることもなかったんだけど、それでもやっぱり目的地がすぐそことなれば元気になる・・・・・そんな様子が転調と演奏楽器が増えたことにより表されているような気がしちゃうんですよね~。  ま、KiKi の勝手なこじつけ・・・・と言うか妄想に過ぎないんですけどね。


立春以来、ここLothlórien_山小舎では比較的暖かい日が続いています。  でも、天気予報によれば今日あたりから再び寒波が押し寄せ、群馬県の山の方では雪が降るとのこと。  そんな脅しを真に受けて、昨晩寝る時には「おはよう!と目覚めたら再びの銀世界」を覚悟していたのですが、今のところ春っぽい日差し & 陽気でほっと一息ついています。  そんな中、今日は気分を盛り上げるにはぴったりの音楽(?)を聴いてみたいと思います。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

ロッシーニ ウィリアム・テル序曲
ASIN: B00005FM35 シャルル・デュトワ(cond) & モントリオール交響楽団

412E2FGEVBL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

この曲を初めて聴いたのは学校の音楽の時間だったと思います。  そして、その後ランチ・タイムからお昼休みまでの間、放送部が放送していた「お昼の放送」でも、何回か繰り返し流されていたような記憶があります。  この序曲だけは子供時代から何度も聴いたことがあるけれど、序曲は序曲なわけで、これに続く本編(?)があるわけだけど、残念ながら KiKi はその肝心要のロッシーニのオペラ「グリエルモ・テル(≒ウィリアム・テル)」を通して観たことはありません ^^; 

一般的な日本人にとっては自分の息子の頭にリンゴを載せて、弓矢で撃ちぬいた達人としてのイメージばかりが強い、ウィリアム・テル。  でも本家本元のスイスでは「スイス独立の功労者」としてのイメージが強く、その実在性は証明されていないものの、貨幣やら紙幣のデザインにもたびたび登場するシンボリックな存在です。

  

大寒波が停滞している(いた?)日本列島。  Lothlórien_山小舎あたりも今年はなかなか雪融けせず、例の大雪の日々以来、ドカンと降ることこそなかった(チラチラ降るのはほぼ毎日の如く・・・・)ものの、あっちを見てもこっちを見てもまっちろけ状態です。  これまでの冬は大雪の後1週間もすると少なくとも道路の雪は融け切ってしまい、屋根に積もった雪も全部なくなっていたんですけどねぇ・・・・・。  ま、そんな中、今日のエントリーはクラシック音楽です。  相変わらず「のだめちゃん」のサポートをいただきながらの選曲ですが、今日の1曲(の元になるリスト)を見たとたんこの方法も案外捨てたもんじゃないなぁ・・・・と。  ま、詳細は後ほど。  いずれにしろ本日の今日の KiKi のBGMはこちらです。

モーツァルト セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」 K. 525
PHILIPS  ASIN: B00005FFJT 演奏:イ・ムジチ合奏団

41ED6T3VKKL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

実際のところ KiKi が持っているCDはこれとは異なるパッケージなんだけど、収録曲 & 演奏団体からしてみると恐らく今もAmazon で紹介されているのはこの盤だろうな・・・・ということで、一応リンクしておきました。  

このCD、懐かしいんですよね~。  LPの時代が終焉を迎え、CDにどんどん移行していく中で「KiKi の買い替え需要」を除いて初めてCDとして購入した(つまりCDで初めて聴いてみた)数枚の中の1枚だったんですよね~。  当時はこの「イ・ムジチ」がかなり脚光を浴びていた時代でねぇ・・・・。  イタリアベースの合奏団だけのことはあって、とにかく明るくて爽快な演奏が一世を風靡(?)していたものでした。  「モーツァルトの演奏と言えばやっぱりウィーンでしょ!」というようなある種の先入観を持っていた KiKi にガツンと言わせてくれちゃった演奏でもありました。     

   

ラヴェル 水の戯れ

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岩波少年文庫を離れると一挙に読書スピードが落ちます・・・・・ ^^;  やっぱり「大人本」はそれだけ文字数も頁数も多く、ついでに読みながら考えさせられることも多いっていうことなのかもしれませんね。  ま、そういう意味では「光文社古典新訳文庫」に手を出したことがそのまま、「今年のもう一つのこのブログの目標;クラシック音楽関係のエントリーをもう少し増やす」を達成できる機会が増えることにつながるわけで、我ながら絶妙(?)な目標を設定したものです(笑)  ま、何はともあれ昨日から読み始めた「グレート・ギャツビー」が読中のため今日のエントリーは「のだめ(漫画)に出てくる音楽を聴いてみる企画」を進めることになりました。  てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ラヴェル 水の戯れ
DG ASIN: B00005Q7QX アルゲリッチ(pf)

51JYY362LSL._SL500_AA300_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

このアルバムは思い出深いんですよね~。  何せアルゲリッチと言えば中学生時代の KiKi のアイドル・・・・というよりは理想とするピアニストだったので、CDなんちゅうもんがまだこの世の中に存在しなかった頃、この大元だったLPをある年のお年玉をはたいて購入したんですよ。  ピアニストがアルゲリッチというのもよし、収録曲もよし、ついでにこのジャケット写真もよし・・・・・てな具合でね。  もっともその「収録曲もよし」の評価基準の中には今日の1曲ラヴェルは入っていなかったんですけどねぇ(苦笑)  何せ、「ラヴェルのピアノ曲苦手意識」の強い KiKi のことですから、当然のことながらそこにはまったく反応しなかったんです。

因みに KiKi が好しとしたこのアルバムの収録曲は以下のようなラインナップになっています。

1.  スケルツォ第3番嬰ハ短調op.39(ショパン)
2.  2つのラプソディop.79(ブラームス)
3.  トッカータop.11(プロコフィエフ)
4.  水の戯れ(ラヴェル)
5.  舟歌嬰ヘ長調op.60(ショパン)
6.  ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調(リスト)
7.  ピアノ・ソナタ ロ短調(リスト)

ショパンあり、リストあり、ブラームスありで、演奏者はアルゲリッチで、当時の KiKi にしてみれば「これを買わずにしてどれを買う!」というぐらいの存在で、発売されてから入手に至るまでの時間に何度これをゲットした自分を夢見たことか!!  いえね、冗談抜きで本当に夢の中に出てきたんですよ、数回。  そんな想いがつまったLPだっただけに、これを処分するのは本当に辛くて、それまでに細々と買いためていたLPを処分するタイミングをいつにすべきかを考えていた際、「これをCD化するまでは絶対にLP処分はしない!」と心に決めていたぐらいでした。  そうやってCD化した演奏であるだけに、KiKi の手持ちのCDはこれ(↑)とはちょっとだけ異なり、「The Original Best 50」(左上のブルーシール & 帯のゴールドシールがある版)の1枚ではなく、その前の世代のCDなんですけどね。


本日も「のだめ(漫画)」からの1曲を聴いてみたいと思います。   のだめちゃん初リサイタル @ ブノワさんち の第3曲目、若かりし頃のイケイケブイブイb-hato4-b.gif 生活から足を洗ったリストが作曲した宗教色バリバリの作品でございます。

リスト 2つの伝説(S.175)より「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」
NAXOS 8.553594 J.ヤンドゥー(pf)

51Ik03GKocL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

リストのこの作品は「2つの伝説」というタイトルが示す通り、2曲で構成されています。  その1曲目が「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」、そして2曲目が本日の「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」です。  「小鳥~」の方はこんな(↓)有名な絵画をご覧になったことのある方もいらっしゃるのではないかしら?

5388e5b9.jpg

小鳥にまで説教しちゃうわけだからどんな素晴らしいお方か?と言えば笑っちゃうことに、実はこの方、若かりし頃には小鳥はおろか人様に説教できるようなお方ではなかったらしい・・・・ ^^;  どちらかと言うと親が金持ちなのをいいことに遊び呆けていたドラ息子タイプ。  ところがある時神様のお告げを聞いた気になって(ひょっとしたら二日酔いによる幻聴だったかもしれないけど 苦笑)、そうしたらいきなり信仰に目覚めちゃって、ついには小鳥にまで説教するようになった聖人のお1人です。  KiKi は初めてこの話を聞いたとき、「なるほど~、リストは彼にあやかりたかったのね・・・・」と思ったものでした。  

で、実は2曲目の方の聖フランチェスコさんは名前は同じフランチェスコさんでもこの方とは全く別の方で、彼から遅れること約200年。  南イタリアにお生まれになった別の聖人で、こちらにも絵画があるらしいんだけど、残念なことに KiKi は見たことがありません。  こちらのフランチェスコさんはいくつも奇跡を行われた方らしいんだけど、その絵が扱っている題材(伝説)はざっと以下のようなストーリーになっています。

メッシーナ海峡を前に聖フランチェスコの一行は一隻の船を見つけ、その船頭に彼らを対岸の島まで乗せていってくれるように頼んだが、一行の身なりのあまりの貧相さに船頭はそれを断った。  一行の中の1人が「我ら一行の中には聖人が1人いるのだから・・・・・」と言ったが、それを聞いた船頭はせせら笑いながら「もしも聖人がいるなら、波の上を歩いていけるだろう。」と言った。  彼らを浜に置き去りにして船は出帆してしまったが、その時、聖フランチェスコはこの苦境からの救いを神に祈った。  すると神が彼らに恩寵を与え、彼らのマントを船に変え、又一行の1人が持つ杖を櫂に変え、彼らは無事に海を渡ることができた。

今日はようやく2日間降り続いた雪も止み、朝からドスン! バタン! とそこかしこから融けはじめた雪が落ちる音が鳴り響いています。  そんな中、「のだめカンタービレ(漫画)に出てくる曲を聴いてみる企画」の次の曲を聴いてみたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ドビュッシー 12の練習曲第7曲「半音階のための」
DECCA ASIN: B002CNV3AE 内田光子(pf)

51TlEdmildL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

世界に誇る日本人(?)ピアニスト、内田光子さんのドビュッシーです。  もっとも内田さんっていうのはお顔立ちといい、お名前といい、どこからどう見ても「日本人」ではあるのですけど、お育ちになった環境を考えると「日本人ピアニスト」とお呼びしていいものやら・・・・・・ ^^;  と言うのも、彼女の音楽教育(のみならずすべての教育)は決して日本で育まれたものではないわけですからねぇ。  それでもやはり彼女が「現代のモーツァルト弾きの1人」として脚光を浴び始めたばかりの頃、KiKi は何だかとっても嬉しかったんですよね~。  ジェフリー・テイトとの「モーツァルトピアノ協奏曲全集」を出し始めたばかりの頃はモーツァルトのピアノ協奏曲全曲は彼女で揃えようかと本気で考えていたぐらいなんですよね~。  

結局は彼女では揃えず「ヘブラー」で揃えることになったのは、すべて「お値段のせい」でした。  CDよりも自分のためのグランド・ピアノとか防音室にお金をかけなくちゃいけなかった当時の KiKi はとてもじゃないけれど、内田さんのモーツァルトには手が出せませんでした。  でも彼女のCDは同じ日本人として何枚かは持ちたいなぁと常々考えていて、そんな中の1枚がこのドビュッシーでした。

      

KiKi が現在持ち歩いている iPod に収録されている音楽はそのほとんどが「全集物」です。  要するに「○○交響曲全集」とか「○○ピアノソナタ全集」とか、そういうヤツ。  ま、CDを購入するに当たっては全集物の方が安上がりだったということもあるし、単発ものだと曲が偏るということもあったし、iPod に転送するに当たってはプレイリストを作るのが楽だったといういきさつなんかもあったりして、こうなっているわけですが、「全集物」のメリットの中で最たるもの(だと KiKi が考えていること)は、演奏会で取り上げられる機会が少なく、CD化される本数も少ない音楽が網羅できるということがあげられます。  その代表選手の1つがこの曲じゃないかしら???  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

チャイコフスキー 交響曲第2番 Op.17 「小ロシア」
DG 471 701-2 演奏:カラヤン指揮 & ベルリンフィル

CD23_2.jpgのサムネール画像  (Amazon; 現在販売されている同録音のものと思われます)

「小ロシア」とは今でいう「ウクライナ」のこと。  ウクライナ民謡には詳しくない KiKi ですが、この曲には「ウクライナ民謡素材」が数多く使われているのでこの名が冠されたと何かで読んだことがあります。  まあ、そのせいもあるのか、纏まりがあるようでないような、ゴタマゼの楽しい音楽がヒョイヒョイと目の前を通り過ぎていくような、そんな不思議な音楽だと思います。

今日、この曲を聴いてみようと思ったのは外の雪景色に触発されて、何となく「ロシアっぽい」ものを聴いてみたくなって、そうしたら単純にチャイコフスキーの音楽にしたくなって、交響曲の第1番「冬の日の幻想」(ホントはこっちを考えていたんだけど ^^;)と第6番「悲愴」はこのブログでは既にご紹介済みだったのでこの曲になっちゃった・・・・・・という極めて消極的な選択でした。

もっとも、この交響曲は KiKi 自身もさほど何度も聴きこんだことのある音楽じゃなかったので、結構楽しむことができたのは嬉しかったb-hato4-b.gif



ソナチネ・アルバムぐらいまで進んだピアノ・レスナーが憧れ、「発表会で弾いてみたい曲」統計をとってみたら恐らく5位以内には入るだろう名曲を今日は聴いてみます。  この曲、CDでちゃんと聴くのなんて何十年ぶりだろう・・・・・ ^^;  何せこういう(↑)メジャー曲なだけに、何度この曲を町のピアノ教室の発表会で聴いたことか・・・・・。  そういう曲なだけに「のだめ」でコンセルヴァトワールの試験でのだめちゃんがこの曲を弾くのを見た時は、正直なところ「嘘っぽさ」を感じてしまった KiKi でした。  もっともコンヴァトで勉強したことも試験を受けたこともない KiKi が感じる「嘘っぽさ」な~んていうものは、単なる KiKi の思い込みにすぎないんですけどね(苦笑)

モーツァルト ピアノソナタ第11番 K.331 「トルコ行進曲付き」
DENON COCQ-83689-93 演奏:I. ヘブラー(pf)

414XCCEPP1L__SL500_AA240_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

今、手元にCD本体がないので録音年月の情報は確認できませんでした。  でも、モーツァルトのピアノ・ソナタと言えば彼女!というほどこのヘブラーさんの演奏は大好き♪  子供時代の KiKi にとってモーツァルトのピアノ・ソナタっていうのはあんまり興味の持てる音楽ではなかった方(ソナチネ・アルバムを終わる頃になると、モーツァルトのようなソナチネの延長線上にあるように感じられる音楽よりはロマン派の音楽に興味が移行していた)なんだけど、その中でもこのソナタだけはレッスンでちゃんと勉強したことがありました。  ま、それも率先して・・・・と言うよりは当時師事していた先生に

「ピアノをちゃんと習っているならこの曲はちゃんと勉強しておいて当然!」

みたいな感じで与えられた課題として・・・・・だったんですけどね。  ま、幸い、第3楽章の「トルコ行進曲」には興味がなくもなかったから、さほどイヤイヤということではなくレッスンしたことを覚えています。  

因みに KiKi がこれまで師事してきたピアノの先生は、誰一人として曲をバラバラにしてレッスンする先生はいませんでした。  どういうことかって言うと、KiKi のお友達の中には例えばこの曲の場合「トルコ行進曲(≒ 第3楽章)」だけをレッスンして、第1、第2楽章には手をつけない・・・・・という先生もいるみたいなんですよね~。  子供時代は自分が習っている先生のやり方が絶対ですから、他を知らないうちは「全楽章通して勉強するのが普通」と考えていた KiKi だったんだけど、学校で別の先生についているお友達のレッスンの話を聞くようになると、そうではない先生も世の中には大勢いることを知らされ、「へぇ・・・・・」と驚いた記憶があります。

まあ、どちらのやり方が「正しいか」とかそういうことを論評する気はないんだけど、KiKi 個人の経験からすると、子供時代からそうやって鍛えられたことが、後に長大なマーラーの交響曲なんかを聴く際にも役に立っているかなぁ・・・・と思うことがあります。  要は「美味しい所どり」をしない癖がつくことによって曲全体の構成に目が向いたり、ちょっとした変化に気が付くようになったり(例えば繰り返し部分で1回目と2回目の演奏の仕方がちょっと違うとか)というのは、全楽章 & 繰り返し記号どおりの演奏を求められたレッスンの中で身についた音楽への対峙の仕方だったように感じます。


さて、昨日はちょっとお買いもので遠出をしたりしていて、読書の時間があんまりとれなかったので、今日はクラシック音楽関係のエントリーを書いてみたいと思います。  相変わらず「のだめ(漫画)頼り」の選曲ですけどね(苦笑)  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

タンホイザー序曲
ユニバーサル ミュージック クラシック ASIN: B0007OE2H6
演奏:シノーポリ指揮 & フィルハーモニア管弦楽団  録音:1988年5月

31VJ9RZF0JL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

ここLothlórien_山小舎にはCDを持ってきていなくて、音楽鑑賞はひたすら KiKi の愛機の iPod; Siegfried に入っている演奏を再生して聴いているだけなので、生憎この演奏がどなたの指揮でどのオケのものなのか・・・・はちょっとわからない・・・・・と思っていたら、以前こんなエントリーを書いていました。  このエントリーはこのCD 全体の Review となっています。  おかげで今日聴いた演奏がこのCDの演奏であることには確信が持てちゃいました(笑)

「タンホイザー」と言えば KiKi がすぐに思い出すのがこの映画のこと。  この映画の中でルートヴィヒが引きこもっていたお城・・・・だったか、幽閉されていたお城・・・・・だったか、ちょっと記憶が定かじゃないんだけど、そこで流れるオルゴールの音楽がこの「タンホイザー序曲」同様に独立してよく演奏される「夕星の歌」だったんですよね~。

    

ラヴェル ボレロ

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今年は少しずつクラシック音楽関連のエントリーを復活させようと年頭に決心した KiKi。  相変わらず久々の音楽関連エントリーとなるとどれを選ぶべきか迷ってしまいます。  まあ、調子が乗ってくるまでは「のだめ(漫画)」の助けを得ながら進めていきたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ラヴェル ボレロ
DG F28G 22013 演奏:小沢征爾指揮 & ボストン交響楽団 録音:1974年~1975年

Ozawa_Ravel.jpg  (Amazon; 現在販売されているものでは多分これ)

「のだめカンタービレ」では千秋君が常任指揮者に任命されたマルレ・オケの初ステージで散々なことになってしまう曲。  後援者の婦人からは「ボロ・ボレロ」な~んていうことを言われちゃった曲。  この名曲 & KiKi にとってはちょっとした思い出のあった曲をあんな風に扱われちゃったのは正直、ちょっと悲しかったなぁ(涙)。 


2012年、せっかくこのエントリーで「今年はクラシック音楽関係のエントリーを少しは増やそう!」と所信表明をしたばかり・・・・ということもあるので、今日は今年最初のクラシック音楽関係のエントリーを書いてみたいと思います。  とは言うものの、どの曲からいくべきか、暫くエントリーを書いていなかっただけに迷うこと、迷うこと・・・・・ ^^;  ま、てなわけで安易なところで以前ちょっとだけシリーズ化していた「漫画 のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」をやってみたいと思います。  ま、てなわけで選んだ今日の KiKi の1曲はこちらです。

ドビュッシー 交響詩「海」
EMI J.マルティノン(指揮)、 フランス国立放送局管弦楽団

51xFUbfF9QL._SL500_AA300_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

ドビュッシーの管弦楽曲と KiKi の出会いはかなり遅めでした。  なにぶんにも KiKi の場合、ピアノ曲で興味をかきたてられた作曲家の音楽を求めて管弦楽曲を聴くという傾向が強かったし、ドビュッシーという作曲家は登場した時代の問題ももちろんあるんだろうけれど、いわゆる「交響曲」と題される音楽を作曲していないので、尚更なかなか出会わない作曲家となってしまっていたんですよね~。  そんな KiKi がドビュッシーの管弦楽曲に開眼したのがこのエントリーでもお話した「牧神の午後への前奏曲」だったわけだけど、ことこの「海」に関してはその後も長い間あんまり感心もせずに聴き流していた時代があります。  

そんな KiKi がこの曲に初めて「おっ!」と何かを感じ、聴き流しモードから真剣聴きに入った懐かしい演奏がこのCD(KiKi の手持ちのものとはちょっとジャケットが違うけど・・・・)なのです。  それまでに聴いていたものと何が違ったのか、単なる聴いた時期だけの問題だったのか、まったく理解できていないんだけど、とにかく「おっ!」と思ったのが2曲目の「波の戯れ」だったことだけは確かで、ちょうどその頃、ラヴェルのピアノ曲「水の戯れ」に嵌っていたせいだったのかもしれません。


先日、このエントリーを書いた際に「これからは又、少しずつクラシック音楽関係のエントリーの方も復活していこうかな・・・・」な~んていうことをちょこっと考えなくもなかった KiKi なのですが、その後ハローワーク通いやら、腰痛やら、野良仕事やら、煙突トラブルやらですっかり忘れてしまっていました。  年も押し迫り、世間では第9モードにスイッチが入り始めた今日この頃。  そんなムードに後押しされた・・・・ということもあり、そんなことを考えたことを思い出したっていうこともあり、ついでにこのエントリーで触れた映画で触発された・・・・ということもあって、今日はこんな曲を聴いています。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

J.S.バッハ ピアノ協奏曲第1番 BWV.1052
DECCA 478 2363 指揮 & pf: A.シフ 録音:1989年1月

51FJY72yPlL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

あの映画で千秋君が弾き振りしたピアノ協奏曲。  のだめちゃんがその演奏を聴いて「ズルイ・・・・」と落ち込んじゃったあの曲です。  実はね、KiKi はあの映画を観るまではこの曲を聴いたことがなかった・・・・・と思っていたんです。  でもね、よくよく自分の Music Library をチェックしてみたら聴いたことがなかったわけではなかったことが判明しました。  た☆だ☆し、過去に KiKi が何回か聴いていたこの曲の演奏はピアノ版ではなかったんですよね~。  つまり、「ピアノ協奏曲」ではなく「チェンバロ協奏曲」としてのこの曲は聴いたことがあったんですけど、それを別の曲として認識しちゃえるほど「ピアノ」と「チェンバロ」の違いは大きくて、改めていかにピアノが雄弁な楽器なのかを再認識した次第・・・・・・ ^^;


今日もクラシック音楽関係のシリーズ・エントリーの続きを書き進めたいと思います。  今日のエントリーでこのシリーズは一応終了です。  ま、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょう b-hato4-b.gif

KiKi とレコード鑑賞 その7

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今日もクラシック音楽関係のシリーズ・エントリーの続きを書き進めたいと思います。  これまた毎度毎度のお話ではありますが、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょう b-hato4-b.gif

尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。

第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2

第8弾: KiKi とレコード鑑賞 その3

第9弾: KiKi とレコード鑑賞 その4

第10弾: KiKi とレコード鑑賞 その5

第11弾: KiKi とレコード鑑賞 その6


KiK とレコード鑑賞 その6

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今日もクラシック音楽関係のシリーズ・エントリーの続きを書き進めたいと思います。  これまた毎度毎度のお話ではありますが、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょう b-hato4-b.gif

尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。

第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2

第8弾: KiKi とレコード鑑賞 その3

第9弾: KiKi とレコード鑑賞 その4

第10弾: KiKi とレコード鑑賞 その5


KiKi とレコード鑑賞 その5

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今日も先日から再開した KiKi と音楽の歴史を振り返るエントリーを続けたいと思います。  これまた毎度毎度のお話ではありますが、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょう

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尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。


第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2

第8弾: KiKi とレコード鑑賞 その3

第9弾: KiKi とレコード鑑賞 その4


KiKi とレコード鑑賞 その4

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昨日から再開した KiKi と音楽の歴史を振り返るエントリー。  せっかくなので、今日もその続きをお話ししたいと思います。  毎度毎度のお話ではありますが、今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思いますので「続きを読む」をポチっとする前によ~く考えましょうb-hato4-b.gif

尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。

第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2

第8弾: KiKi とレコード鑑賞 その3



KiKi とレコード鑑賞 その3

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2006年5月、KiKi はこんな書きかけエントリーを残し、この話題には一切触れないまま今年2011年12月を迎えちゃっています。  思えばこの書きかけエントリー、Blog が流行っていた時代に、多くのクラシック音楽 Blog 仲間とそこそこ Deep な交際(バーチャルだけど)をしていた頃(当時はここLothlórien_Blog ではなく、「落ちこぼれ会計人の Music Diary」の一つ目;途中でBlog Service の乗り換えアリ を書いていた)に、せっせと書き連ねていたものでした。  たまたま今日は山小舎→東京の移動があってちょっとお疲れ気味(何せ電車賃を節約するためにいわゆる在来線を乗り継いでの移動なのです)なので、読書も音楽鑑賞も没頭できそうにありません。  ま、てなわけで、このエントリーのことを思い出したのを契機にこの続きを書いてみようと思い立ちました。  恐らく今回も無意味に長~いエントリーになるだろうと思います。(笑)

尚、このエントリーはシリーズ・エントリーであること、間がかなり空いてしまったことを考えて、以下に関連エントリーのリンクを作っておきます。

第1弾: KiKi とピアノとの出会い

第2弾: KiKi とピアノの再会

第3弾: KiKi と電子ピアノの生活

第4弾: KiKi と運命のピアノの出会い

第5弾: KiKi のピアノレッスン その後

第6弾: KiKi とレコード鑑賞 その1

第7弾: KiKi とレコード鑑賞 その2


たまたまここ最近、こ~んなDVDを立て続けに観ていました。

のだめカンタービレ

51gwFKFjjcL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)


のだめカンタービレ in ヨーロッパ

51jdWbaC8ZL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)


のだめカンタービレ 最終楽章 前編 スペシャル・エディション

519vilRRymL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)


のだめカンタービレ 最終楽章 後編 スペシャル・エディション

51RkwjqpZ3L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)


KiKi はTVドラマの方は放映時にリアルタイムで観ていたんだけど、映画の方はもう何年も映画館な~んちゅうとこに足を運んだことがなくて、常に我が家でDVD鑑賞となってしまっていて、この映画も例外ではありませんでした。  で、この映画もDVDが発売されてから購入(しかもブックオフで中古を購入 笑)して初めて観たのでかなり「時代遅れ」感があったりもしたんですよね~(苦笑)  でも、こうやって時折・・・・ではあるものの、又観たくなる不思議な魅力のある作品だと思います。

で、映画の後編は夕べようやく観終わったばかり。  そうしたら本当に久しぶり・・・・にショパンのコンチェルト全曲を聴きたい気分が盛り上がってきちゃったんですよ。  ま、てなわけで、ホント久しぶりのクラシック音楽関係のエントリーです。  本日の KiKi の1曲はこちらです。

ショパン ピアノ協奏曲第1番 Op. 11
BMGビクター

41G432CMP3L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

84年、キーシン12歳の時のモスクワでのオーケストラとの初共演。  もはや伝説と化したライヴ録音の再発だが,今聴いても驚きと感動を禁じ得ない。  完璧なテクニック、充実した表現、そして何よりも溢れ出る若さと情熱。  正に天才がここに登場したのだ。  (Amazonより転載)

この年齢になって、「ショパンのコンチェルトを再びじっくり聴いてみたい!」と思うことがあるなんて、想像もしていませんでした。  と言うのも、この曲って10代の終わり頃から20代の初めぐらいまでは嵌りに嵌って、飽きもせず毎日聴いていたけれど、大人になるにつれ「ショパンコンクール」の録画とかライブ映像以外で聴きたいと思った例がほとんどなかったんですよね~。  まあ、KiKi の場合、ショパンとかリストの音楽は総じてそのカテゴリーに属していて、子供時代に夢中になりすぎた反動なのか、30代を迎えるあたりから「嫌いじゃないけれど好んで時間を費やしてまでして聴きたいとはあまり思わない音楽」になってしまっています。

でも、のだめちゃんの演奏(?)を聴いていたら、何だか久々に無性に聴きたい気分が盛り上がってきちゃったんです。  で、調べてみたらここLothlórien_Blog で一度も取り上げたことのない曲だったみたいだし、こんなことでもなければじっくり聴いてエントリーを書くこともないだろう・・・・・と iPod を取り出してみました。

たまたま iPod に入っているショパンのコンチェルトはこのキーシンかリパッティか横山幸雄さんだったので、のだめちゃんの初デビュー曲でもあることだし、ここはあの神童キーシンのオケとの初共演の演奏を選びました。


ゲームに着手してしまったがためにちょっと遅れモードに入っている読書。  ムーミン・シリーズの残すところ2冊と先日図書館で借りてきた岩波少年文庫の「ガリヴァー旅行記」が気になっていないわけじゃないんだけど、なかなか捗りません ^^;  そんな中、こちらも当初の予定よりは遅れ気味になっていつつもそれでも前に進んでいるのが、ベビー・キルトの作成です。

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まだ必要なパターン・ブロックの半分にも到達していないんだけど、それでも粛々と進行中。  こうやってできあがったブロックを収納している箱を眺めるとそれなりの成果が実感できて嬉しくなります。

もっとも、ここからほんのちょっと視線を動かすと

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これから縫い合わされるのを心待ちに(?)している、このピースの山にため息が出ないでもないんですけどね(苦笑)  まあ、それでもこれらが全て繋ぎ合わされると・・・・・

IMG_75781.jpegのサムネール画像

こうなる予定なわけで、その日を目指して少しずつでも進めていきたいと思っています。  例の肩の痛みもようやく昨日あたりからはかなり気にならなくなってきたので、チクチク作業をそろそろ再開したいと思っています。

さて、そんな中、先日このエントリーでお話した iPod Classic の故障による Music Library の喪失という一大事件に関係するお話なのですが、相変わらず失われた Music Library の再構築には至っていないものの、ちょっとした解決策を再発見(と言うより思い出した 笑)しました。

 

Siegfried のエントリーを書いている間中、BGMで流れていたのは OTTAVA でした。  で、その中で紹介されていたんだけど、今日、8月8日は「ピアノの日」なんですって!!  いや~、KiKi はピアノと親しんで早40年超になるけれど、初めて知りました。

で、なんで今日がピアノの日かって言うと、現代ピアノの88鍵と8月8日の「ハチハチ」繋がりなんだそうな(笑)  何だか漫才みたいな話ですねぇ。

ま、せっかくの「ピアノの日」なら、今日はワーグナーは辞めておいて(と言うより辞めざるを得ないんだけど・・・・・ ^^;)ピアノでも弾いてみよっかな♪  そういえばベビーキルトに夢中(というより必死? 笑)で、ここ何日かはピアノを弾いていなかったし・・・・・。

英雄には手がかかる?

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熱中症で倒れた頃から暫く、KiKi には放置しっぱなしにしておいたものがあります。  それは Siegfried と命名した KiKi(というより Brunnhilde) の相棒、iPod Classic 160GB です。  コイツ、大きなHDDを持っているので、KiKi の Classic CD Library のほとんどを持ち歩くことができる優れもの!ということで購入して愛用してきたわけですが、案外、手がかかる・・・・・。  これまでにデータ消失したこと数知れず、初期化してデータ移転(iTunes → iPod)を繰り返して騙し騙し使ってきたのですが、最近は電車通勤もほとんどないし、まして熱中症で倒れていた時期は音楽を聴く心の余裕はなかったし、ベビーキルト製作にとりかかってからは、OTTAVA ばかり聴いているので、まったくかまってあげない状態が続いていました。

ふと思えば、この季節。  KiKi にとっては憧れの聖地であるドイツはバイエルン州のバイロイトで音楽祭が催されています。  かつては「行けなくても我慢するもん。  ひとり勝手にバイロイト音楽祭」というシリーズエントリーを書いたこともある KiKi。  久々にこの季節にワーグナーでも聴いてみようか?とに鞄から Siegfried 君を取り出しました。  で、スイッチ・オンしてみたんだけど、どうやらバッテリー切れで動いてくれない模様。  そこで、充電器(iPod にもともとついているPCと繋ぐアレではなく、電源からダイレクトに充電するモノ)を取り出し、充電しました。  

で、いざ・・・・・・とスイッチを入れてみたところ

ミュージックがありません

の文字が液晶パネルに映し出されました。  「ええ??  そんなぁ!  又、ですか?」

さらに試しにプレイリストを選んでみても

プレイリストがありません

アーティストを選んでみても

アーティストがありません

アルバムを選んでみても

アルバムがありません 

と、ありません尽くしです。  で、過去を遡ってみると1年ちょっと前にも KiKi はこ~んなエントリーを書いていて、今年もご同様に KiKi には内緒でギービヒ家に避暑にでかけていたらしい、我が Siegfried はヘンテコな飲み物と一緒に忘れ薬をしょっちゅう飲まされていたらしく、何度目かの記憶喪失に陥ってしまったようです。 

  

今日はあの恐ろしい震災から8日目です。  東電の発表によれば今日は輪番停電は行われないとのこと。  だから・・・・と言って、「PCを必要最小限しか使わない」というノルマを覆す理由には十分ではないかもしれないけれど、電車も土日ダイヤで少なめだろうし、PCの使用 & CDをかけるぐらいの消費電力が増えても大丈夫と勝手に判断(^^; というよりそこまで脆弱であってもらっては困る!)し、このエントリーを書いています。  この間、それなりに読書は進んでいる(とは言っても夜は早めに寝ていたので総読書時間はかなり減っている)のですが、その読後感を整理して書く意欲にはかなり欠けてしまっているので、久々の音楽エントリーにしたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

マーラー 交響曲第2番 「復活」
Sony CSCR 8393~6 演奏:バーンスタイン指揮 & ニューヨーク・フィルハーモニック 録音:1963年9月29日、9月30日

最近ではめっきり音楽関係のエントリーとはご無沙汰だし、少なくともこの曲は1度インバル盤でご紹介しているので、本来なら別の音楽(楽曲)のエントリーを書くべきところ・・・・のような気がしないでもないのですが、あの悲劇から1週間たって、少しずつ KiKi 自身の気持ちも落ち着いてきたところで、明日に向かうための喝!を入れるために、今日はどうしてもこの曲を聴いておきたくなったのです。

この1週間、何度もラジオから流れる(普段ならTVなんだけど、何となくラジオの方が消費電力が少ないような気がして、なかなかTVが見られなかった小心者のワタシ ^^;)アナウンサーの被災者の皆さんへの「頑張ってください」というメッセージ。  個人的には何となくその「頑張ってください」という言葉に抵抗を感じていた KiKi です。  

彼らは極限状態と言ってもいいような中で既に頑張っている!!  これ以上何をどう頑張れというのか!!

とさえ思いました。  もちろんそれが応援している言葉であることはわかっているんだけど、アナウンサーを一方的に責めることはできないんだけど・・・・ ^^;  ま、これも一種の興奮状態・KiKi 自身のある種身勝手な不安感だったのかもしれません。  でもね、はっきりしていることは、本当に頑張らなくちゃいけないのは私たち被災しなかった人間の方なんだろうということです。  と言いつつも、これまでの震災ならすぐにそう思うこともできたけれど、今回はそこにオマケというにはあまりにも緊張を強いられる原発事故があるがゆえに、被災しているわけでもない癖に頑張れたとは言い切れない1週間を過ごしてしまったように思います。

自分はたいして頑張りもしないまま、自衛隊や消防庁や機動隊や多くの方々が頑張ってくれているのを見守ることに終始してしまった1週間だったような気がしないでもありません。  たまたま今、KiKi は契約社員という立場でお仕事をしていて、組織の中でラインを持っているわけではないので、余計にある意味手持無沙汰で生産性の低すぎる時間を浪費していたような気がします。

今日は KiKi の持っているこのバーンスタイン盤CDのライナーノーツにあるマーラー自身の書簡の抜粋からいくつかご紹介。  このCDは KiKi が今よりもはるかに感受性が強かった時代にマーラーに嵌った頃、繰り返し繰り返し聴いていたものです。  

<第1楽章>

私は第1楽章を「葬送の儀式」と呼んだ。  私はここで、第1交響曲の英雄を埋葬し、彼の生涯をくもりのない鏡に、いわば高いところから映している。  同時にこの楽章は、次のような大きな問題を表している。  すなわち、汝はいかなる目的のために生きてきたのか、ということである。  この問いを聞いた者は解答せねばならず、私はこの解答を終楽章で与えている。

そう、こんな時だからこそ、自分に問い返さねば!!  私はいかなる目的のために生きてきたのか、今も生きているのか を。

  

光通信の恩恵

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以前、このエントリーでもお話した大騒ぎの光敷設工事の末、Lothlórien_山小舎の通信環境が大幅に改善された KiKi。  おかげでお仕事をする上でも以前に比べるとずいぶん楽になったし、その他にも多くのメリットが享受できるようになりました。

以前は仕事関係のメールのやりとりをするためにはどうしてもある程度の頻度、東京にいなくちゃいけなかったし(PowerPoint 作成のアニメ付プレゼンテーション資料やら、分析用データ資料なんかの容量が大きかったのでISDNでは送受信に根気比べみたいに時間がかかった!)、頻繁に発生する Windows Update に対応するためにも東京にいなくちゃならなかったんだけど、今ではそんなデータもあっという間に受信できるので、Lothlórien_山小舎の気分爽快な環境の中でお仕事をすることができるようになりました。  ま、そんなわけで、今回のようにちょっと体調が優れなくても、山小舎籠りをしながらお仕事だけは着々とこなすことができちゃっています。

でもね、KiKi にとって有難かったのはそれ以上に、山小舎でこの放送を楽しむことができるようになったこと。  ISDN環境では聴くに堪えなかったこの放送なんだけど、今はほぼ丸一日、PCをスピーカーに繋いで邪魔にならない程度の音量で流しっぱなしです。  

もちろん KiKi にはお気に入りのクラシック演奏家っていうのがいて、曲によってはどこの誰の演奏だかわからないものではなく、その演奏家の演奏で聴きたい!という想いの強い曲もあったりはするんだけど、そういうCDの音楽を再生していての唯一の問題は演奏が全部終わったらCDを入れ替えるとか、何らかの操作が必要になってきちゃうわけですよ。  でもね、このOTTAVAの番組を流している限りにおいては切れ目なくどんどん音楽が流れてくる上に、合間合間に KiKi には心地よいナビゲーターのお喋りも入り、なんかいい感じ♪なんですよね~。

もっともその結果として何が待っていたか?と言えば、KiKi が初めて「落ちこぼれ会計人の Music Diary」を綴り始めた頃に感じていた危機感、「聴き流し癖」がまたムクムクと頭をもたげてきていて、「あれ??  これで良かったんだっけ??」と思わないでもないんですけどね(苦笑)

いずれにしろ、OTTAVA。  KiKi のお気に入り♪ です。

 

サラサーテ カルメン幻想曲

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最近、どうも KiKi の iPod の調子がよくないんですよね~。  KiKi の愛機はず~っと以前にこのエントリーこのエントリーでご紹介した2台なんだけど、方や古い方はフル満タンに充電できないという問題を抱え、新しい方はデータのアップデートをしようとするたびに「音楽データがありません」な~んていうエラーメッセージが出て何度も、何度も、な~ん度も初期化を繰り返しているという状態です。  特に後者は問題が深刻で、なんせ160GBもの容量なので、初期化して再度データを入れ直すな~んていう作業をしていると、半日強、時間がかかるんですよぉ・・・・・(涙)  で、色々考えた末、この2つ、使い分けることにしました。  

1代目の古い方(Sigmund)は Podcast 専用機。  こちらは次々と配信されてくる Podcast を受信しなくちゃいけないので、しょっちゅうPCに繋ぐ iPod。  繋ぐ頻度が高ければフル充電できなくても「電池切れで困ったぁ!」な~んていう事態は避けられる可能性が高いでしょ♪  で、新しい方(Siegfried) はKiKi の所有クラシックCDの持ち歩き用ということで、新しいCDを購入しない限りPCには繋がない iPod とすることにしました。  PCに繋ぐたびにトラブルを起こす・・・・とは言え、PCに繋ぎさえしなければとりあえず今のところ問題は起こしていないので、PCに繋ぐ頻度を落としゃいいんじゃないかと考えたっていうわけ。  

ま、それはさておき、そんな使い分けをするために、ついでに iTunes に放り込みっ放しで「Play List」を作らずに放置してあったいくつかの楽曲の編集作業をしていたら、見つけちゃったんですよぉ。  以前、「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」で聴こうとしていて、なかなかCDが見つけられずに断念したとある音楽のデータを!!  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

サラサーテ カルメン幻想曲
Brilliant 93030 演奏:L.コーガン(vn) 録音:1950年4月

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この Box とか先日このエントリーでご紹介した「オイストラフ Box」は、「この曲が聴きたい!」と思って手に入れたものではなく「この演奏者の演奏を聴きたい!」というモチベーションで購入しているので、どの曲が収録されているのか、あんまりはっきりと記憶に残っていなかったんですよね~。  たまたま今回、iTunes のファイルを整理していたので、「ああ、この曲はここに入っていたんだ。」と思いだすことができたけれど、そうでなければ下手をするとず~っと見落としたままだったかもしれません。

漫画では清良タンが留学前のR☆Sオケ卒業公演でソリストとして演奏した曲として紹介されていました。  「真っ赤なルビー」・・・・かどうかは別として、「真っ赤」なイメージの曲という意味では峰君の例えは的を射ているかも!(笑)  そもそも「カルメン」のイメージが「赤と黒」ですもんね。

 

今日、KiKi は板橋アクトホールで催されたとあるコンサートに行ってきました。  今日はその時に感じたこと、考えたことをエントリーとして残しておきたいと思います。  KiKi が行ってきたコンサートはこちらです。

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KiKi はね、このブログでもお話しているように、ここ数年はHONDAさんの上得意と言っても過言ではないぐらい車を購入していると思うんですよね。  だって、もともと乗っていた車はシビックだったし、去年は軽トラ_Acty を買ったし、今年はシビックをフィットに買い換えたし・・・・・。  まあ、決して値の張る車を購入しているわけではないので、上得意は言いすぎかもしれませんが、でも毎年新車を買っているっていうことはディーラーさんにとってはそこそこいいお客さんだっただろうと思うんですよ。  で、たまたま KiKi の担当の営業さんがフィットの1ヶ月点検の時に、このコンサートの話を教えてくれて、「久々の生コンサート!」ということで、KiKi も飛び着いたわけです。

因みに、このウィーンピアノ四重奏団ですが、弦はウィーンフィルのメンバー、そこにチェロ奏者であるヨァゲン・フォゥグさんの奥さまであるピアニストの陽子・フォゥグさんという構成です。  久々の生コンサートが あの ウィーン・フィルの弦チームなんですよ。  KiKi がどれだけ期待し、こんなコンサートを企画したホンダさんにどれだけ感謝したか、クラシック音楽ファンの方々であれば、容易に察していただけると思います。

でね、9月の末だったか、10月の頭だったか忘れちゃったけれど、この(↓)「プログラム 兼 入場券」がホンダさんから届きました。  企業の冠コンサートなので、お値段も超破格で予約権利代(?)が500円。  その500円で当日は4人まで入場できるとのことでした。  まあ、そういう類のコンサートなので、当然のことながら事前の座席指定な~んていうものはありません。  ま、正直、この時点で KiKi はちょっと危ぶんだのです。  でも、もっと危ぶんだことがこのプログラムには印刷されていました。

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ト音記号の右側の白文字部分が見えますかねぇ~。

先日、このエントリーを書いて久々にベートーヴェンのピアノソナタの魅力にとりつかれはじめた KiKi。  一度は「ライフワーク」と位置づけたにも関わらず棚上げしっぱなしのソナタに着手してみることにしました。  で、さすがにこちらは「全曲制覇」というのはちょっと厳しそうなので、とりあえずは KiKi のお気に入りのソナタを1曲でも多くさらってみようかな・・・・と。  ま、そうなると後期ソナタに一挙になだれ込みたい気分もヤマヤマ・・・・・ではあるのですが、難易度的にもかなりのものがある後期ソナタにいきなりにいくほどの度胸もないわけでして・・・・・ ^^;  で、色々考えた末、過去に一度は手がけて放置しっぱなしになっていたこのソナタにちゃんと向き合ってみることにしたいと思います。  ま、てなわけで、本日の KiKi の1曲はこちらです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第17番 Op. 31-2 「テンペスト」
DENON COCQ-84054 演奏:B.L.ゲルバー(pf) 録音:1992年

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このCDはね、KiKi の大好きなピアニストの1人、ブルーノ=レオナルド・ゲルバーがベートーヴェンのピアノソナタ全集に着手したというニュースを耳にし、それを知ったその足で HMV に走ってゲットしたという懐かしの1枚です。  でもねぇ、その後が続かなくてねぇ・・・・。  

そもそも KiKi がゲルバーに嵌ったのはこのCDが発売されたのとさほど違わない時期に昭和女子大人見記念講堂で開催されたブラームスのPコンのコンサートでのこと。  彼の奏でるPコン2番に半端じゃなく感銘を受けた KiKi はこれまたそのコンサートの翌日、取るものも取り合えず・・・・といった雰囲気でこれまたHMVに走り、ブラームスの「ヘンデル・ヴァリエーション」のCDを購入したのです。  で、その演奏にこれまた半端じゃなく共感を覚えた KiKi がその次に購入したのがこのCDなんですよね~。

彼がメインのレパートリーにしているのが、ベートーヴェンとブラームスで、KiKi の音楽的嗜好ともマッチしているっていうこともあって、以来、KiKi は陰ながら応援しているんですけど、最近ではめっきりCD収録からは遠ざかっちゃっていらっしゃるようで、唯一彼が継続している活動はコンサートだけなんだけど、こちらは足が遠のき気味(というよりそこまで経済的余裕がない ^^;)の KiKi とは縁が薄くなっちゃった感が否めません。  ああ、ゲルバーさん。  あなたのベートーヴェンとブラームス、もっと何度も気軽に聴きたいので、録音活動もしていただけないものでしょうか?(笑)

 

ラロ スペイン交響曲 Op. 21

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もうだいぶ前のことになるのですが、「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」のために、次に聴くべき音楽をチェックしていたら、「ラロのスペイン交響曲」だった時がありました。  さて、では・・・・とCD棚を漁ったのですが、どうしてもこの曲の収録されたCDを見つけることができず、「はてさて、KiKi はこの曲のCDも1枚はあったはずだったんだけど、誰のどんな演奏だったっけ???」と、一所懸命記憶を探ってみたのですが、どうしても思い出すことができませんでした。  ・・・・と言うのも、 KiKi はことこの曲に関してはさしたる思い入れもなく、この曲を聴くことを目的としてCDを購入したことがそもそもないんですよね~。  どちらかというと別の曲を目的として購入したCDに自動的についてきた音楽であったことだけは確かなんですよ。  ま、えてしてこういう曲っていうのは探そうと思ったときには見つからず、別のことをしているときに、ふと見つかったりするものです。  で、とりあえずそこはすっ飛ばして次の曲に手を付けたわけですが、本日、雨のLothlórien_山小舎で、何気に見つけちゃいました!!  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ラロ スペイン交響曲 Op. 21
Brilliant BRL92609 演奏:D.オイストラフ(vn) & コンドラシン(cond) モスクワ放送交響楽団  録音:1947年1月

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こりゃ、すぐには見つけられなかったわけだ!!  だって、この Box セット、はなから何かの曲を目的に購入したものではなくって、オイストラフの演奏をコレクションしておきたくて購入したものだったし、10枚セットなんだけど、まだ全部聴いていなかったし・・・・・ ^^;  で、KiKi にとってオイストラフと言えばメンコン(メンデルスゾーンのVコン)とシベコン(シベリウスのVコン)の代名詞みたいな人だし・・・・。  

ま、だいたいにおいて、この曲、本当のところ KiKi にはあまり訴えかけてくるものがない音楽なんですよね~。  ラテン的な気分(・・・・というか、スペイン風のちょっとエキゾチックなメロディやリズム)に溢れた華やかなヴァイオリン協奏曲だとは思うんだけど、それ以上でもそれ以下でもない・・・・・と言ったら言い過ぎでしょうか?(苦笑)

千秋君のライバル、ジャンのコンクールでの協奏曲の課題曲で、ジャンの彼女、ゆうこさんの言う「どすーん!ずどーん!って重そうな曲」という表現が何ともぴったりとくる印象的な第1楽章がやっぱり有名なんじゃないでしょうか。  この部分は一度聞いたら忘れられないような気がします。 

秋ですね~。  ついこの間まで「暑い、暑い、あっつ~いぃ!!」と叫んでいたのが嘘のようです。  先週末は体調を崩したためにLothlórien_山小舎へは行けなかった KiKi なのですが、あそこは最早秋というよりは初冬の気候なんじゃないかしら・・・・。  先日、ネットを徘徊していたら、Lothlórien_山小舎のご近所さんのブログを発見したのですが、そこに

今日なんぞは、雨も降っていて、
霧も巻いていて、
外気温は、日中でも12度。

火が欲しいところだが、
一度点けてしまうと、歯止めがきかなくなるので、
薪ストーブは、ぎりぎりまで我慢。我慢。

な~んていう記述があって、「ああ、とうとう薪ストーブの季節到来かぁ・・・・」と、KiKi@東京 まで何となくプルプルと震えに襲われてしまった次第。  今週末は車にジャンパーでも積んでいこうかなぁ・・・・。

さて、秋と言えば「食欲の秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」、「スポーツの秋」と人によって様々ではあるけれど多方面から引っ張りだこの「人に何かを促す季節」ですよね。  じゃあ、KiKi にとってそんな秋がどういう季節かっていうとね、それは

 

無性にピアノが弾きたくなる季節

 

なんですよね~、これが。  ピアノを弾くっていうのは案外重労働なので、夏は暑さのせいもあって、なんとなく疎遠になるんですよ。  で、それが一段落して気候がよくなると、まるでその反動のようにピアノが弾きたくて弾きたくてたまらなくなるんです。  これがもう少しして寒くなっちゃうと、手が悴んで思うようにパッセージが弾けなくてイライラしたりもするんだけど、秋はそういうことがないし・・・・。  まあ、要するに「あまり汗をかかないうえに、手(指)が自由に動く季節」なんですよね~。

無性にピアノが弾きたくなる原因はそれだけじゃなくて、だいたいこの季節に調律師さんから連絡が入るんですよ。  「そろそろ、調律の季節ですよ・・・・」ってね。  それも東京のマンションとLothlórien_山小舎の2台分!!  そうすると、昔懐かしい抜き打ちテストの時同様、KiKi の焦燥感に火がぽっと灯るんです。  

 

いかん、いかん。  ピアノを弾かなくちゃ!!

 

ってね。  長~い前振りだったけれど、ま、てなわけで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

 

ベートーヴェン ピアノソナタ第1番 Op. 2-1
PHILIPS 432 317-2 演奏:C. アラウ (pf) 録音:1964年3月

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まだ何となく風邪の残ったちょっと重苦しい頭と体を抱え、何とか今日1日を乗り切りました。  う~ん、どうもすっきりしません。  こういう日は、ゆったりした気分に浸れる音楽を聴きながら、あったかい蜂蜜たっぷりの紅茶を飲んで、早めに寝るに限ります。  「さて、では何を聴こうかな?」と念のため「のだめエントリー」を確認してみたところ、おお!何と言う Good Timing!!  次に聴く予定の音楽はショパンだったんですね~。  しかもノクターン(夜想曲)とは早寝を決め込んだ矢先なだけに縁起(?)がいいじゃありませんか!!  まして今年はショパンのメモリアル・イヤーだし・・・・・。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ショパン ノクターン第8番 Op. 27-2
EMI CZS 7671632 演奏:D.リパッティ(pf)  録音:1950年2月

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ず~っと鳴かず飛ばず(?)だったのだめちゃんがコンバトのレッスンであのマジノ先生に「ん、素敵ね♪」と言わしめた、とってもショパンらしい音楽。  のだめちゃんはいったいどんな演奏を聴かせてくれたのでしょうか。  是非聴いてみたいものですよね。  でもまあ、漫画では音を聴くことは叶わないので諦めるとして、同じその曲の演奏を何種類も聴いてきた KiKi が 「う~ん、素敵ねぇ~♪」 と聴き惚れちゃったのが今日ご紹介するこのリパッティの演奏です。  KiKi が生まれるよりもはるか前の録音だけのことはあって、決していい状態の録音とは言い難いんですけど、KiKi はこれに勝るこの曲の演奏を知りません。  ま、それにはこの曲を初めて聴いたのがこの演奏だったという刷り込み効果もあってのことだとは思うんですけどね(笑)。

この曲が録音されたその年にわずか33歳でこの世を去った天才型ピアニスト、リパッティ。  ものの本によれば彼の晩年は持病の白血病と闘いながら、命を削る思いでレコーディングに取り組んでいたと言いますが、この演奏からはそんな病による苦悩とか絶望感といったような負の感情は何一つ聞こえてこず、逆に幸福に満ちた天国の花園を思わせるかのような芳しさ、爽やかさ、清潔な詩情といったようなものが感じられます。  リリシズムっていうのはこういうのを言うんだろうなぁと思わずにはいられない演奏なんですよね~。

透明で、清潔で、端正な音づくり。  それがリパッティの持ち味で、それが文句なく生かされるのが彼のショパン演奏だと思います。  このCDは5枚組でショパンだけじゃなくて、バッハやスカルラッティ、モーツァルト、グリーグ、リスト、ラヴェル、ブラームス等々の様々な曲の演奏が収録されていて、どれもため息が出ちゃうほど素晴らしいんですけど、今日はこの1曲で我慢、我慢・・・・・。  

もしもリパッティが今も生きていて、現在の録音技術で彼の演奏を録音したらどんな風に聴こえるんだろう・・・・・。  そんなあり得ない妄想をかきたてつつ、今日はもうお布団にもぐりこみたいと思います。  おやすみなさい・・・・・zzzz。 

今月から「松岡正剛千夜千冊フォロー」の読書企画を始めた KiKi ですが、第3冊目(千夜千冊では第4夜)にして挫折ぎみ・・・・です。  せっかく図書館で回送してもらってまでして借りてきた本だから頑張って読み通したいという「ささやかな気持ち」はあるんだけど、何だかぶ厚すぎて、小難しそうな本なんですよね、これが!!  (これ、第4夜の「皇帝の新しい心」のことです。)  目次を見ただけでも目がクラクラしてくるような KiKi の人生とは無縁の言葉が羅列してあって、それだけでじんましんが出てきそうな本なんですよね~。  で、早くもしょげかけている気持ちをスッキリと切り替えるために久々に得意分野(?)の企画を進めてみたいと思います。  「漫画、のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」です。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

武満徹 遠い呼び声の彼方へ!
DENON COCO70428 演奏:若杉弘(Cond.) & 東京都交響楽団 録音:1991年7月

61c3DnibzrL__SL500_AA300_.jpg    (Amazon)

「現代音楽」と名がつくものの大半が苦手な KiKi にとって唯一・・・・と言ってもいいぐらいに馴染みのある作曲家。  それが武満徹さんです。  まあ、これには「民族的な身贔屓」みたいなものが根っこにあることは否めないんですけどね ^^;  でも、以前このエントリーでご紹介した「そして、それが風であることを知った」もそうだし、今日ご紹介するこの「遠い呼び声の彼方へ!」もそうだし、いずれはご紹介することになるだろう「ノヴェンバー・ステップス」や「雨の樹」や「雨の呪文」、「エア」などは比較的何度も聴いてきている音楽です。  武満さんの音楽って日本人の心の原風景をそのまま音にしたような、何とも不思議な魅力が溢れているように思うんですよ。

KiKi にとって武満さんの音楽は「都会的な音楽」ではありません。  どちらかというと「原始的」と言いましょうか、「縄文的」と言いましょうか、「自然の音(それは静寂も含めて)に耳をすませてみたら、こんな曲ができちゃいました」というような音楽に聞こえるんですよね~。  特にこの曲の場合は、KiKi の大好きなワーグナーの「ニーベルングの指環」の冒頭の「天地創造の音楽」に通じるものがあるように感じるんですよ。  何て言うか、原始的な水のイメージなんです。

さて、本来なら「神曲 天国篇」をチャッチャと読み進めなければいけない(?) KiKi なのですが、実は難航しております。  しかも・・・・ですよ、第2歌の冒頭で、です。  そこに「小さな船に乗って着いてきた人は自分たちの岸を指して帰るように」という警告らしきもの・・・・が発せられているんですよ。  で、それが誰に対するどんな警告なのか、訳者の平川先生の注釈を読んでみると、です。

「神曲」3篇の中で地獄篇と煉獄篇は、描かれている対象が人間世界に実在する種々の相であるために、彼岸の世界という詩的設定にも関わらず、読書は比較的容易である。  しかし、天国篇には、第1歌の後半にもすでに現れたように、神学的宇宙観に基づく論議が頻出し、かつ実世界との往復がない、 (中略) これから先の読書は難しいから、力の及ばぬ者はなまじ自分に従ってくるな、という警告 (後略)

な~んていうことが書いてあったりするのですよ。  これははっきり言ってメゲます ^^;  ただでさえ煉獄篇後半あたりから辛さを感じている KiKi としては、「要するにあんたは『神曲』を読むにはあまりにも力が及ばない未熟者です。」という烙印が押されちゃったみたいな気がしてねぇ・・・・・。

で、昔から勉強に行き詰るとピアノに逃げ、ピアノに行き詰ると読書に逃げ、読書に行き詰るとクラシック音楽鑑賞に逃げてきた KiKi は、今まさにそれと同じことを繰り返しています。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

モーツァルト ピアノソナタ第14番 K. 457/475
DENON COCQ-83689-93 演奏:I. ヘブラー(pf) 録音:1987年1月

414XCCEPP1L__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)

今日、この曲を聴いてみようと思ったのには実は2つ理由があります。  1つは上記のように「読書」でちょっと行き詰っちゃったから・・・・ ^^;  そしてもう1つの理由は、たまたま先日TVか何かで三枝成彰さんがのたまったのです。  「モーツァルトのピアノソナタは大人になれば弾ける・・・・」と。  まあ、ここで言う「弾ける」っていうのは「音楽として奏でられる」「聴かせる演奏ができる」というほどの意味だと思うんですけどね。  

そもそもモーツァルトのピアノソナタって「ピアノのおけいこ」では結構初期段階でおさらいする音楽なんですよね。  で、音型・・・・というか、楽譜面はさほど難解には見えないので、「音が拾える+α」ぐらいの演奏なら、ちょっと器用な子供だとできちゃうことが多いんですよ。  で、逆にロマン派あたりをバリバリ弾く頃になると、不遜にもちょっと馬鹿馬鹿しく感じちゃう・・・・んだな、これが。  ところが、その頃リトル・ピアニストは気がついていないのです。  実は「弾けていない」っていうことに!!!  これを綺麗に、そして深く聴かせる演奏をするとなるとがつく難物に早変わりする音楽なんですよね~、これが!!

で、大人になってから KiKi も何曲かはチョコっとだけチャレンジしてみたんですけど、初見→練習と段階が進むにつれて音楽が崩れていくんですよ。  あとあと考えてみると(もしくは録音しているものを聴いてみると)、初見が一番「音楽」らしかったりするんですよね~、これが。  だからある意味でモーツァルトのピアノ・ソナタだけは可能であれば手を出したくない音楽なんですよね。

 

で、ここで三枝さんの発言が登場です。

  

モーツァルトのピアノソナタは大人になれば弾ける・・・・・

 

モーツァルトのピアノソナタは大人になれば弾ける・・・・・

 

モーツァルトのピアノソナタは大人になれば弾ける・・・・・    と。

 

いえね、本当の意味は「モーツァルトのピアノソナタは大人にならなければ本当の意味で弾けるようにはならないが、それでも難しい」ということだってわかっているんです。  でもね、KiKi の頭の中では上記のフレーズが木霊しているんですよ、これが・・・・・ ^^; 

さて、現在 KiKi はダンテの「神曲」を読み進めているところではあるのですが、「煉獄篇」に入ってから急激に読書ペースが落ちてしまっています ^^;  キリスト教徒であろうとなかろうと、「地獄」という概念にはどこか引き込まれる要素があるのは、言ってみれば愚かな人間の「他人の不幸は蜜の味」的な野次馬根性が働くということもあるだろうし、ダンテ自身も気に入らないヤツはみ~んなここへ落としちゃっているためか、筆致がノリノリっていう感じがするんですよね~。  だから「地獄篇」は自分でもびっくりするぐらいサクサク読めちゃったのですよ。  これに対し、今読んでいる「煉獄篇」。  そもそもクリスチャンではない KiKi には「煉獄」っていうところがどういう所なのかよくわからないうえに、そこにいるっていうことがどういうことなのかも正直ちゃんとわかっていないし、ついでに「聖歌の一節」やら「聖句の一節」やらが出て来るとそれだけで何となく「ふぅ・・・・・ ^^;」という気分になってしまうのです。

ま、そんな中、せっかく「神曲 地獄篇」を読んだのでその印象が薄れないうちにこの音楽を聴いておきたいと思いました。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

リスト ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
EMI 0777 764882  演奏:シフラ(pf) 録音:1965年1月

51LKRZYoVTL__SL500_AA300_.jpg   (Amazon) 

この曲、リストの「巡礼の年 第2年イタリア S. 161」の中の1曲です。  因みにこの「巡礼の年 第2年イタリア」は全部で7曲からなり(後日補遺版の「ヴェネツィアとナポリ」で3曲が追加されます。)、その詳細は以下のようになっています。

1. 婚礼
2. 物思いに沈む人
3. サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ
4. ペトラルカのソネット 第47番
5. ペトラルカのソネット 第104番
6. ペトラルカのソネット 第123番
7. ソナタ風幻想曲 「ダンテを読んで」

 

この曲はね~、「ダンテには手も出していない頃」から「リストらしい華やかでカッコいい曲だなぁ」という印象で何度も聴いてきた音楽でした。  ある意味で演奏会栄えのする音楽なので、結構リサイタルなんかで弾かれることが多いんですよね~。  CDではなくホールで生演奏を聴くと圧倒されること間違いなしの音楽だと思います。  

因みにリストはこのピアノ曲だけでなく、もう1つ別のダンテ絡みの音楽を残しています。  それは「ダンテ交響曲」。  この交響曲は間違いなくダンテの「神曲」3部作全体を音楽にしたものであるのに対し、本日の KiKi の1曲のこちらピアノ曲の方は「地獄篇」のみを音楽にしたものであるというのが定説になっているようです。  どうやらリストさんは「ダンテ」の愛読者だったらしい・・・・・(笑)。   

以前、KiKi はこのエントリーで Ottava というインターネットラジオのご紹介をしました。  そしてそこから配信されている Podcast に関しても別のエントリーでさらっと触れたことがあるように思います。  この Ottava、とても良質な番組だと思うのですが、とっても残念なことにLothlórien_山小舎の通信環境では楽しむことができません(涙)。  で、その代わり・・・・・と言っては何ですが、Lothlórien_山小舎では iPod に入れた Podcast を楽しんでいます。

今日現在、その Ottava では以下の5つの Podcast が配信されているのですが、その中から1つ、今日は素敵な番組をご紹介したいと思います。

Ottava で配信中の Podcast (下の方に Podcast があります。)

Caffè celeste
Caffè bleu
Road to The Metropolitan Opera 2011 by KDDI
聴くオルセー ポスト印象派と同時代の音楽
Obama Speech TOKYO Classic MIX by OTTAVA

どれも楽しいプログラムなのですが、KiKi の最近のお気に入りはこの中の1つ、Road to The Metropolitan Opera 2011 by KDDI です。 

この番組、オペラに詳しい方向き・・・・というよりは、「オペラっちゅうもんに興味はあるけれど、何から聴いたらいいかわからないし、どんなもんだろう??」と思っている方にはピッタリじゃないかと思うんですよね。  最近では CD も DVD もずいぶん安くなってきたけれど、それでもやっぱりオペラは長いだけに普通のクラシック音楽のCDよりはちょっとお値段が嵩むし、大枚叩いて購入しても結局ほとんど聴かない・・・・・な~んていうことになりかねません。  でも、この番組であれば、iPod をお持ちじゃない方も Apple から無償で配布されている iTunes をダウンロードすればPC上でタダで楽しむことができるというのが一番美味しい所だと思うのですよ。

で、ついで・・・・・と言っては何ですけど、オペラの愉しみ方・・・・・みたいなものを日本人の音楽ジャーナリストさんが解説してくれているのも特にビギナーさんには心強いんじゃないでしょうか??  実はかく言う KiKi も時々初めて聞くような話が紹介されていて「へぇ!」と、何となく得したような気分になっているのです。  

いつまでこの番組が配信されるのか、その詳細を KiKi は知らないのですが、2011年6月に予定されているメトロポリタン歌劇場の日本ツアー(5年ぶり!)を目指してメットのお勉強をしましょう!という趣旨の番組のようなのでこの番組をず~っと聞き続ければ「ちょっとしたオペラ通になれる・・・・・かも(^^;) 」しれません。

今週末、KiKi は珍しいことに東京にいます。  なぜってそれは帰省ラッシュの渋滞には巻き込まれたくないから・・・・・ ^^;  本音を言えば体調のあまりすぐれない老親のことも心配だし、先日このエントリーでお話した草茫々のLothlórien_山小舎の庭も心配だし、未だにせっせと実りをもたらしてくれているインゲンも心配なんですよ。  でもね、さすがにあの殺人的とも言える渋滞ラッシュの中に身を置くことは KiKi にはできそうもありません。  だいたいにおいて大学時代に東京に出てきてからというもの、 KiKi はお盆シーズンに帰省したりどこかへ旅行に行ったことがない人間なんです。  人と同じ行動をしたくない天邪鬼だということもあるけれど、とにかくもっと若い時代であってさえもこの時期に動いたことのない人間がこの歳になって動くなんて言うのは狂気の沙汰っていうもんです!(苦笑)  ま、そんな言い訳をしつつも、暑い最中、東京のマンションに閉じこもっています。  で、終戦記念日の今日、こんな音楽を聴いてみました。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ショスタコーヴィチ 交響曲第8番
Brilliant 6324/5 ルドルフ・バルシャイ_Cond & ケルン放送交響楽団 録音:1994年3月 & 1995年10月

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なかなかこのブログでは取り上げにくかった作曲家の1人がショスタコーヴィチです。  それは KiKi にとっては大人になってから出会った作曲家だったために、決して聴きこんでいる音楽とは言い難いということもあったし、ロシア音楽にはチャイコフスキーやラフマニノフ的なロマンチックさを求めている KiKi にとって、どうにも闘争的・・・・というか、前衛的な香りを放つショスタコーヴィチの音楽がなかなか受け入れがたいものだったということもあるように感じます。  でもまあ、今日は終戦記念日ということもありますし、我が日本国にとってずっと脅威だったロシアの同時代の音楽を聴いておくというのも意味があるかも・・・・・と手にとってみた次第です。

ショスタコーヴィチが遺した全15曲の交響曲から何を選ぶべきか・・・・・。  このブログで最初にとりあげる1曲にもなることだし、もっとポピュラー(?)な曲(第5番とか)にすべきかなぁとも思ったのですが、ここは敢えて KiKi が一番好きな8番を取り上げてみることにしました。  ま、終戦記念日ですから・・・・・。

この曲は重いですよ~。  一言で言うなら「精神の闘争」っていう感じじゃないでしょうか?  作曲されたのは1943年。  独ソ戦で1度はナチスに占領されたスターリングラードを解放できた年です。  そんな時代背景だから恐らく政府当局としてはもっと華々しくも雄々しい交響曲を期待していたんじゃないかと思うんですけど、ショスタコーヴィチの書いた交響曲はどちらかというと悲劇性に満ちた音楽。  そういう時期にこういう音楽を書くあたりがショスタコーヴィチの屈折した・・・・と言うか、生き抜くために「大衆迎合の強制」という重圧を感じながらも自身の芸術信念を抑えきれない芸術家の魂の叫び・・・・みたいなものを感じます。

終戦記念日を明日に控え、KiKi の読書もせっかく「昭和史 半藤一利」に進むということもあり、今日はちょっとかの大戦に想いを馳せてみたいと思います。  てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ペンデレッキ 広島の犠牲者に捧げる哀歌
ドイツシャルプラッテン TKCC-15165 演奏:ケーゲル指揮 & ライプツィヒ放送管弦楽団 

41ZFF7YY0XL__SL500_AA240_.jpgのサムネール画像 (Amazon)

まあ、本来であれば8月6日に聴くべき音楽だったのかもしれませんが、KiKi のうろ覚えの聞きかじり豆知識によれば「広島の犠牲者」というのは言ってみればシンボリックな言葉として後で使われたタイトルであり、当初は「作品番号 xx」みたいなある種無味乾燥なタイトルだったとも、この曲の演奏時間をそのままタイトルにした「8分xx秒」みたいなものだったとも言われています。  (← 実際のところどうだったのか?は調べていません ^^;  悪しからず・・・・)  ただ作曲者の作曲意図としては、人間という生き物の黒い部分、業とでも呼ぶべきでしょうか、その本質とその端的な行動パターンである「戦争」という破壊行為を表そうとした音楽であろうと思われるので、まぁいいか・・・と。

冒頭から不協和音、グリッサンドが多用され、ゆったりと音楽鑑賞な~んていう気分を吹き飛ばしてくれちゃう音楽。  何て言ったらいいんでしょう、鋭利で尖がったものが突き刺さってくる・・・・・そんな感じの音楽なんですよね~。  間違っても「耳に心地よい音楽」とは言えません。  因みにこのCDに同録されているのは「ブリテン 戦争レクイエム」と「ベルク ヴァイオリン協奏曲 ある天使の思い出のために(清良タンの演奏曲@のだめ)」と「死」の匂いがプンプンと漂ってくるラインナップとなっています。  そのためか、KiKi はこのCDは年に一度、この終戦記念日付近のどこかでしか取り出すことがないんですよ・・・・ ^^;  そんなこともあってCD棚の奥の奥のその又奥に仕舞い込んでいるために、今回もこのCDを探し出すのに実に15分ほどの時間を要してしまいました。 

ずいぶん長いことクラシック音楽関連のエントリーを書いていませんねぇ。  最後に書いたのが今年の6月の頭。  っていうことは約2カ月というもの、ひたすら「読書感想文」と「Lothlórien_山小舎通信」ばかり書いていたっていうことになります。  この間、決して音楽から遠ざかっていたっていうわけではないんですけど、何だか最近またもや「ながら聴き」モードに入ってしまっていて、なかなかエントリーを書こう!っていう気迫で音楽が聴けないんですよね~ ^^;  まあ、その一端を担っているのは昨今の暑さのせいでもあるんですけど・・・・・。  でも、まだまだご紹介していない素敵なクラシック音楽は多々あるわけでして。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲は夏にはピッタリ(?)のこの作曲家の音楽です。

シベリウス 交響曲第2番 Op. 43
Bis BIS-CD-1697/1700 演奏:Osmo Vänskä(Cond) & Lahti Symphony Orchestra 

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このCDはね、昨年の秋ごろ、購入したものです。  当時 KiKi はシベリウスの「クレルヴォ交響曲」のCDを探していて、その選択肢の1つに挙がっていたのがこのボックスセットだったんですよね。  因みにこのCD、交響曲のみならず管弦楽曲だけにも留まらず、室内楽曲からピアノ曲、さらには歌に至るまで網羅しているというお得感があふれ出ているCDです。  BISレーベルって通常は「ちょっと・・・・と言うかかなり(お値段が)お高め」という印象があったんですけど、そのレーベルがこのお値段でこんなボックスセットを出したというだけで食指が動いちゃったCDなのです。

そういう意味ではせっかく「クレルヴォ」のために購入したCDだったはずなのに、その時から今に至るまで「クレルヴォ」の Review を書いていないんですよね^^;  で、久々にクラシック音楽関連のエントリーを書くためにも今日の1曲はシベリウスと決めた時点では「今日はクレルヴォを!」と思っていたのですよ。  でも、ことクラシック音楽のエントリーに関しては「のだめ企画」っていうやつも細々と遂行中で、ふと気がつくと次に聴く予定になっているのが、第2番交響曲じゃありませんか!!  ま、個人的には KiKi はシベリウスの音楽の中では比較的演奏される機会の多い2番は実はあんまり好きじゃないんですけど、企画のことも考えて本日の1曲をこちらにしたっていうわけです。

つい先日、KiKi の愛機、iPod の Siegfried が KiKi の知らないうちにギービヒ家にお散歩に行ってしまったようで、どうやらそこでハーゲンさんとスッタモンダの挙句、ヘンテコな忘れ薬なるものを飲まされてしまったようです。  いえね、KiKi としては普通に Podcast データの更新をするために、いつもの手順で PC に繋いでみたんですよね。  そしたら、Windowsのエラーメッセージがまず出てきて、Siegfried のHDD に不具合があるっていうじゃありませんか!!  で、その後色々いじくっていたら、ふと気がついた時には、Podcast の更新はおろか、これまでに蓄積してあった音楽データを含め全件 Siegfried は忘れちゃったんですよぉ・・・・・(涙)  

まあ iTunes の方にはこれといった問題も発生していなかったみたいなので、まずはディスクチェックをしたうえで、Siegfried は一旦ハーゲンの槍で倒れていただき初期化し、再度3日かけて全データを入れ直しました。  う~ん、何が起こったことやら・・・・・。  どうもここ2~3年、池袋の家の電化製品はトラブルが多いような・・・・・。  先日はTVも変だったし・・・・・。  KiKi の気持ちがすっかりLothlórien_山小舎に向いていることをこの家も察して反乱でも企てているのでしょうか??(笑)  

ま、それはさておき、久々にそのデータ同期作業をしているなかでふと、「そう言えば最近はクラシック音楽関係のエントリーを全然書いていないなぁ・・・・」と思い出してしまった次第。  こりゃ、いかん。  ま、てなわけで本日は「のだめに出てくる音楽を聴いてみる企画」を進めていきたいと思います。  本日の KiKi の1曲はこちらです。

バルトーク 舞踏組曲 Sz.77
A. フィッシャー(指揮) & ハンガリー国立響

(↑ ごめんなさい。  今日は iTunes で聴いていて、CDがどれだったか確認できません ^^;)

こちら、千秋君のコンクールの課題曲です。  応援に駆け付けたのだめ & パリ・アパルトマン組の1人、フランクが思わず「難しそう・・・・(汗)」とつぶやきながら聴いていた音楽です。  バルトークっていうのは KiKi にとってはあんまり親しい作曲家ではなくて、最近でこそ「ミクロコスモス」というピアノ教材が結構有名になってきているけれど、KiKi の子供時代には「よくわかんない作曲家」というカテゴリーに属していました。

大人になった今は、「バルトーク」と言えば「民族色濃厚」というぐらいの知識(? 音楽体験?)はあるものの、それでも「好んで聴く演奏家か?」と問われると、「気が向けば・・・・程度でしょうか。」と答えざるをえない・・・・そんな作曲家の1人です。  それでも、案外気に入っている音楽に「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106」とか「バレエ音楽 中国の不思議な役人 Op. 19  Sz. 73」なんかがあって、この2曲に関してはそこそこ聴いていたりもするんですけどね。  

で、肝心のこの「舞踏組曲」。  巷ではどうやらバルトークの最高傑作と呼ばれていたりするらしい・・・・ ^^;  ま、実際のところ、KiKi もこのブログでまずはピアノ版のこの曲を既に聴いていたりもするのですが・・・・・(あ、でも自分から率先して聴いた・・・・というよりは、「のだめ企画」があったから聴いた音楽なんですけどね 苦笑)  

ま、KiKi としてはピアノ版よりはこちらの管弦楽版の方が楽しめる音楽家かなぁ・・・・。  ピアノ版ではちょっとつまらなく感じたパッセージも、管弦楽だと楽器の音色の変化との相乗効果で「舞踏」という名前にふさわしく、ちょっとノリノリになっちゃったりもします。  なんていうか、「逞しさ」とか「多彩な活力」というような言葉がふさわしい音楽だと思うんですよね~。  う~ん、この曲は「ピアノ版」よりも「管弦楽版」の方が好き 266.gifかも・・・・・。  のだめちゃんじゃないけど「オケストラ、楽しいですよね♪」っていう言葉がしっくりくる音楽だと思います。

上橋菜穂子さんの作品に嵌って以来、あたかも「読書感想文ブログ」の様相を呈してきている Lothlórien です。  ふと気がつけばクラシック音楽関連のエントリーを何1つ書いていないじゃあ~りませんか?!  確かに KiKi はあれやこれやと手を広げ過ぎる傾向が昔からあるのですが(^^;)、ことブログ生活のスタートは「クラシック音楽ブログ」から始まっているので、ここまで放置しっ放しでいいわけがありません!!  だいたいにおいてまだまだこのブログではとりあげていない曲が山積みだと言うのに!!!!  ま、てなわけで、ほんと久しぶりではあるのですが、本日は「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」を先に進めていきたいと思います。  本日の KiKi の1曲はこちらです。

ドビュッシー ピアノのために
EMI TOCE-8176 演奏:サンソン・フランソワ(p) 録音:1968 - 1969年

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この曲はね、「ベルガマスク組曲」を書いた後、10年くらいの間ピアノ音楽からちょっと離れていたドビュッシーが久々に題名通り、まさに「ピアノのために」書いた音楽です。  3曲から構成されていて、

1. 前奏曲
2. サラバンド
3. トッカータ

と題されています。  結構笑えちゃうのがこれらの曲が献呈されている人の名前を見た時。

1. 前奏曲  → ロミリー嬢
2. サラバンド → ルアール夫人
3. トッカータ → コロニオ

それぞれの人がどんな人でドビュッシーとどんな関わりを持ったのか、実際のところ KiKi はよく知らない(知らないなら敢えて書くな!っていう感じですが・・・・ ^^;)のですが、何だか女性の名前が並んでいるあたりが何となくドビュッシーらしいなぁ・・・・と思っちゃうんですよね~。  何せ KiKi のドビュッシーに対するぬぐい去れないイメージ(詳細はこちら)というのが、「女の敵!」というものなんですよ。  生涯で2度までも交際した相手にピストル自殺を図られるな~んていうのは、そうそうあってはならないことだと思うんですよね~。

 

さて、ここのところ「守り人」シリーズにどっぷりと嵌り込んでしまい、クラシック音楽関係のエントリーがとんと御無沙汰になってしまっていました。  ここいらで少しはクラシック音楽の世界にも寄り道してみようかな・・・・・と思います。  いえね、本音の部分では次の「蒼空の旅人」が気になって、気になって仕方ないのですよぉ(笑)  でもまあ、人間、バランスというものも大事!ですからね♪  ま、てなわけで久々に「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」をすすめたいと思います。  てなわけで、本日の KiKi の1曲はこちらです。

チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 Op. 35
SONY SK 68338 演奏:Midori(vn) & C. アバド指揮_ベルリンフィル 録音:1995年3月

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「超」がつく有名曲。  巷(& KiKi の CD ライブラリー)には色々な奏者の演奏が溢れている中、今回 KiKi が選んだディスクはこちら(↑)です。  英文学を学び、イギリス児童文学をこよなく愛している KiKi がわが日本に「上橋菜穂子」という天才を見出して感動したように、今回はこの超有名曲を日本人演奏家の演奏で聴いてみたいと強烈に思いました。  そして日本の生んだ天才ヴァイオリニストの筆頭と言えば、やはり五嶋みどりさんだろうと思うのです。

このCDはね、KiKi としてはチャイコ狙いではなくショスタコ狙いで購入しました。  だから、ショスタコで聴くことは結構あったんですが、チャイコのコンチェルトは購入した直後に1回聴いたきり・・・・だったと思います。  彼女のテクニックには感銘を受けたものの、チャイコの世界にはもっと演歌のこぶしのような、半ばネットリ感とも言えるような、一歩間違えるとくどいぐらいの演奏に耳馴らされていた当時の KiKi にとってはちょっとアッサリ感のある演奏に聴こえちゃった・・・・というのもこの使用頻度(?)の低さの原因かもしれません。  まあ、子供時代からあまりにも多くの演奏を聴いてきた曲なので、なおさら一味癖のある演奏を求めがち・・・・・というのはあったように思います。

実際、今回この曲は「のだめ企画」があるからこそ聴いているのですが、今、KiKi が素の状態で「チャイコのVコンを聴こう!」と思うとしたらそれはよっぽどのことだと思うんですよね(笑)  まあ、そんな感じで聴いてみたのですが、驚きました!!  以前はほとんど心に残らなったこの演奏になぜか妙に惹かれるのです。

  

 

春先にひいた風邪っていうのはどうしてこうも長引くものなんでしょうか!  ちょっとよくなったかな?と思うとまたぶり返しの連続で、正直ちょっときついところです。  今週は発熱こそしていないんですけど、なんとなくくしゃみの連発 & 鼻がグズグズという感じが一進一退を繰り返しています。  KiKi は花粉症のケは持っていないはず(でもあれは、前年までは大丈夫でもある年からいきなりかかるようになることもあると聞いたことがあるような気もするのですが・・・・ ^^;)なので、多分風邪だとは思うんですけどね。  昨晩は少しのども痛かったし・・・・・。  

ま、そんな重苦しい感じを背負いつつ、本日は久々にクラシック音楽関連のエントリーを書いてみたいと思います。  漫画「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」の次の音楽にすすみます。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」 Hob. I-104
Brilliant 99925-53 演奏:アダム・フィッシャー(cond) & オーストラリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団 録音:1987年 or 1989年

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このCDはね、KiKi がまだ「落ちこぼれ会計人の Music Diary」をせっせと書き連ねていた頃、クラシック音楽ブログのお友達何人かの間で話題沸騰だったCDなんですよね~。  「あの、Brilliant からハイドンの交響曲全集が出た!  しかも、アダム・フィッシャーだよ!」 てな感じでね。  で、誰も彼もが次々とこのボックスを購入されていたのですが、当時の KiKi はどうも踏ん切りがつかなくてなかなか手を出せずにいたのです。  って言うのもね、なんせハイドンの交響曲全集なわけですよ。  半端じゃない曲数あるわけです。  CDの枚数にして33枚!!  

当時の KiKi はハイドンの交響曲にはさほど興味のなかった時期だったし、33枚もののボックスセットを購入しても、「いつ聴くんだ?」っていう感じがあって、ついでにリング関係のCDも次々と発売されていた時期でもあったし、正直「ハイドンまで手(耳?)が回らないし・・・・・」という感じで躊躇していたのです。  でもね、やっぱり聴かずに済ますという選択肢だけはなかったみたいで、それから数年後、かなり時代から遅れた感じで結局は購入して、一部の有名曲だけは何度か聴いたものの残りはそのままほとんど手付かず状態になっているCDなのです。

KiKi はどうもハイドンの音楽ってあんまり好んで聴こうと思わないんですよね~。  もちろん大好きな曲はいくつかあるんですよ。  でもね、ハイドンっていうと忌まわしい・・・・とまでは言わないけれど、あんまり楽しくない思い出とセットになっちゃうんですよ。  と言うのもね、KiKi は一時期「音大に行こうかなぁ」と思って東京のとある音大の先生にレッスンしていただいた時期があるんだけど、その先生についていたとき、KiKi のピアノを弾くときの指の形を矯正するために与えられていた課題がハイドンのピアノ・ソナタだったんです。  

その曲自体は決して嫌いな感じの曲じゃなかったんだけど(ハイドンの曲って「嫌い!」と思わせる要素がそもそも少ないと思うんだけど 笑)、何せ指の使い方の矯正をしているわけですよ。  幼稚園入園前から中学生になるまで毎日毎日練習して、いわば無意識に使っている身にしみついちゃっている打鍵方法をいちいち直されちゃうわけですよ。  「そこはもっと指を立てて・・・・」とか「そこはもっと指のここを使って・・・・」とかね。  で、その矯正によって音の出方みたいなものに雲泥の差があって心地よい音楽になるならいざ知らず、使い慣れていない打鍵方法だから逆に音のコントロールがうまくできなくて、本人にとっては楽しくもなければいい音にも聞こえないんです、その段階では。  これが苦痛でねぇ。

もちろんそのレッスンを今の KiKi が批判したいと思っているわけじゃなくて、多分あの時点で矯正されたことによってその後の KiKi のピアノライフで躓かずに済んだことも色々あるんだろうとは思うんだけど、いずれにしろ KiKi にとっての「ハイドン」の強烈なイメージがあの「指の矯正練習の音楽」というものになっちゃうことだけは確か & 変えようがないんです。  そしてその時の苦しさを思い出すとハイドンってどことなく敬遠しちゃう・・・・・というようなところがあるんですよね~。  ところがそんなハイドンの作品の中でも、この交響曲は比較的聴いている機会が多いのですから、やっぱり演奏される機会も録音される機会も多い曲なんだろうと思います。

 

最近はこのエントリーでご紹介したインターネット・ラジオ OTTAVA に嵌ってしまっていて、なかなかCD鑑賞にまでは手が出ていない KiKi です。  まあ、傾向としてはクラシック音楽の全曲(例えば交響曲や協奏曲やソナタなんかの全楽章)がかかることはなくて、どちらかというとBGM系のどちらかというと静か目な音楽が1楽章だけ流れて、トークが入って、また別の曲の1楽章が流れて、トークが入るっていう感じなんですね~。  そういう意味では「きちんと音楽を聴くぞ!」という心構えで聴くクラシック番組ではなく、言わば「ながら聴き」をするクラシック音楽専門チャンネルっていう感じ。  でもね、例えばお料理しながら・・・・とか、お掃除しながら・・・・・のBGMには悪くありません。

iTunes がPCに入るようになってからは、音楽の流しっ放しっていうのは昔に比べると格段と楽になった(CDを入れ替えたりする手間がいらない)けれど、あちらは自分のコレクションに限定されちゃうので「あれ?  これ何だっけ??」っていう意外性の愉しみには欠けているところがあるけれど、こちらの放送だとイントロクイズを楽しむような気分が盛り上がるのもなかなか Good! です。  そして、ところどころに入るトークもちょっと得したような気分にさせてくれることがあるし、ラジオ番組らしく天気予報が入ったりするのもなかなか Good! です。  

インターネットラジオっていうのは電波放送じゃないから、恐らくLothlórien_山小舎でも楽しめるんじゃないかと思っているんだけど、通信環境が Poor だと音がぶつ切りになっちゃったりとかするんでしょうかねぇ。  これは今週末、テストしてみる必要がありそうです。 

ま、そんな中、本日も進めていきますよ、「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」。  今日はちょっと短めの音楽になっちゃいますけどね。  ま、てなわけで、本日の KiKi の1曲はこちらです。

ラヴェル 管弦楽版「亡き王女のためのパヴァーヌ」
DG F28G 22013 演奏:小沢征爾指揮 & ボストン交響楽団 録音:1974年~1975年

Ozawa_Ravel.jpg   (Amazon; 現在販売されているものでは多分これ)

この曲は KiKi にとっては「管弦楽曲として」・・・・というよりも、「ピアノ曲として」・・・・の音楽の方がおつきあいが長いんですけど、今では「管弦楽曲として」の音楽の方により親しみを感じます。  まあ、先日のこのエントリーでもお話したように、ラヴェルのピアノ曲がどちらかというと苦手な人間なので、その思い込みも多分に影響していると思うんですけどね。

因みにこの曲にはちょっと悲しい逸話があるんですよね。  それはね、ラヴェルって1932年、何かの都合で乗っていたタクシーが彼の自宅近くで交通事故を起こしてしまって、その時に受けた脳の損傷が原因で記憶障害になってしまうんですけど、そんな時にこの音楽を聴いて「この曲はとてもすばらしい。  誰が書いた曲だろう。」と言ったとか言わなかったとか・・・・。  本当か嘘か KiKi は不勉強のためよくわからないんだけど、ラヴェルってこの脳の障害がどんどん進行して、最後は廃人同様にして亡くなったということなので、この言葉を残したとされる段階ではまだ「記憶障害」だけで音楽の良し悪しを感じる感性・・・・というか、音楽を分析する力・・・・みたいなものは衰えていなかったっていうことですよね。  そういう芸術家魂みたいな部分は記憶よりも長続きするのかなぁと思うと、やっぱり「才能」っていうのはあるんだなぁと思わずにはいられません。

もっとも・・・・・

KiKi は今、ちょっと「アルツハイマー」に関して勉強していたりするんだけど、あの病気でも「記憶障害」は起こしていても、感情というか感性というかは、最初のうちは衰えない(逆に研ぎ澄まされたりもする)みたいだから、これは才能とは別物なのかもしれません。

 

 

 

ラヴェル 鏡

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今日もあまりパッとしないお天気みたいですねぇ。  まあ、もともと春って言うのは「春霞」な~んていう現象もあったりして、すっきりはっきり青い空という感じにはなりにくいのでしょうけれど・・・・。  ま、そんなはっきりしないお天気の中、「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」を先に進めていきたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ラヴェル 鏡
Hyperion CDA67341/2 演奏:A. ヒューイット(pf) 録音:2000年~2001年

41T4SVX0G7L__SL500_AA300_.jpg (Amazon)

KiKi はね、以前このエントリーにも書いたようにフランスもののピアノ曲って長い間どうも好きになれなかったんですよね。  その苦手意識の強いフランスものの中で最も苦手としていたのがラヴェルの音楽だったんですよね~。  あ、でもね、実はラヴェルの管弦楽曲にはそんなに苦手意識はないんですよ。  苦手なのはピアノ曲なんです。  でもね、このエントリーでお話した先生も、この先生の次に KiKi が師事した先生も、そしてその又次に師事した先生も、誰も彼もが口を揃えて(?)言うのは、「ラヴェル、やってみない?」  「あなたの音はラヴェルに向いていると思うんだけど・・・」という言葉でした。  まあ、そんな中、「いつまでも食わず嫌いじゃいけない。  ラヴェルのピアノ曲にもっと積極的に親しもうとしなくちゃ!」と考えて購入したのがこのCDです。  まあ、とにかく1度、ラヴェルのピアノ曲漬けになってみようかな・・・・と。  だからこのCDはラヴェルのピアノ曲全集。  購入した直後はまるで修行僧の如く一所懸命聴いていました。  でも・・・・・・。  

まあ、未だにごくごく一部の曲を除くとっやっぱりラヴェルのピアノ曲って正直なところ KiKi にはよくわからなかったりするのですが(響きという意味ではドビュッシーの方が好きだし、音楽的にはフォーレの方が好きだし)、のだめちゃんのヨーロッパ入りを記念しての演奏曲ですから、今日は可能な限りおめでたい気分を盛り上げながらこの難解な曲集を聴いてみることにしました。

「≪鏡≫は、私の和声法の発展の上で非常に顕著な変化を示している作品なので、これまでの私の作風に親しんでいた音楽家たちを全く当惑させるようなピアノ曲集になった。」

とはラヴェルご自身がこの曲集に関して語っている弁です。  まあ、KiKi の場合はお世辞にもラヴェルの作風に親しんできたとは言い難いアマチュア音楽愛好家なので、別に「鏡」じゃなくてもラヴェルの音使い・曲の構成には常に当惑させられっぱなしで、「鏡」だけが特別どう・・・・ということは全くないんですけど、この曲集はラヴェル音楽の中で KiKi が唯一若い頃から「う~ん、この曲はいい曲だなぁ・・・」と感じていた「水の戯れ」の延長線上にある音使いの音楽だなぁと思います。  でもね、「水の戯れ」はある種、とっても写実的な音楽だと思うんだけど、こちらはもっと心理的・・・・というか、思索的・・・・というか、要するにわかりにくい・・・・というか。  (そんな中、「道化師の朝の歌」だけはちょっと異色な感じがしますが。)

この曲集は独立した5つの作品で構成されています。

第1曲:蛾 (レオン・ポール=ヴァルグ; 詩人 に献呈)    
第2曲:悲しき鳥 (リカルド・ヴィーニエス; ピアニスト に献呈)  
第3曲:海原の小舟 (ポール・ソルド; 画家 に献呈)  
第4曲:道化師の朝の歌 (ミシェル・ドミトリー・カルヴォコレッジ; 音楽評論家 に献呈)  
第5曲:鐘の谷 (モーリス・ドラージュ; 弟子の作曲家 に献呈)

何となく曲のタイトルが醸し出す雰囲気と献呈された人の職業にイメージ的な重なりを感じちゃうような気がしませんか?  因みに、この5曲をそれぞれ献呈された上記の5名は、パリの芸術家グループ「アパッシュ」のメンバーでラヴェル自身もこのグループに所属し、彼らとは親しく交際していたことが知られています。  でもね、そんな親しい仲間たちであってさえも当初はこの音楽が理解できなかったらしいので、KiKi が「う~ん、難解な音楽だぁ。  よくわからん!」と思ってしまうのも致し方ないことかな・・・・と(苦笑)

  

春一番が吹いて、「暑さ寒さも彼岸まで」のお彼岸も過ぎて、暖かくなることを期待していたにも関わらず、ここ2-3日のうすら寒さはいったい何なのでしょうか?  お天気にも恵まれず、なんだかどんよりとした気分に陥ってしまいそうな雰囲気です。  そしてそれに追い討ちをかけるかのように、いつもお邪魔している yokochan さんのブログでこんなエントリーを発見してしまい、「なんちゃってワグネリアン」を自称(?)している KiKi の気分はさらなるドヨヨ~ン・モードです。  でも、そんなことではいけないのです!  何はともあれ「春の訪れ」でなくちゃいけない時期なのです!  ま、てなわけで、本日の KiKi の1曲は「白いショパン」(by のだめ)を聴いてみました。

ショパン 前奏曲集 Op. 28
DENON COCO-80563 演奏:ヴラド・ペルルミュテール(pf) 録音:不明

《本日画像はありません》  (Amazon)

 

このCDはね、KiKi がまだ横山幸雄さんのファンだった頃、彼が「学びたい!」と思ったらしいピアニストの演奏を1度は聴いてみよう!と思って購入したものです。  当時の横山さんはショパンの音楽をメインのレパートリーにされていた(演奏会等で取り上げることがダントツで多かった)ので、どうせ聴くならやっぱり「ショパン」でしょ・・・・・みたいな感じで(笑)  でもね、実はこの方、「ショパン弾き」として・・・・・というよりは、「ラヴェル弾き」として・・・・・・の方が有名だったりするんですよね~。

実はこのペルルミュテールさん。  ラヴェルの直のお弟子さんだったことがあって、彼に師事しているときに、ラヴェルご本人から印刷・出版されている譜面には表記されていない、いわば裏の記号・・・・のようなものだとか、その他作曲時に意図していたことなんかを徹底的に仕込まれた人なんですよね。  ラヴェルは20歳そこそこだったペルルミュテールを「小さな真珠」と呼んで、その才能を愛したといわれています。  余談だけど、KiKi は一応♀なので、もしもラヴェルから「小さな真珠」と呼んでもらえたとしたら素直にものすご~く嬉しいと感じると思うんだけど、♂のペルルミュテールさんはどうだったんだろう??  まあ、「芸術性」に対する評価として嬉しく感じられる・・・・というのは頭では理解も想像もできるんだけど、是非1度ご存命中にそのあたりの心境を伺ってみたかったなぁと思ってしまいます。

ま、それはさておき、この曲です。  いくつかのショパン & ショパンの前奏曲を聴いてきた KiKi だけど、これほどあっさりとした演奏はそうそう滅多にお目にかかれるものではありません。  でもね、この人の演奏に対して使っているこの「あっさり」というのは決して「退屈」とか「薄っぺら」とかっていう悪い意味じゃなくて、強いて言うなら「演奏者の作為性・エゴ」みたいなものが希薄・・・・・という感じでしょうか。  

 

Podcast 研究中

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えっとですね、ここ数日というもの KiKi は新しいことの研究に励んでおります。  それは、Podcast。  あ、別にインターネットラジオもどき・・・・をやろうな~んていう大それたことを考えているわけではないんですよ。  ただ、KiKi がネット落ちしている間(要は「落ちこぼれ会計人の Music Diary」の更新がストップしてから、ここ「Lothlórien(ロスロリアン)」 を開設するまでの間)にサイバースペースではいろんなことが起こっていたようで・・・・・。  

で、巷をにぎわしている Twitter なるものも一応登録だけはしてみたんですけど、あれはどうにもこうにも、どう使えばいいのか、KiKi にはさっぱり???なのです。  そもそも長文系のブログを書いている KiKi と Twitter は相性があんまりいいようには思えないし・・・・・(と、友人にも言われたし・・・・・)。  そもそも iPhoneも持っていないし・・・・・(持っている友人がしょっちゅう充電しているのを見ていると買う気にもならないし・・・・・・)。  携帯電話のメールも受信することはあってもほとんど送信することがない(Keyboard と違って打つのが面倒くさい ^^;)し・・・・・。

思い起こせば、いわゆる「パソコン通信」から始まって、「インターネット」も、「HP開設」も、「ブログ」も、そこそこ(時代の先端とまでは言わないけれど)タイムリーに乗っかってきた KiKi としては、やっぱりちょっと最近の「時代から取り残されかけている感」には焦り・・・・・・のようなものを感じておりましてねぇ・・・・・・。(← 嘘です ^^;)  一方でめちゃめちゃアナログ的な山小舎暮らし(通信環境は未だに ISDN だし・・・・)を目指している以上、先端技術から遅れがちなのはある種当たり前って言えば当たり前なんですけどね(笑)。

実はね、今回、静岡県の実家に帰ったとき、ちょっとだけ KiKi にはショックなことがあったんですよね。  それはね、父宛に届いていた1枚のはがきがきっかけでした。

わが両親は年齢こそかなりいっちゃっているんですけど意外と「新し物好き」で、老境にさしかかってからも結構頑張って新しいことにチャレンジしてきていた人たちなんですよ。  70の手習いでパソコンを覚え、インターネットも ADSLだの光だのっていうものがこの世にはなかった時代(要するにLothlórien_山小舎と同様、ISDN の時代)に始めたし、「目が悪いからボタンが見難い・・・・・」とブツブツ文句を言いながらも携帯電話を持ったりもして・・・・・。  で、今回父宛に届いていたのは NTT Docomo からの Mova → FOMA のオススメはがきだったんですよね。  ところがそこに書かれていることが何を意味しているのか、両親にはまったく理解できないのだそうな・・・・・。  

そもそも自分が持っている携帯が Mova であるという自覚もなければ、FOMA がなにものなのかも知らないわけだから、理解できないのは当然と言えば当然なんだけど、辛うじてその程度なら理解できている KiKi も、そんな両親の姿を見ていて、最近では KiKi 自身も「よくわからない言葉が多い」ことを再認識しちゃったんですよね~。  で、わが両親はあの年齢でオロオロしているから気の毒といえば気の毒だけど、でもまあ、どちらかと言えば「ここまでよく頑張ってきたよね♪」っていう感じだけど、このままいくとあれはひょっとしたら数年後の KiKi の姿???とか思っちゃうとちょっと早すぎるかな・・・・・と。  一応まだ現役世代に属しているわけだから、「興味ない、手を出さない」というのならともかく、「知らない、わからない、理解できない」というのはちょっと・・・・・とか思っちゃったわけ。

で、どう使えばいいのか、皆目見当もつかない Twitter には手を出してみたんだけど、こちらはあえなく脱落・・・・・・ ^^;  で、ふと気がついたのは、そういえばもう1つ、KiKi がまだ手を出していない世界に Podcast っちゅうもんがあったなぁ・・・・・と。  そういえばず~っと昔、HPを開設していた頃、音楽ファイル(MIDI とか MP3 とか)を配信してみるな~んていうことを目論んでいたこともあったなあ・・・・と。  あの頃は検討だけはしてみたけれど、お金(機材とかソフトとか)と時間(公開できるレベルの素材を作る時間)が追いつかないということで、や~めた!となったんだけど、ひょっとしてあれって Podcast なら比較的簡単にできちゃったりするのかなぁ・・・・・・とか思っちゃったわけです。  (まあ、相変わらず公開できるレベルの素材を充実させられる自信はあんまりないんですけどね ^^; )

 

「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる」企画。  基本的には第1巻から順次聴いていっているのですが、ここのところは「マラドーナコンクール」あたりの物語に出てくる音楽がレンチャンのため、ピアノ曲が多いのが KiKi には嬉しいところです。  決して KiKi はピアノ曲しか聴かないクラシック音楽愛好家ではないのですが、それでもやはり聴いてきたキャリア(?)みたいなものは、ピアノ曲がダントツですから・・・・(笑)  それにね、ピアノ曲の場合、KiKi には別の楽しみもあるんですよね。  それはこのブログで何度もお話している「いつかは弾きたい曲リスト」の更新作業(?)に寄与しちゃうということ。

まあ、そろそろ残りの人生のカウントダウンと曲数のせめぎあい・・・・みたいなものに頭を悩ませなくちゃいけない年代には入っているんだけど、面白いもので20年前は「いつかは絶対弾けるようになるんだ!」と思っていたはずの憧れの曲が、最近聴いてみると「う~ん、これはもういいか・・・・」と感じたり、逆に15年位前には興味の欠片もなかった曲が、今は「これはやっぱり弾いてみたい!」と感じたり・・・・・。  

人間っていうのは基本的にはそんなに大きくは変わらないものじゃないかとは思うんだけど、こういう些細なところでは「何でだろ?」と思うようなことが色々起こっているんですよね~。  自分の変化ってなかなか如実に感じる機会は少ないと思うんだけど(人から指摘されて気がつくことはあっても)、KiKi は二重線で消した跡がいっぱい残っていて、隅のほうが破れていたりするこの「いつかは弾きたい曲リスト」を眺めるたびに、「へぇ、私の興味ってこんな風に変わってきているんだ!!」と新たな発見があって、それもまた楽し♪って感じです。

ま、それはさておき、本日の KiKi の1曲はこちらです。

モーツァルト ピアノソナタ第8番 K. 330d (310)
DENON COCQ-83689-93 演奏:I. ヘブラー(pf) 録音:1986年8月

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KiKi にとってモーツァルトのピアノソナタのスタンダードはヘブラーの演奏(但し旧盤)でした。  この新盤は比較的最近入手したのですが、これまであまりちゃんと聴いたことがなかったので、今回、のだめちゃんがマラドーナコンクールで弾いたこのソナタでじっくり堪能してみようと思い、今日はこのCDをピックアップしました。

この曲をはじめて聴いたのはおそらく小学校の中学年の頃だと思うんですよね。  その頃の KiKi にとってこの曲はなんだかとっても大人っぽい曲に感じられました。  やっぱりモーツァルトのピアノソナタの中では珍しい短調の曲だった・・・・ということもあるだろうし、何となく重苦しいような付点リズム、不協和の前打音と、およそ当時の KiKi にしてみると「モーツァルトらしからぬ音楽」に思えたんですよね~。  当時はまだ、ト短調交響曲なんかをじっくりと聴いてみる前だったから、とにかく KiKi にとってのモーツァルトは「明るくて軽快」であったはずなんですよ。

でもね、大人になった今、「モーツァルトのピアノ曲の中でどれが好きですか?」と聞かれれば、KiKi は迷わずこの曲を候補の1つにあげるだろうと思います。  そして、昔であれば「モーツァルトらしからぬ音楽」だと思っていたこの曲ほど「モーツァルトらしい音楽」はないんじゃないかとさえ思うんですよね~。

 

 

さて、本日は KiKi はLothlórien_山小舎ではなく、今のところは東京におります。  午後からはちょっと色々ありまして実家(静岡県は沼津市の近く)へ行く予定です。  今はとりあえず洗濯が終わるのを待っているところ・・・・。  昨日のうちに洗濯を終わらせよう!と当初は思っていたのですが、な~んとなく、「う~ん、なんかめんどくさいなぁ」と思っているうちにあっという間に夜が更けてしまい(^^;)今日になだれこんでしまいました。  まあ、人間、そうそうなんでも予定通りには行動できないものです。  特にこの年齢になると・・・・・・ ^^;

で、この待ち時間を利用して、「のだめに出てくる音楽を聴いてみる企画」の続きの音楽をすすめていきたいと思います。  ちょうど今はのだめちゃんの「マラドーナコンクール」がらみの音楽を聴いているタイミングなので、KiKi にとってはもう何度も、何度も聴いてきた音楽が続くので、ある種聞き流しができちゃうのが、こういう待ち時間での音楽鑑賞はピッタリです。  (ベートーヴェン先生、聞き流しなんて言っちゃってごめんなさい・・・・・)

ベートーヴェン ピアノソナタ第23番 Op. 57 「熱情」
PHILIPS 432 317-2 演奏:C. アラウ (pf) 録音:1965年9月

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この曲は本当に KiKi のこれまでの人生で何度聴いたことか!!  いわゆるピアニストの演奏でも実演・録音を含め60回以上は聴いているし、アマチュアの演奏(要はピアノ発表会での演奏)も含めると100回以上は聴いているのではないでしょうか。  そんな中で KiKi のお気に入りはやっぱりアラウのこの演奏なのです。

日本人は昔から「タイトル付きの曲」が大好き♪という習性(?)のようなものがあって、この曲とソナタ第8番の「悲愴」、ソナタ第14番の「月光」の3点セットを「ベートーヴェン3大ピアノソナタ」な~んていう風に呼んで、KiKi の住んでいた田舎のレコード屋さん(クラシックコーナーが悲しくなるぐらい少ない)であってさえも1枚ぐらいはLPが置いてあった・・・・そんな超がつく有名曲です。  比較的記憶に新しいところではNHKの朝ドラで宮崎あおいちゃんが主役だった(タイトルは忘れた)ドラマで、彼女の相手役だった黒木君 福士誠治君のテーマソングでもありました。  

話は戻って、田舎のレコード屋さんでも確実に入手できるレコードだったという背景もあって、中学生時代とか高校生時代の KiKi はお小遣いをためてはそんなLPを1枚、1枚集めていってそれを宝物のように大切に大切に、何度も何度も聴いたものでした。  そう、考えてみると KiKi はクラシック音楽好きな人たちの「聴き比べの楽しみ」なるものを、「他の演奏家だったらどんな演奏をするんだろう?」という興味から・・・・と言うよりは、田舎のレコード屋さんの入荷状況にあわせて(あわせることを余儀なくされて?)始めたような気がします(苦笑)。

でね、中学生~大学2年生ぐらいまでは、ほんと、「レコードが擦り切れるかと思われるほど」何度も何度も聴いたこの曲だったんですけど、その反動からかCDの時代になってからは逆に KiKi はこの曲を聴く回数はめっきり減ったように思うんですよね~。  そんなこの曲を久々に何かのはずみで聴き直してみて、思わず「うん?」となって、「あれ?  も、1回」「も、1回」と何度も何度も聴き直しちゃったのがこのアラウの演奏でした。

 

さて、ちょっとこちらのブログを放置してしまっていたので、今日はこの間に聴いた音楽(決して今日の1曲ではなかったのですが・・・・ ^^;)の中から「のだめに出てくる音楽を聴いてみる」企画の続きにあたるピアノ曲をご紹介したいと思います。

ブラームス パガニーニの主題による変奏曲 Op. 35
LONDON POCL-9026/31 演奏:J. カッチェン (pf)

(画像はありません)  (Amazon)

 

KiKi はブラームスの演奏に関して言うならば、結構このジュリアス・カッチェンの演奏が好きでねぇ。  特にこの曲のようながつく難曲・技巧系の音楽だとついつい手が伸びちゃうのがカッチェンのCDなんですよね~。  

ブラームスが14の変奏曲 x 2冊 で作曲した、全28曲のこの変奏曲。  実はKiKi は個人的にはあんまり好きじゃないんですよね~。  な~んとなく、技巧ひけらかし系の音楽で、ブラームスらしくなく、どこか派手で(まあ主題がパガニーニだから仕方ないかもしれないんだけど)、「ブラームス、似合わないよぉ・・・・」と言いたくなっちゃうんですよ。

まあ、KiKi のこの印象は、ここ○十年というもの、この曲の実演は演奏技巧に自信たっぷりの若手演奏家の演奏ばかり聴いてきていて、少々辟易としている・・・・というのもあるのかもしれません。  でもね、あのクララ・シューマンをしてこの曲のことを「魔術師の変奏曲」と呼んでいるくらいだから、やっぱりあまりにも技巧的な面が表に出ている曲集なんだと思います。  そういう意味ではいかにも「瀬川君が弾きたがりそうな曲」だと思うんですよね~(笑)。  

でもね、KiKi にそんなことを言われなくても、ブラームスご本人もこの曲に関してはかなり複雑な想いを抱いていらしたようで、発表する際に「精巧な指のための練習曲」な~んていう仮面をかぶせて出版することに執拗なまでに拘ったのだとか・・・・。  で、楽譜出版会社のほうは「練習曲でござ~い!」な~んていうことを大々的に表示すると、売れ行きに影響を及ぼすんじゃないかと恐れて、しぶしぶ、申し訳程度にちっちゃな文字で「練習曲」と入れたのだとか・・・・。

      

ドビュッシー 喜びの島

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週末から週明けにかけて、ぱっとしないお天気が続いています。  こんな風にお天気が思わしくない季節、どうも KiKi は頭の芯が痛かったり重かったりと、寝込むほどではないのですが「何となく調子が悪い」という状態に陥ります。  それもこれもどうやら気圧のせい・・・・らしいのですが、もっと若かった頃にはお天気の様子で体調が左右された覚えはないので、これも年齢のせいなのか・・・・と落ち込み気分に拍車がかかります。  でもまあ、人間はロボットではない証拠!とも言える訳です。  そして人間が動物とは異なるのは自分の気分の持ちようをコントロールする知恵っていうものがあることです。

こんな日はちょっと気分がキラキラする音楽に触れるのが一番です!  ちょうど「のだめ音楽を聴いてみる」企画の次の曲も「喜びの島」とキラキラ・ピカピカでぴったり(?)じゃありませんか!!  ま、てなわけで、本日の KiKi の1曲はこちらです。

ドビュッシー 喜びの島 
EMI TOCE-8176 演奏:サンソン・フランソワ(p) 録音:1968 - 1969年

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この曲、のだめ(ドラマ)の中では「恋人(人妻)とハネムーンにいったドビュッシーが、恋しちゃってルンルン♪」というような紹介のされ方をしちゃっていたけれど、KiKi がかつてレッスンのときに先生に教えられた逸話としては「恋しちゃってルンルン♪」というお話ではなく、ドビュッシーがロココ時代の画家ワトーの作品「シテール島への船出」を観て得たインスピレーションで作曲した曲・・・・ということだったんですよね~。  まあ、当時はまだ幼かった KiKi 相手に「不倫相手と逃避行したドビュッシーが恋に我を忘れてルンルン♪」とは言えなかったのかもしれないけれど、ドビュッシーの極めてプライベートな気分と絵画から得たインスピレーション、本当のところはどっちだったのかとても興味のあるところです(笑)

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↑ ワトー シテール島への船出

因みに、のだめでの解説、「恋しちゃってルンルン♪」が頭に残った状態で、この絵(↑)をつぶさに観ていくと、「若さと愛が溢れる宴の席でルンルン♪」というような気がしてきます。(苦笑) 

で、シテール島っていうのはギリシャ神話に出てくるキュテラ島のフランス読みで、愛の女神ヴィーナスが西風の神ゼピュロスによって運ばれた島で、そこから転じて独身者がこの島へ巡礼をおこなえば必ず好伴侶が見つかるという話が生まれ、絵画や詩の題材になったのだ・・・・・というようなことが理解できている今、その話と「恋しちゃってルンルン♪」を Mix して再度この絵を眺めてみると、単に「若さと愛の宴でルンルン♪」という以上に、「(シテール島で)伴侶も見つかったし、子宝にも恵まれちゃったしルンルン♪」という感じがしてきます(笑)

で、そんなことを感じながら、この曲を再度聴きなおしてみると、以前は音のきらびやかさや音色の艶っぽさが際立った特徴だと思っていたこの音楽にもっとエロティックな高揚感・・・・みたいなものを感じるような気がしてきました。

う~ん恐るべし!  のだめ効果!!!

 

リスト 超絶技巧練習曲

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連日のショパンの音楽付けの KiKi の耳を休ませるために、「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる」企画の次の曲に進んでみたいと思いました。  でね、チェックしてみたんですよ。  そしたらねぇ・・・・・うへぇ!  リストかよ!!  しかも超絶技巧練習曲かよぉ!!!  ヘビーですねぇ。  分厚いレアのビフテキ並みのコッテリ感ですねぇ・・・・・。  で、その次は・・・・と言えばドビュッシーの「喜びの島」。  う~ん、今日の気分は「喜びの島」って言う感じじゃないんですよね~。  今日はLothlórien_山小舎へ向かう日なので、「喜びの山」っていう曲ならいいんだけど・・・・。  で、その次は・・・・・と言えばブラームスの「パガニーニ・ヴァリエーション」とこれまた重量級。  ま、こうなったら素直に順番に聴いていこうと心を決めました。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

リスト 超絶技巧練習曲
PHILIPS 416 458-2 演奏:C. アラウ(pf) 録音:1974-1976

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KiKi がこの曲の存在を知ったのは中学3年生の時でした。  その年のピアノ発表会で KiKi は何としてもリストの「ハンガリアン狂詩曲 第6番」を弾かせていただきたくて、先生にそのお願いをしていました。  すると先生は「それは構わないけれど、発表会当日はもうだいぶ寒くなっているから、いきなりハンガリアン・ラプソディを弾くんじゃなくて、指慣らしに何か持ってこないとねぇ・・・・」と仰いました。  「まあ、リストの前だからやっぱりリストかしら?」と先生はご自分の楽譜棚からリストの楽譜を何種類か引っ張り出していらっしゃいました。  で、最後に残ったのがこの楽譜(↓)でした。

41Y79Q7H83L__SL500_AA240_.jpg (Amazon)

う~ん、この画像だと「リスト集」の下に書かれている収録楽曲の名前が見えないですかねぇ・・・・。  実はそこの第1曲目にあの恐ろしい「超絶技巧練習曲」という文字が書かれているんですよね。  でね、KiKi はそのタイトルに思わずビビッちゃったんですよ。  だって「超絶技巧」ですよ。  単なる技巧じゃなくて「超絶」なんですよ。  因みに広辞苑で「超絶」を調べてみると

①他よりもとびぬけてすぐれていること
②(哲)→超越②ウに同じ

とあります。  でね、KiKi はこの時この広辞苑の②の意味にはまったく考えが及ばなくてこの「超絶技巧練習曲」≒「超人的な離れ業をやってのけるための練習曲」っていう風に解釈して「うへぇ!  リストを弾きたいな~んてぬかしている KiKi は大馬鹿者かもしれない・・・・・汗」といきなり意気消沈。  で、「あの・・・・やっぱりリストはやめておいたほうがいい・・・・かもしれない・・・・・。」な~んていう会話があったんですよね~。  

ま、余談ながら、結局、その発表会では弾きましたよ、リスト。  「ハンガリアン・ラプソディ」と「パガニーニ・エチュード」から「狩」を・・・・・。 

それはさておき、その最初の「超絶技巧練習曲」という文字との出会いからず~っと10年ぐらいというもの、KiKi にとっての「超絶技巧練習曲」のイメージは相変わらず「超人的な離れ業をやってのけるための練習曲」だったのです ^^;

でね、じゃあ、広辞苑の超越のところの②ウに何が書いてあるかっていうとね、そのまま転載すると

②(哲) Transzendenz(独)
ア: もともとはこの自然的世界を超えるものとしての神についていう
イ: 中世哲学では、範疇を超える概念のこと。  存在・もの・あるもの・一・真・善・美など
ウ: カントの用語。  あらゆる可能な経験をこえる形而上学的対象およびそれに関する認識を超越的(Transzendenz)と呼び、超越論的(先験的)と区別した。
エ: 現象学では、意識のうちにあるものを「内在」といい、意識の外にあるものを「超越」という。 
オ:  実在哲学では、実存することは現存の自己を超えることであり、それを「脱自」あるいは「超越」と呼ぶ。

とあります。  この中の(ウ)だから、カントの用語なんですよね~。  で、哲学専攻ではない KiKi にはこの広辞苑の説明はさっぱり理解できないんだけど(^^;)、要するに表層的な技巧がどうたらこうたらという類の練習曲ではないらしいっちゅうことですわ。  確かにこの練習曲は技巧的にもそんなに安易なものじゃなくて、あのシューマン博士をしてこんな風に言わしめています。

この曲は巨匠による演奏で聴かなければならない。  できる事ならば、リスト自身による演奏がいいだろう。  しかし、たとえリストが弾いても、あらゆる限界を超えたところや、得られる効果が、犠牲にされた美しさに対して、充分の償いとなっていないようなところでは、耳障りな箇所がたくさんあるだろうと思う。

嵐の練習曲、恐怖の練習曲で、これを弾きこなせる者は世界中探してもせいぜい10人くらいしかあるまい。  へたな演奏家が弾いたら、物笑いの種になる事だろう。

ま、とは言うもののリストがこの曲のタイトルに込めた意味っていうのは、指先の卓越したテクニックを磨くためのものではなく、演奏家はこれらの曲を演奏するに際し、自我を超越してその先にある深遠なものを表現する努力をしなくてはならないし、聴衆にも演奏家が紡ぎだすそれを聴き取ってもらいたいっていうことだったんだろうと思うんですよね。

なんで、こんなことを長々と書いてきたかって言うとね、KiKi は皮相的な技巧だけでCDを選ぶなら、この曲の鑑賞には今日ご紹介している「アラウ盤」は選ばなかっただろうから・・・・なんですよ。  多分「キーシン盤」か「横山幸雄盤」、そうでなければ「ベルマン盤」とか「シフラ盤」かもしれません。  でもね、そんな中で KiKi のこの曲の一番の愛聴盤 & スタンダードはやっぱりこの「アラウ盤」なんですよね~。    

昨晩、たまたまショパン生誕200年記念番組「NHK ハイビジョン特集 仲道郁代 ショパンのミステリー 特別編」という番組を観たので、何かを書き残しておきたい衝動にかられPCに向かっています。

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う~ん、ショパン!!  小学校高学年から中学生の頃の KiKi のアイドルはショパンでした。  やっぱりピアノを習う人(それも特に女性)にとってショパンっていうのは憧れる時期なくしては通れない作曲家なんじゃないかしら。  それに学校の音楽室に飾られていた作曲家の肖像画の中では一番ハンサムだし・・・・(笑)  KiKi もご他聞にもれずそんな1人でした。  仲道さんのお嬢さんじゃないけれど「子犬のワルツって可愛い 266.gif」とか、「幻想即興曲って素敵 266.gif」とかね♪  

でもレッスンが進んでいってショパンのエチュードあたりを習うようになると「う~ん、ショパンって難解だぁ・・・・」と思い始めるんですよね~。  KiKi もねぇ、他の作曲家の音楽を知るようになった・・・・っていうのもあるんだけど、それ以上にショパンのエチュードをレッスンの課題曲としてもらうようになってから、少しずつショパンから遠のいていったような気がします(笑)  あ、決して嫌いになったわけじゃないんですよ。  その証拠に高校生になったばかりの頃の発表会では自分から望んで「スケルツォ第2番」を弾かせていただいたぐらいですから・・・・。

そんなKiKi ですが、正直なところ、大人になってからのレッスンでは「エチュード」こそさらうことはあってもその他のショパンの曲からはどうも遠ざかり気味であることに、昨日、この番組を観ていて改めて気がつきました。  そう言えばずいぶん長いことショパンの曲を弾いていないなぁ・・・・・と。

でね、KiKi がベートーヴェンやらブラームスやらシューベルトやらシューマンに傾倒している間にふと気がつけば今年は「ショパン生誕200周年」のメモリアル・イヤーなんだそうです。  さほど興味のなかった「メンデルスゾーン生誕200周年」だった昨年は「せっかくのメモリアル・イヤーなんだから無言歌でも弾いてみようか?」な~んていうことを考えていた(実行はできなかったけれど ^^;)にも関わらず、かつてのアイドルのメモリアル・イヤーには何の感慨もなく2ヶ月という貴重な時間を無駄にしてしまったとは何たる不覚!!  これは反省ものです。      

ま、てなわけで、この番組を観ながら思ったこと。  今年は久々にショパンに取り組んでみようかな・・・・と。  で、可能であれば同じくメモリアル・イヤーのシューマンも。  シューマンの場合は、KiKi は何に取り組みたいのかとっくの昔に決まっているんです。  KiKi の「いつかは弾きたい曲リスト」の不動のトップ5にランクインしていて、ず~っと憧れだった曲、「クライスレリアーナ」です。  この曲だったら、このブログのもう1つのテーマ「本」とも関連が深くて、積読状態になっている ETA ホフマンの「クライスレリアーナ」を読破するという目標も達成できるし・・・・・・。

さて、問題はショパンです。  弾いてみたい曲は数多くあれど、何を手がけるべきか・・・・。  はっきりしていることは「エチュード」だけは今回の選曲からは外したいなぁ・・・・ということです。  せっかくのメモリアル・イヤー、やっぱりある程度の大曲に取り組みたいような気もするし・・・・・。  ま、てなわけでこの番組を観てからはひたすら手持ちのショパンのCDをとっかえひっかえ聴き直している KiKi がいます ^^;  つい昨日のエントリーでは「最近ピアノの練習はサボリ気味」って書いたばっかりなのにねぇ・・・・・・。

 

最近はちょっとピアノの練習をサボリ気味の KiKi。  いえね、週末はLothlórien_山小舎へ到着すると真っ先にピアノの蓋は開けるんですよ。  でもね、昼間は力仕事(薪切りとか材木運びとか)で忙しいでしょ。  で、3度の食事の支度とか、1週間分のお洗濯とか、お掃除とか、薪ストーブの見張りとかもあったりなんかして、なかなかピアノの練習のためのまとまった時間をとるのが難しかったりするんですよね~。  ま、それやこれやで疲れちゃうっていうのもあるんですけどね ^^;  でね、ただ単に疲労感だけだったら「意志の力」とか「レッスンの習慣化」とかで何とかなったりもするのですけど、1時間以上チェーンソーのビリビリという振動に耐え続けた腕とか、女の細腕で材木を運んだ後の肩な~んていうのははっきり言って使い物にならなかったりもするんですよね。  ウィークデーはウィークデーで仕事やら家事やら何やらかにやらであっという間に夜になっちゃって、ま、明日・・・・・という気分になっちゃうし。  

ま、そんなこんなで実際にピアノに向かう時間はめっきり減ってしまっている KiKi だけど、「ピアノのお稽古で大切なのはピアノに向かう時間だけじゃない!」ということで、せめてもの言い訳として譜読みぐらいは習慣化しようと頑張っています。  譜読みの教材(?)にもってこい・・・・・と KiKi が勝手に思っているのが、バッハの音楽です。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲(曲集)はこちらです。

バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻
LONDON POCL-4355/6 演奏:A. シフ(pf) 録音:1985年10月28-31日

41JDC23M67L__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)

現在では平均律クラヴィーア曲集は第1巻、第2巻に分かれ、そのどちらにも「平均律」という名前が冠されていますが、このCDのライナーノーツによればバッハ自身の命名は若干異なっていたとのことです。

ま、難しくて専門的なお話は可能な限りはしょってできるだけ簡単にまとめてみると、バッハの時代にようやく有弦鍵盤楽器の調律方法が安定してきて、新しい調律方法で調律された楽器だとすべての調整がそこそこ美しく響くようになったのだそうな。  で、第1巻をすべての調性で作曲したバッハ自身がその曲集に与えた名前が「ほど良く調律されたクラヴィーアのための曲集」というものなのだそうです。  なるほど~。  随分以前にこのエントリーで KiKi がレッスンを受けていた先生が「曲は曲の全集を通して演奏して初めて形になるのです。」と仰ったというエピソードをご紹介したけれど、こんなバッハのお話を聞くと、確かにバッハはこの曲集をバラバラに演奏することではなく、全曲を通して演奏することを想定して書いたんだなぁ・・・・と納得させられたような気分になります。

で、第1巻の完成からほぼ20年後、第2巻が編まれたのですが、その際バッハの命名からは「ほど良く調律されたクラヴィーアのための」という文言は消え、「24の新しい前奏曲とフーガ」というものだったのだそうです。  まあ、曲の構想だとかスタイルが第1巻と同じ・・・・ということで後の世の人たちがこの第2巻は明らかに第1巻の続編であると定義づけ「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」と呼ばれるようになり、今ではその名が定着しているのだとか。  へぇ、そうだったんですねぇ。

こういうお話ってピアノのレッスンの友、全音あたりの楽譜だとまえがきに日本語で書いてあったりするんだけど、KiKi は「平均律」に手を出す頃にはほとんどの楽譜が「ヘンレ版」という外版になってしまっていたので、その楽譜にも一応「まえがき」らしきものがあるんだけど、読めない(涙)ので今日の今日まで知りませんでした(苦笑)      

今日は雨降り・・・・・。  Lothlórien_山小舎への移動が待っているんですけどお天気は(と言うより路面は)大丈夫なんだろうか??  一応このブログの左サイドバーに「山小舎のお天気」ということで Yahoo 提供のお天気情報を出すようにしてあって、それを見る限りでは大丈夫そうなんですけど、このお天気情報は基本的に前橋あたりのお天気だしなぁ・・・・・。  ま、ビクビクしていても始まりません。  とりあえず音楽でも聴いて心を落ち着けたうえで出発したいと思います。  てなわけで、今日の KiKi の1曲は心を静めるにはピッタリの楽器、チェロの音楽です。

サン=サーンス チェロ協奏曲第1番 Op. 33
Mercury 432 010-2 演奏:J. シュタルケル(vc) & ドラティ(cond): ロンドン響 録音:1964年6月

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サン=サーンスの音楽って実は KiKi はさほど聴きこんでいないんですよね~。  子供時代から大学生ぐらいまではどちらかと言うとドイツ3B & ピアノ曲に傾倒していたし、ピアノ曲の中でもフランスものはあんまり得意としていなかった KiKi にとって要するに「おふらんすもの」っていうのはあまり魅力ある存在ではなかったんですよね~。  極論すると

「サン=サーンス?  ああ、あの白鳥で有名な『動物の謝肉祭』の人ね。  あと、パイプオルガンが印象的な交響曲の人。  それ以外に何か有名な曲があるの?」

っていう感じでした。  そんな KiKi がサン=サーンスの音楽に目覚めたのはこのエントリーでご紹介した曲に出会った時でした。  たまたま KiKi の友人がこの曲をマリンバで演奏したい・・・・と、ついては伴奏をお願いしたい・・・・・と言われなければ、ひょっとすると KiKi は今でもサン=サーンスの音楽は「動物の謝肉祭」と「オルガン交響曲」しか知らなかったかもしれません。  実際、サン=サーンスの音楽のCDって KiKi のCDライブラリーの中では未だに情けないほど少ないし・・・・・(苦笑)

その少ないCDライブラリーの中であってさえも同曲異演が4組もあるのがこの協奏曲です。  どうしてこの曲ばかりそんなにいっぱいあるのか(いっぱいと言えるほどの枚数でもないけれど ^^;)と言えば、KiKi が一時期チェロに嵌っていたから・・・・(笑)なんですよね~。  ただでさえチェロ協奏曲ってピアノやヴァイオリンなんかに比べると数が少ないので、何となく増えちゃった・・・・。  そんな感じです。  でね、KiKi のこの曲のスタンダードは実はデュ・プレの演奏したものなんだけど、たまには他の奏者のものも聴いてみなくちゃ・・・・・というわけで本日ピックアップしてみたのがこのシュタルケルのものです。

 

 

  

ここのところ純粋な音楽鑑賞のエントリーを書いてこなかった KiKi。  昨日書いたエントリーも音楽鑑賞しながら・・・・・のものではあったけれど、どちらかというと「ラッカムの素敵な挿絵の本、ご紹介」っていう感じのエントリーになっちゃっていましたものねぇ(苦笑)  ま、てなわけで久々に「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみるシリーズ」を決行したいと思います。  で、のだめエントリーをチェックしていたら、なんと今回は久々にピアノ曲じゃあ~りませんか!!  しかも、ドラマ版のだめでもかなりの印象度で演奏されていたこの曲でした。  ま、てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

シューベルト ピアノソナタ第16番 D. 845 (Op. 42)
DECCA 440 305-2 演奏:A. シフ(pf) 録音:1993年
 
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実はKiKi が持っているのはこの(↑)盤ではなくて、まだ1枚ずつリリースされていた頃にコツコツと集めた盤なんですけど(こちら)、まあ、中身は一緒(但しこの盤はシューベルトピアノソナタ全集)なのでとりあえずこちらでリンクしておきますね。
 
KiKi はね、実は昔はシューベルトのピアノソナタってあんまり好きじゃなかったんですよね~。  シューベルトのピアノ曲だったらソナタじゃなくても「即興曲」や「さすらい人幻想曲」の方が素敵だし、だいたいなんとなく冗長な感じがするし、ついでに番号体系がしっかりしていなくてわけわかんないし・・・・^^; って思っていたようなところがあるんですよ。  でもね、そんな KiKi の「シューベルトのソナタ嫌い」を払拭してくれたのが以前このエントリーでご紹介したブレンデルによる最後の3つのソナタの演奏でした。
 
で、次に出会って感銘を受けたのがこちらのエントリーでご紹介したラローチャのもの。  さらにアラウの演奏に出会うに至って「おやおや、こりゃシューベルトのピアノソナタを侮っちゃいけないぞ!」と思うに至ったのです。  ま、そんなこんなで「シューベルトのピアノソナタ嫌い」がほぼ完治した頃にシフがシューベルトのピアノソナタ全集の録音に取り組み始めたというニュースを耳にしました。  当時のシフはバッハの演奏(こちら)で再評価されていたりしたということもあって、「この際、シューベルトのピアノソナタ全集はシフで集めよう!」と思った・・・・・というわけです。
 
この曲は「のだめ」ではマラドーナ・コンクールの演奏曲として紹介されていて、のだめちゃんのこの曲の演奏を聴いたオクレール先生が彼女をコンヴァトに誘ってくれた・・・・という、彼女の岐路を分けた曲なんですよね~。
    

KiKi がLothlórien_山小舎でガス給湯器の修理に立会い、あれやこれやと冬の山での正しい過ごし方を学んでいる間、花の都東京ではこ~んな美味しそうな演奏会が行われていました。  いえね、KiKi もできることならこの評判の「トーキョーリング」は是非観に行きたかったのですよぉ。  でもね、先週はいろいろその他の予定がテンコモリでどうしても日程調整ができなくて泣く泣く諦めたんですよね~。  そうしたら、yokochan さんのブログに早速エントリーが載っているし、KiKi にとっても決してお名前を知らない仲ではない romani さんと観劇後に薩摩焼酎を楽しまれたっていうじゃありませんか!  もうもう、みんないいなぁ!!!  KiKi だって行きたかったんだもん!  でも、行けなかったんだもん!!!  悔しいじゃないのぉ!  ・・・・・・こうなったら、「行けなかったけれどいいもん、自宅で勝手にリング_ジークフリート編」を敢行してやるぅ!!!!(笑)

ま、てなわけで、今日の KiKi の1曲 & 1冊はこちらです。

ワーグナー ニーベルンゲンの指環 ヴァルキューレ
ORFEO C660 513Y 演奏:クナッパーブッシュ指揮 バイロイト56年ライブ  

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ニーベルンゲンの指環 ジークフリート
作・R. ワーグナー 訳:高橋康也・高橋迪 絵:アーサー・ラッカム  新書館

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今回もこの(↑)写真ではラッカムの素敵な絵の雰囲気が正しく伝わらないと思うので、もっと素敵な見易い画像をオマケしておきましょうね♪

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まるで火みたいだ、この血は!

KiKi が観に行くことができなかった「トーキョーリング」の「ジークフリート公演」に関しては、yokochan さんのこちらのエントリー(演出編)こちらのエントリー(演奏編)をご覧ください。  恐らく KiKi のために(?← というのは冗談ですが ^^;)、詳細に書いてくださっています。

さて、では物語です。  ジークリンデが難産の末産み落としたジークムントとの間の子供、ジークフリートは森の中の鍛冶屋ミーメの元で成長して若者になっていました。  彼はろくな教育は受けてこなかったので、一見粗野で常識はずれな若者ですが、同時に自然の観察力 & 洞察力に優れるという彼の生い立ちならではの知恵を身につけています。  彼は誰に教えられるわけでもなく、森の動物たちを見ているうちに「生命には父親と母親が必要である」ということ、「愛とはどんなものであるのか」を理解しています。

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ヴォータンの仮の姿、「さすらい人」と問答をしたミーメは、ジークリンデが遺したジークムントの形見、ノートゥングを鍛え直すことができるのは「怖れのなんたるかを知らないもの」だと知ります。  そしてその「怖れのなんたるかを知らないもの」とはすなわちジークフリートであることも・・・・・。  怪力のジークフリートを使ってニーベルンゲンの指環 & 宝の上で惰眠を貪っているファフナーを殺して、ついでにジークフリートも始末して、全てを手に入れようと画策していたミーメは途方に暮れますが、ジークフリートが剣を鍛え直しているのを見ているうちに、別の悪だくみを思いつきます。  そうこうしているうちにジークフリートの手によりノートゥングが再生します。

 

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ノートゥング!  ノートゥング!  たぐいなき剣よ!
ぼくはおまえをよみがえらせた。
冷たく横たわっていたおまえは、いま凛然と美しく輝いている。
裏切り者はおまえの光におののくがいい!
不実なやからを打て!  悪党どもを打て!  

リング祭り開催中・・・・ではありますが、なんせリングは長いので(^^;)、ウィークデーの音楽鑑賞には必ずしも適している・・・・・とは言い難いものがあります。  特に今回は読書と並行してのエントリーということで書き連ねているので、平日音楽鑑賞としてのハードルは高くなるばかり・・・・・(苦笑)  ま、てなわけで今日は平日向きに、ぐっとハードルを下げた音楽についてのエントリーを書いてみたいと思います。  これまたちょっと忘れかけた感のある別企画「のだめカンタービレに出てくるクラシック音楽を聴いてみる」に戻ってみました。  ま、てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

シューマン 劇音楽「マンフレッド」序曲 Op. 115
DG 437 641-2 演奏:バレンボイム指揮 & シカゴ響 録音:1977年3月

CD12_2.jpg  (Amazon)

この曲、KiKi はLP時代に結構いろいろな指揮者の演奏で聴いたような記憶があるんだけど、現在手持ちのCDではめっきり減ってしまっているようで、iPod に転送されているデータを見る限りではこの1枚しか発見することができませんでした。  因みにこのCD、今よりCDが高かった時代にドイツグロモフォンが廉価版ということで発売した「Galleria」というシリーズに入っています。  同時収録曲はシューマンの交響曲(全曲)です。

このCDを購入した頃は KiKi にとってバレンボイムは指揮者というよりピアニストの印象が強かった時代です。  ピアニストとしてのバレンボイムは実はあんまり好きじゃなかったし、KiKi のミューズ、ジャクリ―ヌ・デュ・プレとの色々があったりして、正直「バレンボイム、どうもムシが好かん!」と思いつつも、なけなしのお小遣いでシューマンの交響曲全集を手元に置くために「今の資力で買えるのはバレンボイムしかないか・・・・・」と購入した・・・・・といういきさつのあるCDです。  そんな KiKi が今ではバレンボイム盤のリングをほいほいと買うようになっているのですから、人間の感情なんていうのはコロコロと変わるものですねぇ・・・・・(笑)

ま、それはさておき、オペラを作らなかったシューマンが作曲した劇付随音楽「マンフレッド」(序曲と全15の場面音楽で構成)の序曲部分です。  マンフレッドそのものはバイロン(イギリス・ロマン主義を代表する詩人)の詩劇です。  因みに、この「マンフレッド」、岩波文庫に収録されていたのですが、今では絶版状態で Amazon で調べてみると Market Place の最低単価が 2,000 円!!!  大学時代に KiKi はこれを岩波文庫で持っていたはずなんだけど、あの本はどこへ行っちゃったんだろ???  手元にあればそれを売っぱらって(今時買う人がいるのかどうか、よく知らないけど)今、欲しいなぁと思っているCDが買えちゃう値段です(^^;)

ま、それはさておき、さすが音楽界のロマン派の雄シューマンはやっぱり選ぶ題材もロマン派。  しかもその内容がいかにもシューマン好み。  主人公の青年マンフレッドは愛人を死に追いやってしまった罪をかかえ、その罪故に深く苦悩し、忘却の淵に沈むか発狂するかもしくは自らの死を求めるのですが、呼び出した精霊や魔女には「ごめん、それ私の領域とはちょっと違う・・・・」と断られながらアルプスの山中をさまよい続けます。  ついにその愛人の亡霊を呼び出すことに成功し、許しを乞い自らも息絶える・・・・・・・・と。  かすかな記憶ではそんな物語だったように思います。  

「のだめ」ではこの曲、R☆Sオケのデビュー公演の幕開け曲として紹介されています。  で、そのコンサートのメインディッシュがブラームスの交響曲第1番。  因みに裏話的には、ブラームスはシューマンのこの「マンフレッド」を聴いて、「う~ん、やっぱり僕も交響曲を書いてみなければ・・・・・」と思ってブラ1に着手(但し、そこからできあがるまでに、また膨大な時間を要することになるのですが・・・・ ^^;)した・・・・ということになっています。  そういう意味では、「マンフレッド序曲」と「ブラ1」をセットでプログラムした千秋君(もしくは二ノ宮女史)、さすが芸が細かくていらっしゃる・・・・・っていう感じです。

 

さて、iPod にまつわる様々なトラブル発生のため、ちょっと忘れかけていた企画(?)を続行したいと思います。  何事も中途半端はいけません (>_<)  ま、てなわけで本日は「リング祭り」第2段を決行したいと思います。  本日の KiKi の1冊 & 1曲はこちらです。

ワーグナー ニーベルンゲンの指環 ヴァルキューレ
ORFEO C660 513Y 演奏:クナッパーブッシュ指揮 バイロイト56年ライブ

KnappertsbuschRing56.jpg   (Amazon)  

 

ニーベルンゲンの指環 ワルキューレ
作・R. ワーグナー 訳:高橋康也・高橋迪 絵:アーサー・ラッカム  新書館

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この絵、本当にステキでしょ♪  これが KiKi (というより Brunnhilde)が Brunnhilde というHNを名乗ろうと思った時にイメージしていたブリュンヒルデの Visual 版(笑)  こちらもこの写真だとあまりにも見難いと思うので、本物をご紹介しておきたいと思います。

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勇んで駒を進めよ、勇敢な乙女!
激しい争いが始まろうとしている。
ブリュンヒルデよ、決闘の場に赴き、
ヴェルズングに勝利を与えるのだ。
フンディングは倒れたままに放置するがいい。
ワルハラにふさわしくない男だ。
いざ、馬を駆って戦場へ急ぐがいい!

 

ニーベルングの指環全編の中でもっともメロディアスな音楽に満ち溢れている(と個人的には思っている)このヴァルキューレ。  そのヒロインたるブリュンヒルデは KiKi の憧れでした(笑)  でも、そんな彼女が登場するのは第2幕から。  第1幕はジークフリートの両親であるジークムントとジークリンデの出会いから近親相姦、そしてだいじなものであるノートゥングのゲットまでです。

このCDでは何ともお気の毒なことにジークフリート役のヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)さんが、ジークムントと2役を演っていらっしゃるんですよね~。  ライヴのはずだから、連日、歌いっぱなしってことです。  何ともまあお気の毒なことで・・・・・。  とは言うものの、1リスナーとしては本当にありがたいことです。  やっぱり違うなぁ、ヴィントガッセン。  何て言うか、説得力があるんですよね~。

ヴィントガッセンだけじゃなくて、とにかくこのボックス、配役表の顔ぶれがすごいと思うんですよね。  バイロイトがこれほどワグネリアンを熱くさせた時代は、やっぱり50年代だと個人的には思うんですよ。  その50年代の歴史的な記録がこの音質で聴ける・・・・・というだけで、KiKi は胸が熱くなってしまいます。  「ラインの黄金」の時にはかなり気になった「オケの音が引っ込んでいる感じ」がこのヴァルキューレからはだいぶバランス改善されているように感じるし・・・・・。  (KiKi の耳が慣れただけかもしれないけれど ^^;)

 

今日、たまたま、仕事の合間にこそっと隠れてお馴染みのクラシック音楽サイトのお友達のところを散策して歩いていたら、あまりにも悲しいニュースに打ちのめされてしまいました。  KiKi も大好きだったマエストロ、オトマール・スゥイトナーの訃報に接したのです。  正直、最初のお一人目(いつもコメントや TB をいただいている yurikamome さん)のところでこの事実を知った時は、もちろん yurikamome さんはこんな性質の悪い嘘や冗談を仰る方ではないことは百も承知なんだけど、「ウッソォ~!!!」っていう感じでした。  でも、彼のエントリーにこれまたこのサイトにも色々とコメントや TB を頂戴している yokochan さんのコメントを発見し、そちらにもお邪魔してみたところ、「ウソじゃないのか・・・・・」と若干茫然。  そして、3度目の正直・・・・・とばかりに最後のお一人、romani さんのサイトにお邪魔し、やっと「ホントのことなんだ・・・・・・」と、納得? いえ、 覚悟ができた・・・・・そんな感じです。

KiKi にクラシック音楽の素晴らしさを色々と教えてくださった多くの音楽家の方たちが、近年、まるで先を争うかのように鬼籍に入っていかれるのは悲しい限りです。  どうしてこうなっちゃったんだろう??  まあ、それだけ KiKi も歳をとった・・・・・ということだと言ってしまえばそれまでなんですけど、何だかプライベートにとても大切にしてきた1つの時代が終焉を迎えているような、そんな心もとなさ・・・・というか、寂しさ・・・・・というか、そういうものに打ちのめされた、そんな気分です。

ま、そんなわけで、今日は1曲・・・・・といわず、スゥイトナーさんを偲んで、KiKi がず~っと大切にしてきたCDにじっくりと耳を傾けたいと思います。

モーツァルト交響曲集
TKCC-15019 演奏:オトマール・スゥイトナー(指揮) & シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1974~1975

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悲しすぎるほど美しいよぉ・・・・・。  思い起こせば、このCD、不遜にも「モーツァルトって耳触りはいいんだけどちょっとねぇ・・・・・」な~んていうことを、公言して憚らなかった時代の KiKi にガツンと喝を入れてくれたCDでした。  当時の KiKi は「正直なところちょっと聴き飽きた」・・・・・というような感覚でモーツァルトを斜に構えて捉えていた時代でした。  でもね、そんな KiKi に整然としているけれどみずみずしいリリシズムで訴えかけてくるこのモーツァルトは一種特殊なものに感じられました。  これからも大切に聴いていきたいと思います。    

さて、今年はリングで幕を開けた KiKi。  で、その元本でもある「ニーベルンゲンの歌」関連のエントリーを連日書いてきたりしていたわけですが、久々に怒涛のリング熱に浮かされ始めちゃったみたいです。  ま、たまたま、新しい iPod を購入したことによって KiKi のお宝「リングCD」を4本もデータ転送して、極力見ないようにしてきたCDを棚から出しちゃった・・・・・ということもあったもので・・・・・ ^^;  ま、こうなったら毒を食らわば何とやら・・・・ということで、リングに嵌るのもありかな?と自分勝手に思い込むことにしてしまおうかな・・・・しちゃってもいいよね・・・・・しちゃえぃ!・・・・しちゃうしかないでしょ・・・・という4段活用に至ってしまいました。  こうなったら「リング祭り」でやんす!  

何がお祭りかって???  それはね、せっかくの機会なので、お宝CD(のうちの1つ)とお宝本を同時にご紹介しちゃうことにしたからなんです。  

ま、てなわけで本日の KiKiの1曲と1冊はこちらです。

 

ワーグナー ニーベルンゲンの指環 ラインの黄金
ORFEO C660 513Y 演奏:クナッパーブッシュ指揮 バイロイト56年ライブ

KnappertsbuschRing56.jpg  (Amazon)  

 

ニーベルンゲンの指環 ラインの黄金
作・R. ワーグナー 訳:寺山修司 絵:アーサー・ラッカム  新書館

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CDの方はカイルベルト盤にしようか、クナッパーブッシュ盤にしようか、ベーム盤にしようかと散々悩んだ挙句に今回はクナ盤の56年バイロイトライブを選びました。  上記(↑)の Amazon Link でご紹介しているものと KiKi が持っている Box (画像のもの)とでは見た目がちょっとだけ違うんですけど、データを見る限りでは同じもの・・・・のようなので、恐らく現在ではこの形で販売しているんだろうと解釈してこのリンクを張っておきました。

ま、最近の録音ものに比べると音はちょっとだけよくない(ちょっとオケの音が引っ込んだ感じ?)けれど、逆に言えば歌が前面に出てきていて、それはそれでいいかな・・・・と。  ま、それに iTunes で再生する分にはそれが気になって不満に思うというほどの問題ではないので・・・・・ ^^;  それよりはやっぱり良くも悪くもそこそこ評判のあるクナの56年ライブであるっていうことが大切だろうと思うんですよね~(笑)  

で、基本的にはオペラは極力、映像つきでご紹介してきている KiKi ですが、今回はそのポリシーを曲げてまでしてCDを取り上げているので、手元に本を置いて、それを読みながらの鑑賞としてみようという趣向です。  で、実は KiKi は本の方もこれとは別の新書館発行の本も持っているんだけど、ここはやっぱりお宝のアーサー・ラッカムの挿絵入りの本の方をご紹介するタイミングだろうな・・・・・と。

この本の表紙の挿絵、ちょっと見難いだろうと思うので本物をご紹介しておくとこんな感じです。

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(↑) ライン河をはさんで、山頂から神々の城ワルハラへ虹の橋がかかる。

ラインの黄金!
おまえはあたしたちの涙の結晶!
夕陽に照り返す輝かしい財宝!

あたしたちの心の歌声!
おまえはどこへ行ってしまったの?
もう一度あたしたちのふるさとへ帰っておいで!
ラインの黄金!

ラインの黄金! 涙の結晶!
月光のため息! ・・・・・帰っておいで。
再びあたしたちのライン河の水底で光っておくれ!
水に揺らめいてこそ、詩も真実もあるが、
上のお城が持っているのは、いつわりの月日だけ!
呪われろ! 呪われろ! 呪われろ!

 

素敵でしょう、この挿絵。  ラッカムですものね~。  こんな幻想的な挿絵が満載の本が今では絶版なんですよね~。  復刊する気はないんでしょうか? > 新書館さん

 

今日はここ何回か連載した石川栄作教授の「ニーベルンゲン関連」の著作のベースにある叙事詩の傑作「ニーベルンゲンの歌」をご紹介したいと思います。  当分の間 KiKi の読書カテゴリーのエントリーはこの「ニーベルンゲン関連本」に関するエントリーが続いちゃうと思いますが、悪しからず・・・・。  何せ今年のテーマなもんで ^^;

ニーベルンゲンの歌
訳: 相良守峯  岩波文庫

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51TJFY8XGRL__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)  (Amazon)

ニーベルンゲンの宝を守る竜の血を浴びて不死身となったジーフリト。  だが妃クリエムヒルトの兄グンテル王の重臣ハゲネの奸計により殺されてしまう。  妃の嘆き、そして復讐の誓い。  こうして骨肉相喰む凄惨な闘いがゲルマン的忠誠心の土壌のうちに展開する。  均整のとれた美しい形式と劇的な構成をもち、ドイツの「イーリアス」と称せられる。  (前編表紙より転載)

夫ジーフリト暗殺に対する復讐を誓ったクリエムヒルトは、その手段としてフン族のエッツェル王の求婚に応じた。  そして10余年、宮廷に兄グンテル王、めざす仇ハゲネらを招いた彼女は壮絶な闘いの上これを皆殺しにする。  しかし自身も東ゴート族の老将の手で首をはねられる。  戦いは終り、あとにエッツェル王ら生者の悲嘆を残して幕は閉じられる。  (後編表紙より転載)

 

ニーベルンゲンの宝
著:G. シャルク 訳:相良守峯  岩波少年文庫(特装版)

2010Jan11_001.JPG  (単独では販売していないようです。
                    特装版_30冊セットで Amazon)

 ドイツのえら~い学者さんが、「ドイツ文学史」というたいそうな本の第1巻に 「ドイツの作家精神の生んだ最大の産物、ドイツ人気質をもっとも完全に、かつ明瞭にあらわしている作品、そして万一ドイツ民族がこの世から消え失せた暁に、この民族の名をもっとも輝かしく世にのこすべき作品をあげよとならば、我々はそれをただ二編の文学に局限することができるであろう。  それはすなわちニーベルンゲンの歌ゲーテのファウストである。」と絶賛した・・・・とされる、「ドイツのイリヤス」とも呼ばれる作品です。  この本をこの文庫で通して読んでみるのは何年ぶりのことでしょうか。  せっかくリングで年明けを迎えた今年だからこそ再読する気になった本・・・・と言えるかもしれません。

イリヤスの方が古いにも関わらず、一応あちらは「ホメロス作」ということで全世界共通認識が持たれているのに対し、こちらの方が新しいにも関わらずこちらは「パッサウからウィーンに至るドナウ地方出身の詩人」という以上には作者に関して世界的な統一見解というものが持たれていません。  そしてこの叙事詩は「ニーベルンゲン詩節」と呼ばれる一種独特の形式、リズム感で書かれている韻文なのだそうですが、ドイツ語の読めない KiKi にはそれがどれほど素晴らしいものなのか、正直なところ漠然・・・・としかわかりません。  もっともこの韻文を翻訳されていらっしゃる相良守峯さんのご努力のおかげで、とっても味わいのある訳文がいかにも「歌」という雰囲気を醸し出してくれています。

前編は19歌章、後編は20歌章から成り、ゲーテは「前編はより多く華麗、後編はより多く強烈。  しかし両編ともその内容において、また形式において、相互にまったく均衡を保っている。」と仰っているとか・・・・、確かにその通りで前編はきらびやかな宮廷生活描写や明るいジーフリトのおかげでゴージャス感に溢れています。  これに対して後編はクリエムヒルトの結婚 & リュエデゲールの元での祝宴あたりまでは辛うじて華麗な感じを保っているものの、それでもどこかに最後にぱっと燃えさかるロウソクの炎のような、そして仇花的な雰囲気もあり、グンテル王御一行様がエッツェル王の宮殿に到着してからは血みどろ、力(Power)のインフレ、火責め、壮絶・・・・・と恐ろしい世界が繰り広げられ、そして誰もいなくなった・・・・(嘆息) っていう感じです。

過去にこの本を読んだときはゲーテのいう「両編とも内容 & 形式において、均衡を保っている」というのが理解できなかったんですよね。  どちらかというと、前編では貞淑な乙女チックなクリエムヒルトの変貌がおよよ・・・・だったり、前編であれだけ存在感を示していたプリュンヒルトが後編では消え去ってしまっておよよ・・・・だったり。  でもね、今回は例の石川教授の2つの著作 (1) (2) と並行して読み進めていたために、ゲーテのいう「保たれている均衡」というのがどういうことなのか KiKi にもよく理解できたように思います。 

「のだめ」の登場人物の中で ☆か☆な☆り☆ KiKi のお気に入りなのが「武士、黒木君」です。  何だか純粋な音楽人・・・・っていう感じで、あの不器用そうなところがおばさん心をくすぐります(笑)  で、良くも悪くも日本人の彼が、留学後に遂げる変貌も又好ましく・・・・・。  仮装経験済み(ロバの後ろ脚)でモーツァルト当時のコスチュームを身につけるのに「燕尾と変わらないよ」と言うそのキャパの広さ(?)も、又微笑ましく・・・・・。  オーボエという手のかかる楽器も、山小舎生活のテンポ感に快感を覚える今日この頃としては、これまた好ましく・・・・・(笑)  ま、そんな黒木君に敬意(?)を表し、今日の KiKi の1曲はこちらです。

モーツァルト オーボエ協奏曲 K. 314
SONY Classical SRCR 2043 演奏:宮本文昭_ob & イギリス室内管弦楽団 録音: 1985年2月

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KiKi にとって、この演奏をしていらっしゃる宮本さんは小澤さんと並んで、「世界の宮本」という位置づけの音楽家です。  2007年3月にオーボエ奏者としては引退されたものの、その後何をなさるのかなぁ??と思っていたらこ~んな活動をされていらっしゃるみたいですね。  あ、因みにこのオーケストラ MAP'S に参加されていらっしゃる矢部達哉さんは KiKi のお気に入りの日本人ヴァイオリニストです。  KiKi が都響の定期会員だった頃(もう何年も前だけど ^^;)に都響のソロ・コンサートマスターとして演奏される音楽に一目惚れ(一聴惚れ?)し、それからず~っと応援している方。  ある時期からサイトウキネンオーケストラにも参加されていらっしゃいます。

ま、それはさておき、宮本さんのオーボエをお顔とお名前と演奏の全てを一致させて認識したのは、実は結構遅くて、彼が1989年に、JT(日本たばこ産業)の「ピース・インターナショナル」のイメージキャラクターを務められたCMを拝見した時でした。  もちろんそれ以前にも「一時期のフランクフルト放送交響楽団やケルン放送交響楽団の首席オーボエ奏者は日本人で、素晴らしい」という評判やらその演奏を耳にしたことやらもあったんですけど、必ずしもお顔と名前と演奏は一致していませんでした。  で、確かこのCDも、JTのCMの影響で90年頃に購入したような記憶があります。

そもそもオーボエっていう楽器は黒木君も言っていたように、どちらかというと地味で、あまり目立つ存在ではないように思うんですよね。  でも、一度この音色に魅せられるとはまっちゃう・・・・そんな音色の楽器じゃないかと・・・・・。  で、KiKi にオーボエの音色の色っぽさを認識させてくれたのが宮本さんでした。

        

「のだめ」に出てくる音楽を順番に聴いていくのだとしたら本来はここでエルガーの交響曲第2番にいかなくちゃいけないところなのですが、まあ色々都合・・・・・というようなものもありまして、ついでに久々にちょっと風邪気味の今日はピアノ音楽、それも優しい感じのピアノ曲が聴きたい気分がムラムラとしてきたので、エルガーはちょっと後回しにしてこちらを聴いてみることにしました。

モーツァルト 「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲
         (キラキラ星変奏曲) K. 265

Musical Concepts MC131 演奏:Walter Klein_pf

515KBtvH2tL__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)

この曲はホントに懐かしいィィ・・・・・・  これは KiKi がまだ小学生の頃、初めていわゆる本物のステージ上で発表会の演奏曲としてさらった曲なんですよね~。  そして KiKi に「ピアノが好きだ」という気持ちを確信させてくれた曲でもあります。  

KiKi が小学生の頃は地方都市には今ほどちゃんとしたホールはなくて、どちらかというと先生のお宅でこじんまりと行う発表会だとか、どこかの公民館・・・・みたいな会場にピアノを持ちこんで開催される発表会というのが一般的だった時代なんですよ。  そんな中、当時の KiKi の先生はそんな地方都市にできたばかりの「ホール」(舞台があって、客席があって、スポットライトもあたって、そこそこ音響効果も計算されている)で発表会を行うという一大決心をなさり、「ちゃんとしたホールでやる発表会なんだからみんな頑張ってね♪」とエールを我々門下生に送られたのです。  そのエールは掛け声だけに留まらず、演奏曲の選曲にも反映されていました。

ま、ある意味でお弟子さんが少しずつみんな育ってきていて、いわゆるピアノのおけいこの定番曲「ブルグミュラー」を卒業した生徒さんが増えてきたタイミングだった・・・・ということもあると思うんですよね。  それぞれの生徒にそこそこのいわゆる「曲らしい曲」が与えられました。  で、KiKi に与えられた課題曲がこのモーツァルトの愛らしい変奏曲だったわけです。  それまでの発表会で与えられた課題曲は・・・・と言えば音楽室には肖像画が飾られていない、ピアノを習っている人しか名前を知らないような作曲家の曲ばかりだったのに、初めてモーツァルトな~んていう、誰でも名前を知っている人の曲を演奏させてもらえることになっちゃったわけですよ。  その喜びたるや言葉では言い表せないぐらい!!!(笑)  「これで私もイッチョマエ!」ぐらいの意気込みになってしまうわけです。

、「モーツァルトの曲だ!」という喜び と 「初めてのちゃんとしたホールでの発表会」という期待感から練習に励むこと、励むこと(笑)  比較的暇な時間が多い小学校の低学年時代のことだから、ピアノの練習時間が自ずと長くなります。  練習時間が増える≒演奏が上達する の法則が成り立つ年代だったから曲の仕上がりもよくなっていきます。  結果として当日の発表会では自信を持って弾けたし、先生にも褒められたし、達成感にも満たされ・・・・といいことづくめで、単純な KiKi は「う~ん、ピアノっていいなぁ、好きだぁ!」と思っちゃった・・・・という次第。

ま、そんな幸せな思い出にあふれた音楽の筆頭とも言えるのがこの曲なのです。  

えっとですね。  今日はちょっとショッキングな話題について触れておきたいと思います。  なんとあの小澤征爾さんが癌治療のため暫く休養されるとか・・・・・。 

 

世界的指揮者の小澤征爾さん(74)が、食道がん治療のため6月までの半年間、活動を休止することになった。  小澤さんは7日、東京都内で記者会見を開き「先生の言うことを聞いて治療に専念し、半年以内に戻ってきます。  人間ドックを受けて本当に良かった」と話した。

昨年末の定期健診で早期のがんが見つかり、治療に専念することになった。  会見に同席した主治医によると、1週間ほどさらに検査をし、今後の治療方針を決めるという。

会見で、がんと聞いた時の心境を聞かれた小澤さんは「う~ん、わからない。 研究もしたことないし。  今は全然平気で、僕、鈍感なのかなあ」などと冗談を交えて笑顔で答えた。  しかし半年の活動休止に話が及ぶと「仲間、お客さん、ウィーンの人たち、みんなには本当に申し訳ない」と気遣った。  今後については「東洋人が西洋の音楽をどれだけやれるか、実験をこれからも続けていきたい」と話した。

小澤さんは今夏までウィーン国立歌劇場の音楽監督だが、今月予定されていたオペラ「フィガロの結婚」など残る任期中の公演はキャンセルする。  音楽顧問を務める水戸室内管弦楽団の公演など、日本での公演もすべてキャンセルするが、8~9月に予定されているサイトウ・キネン・フェスティバル松本には予定通り出演するという。

小澤さんは06年にも気管支炎や帯状疱疹(ほうしん)などの理由で病気療養し、公演を降板している。昨年6月にはパリで椎間板(ついかんばん)ヘルニアなどの治療を受けていた。

(asahi.com より転載; ニュースサイトにリンクを張ってもすぐにリンク切れになっちゃうので敢えて今回は転載させていただきました。)

 

のだめちゃんじゃないけど「あ~、ニッポンのほこりぃ~」という感のある「世界の小澤」であるだけに、ゆっくりと休養されて、早め早めの治療を行っていただいて、全快したらまたあの素敵な演奏を聴かせていただけるのを楽しみにしています。  あのアバドさんが胃癌を克服されたこと、そしてその後の復活では見事な演奏を聴かせてくださったことが思い出されてなりません。  小澤さんにもあのような復活を期待しています♪

別のサイトの情報によれば、小澤さんご自身も自覚症状は全くなく、何を食べても平気と仰っているとのこと。  そして、筑波大学名誉教授お兄様も15年ほど前に食道がんの手術をされ、今ではピンピンされていらっしゃるとのこと。  やっぱり癌って血統みたいなものが少しは影響するんでしょうか?  でも、身近なところにこうやって生還されて、活躍されていらっしゃる例も多いのですから、心強いですよね♪

体調次第だろうとは思うけれど、「8~9月に予定されているサイトウ・キネン・フェスティバル松本には予定通り出演される」とのこと。  今夏は何としてでも松本に行くぞ~!!!  

 

さて、新年早々に KiKi が聴いた音楽・・・・・ではなく、年末に聴いてはいたもののエントリーの方が追いついていない(^^;)1曲を、今日は取り上げたいと思います。  「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」の続きです。  いえね、この曲を聴いたのは、実は12月27日なんですけど、27日は iPod との格闘で忙しくて忙しくて・・・・・ ^^;  とてもじゃないけれどエントリーを書きあげる余力がなかったんですよね~。  

あ、因みに・・・・ですけど、KiKi の新年は実は久々の「リング」で幕を開けました。  ま、雪に閉ざされた山小舎ではやることもたいしてなかったもので、30日に「ラインの黄金」、31日に「ヴァルキューレ」、1日に「ジークフリート」(正月早々、葬式の音楽で涙・・・・)、そして2日に「神々の黄昏」(新年早々ラグナロク ^^;)と、バイロイト音楽祭なみに4夜ぶっ続けで「リング」の世界に浸りきりました。  因みにその時に観たDVDは既にエントリーを書いているバレンボイム盤 (1) (2) (3) (4) です。

あ、でもね、実は前にご紹介したあのDVDで観たわけじゃないんですよね~。  昨年、たまたま本屋さんで見かけて、中身(映像と演奏)がアレと同じであることを百も承知で買っちゃったこのシリーズ(↓)で観たんですよ。

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ま、本屋さんでこれを買うべきか買わざるべきか、かなり迷ったんですけど(何せ中身が同じなので)、でも1つくらいはこういう解説本付のものもあってもいいかな・・・・と。  でもねぇ、冷静になって考えてみるとバレンボイム盤はCDもあれば、かつてエントリーを書いたDVDもあって、これも・・・・ということで3種類揃えていることになる KiKi。  そこまでバレンボイム盤に固執してどうする?と思わないわけでもなし・・・・・ ^^;

でもね、これって結構嬉しかったのは、解説本の中に、「示導動機」の譜例が載っていたり、チャプターと時間に合わせた(動機にあわせた)解説が載っていたりするところ。  そういう意味では「リング初体験」の方にもある意味、わかりやすい内容かな・・・・と思います。  もっとも、以前のエントリーにも書いたけれど、KiKiはこのバレンボイム盤の音楽は大好きだけど、演出がイマイチ好みじゃないので、どうせだったらレヴァイン盤でこんな本があればいいのに・・・・・と思わないでもなかったけれど(笑)

 

 

おっと、いかん、いかん・・・・・  今日は「リング」じゃなくて、エルガーのエントリーを書く予定だったっけ・・・・・。  すっかり忘れていました ^^;  もう、誰か止めてよ!!  リングについて書き始めると止まらなくなっちゃうのが KiKi なんだから・・・・・(苦笑)

 

エルガー 序奏とアレグロ Op. 47
EMI 0946 3 67918 2 1 演奏:バルビローリ指揮 & フィルハーモニア・オーケストラ 録音:1962年5月

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この曲、一応、KiKi は管弦楽曲カテゴリーに入れてみたんだけど、どちらかというと弦楽四重奏と弦楽合奏の合奏協奏曲風・・・・・っていう感じの音楽なんですよね~。  エルガーの管弦楽曲といえばやっぱり「エニグマ変奏曲」と「威風堂々」が有名で、協奏曲といえば「ヴァイオリン協奏曲」と「チェロ協奏曲」が有名で、そんな中ではちょっと目立たない存在なのがこの曲。  エルガーさんにとっては結構な自信作だったらしいんだけど、ちょっと忘れらていた音楽・・・・的な扱いを受けていたんですよね~。  まあ、KiKi に言わせればタイトルがよくないと思うんですよ。  「序奏とアレグロ」って何となくどうでもいいからつけてみた・・・・みたいなネーミングのような気がしちゃう(笑)んですけど・・・・。  でもね、これが実はなかなか雰囲気のある素敵な音楽なんですよぉ。

作曲のきっかけはエルガーの友人の一人であるオーガスト・イェーガーという方による「設立されたばかりのロンドン交響楽団のために"輝かしく速い"スケルツォ作品を書く」という提案にあったのだそうです。  そうして出来上がったのがこの「序奏とアレグロ」だったのだとか。  う~ん、そんな提案に対する曲なのにタイトルが「序奏とアレグロ」ですか? (← まだ言ってるよ ^^;)

昨年末は「のだめ Review」の完成と Viva! 薪ストーブクッキング以降、ちょっとエントリーを書くのをさぼってしまいました。  ま、それには一応理由がありまして・・・・・。

実はね、歳も押迫ったギリギリのタイミングで、ず~っと迷い続けていたお買い物を実行しちゃったんですよね~。  それは iPod Classic。  随分前にこのエントリーでご紹介した KiKi の愛機 Siegfried なんですけど、さすがに最近容量不足が気になってきていてねぇ・・・・。  ま、ついでにちょっと調子が悪くなっていたというのもあるんですけど・・・・・。  で、iPod Classic 120GB が発売になって以来ず~っとこれは「wish list」入りはしていて、何をしていてもとっても気になる存在だったんですよね~。  

でもね、とりあえず Brunnhilde と Siegfried は2人で1人だから、あの Siegfried には愛着もあったりして、ついでに何となく出費を抑えたかったりもして、涎をたらしつつも我慢してきたんです。  でもね、でもね、160GBが発売になってからは抑えがたい物欲が再びフツフツと湧き上がってきちゃったんですよぉ~。  何度量販店で「これください♪」と言いかけたことか!!  何度ネットショップで「買い物かごに入れる」をポチっと押しそうになったことか!!

・・・・・で、です。  クリスマス商戦という最大の危機を乗り越えたところに落とし穴がありました。  きっとそこまで我慢していた自分にプレゼントをしたくなっちゃったに相違ありません!  ふと気がつくと12月26日、何故か KiKi は Amazon にログインし、さらに何故か iPod Classic のページを開き、そしてふと気がついた時には「買い物かごに入れる」ボタンをポチッと・・・・・・。  で、27日には宅急便屋さんが持ってきた・・・・・と。

では、ご紹介したいと思います。  KiKi の愛機 Siegfried_2号機です。  あ、面倒くさいのでこれからはこちらを Siegfried と呼び、初代 Siegfried は Sigmund と改名していただくことにしました(笑)   

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いや~、初号機は30GB しかなかったのに、今度は5倍以上の160GB だよ!  これで KiKi の所有CDの大半は持ち運べるようになったはず!!です。  

ま、てなわけで、12月27日から1月2日まではせっせとCDの読み込み作業に没頭しておりました。  で、その合間合間に当然音楽は聴いているんですけど、エントリーを書きおこすほどしっかりと身を入れて聴いているか?と問われると・・・・・・ ^^;  ま、そんなこんなで、せめて iPod の容量の半分くらいを埋めるまでは作業に没頭させていただきたいと思います。

あ、因みに・・・・・・

読書の方ですが、こちらは久々に「ニーベルンゲンの歌」とかそれに関連する書物をお正月から読み始めました。  いずれも再読本ではあるのですが、やっぱり KiKi の大切なテーマはワーグナーの「リング」 & 「その元本関係」ですから、2010年という区切りのよい年の冒頭はやっぱりこのあたりから攻めたいと考えています♪

    

「のだめカンタービレに登場する音楽を聴いてみる」企画、エルガー編。  いやはや、これから何日間かはこのままいくとエルガーづくしになってしまいますねぇ。  竹おじさんが何気に羅列してくれちゃったおかげで・・・・・ ^^;  まあ、どちらかというと独欧古典派の音楽からロマン派の音楽、そしてフランス印象派に偏りがちの KiKi がこうしてイギリスの音楽を集中して聴く機会は一生のうち、そうそう何度もあるということではないだろうと思うので、せっかくのチャンスを生かして目いっぱいエルガーの世界を楽しみたいと思います。

エルガー 交響曲第1番 Op. 55
EMI 0946 3 67918 2 1 演奏:バルビローリ指揮 & フィルハーモニア・オーケストラ 録音:1962年8月

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英国と言えば紳士の国。  まあ、かの国ではNobles Oblige (ノブリス・オブリージェ; 高貴な人の責務)という言葉が根強く息づいていて、まあ、その延長線上に選民思想的なちょっと見たくないものもあったりするわけですが(案外人種差別意識が高かったりする ^^;  余談だけどずいぶん昔、KiKi が英国に語学留学していた頃、中国人・韓国人・日本人はひとくくりで "Chinese" と呼ばれ、後進国からやってきた可愛そうな人たちというスマートな扱いを受けることが多かった。  ミソなのは露骨ないやらしい卑下系の扱いではなくスマートな見下し系・同情系という感じだったんですよね~ 笑)、この交響曲のスコアの冒頭にも「ノビルメンテ・エ・センプリーチェ」とあり、「高貴に そして 素朴に」というのが英国のこの作曲家の曲想になっています。  これを初めて知った時、KiKi は「さすが英国作曲家!」と思ったものでした。

でもね、KiKi が英国留学中に何となく感じた「スマートな見下し系」につながる狭義(?)の高貴さというのはこの曲 もしくは エルガーのいう「高貴さ」とはまったく別物なんですよ。  齢50歳で楽想を練った音楽・・・・というだけのことはあり、どこか世俗的なことから超越しているような優美さを兼ね備えている音楽・・・・っていう感じがするんですよね。  因みにこの「交響曲第1番」が完成したのはエルガー51歳の時。  最初の交響曲を発表する年齢としては遅書きと言われているブルックナーやブラームスよりもさらに遅いんですよね~。   

粛々と進めている「のだめカンタービレに登場する音楽を聴いてみる」企画。  今日は三善さんちの竹おじさんが意外と良く知っていたエルガー曲集からの1曲です。  オラトリオ「ゲロンティアスの夢」。  実は KiKi はこの曲はのだめに出てくるまで、聴いたこともなければタイトルを目にしたことすらありませんでした ^^;  で、当初は「これってどのカテゴリーの曲なんだ???」という状態で KiKi のクラシック音楽CD御用達店 HMV で探しまわること数時間。  交響曲でないことだけはタイトルからして明白なんだけど、「管弦楽曲」なのか「器楽曲」なのか「室内楽曲」なのか「オペラ」なのか「声楽曲」なのか、てんで見当がつかなかったのです ^^;  まあ、歩き回っているうちにこれがオラトリオであることが判明したんですけどね(笑)

でもね、言い訳するわけじゃないけれど、KiKi がこの曲を知らなくてもまあ、仕方ないと思うんですよ。  だって、この曲って2005年3月までに日本では4回しか実演されたことがないらしい・・・・・・。  まして、エルガーっていう作曲家は学校の音楽室にも肖像画が飾られていないし、ピアノ曲に有名な曲もないし・・・・・・。  (KiKi の場合、やっぱり主軸にあるのはピアノ曲を作曲している作曲家の音楽で、そこから Pコン → 交響曲 → 管弦楽曲 & ピアノ以外の協奏曲 → 器楽曲 → 室内楽 → オペラや声楽曲 という順番でCDコレクションをしてきています。)  ま、いずれにしろ、てなわけでこのCDは KiKi のクラシック音楽鑑賞ライフの中では比較的最近入手したCD(のだめ 6巻発売以降)なので、さほど聴きこんでいる状態ではないことをまずはお断りしておきます。

エルガー オラトリオ「ゲロンティアスの夢」 Op. 38
EMI 0946 3 91973 2 3  演奏:サー・ジョン・バルビローリ(指揮) & ハレ管弦楽団 ジャネット・ベイカー(Ms)、リチャード・ルイス(T)、キム・ボルク(Bs)、ハレ合唱団、シェフィールド・フィルハーモニック合唱団、アンブロシアン・シンガース 録音:1964年12月

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ちなみにこの曲、日本では上記のとおり極めて演奏機会が少ない曲・・・・なんだけど、エルガーのお膝元、本場英国ではほぼ月1ペースで演奏されている曲なのだそうです。  で、ヘンデルの「メサイヤ」、メンデルスゾーンの「エリヤ」と共に「英国3大オラトリオ」と呼ばれているらしい・・・・。  ただ、KiKi にはよくわからないのは、イギリスって英国国教会の国でしょ。  で、エルガーは確かカトリック信者。  この曲のテキストに使われているのが、イギリスの詩人ジョン・ヘンリー・ニューマンの同名詩で、このニューマンという人は英国国教会の聖職者からローマ・カトリックに改宗し、後に枢機卿にまでなった人物・・・・・ということなので、このあたりの宗教的な関係性がチンプンカンプンなんですよね~。

そもそも「オラトリオ」って元来はローマ・カトリック教会の宗教曲じゃないかと思うんですよ。  でもね、結構プロテスタント国であるドイツ系の作曲家たちも聖書などから取った台詞を使ってオラトリオ(もしくはオラトリオチックな宗教曲?)を書いているし・・・・・。  英国国教会とローマ・カトリックって仲が良かったんだろうか???  それとも芸術作品は別扱いなのかなぁ?????

 

さて、今日は先日のバルトーク同様、最近では滅多に手を触れることのなくなった「CD収納プラスチックケース」(全部で5つくらいある)の中から出てきたリストを聴いてみたいと思います。  KiKi はね、子供の頃はリストのピアノ曲にものすご~く強い憧れを持っていたんですよね。  でもね、中学生の時のピアノ発表会で「パガニーニ練習曲集から『狩』」 と 「ハンガリアン・ラプソディー第6番」を弾いて、そこでリスト熱はある意味で冷めちゃったんですよね~。  まあ、ハンガリアン・ラプソディーで本番にちょっと失敗した・・・・・っていうのもあるんだけど、それ以上に発表会準備をしている中で、この曲の中に何となく「これ見よがし的なもの」を感じちゃって「うへぇ」と思っちゃったというのもありまして・・・・・。  まあ、子供の感じた「これ見よがし的なもの」なので、その実態が何だったのかはわからないし、それを真剣に追求・検討したこともないので、うまく説明できないんですけどね。  

で、そういう意味ではそれ以後、今日に至るまで、実はリストのピアノ曲のよい聴き手・・・・とはお世辞にも言えない状態・・・・ではあるのです。  ま、何はともあれ、今日の KiKi の1曲はこちらです。

リスト メフィスト・ワルツ第1番 S.514 「村の居酒屋での踊り」
TELDEC WPCS-10387  演奏:シプリアン・カツァリス(pf) 録音:1980年4月

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KiKi はね、カツァリスというピアニストを随分長いこと知らなかったんですよ。  で、彼の存在を初めて名前と顔が一致している状態で認識したのが、NHK教育で放映された「ショパンを弾く」という番組で・・・・でした。  欠かさずこの番組を見ていた KiKi は、彼の演奏技術にノックアウトされ、彼の楽曲へのアプローチに心酔し、そこからカツァリスのCD探しが始まりました。  

ま、そんな中で入手したCDの1枚がこちら(↑)だったんですよね。  KiKi はこの曲(「村の居酒屋での踊り」)を生まれて初めて聴いたのが「中村紘子さんのLP」でした。  上記(↑)発表会の準備をしているときに「狩」で行き詰っちゃって「模範演奏」を一度聴いてみたいと思って親にせがんで買ってもらったのがその「中村紘子さんのLP」だったんだけど、当時は田舎のレコードショップにはそんな在庫(中村紘子さんの ということではなくクラシックのピアノ曲のLPの在庫という意味ですけど)はなくて、その店のおやじさんの趣味(?)でやっと取り寄せてもらったのが「中村紘子さんのLP」という状態でした。

で、当然のことながら、それ1枚しかないわけだから、子供時代(中学生~高校卒業まで)の KiKi はその1枚を大切に大切に、何度も何度も聴いたわけです。  で、中村紘子さんの「村の居酒屋での踊り」がまるで刷りこみみたいに耳に浸み込んじゃっているわけです。  その KiKi にとってこのカツァリスの「村の居酒屋の踊り」は衝撃でした。

バルトーク 舞踏組曲 Sz77

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「のだめカンタービレで紹介された音楽を聴いてみる」シリーズで、CDが見つからないためにちょっと後回しにしていた音楽を今日はご紹介したいと思います。  その曲とは「ニナ・ルッツ音楽祭」でのだめちゃんがトランス・オランウータン状態になってレッスン終了後にこっそりと(?)弾いていたバルトークの舞踏組曲です。  正直なところ、KiKi はね、バルトークの音楽ってあんまり得意じゃないんですよね~。  どちらかと言うと苦手な部類。  それは演奏するというよりは聴く上で苦手っていうことなんですけどね。  まあ、KiKi にとって親しい時代はバロック、古典、ロマン、印象派ぐらいまでで、それ以降の音楽っていうのは接した機会そのものが少ないせいもあると思うんですけど・・・・・。  ま、それでも大人になってから彼の作曲する管弦楽曲はそれでも聴く機会が増えたんだけど、ピアノ曲に関しては半ば練習曲化している「ミクロコスモス」以外は実はあんまり聴いたことがないんですよね~。  ま、てなわけで、この曲に関しても「他の演奏家の演奏と聴き比べ」な~んていうことをしたことがない!  二ノ宮先生もそんな音楽をとりあげてくれちゃうなんて、ホント、ご親切なことです(苦笑)  ま、何はともあれ、本日の KiKi の1曲はこちらです。

バルトーク 舞踏組曲 Sz. 77
DENON COCO-70753 演奏:アンドラーシュ・シフ(pf) 録音:1980年6月

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このCDはね、シフのシューベルト(ピアノソナタ全集)やバッハ(平均律クラヴィーア全集)なんかに結構感銘を受けた後、せっかくなら彼のルーツのハンガリー土着音楽の演奏も聴いてみたいなぁ・・・・というちょっとした好奇心から入手したCDなんです。  ラーンキ、コチシュ、シフの3名は「ハンガリーの三羽烏」な~んていう風に呼ばれ、もうずいぶん昔に一世を風靡したんだけど、シフってどこか派手さのある他2名に比べるとどこな~く地味・・・・というか存在感が薄いというか、そんなピアニストだったと思うんですよね。  でもそんな彼がドド~ンと他の2名を超えて(?)存在感を示し始めたのが、バッハ & シューベルトの演奏 & 録音だと思うんです。  で、 KiKi もご多分にもれず、シフのバッハとシューベルトのCDは欠かさず揃えるようになって、その流れでこのCDにも手を出したのが何年前のことでしょうか?  (記憶にないほど古い話です ^^;)  ま、ハンガリー人の演奏するバルトークっていうことで、それなりに何回かは聴いたんですけど、バッハやシューベルトとは異なり、KiKi の興味があんまり動かなかったものだから、当然のことながら活躍機会が少ないわけで、結果CDをどこにしまい込んじゃったのかわからなくなっちゃったりしていたわけです。

でもまあ、何とかCD棚から外れたCD入れのプラスチックケースの中から発見したのが、先週末。  ついでにリストの「村の居酒屋での踊り (by シプリアン・カツァリス)」も出てきたので、今日・明日はこれらを1曲ずつ聴いていこうと思います。  

 

えっとですね、本来であれば本日の1曲はリストの順番からすると「バルトークの舞踏組曲」であるべきなのです。  ところが、昨今では東京の自宅とLothlórien_山小舎とを行ったり来たりしている関係でただでさえ整理整頓がきちんとできていた・・・・・とは言い難い KiKi の CD Library がコントロール不能な状態に陥りつつあり、唯一のこの曲の所有CD(だったと思う)が見つかりません(涙)  まあもともとあまり頻繁には聴かない曲だったので、きっと山の寒さに耐えながら向こうで出番を待っているのでしょう。  で、仕方なくその次・・・・となると「リストのメフィストワルツ第1番 村の居酒屋での踊り」のはずなんですが、こちらも生憎CDが見当たりません。  あれぇ???  これも山だっけ???  で、次が「アンドレ・ジョリヴェ パーカッション協奏曲」なんですが、こちらは聴いたこともない音楽・・・・ときています。  かなり苛立ちながら、その次は・・・・と見てみると今度は「エルガー 行進曲威風堂々」です。  あちゃ~!  この曲って実際には第1番~第5番まであって、全曲収録されているCDもどこかにあるはずなんだけど、生憎手元には抜粋版(第1番と第2番のみ)しかありません。  次に行こうか・・・・・とも思ったのですが、次もその次もさらにその又次も(エルガーづくし!)すべて山に置いてきちゃったCDばかりなのです。  ま、てなわけで、とりあえずは抜粋版でもいいや!ということで本日の1曲はこちらと相成りました。

エルガー 行進曲「威風堂々」 Op. 39 より第1番&第2番
DG POCG-30027 演奏:バーンスタイン指揮 & BBC交響楽団 録音:1982年4月

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このCDはね、正直なところバーンスタインのエニグマ(エニグマ変奏曲 Op. 36)を聴いてみたくて購入したものなので、おまけ(?)でついている「威風堂々狙い」のCDではなかったんですよね~。  だから本来であれば「威風堂々」をちゃんと聴こうと思った時には選んではいけないCDなのです。  とは言うものの、全部で5曲ある「威風堂々」の中で1番有名で、ついでにエルガー作品の中でもひょっとしたら1番有名 & 演奏される機会も多い(?)@管弦楽曲 は第1番だと思うので、そういう意味ではまあいいかな・・・・と。  バーンスタイン、好きだし(笑)

千秋君のおじいちゃんはエルガーを愛していたみたいだし、竹おじさんもその影響でか案外色々な曲を知っている雰囲気のエルガーなんだけど、実は KiKi にとってはさほど親しい作曲家ではありません。  エルガーの交響曲もそんなに聴いたことはないし、ヴァイオリンの定番曲とコンチェルト(チェロとかヴァイオリンとか)はともかくとして、1番聴いたことがあるのはこのCDの購入目的だった「エニグマ」ぐらいかなぁ。  で、今日の1曲の「威風堂々」なんですけど、これは大人になってから聴いた回数よりも小学生時代に聴いた回数の方が多いんじゃないかと・・・・・。  確か、音楽の授業の「レコード鑑賞」のカリキュラムの1曲だったような気がするし(但し、やっぱり1番だけ)、それより何より、運動会での表彰式なんかでは常にこの「威風堂々 第1番のトリオの部分」が使われていたように記憶しているんですよね~。  

でね、正直なところ KiKi は何となく生理的に「行進曲」って好きじゃないのですよぉ。  何となく「行進曲」のイメージと「軍楽隊」がダブってきちゃうのです。  で、行進曲を聴くと、気持ちが高揚してせいちゃうようなところがあって、それと同時にそれが「軍隊のパレード」のイメージとダブるんですよね。  だから小学生の時、運動会そのものは決して嫌いじゃなかったんだけど、そこで流される音楽、つまりこの「威風堂々」とか「星条旗よ永遠なれ」とか「双頭の鷲のもとに」とか「駆け足行進曲」とかにはあまりいいイメージを抱けなくて・・・・・。  運動会のリハーサルと称して「入場行進」なんかをやらされると、何となく居心地が悪いというか、要するにイヤだという気持ちの方が大きくて、「KiKi は軍人さんになる気はないんだけどなぁ」と思ったりしたものです。  まあ、大人になった今となってはあれはあれで「集団行動の何たるか?」を学ぶよい機会だったのかもしれない・・・・と思えたりもするけれど、それでもやっぱり「行進曲」≒「軍楽隊」≒「軍隊パレード」≒「運動会の入場行進」という公式がチラチラして、あまり好きになれない・・・・・ ^^; 

 

漫画「のだめカンタービレ」に出てくる音楽を聴く・・・・という企画。  なかなか楽チンでいいものです♪  少なくとも「今日は何を聴こう?」と悩まないで済む分だけお気楽にCDに手が出せます。  今のところ特に大きなストレスも抱えていない KiKi としては「今日の気分じゃ○○はナシ」というのもあまりないし・・・・・。  強いて言えば「はて、あのCDはどこへ仕舞い込んじゃったっけ??」というのがあるぐらい(笑)  ま、てなわけでリストを1つ1つこなしにかかっている状態で音楽鑑賞が進んでおります。

あ、因みに・・・・ですね、オペラに関してはかなり後回しになるだろうことをお断りしておきますね。  何せ KiKi はオペラはDVDで観ることにしているので、若干の心構えが必要なのと、さすがにオペラは所要時間も長いので、そこそこ時間と気持ちにゆとりがないとなかなか鑑賞できないのです。  ま、てなわけでこの漫画の冒頭に出てきているにも関わらずなかなかとりあげにくい「ヴェルディ マクベス」はいずれのお楽しみ・・・・ということにさせていただきたいと思います。  ま、てなわけで本日の1曲はリストの次にあがっている曲ということでこちらです。

ドヴォルザーク 交響曲第5番 Op. 76
SUPRAPHON COCQ 83919→24 演奏:ヴァーツラフ・ノイマン指揮 & チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1982年4月

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ごくごく一般的に、ドヴォルザークの交響曲と言えば第9番の「新世界より」がもっとも有名で、比較的よく聴かれるものが7番以降の3曲、強いて言えば・・・・という感じで6番が聴かれる程度じゃないかと思うんですよね。  実際、KiKi の音楽体験もまさにそんな感じでしたし・・・・・。  だからこそニナ・ルッツ音楽祭でシュトレーゼマンがこの曲を演ろうとしているのを知った千秋君も「なんつ~マニアックな!」という発言をしていると思うんですよ。  でもね、KiKi はドヴォルザークという作曲家がと~っても好きでねぇ。  ドヴォルザークに KiKi なりのキャッチフレーズをつけるとすると「洗練された田舎者」っていう感じがするんですよね~。

ドヴォルザークってある意味で「遅れてきた音楽家の世代を代表する音楽家」だと思うんですよね。  ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、リスト、ワーグナー、ブラームスという音楽史の流れのその後に登場した作曲家です。  だから彼の交響曲って明らかにシューベルトの影響が見られる「第1番、第2番」があって、ワーグナー的な「第3番」があって、第4番でブラームス的になってと、まるで乾いたスポンジみたいに多くを吸収してきた過程・・・・みたいなものが音楽のそこかしこに溢れていると思うんですよ。  で、ようやくこの5番にしてドヴォルザーク的なものの片鱗を見せ始めた・・・・KiKi にはそんな風に感じられます。 

KiKi の読書の趣味の中にいわゆる「英雄伝・騎士物語」というジャンルがあります。  そもそもこの「英雄伝」というジャンルに魅せられたきっかけは・・・・・と言えば、あの「プルターク英雄伝」があるわけですが、子供時代に初めてこの物語を読んだ時、KiKi は「英雄って男ばっかり。  女ってつまんない・・・・」と思ったものでした。  その後、様々な英雄物語を読むようになってからも「女」が登場するのは英雄の添え物的な扱いの「お姫様」ばかりで、レースひらひら衣装とかリボンとか、凡そ女の子らしいコスチュームを持っていなかった(持っていなかったばかりではなく、当時の KiKi は年中真黒に日焼けしていたので、多分まったく似合わなかっただろうと思う・・・・ ^^;)KiKi にとってそんな「お姫様」は憧れの対象にはなりえず、「生まれ変わったら絶対男になるんだ!  男になって英雄になるんだ!」と思っていました。

そうそう、子供時代の KiKi が両親と一緒に珍しく外食(しかもそば屋!)に行った時、色黒・短髪・パンツスタイルという KiKi を見たお店のおばちゃんが KiKi に声をかけた時「○○だよ、ボク」とボク呼ばわりされたことがありました。  普通だったら傷つくべきところだったのかもしれませんが、KiKi は何故かその時「ボクって呼ばれちゃった~♪」と超ご機嫌だったらしい・・・・・ ^^;    

ま、そんな KiKi ですから、ベートーヴェンの交響曲の中で、しかも標題付き音楽の中でこの「英雄」というのは一種特別な存在でした。  初めてこの曲をLPで聴いた時、レコードの針を落とすのももどかしく「♪ ウッキ ウッキ チャップ チャップ ランランラン ♪」という感じでした(笑)  で、何度も何度もまるでのだめちゃんの「プリごろ太 フランス語版」のように繰り返し繰り返し聴いていたものだからしまいには父親に「頼むからいい加減にしてくれ~!!!」と言われちゃったのが懐かしい思い出です。  ま、てなわけで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」 Op. 55
ARCHIV 439 900-2 演奏:ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮) & オルケストル・レボリュショネル・エ・ロマンティク

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このCDはね、いわゆる古楽器演奏ブームの頃、「古楽器演奏っていうのはどんなもんじゃ?」と思って購入したベトヴェン様の交響曲全集です。  当時、購入したいくつかの「古楽器演奏」のCDはその大半を今では手放しちゃったんだけど、これだけは大事に大事にCD棚の奥の奥の奥の方にとってあったのを久々に取り出してみました。  

初めてこの全集を聴いた時には「おお!  これがベートーヴェン様の耳に響いていたこの大傑作群の音なのか!!」とものすご~い感動を覚えました。  ベートーヴェンの音楽に色濃く反映している形式美・・・的なものと、ガーディナーのテンポ感、各楽器の音の絡み合いにより描かれる細密画みたいな緻密性ががっちりと握手している。  そんな風に感じたんですよね。  ただね、何度も何度も聴いているうちに(なんせお値段も高いCDなので、大事に大事に聴こうとあまりに聴きすぎた?)、当初の感動は薄れ、そのうちに「すご~く安心して聴ける演奏だし、ある意味で音楽がすっきりしている感じがして曲の構成もはっきりわかって面白いんだけど、何かが足りない・・・・・」と思うようになっちゃったんですよね。  で、いつの間にか KiKi にとってこのCDはベートーヴェンの交響曲をBGMにして何かをする時の音楽・・・・・と化していったのです。

ま、でも、いつもいつもブロムシュテットの演奏ばかりじゃちょっとつまらないので、今日は久々の「英雄」だし、こちらを聴いてみようと思ったという次第です。

 

あの博識な千秋君をして「オレも知らん・・・・・」と言わしめた曲を今日は聴いてみたいと思います。  千秋君も知らなかったぐらいだから一安心なんだけど、実は KiKi もこの漫画を読むまでこの曲はさわりを聴いたこともなければ、そもそもその存在自体を知りませんでした。  まあ、KiKi の場合、連弾曲はほとんど弾いたことがないし、ついでに言うとモーツァルトのピアノソナタってあんまり好きじゃなかったから長年ピアノを弾いてきている割にはあんまり知らなかったりするんですよね~。  

モーツァルト 2台のピアノのためのソナタ K.448
SONY SICC 1031 演奏:マレイ・ペライア & ラドゥ・ルプー(pf) 録音:1984年6月

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1781年、モーツァルトのウィーンでの最初の年に作曲された2台のピアノのための唯一の完成されたソナタ。  当時、モーツァルトの弟子だったヨゼフィーネ・フォン・アウエルンハンマー家の演奏会のために作曲され、同年11月23日に彼女とモーツァルトによって初演された。  このアウエルンハンマー嬢についてモーツァルトは父への手紙でもヨゼーファと愛称で呼び、その容貌をこきおろしているが、ピアノの才能はすぐれていて、このソナタのほか、同年に作曲した6曲のヴァイオリン・ソナタ(K. 296, 376~380)を彼女に献呈していることからも明らかであり、この後も彼女とたびたび共演しているし、彼女はすぐれた女流ピアニストとして名声をえており、モーツァルトの作品の出版でも出版社に協力した。  モーツァルト研究で有名なA.アインシュタインが「オペラ・ブッファの理想的な序曲」であり「比類ない傑作」と言っているように、明るい生気がみなぎっている第1楽章から華麗なロンドまで、2台のピアノのための理想的な作品であり、また至難な演奏技巧が要求されていて見事な効果を挙げている。  (CDライナーノーツより転載)

モーツァルトがピアノのうまいデブ娘(知人の子)との合奏用に作ったあっかるいサロン向き音楽  (by 千秋)

この曲を初めて通して聴いてみたときの感想は、「とってもピアノっぽい音楽だなぁ」ということでした。  KiKi がモーツァルトのピアノソナタがあまり好きじゃない理由はね、現代のピアノの音とモーツァルトのピアノソナタにはどこかちぐはぐなところがあるように感じるところ・・・・なんですよね。  特に初期のピアノソナタにはその傾向が顕著で、どんな音で弾いて欲しいと思って作曲された曲なのかわからなくなってしまうようなところがあるんですよ。

でもね、この曲に関しては「音から入った曲」だから・・・・・(要は初見で楽譜から入った音楽ではない)というのもあるかもしれないけれど、それ以上に曲の持っている雰囲気がピアノの音色を生かしているなぁと感じられる、そんな気がしたんです。  でね、ちょっとだけ調べてみたら、どうやら現代のピアノの前身である「フォルテピアノ」がようやく鍵盤楽器として登場してきた時期と微妙にあっているみたいなんですよね~。

 

先日ショパンのノクターン Op. 9-2 のエントリーに yurikamome さんからコメントを頂戴し、その中でクラシック音楽愛好家の間では知る人ぞ知る・・・・・という存在だったゆらむぼさんの訃報を知りました。  KiKi は直接の面識はなく、ネット上でもほとんど交際らしい交際はさせていただいてはいなかったのですが、今は懐かしい Nifty のクラシック音楽フォーラム(FCLA)のカキコやら、Internet 時代に入ってからの独自で作成されたHP「ゆらむぼの部屋」、そしてそのサブサイト的な位置づけにあった「100円スピーカで楽しむクラシック」というブログ等々には時折お邪魔しては今となっては懐かしいゆらむぼさんのCD評をROM逃げしていました。

KiKi が「落ちこぼれ会計人の Music Diary」を始めた頃、KiKi の1つの目標はゆらむぼさんのCD評でした。  プロの批評家の評論にありがちな難解な言葉を決して使おうとはなさらず、1つ1つの音楽を捕れたての果実を大事に大事に味わうかの如く、丁寧に語られるゆらむぼさんの評論は1つの理想形でした。  

ここ何年かは KiKi 自身がネット生活から遠ざかっていた・・・・ということ、ようやく復帰を始めたここ数ヶ月はこのブログにエントリーを書き連ねることに注力していたために、めっきり御無沙汰をしてしまっており、「ゆらむぼの部屋」にはお邪魔していませんでした。  そうして耳にした訃報。  信じられない・・・・という想いと、KiKi の中で何かが1つ終わったような喪失感でいっぱいになりました。  

今も閉鎖はしていない「落ちこぼれ会計人の Music Diary」の「お気に入りリンク(左端下)」の筆頭に「ゆらむぼの部屋」はリンクさせていただいていたのですが、とても残念なことに「ゆらむぼの部屋」はもう閉鎖されたようです。  (因みに「100円スピーカで楽しむクラシック」の方はまだ開設したままのようです。)  もうあの「ゆらこめ」を読むことはできなくなってしまったのか・・・・と諦めきれない気持で「ゆらこめ」とググってみたら、な、な、なんと、ご遺族の方があの膨大なCD評をほぼ丸ごとそのまま出版されていらっしゃることを知りました。  今はもう新しいエントリーを読むことができなくなってしまったけれど、私のネット生活とともに読み継いできた文章にもう一度、いえ、これからもずっと触れ続けることができる!  そう思った時、思わずポチっと購入ボタンを押している KiKi がいました。  

 

ゆらこめ 上・下
著:由良博英 編:由良繁久 神戸新聞総合出版センター  

51IJB1FDM1L__SL160_.jpg   51ygUbhnHnL__SL160_.jpg   (Amazon)  (Amazon)

 

ゆらむぼさん。  素敵なそしてこんな膨大なエントリーを遺してくださってありがとうございました。  直接お話させていただく機会はなかったけれど、あなたを知ることができて、そしてあなたの文章に接することができたのは KiKi にとってとても大切な1つの宝物でした。  こんなに遅れてあなたの訃報を知ることになったのは本当に残念です。  でも、これからもあなたが遺してくださった「ゆらこめ」を折に触れ拝読させていただきながら、心の中で音楽のお話をさせていただきたいと思います。  

 

ついこの間、KiKi は岩波少年文庫で「アラビアン・ナイト(千一夜物語)」を読みました。  この物語はとある我儘&残酷なサルタンにとあるお姫様が千と一夜の寝物語を語って聞かせたお話・・・・・かと思っていたら、実は実際には千と一夜ではなく、「ものすご~くたくさん」という意味で「千一夜」という数が使われているのだそうです。  同じように「千」という数字が出てくるのがこの曲です。  題して「千人の交響曲」!!  でもまあ、アラビアン・ナイトの方の「千一」も「ものすごくたくさん」という意味だったし、こちらもご同様かしら・・・・・と思っていたらさにあらず。  何でもこの曲の初演(1910年 指揮:マーラー本人 @ミュンヘン)では250名ずつの混声合唱2組、350名の児童合唱、8名のソロ歌手、146名のオーケストラ という実際に千人を超すオケで演奏したのだとか・・・・・。  で、興行主が広告キャッチ・コピーに使ったのが「千人の交響曲」という名前で、以降、その名が定着しちゃっているらしい・・・・・(笑)

でもね、じゃあ、スコア上に「何人以上で演奏しなさい」という指示があるのかと言えばそれは書いてないのだそうです。  でも作曲者本人が演奏したときがその規模だったということは暗にそれぐらいの人数(↑)で演奏してほしいということなのかなぁ。  まあ、KiKi は都響の演奏会でマーラー8番の生を何回かは聴いているんだけど、舞台に何人乗っかっているのかを数えたことはないし、下手をすると必ずしもすべての奏者が舞台の上にいるとは限らないわけだし・・・・・。  

ま、何はともあれ、千秋君がシュトレーゼマンのCDに感動し、派手好きの龍 & 清良 コンビが R☆S オケで演奏したがった曲を本日は聴いてみたいと思います。

マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」
Brilliant 92005 演奏:インバル指揮 & フランクフルト放送響 北ドイツ放送合唱団 録音:1986年10月

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この曲はねぇ、KiKi にとっては「交響曲」というよりは「カンタータ」っていう感じがするんですよね~。  全体は2部に分かれていて、ハイドン・パパががっちりと骨組みを作った交響曲の「楽章」という概念をまったく無視しちゃってるの!(笑)  で、ベートーヴェンさんが交響曲に声楽を持ちこんだのに追随して(?)か、マーラーさんはこの曲の前にも2番から4番の交響曲で声楽を用いているんだけど、それらの交響曲とこの第8番は明らかに違うんですよ。  何て言ったらいいんだろう。  2番から4番の交響曲の中の声楽はオケが主で声楽が従、登場するのも後半になってからだったのが、この第8番ではいきなり二組の合唱団が高らかに歌い出すんです。  

私は、今しがた8番を完成させたところです。  それは、私が今まで書いた最大の作品であるばかりでなく、内容・形式ともに類のないものなので、言葉では言い表せません。  宇宙が震え、鳴り響くさまを想像してください。  それはもはや人間の声ではなく、運行する惑星や太陽のそれなのです・・・・・

マーラーさんご本人の言葉です。  確かに・・・・・。  これは内容・形式ともに類のないものですよねぇ。  でもね、これが交響曲カテゴリーにいるのにはそれなりの理由があってどうやら作曲当初のスケッチとしては4楽章構成の交響曲になる予定だったらしいのです。  諸説あるらしいんだけど、有名なところで2つ。

(スケッチ その1)
    第1楽章 讃歌『あらわれたまえ、創造主 聖霊よ』
    第2楽章 『スケルツォ』
    第3楽章 『アダージョ・カリタス』
    第4楽章 讃歌『エロスの誕生』

(スケッチ その2)
    第1楽章 『あらわれたまえ、創造主 聖霊よ』
    第2楽章 『カリタス』
    第3楽章 『子供とのクリスマス遊戯』
    第4楽章 讃歌『エロスによる創造』

 

まあ、本当のところがどうだったのかはよくわからないけれど、結局は上記スケッチの中の第2~第4楽章がゲーテのテキストに基づく、長大な第2部となった・・・・・ということのようです。  現在のCDなんかのカタログでは2部構成の楽曲として説明がなされ、だいたい以下のような説明がなされているようです。

第1部: 賛歌「来たれ、創造主なる聖霊よ」
第2部: 「<ファウスト>からの終幕の場」

タイトルからして歴然としているけれど、第1部はどっかのえら~いお坊さんがラテン語で書いたありがた~い賛歌をベースにしていて、第2部はゲーテの「ファウスト」の第二部のうち「隠者たち」から「神秘の合唱」までをほぼ丸ごと(多少のカットやら入れ替えはあるらしい)テキストとして用いているのだそうです。  まあ、第1部は宗教的な世界、第2部はドロドロした人間現世っていう対比になっているんでしょうね。  第1部と第2部では正直なところだいぶ感じが異なる音楽なんですよね~。

KiKi はね、この曲、決して嫌いじゃないんだけど、ものすご~く正直に言うと、何度聴いてもこの曲の第1部と第2部の繋がりがよく理解できないんですよね~。  この二つのテキストが一つの作品のなかで、どのようにして有機的なつながりを持っているのかがさっぱりわからないのです。  語学の問題なのかなぁと思った時期もあるんだけど、訳詞をいくら読んでもやっぱりわからない。  文学的な素養の浅さなのかなぁとも思うんだけど、一応文学部の出身だしぃ・・・・・・ ^^;

第1部で神を賛美し、第2部で人間の諸々の罪悪からの救済を歌っている・・・・というのはわからないじゃないんだけど、何となくしっくりこないというか、要するにわからんというか・・・・・。  やっぱり信仰心というベースがないせいなのかしらん????

 

たまたま「のだめカンタービレ漫画に出てくる音楽を聴いてみよう!」のコーナーを始めてみて、たまたま割りと最初の方(第2巻)に、このクラシック音楽の定番曲が出てきていて、さらにたまたま今このタイミングがこの曲が日本で演奏される機会の滅法高い12月!  クラシック音楽ブログを続けてきているにも関わらずこの曲を1度も取り上げていなかったというのも何かの縁でしょうか? (← いや、ただ単にここ何年かはベートーヴェンの交響曲からは KiKi が遠ざかっていただけのことなんだけど ^^;)  

偉大なるベートーヴェン様の交響曲なので、決してバカにしているわけじゃないし、決して聴き飽きたわけでもないんだけど、ベートーヴェンの交響曲って今の KiKi にとっては自分から率先して選んで聴く音楽ではなくなってしまっています。  それでも小学生~中学生ぐらいまでの頃は他に聴くものがなかった・・・・・というのもあるんだけど、何度も何度も繰り返し聴いた音楽でした。  ま、今日は久々にその頃の気分に戻ってこの1曲を聴いてみたいと思います。

ベートーヴェン 交響曲第9番 Op. 125
Brilliant 99927/5 演奏:ブロムシュテット指揮 & シュターツカペレ 録音:1980年

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この曲を初めて聴いたのがいつだったのか、あまりにも昔すぎて忘却の彼方・・・・なのですが、とにかくびっくりしたのが交響曲にも関わらず合唱が入っていること!でした。  でもね、今に至るまで実は KiKi はこの歌の歌詞の意味(というか歌詞そのもの)をじっくりと味わったことがないんですよね~ ^^;  ま、てなわけでせっかく今日はこの曲をとりあげるのでそのあたりにも触れていきたいと思います。  だって、物の本(漫画;手塚治虫氏の絶筆作品 ルードヴィヒ・B)によればベートーヴェンはこの曲の合唱部分に使ったシラーの「歓喜に寄す」という詩に曲をつけようと思ったのは生まれ故郷のボンを立つ前からだったのだとか。  当時彼はボン大学の聴講生で、シラーと親交のあるルートヴィヒ・フィシェニヒというボン大学の先生をしていた詩人と交際があったのだそうです。  

シラーが「歓喜に寄す(第一稿)」を書いたのが1785年。  ベートーヴェンがボン大学に通っていたのが1792年。  シラーがこの交響曲の合唱部分の元歌になる「歓喜に寄す(改定稿)」を書いたのが1803年。  そしてこの交響曲が作曲されたのが1822~24年。  実に30年以上の年月、ベートーヴェンはこの曲の構想をあたため続けていたことになります。  (実際そんな手紙が残っているらしい @1793年)  因みにこの曲、スケッチだけは1809年ごろから散見されるらしい。  いずれにしろ、練りに練って作り上げた音楽なんですね~。 

この曲に関してあまりにも有名な逸話は、この曲が初演されたときのもの。  まずはベートーヴェンはこの曲の初演での指揮を他人には任せたがらなかったらしい・・・・・。  でも、すでに耳の病気が進行していてほとんどまったくと言っていいほど聞こえなくなっていた彼に指揮をさせてもオケが混乱するばかり・・・・・ということで、ベートーヴェンの傍らで別の人が指揮をし、ベートーヴェン自身も指揮台には立っていたらしい。  で、オケの面々はベートーヴェンの指揮を見ないで、傍らに立つ助っ人の指揮に従って演奏したらしい。  で、全ての演奏が終わって会場が大拍手で湧きあがっても、ベートーヴェンには演奏が終わったことも、この音楽が大好評で受け入れられたことにもすぐには気がつかなかったのだとか。  そして演奏に参加していた歌手(? だったか、オケのメンバーだったか、助っ人指揮者だったかは忘れました ^^;)がベートーヴェンを聴衆の方に向き直らせて初めて彼は場内が熱狂していることに気がついたのだとか・・・・。  痛ましいお話ですねぇ・・・・・。

ま、それはさておき、音楽についてです。

第1楽章はとにかく威厳に満ちています。  これぞクラシック!っていう感じ(? 笑)  とても力強く躍動感にあふれる音楽だと思うけれど、同時に「不満」「焦燥」といったネガティブな感情が渦巻いているようにも感じます。  言いたいことが喉元まで出かかっているんだけど、どうしてもうまく言葉にできなくて苛立っている。  この楽章を一言で表現するなら KiKi は「混沌」という言葉を選びたい。  そんな感じの音楽です。   

第2楽章は豪快な重量級のスケルツォっていう感じ。  切れの良いリズムです。  ティンパニーが大活躍します。  で、真澄ちゃん、入魂の演奏と相成ります。 「どうか、私と友達になってください b-hato4-b.gif  のだめを読んで以来、この楽章はこのフレーズでしか聴けなくなってしまったような気がしないでもない KiKi (苦笑)。  (因みに第2楽章のみならず、第1楽章でもティンパニーは大活躍しているんですけどね♪)

第3楽章は美しく天国を思わせるような安らぎに満ちた音楽です。  「祈り」、「希望」、「感謝」といった言葉が頭をかすめます。  そして天国的な雰囲気を破るかのように最後の方にトランペットによる警告のようなフレーズが出てきます。  

そして終楽章。  荒れ狂ったように始まる終楽章。  冒頭ではまるで第1楽章~第3楽章の否定をしているかのようです。  というのも、前の3つの楽章のメロディの断片がコロコロと出てくるんだけど、それが出てくるたびにチェロとコントラバスが「このメロディじゃない!  ちが~う!!」という感じで割り込んでくるんですよ。  で、あれやこれやという対話の果て、最後の最後に小さく出てくるのが「歓喜の歌」のメロディ。  そしてバリトンソロの歌詞。    

おお、友よ! このような調べではない!
そんな調べより、もっと心地よく歌い始めよう、喜びに満ちて。

秋はショパンの季節。  ず~っと昔、Nifty のクラシック音楽関連のフォーラムか何かで誰かがそんなことを仰っていました。  ショパンにも色々な楽曲があるから必ずしもすべての音楽が秋っぽいかと言えばそうでもないと思うんだけど、ことノクターンに関してはまさにこの言葉どおりじゃないかと KiKi は思っています。  秋の夜長、ショパンのノクターンをBGMにお気に入りの本を手に過ごす時間は至福の時。  何度そんな秋を過ごしてきたか来し方を振り返ると、色々な思い出が蘇ってきます。  とは言え、今はもう冬なんですけどね~ ^^;

で、聴く分にはそうなんだけど、弾くと案外難しいのがショパンのノクターン。  KiKi も決して全曲制覇したわけじゃないんだけど、作品番号が付されていないものを含めて全21曲のうち約半分ぐらいは取り組んだことがあります。  「テクニック的に難しいのか?」と聞かれればそれほどでもないと思うんだけど、「聴かせるように弾く」のが本当に難しい繊細な絹織物みたいな音楽だと思うんですよね。  そんな中であまりにもメジャーで KiKi もショパンのノクターンの中で最初に手掛けた1曲が本日の1曲であります。  「おなら体操」や「もじゃもじゃ組曲」に没頭していた観のあるのだめちゃんさえ(! 苦笑)もどうやら音大時代に勉強していたようです。  (参照: のだめカンタービレ第1巻)

ショパン ノクターン第2番 Op. 9-2
SONY SRCR 1892 演奏:横山幸雄(pf) 録音:1997年6月

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KiKi はね、どちらかというとお値段でCDを選ぶタイプ(要は廉価版漁り)の傾向が強いんだけど、そんな中で例外扱いなのがキーシンとこのCDの奏者横山さんという時代がありました。  この二人の演奏に初めて接した時、ものすご~い感銘を受けて、同時代を生きる若手演奏家の中でず~っと応援し続けているピアニストのお二人です。  ことに横山さんは同じ日本人として特別な想いで応援しているんですよね。  だから、まだお給料の乏しかった時代にあってさえも「後援会」な~んていうものに入っていたこともあったし・・・・・・。

でね、これまでいくつかの彼の演奏を聴いてきたわけだけど、やっぱり彼のピアノの音が一番マッチするのはショパンの音楽のような気がします。  次がフランスもの。  (彼もフランス留学組だから・・・・なのかなぁ)  彼のベートーヴェンやシューマン、さらにはそれ以外の演奏もいくつか聴いてきたけれど、いかに応援しているとは言えども、どことなく感心しなかった・・・・というか、ショパンやフランスものでぐいぐい惹きつけられるほどには堪能しきれなかった・・・・・というか。  

まあ、これには多分に KiKi の思い込みが作用しているのかもしれません。  何せ、彼のキャリアの中で最初に燦然と輝いたのが1990年のショパン・コンクールの1位なし3位という記録だったし、KiKi の記憶が正しければ彼が最初に取り組んだ偉業の1つが「ショパンのピアノ曲全曲演奏」というテーマだったように記憶しているし・・・・・。

さて、せっかく「のだめ Review」を始めたことですし、久しくサボり気味のクラシック音楽エントリーもたまには書かなくちゃ・・・・ということで、考えた復帰策。  「のだめカンタービレ漫画に出てくる音楽を聴いてみよう!」のコーナーを始めてみようかと思います。  KiKi の場合、クラシック音楽をBGM的に流している時間は結構あるんだけど、やっぱり曲を聴いた後で何らかのエントリーを書くとなると、それなりの心構え・・・・みたいなものが必要でねぇ。  で、その心構えみたいなものは選曲をしている中で芽生えてくることが多いんだけど、そうすると今度は選曲に凝りだしちゃう・・・・という悪い(?)癖がありまして・・・・・。  で、結果として最近では何とな~くクラシック音楽エントリーから遠ざかっているという結果になっていたりするのです。

でもまあ、漫画に登場する音楽をとにかく聴いてみる・・・・ということであれば、選曲はしなくてもよくなって、強いて言えば選盤に時間がかかるかも・・・・という問題が残っていますが、まあ、もともとが KiKi の場合は「このブログのエントリーでご紹介する CD は必ずしも『強力推薦盤』というような類のものではない」というスタンスでクラシック音楽ブログを書いてきたわけです。  (こちら)  まあ、そういう意味ではお気楽に綴っていこうかな・・・・と思う次第です。  てなわけで、無意味に長~い前置きはこれぐらいにして、今日の KiKi の1曲はこちらです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」 Op. 13
DECCA 433 882-2 演奏:ヴィルヘルム・バックハウス

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ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲はアマチュアながらも KiKi のライフワーク・・・・だったはずの音楽です。  (今でも、一応ライフワークとして位置付けてはいるんだけど、実現できそうにないので最近ではちょっと弱気・・・・ ^^;)  その中で小学生~中学生の頃にとにかく全楽章暗譜までして弾いてみたことがあるのは、当時のピアノレスナーの基本的教材「ソナチネアルバム」だったか「ソナタアルバム」(全音版)に収録されていた「2つのやさしいソナタ Op. 49 (第19番と第20番)、そしてこの第8番の「悲愴」、第14番の「月光」の4曲でした。  そのうち、「月光ソナタ」は発表会で演奏し、残りは通常のレッスンでの課題曲でした。

KiKi の記憶が正しければ「月光ソナタ」が先で、「せっかくベートーヴェンのソナタを発表会で弾いたのだから、もう1曲ぐらいやっておきましょうか?  どれが弾いてみたい?」と先生に聞かれ、「はい、はい、『悲愴ソナタ』が弾いてみたいです!!」とリクエストしたように思います。  子供時代の KiKi にとっては第1楽章の冒頭のグラーヴェの部分がかっこよく聞こえてねぇ・・・・。  そう、今にして思えばあの頃の KiKi の選曲の基準って「かっこいいかどうか」だったような気がします。

    

シベリウスの音楽と言えば学校時代(小・中・高)に音楽の授業で出てくるのは「フィンランディア」ぐらいで、後は国民楽派の1人で、西欧、特にドイツのロマン派の影響を受けて比較的保守的な手法によって民族的な抒情表現を特色としていて云々カンヌン・・・・・というような習い方をしたように思います。  そして音楽鑑賞で聴かされた「フィンランディア」はこのエントリーでも書いたように、これら(↑)の文字や言葉による説明に対してそれを具現化したものとして理解できたかと言えば・・・・????。  わかったようなわからなかったような・・・・そんな感じでしょうか。  音楽自体は素晴らしいと思うんですよね。  でもね、それが「民族的なのか否か」とか「国民主義運動って何?」みたいな部分では正直なところチンプンカンプンだったんですよね~。  そんな KiKi がフィンランディアでは理解できなかったんだけど、シベリウスが「民族的」と称される由縁について「ほぉ そういうことか。」と少しは腑に落ちた音楽をご紹介したいと思います。  てなわけで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

シベリウス 4つの伝説曲(組曲「レンミンカイネン」) Op. 22
NAXOS 8.554265 指揮:ペトリ・サカリ 演奏:アイスランド交響楽団 録音1997年

 

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この組曲は以下の4曲から構成されています。

第1曲: レンミンカイネンと島(サーリ)の乙女たち
第2曲: トゥオネラのレンミンカイネン
第3曲: トゥオネラの白鳥
第4曲: レンミンカイネンの帰郷

この中でも第3曲の「トゥオネラの白鳥」は演奏される機会も多ければ録音される機会も多い音楽だと思うんですよね。  恐らく国内で販売されている「フィンランディア」のCDには必ずと言っていいほどカップリングされているんじゃないでしょうか?  そして、「白鳥」ほどじゃないけれどこれまた比較的演奏される機会があるのは第4曲の「レンミンカイネンの帰郷」だと思います。  かくいう KiKi もこのCDを購入するまで、この4曲を全曲聴いた覚えがありません。  (因みに色々な音楽関係の本を見ると第2曲と第3曲が入れ替わっていることがあります。)

 

せっかくブログを再開し、「落ちこぼれ会計人の Music Diary」のエントリーの移行もほぼ終了したし・・・・ということで、かつて色々とお世話になったクラシック音楽ブログのお友達のサイトをちょっとウロウロしにいってみました。  すると・・・・・・  KiKi がデータ移行に夢中になっているうちに大事件が勃発していました。(こちら)とか(こちら)   

訃報: アリシア・デ・ラローチャ  享年86歳

え~!!  そうだったの???  数年前に現役ピアニストとしては引退していたことは知っていたけれど、そんな~。  思えば KiKi がアルベニスのピアノ曲に初めて接したのはラローチャおばさんのCDだったし、あなたのシューベルト、と~っても好きだったのにぃ!!  ま、てなわけで、かなり出遅れた感はあるんだけど今日の KiKi の1曲はこちらです。

シューベルト ピアノソナタ第13番 D.664 (Op. 120)
ラローチャ/ロマンティック・ピアノ・リサイタル  (ごめんなさい。 今日は画像はナシです。)   (Amazon)

 

このCDはね、KiKi の一時期の大のお気に入りでした。  収録されているのは今日の1曲のシューベルトのピアノ・ソナタのみならず、シューベルトの即興曲(Op. 90-4 のみ)、メンデルスゾーンのカプリッチョ(Op. 33-1) と厳格なる変奏曲(Op. 54)、グリーグの「叙情小曲集」の中の素敵な一品 夜想曲(Op. 54-4) とピアノソナタ(Op. 7)。  どれもこれも本当にロマンティックな演奏で、疲れて帰宅した日の一服の清涼剤・・・・という感じでねぇ。  ラローチャと言えばどうしてもスペインものという印象が強いんだけど、アルバム全体が「スペインだけじゃないぞ~!!」と自己主張している・・・・そんな感じ(笑)

ライナーノーツで彼女に捧げられた文章には本当に説得力があって、KiKi は彼女のようなピアノ弾き(アマチュアなりに・・・・ではあるけれど)になりたかったと何度も何度も思って、ホント、寝ても覚めてもこのCDを聴きまくっていた時代があるんですよね~。  せっかくなので彼女のご紹介も兼ねてそのライナーノーツの一文を下に引用しておきますね。

 

アリシア・デ・ラローチャについて

ラローチャは1923年生まれのスペインの女流ピアニストである。  彼女は、小柄な身体からは想像しがたいほどの深く強いタッチで楽器を美しく鳴らす力量と、躍動的なリズム感や、あふれるほどの詩情と格調を伴った陰翳豊かな表情を持ち、それはいかなる作品においてもみごとに発揮されている。  ここに収められた彼女の、詩情豊かで心に染みいるような演奏は、亡きマイラ・ヘスに代わって"ピアノの女王"という称号を与えられていることを十分に納得させるものと言えよう。

 

 

お正月休み以来久々の更新です。  何せ KiKi はブログ・タイトルにもあるように一応「会計畑」でお仕事をしている身。  外資系畑が長かったせいもあって12月決算の会社でお仕事をすることが多く、今お世話になっている会社もコテコテの日本企業でありながらも、ついこの間までとある外資系メーカーの子会社だった会社なので、1月は年次決算作業でアタフタしております。  しかも、今の会社ではちょっと複雑な株主構成になっている関係もあって、年次決算と平行して今年(2008年度)の予算確定作業もすすんでおり、さらにはさらにはこれに追加でシステム(IT)改革プロジェクトまであったりなんかして、とにかく KiKi の Weekday はボロボロなのです。

ま、そんな中、年が明けてから初めて、ようやく今日はまともなお休みをとることができました。  で、早速ブログ更新に励もうと思った次第。  はてさて、今日はどんな曲を聴くことにしましょうか。  まずはこれまでにどんな音楽のエントリーを書いているのか、「今日の1曲リスト」をチェックしてみました。  

あれ・・・?  




あれれ・・・・??  




あれぇ~・・・・・・????




ひょっとして KiKi はこれまでこのブログでモーツァルトの交響曲をただの1曲もとりあげていないの????  一昨年、別ブログ「落ちこぼれ会計人の独り言」で NHK TV 番組の「毎日モーツァルト」と連動した企画をぶちたてて、そこそこモーツァルトの交響曲も聴いていたので、何となくすでに採りあげ済みだと錯覚していました!!  でも、クラシック音楽ブログでモーツァルトの交響曲を1曲も聴いていないとはこれいかに????  ま、てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

モーツァルト 交響曲第41番 「ジュピター」 K. 551
TELARC KZ-80300 Disc 10 演奏:マッケラス指揮 & プラハ室内管 録音:1986年6月
Mozart_Symphony.jpg   (Amazon)

 

のだめカンタービレ in Europe を観ました。  パリのコンセルヴァトワールの授業についていけず、自分を見失いかけていたのだめちゃんが七転八倒の苦悩、試行錯誤の末に、迎えた初リサイタルでの演奏。  よかったですね~。  特に KiKi にとってはプログラム最初の1曲、「キラキラ星変奏曲(K. 256)」は小学生になって参加した最初のピアノ発表会で弾いた思い出の曲なんですよね~。  あの曲を聴いた瞬間、何ともいえないノスタルジックな感傷で胸がいっぱいになってしまったのです ^^;  そういえばお仕事を再開して以来、ほとんどピアノに触っていないなぁ・・・・。  せっかく防音室まで作って無理してグランドピアノを買ったはずだったのに・・・・。

KiKi の単純なところはのだめちゃんじゃないけれど、ちょっと何かに触発されると
「ピアノ・・・・弾かなくちゃ」
と思ってしまうところ。  もっとものだめちゃんみたいに才能溢れるわけじゃないから、いきなり難曲を弾きこなしちゃうことはできないんですけどね。  で、思うように弾けない自分に悶々としているうちにまた「忙しい」というのを口実に弾かなくなっちゃうの・・・・ ^^;  我ながら子供時代から進歩がありません。  

ま、それはさておき、昨日彼女の演奏を聴いているうちに昔はあんまり興味がなかったんだけど、無性にモーツァルトのピアノ・ソナタが聴きたくなってしまいました。  ま、てなわけで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

モーツァルト ピアノ・ソナタ第18(17)番 K.576
Naxos 8.550448 演奏:イエネ・ヤンドゥー 録音:1991年6月

41HjwB4EfKL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

さて、レスピーギのローマ三部作の最終曲をエントリーする日がやってまいりました。  最後を飾るのは「ローマの噴水」です。  てなわけで今日の KiKi の1曲です。

レスピーギ 交響詩「ローマの噴水」
DG POCG-9269 演奏:小沢征爾指揮 & ボストン交響楽団 録音:1977年10月

Respighi_3Roma.jpgのサムネール画像   (Amazon)

この曲はね、水を扱っているから・・・・というわけでもないのだろうけれど、どことなくフランスものに近い香りがするような気がするんですよね~。  印象派的とでも言いましょうか・・・・。  水、光、運動。  印象派音楽のキーワードだと思うんですよね。  作曲者自身も言っています。

ローマの4つの噴水を、その特徴と周囲の風景とが最も調和する時間、あるいはその美しさが最も印象的に見える時間に心に受けた感情と幻想を表現しようとした。


と・・・・。


それはさておき、レスピーギのローマ三部作のすごいところって、KiKi はそれぞれの音楽の紡ぎ方にもあるような気がするんですよね。  「ローマの松」に関しては KiKi はそれをエントリーの中で文章化してご紹介したつもりなんだけど、例えば昨日の「ローマの祭り」に関して言えば、時代順に並んでいて「ローマのキリスト教史」っていう感じがしないでもない。  で、今日の「ローマの噴水」は、夜明け → 朝 → 昼 → 黄昏 と一日の時間を追っているわけですよ。  でね、KiKi が深読みするに、なぜ「噴水」なのかを考えてみると、レスピーギはそこにさらに追加で謎かけをしているような気がするんですよね~。

ローマといえば「街道建設」と同時に「水道建設」でも有名な古代国家でした。  恐らくレスピーギはここでローマ文化の1つの象徴として水道をイメージしていたんじゃないかと思うんですよね。  その根拠は以下のご紹介記事の中で明らかにしていきたいと思います。

因みにレスピーギが生きた時代がいつなのかを調べてみると1879年~1936年。  世界史の年表と比べてみると帝国主義の真っ只中で生を受けます。  さらには第一次世界大戦、ヴェルサイユ条約を経て、イタリア・ファシスト党が成立してムッソリーニが台頭してきた時代を生き抜きました。  かつての偉大なるローマ帝国の末裔たる自分たちイタリア人が政治的にも経済的にも弱体してしまっている現状を憂い、その想いが民族主義的な国威発揚とリンクしてしまった、そんな時代。  栄光のイタリア復活を願う想いが、同じく「古代ローマ帝国の復権」を訴えた独裁者、ムッソリーニの立ち位置に共感を覚えても不思議ではありません。  (そうやって考えてみるとローマ三部作が作を追うごとにどんどん巨大にそして派手(?)になっていくのもわかるような気がします。)


 

さて、昨日ちょっとしたはずみで「ローマの松」を聴くことにした KiKi。  で、そうなるとローマ三部作を無視して別の音楽に進むわけにはいきません! (← って別に誰に強制されたわけでも強迫観念にかられる必然性もないのですが・・・・・ ^^;)  ま、いずれにしろ、クラシック音楽ブログを運営している以上、いつかどこかでご紹介しなくちゃいけない音楽であることには変わりないわけですから、せっかくCDも棚から出てきたことですし、CDの画像も手近なところに保存されていることですし(← これが一番大きな理由だったりする ^^;)、とにかくこのローマ三部作のエントリーを終わらせてしまいたいと思います。

ま、てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

レスピーギ 交響詩「ローマの祭り」
DG POCG-9269 演奏:小沢征爾指揮 & ボストン交響楽団 録音:1977年10月

Respighi_3Roma.jpgのサムネール画像   (Amazon)

 

 

昨晩、とあるTV局で「ローマ1000年史」という番組をやっていました。  番組の内容はかなり稚拙だった(・・・と思う)んだけど、現在塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読み進めている真っ最中の KiKi にとって、ローマって言う単語自体がなかなかキャッチーなので、4時間弱の番組をブチブチと文句を言いつつも(汗)観ていました。  で、そしたら番組の途中(ハンニバルがアルプス越えをするあたり)で、何だかよくわからないけれど急に頭の中で、「カタコンブ付近の松」の音楽がガンガン鳴り響き始めちゃったんですよね~。  で、そうなるとやっぱりちゃんと音楽鑑賞せずにはいられなくなってしまう KiKi。  ま、てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

レスピーギ  交響詩 「ローマの松」
DG POCG-9269 演奏:小沢征爾指揮 & ボストン交響楽団 録音:1977年10月

Respighi_3Roma.jpg   (Amazon)

えっとですね、よくあることではあるけれど、KiKi が持っているCDのデザインは↑とは異なるけれど、内容を見る限りでは現在発売されている同じ内容のCDがこちらのようなので、この画像を使わせていただきました。

今日はお昼頃からUターンラッシュが始まっているのだそうです。  年末年始恒例の日本民族大移動の日ですね。  盆暮れ正月といえばもはや日本の風物詩とでも言いましょうか、日頃は親孝行だの家庭サービスな~んていう言葉とは縁も所縁もないような生活をしているように見受けられる人たちまでもがいきなり「家庭第一!」に宗旨替えでもしてしまったかのように見えてしまうという不思議なシーズンです。

ま、そんなこんなで誰もが家庭を大切にするこの季節に因んで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

R. シュトラウス 家庭交響曲 Op. 53
DENON COCO-70762 演奏: インバル指揮 & スイス・ロマンド管弦楽団 録音: 1996年3月

61GHE8ESGZL__SL500_AA240_.jpg   (Amazon)

 

今朝、寝ぼけ眼でTVのスイッチを入れ、適当にチャンネルを回していたら新年特別番組(?)として一世を風靡したあのドラマ「のだめカンタービレ」が放映されていました。  どうやら今日・明日は再放送枠、4日、5日の夜には「のだめ in Europe」が放映されるみたいですね。

実は KiKi は本放送のとき、必ずしも「のだめ」は必見ドラマとしてカテゴライズしていなかったので、ところどころお話が飛んでいるんですよね。  マンガの方は「ブックオフ」のおかげで全巻制覇しているんですけどね(笑)  でもまあ、比較的原作に忠実(?)なドラマだったおかげでストーリーそのものは押さえてあるつもりなんですが・・・・。

で、「のだめ」といえばやっぱりこの曲ですよね~。  意外や意外、KiKi は未だにこの曲をエントリー曲として聴いていなかったみたいなんですよね。  ま、てなわけで今日の KiKi の1曲は新年のお酒まじりの頭には結構効いてくる(?)この曲です。

ガーシュウィン ラプソディ・イン・ブルー
London KICC 8281 演奏:マゼール指揮 & クリーヴランド管弦楽団、アイヴァン・ディヴス(p) 録音:1974年7月

21SAGYX8HJL__SL500_AA130_.jpg     (Amazon)

 

新年明けましておめでとうございます。 chirol-newyear1.gif  今日はお天気もよさそうですよね。  皆さんはもう初詣に出掛けられたのでしょうか??  KiKi はもう少し暖かい時間帯に入ったら愛娘のノルンを連れて近所の神社さんにお散歩がてら出掛けてみたいと思っています。
  
思い起こせば一昨年の年末、それまで10年余りの年月を KiKi と過ごしてきた先代のワンコを失い、昨年のお正月は「おめでとう!」といわなくちゃいけないのが、とっても辛かった。  その後ノルンを我が家に迎え、今年は彼女と一緒に迎える初めてのお正月なんですよね。  ノルン、今年もよろしくね♪  お留守番が多くて可哀想だけど、その分休日はゆっくりと楽しもうね。

ま、そんな内輪の話はさておき、大晦日にふと思い立って久々にエントリーをアップしてみたところ、意外や意外、一時期は頻繁にコメントやらTBをしあっていた常連さんや、以前からこのブログを覗いていてくださった初のお客様から速攻でコメントを頂戴してしまいました。  やっぱりブログっていいもんだねぇ~。  ま、そんなわけですっかり気をよくした(?)KiKi は本日もブログ更新に励んでおります。 ← 我ながらゲンキンな奴です ^^;

さて季節は冬、ということで昨日聴いたのがシューベルトの「冬の旅」だったわけですが、今日も「冬繋がり」でこんな曲を選んでみました。  ま、てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

チャイコフスキー 交響曲第1番 「冬の日の幻想」 Op. 13
DG 471 701-2 演奏:カラヤン指揮 & ベルリンフィル 録音:1979年2月

CD23_2.jpgのサムネール画像  (Amazon; 現在販売されている同録音のものと思われます)

 

すっかりご無沙汰しております・・・ ^^;  ふと気がつけば2007年も最終日。  「そういえば私のブログはどうなっちゃっているんだ??」と覗いてみれば、何だかわけのわからない広告がトップ記事に・・・・

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なるほど~、そうきましたか!!  これは何が何でも広告を消さなくちゃいけません!  相も変わらずCDラジカセが苦手な我が家の娘にかまっている場合ではありません!!  でもねぇ・・・・ 久しくブログ更新していないからこれまでにどんな音楽のエントリーを書いたのか、恥ずかしながら記憶がないのですよ・・・・・^^;

そうそう、確か声楽曲はほとんどエントリー記事を書いていなかったような・・・・。  季節は冬。  となるとこんな曲がやっぱりピッタリではないでしょうか??  ま、てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

シューベルト 歌曲集「冬の旅」
DG 437 235-2 演奏:ディートリヒ フィッシャー=ディースカウ(Br) & ジェラルド ムーア(p) 録音:1971年8月

31HWPXGCS5L__SL500_AA180_.jpg   (Amazon)

 

台風が近づいてきています。  本来であれば今日 KiKi はちょっとした所要で山梨県の方にお出かけする予定だったのですが、2日前から空模様と相談しながら悩みに悩み、結局今週の予定をキャンセルすることに決めたのが昨日の夜9時ぐらい。  今は窓を打つ雨をぼんやりと眺めながらバッハに耳を傾けています。

先週「ミサ曲ロ短調」を聴いて以来、なんとなく「気分はバッハ」という感じになってしまい、昔はあんなに大嫌いだった「インベンション」とか「平均律」なんかを聴き漁っていた数日間。  その締めくくりの音楽といえばこれしかありません。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

バッハ ゴールドベルク変奏曲 BWV 988
SONY SRCR 9239 演奏:グレン・グールド(pf) 録音:1981年4月-5月

51V34xSdDrL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

今、NHKでは「ぴあのピア」という番組が放映されています。  昨年放映されていた「毎日モーツァルト」の後続番組的な(放映時間は違うけれど・・・)毎日ピアノ曲を1曲ずつ作曲家別に紹介していく番組なんだけど、作曲家その人について触れる部分ではピアノ曲以外の話題が取り上げられたりします。  そして先週の「ぴあのピア」で取り上げられた作曲家はメンデルスゾーン。  メンデルスゾーンといえばかの「バッハ マタイ受難曲」を復活させた功労者としても有名です。  「たとえすべてを失ったとしてもバッハが私を慰めてくれる」(← ちょっと違ったかも ^^;)というメンデルスゾーンの言葉に触れた KiKi は無性にバッハの音楽が聴きたくなってしまいました。  ま、てなわけで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

バッハ ミサ曲ロ短調 BWV 232
ARCHIV POCA-9025/6 指揮:カール・リヒター 演奏:ミュンヘン・バッハ管弦楽団 & ミュンヘン・バッハ合唱団 録音:1961年4月

マリア・シュターダー (S)
ヘルタ・テッパー (A)
エルンスト・ヘフリガー (T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ (Bs)
キート・エンゲン (Bs)

418OaVCTJgL__SL500_AA240_.jpgのサムネール画像     (Amazon)  

 

あっという間に今年も半分を追え、7月に入ってしまいました。  「明けましておめでとうございます♪  今年もよろしくお願いいたします。」なんていう挨拶をしていたのは、ついこの間・・・・だったような気がしないでもないのですけどね~。  ふと気がつけばあんなにちっちゃくて可愛かったノルンも初潮を迎えていたし・・・・(笑)。  もっとも今年の前半はブログ生活はサボりっぱなしでしたけどね。  やっぱりお仕事を始めてしまうとなかなか日々更新というのは難しくなってしまうのが KiKi の性分みたいです。

ま、何はともあれ今年も余すところ半年。  そんな気分で選んだ今日の KiKi の1曲は基本(?)に戻ってピアノ曲といきたいと思います。  てなわけで、本日はこちらです。

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第29番 「ハンマークラヴィーア」 Op. 106
PHILIPS 432 317-2 演奏:クラウディオ・アラウ(pf) 録音:1963年9月

414CTMWHPFL__SL500_AA240_.jpgのサムネール画像       (Amazon)

 

本日も快晴。  お休みのたびにお天気がよいということは本来ならば喜ぶべきこと・・・・だとは思うのですが、あまりにも雨が少ないと今度は夏の水不足が心配になってしまいますよね~。 何せ人間の身体の大半は水分でできているわけだし・・・・。  地球儀だってあんなに真っ青な部分が多いわけだし・・・・。  これはどこかで真剣に雨乞いをすることを考えておいたほうがいいかもしれません・・・・ ^^;

ま、それはさておき、ようやく巡ってきたブログ更新デーの土曜日。  実は昨日 KiKi は会社のイベントで生まれてこの方3回目の体験となるボーリングなんぞという娯楽をやって参りまして、今は右腕&右手首にインドメタシン配合の湿布薬ベタベタ状態なのです。  重い右腕と共にとかく沈みがちな気分・・・・ ^^;  いえね、何か気鬱なことがあるのかというとそうじゃないんだけど、何となく腕と共に気分が重苦しいだけのことなんですけどね。  ま、そんなこんなでCDラックの奥の方にあるCDを出したり入れたりする気力に欠けてしまうのですよ。  てなわけで本日の KiKi の1曲は ☆か☆な☆り☆ 取り出しやすいところに常駐しているこちらを選んでみました。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第14番 Op. 131
ドイツシャルプラッテン TKCC-70655 演奏:ズスケ・カルテット・ベルリン 録音:1980年1月

(ごめんなさい。  今日は画像ナシです。  画像を探し回る気力が・・・・ ^^;)
(Amazon)


 

マーラー 交響曲第9番

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今日も快晴です。  我が家の運命の女神(ノルン)はベランダに通じるテラス戸の大きなガラスに鼻先をくっつけて、じ~っと外を見ては KiKi の方を振り返るという仕種を続けています。  全身で

「お外へ行きたいよ~!!」

とアピールしているみたい・・・・^^;  でもねぇ、ノルン。  君は生後10ヶ月に満たないお子ちゃまだから外の世界に興味津々なんだろうけれど、生憎君のママは「お肌の曲がり角」っていうやつを曲がっちゃったので、こんなに強い日差しの中に出て行くには色々大変なのですよぉ・・・・。  だから、お願いだからもう少し日差しが柔らかくなる時間帯まで、一緒にお部屋で音楽鑑賞なんぞはいかがなものかと・・・・。  それにほら、今は洗濯機も回っていることですし・・・・。

ま、てなわけで甘えるノルンはそっちのけで KiKi はこんなCDを取り出してみました。  

マーラー 交響曲第9番
DG 463 609-2 指揮者:カルロ・マリア・ジュリーニ 演奏:シカゴ響  録音:1977年


41SSFKRZCPL__SL500_AA240_.jpg   (Amazon)