ピアノ曲の最近のブログ記事

今日は久々にクラシック音楽関係のエントリーを。  と言うのも、現在 KiKi は自分のピアノレッスン曲としてモーツァルトのピアノソナタ K. 310(300d) とメンデルスゾーンのロンド・カプリッチオーソ Op. 14 の2曲に取り組んでいたんだけど、どちらもそろそろ熟成期に入ってきたので、ず~っと昔、この先生から教えを受けていた頃に言われたことを思い出して、そろそろ次の曲の譜読みを開始しようと考えたからです。  そしてその候補に選んだのが今年になって更新したばかりのこのリスト(いつかは弾きたい曲リスト)にも入っているこの曲です。

ショパン バラード第1番 Op. 23
ユニヴァーサル・クラシック  ASIN: B001RVITEA 演奏:C.ツィマーマン(pf)

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本格的なピアノの練習を再開してまだたった4か月。  本当だったらあのリストの中のもう少し難易度の低い曲(例えばグリーグの「抒情小曲集」とかシューマンの「幻想小曲集」とかチャイコフスキーの「四季」とかマクダウェルの「森のスケッチ」あたり)を手掛けるべきかな?とも考えたんですけど、そちらはもっと KiKi が年老いて、運動能力が衰えてからの楽しみにとっておくことにしました。  

と言うのもね、あの先生に言われたことの中に「新しい大曲に取り組むことができる限界は50代までと考えておいた方がいい」というのがあるんですよ。  で、自分の最近の衰え方(体力、気力、視力、記憶力)や認知症に罹患したばぁばの様子(アルツハイマーが遺伝するならば、ばぁばの姿は将来の KiKi の姿とも言える)を見ているとこの言葉が現実のものとして迫ってきている危機感(?)みたいなものをヒシヒシと感じずにはいられない今日この頃・・・・。  だったら、残された50代の日々のうちに「本命候補たち」にできるだけたくさん手をつけておく必要がある・・・・・と思っちゃったっていうわけです。

因みにこの「バラード 第1番」は東京でピアノレッスンを受けていた最後の頃に半分位譜読みをしたことがありました。  そういう意味では「中途半端に手をつけた作品」として認識されているため、KiKi としては何となく落ち着かない気分にさせられちゃう目の上のタンコブ的な存在だったんですよね。

 

今日は久々にクラシック音楽関連のエントリーです。  本日の KiKi のBGM はこちらです。

メンデルスゾーン ロンドカプリチオーソ Op.14
EMI ASIN: B00005GIPO  H.ロロフ(pf)

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本来なら「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」を遂行中ということで次のソナタ第10番へ行くべきところなんですけど、今日はちょっと寄り道してメンデルスゾーンです。  実はこの曲、今、KiKi がモーツァルトのピアノソナタと並んで練習中なんですよね~。  ま、そんなこともあって久々にこの曲をちゃんと聴いておこうかな?と思っちゃったっていうわけです。

練習中って書いたけど、実はこの曲、KiKi が高校生の頃沼津の実家で最後にレッスンした曲で、そういう意味では練習中というよりは復習中っていう感じなんです。  でね、何でこの曲を今復習しているかって言うと、「KiKi が実家で最後に練習して仕上げた曲 ≒ ばぁばも散々聴かされた曲」なわけです。  今となっては KiKi が自分の娘であることもすっかり忘れちゃっているばぁばだけど、ひょっとしたらこの曲をばぁばの前で弾いて聴かせてみたらばぁばの記憶の奥底に眠っている何かを呼び覚ますきっかけになったりすることもあるんじゃないのかなぁ・・・・・な~んていう夢のような儚い望みを抱いちゃったんですよね~。

ところがいざ練習してみるとこれが情けないほど酷い・・・・。  頭の中にほとんどのパートの音型やらリズムやらがちゃんと記憶として残っているのに、指がついていかなくてミスタッチの連荘なんです。  何度か弾いているうちに何かが戻ってくるんじゃないかと期待したんだけど、さすがに35年ぐらいの歳月は KiKi からあれやこれやを奪い去るには十分だったみたい・・・・・。  でもさすがにあの頃うまく弾けないパートを何度も何度も練習したところなんかは片手だけなら結構ちゃんと弾けるあたり、やっぱり若い頃の毎日の鍛錬というヤツは凄いもんだと妙なところで感動したりして・・・・・ ^^;

  

今日はクラシック音楽関連エントリーです。  7月末から再開した「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」。  今日は第9番のソナタです。  こちらはピアノ・レスナーの方には「全音 ソナタアルバム 第1巻の第14番」と呼んだ方が通りがいいかもしれません。

ベートーヴェン ピアノソナタ第9番 Op. 14-1
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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肝心な曲のお話に入る前にちょっと雑談めいたお話を1つ。  昨今の「ピアノのおけいこ事情」には疎い KiKi ですが、KiKi の子供時代のピアノのおけいこには定型的と言ってもいいようなカリキュラムがありました。  多くの子供が最初に手掛けるのは「メトードローズ」か「バイエル」。  そして「バイエル」が終了すると、「ハノン」 - 「ツェルニー」 - 「ブルグミュラー」というセットに進み、その後は「ハノン」 & 「ツェルニー」は継続(ツェルニーには100番練習曲、30番練習曲、40番練習曲、50番練習曲とやってもやっても終わりがない ^^;)し、「ソナチネ・アルバム2巻」に進みました。  

そして「ソナチネ・アルバム」が終了すると(と言っても全曲やったな~んていう話は聞いたことがなかったりする)、いよいよロマン派が登場し、一般的なところでは「ショパン・ワルツ集」あたりが出てきました。  そしてそれとほぼ並行して「ソナタ・アルバム」やら「シューマンの比較的簡単な組曲」やら「ドビュッシーの子供領分」やら「チャイコフスキーの四季」やらと色々な曲が顔を出し始めました。  「ソナチネ・アルバム」あたりまでのピアノのお稽古では使う楽譜が4種類ぐらいまでで、そこから数が増えることも滅多になく、そこに掲載されている曲を頭から(もしくは抜粋で)練習していったのですが、「ソナチネ・アルバム」を卒業するとお稽古の度に楽譜が1冊、又1冊と増えていく・・・・・  そんな感じでした。

でね、かなり多くの人のその増えていく楽譜の中に必ずと言っていいほど「ソナタ・アルバム 上下2巻」が入っていたんですけど、KiKi が子供時代に師事していた先生は KiKi に「ソナタ・アルバム」を買わせることはありませんでした。  先生が KiKi に買わせたのは「モーツァルト ピアノソナタ全集」とか「ハイドン ピアノソナタ全集」とか「ベートーヴェン ピアノソナタ全集」といった楽譜ばかりで、音大受験を考え始めるまではその多くは「春秋社版」の楽譜でした。  そして音大進学を視野に入れ始めた頃からは当時としてはべらぼうもなく高価だった輸入版の「ヘンレ版」とか「ペーレンライター版」といった楽譜に「春秋社版の楽譜」がとって変わられていきました。

せっかく1冊の楽譜を購入しても、レッスンで使うのはその中の数曲だけという状況で、次、次、次と楽譜が変わっていくのを傍で見ていた(というよりやりくりが大変な家計の財布から楽譜代を支払っていた) KiKi の母(ばぁば)なんぞはそのことに文句を言っていたものでした。  こんなに高くていっぱい曲が入っている楽譜を買ってもその中の数曲しかやらないならピアノ・ピース(1曲で楽譜1つ)で十分じゃないか!ってね(苦笑)  あ、ちょっとばぁばの話は脱線のし過ぎでした。  

でね、話は元に戻して、今日の曲紹介の冒頭で KiKi は

この曲は「全音 ソナタアルバム 第1巻の第14番」と呼んだ方が通りがいいかもしれません。

と書いたわけだけど、実はそうであることは今回このエントリーを書くにあたって手持ちの「ソナタアルバム」を確認してみて初めて知ったんですよね~。  因みにその「ソナタ・アルバム」は大人になってから KiKi の稼ぎの中で入手したもので、実は練習では1度も使ったことがありません。  で、何が言いたいことかって言うとね、子供時代のKiKi は同じようにピアノを習っているお友達とお喋りをしていてもそのお友達が「ソナタ・アルバムの○番の曲ってさぁ・・・・・・・」と話題をふられてもそれがどの曲なのか分からなかったんですよ。  キョトンとしている KiKi にお友達はその冒頭部分をハミングしてくれてようやく「ああ、それは○○(作曲家の名前)の△番、Op. × のソナタかぁ・・・・」とようやく話題に入っていける・・・・・そんな感じだったんですよね~。  つまり子供時代の KiKi には「ソナタ・アルバム ○番のソナタ」という曲紹介はまったく意味をなさないものだったのです。

何だか長~い雑談 兼 前置きになってしまいました ^^;

 

とぎれとぎれに・・・・ではありますが、7月末から再開した「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」。  今日は第6番のソナタです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第6番 Op. 10-2
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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第4番までのソナタで見せた大作志向がプッツリと休止された第5番。  それに続くこの第6番のソナタも3楽章制で、さらにはどこか茶目っ気みたいなものがある音楽だと思います。  と同時にソナタ形式の枠組みの中でかなり奔放に、自由に音遊びをしている・・・・・そんな雰囲気が漂う音楽だと思うんですよね~。  前作が「小悲愴」と呼ばれていたことを第5番の Review でお話したけれど、こちらの第6番には「ワルトシュタイン」を思わせる音型やら、「ロンド・ア・カプリッチョ Op.129 なくした小銭への怒り」を思わせる雰囲気やらを漂わせ、偉大な作曲家も無尽蔵に曲のイメージがあるわけではなく、思いついたテーマをあれこれ弄繰り回して曲を作っていったんだなぁと感じます。

  

約8か月の休止期間を経ておとといから再開した「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」。  今日は第5番のソナタです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第5番 Op. 10-1
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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ベートーヴェンの初期のピアノ・ソナタ群のなかで、すこぶる有名なのは第8番の「悲愴ソナタ」です。  それ以外の楽曲は録音も少なく(それでも第1番・第4番・第7番は比較的録音もあるけど)、録音のみならず演奏機会さえもがあまり多くはないと思うのが、第2番、第5番、第6番のソナタです。  そんな録音も演奏機会も少ない第5番が今日の KiKi のBGMです。  でもね、 KiKi は案外この曲が気に入っているんですよね~。

どこか「悲愴ソナタ」を彷彿とさせる曲だと思うんですよ。  正直、初めてこの曲を聴いた時、KiKi はその発表順とも相俟って「ああ、この曲があって、悲愴ソナタがあったんだなぁ・・・・」と感じたものでした。  それからだいぶ経って大人になってからこの曲に「小悲愴」という愛称(?)があることを知った時も「さもありなん」とかつての自分の印象を思い出しながら思わずほくそ笑んだものでした(苦笑)

でも、悲愴ソナタと比べると規模はちっちゃい。  比較にならないほどちっちゃい。  前作までに見られた「大作志向」は一旦なりを潜め、3楽章形式の音楽になっています。  楽章の数という意味でもそぎ落とされたけれど、1つ1つの楽章も実にコンパクトな印象を受けます。  和声をさほど多用せず輪郭のはっきりした音楽であるうえに、速度設定もメリハリが効いていて「凝縮」という言葉がピッタリくる音楽だと思います。 何て言うか「見通しの良い音楽」っていう感じなんですよね~。

昨年11月は個人的な用事で忙しくてブログをさぼり気味、その後12月の母の骨折騒動があり、そこから突入した介護生活ですっかり忘れていたのですが、実は KiKi は昨年の11月にクラシック音楽カテゴリーで新しい企画ものを始めていたんですよね。  でもバタバタしている中でそれはず~っと放置しっ放し(苦笑)。  それをひょんなことから思い出しちゃったので凡そ8か月ぶり・・・・・とはなってしまうのですが、その企画を貫徹するための音楽鑑賞を再開してみたいと思います。

企画名は「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」です。  手がけたものの作品2の3つのソナタでストップしたきりです。  もっともそれまでにいくつかの有名どころのソナタに関してはそれなりにエントリーを書いているので、基本的にはその穴埋め的な感じで聴いていくことになるわけですけどね。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMは第4番のピアノソナタです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第4番 Op. 7
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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若かりしベートーヴェンは彼の熱心な支援者の1人だったヴァルトシュタイン伯爵から「不断の勤勉によってハイドンの手からモーツァルトの精神を受け取りたまえ、」というエールを送られ、1792年に音楽の都、ウィーンに進出しました。  当時のベートーヴェンは作曲家としてではなく、ピアニストとして楽壇にデビュー。  その類まれな演奏能力により数多の貴族から寵愛を受け、演奏活動を続けながら対位法の大家アルプレヒツベルガーや、音楽の父・ハイドンといった錚々たるメンバーの元で作曲の勉強に打ち込みます。

そんな駆け出しの新進作曲家ベートーヴェンが残したピアノ・ソナタがこの第4番です。  ある時期からベートーヴェンのピアノ・ソナタは3楽章形式がスタンダードになっていくのですが、この頃の彼のピアノ・ソナタは4楽章形式です。  前作の作品2の3曲も4楽章形式で言ってみれば「ピアノ・ソナタとは4楽章形式であるべきもの」というある種の固定観念に縛られていた時期とも言えるし、同時に前作での成功を踏襲しつつ、新たな展開を模索しつつある時期とも言えます。


時間的には短かったけれど、精神的には長かった介護生活からちょっとだけ距離を置くことができるようになった KiKi。  この開放感の中で時間を無駄に使うことはじぃじやばぁばにも申し訳ないし、何よりも KiKi の気持ちが治まりません。  あの時間に何よりも辛かったのは KiKi が音楽とほとんど触れる時間が持てなかったこと。  特に、自分の半生をかけて準備してきたピアノと向き合う時間が全くと言っていいほど取れないまま、年齢だけを重ねていくことに対する焦りでした。  ず~っと昔、師事していた先生に言われていたんですよね。  「新しい楽曲に取り組むことができる限界は60歳ぐらいと思っていた方がいい」って。  ま、てなわけで、ようやく落ち着いてきたところで KiKi のピアノレッスン(あくまでも独学だけど ^^;)を再開することにしました。

幸い、今年に入ってこんなエントリーを書いてあって、取り組んでいきたい楽曲のリストアップはできています。  今日はその中からこの曲を選んで久々に譜読み付きの音楽鑑賞です。

モーツァルト 幻想曲/ピアノソナタ第14番 K. 475/457
DENON COCQ-83689-93 演奏:I. ヘブラー(pf)

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あのリストの中からこの曲(というよりモーツァルトのピアノソナタ)をまず選んだのは、

1. 久しくソナタのようなカッチリした曲の練習をしていないということ
2. あそこにリストアップされているピアノソナタの中で技巧的には比較的難易度が低いということ
3. やっぱり久々のレッスンは「古典」でしょ♪ というような感じ

まあ順当にいけばあのリストの中のモーツァルトのピアノソナタの最初の1曲、K. 310(330d) のイ短調ソナタにいくべきだろうとは思ったんだけど、それは既にこのブログでエントリーを書いているので今日は幻想曲(K. 475)とセットで演奏される機会の多いこちらを選んでみました。

実際にはこの曲、幻想曲(K. 475)とピアノ・ソナタ(K. 457)という別の楽曲で、作曲されたのも別々でした。  最初に書かれたのがK.番号でも分かるようにピアノ・ソナタ。  後から幻想曲が作曲されたんですけど、このソナタを最初に出版する際にセットで印刷され、それ以降慣習的に一緒に(幻想曲が先でその後にピアノ・ソナタという順番)演奏されるようになりました。  でも、モーツァルト自身も幻想曲だけをとりあげて演奏したことがあるそうなので、別々に演奏しちゃいけないというほどのことでもないみたいですけどね。

   

昨日から開始した「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」。   今日の1曲は KiKi の感覚としては「ベートーヴェン節」がいよいよ始まったぞと思わずにはいられない第3番です。

ベートーヴェン ピアノソナタ第3番 Op. 2-3
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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この曲はねぇ、何て言うかベートーヴェンの「生みの苦しみ」みたいなものがそこはかとな~く漂ってくるソナタだと思うんですよね。  そもそも Op.2 の他の2曲よりもスケールが大きいし、造形と言う観点から見てもがっちりと作りこんである感じがするし、楽譜をさらっと眺めてみても技巧的にいきなり何段階も上がったなぁ・・・・と思わずにはいられないんですよね。  第2番のソナタで KiKi は「どこか教本的」という表現をしたけれど、ここに至ってそういう「教本臭」みたいなものが一掃されているんです。

と同時に、どこかしら即興風のところもあって、「がっちり作りこんでいるようでいて、統一感には少し乏しい」とも感じさせるものがあって、「自分なりのソナタ」を作りたいという意思が先走っているようなそんな印象もあるんです。  そういう意味ではなかなか面白いソナタだと思います。  

モーツァルトのカルテット全曲の Review を終了し、さて、次はどのシリーズでいくべきか、結構悩みました。  考えてみるとこのブログ(・・・・というよりこのブログに統合した「落ちこぼれ会計人の Music Diary」というべきか?)では、シリーズで系統だてて何かを聴くというよりは、その日その日の気分で聴きたい音楽を聴いて感想を書くというスタイルをとってきたので、リストを眺めてみると穴だらけなんですよね~。  一応完結しているのはベートーヴェンの交響曲とカルテット、そしてモーツァルトのカルテットだけだし・・・・・ ^^; 

ブログをスタートさせた時点ではクラシック音楽のみを扱うブログだったから、何かをずっと追っかける形式だと途中で飽きちゃったり疲れちゃうような気がして「その日の気分で」というスタイルにしてきたわけだけど、今では「読書」あり、「パッチワーク」あり、「野良仕事」あり、「クラシック音楽」ありというゴタマゼブログと化しているので、せっかくなら完結シリーズものをいくつか持ちたいなぁと考えるに至りました。

で、次のテーマなんですけど、あれこれ考えた末、やっぱりこれしかないかな・・・・と。  KiKi のライフワークとでも呼ぶべき「ベートーヴェン・ピアノソナタ全集」であります。  これを抜きにして KiKi のクラシック音楽ファン・ライフはないわけで、いつまでもこれを放置しておくわけには参りません。  ま、てなわけで本日より「ベートーヴェン・ピアノソナタ特集企画」を開始することにしました。  ベートーヴェンのピアノソナタに関してはこれまでに1番、8番(悲愴)、17番(テンペスト)、23番(熱情)、29番、30番、31番、32番のエントリーを書いているので、それ以外・・・・・ということになります。  今日はその第1曲目、第2番のソナタです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第2番 Op. 2-2
ASIN: B00000E4TV  演奏:C. アラウ (pf)

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超がつく有名曲の多いベートーヴェンのピアノソナタですけど、そんな中でも初期、特に「悲愴」前のピアノソナタはさほど一般的ではないのではないかしら??  かくいう KiKi 自身もピアノ・レスナーでありながらも初期のソナタにはほとんど見向きもしない時期が長かったことを白状しておきましょう。  第1番はさすがに最初の1曲(実際にはこれ以前にも習作みたいな3曲の「選帝侯ソナタ」とか「ソナチネ」なんかもあったりするわけですが)ということで、そこそこ注目したりもしていたんだけど、第2番から第7番までのソナタはこのアラウの全集を入手するまでちゃんと聴いたことがありませんでした。

因みに KiKi のベートーヴェンのピアノソナタCDのコレクションはかなりの数に及ぶんだけど、このアラウを入手する前に全集ものとして持っていたのは名盤の誉れ高い「バックハウス」と今は懐かしい六本木 WAVE で大安売りをしていたからたまたまゲットした「ハイドシェック」の2つだったんだけど、どちらもこれらの初期ソナタに関しては1回ずつ聴いたのみでそれ以降手を出したことはありませんでした。

果たして聴いた時期の問題か、はたまた演奏家の力によるものかは定かではないんだけど、このアラウ盤を聴いて初めて KiKi はこの初期のソナタの魅力に目覚めたようなところがあります。  それまでは何となく「教本的な曲だなぁ・・・・」と感じていたんですよね~。

シューマン 森の情景 Op. 82

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最近のクラシック音楽関連エントリーは、ず~っとモーツァルトのカルテットだったんですけど、今読み進めている村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」に触発され、今日はこんな曲を聴いてみました。

シューマン 森の情景 Op. 82
ASIN: B00005S0G3  演奏:シプリアン・カツァリス(pf)

41TA71K7TQL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)


「森の情景」、「森」、と言えば、我がLothlórien_山小舎はまさに森のすぐ脇にある山小舎なんですよね~。  で、音楽のお話に触れる前に本日現在の我が窓から見える「目の前の森の情景」をまずはご紹介しておきたいと思いますね。(笑)

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KiKi がPCの前に坐り、PCが置いてあるテーブル越しにその向こうの窓を眺めると、今まさにこんな風景(↑)が広がっています。  目と鼻の先に日々色づいていくモミジを眺めるっていうのはなかなか乙なモンなんですけど、最近ではこれが「当たり前」となりつつある KiKi です ^^;  ここに山小舎を構えた初年度には「ワォ~!!」と歓声をあげたんですけどねぇ・・・・。

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さすがに座ったまま & ガラス窓越しというのはいかにも横着のし過ぎだよなぁ・・・・・とばかりに窓を開けて、今一番美しいと思われる部分を撮影したのがこちら(↑)です。  数日前まではまだまだ緑色部分が多かったんですけど(そしてまだまだこの木の下の方の葉っぱはそんな緑色がチラチラしているんですけど)、着々とお色直しが進んでいます。


さて、今日ご紹介しているCDは実は KiKi が持っているものとはジャケットが異なるんですけど、まあテルデックのCDで録音年代も演奏者も同じだから、現在市販されているものはこちらなんだろうと判断してこのブログにも載せています。  このCDにはOp.82 の「森の情景」だけではなく、Op. 15 の「子供情景」、そして Op. 124 の「音楽帳」というシューマンの比較的小規模なピアノ組曲3つがカップリングされています。

個人的に、KiKi は「子供の情景」に関してはホロヴィッツ盤の方が好きなんですけど、ことこの「森の情景」に関してはこのカツァリス盤がベストな選択だと思っています。 



      

今日は午後から群馬→東京の移動があるため、田んぼ仕事はお休みです。  イヤミなぐらいよいお天気なので、本当だったら田んぼ仕事に精を出したいところなんですけど、こういう日は何をやっても中途半端になってしまうんですよね~。  ま、てなわけで、上京の支度を整えつつ聴いていたのはこんな BGM でした。

ショパン ワルツ第6番 Op. 64-1 「子犬のワルツ」
EMI ASIN: B00002503S 演奏:D.リパッティ(pf)

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ピアノ・レスナーなら絶対にと言っていいほど素通りはしていない曲、「エリーゼのために」、「乙女の祈り」と並んで(?)「弾けるようになりたい曲」「好きな曲」のベスト10入りを果たすだろう曲ですね、これは。  そして、難易度としては KiKi の時代であれば、ソナチネ・アルバムを卒業し、ソナタ・アルバムで数曲を経た後ぐらいの頃に「ロマン派の音楽の入り口」的にレッスンで導入されるのが「ショパンのワルツ集」なのではないかしら??

KiKi にとってはいわゆる「教本」を卒業して、学校の音楽の授業でも名前が取りざたされるような作曲家の名前が冠された楽譜でレッスンが始まったごくごく初期の頃の課題曲として印象に残っています。  「ソナチネ・アルバム」とか「ソナタ・アルバム」っていうやつは複数の作曲家の作品が収録されているので何となく「教本」という意識が強いんだけど(とは言うもののベートーヴェンの「悲愴」や「月光」も収録されているんだけど)、「ショパン・ワルツ集」の楽譜を購入した時には1つの峠を越えたような何とも言い難い達成感みたいなものを感じたものでした。

ドビュッシー 映像

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ちょっと早めの「お昼休み」(単なるガス欠ですが)で田んぼから帰ってきました。  今日の作業はあの「草ぼうぼうの畔の草刈り」です。  ここLothlórien_山小舎で暮らすようになって手にすることになった「草刈り機」をブンブン振り回していてちょっと上腕筋が痛い・・・・・(苦笑)  ま、それはさておき、せっかくの早めのお昼休みなので、この時間を利用して音楽鑑賞を・・・・・。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

ドビュッシー 映像
Sony ASIN: B00005G8HL  演奏:横山幸雄(pf)

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さて、この曲、誰の演奏で聴いてみようか?と考えた時、これがのだめちゃんのコンヴァトでのレッスン曲であることを踏まえ、彼女の大先輩の演奏がすぐに頭に浮かびました。  ま、てなわけで、本日ピックアップしたこの演奏は「コンヴァト出身の日本人ピアニスト;横山幸雄」さんの1枚です。

このCDをKiKi が入手したいきさつとしては、まあ「日本人ピアニスト」のものであること、そしてドビュッシーの生国;おフランスで学んだ方であること、そしてこのCD購入当時は横山さんを応援していたということが挙げられます。  

初めてこのCDを聴いたときには彼独特の音の透明感にか・な・りの衝撃を受けて、何度も何度も聴いたものだったけれど、あんまり何度も聴いたせいか、そのうちに何となく飽きちゃってねぇ・・・・・。  ずいぶん長い間、CD棚の奥の方に埋もれさせちゃっているCDとなっています。  今はLothlórien_山小舎で、iPod で聴いているからこの演奏をさっと取り出すことができたけれど、これが東京のマンションだったらこのCDを探し出すだけで一苦労だっただろうと思います(苦笑)

  

ラヴェル クープランの墓

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今日は久々に農作業の休憩日。  と言うのも当初の予定では(昨日だったか、一昨日だったかの天気予報によれば)今日は雨交じりのお天気になる・・・・ということだったので、ちょっと友人から紹介のあったお仕事案件(野良仕事ならず、いわゆるビジネスの方)に取り組む日として予定してあったんですよね~。  

ところが気まぐれな天の神様は朝のうちこそ雨を降らせたものの、今は青空の大判風呂敷をおっぴろげ中(苦笑)です。  早めにお仕事案件の方の用事が片付けば、再び「田んぼへGo!」という気分が盛り上がってきているところです。  ま、そんな中、今はちょっとした小休止の時間帯。  最近「肉体酷使系労働」には馴染んでいる KiKi だけど、久々の「頭脳労働」は持久力に難が出始めちゃっています。  ま、てなわけで本日のBGMを聴きながら、このエントリーを書いて気分転換です。

ラヴェル クープランの墓
Hyperion CDA67341/2 演奏:A. ヒューイット(pf) 録音:2000年~2001年

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のだめちゃんの留学先がパリのコンヴァトだから仕方のないこと・・・・ではあるけれど、フランスものが多いなぁ、この漫画。  これは KiKi の「フランスもの嫌い」に対するイヤミか何かなんでしょうかねぇ(ため息)。  ラヴェルのピアノ曲の中でも一番よくわからないこの「クープランの墓」を敢えてとりあげてくれなくたってねぇ・・・・・(涙)

この曲、自慢じゃないけどピアノ曲に関してはかなり色々な曲を聴きこんできているという自負のある KiKi であってさえも、あんまりちゃんと聴いたことがない曲の筆頭なんですよね。  バッハの組曲なんかにもよく登場する「プレリュード」、「フーガ」、「フォルラーヌ」、「リゴドン」、「メヌエット」、「トッカータ」の6曲で構成されている組曲なんだけど、バッハなんかのそれとはかなり異質な音楽で、自分が知っていたはずのそれぞれの舞曲は何だったんだろう??と思わされちゃう音楽の集合体・・・・という印象ばかりが強い音楽なんですよね。

あ、比較対照するのがバッハだとおフランスとおドイツの違い・・・・みたいな話にもなりかねないので、ここは素直に曲のタイトルにも登場されているクープランさんと比較すべきなのかもしれませんね。  でもね、彼の舞曲ベースの組曲ともやっぱり全然異質な感じがしちゃうんだな、☆こ☆れ☆が☆!!  


最近は親戚絡みのイベントと農作業、そして雨天時には例の出産には間に合わなかったチクチク作業に追われまくり、なかなかゆったりと読書ができずにいます。  考えてみると昨年も農繁期には読書量がめっきり減ってしまっていたので、これはLothlórien_山小舎生活における KiKi のフツーのライフ・サイクルということなのかもしれません ^^;  ま、てなわけで本日もクラシック音楽関係のエントリーでお茶を濁しておこうかな?・・・・と。  本日の KiKi のBGMはこちらです。

ドビュッシー 2つのアラベスク
EMI TOCE-8176 演奏:サンソン・フランソワ(p) 録音:1968 - 1969年

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この曲はねぇ、懐かしんですよ。  KiKi にかなり強烈な印象を残してくれちゃった音楽です。  この曲をレッスンしたのは以前このエントリーでもお話したことがある「おじいちゃん先生」のところに長いブランクの末、レッスンに通い始めた頃のことでした。  久々のピアノ・レッスンということもあり、

「まずは軽い曲からやっていきましょう」

の一言で最初に頂戴したのがシューベルトの即興曲(Op. 90 の全曲;うち1曲は子供時代に発表会で弾いたことアリ)、そしてその次の課題がこのドビュッシーの「2つのアラベスク」でした。  シューベルトの即興曲がそろそろ仕上がるかなぁというタイミングで

「即興曲はだいぶまとまってきましたね。  じゃ、そろそろ他の曲の譜読みも始めましょうか?」

ということでこの「2つのアラベスク」が与えられ、次のレッスンではシューベルトの即興曲の4曲とドビュッシーのアラベスク2曲、さらにはバッハの平均律ありぃのツェルニーのエチュードありぃのショパンのエチュードありぃの状態でヘトヘトに・・・・・。  雪だるま式に課題の数が増えていきます。

で、その次の次のレッスンあたりで

「即興曲は少しあなたの中で熟成させましょう。」

と仰り、内心ほっとした KiKi を見てにっこりされた先生は

「シューマンの軽い曲、そうですね、子供の情景は全曲弾いたことがありますか??  ないなら組曲全曲、譜読みしてきてくださいね。  子供の情景が終わったら蝶々もやりましょうね。」

と・・・・・。

で、そのシューマンの蝶々が仕上がりそうなタイミングのレッスンで何の前触れもなく、

「そうだ。  そろそろシューベルトの即興曲とドビュッシーのアラベスクをちょっと聴かせてください。」

と仰います。  その頃の KiKi は自宅での練習ではバッハの平均律、ツェルニーのエチュード、ショパンのエチュード、シューマンの子供の情景と蝶々だけでもアップアップでシューベルトもドビュッシーもほとんど弾いていなかったので、メタメタ状態に・・・・・・ ^^;

「う~ん、全然弾いていませんでしたね。  1週間に1度、それが無理なら2週間に1度でもいいから、忘れない程度には弾く癖をつけましょうね。」

なんぞと仰るのです。  


随分長い間 Blog を放置してしまいました。  例の赤ちゃんのお引越し以来、何かと親戚絡みのイベントが多く(G.W. だったし)、Lothlórien_山小舎にお客様を数多くお迎えしたりすることもあり、あれやこれやと雑事に追われまくり、あっという間に2週間ほどが過ぎてしまいました。  ようやく怒涛のようなイベント攻めも今朝7時をもって終了し、ノーマル(?)な生活に戻ることができました。  いやはや、疲れましたぁ。  読書も音楽鑑賞もチクチクもすべて思うに任せない日々は精神的にもかなりきつかった・・・・・。  

でもそんな日々を終えた KiKi に神様はちゃ~んとプレゼントを用意してくれていました。  このタイミングでまわってきた「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」の次のプログラムはな、な、なんと、KiKi の愛してやまないベートーヴェンの後期のピアノソナタじゃありませんか!!  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第31番 Op. 110
PHILIPS 432 301-2 演奏:アラウ(p)

414CTMWHPFL__SL500_AA240_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

これまた、KiKi の「いつかは弾いてみたい曲リスト Top 10」にランクインして久しい(かれこれ30年ぐらいになるかなぁ)曲です。  弾いてみたいと思いつつも恐れ多くて手が出せずにいる1曲でもあります。  なんていうか、ことこの曲に関しては遊びで手掛けることを拒絶するような雰囲気がそこかしこに漂っている・・・・・そんな気がする音楽なんですよね~。  と、同時に、若かりし頃にはこの曲の楽譜を眺めるだけで、「お前みたいな青二才にこの世界はわかるまい!」と仰っているベートーヴェン先生のしかめっ面が見えるような気がしてねぇ・・・・・(苦笑)

まあ、ベートーヴェンの後期ソナタはどれもこれも「一見さんお断り」と立札が立っているような気がしちゃうんですよね~。  比較的お気楽モードで(≒ちょっと弾いてみたいという憧れだけで)手掛けられる限界は KiKi にとってせいぜいが第21番の「ワルトシュタイン」ぐらいまでかなぁ。  あ、もちろんそれだって、取り組む以上は真剣にやらなくちゃいけない曲であることに変わりはないんですよ。  でも、何て言うか、第23番の「アパッショナータ(熱情)」以降は、それなりの人としての円熟度が要求されるような気がするんですよね~。


今日はクラシック音楽のエントリーを。  ようやく KiKi がイメージする正統派(?)の音大生らしさがでてき始めたのだめちゃんのコンバトでのレッスン曲です。

ショパン ピアノソナタ第3番 Op. 58
EMI ASIN: B00002503S 演奏:D.リパッティ(pf)

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ショパンのピアノ・ソナタのCDは数多く持っていて、このCDよりもはるかに音質のよいものも多々あるんだけど、それでも今日はこちらを手に取ってみました。  33歳という半端じゃない若さで亡くなった不世出のピアニスト。  一般的に「ピアノの詩人」と言えばショパンのことだけど、演奏家の中で「ピアノの詩人」と冠することができる人がいるとしたらこの人をおいて他にはいないんじゃないか?とさえ KiKi に思わせてくれるリパッティの演奏でございます。

リパッティと言えば KiKi の子供時代には本当に憧れの存在でした。  だいたいにおいて、当時 KiKi が住んでいた田舎のレコード屋さんであってさえも1枚はレコードが置いてあるような稀有な存在で、裏を返せば彼以外のピアニストは知らなかったとも言えるわけですが・・・・・(苦笑)

今日は「のだめカンタービレ第20巻」からターニャがカントナ国際コンクールで演奏した1曲、ドビュッシーのエチュードです。

ドビュッシー 12の練習曲第11曲「組み合わされたアルペジオのための」
DECCA ASIN: B002CNV3AE 内田光子(pf)

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KiKi にとって苦手意識の強いドビュッシーのエチュード。  楽譜を見ただけでクラクラしちゃうということもあって、正直、このCD、あんまりこれまで出番がありませんでした。  聴いていてそんなに楽しい音楽だとはどうしても思えないんですよね~。  その原因の一つはやっぱり「エチュード」というタイトルのせいもあるだろうし、ついでに言えばこのドビュッシーみたいに「○○のための」な~んていう解説(?)のせいかもしれません ^^;

ピアノ・レスナーでエチュードが好きな人って、「いない」とまでは思わないけれどあんまり多くはないんじゃないでしょうか??  まして、このドビュッシーのエチュードみたいに1曲1曲に「○○ (← ここにテクニックの名前が入る」な~んていう風に言い切られちゃうとねぇ・・・・  因みにこの全12曲、それぞれのタイトルはこんな感じです。

 1. 全5指のための 
 2. 3度のための 
 3. 4度のための 
 4. 6度のための 
 5. オクターブのための 
 6. 8本の指のための 
 7. 半音階のための 
 8. 装飾音のための 
 9. 反復音のための 
10. 対比音のための 
11. アルペジオのための 
12. 和音のための

ね?  物の見事に練習目的がはっきりしちゃっているでしょ??(笑)  目的がはっきりしているっていうことは目指すゴールもはっきりしているっていうことだからわかりやすくていい・・・・とも言えるけど、人間、機械じゃないんだから何もそこまではっきり言わなくたって・・・・・とか思っちゃうんですよね~。 

ピアノ・レスナーである(あったと言うべきか?)KiKi にとって、やっぱりピアニストが活躍する回の「のだめ」は格別です。  特に、ヨーロッパ編に入ってから出てくる音楽はその大半が KiKi にとっても憧れの曲が多いこと、多いこと。  ひたすら聴いて楽しむ一方のオケ曲や器楽曲、室内楽も決して嫌いじゃないけれど、そこはそれ、あくまでも「他人事」になってしまうのに対し、ピアノ曲の方は幼稚園入園前から「いつかは KiKi だって!!」と妄想してきた分、思い入れの深さっちゅうもんが格段に違うんですよね~(笑)  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMは昨日と同じCDでユンロンが燃え尽きちゃったこちらの1曲です。  

ショパン スケルツォ第1番 Op. 20
Victor RCA ASIN: B000V2RWJ4 演奏:A.ルービンシュタイン(pf)

41fI89FcX4L._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

ピアノを学ぶ人にとって「ショパン」という作曲家はやはり一種独特のオーラがあると思うんですよ。  そして数多あるショパンのピアノの名曲の中でも、スケルツォ4曲とバラード4曲の全8曲は垂涎の的と言ってもいいような楽曲群なのではないかしら??  もちろんショパンらしさが濃厚なマズルカやポロネーズといったアイデンティティ発露しまくり音楽にも名曲が多いけれど、民族意識が濃すぎるだけに「所詮、イエローモンキーには神髄(リズム感)の判らない音楽」と斜に構えちゃう部分もあったりすると思うんですよ。

でも、ソナタとスケルツォ & バラードに関してはそんな人種的劣等感とは少なくともある程度無縁(その分技術的劣等感には苛まれちゃうけれど ^^;)でいられる音楽であるうえに、どの1曲をとってもカッコイイb-hato4-b.gif  最近でこそ KiKi は内省的な音楽により惹かれるものを感じるようになったけれど、やっぱり若かりし頃は「発表会映えする曲」に憧れる気持ちは抑えようのないものでした。

さて今日のスケルツォですが日本語では「諧謔曲」な~んていう風にも呼ばれ、そもそも論としては読んで字の如く、「陽気でおどけた感じの曲」という意味合いだったみたいです。  因みにこのスケルツォを多用するようになったのは恐らくベートーヴェンで交響曲の父、ハイドン・パパが確立した交響曲の標準スタイルの中で「メヌエット」などの舞曲が中間楽章で使われていたところをこの「スケルツォ」で置き換えていらっしゃいます。 

そんなスケルツォをピアノ曲に持ち込んだのがピアノの詩人ショパン大先生です。  で、ショパン先生がどうしてこの「スケルツォ」という形式に興味を持ったのかは生憎 KiKi はよく知らなかったりもするんだけど、凡そ「諧謔」な~んていう意識はお持ちじゃなかったようで、何とも重々しく時に深刻だったり、激昂したりもする情緒の楽曲集となっています。  彼以前のスケルツォと共通しているところがあるとすれば神業並みにテンポが速いこと、そして舞曲らしく(?)3/4拍子であること・・・・・ぐらいなんじゃないかしら?? 

今日の1曲はカントナ国際コンクールでターニャが演奏したプログラムから。  ショパンのスケルツォ & バラードと言えば、子供時代の KiKi の憧れの曲集 No. 1 でした。  これまでの人生でこの全集(↓) & 他の奏者の演奏を何度聴いたことか、もう数えきれないぐらい・・・・・。  そんな中でも結局ここに戻ってしまう、KiKi のスタンダード演奏はこちらです。

ショパン バラード第4番 Op. 52
Victor RCA ASIN: B000V2RWJ4 演奏:A.ルービンシュタイン(pf)

41fI89FcX4L._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

「バラード」という言葉は元はと言えば物語性のある詩を吟遊詩人が竪琴などで弾き語りをしていたものを呼んでいた呼称でした。  それが時代と共に物語から歌曲へ、歌曲から器楽曲へと伝播(?)していきます。  この器楽曲への伝播を芸術性高く見事に成し遂げた功労者こそがショパンでした。  ショパンは歌詞をもたないドラマティックなピアノ音楽に「バラード」と命名しました。  彼のバラード作曲にインスピレーションを与えたのは、ポーランドの詩人アダム・ミツキェヴィッチの詩だったと言われています。  

それぞれの曲にそれなりの背景となる物語があったと考えられていますが、ロマン派の時代にありながらシューマンのように音楽を文学に結びつけて標題に拘ることのなかったショパンは実にあっさりしたもので、これらの不朽の名作4曲に作品番号を付しただけでした ^^;

で、あるだけに、何とも色気のないことにピアノ・レスナーの間ではこれらの曲は愛称をもって呼ばれることはなく「バラ1」「バラ2」「バラ3」などと呼ばれています。  元はと言えば物語性のある詩からスタートしたのにねぇ・・・・・(苦笑)

後年、ブラームスとかリストもまるで彼に触発されたかのごとく、「バラード」と冠される曲を作曲していますが、 ショパンの4曲と比較するとどうにも「小粒感」のある音楽になってしまい、普通にピアノ・レッスンなどで「バラード 弾いてみる??」と語られるときにはショパンの4曲を指すことが多いようです。

さて、その4曲のうちの第4番が今日のBGMなわけですが、これは演奏するには超難易度の高い曲なんですよね~。  KiKi は過去にこの曲の「譜読み」にだけはチャレンジしたことがあるんだけど、その段階で「これは・・・・パス」と諦めちゃった(苦笑)


アルベニス イベリア組曲

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今日ものだめちゃんの2回目のサロン・コンサートのプログラムからの1曲です。  KiKi の大好きなピアニストのお1人、アリシア・デ・ラローチャ(残念なことに2009年に永眠)の得意とするプログラムでした。

アルベニス イベリア組曲
DECCA ASIN: B0000CD7W7 演奏:A.D.ラローチャ

51BqVzZqAUL._SL500_AA300_.jpg (Amazon)

KiKi とラローチャ女史の出会いは彼女の弾くシューベルトの演奏でした。  見るからに福々しく優しげで品のある容貌(↓)、彼女の演奏に溢れる弾力性のあるリズム、伸びやかな歌、透明感のある音、それらの全てに魅せられ、憧れのピアニストの1人と呼んで憚らないほど彼女に魅せられました。  かつて、CDショップに入り浸って(?)いた頃には、彼女の名前のCDを見ると素通りできず思わず手に取っては財布の中身と既にカゴに入れたCDと見比べて・・・・な~んていうことを繰り返したピアニストでした。  こんな風に年をとっていきたいと思わせてくれるピアニストでもありました。

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そんな彼女が得意としていた作曲家はアルベニスやグラナドス、ファリャ、モンポウ、モンサルバーチェといった、19世紀から20世紀のスペインの錚々たる顔ぶれであることでも有名でした。  彼女自身もバルセロナ生まれのスペイン人。  長年、スペイン・ピアノ界を牽引してきた長老としても有名でした。  でも、彼女の素晴らしさはそんな民族主義的な部分のみならず、モーツァルト、ショパン、シューベルト、シューマン、ラフマニノフなんかも素晴らしく、高い評価を得ていた演奏家でした。


本日ものだめちゃんの2回目のサロン・コンサートのプログラムからの1曲です。  リストの「2つの伝説」の中のもう1曲、別のフランチェスコさんから題材をとった音楽の Review はこちらです。

リスト 2つの伝説(S.175)より「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」
NAXOS 8.553594 J.ヤンドゥー(pf)

51Ik03GKocL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

この曲を聴く際にはやっぱりこの絵を傍らに置いて耳をすませたいものです。

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曲調もそのまんまでも描写的なうえに、この絵を見ながらこの曲を聴くと、高音のトリル & トレモロを奏でているのが鳥たちの囀りに、低音の落ち着いた語り口がフランチェスコの説くキリストの教えに聴こえてきます。  最初は思い思いに囀っていた鳥たちが中間でフランチェスコの言葉に耳をすませ、その後は彼の言葉に反応し、言葉を交わしあうようになり、最後は再び静かになり、低音の主旋律とトレモロ・トリルが対話するように交互に歌って、両方の旋律がポロロンと優しく鳴ってエンディング・・・・そんな風景が目に浮かぶのではないかしら。


ようやく「守り人シリーズ本編」の再読が終了し、余すところ外伝の「流れ行く者」1編を残すのみとなりました。  これが終了したら通常の「読書エントリー」も復活する予定です。  本日は相変わらずの「クラシック音楽関連エントリー」です。  本日ものだめちゃんのサロン・コンサートでの演奏曲目となります。

ショパン ポロネーズ第7番 Op.61 「幻想」
Sony Classical ASIN: B00005G8H4 演奏:C.カツァリス(pf)

4988009962627_1L.jpg  (Amazon)

恐らくはのだめちゃんも "まっつぁお" だろうと思われる、アクの強い超個性派ピアニストの廃盤アルバムを今日は聴いてみました。  このピアニスト、ず~っと昔、NHK教育で「ショパンを弾く」の講師を務められ、その勢いに乗じてか Sony Classical からショパン全集を出すとのたまい、途中まではそのプロジェクトが進行したものの、契約問題か何かでトラブって結局全集は完結しなかった・・・・・といういわくつきのお方様であります。  超絶技巧の持ち主でありながらも、アクが強すぎるせいもあってか、はたまたレーベルをあっちこっち移動しまくったせいかは存じませんが、さほど評価の高いピアニストさんではなくなっちゃった感があります。  でもね、KiKi は結構好きなんですよね~、彼の演奏(苦笑)

高評価を得ているピアニストが絶対に強調しないようなところで内声で歌いまくったり、エキセントリックに疾走しちゃったりと驚かされたりハラハラさせられたりもするんだけど、それこそ遊びまくるような演奏をシラっとしちゃうようなところがあるピアニストさんなんですよね~。  そして聴き終わってみると思わず「ふぅっ!」とため息をつかせちゃうような・・・・・・。 

今日もクラシック音楽関係のエントリーです。  のだめちゃんの2回目のお仕事、サロン・コンサートでの演奏曲目に敬意を表し、せっかくなので久々に全曲を聴いてみました。  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

メンデルスゾーン 無言歌集
PHILIPS ASIN: B00005FFF3 演奏:I.V.アルペンハイム(pf)

415C1WTADPL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

メンデルスゾーンの無言歌集と言うと、コンサートではアンコールピース的な扱いを受けたり、抜粋版がレコーディングされたりと、どちらかというと地味な印象が強い楽曲集だと思うんですよね~。  1つ1つの作品はとっても叙情性に富んでいて、曲想が優美で暖かい、誰にも馴染みやすい音楽ばかりなんですけどね。  これらの楽曲と同じ扱い(?)を受けやすいのがグリーグの「抒情小曲集」。  どちらの曲集も技術的にはさほど難易度が高くないためか、「ピアノ発表会」ではよく取り上げられるけれど、ヴィルトーソのコンサートでは絶対と言っていいほど取り上げられない音楽だと感じます。

でもそんな音楽であるだけに、「サロン・コンサート」という場にはこれほど相応しい曲はないんじゃないかしら?と思わせるものがあります。  かく言う KiKi も何年か前に「メンデルスゾーン・メモリアル・イヤー」を記念して、この「無言歌集」に取り組んでみようか?な~んていう気持ちになったことがあります。  短い曲が多いので仕事をしながら仕上げるにはもってこいの音楽という意識もあったりしてねぇ・・・・。  もっとも、その時は結局取り組むのをやめてしまいました。  残りの人生の中で仕上げられる曲数が限られていることを考えると、メンデルスゾーンに寄り道している場合じゃないと思い直したんですよね(苦笑)  

  

今日もクラシック音楽関係のエントリーです。  読書エントリーの方は「守り人シリーズ再読」が終了後に再開する予定です。  「漫画、のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」の方もここからはピアノ音楽がズラッとリストに並ぶため、KiKi としてはBGM音楽としては Good! なんですよね~。  何せなっが~いクラシック音楽視聴歴の中でもピアノ音楽に関してだけはその長さ & 多さたるや半端なモンじゃありませんから(笑)  ま、てなわけで本日の KiKi のBGM はこちらです。

J.S.バッハ イタリア協奏曲 BWV.971
ポリドール ASIN: B00005FLBD 演奏:A.シフ (pf)

41YXG2PY8GL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

このCDはね、本日の1曲「イタリア協奏曲」のため・・・・というよりはメイン(このCDのタイトルになっている)の「フランス組曲」の勉強のために購入したCDでした。  KiKi にとって「イタリア協奏曲」っていう音楽はピアノ音楽と言うよりはチェンバロ音楽のカテゴリーに入っていて、逆に「フランス組曲」はチェンバロ音楽と言うよりはピアノ音楽のカテゴリーに入っている音楽なんですよね~。  実際にはバッハの時代には私たちにはお馴染みのピアノという楽器はまだなかったわけで、決して「ピアノ音楽」であるはずはないんですけどねぇ・・・・(苦笑)  そんな中、KiKi のこの思い込みを醸成した土台、それはどちらの楽器の演奏で最初にこれらの音楽に出会ったのか?という偶然に寄って立つ部分が大きかったりします。

このブログでは何度もお話しているように若かりし頃の KiKi はバッハの鍵盤音楽が大嫌いでした。  特にそれが自分の演奏しているピアノという楽器で奏でられているのを聴くと、「こんな風には絶対に弾けない自分」を鼻先に突き付けられているようで、どうにもこうにも耐えられなくなっちゃったんですよね~。  そうであるだけにバッハの鍵盤音楽のレコードやCDには自らすすんでは手を出したくありませんでした。

    

今日も昨日に引き続きクラシック音楽関連のエントリーを書いてみたいと思います。  今日はのだめちゃんがあのマンガの中で初めて出かけて行った「ピアノ・リサイタル」のプログラムからの1曲です。  KiKi が是非、本物を聴いてみたいと切望した千秋パパのリサイタル。  あのフジ系列のドラマ & 映画では千秋パパは一切登場しなかったので、ついにその願望が叶えられることはありませんでしたけどね(苦笑)  ま、てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ブラームス ピアノ小曲集 Op. 118
ポリドール ASIN: B00005FLVF 演奏:J.カッチェン(pf)

71fBPMMV6vL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

これは「小曲集」と銘打たれている通り、小品が6曲集まった曲集です。  因みにその明細はと言えば以下のとおりです。

1 インテルメッツォ イ短調

2 インテルメッツォ イ長調

3 バラード ト短調

4 インテルメッツォ ヘ短調

5 ロマンス ヘ長調

6 インテルメッツォ 変ホ短調

以前、このエントリーでも書いたことがあったんだけど、この曲集をはじめとするブラームス最晩年のピアノ小品集は KiKi の老後の楽しみに大切にとってある(?)音楽です。  

実はブラームスの晩年の小品集は、アマチュア・ピアニストたる KiKi の定年後の楽しみにず~っと大事に取ってある作品集なんですよね~。  まだまだ色気(?)や自己主張・自己顕示欲が抜け切れていない今の KiKi にはちょっと手が出しにくい作品ばかりだけど、もう少し精神的に枯れたことを自覚できるようになったら、是非自分のレパートリーとして大切に弾きこんでいきたいなぁと考えている音楽です。 (以前のエントリーより転載)

未だに「ブラームスの苦しく悩ましい子守唄の数々」を奏でられるほどには精神的に枯れてきた自覚が持てずにいる KiKi だけど、そろそろこれらの曲(実際にはこの Op. 118 のみならず、Op.116~119までの小品集群)の譜読みを始めておいた方がいいかもしれません。  何せ、最近老眼の進行がヒシヒシと感じられるようになってきて、読譜作業が以前と比較して格段としんどくなり始めてきたので・・・・・(苦笑)  若い頃は、こんなことで諦めなくてはならない事柄が出てくるなんて想像もしていなかったんですけどねぇ・・・・・。


ラヴェル 水の戯れ

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岩波少年文庫を離れると一挙に読書スピードが落ちます・・・・・ ^^;  やっぱり「大人本」はそれだけ文字数も頁数も多く、ついでに読みながら考えさせられることも多いっていうことなのかもしれませんね。  ま、そういう意味では「光文社古典新訳文庫」に手を出したことがそのまま、「今年のもう一つのこのブログの目標;クラシック音楽関係のエントリーをもう少し増やす」を達成できる機会が増えることにつながるわけで、我ながら絶妙(?)な目標を設定したものです(笑)  ま、何はともあれ昨日から読み始めた「グレート・ギャツビー」が読中のため今日のエントリーは「のだめ(漫画)に出てくる音楽を聴いてみる企画」を進めることになりました。  てなわけで本日の KiKi のBGMはこちらです。

ラヴェル 水の戯れ
DG ASIN: B00005Q7QX アルゲリッチ(pf)

51JYY362LSL._SL500_AA300_.jpgのサムネール画像  (Amazon)

このアルバムは思い出深いんですよね~。  何せアルゲリッチと言えば中学生時代の KiKi のアイドル・・・・というよりは理想とするピアニストだったので、CDなんちゅうもんがまだこの世の中に存在しなかった頃、この大元だったLPをある年のお年玉をはたいて購入したんですよ。  ピアニストがアルゲリッチというのもよし、収録曲もよし、ついでにこのジャケット写真もよし・・・・・てな具合でね。  もっともその「収録曲もよし」の評価基準の中には今日の1曲ラヴェルは入っていなかったんですけどねぇ(苦笑)  何せ、「ラヴェルのピアノ曲苦手意識」の強い KiKi のことですから、当然のことながらそこにはまったく反応しなかったんです。

因みに KiKi が好しとしたこのアルバムの収録曲は以下のようなラインナップになっています。

1.  スケルツォ第3番嬰ハ短調op.39(ショパン)
2.  2つのラプソディop.79(ブラームス)
3.  トッカータop.11(プロコフィエフ)
4.  水の戯れ(ラヴェル)
5.  舟歌嬰ヘ長調op.60(ショパン)
6.  ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調(リスト)
7.  ピアノ・ソナタ ロ短調(リスト)

ショパンあり、リストあり、ブラームスありで、演奏者はアルゲリッチで、当時の KiKi にしてみれば「これを買わずにしてどれを買う!」というぐらいの存在で、発売されてから入手に至るまでの時間に何度これをゲットした自分を夢見たことか!!  いえね、冗談抜きで本当に夢の中に出てきたんですよ、数回。  そんな想いがつまったLPだっただけに、これを処分するのは本当に辛くて、それまでに細々と買いためていたLPを処分するタイミングをいつにすべきかを考えていた際、「これをCD化するまでは絶対にLP処分はしない!」と心に決めていたぐらいでした。  そうやってCD化した演奏であるだけに、KiKi の手持ちのCDはこれ(↑)とはちょっとだけ異なり、「The Original Best 50」(左上のブルーシール & 帯のゴールドシールがある版)の1枚ではなく、その前の世代のCDなんですけどね。


本日も「のだめ(漫画)」からの1曲を聴いてみたいと思います。   のだめちゃん初リサイタル @ ブノワさんち の第3曲目、若かりし頃のイケイケブイブイb-hato4-b.gif 生活から足を洗ったリストが作曲した宗教色バリバリの作品でございます。

リスト 2つの伝説(S.175)より「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」
NAXOS 8.553594 J.ヤンドゥー(pf)

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リストのこの作品は「2つの伝説」というタイトルが示す通り、2曲で構成されています。  その1曲目が「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」、そして2曲目が本日の「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」です。  「小鳥~」の方はこんな(↓)有名な絵画をご覧になったことのある方もいらっしゃるのではないかしら?

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小鳥にまで説教しちゃうわけだからどんな素晴らしいお方か?と言えば笑っちゃうことに、実はこの方、若かりし頃には小鳥はおろか人様に説教できるようなお方ではなかったらしい・・・・ ^^;  どちらかと言うと親が金持ちなのをいいことに遊び呆けていたドラ息子タイプ。  ところがある時神様のお告げを聞いた気になって(ひょっとしたら二日酔いによる幻聴だったかもしれないけど 苦笑)、そうしたらいきなり信仰に目覚めちゃって、ついには小鳥にまで説教するようになった聖人のお1人です。  KiKi は初めてこの話を聞いたとき、「なるほど~、リストは彼にあやかりたかったのね・・・・」と思ったものでした。  

で、実は2曲目の方の聖フランチェスコさんは名前は同じフランチェスコさんでもこの方とは全く別の方で、彼から遅れること約200年。  南イタリアにお生まれになった別の聖人で、こちらにも絵画があるらしいんだけど、残念なことに KiKi は見たことがありません。  こちらのフランチェスコさんはいくつも奇跡を行われた方らしいんだけど、その絵が扱っている題材(伝説)はざっと以下のようなストーリーになっています。

メッシーナ海峡を前に聖フランチェスコの一行は一隻の船を見つけ、その船頭に彼らを対岸の島まで乗せていってくれるように頼んだが、一行の身なりのあまりの貧相さに船頭はそれを断った。  一行の中の1人が「我ら一行の中には聖人が1人いるのだから・・・・・」と言ったが、それを聞いた船頭はせせら笑いながら「もしも聖人がいるなら、波の上を歩いていけるだろう。」と言った。  彼らを浜に置き去りにして船は出帆してしまったが、その時、聖フランチェスコはこの苦境からの救いを神に祈った。  すると神が彼らに恩寵を与え、彼らのマントを船に変え、又一行の1人が持つ杖を櫂に変え、彼らは無事に海を渡ることができた。

今日はようやく2日間降り続いた雪も止み、朝からドスン! バタン! とそこかしこから融けはじめた雪が落ちる音が鳴り響いています。  そんな中、「のだめカンタービレ(漫画)に出てくる曲を聴いてみる企画」の次の曲を聴いてみたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ドビュッシー 12の練習曲第7曲「半音階のための」
DECCA ASIN: B002CNV3AE 内田光子(pf)

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世界に誇る日本人(?)ピアニスト、内田光子さんのドビュッシーです。  もっとも内田さんっていうのはお顔立ちといい、お名前といい、どこからどう見ても「日本人」ではあるのですけど、お育ちになった環境を考えると「日本人ピアニスト」とお呼びしていいものやら・・・・・・ ^^;  と言うのも、彼女の音楽教育(のみならずすべての教育)は決して日本で育まれたものではないわけですからねぇ。  それでもやはり彼女が「現代のモーツァルト弾きの1人」として脚光を浴び始めたばかりの頃、KiKi は何だかとっても嬉しかったんですよね~。  ジェフリー・テイトとの「モーツァルトピアノ協奏曲全集」を出し始めたばかりの頃はモーツァルトのピアノ協奏曲全曲は彼女で揃えようかと本気で考えていたぐらいなんですよね~。  

結局は彼女では揃えず「ヘブラー」で揃えることになったのは、すべて「お値段のせい」でした。  CDよりも自分のためのグランド・ピアノとか防音室にお金をかけなくちゃいけなかった当時の KiKi はとてもじゃないけれど、内田さんのモーツァルトには手が出せませんでした。  でも彼女のCDは同じ日本人として何枚かは持ちたいなぁと常々考えていて、そんな中の1枚がこのドビュッシーでした。

      

ソナチネ・アルバムぐらいまで進んだピアノ・レスナーが憧れ、「発表会で弾いてみたい曲」統計をとってみたら恐らく5位以内には入るだろう名曲を今日は聴いてみます。  この曲、CDでちゃんと聴くのなんて何十年ぶりだろう・・・・・ ^^;  何せこういう(↑)メジャー曲なだけに、何度この曲を町のピアノ教室の発表会で聴いたことか・・・・・。  そういう曲なだけに「のだめ」でコンセルヴァトワールの試験でのだめちゃんがこの曲を弾くのを見た時は、正直なところ「嘘っぽさ」を感じてしまった KiKi でした。  もっともコンヴァトで勉強したことも試験を受けたこともない KiKi が感じる「嘘っぽさ」な~んていうものは、単なる KiKi の思い込みにすぎないんですけどね(苦笑)

モーツァルト ピアノソナタ第11番 K.331 「トルコ行進曲付き」
DENON COCQ-83689-93 演奏:I. ヘブラー(pf)

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今、手元にCD本体がないので録音年月の情報は確認できませんでした。  でも、モーツァルトのピアノ・ソナタと言えば彼女!というほどこのヘブラーさんの演奏は大好き♪  子供時代の KiKi にとってモーツァルトのピアノ・ソナタっていうのはあんまり興味の持てる音楽ではなかった方(ソナチネ・アルバムを終わる頃になると、モーツァルトのようなソナチネの延長線上にあるように感じられる音楽よりはロマン派の音楽に興味が移行していた)なんだけど、その中でもこのソナタだけはレッスンでちゃんと勉強したことがありました。  ま、それも率先して・・・・と言うよりは当時師事していた先生に

「ピアノをちゃんと習っているならこの曲はちゃんと勉強しておいて当然!」

みたいな感じで与えられた課題として・・・・・だったんですけどね。  ま、幸い、第3楽章の「トルコ行進曲」には興味がなくもなかったから、さほどイヤイヤということではなくレッスンしたことを覚えています。  

因みに KiKi がこれまで師事してきたピアノの先生は、誰一人として曲をバラバラにしてレッスンする先生はいませんでした。  どういうことかって言うと、KiKi のお友達の中には例えばこの曲の場合「トルコ行進曲(≒ 第3楽章)」だけをレッスンして、第1、第2楽章には手をつけない・・・・・という先生もいるみたいなんですよね~。  子供時代は自分が習っている先生のやり方が絶対ですから、他を知らないうちは「全楽章通して勉強するのが普通」と考えていた KiKi だったんだけど、学校で別の先生についているお友達のレッスンの話を聞くようになると、そうではない先生も世の中には大勢いることを知らされ、「へぇ・・・・・」と驚いた記憶があります。

まあ、どちらのやり方が「正しいか」とかそういうことを論評する気はないんだけど、KiKi 個人の経験からすると、子供時代からそうやって鍛えられたことが、後に長大なマーラーの交響曲なんかを聴く際にも役に立っているかなぁ・・・・と思うことがあります。  要は「美味しい所どり」をしない癖がつくことによって曲全体の構成に目が向いたり、ちょっとした変化に気が付くようになったり(例えば繰り返し部分で1回目と2回目の演奏の仕方がちょっと違うとか)というのは、全楽章 & 繰り返し記号どおりの演奏を求められたレッスンの中で身についた音楽への対峙の仕方だったように感じます。


先日、このエントリーを書いて久々にベートーヴェンのピアノソナタの魅力にとりつかれはじめた KiKi。  一度は「ライフワーク」と位置づけたにも関わらず棚上げしっぱなしのソナタに着手してみることにしました。  で、さすがにこちらは「全曲制覇」というのはちょっと厳しそうなので、とりあえずは KiKi のお気に入りのソナタを1曲でも多くさらってみようかな・・・・と。  ま、そうなると後期ソナタに一挙になだれ込みたい気分もヤマヤマ・・・・・ではあるのですが、難易度的にもかなりのものがある後期ソナタにいきなりにいくほどの度胸もないわけでして・・・・・ ^^;  で、色々考えた末、過去に一度は手がけて放置しっぱなしになっていたこのソナタにちゃんと向き合ってみることにしたいと思います。  ま、てなわけで、本日の KiKi の1曲はこちらです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第17番 Op. 31-2 「テンペスト」
DENON COCQ-84054 演奏:B.L.ゲルバー(pf) 録音:1992年

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このCDはね、KiKi の大好きなピアニストの1人、ブルーノ=レオナルド・ゲルバーがベートーヴェンのピアノソナタ全集に着手したというニュースを耳にし、それを知ったその足で HMV に走ってゲットしたという懐かしの1枚です。  でもねぇ、その後が続かなくてねぇ・・・・。  

そもそも KiKi がゲルバーに嵌ったのはこのCDが発売されたのとさほど違わない時期に昭和女子大人見記念講堂で開催されたブラームスのPコンのコンサートでのこと。  彼の奏でるPコン2番に半端じゃなく感銘を受けた KiKi はこれまたそのコンサートの翌日、取るものも取り合えず・・・・といった雰囲気でこれまたHMVに走り、ブラームスの「ヘンデル・ヴァリエーション」のCDを購入したのです。  で、その演奏にこれまた半端じゃなく共感を覚えた KiKi がその次に購入したのがこのCDなんですよね~。

彼がメインのレパートリーにしているのが、ベートーヴェンとブラームスで、KiKi の音楽的嗜好ともマッチしているっていうこともあって、以来、KiKi は陰ながら応援しているんですけど、最近ではめっきりCD収録からは遠ざかっちゃっていらっしゃるようで、唯一彼が継続している活動はコンサートだけなんだけど、こちらは足が遠のき気味(というよりそこまで経済的余裕がない ^^;)の KiKi とは縁が薄くなっちゃった感が否めません。  ああ、ゲルバーさん。  あなたのベートーヴェンとブラームス、もっと何度も気軽に聴きたいので、録音活動もしていただけないものでしょうか?(笑)

 

秋ですね~。  ついこの間まで「暑い、暑い、あっつ~いぃ!!」と叫んでいたのが嘘のようです。  先週末は体調を崩したためにLothlórien_山小舎へは行けなかった KiKi なのですが、あそこは最早秋というよりは初冬の気候なんじゃないかしら・・・・。  先日、ネットを徘徊していたら、Lothlórien_山小舎のご近所さんのブログを発見したのですが、そこに

今日なんぞは、雨も降っていて、
霧も巻いていて、
外気温は、日中でも12度。

火が欲しいところだが、
一度点けてしまうと、歯止めがきかなくなるので、
薪ストーブは、ぎりぎりまで我慢。我慢。

な~んていう記述があって、「ああ、とうとう薪ストーブの季節到来かぁ・・・・」と、KiKi@東京 まで何となくプルプルと震えに襲われてしまった次第。  今週末は車にジャンパーでも積んでいこうかなぁ・・・・。

さて、秋と言えば「食欲の秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」、「スポーツの秋」と人によって様々ではあるけれど多方面から引っ張りだこの「人に何かを促す季節」ですよね。  じゃあ、KiKi にとってそんな秋がどういう季節かっていうとね、それは

 

無性にピアノが弾きたくなる季節

 

なんですよね~、これが。  ピアノを弾くっていうのは案外重労働なので、夏は暑さのせいもあって、なんとなく疎遠になるんですよ。  で、それが一段落して気候がよくなると、まるでその反動のようにピアノが弾きたくて弾きたくてたまらなくなるんです。  これがもう少しして寒くなっちゃうと、手が悴んで思うようにパッセージが弾けなくてイライラしたりもするんだけど、秋はそういうことがないし・・・・。  まあ、要するに「あまり汗をかかないうえに、手(指)が自由に動く季節」なんですよね~。

無性にピアノが弾きたくなる原因はそれだけじゃなくて、だいたいこの季節に調律師さんから連絡が入るんですよ。  「そろそろ、調律の季節ですよ・・・・」ってね。  それも東京のマンションとLothlórien_山小舎の2台分!!  そうすると、昔懐かしい抜き打ちテストの時同様、KiKi の焦燥感に火がぽっと灯るんです。  

 

いかん、いかん。  ピアノを弾かなくちゃ!!

 

ってね。  長~い前振りだったけれど、ま、てなわけで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

 

ベートーヴェン ピアノソナタ第1番 Op. 2-1
PHILIPS 432 317-2 演奏:C. アラウ (pf) 録音:1964年3月

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まだ何となく風邪の残ったちょっと重苦しい頭と体を抱え、何とか今日1日を乗り切りました。  う~ん、どうもすっきりしません。  こういう日は、ゆったりした気分に浸れる音楽を聴きながら、あったかい蜂蜜たっぷりの紅茶を飲んで、早めに寝るに限ります。  「さて、では何を聴こうかな?」と念のため「のだめエントリー」を確認してみたところ、おお!何と言う Good Timing!!  次に聴く予定の音楽はショパンだったんですね~。  しかもノクターン(夜想曲)とは早寝を決め込んだ矢先なだけに縁起(?)がいいじゃありませんか!!  まして今年はショパンのメモリアル・イヤーだし・・・・・。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ショパン ノクターン第8番 Op. 27-2
EMI CZS 7671632 演奏:D.リパッティ(pf)  録音:1950年2月

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ず~っと鳴かず飛ばず(?)だったのだめちゃんがコンバトのレッスンであのマジノ先生に「ん、素敵ね♪」と言わしめた、とってもショパンらしい音楽。  のだめちゃんはいったいどんな演奏を聴かせてくれたのでしょうか。  是非聴いてみたいものですよね。  でもまあ、漫画では音を聴くことは叶わないので諦めるとして、同じその曲の演奏を何種類も聴いてきた KiKi が 「う~ん、素敵ねぇ~♪」 と聴き惚れちゃったのが今日ご紹介するこのリパッティの演奏です。  KiKi が生まれるよりもはるか前の録音だけのことはあって、決していい状態の録音とは言い難いんですけど、KiKi はこれに勝るこの曲の演奏を知りません。  ま、それにはこの曲を初めて聴いたのがこの演奏だったという刷り込み効果もあってのことだとは思うんですけどね(笑)。

この曲が録音されたその年にわずか33歳でこの世を去った天才型ピアニスト、リパッティ。  ものの本によれば彼の晩年は持病の白血病と闘いながら、命を削る思いでレコーディングに取り組んでいたと言いますが、この演奏からはそんな病による苦悩とか絶望感といったような負の感情は何一つ聞こえてこず、逆に幸福に満ちた天国の花園を思わせるかのような芳しさ、爽やかさ、清潔な詩情といったようなものが感じられます。  リリシズムっていうのはこういうのを言うんだろうなぁと思わずにはいられない演奏なんですよね~。

透明で、清潔で、端正な音づくり。  それがリパッティの持ち味で、それが文句なく生かされるのが彼のショパン演奏だと思います。  このCDは5枚組でショパンだけじゃなくて、バッハやスカルラッティ、モーツァルト、グリーグ、リスト、ラヴェル、ブラームス等々の様々な曲の演奏が収録されていて、どれもため息が出ちゃうほど素晴らしいんですけど、今日はこの1曲で我慢、我慢・・・・・。  

もしもリパッティが今も生きていて、現在の録音技術で彼の演奏を録音したらどんな風に聴こえるんだろう・・・・・。  そんなあり得ない妄想をかきたてつつ、今日はもうお布団にもぐりこみたいと思います。  おやすみなさい・・・・・zzzz。 

さて、本来なら「神曲 天国篇」をチャッチャと読み進めなければいけない(?) KiKi なのですが、実は難航しております。  しかも・・・・ですよ、第2歌の冒頭で、です。  そこに「小さな船に乗って着いてきた人は自分たちの岸を指して帰るように」という警告らしきもの・・・・が発せられているんですよ。  で、それが誰に対するどんな警告なのか、訳者の平川先生の注釈を読んでみると、です。

「神曲」3篇の中で地獄篇と煉獄篇は、描かれている対象が人間世界に実在する種々の相であるために、彼岸の世界という詩的設定にも関わらず、読書は比較的容易である。  しかし、天国篇には、第1歌の後半にもすでに現れたように、神学的宇宙観に基づく論議が頻出し、かつ実世界との往復がない、 (中略) これから先の読書は難しいから、力の及ばぬ者はなまじ自分に従ってくるな、という警告 (後略)

な~んていうことが書いてあったりするのですよ。  これははっきり言ってメゲます ^^;  ただでさえ煉獄篇後半あたりから辛さを感じている KiKi としては、「要するにあんたは『神曲』を読むにはあまりにも力が及ばない未熟者です。」という烙印が押されちゃったみたいな気がしてねぇ・・・・・。

で、昔から勉強に行き詰るとピアノに逃げ、ピアノに行き詰ると読書に逃げ、読書に行き詰るとクラシック音楽鑑賞に逃げてきた KiKi は、今まさにそれと同じことを繰り返しています。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

モーツァルト ピアノソナタ第14番 K. 457/475
DENON COCQ-83689-93 演奏:I. ヘブラー(pf) 録音:1987年1月

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今日、この曲を聴いてみようと思ったのには実は2つ理由があります。  1つは上記のように「読書」でちょっと行き詰っちゃったから・・・・ ^^;  そしてもう1つの理由は、たまたま先日TVか何かで三枝成彰さんがのたまったのです。  「モーツァルトのピアノソナタは大人になれば弾ける・・・・」と。  まあ、ここで言う「弾ける」っていうのは「音楽として奏でられる」「聴かせる演奏ができる」というほどの意味だと思うんですけどね。  

そもそもモーツァルトのピアノソナタって「ピアノのおけいこ」では結構初期段階でおさらいする音楽なんですよね。  で、音型・・・・というか、楽譜面はさほど難解には見えないので、「音が拾える+α」ぐらいの演奏なら、ちょっと器用な子供だとできちゃうことが多いんですよ。  で、逆にロマン派あたりをバリバリ弾く頃になると、不遜にもちょっと馬鹿馬鹿しく感じちゃう・・・・んだな、これが。  ところが、その頃リトル・ピアニストは気がついていないのです。  実は「弾けていない」っていうことに!!!  これを綺麗に、そして深く聴かせる演奏をするとなるとがつく難物に早変わりする音楽なんですよね~、これが!!

で、大人になってから KiKi も何曲かはチョコっとだけチャレンジしてみたんですけど、初見→練習と段階が進むにつれて音楽が崩れていくんですよ。  あとあと考えてみると(もしくは録音しているものを聴いてみると)、初見が一番「音楽」らしかったりするんですよね~、これが。  だからある意味でモーツァルトのピアノ・ソナタだけは可能であれば手を出したくない音楽なんですよね。

 

で、ここで三枝さんの発言が登場です。

  

モーツァルトのピアノソナタは大人になれば弾ける・・・・・

 

モーツァルトのピアノソナタは大人になれば弾ける・・・・・

 

モーツァルトのピアノソナタは大人になれば弾ける・・・・・    と。

 

いえね、本当の意味は「モーツァルトのピアノソナタは大人にならなければ本当の意味で弾けるようにはならないが、それでも難しい」ということだってわかっているんです。  でもね、KiKi の頭の中では上記のフレーズが木霊しているんですよ、これが・・・・・ ^^; 

さて、現在 KiKi はダンテの「神曲」を読み進めているところではあるのですが、「煉獄篇」に入ってから急激に読書ペースが落ちてしまっています ^^;  キリスト教徒であろうとなかろうと、「地獄」という概念にはどこか引き込まれる要素があるのは、言ってみれば愚かな人間の「他人の不幸は蜜の味」的な野次馬根性が働くということもあるだろうし、ダンテ自身も気に入らないヤツはみ~んなここへ落としちゃっているためか、筆致がノリノリっていう感じがするんですよね~。  だから「地獄篇」は自分でもびっくりするぐらいサクサク読めちゃったのですよ。  これに対し、今読んでいる「煉獄篇」。  そもそもクリスチャンではない KiKi には「煉獄」っていうところがどういう所なのかよくわからないうえに、そこにいるっていうことがどういうことなのかも正直ちゃんとわかっていないし、ついでに「聖歌の一節」やら「聖句の一節」やらが出て来るとそれだけで何となく「ふぅ・・・・・ ^^;」という気分になってしまうのです。

ま、そんな中、せっかく「神曲 地獄篇」を読んだのでその印象が薄れないうちにこの音楽を聴いておきたいと思いました。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

リスト ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
EMI 0777 764882  演奏:シフラ(pf) 録音:1965年1月

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この曲、リストの「巡礼の年 第2年イタリア S. 161」の中の1曲です。  因みにこの「巡礼の年 第2年イタリア」は全部で7曲からなり(後日補遺版の「ヴェネツィアとナポリ」で3曲が追加されます。)、その詳細は以下のようになっています。

1. 婚礼
2. 物思いに沈む人
3. サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ
4. ペトラルカのソネット 第47番
5. ペトラルカのソネット 第104番
6. ペトラルカのソネット 第123番
7. ソナタ風幻想曲 「ダンテを読んで」

 

この曲はね~、「ダンテには手も出していない頃」から「リストらしい華やかでカッコいい曲だなぁ」という印象で何度も聴いてきた音楽でした。  ある意味で演奏会栄えのする音楽なので、結構リサイタルなんかで弾かれることが多いんですよね~。  CDではなくホールで生演奏を聴くと圧倒されること間違いなしの音楽だと思います。  

因みにリストはこのピアノ曲だけでなく、もう1つ別のダンテ絡みの音楽を残しています。  それは「ダンテ交響曲」。  この交響曲は間違いなくダンテの「神曲」3部作全体を音楽にしたものであるのに対し、本日の KiKi の1曲のこちらピアノ曲の方は「地獄篇」のみを音楽にしたものであるというのが定説になっているようです。  どうやらリストさんは「ダンテ」の愛読者だったらしい・・・・・(笑)。   

上橋菜穂子さんの作品に嵌って以来、あたかも「読書感想文ブログ」の様相を呈してきている Lothlórien です。  ふと気がつけばクラシック音楽関連のエントリーを何1つ書いていないじゃあ~りませんか?!  確かに KiKi はあれやこれやと手を広げ過ぎる傾向が昔からあるのですが(^^;)、ことブログ生活のスタートは「クラシック音楽ブログ」から始まっているので、ここまで放置しっ放しでいいわけがありません!!  だいたいにおいてまだまだこのブログではとりあげていない曲が山積みだと言うのに!!!!  ま、てなわけで、ほんと久しぶりではあるのですが、本日は「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」を先に進めていきたいと思います。  本日の KiKi の1曲はこちらです。

ドビュッシー ピアノのために
EMI TOCE-8176 演奏:サンソン・フランソワ(p) 録音:1968 - 1969年

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この曲はね、「ベルガマスク組曲」を書いた後、10年くらいの間ピアノ音楽からちょっと離れていたドビュッシーが久々に題名通り、まさに「ピアノのために」書いた音楽です。  3曲から構成されていて、

1. 前奏曲
2. サラバンド
3. トッカータ

と題されています。  結構笑えちゃうのがこれらの曲が献呈されている人の名前を見た時。

1. 前奏曲  → ロミリー嬢
2. サラバンド → ルアール夫人
3. トッカータ → コロニオ

それぞれの人がどんな人でドビュッシーとどんな関わりを持ったのか、実際のところ KiKi はよく知らない(知らないなら敢えて書くな!っていう感じですが・・・・ ^^;)のですが、何だか女性の名前が並んでいるあたりが何となくドビュッシーらしいなぁ・・・・と思っちゃうんですよね~。  何せ KiKi のドビュッシーに対するぬぐい去れないイメージ(詳細はこちら)というのが、「女の敵!」というものなんですよ。  生涯で2度までも交際した相手にピストル自殺を図られるな~んていうのは、そうそうあってはならないことだと思うんですよね~。

 

ラヴェル 鏡

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今日もあまりパッとしないお天気みたいですねぇ。  まあ、もともと春って言うのは「春霞」な~んていう現象もあったりして、すっきりはっきり青い空という感じにはなりにくいのでしょうけれど・・・・。  ま、そんなはっきりしないお天気の中、「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる企画」を先に進めていきたいと思います。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

ラヴェル 鏡
Hyperion CDA67341/2 演奏:A. ヒューイット(pf) 録音:2000年~2001年

41T4SVX0G7L__SL500_AA300_.jpg (Amazon)

KiKi はね、以前このエントリーにも書いたようにフランスもののピアノ曲って長い間どうも好きになれなかったんですよね。  その苦手意識の強いフランスものの中で最も苦手としていたのがラヴェルの音楽だったんですよね~。  あ、でもね、実はラヴェルの管弦楽曲にはそんなに苦手意識はないんですよ。  苦手なのはピアノ曲なんです。  でもね、このエントリーでお話した先生も、この先生の次に KiKi が師事した先生も、そしてその又次に師事した先生も、誰も彼もが口を揃えて(?)言うのは、「ラヴェル、やってみない?」  「あなたの音はラヴェルに向いていると思うんだけど・・・」という言葉でした。  まあ、そんな中、「いつまでも食わず嫌いじゃいけない。  ラヴェルのピアノ曲にもっと積極的に親しもうとしなくちゃ!」と考えて購入したのがこのCDです。  まあ、とにかく1度、ラヴェルのピアノ曲漬けになってみようかな・・・・と。  だからこのCDはラヴェルのピアノ曲全集。  購入した直後はまるで修行僧の如く一所懸命聴いていました。  でも・・・・・・。  

まあ、未だにごくごく一部の曲を除くとっやっぱりラヴェルのピアノ曲って正直なところ KiKi にはよくわからなかったりするのですが(響きという意味ではドビュッシーの方が好きだし、音楽的にはフォーレの方が好きだし)、のだめちゃんのヨーロッパ入りを記念しての演奏曲ですから、今日は可能な限りおめでたい気分を盛り上げながらこの難解な曲集を聴いてみることにしました。

「≪鏡≫は、私の和声法の発展の上で非常に顕著な変化を示している作品なので、これまでの私の作風に親しんでいた音楽家たちを全く当惑させるようなピアノ曲集になった。」

とはラヴェルご自身がこの曲集に関して語っている弁です。  まあ、KiKi の場合はお世辞にもラヴェルの作風に親しんできたとは言い難いアマチュア音楽愛好家なので、別に「鏡」じゃなくてもラヴェルの音使い・曲の構成には常に当惑させられっぱなしで、「鏡」だけが特別どう・・・・ということは全くないんですけど、この曲集はラヴェル音楽の中で KiKi が唯一若い頃から「う~ん、この曲はいい曲だなぁ・・・」と感じていた「水の戯れ」の延長線上にある音使いの音楽だなぁと思います。  でもね、「水の戯れ」はある種、とっても写実的な音楽だと思うんだけど、こちらはもっと心理的・・・・というか、思索的・・・・というか、要するにわかりにくい・・・・というか。  (そんな中、「道化師の朝の歌」だけはちょっと異色な感じがしますが。)

この曲集は独立した5つの作品で構成されています。

第1曲:蛾 (レオン・ポール=ヴァルグ; 詩人 に献呈)    
第2曲:悲しき鳥 (リカルド・ヴィーニエス; ピアニスト に献呈)  
第3曲:海原の小舟 (ポール・ソルド; 画家 に献呈)  
第4曲:道化師の朝の歌 (ミシェル・ドミトリー・カルヴォコレッジ; 音楽評論家 に献呈)  
第5曲:鐘の谷 (モーリス・ドラージュ; 弟子の作曲家 に献呈)

何となく曲のタイトルが醸し出す雰囲気と献呈された人の職業にイメージ的な重なりを感じちゃうような気がしませんか?  因みに、この5曲をそれぞれ献呈された上記の5名は、パリの芸術家グループ「アパッシュ」のメンバーでラヴェル自身もこのグループに所属し、彼らとは親しく交際していたことが知られています。  でもね、そんな親しい仲間たちであってさえも当初はこの音楽が理解できなかったらしいので、KiKi が「う~ん、難解な音楽だぁ。  よくわからん!」と思ってしまうのも致し方ないことかな・・・・と(苦笑)

  

春一番が吹いて、「暑さ寒さも彼岸まで」のお彼岸も過ぎて、暖かくなることを期待していたにも関わらず、ここ2-3日のうすら寒さはいったい何なのでしょうか?  お天気にも恵まれず、なんだかどんよりとした気分に陥ってしまいそうな雰囲気です。  そしてそれに追い討ちをかけるかのように、いつもお邪魔している yokochan さんのブログでこんなエントリーを発見してしまい、「なんちゃってワグネリアン」を自称(?)している KiKi の気分はさらなるドヨヨ~ン・モードです。  でも、そんなことではいけないのです!  何はともあれ「春の訪れ」でなくちゃいけない時期なのです!  ま、てなわけで、本日の KiKi の1曲は「白いショパン」(by のだめ)を聴いてみました。

ショパン 前奏曲集 Op. 28
DENON COCO-80563 演奏:ヴラド・ペルルミュテール(pf) 録音:不明

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このCDはね、KiKi がまだ横山幸雄さんのファンだった頃、彼が「学びたい!」と思ったらしいピアニストの演奏を1度は聴いてみよう!と思って購入したものです。  当時の横山さんはショパンの音楽をメインのレパートリーにされていた(演奏会等で取り上げることがダントツで多かった)ので、どうせ聴くならやっぱり「ショパン」でしょ・・・・・みたいな感じで(笑)  でもね、実はこの方、「ショパン弾き」として・・・・・というよりは、「ラヴェル弾き」として・・・・・・の方が有名だったりするんですよね~。

実はこのペルルミュテールさん。  ラヴェルの直のお弟子さんだったことがあって、彼に師事しているときに、ラヴェルご本人から印刷・出版されている譜面には表記されていない、いわば裏の記号・・・・のようなものだとか、その他作曲時に意図していたことなんかを徹底的に仕込まれた人なんですよね。  ラヴェルは20歳そこそこだったペルルミュテールを「小さな真珠」と呼んで、その才能を愛したといわれています。  余談だけど、KiKi は一応♀なので、もしもラヴェルから「小さな真珠」と呼んでもらえたとしたら素直にものすご~く嬉しいと感じると思うんだけど、♂のペルルミュテールさんはどうだったんだろう??  まあ、「芸術性」に対する評価として嬉しく感じられる・・・・というのは頭では理解も想像もできるんだけど、是非1度ご存命中にそのあたりの心境を伺ってみたかったなぁと思ってしまいます。

ま、それはさておき、この曲です。  いくつかのショパン & ショパンの前奏曲を聴いてきた KiKi だけど、これほどあっさりとした演奏はそうそう滅多にお目にかかれるものではありません。  でもね、この人の演奏に対して使っているこの「あっさり」というのは決して「退屈」とか「薄っぺら」とかっていう悪い意味じゃなくて、強いて言うなら「演奏者の作為性・エゴ」みたいなものが希薄・・・・・という感じでしょうか。  

 

「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる」企画。  基本的には第1巻から順次聴いていっているのですが、ここのところは「マラドーナコンクール」あたりの物語に出てくる音楽がレンチャンのため、ピアノ曲が多いのが KiKi には嬉しいところです。  決して KiKi はピアノ曲しか聴かないクラシック音楽愛好家ではないのですが、それでもやはり聴いてきたキャリア(?)みたいなものは、ピアノ曲がダントツですから・・・・(笑)  それにね、ピアノ曲の場合、KiKi には別の楽しみもあるんですよね。  それはこのブログで何度もお話している「いつかは弾きたい曲リスト」の更新作業(?)に寄与しちゃうということ。

まあ、そろそろ残りの人生のカウントダウンと曲数のせめぎあい・・・・みたいなものに頭を悩ませなくちゃいけない年代には入っているんだけど、面白いもので20年前は「いつかは絶対弾けるようになるんだ!」と思っていたはずの憧れの曲が、最近聴いてみると「う~ん、これはもういいか・・・・」と感じたり、逆に15年位前には興味の欠片もなかった曲が、今は「これはやっぱり弾いてみたい!」と感じたり・・・・・。  

人間っていうのは基本的にはそんなに大きくは変わらないものじゃないかとは思うんだけど、こういう些細なところでは「何でだろ?」と思うようなことが色々起こっているんですよね~。  自分の変化ってなかなか如実に感じる機会は少ないと思うんだけど(人から指摘されて気がつくことはあっても)、KiKi は二重線で消した跡がいっぱい残っていて、隅のほうが破れていたりするこの「いつかは弾きたい曲リスト」を眺めるたびに、「へぇ、私の興味ってこんな風に変わってきているんだ!!」と新たな発見があって、それもまた楽し♪って感じです。

ま、それはさておき、本日の KiKi の1曲はこちらです。

モーツァルト ピアノソナタ第8番 K. 330d (310)
DENON COCQ-83689-93 演奏:I. ヘブラー(pf) 録音:1986年8月

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KiKi にとってモーツァルトのピアノソナタのスタンダードはヘブラーの演奏(但し旧盤)でした。  この新盤は比較的最近入手したのですが、これまであまりちゃんと聴いたことがなかったので、今回、のだめちゃんがマラドーナコンクールで弾いたこのソナタでじっくり堪能してみようと思い、今日はこのCDをピックアップしました。

この曲をはじめて聴いたのはおそらく小学校の中学年の頃だと思うんですよね。  その頃の KiKi にとってこの曲はなんだかとっても大人っぽい曲に感じられました。  やっぱりモーツァルトのピアノソナタの中では珍しい短調の曲だった・・・・ということもあるだろうし、何となく重苦しいような付点リズム、不協和の前打音と、およそ当時の KiKi にしてみると「モーツァルトらしからぬ音楽」に思えたんですよね~。  当時はまだ、ト短調交響曲なんかをじっくりと聴いてみる前だったから、とにかく KiKi にとってのモーツァルトは「明るくて軽快」であったはずなんですよ。

でもね、大人になった今、「モーツァルトのピアノ曲の中でどれが好きですか?」と聞かれれば、KiKi は迷わずこの曲を候補の1つにあげるだろうと思います。  そして、昔であれば「モーツァルトらしからぬ音楽」だと思っていたこの曲ほど「モーツァルトらしい音楽」はないんじゃないかとさえ思うんですよね~。

 

 

さて、本日は KiKi はLothlórien_山小舎ではなく、今のところは東京におります。  午後からはちょっと色々ありまして実家(静岡県は沼津市の近く)へ行く予定です。  今はとりあえず洗濯が終わるのを待っているところ・・・・。  昨日のうちに洗濯を終わらせよう!と当初は思っていたのですが、な~んとなく、「う~ん、なんかめんどくさいなぁ」と思っているうちにあっという間に夜が更けてしまい(^^;)今日になだれこんでしまいました。  まあ、人間、そうそうなんでも予定通りには行動できないものです。  特にこの年齢になると・・・・・・ ^^;

で、この待ち時間を利用して、「のだめに出てくる音楽を聴いてみる企画」の続きの音楽をすすめていきたいと思います。  ちょうど今はのだめちゃんの「マラドーナコンクール」がらみの音楽を聴いているタイミングなので、KiKi にとってはもう何度も、何度も聴いてきた音楽が続くので、ある種聞き流しができちゃうのが、こういう待ち時間での音楽鑑賞はピッタリです。  (ベートーヴェン先生、聞き流しなんて言っちゃってごめんなさい・・・・・)

ベートーヴェン ピアノソナタ第23番 Op. 57 「熱情」
PHILIPS 432 317-2 演奏:C. アラウ (pf) 録音:1965年9月

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この曲は本当に KiKi のこれまでの人生で何度聴いたことか!!  いわゆるピアニストの演奏でも実演・録音を含め60回以上は聴いているし、アマチュアの演奏(要はピアノ発表会での演奏)も含めると100回以上は聴いているのではないでしょうか。  そんな中で KiKi のお気に入りはやっぱりアラウのこの演奏なのです。

日本人は昔から「タイトル付きの曲」が大好き♪という習性(?)のようなものがあって、この曲とソナタ第8番の「悲愴」、ソナタ第14番の「月光」の3点セットを「ベートーヴェン3大ピアノソナタ」な~んていう風に呼んで、KiKi の住んでいた田舎のレコード屋さん(クラシックコーナーが悲しくなるぐらい少ない)であってさえも1枚ぐらいはLPが置いてあった・・・・そんな超がつく有名曲です。  比較的記憶に新しいところではNHKの朝ドラで宮崎あおいちゃんが主役だった(タイトルは忘れた)ドラマで、彼女の相手役だった黒木君 福士誠治君のテーマソングでもありました。  

話は戻って、田舎のレコード屋さんでも確実に入手できるレコードだったという背景もあって、中学生時代とか高校生時代の KiKi はお小遣いをためてはそんなLPを1枚、1枚集めていってそれを宝物のように大切に大切に、何度も何度も聴いたものでした。  そう、考えてみると KiKi はクラシック音楽好きな人たちの「聴き比べの楽しみ」なるものを、「他の演奏家だったらどんな演奏をするんだろう?」という興味から・・・・と言うよりは、田舎のレコード屋さんの入荷状況にあわせて(あわせることを余儀なくされて?)始めたような気がします(苦笑)。

でね、中学生~大学2年生ぐらいまでは、ほんと、「レコードが擦り切れるかと思われるほど」何度も何度も聴いたこの曲だったんですけど、その反動からかCDの時代になってからは逆に KiKi はこの曲を聴く回数はめっきり減ったように思うんですよね~。  そんなこの曲を久々に何かのはずみで聴き直してみて、思わず「うん?」となって、「あれ?  も、1回」「も、1回」と何度も何度も聴き直しちゃったのがこのアラウの演奏でした。

 

さて、ちょっとこちらのブログを放置してしまっていたので、今日はこの間に聴いた音楽(決して今日の1曲ではなかったのですが・・・・ ^^;)の中から「のだめに出てくる音楽を聴いてみる」企画の続きにあたるピアノ曲をご紹介したいと思います。

ブラームス パガニーニの主題による変奏曲 Op. 35
LONDON POCL-9026/31 演奏:J. カッチェン (pf)

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KiKi はブラームスの演奏に関して言うならば、結構このジュリアス・カッチェンの演奏が好きでねぇ。  特にこの曲のようながつく難曲・技巧系の音楽だとついつい手が伸びちゃうのがカッチェンのCDなんですよね~。  

ブラームスが14の変奏曲 x 2冊 で作曲した、全28曲のこの変奏曲。  実はKiKi は個人的にはあんまり好きじゃないんですよね~。  な~んとなく、技巧ひけらかし系の音楽で、ブラームスらしくなく、どこか派手で(まあ主題がパガニーニだから仕方ないかもしれないんだけど)、「ブラームス、似合わないよぉ・・・・」と言いたくなっちゃうんですよ。

まあ、KiKi のこの印象は、ここ○十年というもの、この曲の実演は演奏技巧に自信たっぷりの若手演奏家の演奏ばかり聴いてきていて、少々辟易としている・・・・というのもあるのかもしれません。  でもね、あのクララ・シューマンをしてこの曲のことを「魔術師の変奏曲」と呼んでいるくらいだから、やっぱりあまりにも技巧的な面が表に出ている曲集なんだと思います。  そういう意味ではいかにも「瀬川君が弾きたがりそうな曲」だと思うんですよね~(笑)。  

でもね、KiKi にそんなことを言われなくても、ブラームスご本人もこの曲に関してはかなり複雑な想いを抱いていらしたようで、発表する際に「精巧な指のための練習曲」な~んていう仮面をかぶせて出版することに執拗なまでに拘ったのだとか・・・・。  で、楽譜出版会社のほうは「練習曲でござ~い!」な~んていうことを大々的に表示すると、売れ行きに影響を及ぼすんじゃないかと恐れて、しぶしぶ、申し訳程度にちっちゃな文字で「練習曲」と入れたのだとか・・・・。

      

ドビュッシー 喜びの島

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週末から週明けにかけて、ぱっとしないお天気が続いています。  こんな風にお天気が思わしくない季節、どうも KiKi は頭の芯が痛かったり重かったりと、寝込むほどではないのですが「何となく調子が悪い」という状態に陥ります。  それもこれもどうやら気圧のせい・・・・らしいのですが、もっと若かった頃にはお天気の様子で体調が左右された覚えはないので、これも年齢のせいなのか・・・・と落ち込み気分に拍車がかかります。  でもまあ、人間はロボットではない証拠!とも言える訳です。  そして人間が動物とは異なるのは自分の気分の持ちようをコントロールする知恵っていうものがあることです。

こんな日はちょっと気分がキラキラする音楽に触れるのが一番です!  ちょうど「のだめ音楽を聴いてみる」企画の次の曲も「喜びの島」とキラキラ・ピカピカでぴったり(?)じゃありませんか!!  ま、てなわけで、本日の KiKi の1曲はこちらです。

ドビュッシー 喜びの島 
EMI TOCE-8176 演奏:サンソン・フランソワ(p) 録音:1968 - 1969年

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この曲、のだめ(ドラマ)の中では「恋人(人妻)とハネムーンにいったドビュッシーが、恋しちゃってルンルン♪」というような紹介のされ方をしちゃっていたけれど、KiKi がかつてレッスンのときに先生に教えられた逸話としては「恋しちゃってルンルン♪」というお話ではなく、ドビュッシーがロココ時代の画家ワトーの作品「シテール島への船出」を観て得たインスピレーションで作曲した曲・・・・ということだったんですよね~。  まあ、当時はまだ幼かった KiKi 相手に「不倫相手と逃避行したドビュッシーが恋に我を忘れてルンルン♪」とは言えなかったのかもしれないけれど、ドビュッシーの極めてプライベートな気分と絵画から得たインスピレーション、本当のところはどっちだったのかとても興味のあるところです(笑)

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↑ ワトー シテール島への船出

因みに、のだめでの解説、「恋しちゃってルンルン♪」が頭に残った状態で、この絵(↑)をつぶさに観ていくと、「若さと愛が溢れる宴の席でルンルン♪」というような気がしてきます。(苦笑) 

で、シテール島っていうのはギリシャ神話に出てくるキュテラ島のフランス読みで、愛の女神ヴィーナスが西風の神ゼピュロスによって運ばれた島で、そこから転じて独身者がこの島へ巡礼をおこなえば必ず好伴侶が見つかるという話が生まれ、絵画や詩の題材になったのだ・・・・・というようなことが理解できている今、その話と「恋しちゃってルンルン♪」を Mix して再度この絵を眺めてみると、単に「若さと愛の宴でルンルン♪」という以上に、「(シテール島で)伴侶も見つかったし、子宝にも恵まれちゃったしルンルン♪」という感じがしてきます(笑)

で、そんなことを感じながら、この曲を再度聴きなおしてみると、以前は音のきらびやかさや音色の艶っぽさが際立った特徴だと思っていたこの音楽にもっとエロティックな高揚感・・・・みたいなものを感じるような気がしてきました。

う~ん恐るべし!  のだめ効果!!!

 

リスト 超絶技巧練習曲

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連日のショパンの音楽付けの KiKi の耳を休ませるために、「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみる」企画の次の曲に進んでみたいと思いました。  でね、チェックしてみたんですよ。  そしたらねぇ・・・・・うへぇ!  リストかよ!!  しかも超絶技巧練習曲かよぉ!!!  ヘビーですねぇ。  分厚いレアのビフテキ並みのコッテリ感ですねぇ・・・・・。  で、その次は・・・・と言えばドビュッシーの「喜びの島」。  う~ん、今日の気分は「喜びの島」って言う感じじゃないんですよね~。  今日はLothlórien_山小舎へ向かう日なので、「喜びの山」っていう曲ならいいんだけど・・・・。  で、その次は・・・・・と言えばブラームスの「パガニーニ・ヴァリエーション」とこれまた重量級。  ま、こうなったら素直に順番に聴いていこうと心を決めました。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

リスト 超絶技巧練習曲
PHILIPS 416 458-2 演奏:C. アラウ(pf) 録音:1974-1976

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KiKi がこの曲の存在を知ったのは中学3年生の時でした。  その年のピアノ発表会で KiKi は何としてもリストの「ハンガリアン狂詩曲 第6番」を弾かせていただきたくて、先生にそのお願いをしていました。  すると先生は「それは構わないけれど、発表会当日はもうだいぶ寒くなっているから、いきなりハンガリアン・ラプソディを弾くんじゃなくて、指慣らしに何か持ってこないとねぇ・・・・」と仰いました。  「まあ、リストの前だからやっぱりリストかしら?」と先生はご自分の楽譜棚からリストの楽譜を何種類か引っ張り出していらっしゃいました。  で、最後に残ったのがこの楽譜(↓)でした。

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う~ん、この画像だと「リスト集」の下に書かれている収録楽曲の名前が見えないですかねぇ・・・・。  実はそこの第1曲目にあの恐ろしい「超絶技巧練習曲」という文字が書かれているんですよね。  でね、KiKi はそのタイトルに思わずビビッちゃったんですよ。  だって「超絶技巧」ですよ。  単なる技巧じゃなくて「超絶」なんですよ。  因みに広辞苑で「超絶」を調べてみると

①他よりもとびぬけてすぐれていること
②(哲)→超越②ウに同じ

とあります。  でね、KiKi はこの時この広辞苑の②の意味にはまったく考えが及ばなくてこの「超絶技巧練習曲」≒「超人的な離れ業をやってのけるための練習曲」っていう風に解釈して「うへぇ!  リストを弾きたいな~んてぬかしている KiKi は大馬鹿者かもしれない・・・・・汗」といきなり意気消沈。  で、「あの・・・・やっぱりリストはやめておいたほうがいい・・・・かもしれない・・・・・。」な~んていう会話があったんですよね~。  

ま、余談ながら、結局、その発表会では弾きましたよ、リスト。  「ハンガリアン・ラプソディ」と「パガニーニ・エチュード」から「狩」を・・・・・。 

それはさておき、その最初の「超絶技巧練習曲」という文字との出会いからず~っと10年ぐらいというもの、KiKi にとっての「超絶技巧練習曲」のイメージは相変わらず「超人的な離れ業をやってのけるための練習曲」だったのです ^^;

でね、じゃあ、広辞苑の超越のところの②ウに何が書いてあるかっていうとね、そのまま転載すると

②(哲) Transzendenz(独)
ア: もともとはこの自然的世界を超えるものとしての神についていう
イ: 中世哲学では、範疇を超える概念のこと。  存在・もの・あるもの・一・真・善・美など
ウ: カントの用語。  あらゆる可能な経験をこえる形而上学的対象およびそれに関する認識を超越的(Transzendenz)と呼び、超越論的(先験的)と区別した。
エ: 現象学では、意識のうちにあるものを「内在」といい、意識の外にあるものを「超越」という。 
オ:  実在哲学では、実存することは現存の自己を超えることであり、それを「脱自」あるいは「超越」と呼ぶ。

とあります。  この中の(ウ)だから、カントの用語なんですよね~。  で、哲学専攻ではない KiKi にはこの広辞苑の説明はさっぱり理解できないんだけど(^^;)、要するに表層的な技巧がどうたらこうたらという類の練習曲ではないらしいっちゅうことですわ。  確かにこの練習曲は技巧的にもそんなに安易なものじゃなくて、あのシューマン博士をしてこんな風に言わしめています。

この曲は巨匠による演奏で聴かなければならない。  できる事ならば、リスト自身による演奏がいいだろう。  しかし、たとえリストが弾いても、あらゆる限界を超えたところや、得られる効果が、犠牲にされた美しさに対して、充分の償いとなっていないようなところでは、耳障りな箇所がたくさんあるだろうと思う。

嵐の練習曲、恐怖の練習曲で、これを弾きこなせる者は世界中探してもせいぜい10人くらいしかあるまい。  へたな演奏家が弾いたら、物笑いの種になる事だろう。

ま、とは言うもののリストがこの曲のタイトルに込めた意味っていうのは、指先の卓越したテクニックを磨くためのものではなく、演奏家はこれらの曲を演奏するに際し、自我を超越してその先にある深遠なものを表現する努力をしなくてはならないし、聴衆にも演奏家が紡ぎだすそれを聴き取ってもらいたいっていうことだったんだろうと思うんですよね。

なんで、こんなことを長々と書いてきたかって言うとね、KiKi は皮相的な技巧だけでCDを選ぶなら、この曲の鑑賞には今日ご紹介している「アラウ盤」は選ばなかっただろうから・・・・なんですよ。  多分「キーシン盤」か「横山幸雄盤」、そうでなければ「ベルマン盤」とか「シフラ盤」かもしれません。  でもね、そんな中で KiKi のこの曲の一番の愛聴盤 & スタンダードはやっぱりこの「アラウ盤」なんですよね~。    

最近はちょっとピアノの練習をサボリ気味の KiKi。  いえね、週末はLothlórien_山小舎へ到着すると真っ先にピアノの蓋は開けるんですよ。  でもね、昼間は力仕事(薪切りとか材木運びとか)で忙しいでしょ。  で、3度の食事の支度とか、1週間分のお洗濯とか、お掃除とか、薪ストーブの見張りとかもあったりなんかして、なかなかピアノの練習のためのまとまった時間をとるのが難しかったりするんですよね~。  ま、それやこれやで疲れちゃうっていうのもあるんですけどね ^^;  でね、ただ単に疲労感だけだったら「意志の力」とか「レッスンの習慣化」とかで何とかなったりもするのですけど、1時間以上チェーンソーのビリビリという振動に耐え続けた腕とか、女の細腕で材木を運んだ後の肩な~んていうのははっきり言って使い物にならなかったりもするんですよね。  ウィークデーはウィークデーで仕事やら家事やら何やらかにやらであっという間に夜になっちゃって、ま、明日・・・・・という気分になっちゃうし。  

ま、そんなこんなで実際にピアノに向かう時間はめっきり減ってしまっている KiKi だけど、「ピアノのお稽古で大切なのはピアノに向かう時間だけじゃない!」ということで、せめてもの言い訳として譜読みぐらいは習慣化しようと頑張っています。  譜読みの教材(?)にもってこい・・・・・と KiKi が勝手に思っているのが、バッハの音楽です。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲(曲集)はこちらです。

バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻
LONDON POCL-4355/6 演奏:A. シフ(pf) 録音:1985年10月28-31日

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現在では平均律クラヴィーア曲集は第1巻、第2巻に分かれ、そのどちらにも「平均律」という名前が冠されていますが、このCDのライナーノーツによればバッハ自身の命名は若干異なっていたとのことです。

ま、難しくて専門的なお話は可能な限りはしょってできるだけ簡単にまとめてみると、バッハの時代にようやく有弦鍵盤楽器の調律方法が安定してきて、新しい調律方法で調律された楽器だとすべての調整がそこそこ美しく響くようになったのだそうな。  で、第1巻をすべての調性で作曲したバッハ自身がその曲集に与えた名前が「ほど良く調律されたクラヴィーアのための曲集」というものなのだそうです。  なるほど~。  随分以前にこのエントリーで KiKi がレッスンを受けていた先生が「曲は曲の全集を通して演奏して初めて形になるのです。」と仰ったというエピソードをご紹介したけれど、こんなバッハのお話を聞くと、確かにバッハはこの曲集をバラバラに演奏することではなく、全曲を通して演奏することを想定して書いたんだなぁ・・・・と納得させられたような気分になります。

で、第1巻の完成からほぼ20年後、第2巻が編まれたのですが、その際バッハの命名からは「ほど良く調律されたクラヴィーアのための」という文言は消え、「24の新しい前奏曲とフーガ」というものだったのだそうです。  まあ、曲の構想だとかスタイルが第1巻と同じ・・・・ということで後の世の人たちがこの第2巻は明らかに第1巻の続編であると定義づけ「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」と呼ばれるようになり、今ではその名が定着しているのだとか。  へぇ、そうだったんですねぇ。

こういうお話ってピアノのレッスンの友、全音あたりの楽譜だとまえがきに日本語で書いてあったりするんだけど、KiKi は「平均律」に手を出す頃にはほとんどの楽譜が「ヘンレ版」という外版になってしまっていたので、その楽譜にも一応「まえがき」らしきものがあるんだけど、読めない(涙)ので今日の今日まで知りませんでした(苦笑)      

ここのところ純粋な音楽鑑賞のエントリーを書いてこなかった KiKi。  昨日書いたエントリーも音楽鑑賞しながら・・・・・のものではあったけれど、どちらかというと「ラッカムの素敵な挿絵の本、ご紹介」っていう感じのエントリーになっちゃっていましたものねぇ(苦笑)  ま、てなわけで久々に「のだめカンタービレに出てくる音楽を聴いてみるシリーズ」を決行したいと思います。  で、のだめエントリーをチェックしていたら、なんと今回は久々にピアノ曲じゃあ~りませんか!!  しかも、ドラマ版のだめでもかなりの印象度で演奏されていたこの曲でした。  ま、てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

シューベルト ピアノソナタ第16番 D. 845 (Op. 42)
DECCA 440 305-2 演奏:A. シフ(pf) 録音:1993年
 
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実はKiKi が持っているのはこの(↑)盤ではなくて、まだ1枚ずつリリースされていた頃にコツコツと集めた盤なんですけど(こちら)、まあ、中身は一緒(但しこの盤はシューベルトピアノソナタ全集)なのでとりあえずこちらでリンクしておきますね。
 
KiKi はね、実は昔はシューベルトのピアノソナタってあんまり好きじゃなかったんですよね~。  シューベルトのピアノ曲だったらソナタじゃなくても「即興曲」や「さすらい人幻想曲」の方が素敵だし、だいたいなんとなく冗長な感じがするし、ついでに番号体系がしっかりしていなくてわけわかんないし・・・・^^; って思っていたようなところがあるんですよ。  でもね、そんな KiKi の「シューベルトのソナタ嫌い」を払拭してくれたのが以前このエントリーでご紹介したブレンデルによる最後の3つのソナタの演奏でした。
 
で、次に出会って感銘を受けたのがこちらのエントリーでご紹介したラローチャのもの。  さらにアラウの演奏に出会うに至って「おやおや、こりゃシューベルトのピアノソナタを侮っちゃいけないぞ!」と思うに至ったのです。  ま、そんなこんなで「シューベルトのピアノソナタ嫌い」がほぼ完治した頃にシフがシューベルトのピアノソナタ全集の録音に取り組み始めたというニュースを耳にしました。  当時のシフはバッハの演奏(こちら)で再評価されていたりしたということもあって、「この際、シューベルトのピアノソナタ全集はシフで集めよう!」と思った・・・・・というわけです。
 
この曲は「のだめ」ではマラドーナ・コンクールの演奏曲として紹介されていて、のだめちゃんのこの曲の演奏を聴いたオクレール先生が彼女をコンヴァトに誘ってくれた・・・・という、彼女の岐路を分けた曲なんですよね~。
    

「のだめ」に出てくる音楽を順番に聴いていくのだとしたら本来はここでエルガーの交響曲第2番にいかなくちゃいけないところなのですが、まあ色々都合・・・・・というようなものもありまして、ついでに久々にちょっと風邪気味の今日はピアノ音楽、それも優しい感じのピアノ曲が聴きたい気分がムラムラとしてきたので、エルガーはちょっと後回しにしてこちらを聴いてみることにしました。

モーツァルト 「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲
         (キラキラ星変奏曲) K. 265

Musical Concepts MC131 演奏:Walter Klein_pf

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この曲はホントに懐かしいィィ・・・・・・  これは KiKi がまだ小学生の頃、初めていわゆる本物のステージ上で発表会の演奏曲としてさらった曲なんですよね~。  そして KiKi に「ピアノが好きだ」という気持ちを確信させてくれた曲でもあります。  

KiKi が小学生の頃は地方都市には今ほどちゃんとしたホールはなくて、どちらかというと先生のお宅でこじんまりと行う発表会だとか、どこかの公民館・・・・みたいな会場にピアノを持ちこんで開催される発表会というのが一般的だった時代なんですよ。  そんな中、当時の KiKi の先生はそんな地方都市にできたばかりの「ホール」(舞台があって、客席があって、スポットライトもあたって、そこそこ音響効果も計算されている)で発表会を行うという一大決心をなさり、「ちゃんとしたホールでやる発表会なんだからみんな頑張ってね♪」とエールを我々門下生に送られたのです。  そのエールは掛け声だけに留まらず、演奏曲の選曲にも反映されていました。

ま、ある意味でお弟子さんが少しずつみんな育ってきていて、いわゆるピアノのおけいこの定番曲「ブルグミュラー」を卒業した生徒さんが増えてきたタイミングだった・・・・ということもあると思うんですよね。  それぞれの生徒にそこそこのいわゆる「曲らしい曲」が与えられました。  で、KiKi に与えられた課題曲がこのモーツァルトの愛らしい変奏曲だったわけです。  それまでの発表会で与えられた課題曲は・・・・と言えば音楽室には肖像画が飾られていない、ピアノを習っている人しか名前を知らないような作曲家の曲ばかりだったのに、初めてモーツァルトな~んていう、誰でも名前を知っている人の曲を演奏させてもらえることになっちゃったわけですよ。  その喜びたるや言葉では言い表せないぐらい!!!(笑)  「これで私もイッチョマエ!」ぐらいの意気込みになってしまうわけです。

、「モーツァルトの曲だ!」という喜び と 「初めてのちゃんとしたホールでの発表会」という期待感から練習に励むこと、励むこと(笑)  比較的暇な時間が多い小学校の低学年時代のことだから、ピアノの練習時間が自ずと長くなります。  練習時間が増える≒演奏が上達する の法則が成り立つ年代だったから曲の仕上がりもよくなっていきます。  結果として当日の発表会では自信を持って弾けたし、先生にも褒められたし、達成感にも満たされ・・・・といいことづくめで、単純な KiKi は「う~ん、ピアノっていいなぁ、好きだぁ!」と思っちゃった・・・・という次第。

ま、そんな幸せな思い出にあふれた音楽の筆頭とも言えるのがこの曲なのです。  

さて、今日は先日のバルトーク同様、最近では滅多に手を触れることのなくなった「CD収納プラスチックケース」(全部で5つくらいある)の中から出てきたリストを聴いてみたいと思います。  KiKi はね、子供の頃はリストのピアノ曲にものすご~く強い憧れを持っていたんですよね。  でもね、中学生の時のピアノ発表会で「パガニーニ練習曲集から『狩』」 と 「ハンガリアン・ラプソディー第6番」を弾いて、そこでリスト熱はある意味で冷めちゃったんですよね~。  まあ、ハンガリアン・ラプソディーで本番にちょっと失敗した・・・・・っていうのもあるんだけど、それ以上に発表会準備をしている中で、この曲の中に何となく「これ見よがし的なもの」を感じちゃって「うへぇ」と思っちゃったというのもありまして・・・・・。  まあ、子供の感じた「これ見よがし的なもの」なので、その実態が何だったのかはわからないし、それを真剣に追求・検討したこともないので、うまく説明できないんですけどね。  

で、そういう意味ではそれ以後、今日に至るまで、実はリストのピアノ曲のよい聴き手・・・・とはお世辞にも言えない状態・・・・ではあるのです。  ま、何はともあれ、今日の KiKi の1曲はこちらです。

リスト メフィスト・ワルツ第1番 S.514 「村の居酒屋での踊り」
TELDEC WPCS-10387  演奏:シプリアン・カツァリス(pf) 録音:1980年4月

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KiKi はね、カツァリスというピアニストを随分長いこと知らなかったんですよ。  で、彼の存在を初めて名前と顔が一致している状態で認識したのが、NHK教育で放映された「ショパンを弾く」という番組で・・・・でした。  欠かさずこの番組を見ていた KiKi は、彼の演奏技術にノックアウトされ、彼の楽曲へのアプローチに心酔し、そこからカツァリスのCD探しが始まりました。  

ま、そんな中で入手したCDの1枚がこちら(↑)だったんですよね。  KiKi はこの曲(「村の居酒屋での踊り」)を生まれて初めて聴いたのが「中村紘子さんのLP」でした。  上記(↑)発表会の準備をしているときに「狩」で行き詰っちゃって「模範演奏」を一度聴いてみたいと思って親にせがんで買ってもらったのがその「中村紘子さんのLP」だったんだけど、当時は田舎のレコードショップにはそんな在庫(中村紘子さんの ということではなくクラシックのピアノ曲のLPの在庫という意味ですけど)はなくて、その店のおやじさんの趣味(?)でやっと取り寄せてもらったのが「中村紘子さんのLP」という状態でした。

で、当然のことながら、それ1枚しかないわけだから、子供時代(中学生~高校卒業まで)の KiKi はその1枚を大切に大切に、何度も何度も聴いたわけです。  で、中村紘子さんの「村の居酒屋での踊り」がまるで刷りこみみたいに耳に浸み込んじゃっているわけです。  その KiKi にとってこのカツァリスの「村の居酒屋の踊り」は衝撃でした。

バルトーク 舞踏組曲 Sz77

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「のだめカンタービレで紹介された音楽を聴いてみる」シリーズで、CDが見つからないためにちょっと後回しにしていた音楽を今日はご紹介したいと思います。  その曲とは「ニナ・ルッツ音楽祭」でのだめちゃんがトランス・オランウータン状態になってレッスン終了後にこっそりと(?)弾いていたバルトークの舞踏組曲です。  正直なところ、KiKi はね、バルトークの音楽ってあんまり得意じゃないんですよね~。  どちらかと言うと苦手な部類。  それは演奏するというよりは聴く上で苦手っていうことなんですけどね。  まあ、KiKi にとって親しい時代はバロック、古典、ロマン、印象派ぐらいまでで、それ以降の音楽っていうのは接した機会そのものが少ないせいもあると思うんですけど・・・・・。  ま、それでも大人になってから彼の作曲する管弦楽曲はそれでも聴く機会が増えたんだけど、ピアノ曲に関しては半ば練習曲化している「ミクロコスモス」以外は実はあんまり聴いたことがないんですよね~。  ま、てなわけで、この曲に関しても「他の演奏家の演奏と聴き比べ」な~んていうことをしたことがない!  二ノ宮先生もそんな音楽をとりあげてくれちゃうなんて、ホント、ご親切なことです(苦笑)  ま、何はともあれ、本日の KiKi の1曲はこちらです。

バルトーク 舞踏組曲 Sz. 77
DENON COCO-70753 演奏:アンドラーシュ・シフ(pf) 録音:1980年6月

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このCDはね、シフのシューベルト(ピアノソナタ全集)やバッハ(平均律クラヴィーア全集)なんかに結構感銘を受けた後、せっかくなら彼のルーツのハンガリー土着音楽の演奏も聴いてみたいなぁ・・・・というちょっとした好奇心から入手したCDなんです。  ラーンキ、コチシュ、シフの3名は「ハンガリーの三羽烏」な~んていう風に呼ばれ、もうずいぶん昔に一世を風靡したんだけど、シフってどこか派手さのある他2名に比べるとどこな~く地味・・・・というか存在感が薄いというか、そんなピアニストだったと思うんですよね。  でもそんな彼がドド~ンと他の2名を超えて(?)存在感を示し始めたのが、バッハ & シューベルトの演奏 & 録音だと思うんです。  で、 KiKi もご多分にもれず、シフのバッハとシューベルトのCDは欠かさず揃えるようになって、その流れでこのCDにも手を出したのが何年前のことでしょうか?  (記憶にないほど古い話です ^^;)  ま、ハンガリー人の演奏するバルトークっていうことで、それなりに何回かは聴いたんですけど、バッハやシューベルトとは異なり、KiKi の興味があんまり動かなかったものだから、当然のことながら活躍機会が少ないわけで、結果CDをどこにしまい込んじゃったのかわからなくなっちゃったりしていたわけです。

でもまあ、何とかCD棚から外れたCD入れのプラスチックケースの中から発見したのが、先週末。  ついでにリストの「村の居酒屋での踊り (by シプリアン・カツァリス)」も出てきたので、今日・明日はこれらを1曲ずつ聴いていこうと思います。  

 

あの博識な千秋君をして「オレも知らん・・・・・」と言わしめた曲を今日は聴いてみたいと思います。  千秋君も知らなかったぐらいだから一安心なんだけど、実は KiKi もこの漫画を読むまでこの曲はさわりを聴いたこともなければ、そもそもその存在自体を知りませんでした。  まあ、KiKi の場合、連弾曲はほとんど弾いたことがないし、ついでに言うとモーツァルトのピアノソナタってあんまり好きじゃなかったから長年ピアノを弾いてきている割にはあんまり知らなかったりするんですよね~。  

モーツァルト 2台のピアノのためのソナタ K.448
SONY SICC 1031 演奏:マレイ・ペライア & ラドゥ・ルプー(pf) 録音:1984年6月

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1781年、モーツァルトのウィーンでの最初の年に作曲された2台のピアノのための唯一の完成されたソナタ。  当時、モーツァルトの弟子だったヨゼフィーネ・フォン・アウエルンハンマー家の演奏会のために作曲され、同年11月23日に彼女とモーツァルトによって初演された。  このアウエルンハンマー嬢についてモーツァルトは父への手紙でもヨゼーファと愛称で呼び、その容貌をこきおろしているが、ピアノの才能はすぐれていて、このソナタのほか、同年に作曲した6曲のヴァイオリン・ソナタ(K. 296, 376~380)を彼女に献呈していることからも明らかであり、この後も彼女とたびたび共演しているし、彼女はすぐれた女流ピアニストとして名声をえており、モーツァルトの作品の出版でも出版社に協力した。  モーツァルト研究で有名なA.アインシュタインが「オペラ・ブッファの理想的な序曲」であり「比類ない傑作」と言っているように、明るい生気がみなぎっている第1楽章から華麗なロンドまで、2台のピアノのための理想的な作品であり、また至難な演奏技巧が要求されていて見事な効果を挙げている。  (CDライナーノーツより転載)

モーツァルトがピアノのうまいデブ娘(知人の子)との合奏用に作ったあっかるいサロン向き音楽  (by 千秋)

この曲を初めて通して聴いてみたときの感想は、「とってもピアノっぽい音楽だなぁ」ということでした。  KiKi がモーツァルトのピアノソナタがあまり好きじゃない理由はね、現代のピアノの音とモーツァルトのピアノソナタにはどこかちぐはぐなところがあるように感じるところ・・・・なんですよね。  特に初期のピアノソナタにはその傾向が顕著で、どんな音で弾いて欲しいと思って作曲された曲なのかわからなくなってしまうようなところがあるんですよ。

でもね、この曲に関しては「音から入った曲」だから・・・・・(要は初見で楽譜から入った音楽ではない)というのもあるかもしれないけれど、それ以上に曲の持っている雰囲気がピアノの音色を生かしているなぁと感じられる、そんな気がしたんです。  でね、ちょっとだけ調べてみたら、どうやら現代のピアノの前身である「フォルテピアノ」がようやく鍵盤楽器として登場してきた時期と微妙にあっているみたいなんですよね~。

 

秋はショパンの季節。  ず~っと昔、Nifty のクラシック音楽関連のフォーラムか何かで誰かがそんなことを仰っていました。  ショパンにも色々な楽曲があるから必ずしもすべての音楽が秋っぽいかと言えばそうでもないと思うんだけど、ことノクターンに関してはまさにこの言葉どおりじゃないかと KiKi は思っています。  秋の夜長、ショパンのノクターンをBGMにお気に入りの本を手に過ごす時間は至福の時。  何度そんな秋を過ごしてきたか来し方を振り返ると、色々な思い出が蘇ってきます。  とは言え、今はもう冬なんですけどね~ ^^;

で、聴く分にはそうなんだけど、弾くと案外難しいのがショパンのノクターン。  KiKi も決して全曲制覇したわけじゃないんだけど、作品番号が付されていないものを含めて全21曲のうち約半分ぐらいは取り組んだことがあります。  「テクニック的に難しいのか?」と聞かれればそれほどでもないと思うんだけど、「聴かせるように弾く」のが本当に難しい繊細な絹織物みたいな音楽だと思うんですよね。  そんな中であまりにもメジャーで KiKi もショパンのノクターンの中で最初に手掛けた1曲が本日の1曲であります。  「おなら体操」や「もじゃもじゃ組曲」に没頭していた観のあるのだめちゃんさえ(! 苦笑)もどうやら音大時代に勉強していたようです。  (参照: のだめカンタービレ第1巻)

ショパン ノクターン第2番 Op. 9-2
SONY SRCR 1892 演奏:横山幸雄(pf) 録音:1997年6月

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KiKi はね、どちらかというとお値段でCDを選ぶタイプ(要は廉価版漁り)の傾向が強いんだけど、そんな中で例外扱いなのがキーシンとこのCDの奏者横山さんという時代がありました。  この二人の演奏に初めて接した時、ものすご~い感銘を受けて、同時代を生きる若手演奏家の中でず~っと応援し続けているピアニストのお二人です。  ことに横山さんは同じ日本人として特別な想いで応援しているんですよね。  だから、まだお給料の乏しかった時代にあってさえも「後援会」な~んていうものに入っていたこともあったし・・・・・・。

でね、これまでいくつかの彼の演奏を聴いてきたわけだけど、やっぱり彼のピアノの音が一番マッチするのはショパンの音楽のような気がします。  次がフランスもの。  (彼もフランス留学組だから・・・・なのかなぁ)  彼のベートーヴェンやシューマン、さらにはそれ以外の演奏もいくつか聴いてきたけれど、いかに応援しているとは言えども、どことなく感心しなかった・・・・というか、ショパンやフランスものでぐいぐい惹きつけられるほどには堪能しきれなかった・・・・・というか。  

まあ、これには多分に KiKi の思い込みが作用しているのかもしれません。  何せ、彼のキャリアの中で最初に燦然と輝いたのが1990年のショパン・コンクールの1位なし3位という記録だったし、KiKi の記憶が正しければ彼が最初に取り組んだ偉業の1つが「ショパンのピアノ曲全曲演奏」というテーマだったように記憶しているし・・・・・。

さて、せっかく「のだめ Review」を始めたことですし、久しくサボり気味のクラシック音楽エントリーもたまには書かなくちゃ・・・・ということで、考えた復帰策。  「のだめカンタービレ漫画に出てくる音楽を聴いてみよう!」のコーナーを始めてみようかと思います。  KiKi の場合、クラシック音楽をBGM的に流している時間は結構あるんだけど、やっぱり曲を聴いた後で何らかのエントリーを書くとなると、それなりの心構え・・・・みたいなものが必要でねぇ。  で、その心構えみたいなものは選曲をしている中で芽生えてくることが多いんだけど、そうすると今度は選曲に凝りだしちゃう・・・・という悪い(?)癖がありまして・・・・・。  で、結果として最近では何とな~くクラシック音楽エントリーから遠ざかっているという結果になっていたりするのです。

でもまあ、漫画に登場する音楽をとにかく聴いてみる・・・・ということであれば、選曲はしなくてもよくなって、強いて言えば選盤に時間がかかるかも・・・・という問題が残っていますが、まあ、もともとが KiKi の場合は「このブログのエントリーでご紹介する CD は必ずしも『強力推薦盤』というような類のものではない」というスタンスでクラシック音楽ブログを書いてきたわけです。  (こちら)  まあ、そういう意味ではお気楽に綴っていこうかな・・・・と思う次第です。  てなわけで、無意味に長~い前置きはこれぐらいにして、今日の KiKi の1曲はこちらです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」 Op. 13
DECCA 433 882-2 演奏:ヴィルヘルム・バックハウス

41DZ9KB74SL__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)

ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲はアマチュアながらも KiKi のライフワーク・・・・だったはずの音楽です。  (今でも、一応ライフワークとして位置付けてはいるんだけど、実現できそうにないので最近ではちょっと弱気・・・・ ^^;)  その中で小学生~中学生の頃にとにかく全楽章暗譜までして弾いてみたことがあるのは、当時のピアノレスナーの基本的教材「ソナチネアルバム」だったか「ソナタアルバム」(全音版)に収録されていた「2つのやさしいソナタ Op. 49 (第19番と第20番)、そしてこの第8番の「悲愴」、第14番の「月光」の4曲でした。  そのうち、「月光ソナタ」は発表会で演奏し、残りは通常のレッスンでの課題曲でした。

KiKi の記憶が正しければ「月光ソナタ」が先で、「せっかくベートーヴェンのソナタを発表会で弾いたのだから、もう1曲ぐらいやっておきましょうか?  どれが弾いてみたい?」と先生に聞かれ、「はい、はい、『悲愴ソナタ』が弾いてみたいです!!」とリクエストしたように思います。  子供時代の KiKi にとっては第1楽章の冒頭のグラーヴェの部分がかっこよく聞こえてねぇ・・・・。  そう、今にして思えばあの頃の KiKi の選曲の基準って「かっこいいかどうか」だったような気がします。

    

せっかくブログを再開し、「落ちこぼれ会計人の Music Diary」のエントリーの移行もほぼ終了したし・・・・ということで、かつて色々とお世話になったクラシック音楽ブログのお友達のサイトをちょっとウロウロしにいってみました。  すると・・・・・・  KiKi がデータ移行に夢中になっているうちに大事件が勃発していました。(こちら)とか(こちら)   

訃報: アリシア・デ・ラローチャ  享年86歳

え~!!  そうだったの???  数年前に現役ピアニストとしては引退していたことは知っていたけれど、そんな~。  思えば KiKi がアルベニスのピアノ曲に初めて接したのはラローチャおばさんのCDだったし、あなたのシューベルト、と~っても好きだったのにぃ!!  ま、てなわけで、かなり出遅れた感はあるんだけど今日の KiKi の1曲はこちらです。

シューベルト ピアノソナタ第13番 D.664 (Op. 120)
ラローチャ/ロマンティック・ピアノ・リサイタル  (ごめんなさい。 今日は画像はナシです。)   (Amazon)

 

このCDはね、KiKi の一時期の大のお気に入りでした。  収録されているのは今日の1曲のシューベルトのピアノ・ソナタのみならず、シューベルトの即興曲(Op. 90-4 のみ)、メンデルスゾーンのカプリッチョ(Op. 33-1) と厳格なる変奏曲(Op. 54)、グリーグの「叙情小曲集」の中の素敵な一品 夜想曲(Op. 54-4) とピアノソナタ(Op. 7)。  どれもこれも本当にロマンティックな演奏で、疲れて帰宅した日の一服の清涼剤・・・・という感じでねぇ。  ラローチャと言えばどうしてもスペインものという印象が強いんだけど、アルバム全体が「スペインだけじゃないぞ~!!」と自己主張している・・・・そんな感じ(笑)

ライナーノーツで彼女に捧げられた文章には本当に説得力があって、KiKi は彼女のようなピアノ弾き(アマチュアなりに・・・・ではあるけれど)になりたかったと何度も何度も思って、ホント、寝ても覚めてもこのCDを聴きまくっていた時代があるんですよね~。  せっかくなので彼女のご紹介も兼ねてそのライナーノーツの一文を下に引用しておきますね。

 

アリシア・デ・ラローチャについて

ラローチャは1923年生まれのスペインの女流ピアニストである。  彼女は、小柄な身体からは想像しがたいほどの深く強いタッチで楽器を美しく鳴らす力量と、躍動的なリズム感や、あふれるほどの詩情と格調を伴った陰翳豊かな表情を持ち、それはいかなる作品においてもみごとに発揮されている。  ここに収められた彼女の、詩情豊かで心に染みいるような演奏は、亡きマイラ・ヘスに代わって"ピアノの女王"という称号を与えられていることを十分に納得させるものと言えよう。

 

 

のだめカンタービレ in Europe を観ました。  パリのコンセルヴァトワールの授業についていけず、自分を見失いかけていたのだめちゃんが七転八倒の苦悩、試行錯誤の末に、迎えた初リサイタルでの演奏。  よかったですね~。  特に KiKi にとってはプログラム最初の1曲、「キラキラ星変奏曲(K. 256)」は小学生になって参加した最初のピアノ発表会で弾いた思い出の曲なんですよね~。  あの曲を聴いた瞬間、何ともいえないノスタルジックな感傷で胸がいっぱいになってしまったのです ^^;  そういえばお仕事を再開して以来、ほとんどピアノに触っていないなぁ・・・・。  せっかく防音室まで作って無理してグランドピアノを買ったはずだったのに・・・・。

KiKi の単純なところはのだめちゃんじゃないけれど、ちょっと何かに触発されると
「ピアノ・・・・弾かなくちゃ」
と思ってしまうところ。  もっとものだめちゃんみたいに才能溢れるわけじゃないから、いきなり難曲を弾きこなしちゃうことはできないんですけどね。  で、思うように弾けない自分に悶々としているうちにまた「忙しい」というのを口実に弾かなくなっちゃうの・・・・ ^^;  我ながら子供時代から進歩がありません。  

ま、それはさておき、昨日彼女の演奏を聴いているうちに昔はあんまり興味がなかったんだけど、無性にモーツァルトのピアノ・ソナタが聴きたくなってしまいました。  ま、てなわけで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

モーツァルト ピアノ・ソナタ第18(17)番 K.576
Naxos 8.550448 演奏:イエネ・ヤンドゥー 録音:1991年6月

41HjwB4EfKL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

台風が近づいてきています。  本来であれば今日 KiKi はちょっとした所要で山梨県の方にお出かけする予定だったのですが、2日前から空模様と相談しながら悩みに悩み、結局今週の予定をキャンセルすることに決めたのが昨日の夜9時ぐらい。  今は窓を打つ雨をぼんやりと眺めながらバッハに耳を傾けています。

先週「ミサ曲ロ短調」を聴いて以来、なんとなく「気分はバッハ」という感じになってしまい、昔はあんなに大嫌いだった「インベンション」とか「平均律」なんかを聴き漁っていた数日間。  その締めくくりの音楽といえばこれしかありません。  ま、てなわけで本日の KiKi の1曲はこちらです。

バッハ ゴールドベルク変奏曲 BWV 988
SONY SRCR 9239 演奏:グレン・グールド(pf) 録音:1981年4月-5月

51V34xSdDrL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

あっという間に今年も半分を追え、7月に入ってしまいました。  「明けましておめでとうございます♪  今年もよろしくお願いいたします。」なんていう挨拶をしていたのは、ついこの間・・・・だったような気がしないでもないのですけどね~。  ふと気がつけばあんなにちっちゃくて可愛かったノルンも初潮を迎えていたし・・・・(笑)。  もっとも今年の前半はブログ生活はサボりっぱなしでしたけどね。  やっぱりお仕事を始めてしまうとなかなか日々更新というのは難しくなってしまうのが KiKi の性分みたいです。

ま、何はともあれ今年も余すところ半年。  そんな気分で選んだ今日の KiKi の1曲は基本(?)に戻ってピアノ曲といきたいと思います。  てなわけで、本日はこちらです。

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第29番 「ハンマークラヴィーア」 Op. 106
PHILIPS 432 317-2 演奏:クラウディオ・アラウ(pf) 録音:1963年9月

414CTMWHPFL__SL500_AA240_.jpgのサムネール画像       (Amazon)

 

せっかくの「勝手にショパンの日」企画。  これに便乗して今日は KiKi の想い出話をご披露させていただきたいと思います。  まあ、こんな機会でもなければこの曲をCDで聴いてみよう・・・・な~んていう気分にはなかなかなれそうになかったりもするので ^^;  そんな KiKi のにが~い想い出にまつわる1曲とはこちらです。

ショパン スケルツォ第2番 Op. 31
RCA BVCC-5077 演奏:ルービンシュタイン(p) 録音:1959年3月

P1010016b.jpg     (Amazon; 現在販売されているものは多分これ)

 

何だか自分でもよくわからないうちにバタバタと忙しくなってきてしまい、半ば曜日の感覚を失いつつある状態に陥り始めている今日、この頃。  ふと気がつけばオフィスのあるビルの入り口に大きなクリスマス・ツリーが飾られていました。  ああ、今年ももうすぐ終わるんだなぁ・・・・などと感慨に浸っていたのですが、よ~く考えてみると、月が替わる = 「勝手に××の日」が訪れるっていうことだったんですよね~ ^^;  さてさて、今回のお題は・・・・と。  おお!!  ショパンでしたか!!!  これはアマチュア・ピアニストたる KiKi としては見逃しちゃうわけにはいかない企画です。  

さ~て、何を聴こうかなぁ・・・・。  ここはやっぱりこんな季節にピッタリの「ノクターン」??  それともポーランド人・ショパンらしさが溢れている「ポロネーズ」や「マズルカ」にするべきか??  いやいや、ショパンといえば各4曲の「スケルツォ」か「バラード」は外せないか???  ほとんどの方が「ピアノの詩人」ショパンのピアノ曲のエントリーになるだろうから、「チェロ・ソナタ」とか「歌曲」な~んていう変化球で行くべきか・・・・・。  若かりし頃からショパン Love  266.gif だった KiKi としては選曲に迷うところです。

で、散々迷った挙句、とりあえず第1弾は至極真っ当なピアノ路線(でも、マイナー狙い)でいってみようかな・・・・と。  ま、てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

ショパン ピアノ・ソナタ第1番 Op. 4
SONY SRCR 9054 演奏:カツァリス(p) 録音:1991年11月

51AY2erVGFL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

ブラームス ピアノ小品集

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今週の KiKi はとにかく忙しかった!!  9月1日に入社した会社は日本全国に営業所が60近くあって、その60の営業所が大きく3つのエリア支社の管理下にあるのですが、その3つの支社でのマネージャー会議に出席するために月曜日は東京、水曜日は大阪、昨日の金曜日は博多と飛び回り、すべて日帰りの強行軍で自宅に帰りついたのが毎回ほぼ夜中の12時近く・・・・ ^^;  勤労感謝の日(木曜日)は我が身の勤労に感謝している(?)余裕などはからきしなくて半日だけではあったけれど休日出勤になってしまったし、火曜日も会議漬けの1日でした。

何だかこう書くと会議ばかりの会社みたいだけど、必ずしもそういうことではなくて、経営陣が刷新されたばかりなのでいわゆる「新方針」を全社に行き渡らせるために必要な会議・・・・ではあったんですけどね。  でもそういう公の事情はともかくとして、KiKi の個人的な感慨は不届きながらそういう理性では割り切ることがなかなか難しい・・・・(笑)  KiKi の本音は?と言えばね





ああ、これだから働きたくなかったんだよなぁ・・・・ 
(あ、言っちゃった ^^;)




ま、その往復の新幹線やら飛行機の中で、KiKi の愛機 Siegfried で様々な音楽を鑑賞していたわけではあるのですが、どうやら Siegfried 君、そんなに乱暴な扱いをした覚えはないのですが不調気味・・・・みたいなんですよね~。  う~ん、どうしちゃったんでしょうか??  まさか KiKi Brunnhilde の知らない間に忘れ薬もどきを飲んじゃったわけじゃないでしょうね~。  どう不調なのかと言うとね、要するに電源のオフができなくなっちゃったみたいなんですよね~。  だから音楽を聴いている間はともかくとして、それ以外の時間帯にも彼は目いっぱい自己主張をしていて、肝心要のたとえば帰路に音楽を聴きたい!と思ってもその頃にはバッテリー不足になっちゃうんですよぉ。  挙句、KiKi はシャッフルにも全曲再生にもしていないつもりなんだけど、様子を見ていると勝手に全曲再生モードに入っているみたいだし・・・・・。  う~ん、これは困った子ちゃんです。  修理に出さなくちゃいけないのかなぁ・・・・。

ま、そんな雑談はさておいて、久しぶりに今日は自宅でじっくりと音楽鑑賞です。  ちょっとヘロヘロ状態の自分を慰めるために、とっても自慰的な音楽でも聴いてみようかな・・・・と(笑)。  ま、てなわけで今日の KiKi の1枚(1曲ではありません)はこちらです。

ブラームス ピアノ小品集
RCA BVCC-5085 演奏:ルービンシュタイン(p) 録音:1959年12月 及び 1970年6月

Rubinstein_Brahms.jpg     (Amazon; 現在販売されているのはこちらのようです。)

 

 

毎朝の通勤で Sigfried と音楽を楽しむ生活を始めた KiKi。  たまたま昨日の通勤時の音楽はシベリウスの交響曲でした。  で、最初は今日のブログエントリーはその時に聴いた曲にしようか・・・・と思っていたのですが、今日の気分は何となく「交響曲」っていう感じではありません。  で、ふと思い出したのは先日購入したきりまだちゃんと聴いていない「フィンランド ピアノ名曲コレクション」というCDのことでした。  このCDを購入することになったのは、このエントリーでコメントをいただいた方々といろいろお話している中で、シベリウスのピアノ曲の話題になったんだけど、「アマチュアとはいえ一応ピアニストであるはずの KiKi はシベリウスのピアノ曲を全く知らない!!」ということに気がついちゃったからなんですよね~ ^^;  こりゃいかん!!  1度は聴いてみなくちゃ!というわけで早速池袋メトロポリタンプラザ内の HMV に行って、皆さんからいただいた情報を元に色々探してみたんだけど、ご推挙いただいたCDはどれ1つとして置いてなかったんです(泣)。  で、とにかくあるものを購入して聴いてみようと入手したのがこのCDでした。  ところがね、せっかく購入したにもかかわらず実は KiKi はまだ1度もちゃんと聴いていなかったのですよ ^^;  ま、てなわけで今日はじっくりとこのCDを味わってみることにしたっていうわけです。  で、その中から KiKi が選りすぐった今日の1曲はこちらです。

パルムグレン 3つの夜想的情景 Op. 72
CANYON PCCL-00532 演奏:舘野泉(p) 録音:1988年1月

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「あれ?  シベリウスじゃないの??」って思われた貴方!  そうですよね、普通そう思いますよね~(笑)。  実は KiKi も当初はシベリウスのピアノ曲で今日のエントリーを書こうと思っていたのです。  でもね、このCDを聴いているうちに、KiKi にとってまったく馴染みのなかったこの「パルムグレン」という人の音楽が気になって気になって仕方なくなっちゃった ^^;  と言うことで今日はこの曲を選ばせていただきました。

さて、案の定本日は「ジークフリート」を鑑賞する時間的余裕は皆無でした。(涙)  いえね、KiKi の相棒 Siegfried (iPod) に溜め込んである「リング」を出歩いている間ず~っと鑑賞していたので、公約(?)どおり、ちゃ~んと「リングに嵌って」はいたんですよ。(笑)  でも、今回のこのブログでの企画はバレンボイム盤DVDを鑑賞するということだったので、それは今週末まで「おあずけ」となってしまいました。  で、今日も残りわずかとなったこの時間、何を聴こうか色々悩んだのですがやはり社会復帰を記念した音楽がいいかな・・・・と。  てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

バッハ(ブゾーニ編) コラール「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」 BWV645
DECCA UCCD-1035 演奏:クン=ウー・パイク(p) 録音:2000年6月

41TEG0YHWQL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

ショパン 舟歌 Op. 60

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今朝はすごいお天気でしたね~。  KiKi の家の周りでは雷がピカピカ・ゴロゴロ、バリバリと何だかものすご~いことになっていたのですが、皆さんのお宅の近辺はいかがでしたか??  実はね~、KiKi は雷が大の苦手なのです。  ちっちゃな子供の頃は全然平気だったんですよ。  でもね、KiKi がまだ中学生だった頃、授業中(何の授業だったか記憶は定かじゃないんだけど、とにかく退屈な授業でした)にね、あまりのつまらなさに KiKi は窓の外をぼ~っと見ていたんです。  で、その学校は山っぺりにあったんだけど、その山のふもとにある1本の大木が KiKi の興味を捉えて、KiKi はその木をじ~っと見つめていた(凝視していたと言ってもいいかもしれない)んですよね。  そしたらその木に突然、雷が直撃!!!!  あ、もちろんかなり近くでゴロゴロ鳴ってはいたんですよ。  で、その木が裂けるんですよ、燃えるんですよ!!  その木が叫ぶんです。  「助けて~!!」って。  まるでスローモーションみたいにね。  それ以来、KiKi は雷が大の苦手となっちゃいました。  リアルなフラッシュバックこそないけれど、あの時に感じた我が身を引き裂かれるような木の叫びと痛みが襲ってくるような感じがして、背筋がゾワゾワするんです。  ひどいときは冷や汗? いや、脂汗みたいなのが噴き出してくるし・・・・・ ^^;

てなわけで、そんな雷さんにプルプルと震えていた気持ちを落ち着かせるために選んだ(?)今日の KiKi の1曲はこちらです。

ショパン 舟歌 Op.60
LONDON POCL-2749 演奏:アシュケナージ(p) 録音:1976年

31E09F6CTAL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

えっとですね、KiKi が持っているもの(↑の製品番号のもの)は実はこれとは見てくれが違うんですが、内容的にはこれと同じものだったので画像はこちらを借用しました。  KiKi が持っている全集はショパンの作曲年代順にピアノ曲全曲(+歌曲)が網羅されている全集だったんですけれど、それはもう廃盤みたいだし、それを組み直した↑も限定盤で今は中古市場にしかないみたいですけど・・・・ ^^;

さて、ようやく「バイロイト企画」を終え、ちょっと一息・・・・と言いたいところなのですが、相も変わらず指環の罠に絡めとられた「指環の僕状態」から抜け出せずに毎日あの長大なオペラのあちこちをつまみ食いし続けている KiKi です。  そんな中でこのブログのためにどの曲を選べばいいのか、正直途方にくれてしまいましたぁ!!  で、呆然としつつふと思い出したこと。

「そう言えば、のだめちゃんはどうして『ペトルーシュカ』を弾いている途中で『今日の料理』になっちゃったんだぁ??」

考えてみると「ペトルーシュカ」(ピアノ版)は随分長いこと聴いていません。  てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

ストラヴィンスキー 「ペトルーシュカ」よりの3楽章
DG 447 431-2 演奏:ポリーニ(p) 録音:1971年9月

51gpHcq9UHL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

さて、本日は8月1日。  KiKi がワーグナーに夢中になっている間に、夏本番に突入です!  しかも、ふと気がつけば「梅雨明け宣言」もなされていたらしい!!!  今年は7月の20日を過ぎてもお天気がグズグズ・ウジウジしていてどうなっちゃうんだろうとヤキモキしていたはずだったんですけど・・・・・ ^^;  いかに KiKi の心が浮世の出来事から遠く乖離して、妄想・空想の世界に飛んで行っちゃったか(しかもまだちゃんと戻ってきていなかったりする)、我ながら再認識いたしました。  で、ふと気がつけば、今日は月にたった2回のクラシック音楽ブログ共同企画「勝手に~」の日じゃありませんか!!  これまで忘れちゃったら、KiKi はそれこそ再起不能です(笑)。  

とは言うものの、いつもお世話になっている garjyu さんからご依頼いただいたドビュッシーのオペラ「ペレアスとメリザンド」にいく気力はさすがに残っていないみたい・・・・ ^^;  しかもこの後、「トリスタン」と「パルジファル」も待っていることだしね♪  それに今日の午前中は KiKi はピアノのレッスンが入っていたし、夜は今 KiKi にお仕事の話を持ってきてくれている友人との会食があるので、オペラを全曲鑑賞してさらにブログを書く時間的余裕はさすがになさそうです。  とっても魅力的なお誘いだったんだけど、ごめんなさいね、garjyu さん。  で、限られた時間の中で何かを聴いて Review を書くとなると、KiKi の場合はどうしてもピアノ曲に逃げてしまうんですよね~(笑)  てなわけで、今日の KiKi の1曲(1曲集?)はこちらです。

ドビュッシー 前奏曲集第1集
DG POCG-1122 演奏:ミケランジェリ(p) 録音:1978年6月

21fH-NZGoPL__SL500_AA192_.jpg     (Amazon)

 

 

ジメジメと鬱陶しい毎日に一服の清涼剤を・・・・と思って右サイドバーに設置しておいたブログパーツの 「mini AQUA」(熱帯魚が泳いでいたやつ)。  水の中を悠々と泳いでいた青くてきれいなお魚は「ディスカス(ブルーダイヤモンド)」という種類らしいのですが、ふと気がつけば今日は表示されていませんね~。  あれ~?  どうしちゃったんだろ??  あの熱帯魚水槽が表示されていない状態で KiKi が書いたコメント「ちょっと暑くなってきたのでお魚なんぞを飼ってみました♪」だけ表示されているっていうのは、何ともマヌケな感じですねぇ ^^;  まあ、数日は様子見してみようと思います。

さてさて、昨日岩槻のトリスタン様から KiKi もとい Brunnhilde 宛にワーグナーの世界へのお誘いのラブコールを頂戴して、爆笑とともに危うくその禁断の果実に手を伸ばしてしまいそうになった KiKi なのですが、バイロイト音楽祭まではあともうちょっとだけ余裕がありそうなので、今日も引き続きピアノ曲へいきたいと思います。  もっともピアノ曲のエントリーだと俄然お客様の反応が鈍くなっちゃうんですけどね~ ^^;

昨日のエントリーでご紹介したソナタの中でブラームスとシューマンはすでにこのブログでご紹介したので、今日はベートーヴェンにいきたいと思います。  そうそう、昨日のリストではベートーヴェン最晩年のソナタ3作品を挙げておいたのですが、実は KiKi はベートーヴェンのピアノ・ソナタに関しては他にも弾いておきたい曲が色々あるんですよね~。  「悲愴」と「月光」は子供の頃にきちんと仕上げたことがあるからもういいとして、「熱情」は高校3年生の時、大学受験体制の中でさらっていて納得できるレベルまで仕上げる前に上京(=ピアノのない生活に突入)しちゃったのでちょっと消化不良だし、Op. 31-2 の「テンペスト」も子供時代に遊びで弾いたことはあるけれど、ちゃんと正面から取り組んだことはないし、Op. 53 の「ワルトシュタイン」も然り・・・・。  さらにはOp. 101 の「ドロテア・チェチーリア」、Op. 106 の「ハンマークラーヴィア」はまったく手付かず状態なんだけど、これはどちらも弾いておきたいと切望してきた曲だしなぁ・・・・。

でね、どうして今の KiKi がそんな中で「後期」に拘るのかっていうとね、Op. 101 以降のソナタにはすべてフーガが含まれているから・・・・なんですよね~。  今、KiKi は久々にバッハの平均律を勉強しなおしているんだけど、子供時代には単に「弾きにくい代物」という認識しかなかったフーガが、大人になった今は何とも不思議なことに面白くて仕方ないの漣  自分の弾くピアノから4声がくっきりと浮かび上がってきたときの楽しさ、嬉しさたるや・・・・(笑)。  ピアノ・ソナタというがっちりとした構成の音楽の中で、さらにいくつもの尖塔を持つゴシック建築みたいに浮かび上がるフーガに、人間の頭脳によって計算し尽くされた美の極致・・・・のようなものを感じるのですよ。  てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第32番 Op. 111
PHILIPS 432 301-2 演奏:アラウ(p) 録音:1965年10月

414CTMWHPFL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

しばらくピアノ曲から離れていたので、こちらを訪ねてくださっているお客様もすっかりお忘れだろうと思うのですが、実は細々と続いているんですよ、「ピアノ・レッスン曲選抜音楽鑑賞プロジェクト」。  6月後半から長引く風邪のために練習自体が滞ったり、ただでさえ頻度が低いレッスンそのものをお休みしたりしていたので、なかなか進捗していないんですけどね。  以前、このエントリーにも書いたようにできれば今度は久しぶりに「ピアノ・ソナタ」に取り組んでみようと考えている KiKi なのでひたすら「ピアノ・ソナタ」ばかり聴いているんですけどね♪

で、今古今東西の「ピアノ・ソナタ」の中で候補として残っているのはざっと以下のような感じです。

モーツァルト  ピアノ・ソナタ第18番 K.576
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30番~第32番のいずれか
          (Op. 109, 110, 111)
シューマン   ピアノ・ソナタ第2番 Op. 22
ブラームス   ピアノ・ソナタ第3番 Op. 5



モーツァルトは今年が「モーツァルト・イヤー」だからと無理やり選んだ1曲。  本質的にモーツァルトのピアノ・ソナタとはあまり相性がよくない KiKi が全曲聴いてみた中で比較的「弾いてみたい度」が高かった音楽です。  でもね、この曲だったらもっと年をとってからでもいいような気がするんですよね~。  ベートーヴェン後期は昔からの憧れ曲だけど、先生がさらっていらっしゃるからできれば今は触れたくないなぁ。  シューマンもこれは1度は弾いておきたい曲だけど、これだったら「クライスレリアーナ」にいきたい気もするし、それだけは避けておきたい気もするし・・・・。  ブラームスも昔からの憧れ曲だけどこのエントリーにも書いたように夏場の練習には向かないような・・・・ ^^;

てなわけで、相も変わらずまるでブラームスみたいにウジウジ・グタグタと考えている KiKi なのです。  てなわけで、今日は上のリストの中から1曲選んでじっくりと聴いてみることにしました。  選んだのはこちらです。

シューマン ピアノ・ソナタ第2番 Op. 22
EMI TOCE-7733 演奏:リヒテル(p) 録音:1962年10月~11月

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今日も「レッスン曲選抜音楽鑑賞プロジェクト」として色々なピアノ曲のCDを聴いていました。  であっちの棚、こっちの棚と物色していたらとっても懐かしいCDが KiKi の目に留まりました。  あのアルゲリッチのドイツ・グロモフォンでのデビュー・アルバム、その名も「デビュー・リサイタル」というCDです。  LP時代には何度何度もそれこそ擦り切れそうになるほど聴いていて、その後ドイツ・グロモフォンの THE ORIGINALS のシリーズで再発された際にCD購入したものの、その後は恐らく1度も聴いていないような気がするんですよね~。  で、ちょっと懐かしくなってしまって思わず手にとって収録曲を眺めてみたら、KiKi にとってものすご~く懐かしい曲名が・・・・。  てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

リスト ハンガリー狂詩曲第6番
DG 447 430-2 演奏:アルゲリッチ(p) 録音:1961年

51JYY362LSL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

「レッスン曲選抜音楽鑑賞プロジェクト」(← いつプロジェクトになったんだ??っていう感じですが ^^;)第3弾。  今日はショパンを聴いてみることにしました。  KiKi の手持ちの「いつか弾きたい曲リスト」にノミネートされているショパンの曲は結構多くて、「ピアノ・ソナタ全曲」、「バラード全曲」、「スケルツォ全曲」、などと並んで書きとめられているのが「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」です。  因みにこのリスト、20歳ぐらいの時から作り始めて、新曲を追加することはあっても、その後のレッスンでさらった曲を消去したこともなければ(本来なら「いつか弾きたい」だから「既に弾いた」は外されるべき)、一時の熱病に浮かされて書き留められた曲でその後興味を失った作品なども列記されているという極めていい加減な作りのリストになっています。  で、この「アンダンテ~」を記入したのはリストの前半、しかもピアノ・ソナタよりも上の行に書き留められているので、極めて若い頃に興味を持った作品ということになるようです。  はてさて、今の年齢の KiKi が弾きたいと思えるかどうか・・・・・。  てなわけで今日の KiKi の BGM はこちらです。

ショパン アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op. 22
SONY S2K 53967 演奏:カツァリス(p) 録音:1993年3月

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KiKi のお気に入りの現役ピアニストの1人がエフゲニー・キーシンです。  前にこのエントリーでもお話したとおり、たまたま件のエントリーでご紹介したCDで彼の演奏を耳にしたときから、ず~っと「最も注目すべき若手ピアニスト」として彼のCDは買い集めてきました。  さて、今日はそんなキーシンの演奏を久しぶりに聴いてみたいと思います。  で、色々迷った結果、購入以来1度しか聴いていないこちらをピックアップしてみました。

ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」 (ピアノ版)
RCA 09026 63884 2 演奏:キーシン(p) 録音:2001年8月

21S8NAHFPXL__SL500_AA130_.jpg     (Amazon)

 

 この曲の演奏に関しては長らくホロヴィッツ盤とリヒテル盤、そしてウゴルスキー盤を愛聴してきた KiKi なのですが、4枚目のお気に入りとしてこのキーシン盤が追加されました。  (その割にはまだ1度しか聴いていないんだけど・・・・ ^^;)

さて、実は KiKi は明日・あさってとちょっと野暮用で東京を離れなくちゃいけません。  で、その分を今日中に埋めてしまおうかな・・・・などと思うわけです。  選曲作業もしなくちゃいけないことですし・・・・(笑)。  てなわけで、本当は今は6月26日なんだけど、こちらは6月27日分のエントリーということで・・・・。

シューベルトのソナタにあまり食指が動かなかった KiKi。  仕方ないのでブラームスを聴いてみることにしました。  実はこの曲は、KiKi が高校生の頃、当時師事していた先生にピアノ発表会用の曲として勧められていたんだけど、当時の KiKi はブラームスに対して苦手意識を持っていたので丁重にお断りさせていただいて、当時大好きだったショパンのスケルツォ第2番を弾かせていただいたという曰くつきの曲です。  この先生は KiKi にはやたらにブラームスを弾かせたがっていたんですよね~。  ま、先生にしてみればそれまでの発表会でモーツァルト、シューベルト、ショパン、ベートーヴェン、リストと弾いてきた KiKi だったので、新しい作曲家の曲に取り組ませたかったのかもしれません。  てなわけで今日の(明日の?)KiKi の1曲はこちらです。

ブラームス ピアノ・ソナタ第3番 Op. 5
DENON CO-75959 演奏:ゲルバー(p) 録音:1992年7月

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先日もご紹介した torte(とるて)さんのサイトにお邪魔して、お仕事をしながらも大曲に積極的に取り組み、人前で演奏する機会に貪欲にチャレンジされていらっしゃる姿勢に大いに触発されてしまった KiKi。  今の自分を振り返ってみると、バッハの平均律、ショパンのエチュード、そして何か曲を1曲ということで、それなりに正統的(?)なレッスン(← と言っても月1回なんだけど ^^;)を受けてはいるものの、「曲を1曲」の曲を選ぶに当たってはどうしてもちょっと軽めのサロン音楽的な曲を選んでしまう傾向があるんですよね~ ^^;  で、ふと思い返してみると誰かしらの「ピアノ・ソナタ」に最後に取り組んだのはもう随分昔のことで、久しく弾いていないのですよ。  それを考えると、たまにはガチっとした構成感のある曲を弾く訓練もしておかないとなぁ・・・・などと思うわけです。  てなわけで、これから暫くは今取り組んでいるフォーレの「バルカローレ」が仕上がったら取り組む曲を選曲するための音楽鑑賞をしようかな・・・・などと思うに至りました。  この選曲という作業、楽しくもあり苦しくもあり・・・・なんですよね~。  で、まずはピアノ・ソナタからスタートです。

世の中に数多あるピアノ・ソナタの中で KiKi の「いつか弾きたい曲リスト」にノミネートされているのはベートーヴェン、ブラームス、ショパンのソナタがほとんどなんだけど、ベートーヴェンは今レッスンしていただいている先生が取り組んでいらっしゃる最中なので、ダブリを避けるためにもとりあえず却下。  ショパンはエチュードとダブリになるので却下。  で、そうなると残るのはブラームスなんだけど、久しく軽めの曲ばかり弾いていたのにいきなりブラームスはなぁ・・・・などと躊躇する気持ちが湧いてきちゃいました。  てなわけで「レッスン曲選抜音楽鑑賞第1弾」、今日の KiKi の1曲(って言うか3曲)はこちらです。

シューベルト ピアノ・ソナタ第19番 D.958
シューベルト ピアノ・ソナタ第20番 D.959
シューベルト ピアノ・ソナタ第21番 D.960

PHILIPS 438 703-2 演奏:ブレンデル(p) 録音:1971年11月 & 1972年2月

41AstxtZsPL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

シューベルトの即興曲のエントリーでコメントを頂戴したうるるさんとやり取りをしているうちに、たまたまこのチャイコフスキーの愛らしいピアノ小品集の話題になりました。  短いながらもチャイコフスキーのロマンチシズムに満ち溢れたこの曲集、KiKi は大好きでした。  「グリーグの叙情小曲集」とか「メンデルスゾーンの無言歌集」と同じようなカテゴリーに入ると思われるんだけど、それらに比べるとちょっと(と言うよりかなり)マイナーなこの曲集。  できればもっと多くの方々に聴いてみていただきたいなぁ・・・・。  そんなことを感じつつ、今日の KiKi の1枚はこちらです。

チャイコフスキー 四季 Op. 37a
Victor VDC-1185 演奏:プレトニョフ(p) 録音:1985年11月

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本日のピアノレッスン。  昨日の追い込みの成果(?)もあってか、自分が予想していたよりはまとまったレッスンになり、ほっとして帰宅しました。  で、昨日聴いただけでアップしていない「昨日の1曲」のエントリーを書こうとこのブログを覗いてみたら新しいゲストの方(torteさん)がグリーグの叙情小曲集のエントリーにコメントを残してくださっていました。  で、その torte(とるて)さんのサイトにお邪魔してみたら、何でもついこの間開催された演奏会でシューベルトの「さすらい人幻想曲」を弾かれたとのこと。  

この曲、KiKi の憧れの1曲リストに入っている曲なんですよね~(笑)。  でも久しく聴いていないんですよぉ。  で、気がついていなければ聴かないでもいられるんだけど、こうやってブログでお近づきになった方が実際に弾かれた曲となると、それだけでこの曲が昨日までよりはぐっと身近(?)になったような気分になってきて(^^;)、どうしても聴きたくなってしまいました。  てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。 (連日、シューベルトのピアノ曲だなぁ・・・ ^^;)

シューベルト  さすらい人幻想曲 Op. 15
DG POCG90113 演奏:ケンプ(p) 録音:1967年8月

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実は KiKi が持っているCDはこれとはちょっとデザインが違うんだけど、Universal Japan のサイトで詳細情報を見る限りではこれが現在復刻している盤のようなので、この画像と商品番号で記載しておきます。  もっとも最近(と言ってもここ3年ぐらいは聴いていなかったんだけど・・・・ ^^;)は KiKi はこの曲はキーシンのLDで聴くことのほうが多いんですけどね♪

(このエントリーは2006年6月20日に書いています。)

明日は1ヶ月ぶりのピアノのレッスン日。  ところが課題のバッハの平均律はまとまってなくて4声のフーガが未だに3声しか聴こえてこないし、ショパンのエチュードはテンポアップしたら崩れてきちゃったし、フォーレの舟歌は内声部のメロディ・ラインが聴こえてこないしでメタメタ状態 蓮  と、言うことで今日は一流どころの演奏よりも自分の奏でる情けない音楽を必死に聴いて、修正を重ねなくちゃいけません。(決して一夜漬けではありませんが・・・・ ^^;)  てなわけで、今日の1曲は短めにこちらです。

シューベルト 即興曲 Op. 90
PHILIPS UCCP-9354 演奏:アラウ(p) 録音:1978年9月

41MCE0HR2DL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

 

先週と今週のスーパーピアノレッスンはピアノ曲集「鏡」の中の「道化師の朝の歌」でした。  この曲、KiKi はピアノ音楽として聴いたときにあんまり魅力を感じたことがなかったんですよね~。  もちろん超絶技巧の曲ではあるんだけど、音型といい和声といいピアノ向きの音楽にはどうしても感じられないような気がして・・・・・。  で、その放送の中で「管弦楽版」がほんの少しだけ流れたんだけど、それを聴いたときに「そうそう、これよ、これ♪  これだったらいいのよ、でも・・・・。」みたいな気分になっちゃったんです。  で、CD棚を漁ってみたらありました、管弦楽版の「道化師の朝の歌」。  てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

ラヴェル 道化師の朝の歌(管弦楽版)
DG F28G 22013 演奏:小沢征爾指揮 & ボストン交響楽団 録音:1974年~1975年

Ozawa_Ravel.jpg  (Amazon; 現在販売されているものでは多分これ)

 

ちなみにこのCD、ドイツグロモフォンの嘗ての廉価盤、ガレリアシリーズの中の1枚で、「ああ、この位のお値段になってくれればCDも手が出しやすい♪」などと思いつつ購入したような記憶があるんだけど、今回取り出して印刷されているお値段を見て「タケ~!!」と思ってしまった KiKi。  どうやら KiKi は当時1枚2,800円のCDを「安い」と思いながら買っていたようです ^^;  言い古されていることではあるけれど、ホント、いい時代になりました。

 

先日、KiKi のお気に入りの「NHK 週間ブックレビュー」で加藤廣さんの特集をやっていて、彼の著作「信長の棺」、「秀吉の枷」が紹介されていました。  ちょっと興味を持ったので図書館に探しに行ったんだけど「予約待ち」状態とのこと(因みに KiKi は20番目ぐらい ^^;)。  じゃあ・・・・と自宅近くのブックオフを覗いてみたんだけど残念ながら見つけることができませんでした。  (← こういうベストセラー系は絶対に定価では買いたくない KiKi ^^;)

でも、腐っても「文学部出身」の肩書き(?)を持つ KiKi のこと。  1度火がついちゃった読書欲はそうそう簡単にはオサマリがつかなくなちゃうんですよね~。  で、今回火がついちゃったのは「時代小説熱」(笑)  で、仕方なくブックオフの中をウロウロしていたら、ふと思ったんです。  そう言えばもうずいぶん長いこと「時代小説」を読んでいないなぁ・・・・と。  中学生~大学生までは司馬遼太郎さんの大ファンだったんだよなぁ・・・・。  そう言えば、あんなにたくさん持っていた司馬さんの本も今は手元に残っていないなぁ・・・・。  てなわけで、結局ブックオフで懐かしい司馬さんの単行本を何冊も調達してしまいました。

で、KiKi の場合、読書時の BGM っていうのは昔から決まっているんですよね~。  ということで、今日の KiKi の BGM はこちらです。

バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 
LONDON POCL-4353/4 演奏:シフ(p) 録音:1984年9月

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1泊2日の旅行から帰ってきました。  (旅行のお話はこちら。)  で、今日は旅行疲れと捻挫した右足を庇い続けたことにより満身創痍(?)状態の左足の痛みがひどくて集中力が持続しません ^^;  てなわけで、まともな音楽鑑賞はあんまりできそうにないので、次のレッスンでさらうエチュードをどれにするか決めるために今日の KiKi が選んだ BGM はこちらです。

ショパン エチュード Op. 10 & Op. 25
DG POCG-50071 演奏:ポリーニ(p) 録音:1972年1月 & 5月

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今、KiKi がレッスンしていただいている先生はこの先生に比べるととっても優しい先生で「曲は曲の全集を通して演奏して初めて形になるのです。」な~んていう無体なことは仰いません ^^;  なので、ショパンのエチュードをさらうにあたっては、KiKi が好きなように好きな曲を適当に選ぶことができます。  練習する分にはとっても有難いんだけど、逆に言うと「次にどれをやるか」は一々ぜ~んぶ自分で決めなくちゃいけないので、面倒くさい・・・・とも言えるんだけど ^^; (← 我侭なやっちゃ!)

 

今日のベロフのスーパー・ピアノ・レッスンはドビュッシーでした。  そして扱う教材は「組曲 子供の領分」から第1曲の「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」と第4曲の「雪は踊っている」です。  この組曲に KiKi が取り組んだのは中学生の頃だったけれど、あんまり好きじゃなかったなぁ・・・・ ^^;  早く終わらないか、早く終わらないかとず~っと願い続けていた曲集でした。  でもね、そんな中でも今日のレッスンで取り上げられていた「雪は踊っている」だけは別で、この曲だけは大好きでした。  何て言ったらいいんだろ、「音楽なんだけど無音の世界」が感じられる不思議な曲なんですよね~。  この曲だけは「もっと長い間弾かせて!!  まだ違う!!  もっと・・・もっと・・・・。」と思いながらレッスンを受けていたことを想い出しました。  てなわけで、今日の1曲(1曲集)はこちらです。

ドビュッシー 組曲「子供の領分」 
EMI TOCE-8176 演奏:サンソン・フランソワ(p) 録音:1968 - 1969年

CD18_2.jpgのサムネール画像

 

今日も又雨・・・・。  よっぽどお天気の神様はご機嫌斜めなんですね~。  滅多に晴々とにこやかに笑ってくれません・・・・ ^^;  さてそんなお天気の中、今日は何を聴こうか結構迷ったのですが、こんな静かな雨の日は心を静めるピアノ曲がいいかも・・・・なんて思ったりしたのです。  てなわけで今日の KiKi の1曲はこちらです。

フランク 前奏曲、コラールとフーガ
Hyperion CDA66918 演奏:スティーヴン・ハフ(p) 録音:1996年7月

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ラヴェル 夜のガスパール

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前にこのエントリーでもご紹介した NHK 教育番組の「スーパーピアノレッスン」。  今では毎週日曜日朝の KiKi の定番番組となりました。  で、先週と今週は KiKi の大好き(? ホントは逆)なラヴェルの「スカルボ」がレッスンで取り上げられていました。  講師を務めるミシェル=ベロフのレッスンは色々と勉強になるし、こういう番組を観ているうちに KiKi のラヴェル苦手意識が払拭されるかもしれない・・・・などと考え、この2回のレッスンも楽譜片手に譜読みをしながら観ていました。  嫌いなラヴェルだけど一応楽譜だけは揃えてあるんですよね~。  で、番組の間もパーツパーツでは「おっ!」と思うような和声やらメロディがあったものの、この曲はやっぱりどうも好きじゃない・・・・ ^^;  でも考えてみたらこれって一応組曲なのでこの先生の弁じゃないけれど、「スカルボ」だけを聴いて好き・嫌いを論じちゃあいけないような気分になってきました。  てなわけで、今朝の KiKi の BGM はこちらです。

ラヴェル 夜のガスパール (オンディーヌ 絞首台 スカルボ)
EMI TOCE-8177 演奏:フランソワ(p) 録音:1966-67年

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モーツァルト漬け、歌漬けの1週間が終わりました。  で、これだけ「古典系」の音楽にどっぷりと浸ると、KiKi の場合、やっぱり聴きたくなってきてしまうのがロマン派の音楽です。  しかもピアノ曲♪  てなわけで今日の KiKi の BGM はこちらです。

シューマン トッカータ Op. 7
シューマン 子供の情景 Op. 15
シューマン クライスレリアーナ Op. 16
シューマン アラベスク Op. 18
シューマン 花の曲 Op. 19

SONY SRCR 9213 演奏:ホロヴィッツ(p) 録音:1962年12月、1969年2月、他

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KiKi の持っている CD とは若干パッケージデザインが異なっているんだけど、中身を確認した限りではこれが同じものみたい・・・・。

フォーレ 舟歌 全13曲

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昨晩、ふとつけた TV で「スーパー・ピアノレッスン」という番組をやっていました。  フランスのピアニスト、ミシェル・ベロフがピアノ・レスナーにレッスンをつけるという趣向の番組で、過去には同じ系統の番組としては「カツァリスのショパン」、「オピッツのベートーヴェン」、「アントルモンのモーツァルト」、「ルイサダのショパン」等々があり、それらが放映されていた頃は NHK テキストを購入してかなり真剣に観ていたことを思い出しました。  と、同時に最近、miwaplan さんのサイトダンベルドアさんのサイトでこの番組について言及されていたことを思い出し、「ほぅ、これかぁ、どれどれ?」とボリュームをあげて昨日のレッスン曲を聴いてみたら、な、な、なんと、KiKi の大好きなフォーレの「舟歌」ではありませんか!!

51G4466K4GL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

その時には番組はほぼ半分ぐらい終わってしまっていたのですが、残り半分は姿勢を正してじっくりとレッスンに聞き入ってしまいました。  個人的にはベロフの解釈には「うん??」と思うところもないわけじゃなかったけれど(僭越ながら ^^;)、なかなか興味深い内容で、最初から観ていなかったことをちょっと後悔しました ^^;  番組終了後ネットで調べてみるとどうやら再放送が日曜日の朝、放映されるようで早速予約録画登録。  日曜日にはちゃんと頭から観てみたいと思います。

で、番組が終わってから暫くは春秋社の「フォーレ全集 2」(楽譜です)を引っ張り出して机の上で譜読みをしていたら、何だかとっても楽しくなってしまい、思わず楽譜にしょうもないことを色々書き込みし始めてしまった KiKi。  てなわけで本日の KiKi の BGM はこちらです。

フォーレ 舟歌 全13曲
Hyperion CDA66912 演奏:キャサリン・ストット(p) 録音:1994年6月か9月

31N06QXF1AL__SL500_AA130_.jpg     (Amazon)

フォーレのピアノ曲は長らくユボーのものを聴いてきた KiKi ですが、この Hyperion 盤も結構好きなんですよね~。  因みに KiKi はHyperion って結構いいレーベルだと密やかに思っていて、このレーベルの隠れファンだったりします♪

 

無事、東京に戻ってまいりました。  帰宅早々、KiKi が取り出したのは実は CD じゃなくて LD だったんだけど、この Blog で取り上げるのはその LD とほぼ同じ内容を収録した CD にしたいと思います。  もちろんちゃんと聴き比べもしましたよん♪  と、言うことで今日の KiKi の BGM はこちらです。

リスト: シューベルト歌曲トランスクリプション
LONDON POCL-5297 演奏:ホルヘ・ボレット 録音:1981年11月

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この CD、読んで字のごとく歌曲王シューベルトの歌曲をあのリストがピアノ独奏用に編曲したものでございます。  リストと言えば若い頃は言ってみれば当時のアイドルみたいな存在で、演奏会のステージやら貴族のサロンやらで自分の名人芸をひけらかす披露するために人様の名曲を題材にすご~く華やかな装飾音符やら変奏でデコラティブに編曲して、女性ファンにキャーキャー言われていた人なんですよね~。  KiKi は子供時代、そんなリストの華やかさにものすご~く憧れた時期があったんだけれど(きっと彼と同じ時代に若い娘だったらキャーキャー言っていたんじゃないかな? ^^;)、長じてからはことピアノ曲に限っては好んでリストは弾いたり、聴いたりしなくなっちゃいました。  でも、そんな KiKi でも比較的好んで(?)聴くことがあるのがこの「シューベルト歌曲のトランスクリプション」なんですよね。


 

昨日、予約してあった CD のピックアップに HMV に行ったところ、キーシンの新譜(というほど新しくもないけれど・・・)「キーシン / ロシアン・アルバム」(RCA) が目に留まりました。  KiKi は「今」のピアニストの中で応援している人が3人いて、その筆頭格がこのキーシンなので、一時期はキーシンの録音したものだったら即買いしていたんだけど、最近は HMV のセールを待って購入するようになってしまいこの演奏は残念ながらまだ聴いていません。  でも、その CD を手にとって眺めているうちに何となく KiKi とキーシンの出会いの頃が懐かしくなってしまいました。  と言う事で、今朝は CD ラックの奥の奥から引っ張り出してきました、この CD。  (KiKi の CD ラックでは奥と手前2列に CD が並べてあるので、奥の CD を取り出すためには手前の CD をいったん全てどかさなくちゃいけないんです。)

CD タイトル:神童キーシン チャイコフスキー・コンクール・オープニング・セレモニーで弾く

プロコフィエフ ピアノ・ソナタ第6番 Op. 82 &
ラフマニノフ 練習曲「音の絵」 Op. 39 より 第2曲、第6曲 &
スクリャービン 4つの小品 Op. 51 より 第1曲「たよりなさ」
スクリャービン 8つの練習曲 Op. 42 より 第5曲
ビクター VDC-1167 演奏:キーシン(p) 録音:1986年6月

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↑ お天気が悪いので写真がブレちゃいました ^^;

当時15歳のあどけなさが残る少年の卓越したリズム感、あまりにも繊細なタッチ、打鍵の鋭さ、そして何より曲に秘められた美を引きずり出す表現力に舌を巻き、「ああ、音楽の道に進まなくて良かった・・・・。」(← っていうのは言いすぎですが ^^;)と KiKi を打ちのめしてくれちゃった演奏を久々に聴いてみたくなりました。  (彼の天才を示す CD は他にも、例えば彼が12歳の時に録音したショパンの協奏曲のライブ盤 ↓ などもあるのですが、KiKi が最初にキーシンと出会ったのはこっちのチャイコン・オープニングセレモニーの演奏の方だったので今日はこっちでいきたいと思います。)

Kissin_Chopin_Concerto.jpg     (Amazon)

 

今日は久しぶりにベートーヴェンのピアノ・ソナタの CD を聴いてみようと思います。  実は KiKi のクラシック音楽 CD コレクションはこのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の買い漁りから始まったんですよね。  アマチュアながらピアノ弾きの KiKi のライフ・ワーク(というより夢)は死ぬまでに全てのベートーヴェンのピアノ・ソナタを1回は弾いてみるという壮大かつ無謀なもの(笑)。  まあ、今の感じからすると全部は到底無理っぽいし、ハンマー・クラーヴィアなんかは今のうちに弾けるものなら弾いておかないことには、もっと歳をとったらしんどくて最後まで行き着く前にこっちが「さようなら~」となっちゃうんじゃないかと思われるのですが・・・・ ^^;

で、凡そ今までに発売されたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集は1度は我が家の CD ラックに並んだことがあるんじゃないかしら・・・・と思うほど何セットも何セットも買い集めてきたわけですが、今でも手元に残してあるのはわずかに5セット。  EMI のハイドシェク(これを何故残してあるのか自分でもよくわからない)、DECCA のバックハウス、NAXOS のヤンドゥー、PHILIPS のアラウ、そして SONY Classical の横山幸雄です。  ところがこの中の SONY Classical 横山幸雄の演奏は実は1度も聴いたことがなかったりするんですよね~(笑)。  要は購入しただけでず~っとラックの飾り物と化していたのです。

横山幸雄さんは一時期「後援会」なるものに入って KiKi も応援していたのですが、実はこの CD の発売の契機となった(?)「ベートーヴェン12会」という演奏会のチケットを無理やり買わされそうになって「後援会」から足を洗ってしまったなんていう曰くのあるピアニストです。  (横山さん批判ではありません。  念のため ^^; )  でも、彼の弾くベートーヴェンには興味があったので、この CD が発売されるや否やとりあえず購入だけはしておいたものの、その出来事のトラウマが残っていた(?)ことと、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの鑑賞にちょっと飽きていたということ、更には KiKi にとってベートーヴェンピアノ・ソナタのスタンダードがアラウで、たまにベートーヴェンのピアノ・ソナタが聴きたくなるとどうしても手が伸びるのが手近なところに置いてあるアラウのものになってしまうということが重なってず~っと機会を逸していました。

でも昨日のマーラー同様、せっかくこういう Blog を立ち上げたので手付かずだったこの CD を聴いてみようと思い立ちました。  で、KiKi にとってベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集の最初の1曲は、はっきりと決まっていてこの第30番(Op. 109)なのです。

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30番 Op. 109
SONY Classical 506134 2 演奏:横山幸雄(p) 録音:1998年か1999年(ちょっと不明)

31CRxST-VGL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

 

グリーグ 叙情小曲集

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さて、記念すべき第1回目の CD 鑑賞エッセイの投稿です。  何にしようか結構迷いました(笑)。  ・・・・と言うのも今日の気分で KiKi が選んだ1枚はあまりにもマニアック・・・というか何というか・・・・。  一応これは公開 Blog なんだし、そこそこ有名な曲からスタートしないとせっかくここを訪ねてくれたお客様も「何、それ?」となっちゃうだろうし・・・・。  かと言って今日の気分はとてもじゃないけれど「交響曲」をど~んと聴いてみよう!なんていうものではありません。  で、悩んだ挙句、選び出した1枚はこれです。

グリーグ 叙情小曲集
D. グロモフォン 演奏:ギレリス(p) 録音:1974年6月

Grieg-lyric.jpg     (Amazon)

 

 

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