魔女研究の最近のブログ記事

吾妻郡図書館で借りてきた2-3冊目の本を読了しました。

魔法使いの本、魔女の本
著:R.M=サンダーズ 訳:西本鶏介  ブッキング

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世界的な民話採集者ルース・マニング=サンダーズがよりすぐった魔法使いのお話。  冷酷でおそろしい魔法使いからユーモラスでやさしい魔法使いまで、世界中から集められたスリルいっぱい、ゆめいっぱいのお話を収録。  (単行本裏扉より転載)

世界的な民話採集者ルース・マニング=サンダーズがよりすぐったさまざまな魔女のお話。  おそろしい魔力を使ってわなをしかける魔女たちと、それにたちむかう主人公たちのスリルあふれるお話を収録。  (単行本裏扉より転載)

この本、どうやら過去に発刊されていて絶版になっていたものが、復刊ドットコムの投票により蘇った作品群だったみたいです。  シリーズものになっていてシリーズ全体のタイトルが「世界の民話館」。  そして全10冊から構成されていて「魔法使いの本」「魔女の本」「竜の本」「悪魔の本」「王子と王女の本」「怪物の本」「こびとの本」「巨人の本」「人魚の本」「王と女王の本」となっているらしい。  たまたま吾妻郡図書館の「ファンタジー棚」にズラッと並んでいるのが目に入り、こういう切り口でまとめているシリーズ本って珍しいなぁと興味を持ったので借りてみました。  挿絵も素敵なコレクション本っていう雰囲気満載でしょ(笑)

とりあえず一番興味深い「魔法使い」と「魔女」を一挙に読んでみたわけだけど、正直、この本で初めて知ったというお話はなかったみたい・・・・^^;  もっとも「世界の民話館」ということだし、民話っていうのは多かれ少なかれどこか似通ったお話が多かったりもするので、ひょっとすると「旧知のお友だち」みたいな顔をしながらも何気に「お初モノ」が紛れ込んでいたかもしれないんですけどね。  でも、やっぱり KiKi はこういう「お話系」の物語って何度読んでも飽きない体質みたい(笑)

 

せっかく「西の魔女」本を読了したので、勾玉三部作へ行く前にちょっと寄り道を・・・・・。  ということで本日の KiKi の読了本はこちらです。  

西の魔女が死んだ
著:梨木香歩  新潮文庫

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中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。  西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。  喜びも希望も、もちろん幸せも...。  その後のまいの物語「渡りの一日」併録。  (文庫本裏表紙より転載)

この本は以前から気にはなっていたのです。  正直なところ、この本といい先日読了した「西の善き魔女」といい、気にはなりつつもどうしても手を出せずにいたのは、やっぱりタイトルのせい(笑)  どうしても「オズの魔法使い」と被っちゃうんですよね~、イメージが・・・・・ ^^;  ま、でも映画にもなったみたいだし、KiKi のLothlórien_山小舎暮らしへの衝動と似ている部分もあるような予感があって、今回せっかく「西の善き魔女」を読了したこともあり、思い切って手を出してみました(笑)

う~ん、心がほっこりしますねぇ、こういうお話。  やっぱり人間は自然の中のちっぽけな生き物に過ぎなくて、自然の中にあって生きるために必要なことを黙々と、粛々とやっていくのがもっとも健全な生き方なんだという確信にも近い想いを新たにしました。  そして、魔女っていうのは魔法の呪文が使えるような人のことではなくて、もっと普通の存在・・・・・。  でも、自分にとって一番大切なものが何かをしっかりと体感できていて、その芯をぶらすことはなく、自分が生かされていることを謙虚に受け止め、その中でできることをきちんとしていくことができる人ということではないかと思いました。

  

面白くないわけじゃないけれど、何かが違う・・・・・。  決して嫌いな設定というわけでもなさそうなのに何か違和感がある・・・・・。  そんな想いを抱えながら読み進めてきた「西の善き魔女」ですが、こんなこともあるんですね~。  文庫本の第7巻 & 第8巻。  オリジナルでは外伝にあたる物語を読んでみて「なるほど~、そういうこと??」と初めて合点がいき、それまで感じていた「何となく違和感」を解消してもらった・・・・・そんな印象です。  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

西の善き魔女
(7) 金の糸紡げば & (8) 真昼の星迷走
著:荻原規子  中公文庫

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もうすぐ八歳になる少女フィリエルの「家族」は、天文台に住む父親のディー博士と、お隣りのホーリー夫妻。  住民四人のセラフィールドに、ある日おかしな子どもがやってきた。  自分の殻に閉じこもり数列を唱え続ける少年ルーン。  とまどいながらも徐々に心を通わせていく二人...運命の出逢いを描く、四つの季節の物語。  (文庫本裏表紙より転載)

再会を誓い、ルーンは世界の果ての壁を目指して南へ、フィリエルは北極の塔へ。  吟遊詩人に導かれ、それぞれの危険すぎる旅がはじまった  ―「氷の都」で彼らを待ち受けるのは、「真昼の星」を目とする賢者。  女王の血を引く少女の勇気が、今、世界を変える!  傑作長篇ファンタジー、ついに完結。  (文庫本裏表紙より転載)

全編を読み終えてみて言えること。  恐らく作者の荻原さんがイメージしていたこの物語の構想っていうのは、この冊数で収まりきれる内容のものではなかったのだろうなぁ・・・・ということです。  と、同時に、児童文学からスタートしつつもどこかで「児童文学のリミッター」を外していった上橋さんに対し、あくまでも「児童文学のリミッター」を自らの枷として書き続けていったのが荻原さんだったのではないか?  そんな気がします。

本来なら本編とは別物として扱われるべき「外伝」部分を読んで初めて、ルーンがどうしてルーンたりえているのかということも、フィーリ(賢者)とバード(吟遊詩人)が何者なのかということも、この世界が本当のところどういう姿・思想の世界観なのかということも、結局「外伝」にあたるこの「金の糸紡げば」と「真昼の星迷走」、そして既読の「銀の鳥 プラチナの鳥」を読んで初めて納得できた・・・・というか共感できたような気がします。

そうやって考えてみると、おそらくオリジナル本の5冊では収まらなかった・・・・というのが本当のところなのではないでしょうか?

 

昨日のエントリーにも書いたようにこの物語のオリジナル版ではこの第6巻「闇の左手」が完結編に当たるらしい・・・・・ということで、文庫本では残すところ2冊あるのですが、とりあえずここで一旦エントリーを書いておきたいと思います。  本日の KiKi の読了本はこちらです。

西の善き魔女
(6) 闇の左手
著:荻原規子  中公文庫

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「世界の果ての壁」の謎を追うルーンとフィリエル、ユニコーンを駆り竜退治に赴くユーシス。  彼らが辿り着いた南の地には、東の帝国の侵略軍が・・・・・  グラールの危機に、フィリエルは女王と対峙するため聖神殿へ乗り込む。  賢者とは?  吟遊詩人とは?  わらべ歌や童話に隠された「世界」の秘密がついに明かされる!  C★ノベルス版第5巻と同内容  (文庫本裏表紙より転載)

なんとまあ、唐突な!!  これが KiKi の第一印象でした。  今回 KiKi は文庫本で読んでいるので、当然この第6巻の「闇の左手」を読む前に第5巻の「銀の鳥 プラチナの鳥」を読んでいるから、南国で起こるさまざまな出来事に関してそこそこ予備知識をもって望むことができたからいいようなものの、もしもこれをオリジナル版のままに読み進めていたら、「は?  なんで???」と思っちゃっただろうなぁと感じずにはいられませんでした。

そして、上記、文庫本裏表紙から転載した「内容紹介」にある「賢者とは?  吟遊詩人とは?  わらべ歌や童話に隠された「世界」の秘密がついに明かされる!」に至っては、KiKi にとっては決して明かされたようには思えないんですけど・・・・・・ ^^;

賢者も吟遊詩人もそれなりに登場してはいるけれど、彼らがどんな存在で何をものさしに動いている人(・・・・と呼んでいいのかさえも定かではない 苦笑)なのかさっぱりわからなかったし、そのものさしを持つに至った価値観の核にあるものもはっきりとは見えてこなかったし、もっと言えば「わらべ歌」や「童話」がどういうものだったのか、なぜ隠喩に使われてきたのかもさっぱり理解できませんでした。  

わかったのは結局フィリエルとルーンは仲良しこよし、アデイルとユーシスも仲良しこよし、案外柔軟な考え方の持ち主だったレアンドラ、結構普通のおばあさんっぽかったコンスタンス女王陛下、大陰謀を企てた割には最後まで影の薄いメニエール大僧正っていう感じでしょうか?  

   

冬が長く、春・夏が短い山小舎暮らしをしていると、春、特に5月というのは本当に忙しい季節です。  特に今年は最後の積雪が4月半ばにあったぐらいですから、例年よりもさらに春は短くなってしまったうえ、土地の買い増しな~んていうことをしたためにますますもって5月初旬に「やらなければならないこと」が満載です。  とは言っても山の日暮れは早いために読書する時間だけはた~っぷりとあるんですけどね(笑)  昼間は野良仕事、夜は読書に勤しむ「晴耕雨読」ならぬ「昼耕夜読」の生活を続けている KiKi です。  ま、てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

西の善き魔女
(3) 薔薇の名前、(4) 世界のかなたの森 & (5) 銀の鳥プラチナの鳥
著:荻原規子  中公文庫

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幼なじみルーンと自分の身を守るため、フィリエルは女王候補アデイルと共に王宮へ上がる。  光輝く宮殿に渦巻くのは、派閥のかけひき、冷酷な謀りごと。  持ち前の勇気と伯爵家の協力で、フィリエルは王宮の光あたる場所を得ようと奮闘するが、ルーンは彼女に背を向けて闇へと姿を消してしまう・・・・  胸躍る長篇ファンタジー、波乱の第三巻。  (Amazon より転載)

竜の被害に悩む隣国の要請を受け、伝統ある竜退治の騎士がグラールを発った。  あかがね色の髪の乙女フィリエルは騎士を守ろうと心に誓い、ひそかに後を追う。  しかし胸の奥には消えた幼なじみルーンへの想いが秘められていた。  母国のはるかに南の土地で、竜騎士団とフィリエルが出会ったものとは!?  長篇ファンタジー、南方冒険篇。  (Amazon より転載)

「西の善き魔女の名において、ブリギオンの侵攻を止めた者をこの国の女王に」  女王選びの課題を受けた十六歳のアデイルは、東の帝国ブリギオンの狙いを探るため、親友と共に隣国トルバートに向かう。  侍女に変装し、砂漠の向こう、オアシスの街へ。  異国の王宮で異教徒の巷で、アデイルを待ち受ける危険な罠とは―!?  長篇ファンタジー東方冒険篇。  ノベルス版「外伝2」を改題。  (Amazon より転載)

KiKi が読み進めている文庫本版では第5巻になっている「銀の鳥プラチナの鳥」はオリジナルでは「外伝の2」だったんですねぇ。  この文庫本の末尾に載っている資料によれば

オリジナル;

 1. セラフィールドの少女
 2. 秘密の花園
 3. 薔薇の名前
 4. 世界のかなたの森
 5. 闇の左手
 外伝1 金の糸紡げば
 外伝2 銀の鳥 プラチナの鳥
 外伝3 真昼の星迷走  

という構成だったようです。  これが KiKi の読み進めている文庫本だと;

 1. セラフィールドの少女
 2. 秘密の花園
 3. 薔薇の名前
 4. 世界のかなたの森
 5. 銀の鳥 プラチナの鳥
 6. 闇の左手
 7. 金の糸紡げば
 8. 真昼の星迷走

となっているとのこと。  順番が入れ替わっているのは時系列で並べなおした・・・・っていうことなのでしょうか?  ま、いずれにしろ「ビミョー」と言いつつもこのシリーズの半分は読み終えてしまったことになります。  で、ここまで読み進めてきてみて KiKi の評価が変わったか?と問われれば、相変わらず「ビミョー」なんですよね~ ^^;

何だかますます「少女マンガチックな叙事詩を真似た物語」っていう感じがしてしょうがないんですよね。  古今東西の名だたる名作のエッセンスやら題名やらをぱくっていて、だからといってそのパクリだけで終わっているわけではないような雰囲気も漂わせつつ、それでもこの物語独特の世界観がレースごしにしか見えてこなくて、じゃあ読み進めるのが嫌になっちゃうかと言えばそうでもない・・・・なんとも不思議な物語です。

 

4月の KiKi の読書は上橋菜穂子さん一色といってもいいような感じで、「守り人」シリーズと「獣の奏者」、そして「狐笛のかなた」と読み進めてきました。  でね、KiKi は「まえがき」とか「あとがき」とかもしっかりと読む方なんだけど、どの巻だったかはっきりとは覚えていないんだけど、「あとがき」を寄せられているどなかたの文章の中で「現代日本ファンタジー界の三羽烏は上橋菜穂子荻原規子小野不由美の3名である」というような記述を目にしました。  そう言われてしまうと素通りできなくなってしまうのが KiKi の困った性癖・・・・と言うか、自然の成り行きと言うか・・・・・(苦笑)  で、「守り人」シリーズが終わりに近づいた頃、自宅付近のブックオフで探してみたところ(獣の奏者のハードカバーを購入した同じ日に!)荻原規子さんの「西の善き魔女 中公文庫版」が全冊そろって棚に鎮座していました。

まあ、できれば「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」の「勾玉三部作」から手をつけたかったというのが正直なところ・・・・ではあるものの、それらは E-BookOff で購入したので、残念なことにGWには間に合いませんでした。  ま、てなわけでGW後半の KiKi の読了本はこちらです。

西の善き魔女
(1) セラフィールドの少女 & (2) 秘密の花園
著:荻原規子  中公文庫

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舞踏会の日に渡された、亡き母の首飾り。  その青い宝石は少女を女王の後継争いのまっただ中へと放り込む。  自分の出生の謎に戸惑いながら父の待つ荒野の天文台に戻った彼女を、さらなる衝撃が襲う。  ―突然の変転にもくじけず自分の力で未来を切りひらく少女フィリエルの冒険がはじまった。  胸躍る長篇ファンタジー、堂々開幕。  (第1巻 Amazon より転載)

幼なじみのルーンの安全を守るため、フィリエルは、伯爵と女王候補アデイルに力を貸すことを約束。  貴族の娘としてふるまうのに必要な教育を受けるべく、修道院附属学校に入学する。  しかし平和に見えた学園は、乙女たちの陰謀が渦巻く場所。  フィリエルは初日から生徒会の手荒い歓迎を受けることに......。  胸躍る長篇ファンタジー第二巻。  (第2巻 Amazon より転載)

う~ん、面白くないわけじゃないんだけどちょっとビミョーかも・・・・。  今のところ全8冊のうち2冊しか読んでいないからなんとも言えないし、それなりに続きの展開に興味もあるんだけど、何となく40代のおばさんには苦笑せざるをえないような、ティーン・エイジャー向けの設定が多すぎるような・・・・・。  「舞踏会」「亡き母の形見の首飾り」「白馬の騎士」「女子高の表のルールと裏のルール」と KiKi にはこそばゆくなっちゃうような舞台設定のてんこ盛りです(笑)  もちろん登場人物の1人1人のキャラは立っているし、そこかしこにはっとするような表現もあるから「う~ん、パス!」とはならないんだけど、上橋作品で感じた「読まされる感」はかなり希薄な感じです。

とは言うものの、御伽噺や中世叙事詩の美味しいところをさりげな~く取り入れて、新たな物語を作っている技量には感服しないでもない(・・・・と言いつつも、美味しいとこ取り以上でも以下でもないような気がしないでもない・・・・ ^^;)んですけどね♪  それに、この先ちょっと勝気な KiKi 好み・・・ともいえるフィリエルに何が起こるか?とか、ルーンはどうなっていくのか?とか、行方不明の博士はいずこに?とか、この世界の「異端」って何?とか、新女王継承権の行方は?とかフィリエルの母はなぜ出奔した?とか、興味をそそられているのは確かです。

えっとですね、昨日の「獣の奏者」のエントリーに追記で書いたように、今日、KiKi は帰宅途中で自宅近所の BookOff に寄ってみました。  まあ、メインの目的は「獣の奏者」の「探求編」と「完結編」がいくらで売られているのか確認すること・・・・・だったんですけど、結局価格の妥当性を評価する暇もなくそのまま「お買い上げ~♪」  まあ、KiKi の場合、本とCDに関してはこのパターンが言ってみれば当たり前・・・・ ^^;  で、ついでに久々に可愛い絵本を購入したので今日はそのご紹介です。

しつれいですが、魔女さんですか
作:エミリー・ホーン 絵:パヴィル・パヴラック 訳:江國香織  小峰書店

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ひとりぼっちの黒ねこのハーバート。  ある日、図書館で魔女の百科事典を読み、魔女が黒ねこを愛することを知りました。  そこで、魔女をさがしにでかけますが・・・・・・  (絵本表紙扉より転載)

「獣は所詮獣」というお話を読んだ直後に、思いっきり擬人化されたネコの物語を読むっていうのも不思議なものです。  この物語の主人公のねこちゃんは、言ってみれば「知ってほしい、わかってほしい、愛してほしい!」というモード全開です(笑)  それでもこういう物語の方があの物語よりも「想像力」という力をふんだんに発揮したい人間にとっては都合がいい・・・・・というか、受け入れやすい・・・・というか、わかりやすい・・・・・というか・・・・・(笑)

KiKi も昨日のエントリーでは「私たち人間はどこかで『下心のない真心なら時間がかかっても通じるはず』と思いたがるけれど、仮にそれが通じたとしてもそれは自分が相手に抱いている<愛情>とまったく同質なものではないかもしれない・・・・ということは忘れがちです。」な~んていう偉そうなことを書いてみたわけですが、そのエントリーを書き終えたその直後、足元にうずくまってじ~っと KiKi を見つめている愛犬ノルンに

「どうしたの?  おなかすいた??  それともかまってもらえなくて寂しくてじっと我慢してたの??  ノルンはおとなしくしていられておりこうさんだねぇ・・・・・」

な~んていう声をかけていたりして、忘れがち・・・・・どころか、そんなセリフを吐いたことはそっちのけです(笑)  

そして今日、この絵本の中のねこちゃんには

「良かったねぇ♪  行く場所が見つかって。  (裏表紙の絵を見ながら)魔女さんのほうきの乗り心地はいかが??」

な~んていう声をかけたいような気分になっているのですからゲンキンなものです。

 

ついにこの日を迎えてしまいました。  KiKi の大好きなこの「魔女の宅急便」シリーズの最終巻をとうとう読了してしまいました・・・・(ため息)  思えばこの作品に映画(ジブリアニメ)で初めて出会ってから20年余りの年月が過ぎているんですよね~。  当時はこの作品が児童小説をベースにしていることを知らず、セルDVDを購入した際にパッケージに印字されている情報から原作の存在を知りました。  でも、その頃の KiKi は物語の世界からは若干遠ざかっていて、購入したり図書館で借りたりして読む本は実用書ばかり・・・・・。  結局、この年齢になるまでこの小説を読む機会を逸してしまっていました。  

それが、「岩波少年文庫全冊読破!」という企画を思い立ち、このブログの前身である「落ちこぼれ会計人の本棚」というブログを作ったときから、「岩波少年文庫ではないけれど、いずれはこのシリーズは全冊読もう!」と思って Wish List に書き連ねてありました。  今日はその締めくくりの日です。  では本日の KiKi の1冊、魔女研究本第8弾のご紹介です。

魔女の宅急便(その6) ~それぞれの旅立ち~
著:角野栄子 絵:佐竹美保  福音館

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前作から15年がたち、「魔女の宅急便」の主人公キキは30代半ばになりました。  ずっと好きだったとんぼさんと結婚して、いまではふたごのおかあさんです。  キキの子どもたち、お姉さんのニニと弟のトトはふたごなのに性格は正反対です。  元気で活発なニニは魔女にあまり興味がなさそうで、物静かで魔女になれないはずのトトは魔女に興味津々です。

13歳になって旅立ちのときをむかえるふたりと、見守るキキをはじめおなじみのコリコの町の人たち。  それぞれの新たな旅立ちまでがさわやかに描かれます。  本の扉を開けて、キキと一緒に新たな旅立ちに出かけませんか。  奇抜でゆかいなエピソードの中に、少女の心をいきいきと描いた物語は、宮崎駿監督によりアニメーション化もされ、年齢・世代を超えたたくさんの人々に大好評をいただいています。

初めて「魔女の宅急便」の物語を読む方も、このシリーズを読みながらキキと一緒に大きくなった方も、この機会に「魔女の宅急便」の世界をまるごとお楽しみください。  (Amazon より転載)

映画で最初に出会ったキキは13歳。  当時の KiKi は・・・・xx歳。  ふと気がつくと彼女もこの本では30代半ば・・・・とのこと。  この作品をリアルタイムで読んできたわけではないのだけれど、老眼鏡のお世話になるようになってしまったこの年齢でこの号を読めたということで、あたかも彼女の成長をリアルタイムで見守ってきたかのような錯覚を覚えます(笑)

すべての号を読み通してきてみて、この作者の作品は自立しようとする世代の揺れ動く想いを描かせたときに一番の魅力が出てくるように感じました。  この号でも主役はおそらくキキなんだろうけれど、KiKi の関心は常にキキの双子の子供、ニニとトトに向けられていたように思います。  特に半分魔女の血をひいていながら「男の子」であるがゆえに「魔法は使えるかもしれないけれど、魔女にはなれない」トトの葛藤には思わず目頭が熱くなってしまったこと、数え切れず・・・・ ^^;

そのトトがいろいろな意味で頼りにしている存在があの「ケケ」であることが、不思議といえば不思議なんですけど「半分魔女」ということで、トトとの対比が面白くもあり、KiKi の目には「ケケ」のこの物語の中での一番大きな存在意義はこの最終巻のためにあったかのようにも感じられました。

キキの使い込んだほうきを2つに分けて、双子のために2つのほうきをつくってあげたとんぼさんには、感動でした。  キキもニニも最初から「魔女は女の子。  トトは男の子だから魔女にはなれない」とある意味決めつけて(でもそれが普通だけど)いて、トト自身さえもが「常に家族の注目の的になるのはニニでニニが魔女になるかならないかにみんなの興味が向いている」とある種の諦観みたいなものを持っている中で、とんぼさんだけはトトの中に眠っている想いをちゃんと受け止めてあげているんだなと思いました。  もっともこれは「魔女になるかならないか」というよりは、自分自身も「キキのように飛べたらいいのに!」と思っていたとんぼさんのある種の夢だったのかもしれませんけれど・・・・。  自分は普通の人間だったから、どんなに想いが強くても空を飛ぶことはできなかったけれど、魔女の血をひくトトだったらひょっとして・・・・・みたいなね。

そんなほうきに愛着をもって、一人で飛ぶ練習をしようとするトトの姿には思わず「頑張れ!」と声援を送っちゃったし、結局、トトには飛ぶことができなかった描写を読んだ時には、ひょっとしたらトト以上に KiKi はがっかりしていたかもしれません(笑)。 

 

今日も KiKi はLothlórien_山小舎に来ています。  外は雨・・・・・。  いえね、本当だったら今日は KiKi はしいたけのホダ木作りにいそしんでいるはずだったのです。  そのために昨日の日曜日は例の薪の原料に・・・・と購入しておいた山積みの材木山からほどよい太さの木を選んで、しいたけ栽培用の長さ(約1メートル)に切り出す作業をせっせとしていたのですから。  ところがあいにくのお天気となってしまい作業は中断中・・・・・。  う~ん、困ったもんだ!  

で、外作業は断念して、今日は山小舎の中に閉じこもり、「そうそう例の OTTAVA がちゃんと聴けるかどうかのテストをしなくちゃ♪」と繋いでみたところ・・・・・。  案の定でした。  ISDNではやっぱり音がぶつぎれになってしまいおよそ音楽鑑賞とは言い難い状況です。  う~ん、腹立つなぁ。  

TVでは大々的に「光に変更しましょう!」とCMが流れ、電器屋さんに行けば「地デジTV、 NTT光とセットで購入すれば○万円値引きします」な~んていう値札が踊り、素敵なインターネット・ラジオ番組も見つけたというのに、KiKi には光に変更する気がマンマンなのに、NTTさんのご都合(何度も依頼の電話をしている)により、そのどれもが享受できないなんて、なんとも割り切れない気分です。

と、まあ、ブチブチ文句を言いたい気分をぐっと抑えるために、今朝も読書にいそしんでおりました。  てなわけで本日の KiKi の読了本はこちらです。

魔女の宅急便(その5) ~魔法のとまり木~
著:角野栄子 絵:佐竹美保  福音館

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魔女のキキも今回の作品のなかで、二十歳になりました。  あいかわらずそばには、相棒の黒猫ジジがいます。  今回も、魔女として旅立ったばかりの女の子など新しい人との出会いがあります。  猫のジジにも素敵な出会いがありました。  そしてコリコの町の町長さんをはじめ、今までの四作品で出てきたなつかしい登場人物たちもかわるがわる顔を出します。  物語の最後には、長かったとんぼさんとのつかずはなれずの関係も大きく動きます。  「魔女の宅急便」は十三歳になったキキの旅立ちから始まりました。  今回は二十歳になったキキの新たな旅立ちの物語です。  一作目からずっと読んできてくださった方も、初めてキキの物語に触れる方にもきっと楽しんでいただけると思います。  (Amazon より転載)

早いもの(?)で、今号でキキも20歳を迎えます。  相変わらずミョ~に大人っぽいところとミョ~に子供っぽいところが混在している複雑なキャラだけど、KiKi がそんなキキの性格に慣れてきたのか、はたまたやっぱりキキがそれなりに成長しているのか、今号では第3巻や第4巻で感じたほどの違和感・・・・というか居心地の悪さは感じませんでした。  今号でかなり好きだったのは第3章の「海のかぎ」、第7章の「ファッションショー」、そして第8章の「魔法のとまり木」です。

第3章の「海のかぎ」の物語はなんだかホンワカしていていいなぁと思うんですよね。  コリコ湾に沈んだ船から引き上げた銀製の鍵を相棒の鍵穴に合わせてあげたいというお届け物の依頼のお話。  この鍵の持ち主がキャプテン・ゴーゴーという人らしいんだけど、その方はすでに他界されていてそのゴーゴーさんの子供やら孫やらが住むところにキキがこの鍵を届けに行くんです。  するとそこのお宅には家族が「もしかしたらの箱」と呼んでいる宝箱があって、鍵がないためにその箱をあけることができなくて、家族全員の一種の謎だったんですよね。  で、そこに鍵が届いたものだから、最初こそは「やっと何が入っているか見ることができる♪」と大喜びなんだけど、いざ!というその瞬間、その家の家長たるお父さんが言うんですよ。

「あけちゃっていいのかい?  ほんとうにいいのかい?  あけちゃったら、それでおわり。  ぜんぶ見ちゃったら、それでおわり。  『もしかしたらのパーティ』はおしまいになっちゃうんだよ。  それでいいのかい?」

なんとその家族は、キャプテン・ゴーゴーが遭難した日に、その箱をかこんでみんなが集まって、なかに何が入っているかを想像する遊びを始めていて、それが「もしかしたらのパーティ」。  この想像にはルールがあって、それは「あんまりばかばかしいのはダメで、ありそうなんだけどなさそうって思えるようなことでなくちゃいけない」というもの。  で、この家族は最終的に家族全員の意見が一致して、この鍵を受け取らないんですよ。

「あればあけたくもなります。  この世は決まりきったことが多すぎるから、なんだかわけのわからない遊びがあってもいいじゃないですか。  欲しい方がいたらお譲りになってください。」

「行方がわからなくなってしまうかもしれませんよ。」

「ええ、いいです。  この世にかぎが存在すると思えば、もしかしたらの楽しみもさらに大きくなる。  これからもずっと続けられるし。」

で、この仕事の依頼主(鍵を発見した人)にその話をすると、この人のリアクションがまたいいんですよね~。

「それなら私もこのかぎを売らないでとっておきますよ。  そしたら私にも『もしかしたら』が続くかもしえないから。  この気持ちっていいですねぇ。」

・・・ということで白黒はっきりつけるばかりじゃないよね♪的な気分が盛り上がったところで、最後にジジが締めてくれるんだけど、ここで KiKi はやられたぁ!って思いました。

「(あけたらそこで)おわりじゃないよ。  また不思議が出てきたりして、やってみなくちゃわからないじゃないか。  ちゃんと答えを見つけるのも大切だよ。」

あいまいなことを残しながら空想することの楽しさ、大切さもあるけれど、空想ばかりしていないでちゃんと答えを見つけることも大切・・・・というこの展開は思わず「うまい!」と思ってしまいました。  しかもこれを魔女猫が言ってのけるところがいいなぁ(笑)

    

今週の KiKi は風邪っぴきです。  先週木曜日にちょっとお仕事の関係で雨に濡れてしまい、帰宅してから咽喉が痛くていや~な予感はしていたんですよね。  もともと KiKi は平熱が低い体質だっていうこともあって、ちょっとした発熱でもすぐだるくなってしまっておまけに吐き気を伴う気鬱に陥っちゃうんですよね~。  で、多くの場合、風邪のひき始めは咽喉が痛いところから始まるんです。

咽喉の痛みを感じる → 扁桃腺が腫れる → 発熱する → 食欲が落ちる → 治りが悪い

という負のスパイラルに陥っちゃうと後が面倒なので、先週の木曜日の段階で「これはヤバイ!」と思って、帰宅して食事をすますと風邪薬を飲んで早々にお布団に入って休養を心がけました。  だから先週末はLothlórien_山小舎行きも急遽中止して東京でず~っとおとなしくしていました。  ようやく「だいぶ治ってきたかな?」と思えるようになった月曜日。  どうしても出席しなくちゃいけない会議があったので出かけたのですが、あの日はかなり冷え込んでねぇ・・・・。  会議が終わって帰宅したらまた強烈な咽喉の痛みが襲ってきました。  先週の木曜日の痛みより感覚的には重症な感じ・・・・・ ^^;  で、帰宅して食事をすますと風邪薬を飲んで、ついでに扁桃腺が腫れちゃうのを予防するためにルゴールを塗ってご就寝 Zzzzz  

ところがねぇ、そこまで用心したのにやっぱり出ちゃったんですよね、熱。(汗)  で、火曜日・水曜日はひたすらお布団に包まって安静に過ごしていました。  でもね、あんまりお布団とばかり仲良くしていると頭はぼ~っとしてくるし、ついでに運動不足で足が突っ張ったような感じになっちゃうんだな、これが。  ま、てなわけで、暖かいうちに運動不足解消と気分転換、風邪菌が充満しているお布団の天日干しを兼ねて、お散歩に行くことにしました。  ほどよい距離感でほどよい所要時間で帰宅できるところ、できればちょっとした目的意識も欲しいなぁという病人の割には欲張りな欲求を満たしてくれるところを色々検討してみた結果、KiKi のお散歩の目的地は近所の図書館に決まりました。  

久々だったので、使用停止状態になっている利用カードを復活させてもらって借りてきたのは、とうぜんのことながらあの続編です。  まあ、そんなこんなで本日の KiKi の読了本はこちらです。

魔女の宅急便(その4) ~キキの恋~
著:角野栄子 絵:佐竹美保  福音館

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とんぼさんがかえってくる!  ふたりでむかえる夏休み。  キキの胸はたのしい計画でいっぱいになりました。  そこに送られてきた一通の手紙。  その意味は...  さあ、本の扉をあけて、キキといっしょに17歳の夏の空を飛んでください。  (Amazon サイトより転載)

ついこの間13歳だったキキのひとりだちの物語を読んでいたのに、あっという間に17歳になっちゃっていて、この巻のタイトルも「キキの恋」・・・・・と少しずつ大人びてきているわけですが、とは言うものの、今号のキキは何となく子供っぽく見えちゃったのは気のせいでしょうか?  等身大の17歳の女の子ってこんな感じなのかな??    

とっても不思議な感じがするのは、ある時はとっても大人びてみえるキキが別の時には急に子供っぽく見えること。  純粋なんだけど、単に純粋っていうのとは違う「幼さ」が残っているんですよね。  17歳頃っていうのはそんなにも不安定な時代だったっけ???  17歳といえば高校2年生か3年生ぐらいですよね。  お散歩効果で少しはすっきりしたものの、まだぼ~っとしている頭をふりしぼって思い出してみました。  

17歳当時の KiKi はどんな生活をしていたんだっけ??  クラブ活動に夢中な時間帯があったなぁ・・・・・(「エースをねらえ!」に触発されてテニス部に所属していたので毎日クタクタだった)   それから一応受験校だったから勉強も大変だったっけ・・・・(授業にやっとこさっとこついていく & 模試づけの毎日だったような・・・・・)  そうそう、それからちょうど東京の音大の先生のレッスンも受けていた頃なので、ピアノの課題も多くて、いつも「時間が足りない!」と叫んでいたような記憶が・・・・・・。  ま、要するに何が何だかよくわからないまま色々なことに追いまくられていて多忙だった・・・・という以上の記憶が浮かんできません(笑)

でもね、それって逆の見方をすれば、KiKi の人生の中で「他人との関連性がもっとも希薄だった時代」と言えるのかもしれません。  テニスにはもちろんダブルスとか団体戦というのもあるけれど、基本的には個人技のスポーツだし、ピアノというのは完璧に個人技の世界。  受験勉強というのも自分の力が試されるわけで、そういう意味では「人と比べてどうした、こうした」な~んていう余裕はなかったような気がします。

自分の状況と他人を比較してああだこうだと考えていたのは、どちらかというと大学生時代だったかなぁ・・・・。  あれ?  だとするとキキが子供っぽいんじゃなくて、KiKi の方が子供っぽかったっていうことなのかしら???  それでも、自分と比べてこの物語のキキの方に子供っぽさを感じちゃうのはこの物語を読んでいる今の KiKi が大人だからなのかなぁ????  

あのね、そういう部分も否定できないような気もしないじゃないけれど、多分違うんだと思うんです。  キキは13歳で一人立ちして、既に「社会人」になっちゃっているので、KiKi の意識の中のどこかに「社会人としてのキキ」が根強く残っているんですよ。  実際、そういう部分ではものすご~くしっかりしていて、大人っぽいんですもの。  でもね、その「社会人しているはずのキキ」の言動だと思って読んでいると、今号ではあまりにも「普通の女の子」っぽい言動が多くて、幼さを感じちゃう・・・・・  そういうことのような気がするんですよね。  

特にそれを強く感じちゃうのは「ほうきがない!」の章。  楽しみに待っていたとんぼさんの帰省を一方的にキャンセルされ、ある種身勝手なイライラ感を抱えていたキキが、たまたま出会ったある人に誘われて楽しい夜の予定が入ったまさにその日。  よりにもよって「魔女の宅急便屋さん」にとって遠くて面倒くさい、しかも別の日には変更不可能なお仕事が入ります。

「でも私、バタバタ慌てるのって、案外好きなのよね。  特にあとで楽しみがある時はわくわくするもの。  ちゃんと時間通りに行って魔女の力をみんなに見せてやるわよ、ぜったいよ、ふん。

あれれぇ~、「見せてやる」とか「ふん」とかってキキのキャラクターには合わないと思うんですけど・・・・。  

で、挙句

「見つからなかったら帰っちゃおう・・・・  どうせちっちゃな泡立て器だもの。  ないとすごく困るってものじゃないでしょ・・・・・。」

「やだ、あったわ。  見つけちゃったわ。」

う~ん。  このあたりで既にいや~な予感はしていたんですよね。    

 

KiKi の魔女研究(?)本のご紹介第4弾です。  これまたあっという間に読了してしまいました。  ああ、恐れていた時が訪れてしまいました。  第4巻以降をどうしたらいいのか、まだ決めかねているというのに・・・・・。  実は昨日、たまたま Printer のインクカートリッジの在庫が乏しくなってきていたので、ちょっくら花の大都会池袋まで出たついでに、本屋さんも覗いてみたんですよね~。  でも結局、単行本は買わずに帰宅してしまった KiKi。  う~ん、これはやっぱり図書館に行って借りてきて読み進めるしかないのかなぁ・・・・。  でも、そう言えば図書館ではカードみたいなものを作っていたような気がするんだけど、あれってどこに仕舞い込んじゃったんだっけ??  そもそもあのカードって有効期限みたいなのがあったんだっけ???  仮に図書館で借りることにしたとしても、その前に一仕事も二仕事もありそうな気がするのは気のせいでしょうか??  ま、それはさておき、この本のご紹介を終わらせちゃいましょうね♪

魔女の宅急便(その3) ~キキともうひとりの魔女~
著: 角野栄子 絵:佐竹 美保  福音館文庫

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16歳になった魔女のキキのもとへ、ある日ケケという12歳の女の子が転がり込んできます。  やることなすことマイペースで気まぐれな彼女に、キキはふりまわされます。  不安、疑い・・・・・やがてあたたかな理解。  ふたりの自立していく姿、キキの新たな旅立ちがみずみずしく描かれています。  (文庫本裏表紙より転載)

う~ん、個人的にはこの巻はちょっと楽しさが半減・・・・っていう感じかなぁ。  でもね、それは KiKi 自身にもこの巻のキキ同様に「ありとあらゆることにイライラしちゃっていた時代」があったことを思い出させるせいなのかもしれません。  今にして思うと、「何であんなにイライラしていたんだろ?  だいたい何に対してイライラしていたんだろ?」って思うし、「イライラしてどうしたかったんだろ?」とも思うんだけど、あれって思春期特有の自己嫌悪 & 被害妄想 & 欲求不満の表れなんでしょうかねぇ。

まあ、確かにいきなりキキのところに転がり込んできたケケちゃんも「ここまでマイペースな人って滅多にいないよなぁ」と思わせるところがあるし、得体の知れないようなところ・・・・とか、ちょっと不気味な感じがするところとか、色々あるとは思うんだけど、でも結局はキキのイライラはケケちゃんに対するもの・・・・というよりは、自分に対して・・・・・なんだろうなぁと思いました。  「かくありたい自分」と「必要以上に卑下した自己評価の中の自分」の対比・・・・・とでも言いましょうか。

そんな中で素敵だな♪と感じたのは案外大人なジジの存在です。  まるで口癖のように

「ケケなんてまだ12だよ。  競争する相手じゃないよ。」

と繰り返すジジ。  でもねぇ、気持ちが負のスパイラルに入っている人には「競争する、しない」ではなく、何となく自分を貶めるための物差しみたいなものが必要で、それを外に求めたがるものなんですよね~ ^^;  キキの場合はそれがたまたまケケだった。  そういうことなんじゃないかなぁ。

 

KiKi の魔女研究(?)本のご紹介第4弾はこちらの本です。  第1巻と比べると倍ぐらいの厚さの本なんだけど、とっても読みやすくて、読んでいて気分もほんわか、なんとなく軽~くなってくるのであっという間に読み終えちゃった ^^;  ああ、この調子で第3巻まで読み進んでしまったら、KiKi は第4巻以降をどうすればいいんだろう・・・・・。  福音館書店のHPを見る限りではまだ今のところ文庫での発刊は予定されていないみたいだし・・・・・。  これは久しく足を伸ばしていない図書館のお世話になるしかないのかしら・・・・。  とは言っても、KiKi は週末はLothlórien_山小舎にも行かなくちゃいけないから、いつ行って借りてくるか? 借りたとしてもいつ返しに行けばいいのか? という大問題が発生しちゃうんだけどなぁ・・・・・。  こんな時こそ「魔女の宅急便」であっちからこっちへ届けていただきたいものです(笑)。  

魔女の宅急便(その2) ~キキと新しい魔法~
著:角野栄子 絵:広野多珂子  福音館文庫 

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魔女のキキと相棒の黒猫ジジの宅急便屋さんは2年目をむかえ町の人にもすっかりおなじみになりました。  そんなキキに大問題がもちあがり、キキは魔女をやめようか、と悩みます。  人の願いや、やさしさ・・・・見えないものも運ぶ魔女の宅急便のキキは再び新たな旅立ちをむかえます。  (文庫本裏表紙より転載)

第2巻の物語はあのアニメ映画にはほとんど出てこないお話ばかり・・・・だったけれど、やっぱり世界観は同じだったし、以前このエントリーにも書いた「自分が自分自身を信じられなくなってしまった」り「自己否定」することによって唯一の長所「飛ぶこと」に自信がなくなってしまうというプロットが映画よりも穏やかに・ゆるやかに、そして私たちの誰もが知らず知らずのうちに自己嫌悪の負のスパイラルに落ち込んでいくのと同じようにひっそりとキキの気持ちの中に忍び込んでいく様子が描かれています。  うんうん、KiKi はあの映画での描き方よりもこちらの原作の描き方の方が好きだなぁ・・・・。  まあ、映画の場合は上映時間の尺の中で色々なことを描かなくちゃならないから、あれはあれで仕方ないし、こっちのほうが好き♪ではあるけれどあっちも変わらず好き♪なんですけどね(笑)  

でもね、この小説は本当に巧妙に描かれているなぁって思うんですよ。  だってこのお話の前にはちゃんと伏線がはってあるんですもの。  キキがコリコの町に帰ってきて事業年度2年目の最初のお荷物(?)が動物園のカバさんなんだけど、このカバさん、隣の檻のライオンにしっぽをかじられたことによって「中心点行方不明病」という病気になっちゃったことになっていて、その病気の治療をしてもらうためにコリコの町からちょっと離れたところにあるイイナ町というところの獣医さんのところまで運ぶというお話になっているんですよね。  で、キキが終盤で自分のやっていることに迷いを感じ始めたころ、ポロっとつぶやくんですよ。  「私も中心点行方不明病になっちゃったみたい・・・・・」って。

この「中心点行方不明病」っていう聞いたこともない病気。  これは KiKi がず~っと拘っていてこのブログのエントリーの中でも時々ちょっとだけお話している「自分が生きていくうえで大切にしたいと考えている価値観の核みたいなもの」がユラユラしている状態のことだと思うんだけど、キキも小さな女の子に頼まれて「黒い手紙(本当の中身は「ごめんね。  仲良くしてね♪」というものなんだけど、その女の子のコミュニティの中では「のろいの手紙」ということになっている)」を運んでから、自分のやっていることに疑問を感じ始めてしまいます。  そして、その迷いがキキの順調な飛行を妨げ、さらには次のお客さんの大切な荷物を運んでいる真っ最中に、ほうきが壊れ、その大切な荷物をちゃんと届けることができなかった・・・・という最悪の事態まで招いてしまいます。  そしてさらに落ち込むキキ。  

そんな彼女の次のお客さんがず~っとお散歩をしていたけれど、体調を崩してそれができなくなってしまったおじいさんで、そのお仕事っていうのがそのおじいさん愛用の杖を持って、そのおじいさんのかわりに散歩をしてあげる「散歩を運ぶ」というお話。  そしてそのお仕事をしている中で出会ったイクくんの何気ない一言にドキリとさせられるんです。

 

「仕事、楽しい?」

 

 

でね、この「散歩を運ぶ」という物語の中でキキが出会う人は誰もが身近にある些細なことで「楽しんで」いるんですよね~。  おじいさんと公園で出会って「くすの木のくすさん」の向こうにある世界を歩いたことがあるという小さな男の子、おじいさんが散歩の途中で毎日立ち寄って、たった2歩ほどの散歩をヘンテコな歌を歌いながら一緒に楽しむ靴屋のおじさん、そして「心に決めている自分の特別な場所」を持っているイクくん、さらには留守がちな両親についていけず本当はさびしくてしかたないのに、それを素直に言えなくて、突っ張るために「つまらない」を言い続けながらクールを演じているウミちゃんという女の子。  自分にとって大切なもの、核になるものっていうのは決して遠くにある見果てぬ夢の中に隠れているわけではなく、自分の身近なところにあってある種「当たり前」の顔をしている物・事柄の中にあるということを、やんわりと伝えてくれるお話だと思います。

以前このエントリーにも書いたことだけど、人は行き詰ったとき活路を求めてジタバタして、あれやこれやと新しいことに手を出してみたりいろいろして、最初は本人もただ漠然と「得体の知れない何か」を待っているように思って焦ったりもするんだけど、どこかの段階から「やりたいこと」ではなく「自分にできること」を探し始めると思うんですよね。  そうやって見つけた「自分にできること」はいずれ「自分にしかできないこと」に変わっていく・・・・・。  そんな世界がこの物語には広がっているような気がして、何だか KiKi の心の中がポカポカしてきました。

KiKi はね、大人になって仕事をするようになってから「仕事っていうのは厳しいもの。  お金を稼ぐっていうのは楽しいことばかりじゃないもの。」と感じるようになって、逆に「楽しいか否か」というのは仕事をしている時には考えまい・・・・・としていた時期がありました。  でもね、そのうちに思ったのは「昼間の1番いい時間帯を拘束されて毎日毎日していることを楽しまないのはバカじゃないか?」と思うようになって、もちろん楽しいばかりではないのは変わらないんだけど、「楽しいことばかりじゃない仕事をどうやって楽しむか?」を考えるようになりました。  そして、何年かした頃、仕事をしていて「楽しい」と思えるような時期があって、今になって振り返ってみるとその「楽しい」と思えるようになった時期に KiKi の「仕事力」みたいなものがぐ~んと伸びたような気がするんですよね。  そして、今はその時に得たもので食いつないでいる・・・・・そんな気がするんですよ。  

        

魔女の宅急便 角野栄子

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KiKi の魔女研究(?)本のご紹介第3弾はこちらの本です。  これは本と出会うよりも先に以前このエントリーでご紹介したアニメ映画で出会った素敵な物語。  KiKi の HN はこの物語の主人公から拝借しています。

魔女の宅急便
著:角野栄子 絵:林明子  福音館文庫

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「ひとり立ち」するためにはじめての街にやってきた13歳の魔女キキと相棒の黒猫ジジ。  彼女が懸命に考えて自立するために始めた仕事は、ほうきで空を飛んで荷物を届ける宅急便屋さんでした。  ミスをしておちこんだりしながらも元気に生きるキキは、荷物を運びながら大事なことを発見していきます。  (文庫本裏表紙より転載)

映画から先に入った作品なのですが、世界観がほぼ同じなので何の違和感もなくサクサクと読み進むことができました。  まだ第1巻しか読んでいないので、この先、物語がどのように展開するのか、映画ではあったような出来事が起こるのか、そのあたりに関しても続きを読むのが楽しみです。  

KiKi はこの本を福音館文庫のボックスで購入してみたんだけど(そちらは3冊セット)、どうやら全部で6冊も出ているみたいですねぇ。  第4巻~第6巻は福音館文庫でも出るのかなぁ・・・・。  シリーズ全冊を読破したいと思っている KiKi としては、心の底から残り3冊の文庫での発刊を待ち望んでいます。  とっても素敵な物語だと思うけれど、さすがにハードカバーで揃えるだけの資力は持ち合わせていないので・・・・・(笑)

で、今日読了したのは全6冊のうちの第1巻。  キキの旅立ちとひとり立ち、そして初の里帰りまでの物語です。  映画にはなかったキキの初の里帰りのお話はとっても丁寧に描かれていて、読んでいるうちに KiKi も大学進学後の初の里帰りのときの気持ちやら、社会人になって初の里帰りのときの気持ちなんかを思い出し、胸がじ~んとしてきてしまいました。  そうそう、生まれてはじめての一人暮らしをした後、自分が成長したかどうかものすご~く気になったっけ・・・・。  そうそう、生まれてはじめて自分で稼ぐようになって、初ボーナス(と言っても満額は出なくて金一封だったけど)で両親へどんなお土産を買おうか、ものすご~く悩んだっけ・・・・・。  そして1年間会わない間に成長した娘の姿に、キキのお母さんが言ってくれた言葉は、キキが一番聞きたかったほめ言葉。

ついこの間まで赤ちゃんだったのに・・・・・・りっぱにやって・・・・・・

ここで思わず涙目に・・・・・(苦笑)  KiKi は正直、キキの気持ちで読んでいるのか、キキのお母さん(コキリさん)の気持ちで読んでいるのか、何が何だかわからなくなっちゃったけれど、いずれにしろよくわからない熱~い想いがじわ~っと浮かんできて、思わず「いや~、良かった、良かった」と声にしていました。  

でね、もっと素敵だなぁと思ったのは、久々の里帰りで「甘えん坊モード」に突入したはずのキキがたった5日でコリコの街(キキが見つけた新しい居場所)のことが気になって仕方なくなるところ。  そうなんですよね~。  生まれ育った場所って居心地もいいし、家族と一緒に過ごす時間って言うのはキラキラした宝物みたいなものなんだけど、ひとり立ちすることによって自分の場所はそんな見慣れた風景ではなく、暖かくてヌクヌクした家族の傍らではなくなっていっちゃうんですよね~。  

KiKi もね、大学1年生の初めての夏休みで実家に帰ったとき、最初の2~3日は「ああ、帰ってきたんだなぁ・・・・・」と懐かしかったり嬉しかったりしたんだけど、1週間もすると感じたものです。  「ああ、ここは私の家ではあったけれど、私の家じゃない。  両親の家なんだ。  ここでの私は変わらず娘ではあるけれど、ここに住んでいる人じゃなくてお客さんになっちゃったんだな」って・・・・・。  そして「私が家と呼べる場所は知らないうちにここではなく、東京のあの狭いアパートになっちゃったんだ。」って・・・・・。  それはある意味でとってもさびしいことでもあったんだけど、同時に「大人になるっていうのはこういうことなんだ」と思ったものでした。       

 

KiKi の魔女研究(?)本のご紹介第2弾はこちらの本です。  昨日ご紹介したのは「魔女図鑑」でしたが、こちらは本家本元(?)、元祖(?)「魔女図鑑」です。

魔女図鑑 魔女になるための11のレッスン
作 & 絵:マルカム・バード 訳:岡部史  金の星社

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あなたは魔女のことどれくらい知っていますか?  本当は、魔女ってとってもオシャレ。  身近なものを、色々と工夫して着こなしちゃうんです。  それに、お菓子づくりだっておてのもの。  とにかく、魔女のすべてなんです。  もう、ビックリ!  読み終えたら、あなたも魔女になれる!!  (見返し部より転載)

この本はさすが、あちらものの翻訳であるだけあって、なんともいえない雰囲気とブラックユーモア(?)にあふれています。  また随所に出てくる魔女の挿絵も見方によってはちょっとグロテスクだったりもするのですが、同時に愛嬌にも満ちていて、何となくほほえましい気分にさせてくれるのです。

目次はざっと以下のような感じです。

1) 魔女の家
2) 魔女の台所
3) 魔女の庭
4) 魔女のうらない
5) 魔法のかけ方
6) ならわしといいつたえ
7) 美しさのひみつ
8) おしゃれな魔女たち
9) 魔女の趣味
10) 魔女のおまつり
11) 現代の魔女

まあ、「これでもか!」っていうぐらい、魔女の全貌を解体してくれているのですが、とにかくそのひとつひとつの章で思わず「クスッ」と笑っちゃうんですよね~。

例えば、第1章の魔女の家。  魔女向きの家は「こうもりの塔」、「風車小屋」、「とんがり屋根の家」、「道路料金収容所」の4つで、魔女向きではない家は「アパート」、「高原のペンション」、「老人ホーム」、「断崖絶壁」となっていて、思わず笑えちゃうのはその理由。  「道路料金収容所」(そんなところに住みたいと思う人間は1人もいないと思うけれど ^^;)は「道路標識をつけかえたりして、ドライバーをまごつかせましょう。  いたずら好き魔女向き」・・・・・。  「老人ホーム」は「いつだって、好き勝手に生きたいのが魔女。  規則の多いところでは、息がつまります」・・・・・。  と、まあ、こんな感じです(笑)。 

 

新魔女図鑑 角野栄子

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Lothlórien_山小舎での生活を模索し始めた頃から、KiKi はある人物(?)への興味が、ものすご~い勢いで膨らんできました。  その人物は KiKi とは異なって猫と仲良しで(KiKi は決して猫嫌いじゃないけれど、やっぱり犬の方が好き♪)、へんてこな乗り物に乗っていて、時代の流れの中では「妖精」と同じくらい綺麗で素敵なイメージを抱かれたかと思えば、キリスト教の謀略(?)によって、「得体の知れない悪い奴 あ~んど 汚らわしい存在」として貶められたり、拷問にかけられたり、火あぶりにされたりと波乱万丈なのです。  

そんな存在。  それは魔女。  御伽噺の世界でも魔女ってどちらかというと「悪役」で登場することが多いけれど、何だかとってもカッコイイと思っちゃうんですよね~。  ま、KiKi の魔女イメージを大幅に変えてくれたきっかけとなったのはこのアニメ映画の影響もあるんですけどね(笑)。   ところで、このアニメには原作の児童書があるんですよね。  KiKi がその事実を知ったのは実はわりと最近のことなんですよ・・・・・。  だってだって、KiKi の子供時代にはまだ出版されていなかった(というより書かれていなかった)んだもの・・・・。  因みに「魔女の宅急便」の著者角野栄子さんは KiKi とほぼ同年代・・・・ ^^;  ま、この年代の人たちが興味を持つ存在が魔女なのか、やっぱりそんな人はどちらかというと少数派なのかはさておき、KiKi の魔女研究の数冊の本の中から、今日は第1冊目をご紹介したいと思います。

新魔女図鑑
著:角野栄子 絵:下田智美  ブロンズ新社

51AACYVQDYL__SL500_AA240_.jpg (Amazon)

ほんとうの魔女がわかる!

やさしい魔女、愉快な魔女、おちゃめな魔女・・・・  人々の願いをかねようと、東奔西走。  魔女はホウキに乗って、今日も大忙し!!  (単行本帯より転載)

魔女の入門書としては、結構楽しめる1冊だと思います。  まあ、「図鑑」と名乗るような内容のものか?と問われるとちょっとビミョーな感じがしないでもありませんが・・・・・。  いえね、本の厚さの割には魔女のなりたちとか魔女が受けてきた苦難の物語、ついでに箒の作り方とか、呪文(おまじない)とか、世界各地の魔女のおまつりまでもを子供にもわかりやすい優しい言葉できちんと説明してくれている、内容の深い本だとは思うんですよね。  ただ、難点を言えば、魔女から毒気とかちょっぴりアナーキーな部分をぜ~んぶ取っちゃった・・・・という感じがしないでもありません。

帯に「すべての女性の中に魔女が住んでいる」とあるんだけど、それは女性の中の暗い部分(例えば嫉妬だとか、見栄っ張りとか)をさしているのではなく、どちらかというと「優しい」とか「賢い」とか「博愛精神」みたいな部分に光が当てられていて、読み終わった後でまず最初に思うのは「女でよかった♪  私も魔女になれる?」というようなこと(笑)。

 

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