のだめカンタービレの最近のブログ記事

たまたまここ最近、こ~んなDVDを立て続けに観ていました。

のだめカンタービレ

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のだめカンタービレ in ヨーロッパ

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のだめカンタービレ 最終楽章 前編 スペシャル・エディション

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のだめカンタービレ 最終楽章 後編 スペシャル・エディション

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KiKi はTVドラマの方は放映時にリアルタイムで観ていたんだけど、映画の方はもう何年も映画館な~んちゅうとこに足を運んだことがなくて、常に我が家でDVD鑑賞となってしまっていて、この映画も例外ではありませんでした。  で、この映画もDVDが発売されてから購入(しかもブックオフで中古を購入 笑)して初めて観たのでかなり「時代遅れ」感があったりもしたんですよね~(苦笑)  でも、こうやって時折・・・・ではあるものの、又観たくなる不思議な魅力のある作品だと思います。

で、映画の後編は夕べようやく観終わったばかり。  そうしたら本当に久しぶり・・・・にショパンのコンチェルト全曲を聴きたい気分が盛り上がってきちゃったんですよ。  ま、てなわけで、ホント久しぶりのクラシック音楽関係のエントリーです。  本日の KiKi の1曲はこちらです。

ショパン ピアノ協奏曲第1番 Op. 11
BMGビクター

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84年、キーシン12歳の時のモスクワでのオーケストラとの初共演。  もはや伝説と化したライヴ録音の再発だが,今聴いても驚きと感動を禁じ得ない。  完璧なテクニック、充実した表現、そして何よりも溢れ出る若さと情熱。  正に天才がここに登場したのだ。  (Amazonより転載)

この年齢になって、「ショパンのコンチェルトを再びじっくり聴いてみたい!」と思うことがあるなんて、想像もしていませんでした。  と言うのも、この曲って10代の終わり頃から20代の初めぐらいまでは嵌りに嵌って、飽きもせず毎日聴いていたけれど、大人になるにつれ「ショパンコンクール」の録画とかライブ映像以外で聴きたいと思った例がほとんどなかったんですよね~。  まあ、KiKi の場合、ショパンとかリストの音楽は総じてそのカテゴリーに属していて、子供時代に夢中になりすぎた反動なのか、30代を迎えるあたりから「嫌いじゃないけれど好んで時間を費やしてまでして聴きたいとはあまり思わない音楽」になってしまっています。

でも、のだめちゃんの演奏(?)を聴いていたら、何だか久々に無性に聴きたい気分が盛り上がってきちゃったんです。  で、調べてみたらここLothlórien_Blog で一度も取り上げたことのない曲だったみたいだし、こんなことでもなければじっくり聴いてエントリーを書くこともないだろう・・・・・と iPod を取り出してみました。

たまたま iPod に入っているショパンのコンチェルトはこのキーシンかリパッティか横山幸雄さんだったので、のだめちゃんの初デビュー曲でもあることだし、ここはあの神童キーシンのオケとの初共演の演奏を選びました。


他のエントリーよりも優先して書き綴ってきた「のだめ Review」。  それもついに最終巻を迎えました。  個人的にはこの全23巻のうち中だるみ的になっちゃった巻やら、不満やら何やらもあったけれど、総じて見るとやっぱりクラシック音楽をここまで大々的に扱ってくれたマンガはこれまでにあまり見たことがないような気がするので、やっぱり好きな漫画でした。  二ノ宮先生、ありがとう♪  そして、千秋君 & のだめちゃん、お疲れさまでした。  因みに KiKi の一番好きなキャラは実はターニャでした。(やっぱりピアニストがお気に入り ^^;)  ターニャの弾く「楽長クライスラー不在のクライスレリアーナ」は是非聴いてみたかった♪    

のだめカンタービレ #23
作:二ノ宮知子 講談社

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ついにグランド・フィナーレ!

紆余曲折の末、無事パリへ帰還したのだめ。  仲間に囲まれて再びピアノに向かうのだが、音楽への思いは以前と違っていた。  その様子を知った千秋が、一大決心!!  のだめに好きな道を歩ませようとするが、彼女の演奏を聴いて・・・・・・!?

まあ、あちらこちらで辛口の批評がいっぱい出ているのであんまりそれには触れたくないけれど、やっぱり絵の粗さが目立つ号だということだけは、隠しようのない事実・・・・・という気がします。  留学編がない方がよかったという意見もあるようだけど、KiKi は留学編が結構好きでした。  特に、若い身空で家族や恋人から離れて何かを手に入れようと必死で頑張っている青春群像物語っていうのは昨今ではちょっとカッコ悪い生き方とされる「熱さ」とか「必死さ」があって、ものすご~く共感することができました。  やっぱり人間、頑張るときには頑張らなくちゃ・・・・・みたいな感じで。  もちろん KiKi は「ストイックな生き方が正しい!」とまでは思っていないんだけど、やっぱり人生の中で「ストイックな時間を持つ瞬間はあるべき」だろう・・・・とは思っているので・・・・(笑)

さて、大成功のデビュー公演以来行方不明ののだめちゃんを想い、「すっかり見失っている」ことに茫然自失気味の千秋君。  そんな千秋君にとって格好の話し相手になったのはなぜか、「世界で一番嫌いだったはずの千秋パパ。」  それにしても・・・・絶縁親子の復縁 Dinner & 千秋君悩みごと相談のメニューが「山盛りフライドポテト」とはどういうセンスなんだ? この親子。  呪文料理を得意とする千秋君がメニューに拘らない時点で、千秋君には黄色信号が点滅していること間違いなしです。  (缶詰とどっちがタチ悪いのかなぁ・・・・・ ^^;)

ま、いずれにしろようやく傷心の旅(?)から帰国したのだめちゃんは何故かヤドヴィカと太鼓遊びに夢中になったり、幼稚園の先生ごっこに興じたり・・・・・。  う~ん、やっぱりよくわからない子だなぁ。  演奏家になりたくてもなれなくて(というよりその前段のコンクールで惨敗?)ある意味、落ち武者みたいな感覚で帰国せざるをえないユンロンがそんなのだめを見ていてイライラするのはものすご~くよくわかるような気がします。  のだめちゃんは決してユンロンをイライラさせような~んていうことは思ってもいないんだけど、相変わらずマイペースののだめちゃんのやっていることは対ユンロン(ある意味では対ターシャでもある)と言う目で見ると「無神経」なんですよね~。  天才ってホントにムゴイことを自覚なくしちゃうからタチが悪い・・・・・・。         

のだめカンタービレ #22 Review

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のだめカンタービレ #22
作:二ノ宮知子 講談社

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楽園か奈落か。  のだめ、運命の舞台へ!

Rui と千秋のコンチェルトに衝撃を受けたのだめ。  絶望の淵で差し出されたシュトレーゼマンの手を取るが―――。  運命に導かれるかのようにデビューを飾ったのだめを待っているものは!?  そして、のだめを見守るしかない千秋の胸に去来する思いは・・・・・?

初読の時からず~っと KiKi がよくわからなかったこと。  それは、シュトレーゼマンから差し出された手をなぜのだめが取る気になったのか?です。  結局、「拘るのは千秋先輩、先輩とのコンチェルト。  自分と千秋先輩というゴールデンコンビにしかできない演奏」だけだったはずののだめちゃんが、いかに相手が他でもないシュトレーゼマンだったとは言え、何故? という想いがず~っと消えないんですよね。  で、それを探してみるのを今回の再読(特に Vol. 21 & 22 では)のテーマの1つにしてみたんですが、今のところ、KiKi はその答えを見つけることができていません ^^;

いくらシュトレーゼマンでもただの道楽でこんなことをするわけがない。  のだめだって・・・・・この舞台に立とうというからには逃げるのはやめたってことだよな(普通ならね by KiKi)  それにしても・・・・いきなりシュトレーゼマン  イギリスの一流オケ  あいつ いったい何なんだ!?

ま・さ・に・です。  挙句の果てに、公演本番のその舞台でリハやゲネプロとは全然違う演奏を始めちゃうのだめちゃん。  天才っていうのはそんなものなのかもしれないけれど、正直これってハタ迷惑な話なんじゃないのかなぁ ^^;  でもまあ、そこは流石のイギリスの一流オケ & 世界のシュトレーゼマン。  彼女の音楽を共にしっかりと作り上げたい!と頑張ります。  そう思わせるだけのものを持っているのだめちゃんはやっぱり天才なんでしょうね~。  

でもね、それ以上にこの号を読んで思ったこと。  それはのだめのオケとの初共演が千秋君じゃなかったことが実はのだめにとってものすご~く良かったことだったんじゃないかと・・・・。  そう思うのはね、ショパンのコンチェルトの練習風景なんですよ。  世界のミルヒーが何故かのだめちゃんの言いなりになっているんですよね。 

「ミルヒー。  のだめ もっとガツンといきたくなったんでオケもガツンときてください。  でもソロの前はもっと緊張を・・・・  空気・・・・・ キリキリ張りつめてください。  オケの音聴いたら気が変わりました。  打ち合わせと違うけどいいデスか?」
「はい はーい。」  

「ミルヒー。  ここはテンポをこれくらい上げたいです。」
「はいはい」  

「ミルヒー。  もっと」
「はい はーい。」  

「ミルヒー!」
「がってーん!」 

これって相手がミルヒーだからできたこと・・・・だと思うんですよ。  もちろん千秋君も過去からず~っと「俺がこいつに完璧にあわせてみせる!」というスタンスだったから、同じだったかもしれないけれど、逆に彼女にとってそれができるのは「千秋先輩だけ」という想いがあった・・・・・ということもあるような気がするんです。  でもね、そうじゃなかった・・・・・。  これってのだめちゃんが千秋君から卒業するためには絶対に必要なプロセスだったような気がするんです。  ま、そのおかげで千秋君よりは若くないミルヒーは「ひ・・・・イイ  死ぬかと思ったぁー  ひどいよォ のだめちゃん・・・・・  この歳であんな目にあわされるなんて・・・・」という状態になっちゃいましたが・・・・ ^^;  でもね、これこそがマーメイドジュースよりも何よりもミルヒーには効く「不老不死の薬」なのかもしれません(笑)

 

のだめカンタービレ #21 Review

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のだめカンタービレ #21
作:二ノ宮知子 講談社

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千秋とRui が奏でるラヴェルはのだめの心にどう響くのか?

公演に向けてRui と練習に励む千秋。  Rui が弾くラヴェルは、千秋が思い描いていた音だった!  それは、いつかのだめと奏でたい音―――。  一方、猛勉強の成果でオクレールを認めさせたのだめ。  しかし Rui も同じ門下生だと知り・・・・・。  ショックを受けたまま、Rui と千秋の協奏曲(コンチェルト)を聴いたのだめは!?

カレー(はともかくとして)、豆のエストファード、ブフブルギィニョン・・・・・・って呪文料理ばっかりだけど、美味しそう!!  でも、どんなお料理なのかさっぱり見当もつきません。  (何せ KiKi はコテコテ日本のおふくろの味しか料理できなかったりする・・・・・ ^^;)  ま、てなわけで、ちょっとだけ調べてみました。  豆のエストファード(Estofado)のエストファードというのはスペイン風もしくは中南米風のシチューというか煮込み料理らしい。  なるほど、煮込み料理だったら KiKi は得意です。  どんな豆で作ったものかはよくわからないけれど、今度1度作ってみようと思います(笑)  で、ブフ・ブルギニヨン (Bœuf bourguignon)というのは牛スネ肉の赤ブドウ酒煮ブルゴーニュ風ということらしいです。  こちらは時々お世話になるクックパッドさんにこんなレシピが載っていました。  これも案外簡単に作れそう ^o^  わが家には一家に一人の千秋君がいないので、自前で何とかしなければ・・・・・。

う~ん、やっぱり KiKi はのだめちゃんはどちらかというと苦手かもしれません。  何ていうか、自分が一番っていうか、自分に興味を持ってほしい気持ちだけは人一倍強いくせに、自分のことに夢中になると相手のことはすっかり忘れちゃうというか・・・・・。  自分の演奏会に千秋君が来てくれないとそれがモロに態度やら何やらに出る割には千秋君のコンサートは忘れちゃう。  みんなが楽しみにしているコンサートのチケットを取っておくのを平気で忘れちゃう。  千秋君が仕事で Rui と2人っきりになると聞けば、感情むき出しになる。  まあ、理解できないわけではないんだけど、つくづく自分勝手だなぁ・・・・・と思わずにはいられない。  ま、そういう様々な感情を自分の中で消化して、それが演奏する際の表現やら音に昇華されるという点では二重丸だとは思うんですけどね(苦笑)

でもね、笑っちゃうのが、千秋君ものだめに毒されて(?)きたのか、Rui の「まだきっちり固めた演奏ではない」ラヴェルを聴いて、胸が痛んで挙句の果てにシモン・コンマスさんに「すごくやりたいと思っていたことなんですけど・・・・まだやりたくなかったというか・・・・」と訴えちゃっているところ。  そんなこと言われてもこれまでの出来事の背景をまったく知らないシモンさんにしてみれば「はぁ?  なんだそれ」なのは無理からぬこと。          

のだめカンタービレ #20 Review

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のだめカンタービレ #20
作:二ノ宮知子 講談社

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ターニャの健闘、清良の快進撃。  コンクールを見守るのだめは・・・・・・?

カントナ国際コンクール2次予選。  清良は順調な演奏で本選進出を決めるもガケっぷちのターニャは実力を発揮できるのか!?  一方、コンクールを見守っていたのだめは運命の曲と出会う。  「いつか先輩と共演したい!」  ラヴェルの協奏曲が宝物になったのだめを残酷な偶然が待ち受けていた・・・・・?

ふぅ・・・・。  コンクールってやっぱり厳しい・・・・・。  明暗がはっきりわかれてしまったターニャと清良さん。  

「まずは通過した方々おめでとう。  そして落ちた人たちも気を落とさないでください。  みな非常にレベルが高く審査員の意見も推す人も様々でした。  この結果に自分を見失うことなく、これからも音楽に誠実に向き合い頑張ってください。」

確かに、理屈はそうだけど・・・・・。  でもやっぱり音楽だけで食べていこうとする(as 演奏家)と、演奏会のパンフレットなんかのプロフィール欄に「○○国際コンクール第×位入賞」と「○○国際コンクール二次予選進出」じゃあ、実際の演奏の良し悪しはほんの少ししか違わないとしても、全然違うんだろうし・・・・・。  まして、コンクールの結果が留学期限とクロスするターニャやユンロンの立場って本当に厳しいなぁ・・・・と思う。  「私はどうしてもっと時間を大事にしなかったのか。  今更悔んだって仕方ないけど、私だってまだやれると思うもの!」  ターニャのこの独白が胸を打ちます。

「国に帰るしかない」というターニャに「だったら・・・・ 生活なんて・・・・ 生活くらい僕んちでもすればいいだろ!?」と思わず言っちゃう黒木君。  多分彼は、もちろんターニャのことが嫌いじゃないし、ひょっとしたらちょっとは好きかもしれないし、実は自分でも気がつかないうちにプロポーズしていたのかもしれないけれど、きっと「彼女ならまだまだやれる!  ここで躓いて欲しくない。  ターニャの演奏をもっと聴いていたい!」っていう想いの方が強くて思わず言っちゃったんじゃないかと思うんですよね。  言っちゃってから実は自分の気持ちに気がついたって言うか・・・・・(笑)  そういう意味でのドン臭さはまさに「バッカじゃないの!」なんだけど、単なる色恋沙汰以上のものが感じられて、何となくいいなぁ~・・・・・と、おばさんは思ってしまう(苦笑)

一方で清良さん。  つい1つ前の号ではちょっと「混乱気味」な雰囲気だったけれど、このコンクールでファイナルまで残れたことで、だいぶ心の重石が取れたみたい・・・・・。  「この結果がどう出ても、私、日本に帰るから。」とお忍び(?)応援団の峰君に宣言しています。  こちらもこちらで青春していていいなぁ・・・・・。  でもね、それって恋愛沙汰が何よりも大事・・・・と錯覚しがちな年代に、「2年も恋人と離れて頑張ってきた清良さん」だから出すことができた結論なんだろうなぁ・・・・・と。  「やれるだけのことはやった!」という充足感、満足感があったんだろうなぁ。  こんなシーンを見ると、未だに道を迷い続けているおばさんとしては思ってしまうのです。  「偉いなぁ。  大人だなぁ。  やっぱり苦労の量と質の違いかなぁ・・・・・・。」と。

 

のだめカンタービレ #19 Review

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のだめカンタービレ #19
作:二ノ宮知子 講談社

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もっと高くもっと遠くまで――。  舞台はパリ、コンクール開幕!!

おじゃま虫カップル付きでウィーンを訪れたのだめと千秋は、留学中の清良と再会。  コンクール出場を決めていた清良の迷いとは・・・・・?  パリでも、ターニャとユンロンがコンクールに向けて猛練習中。  それぞれが希望と迷いの中で揺れながら未来へと走り始める。  そして、一番星を背負って、あの男がパリの地に立つ!!  (単行本裏表紙より転載)

この号では千秋 & のだめカップルのお話よりは音楽留学されている皆さんのご苦労がきっちりと描かれている・・・・・そんな印象を持ちました。  もちろん私費留学される方も今では多いんだろうけれど、やっぱり奨学金やら国からの援助金やらで勉強していらっしゃるケースが多いだろうと思うんですよね。  そういう意味ではある意味「金の切れ目が勉学の切れ目」みたいな部分もあって、そのストレスときたらハンパなものじゃないだろうと思うんですよね。  現代の日本人の大学進学と同じように「入学(留学)するまでは必死。  合格したらちょっと息抜き & 青春を謳歌。  卒業間近に大慌て・・・・・」というのは何となく理解できるし、それ以上にその大慌て以降の必死度みたいなものが並大抵のものではないというのもすご~くわかるような気がします。

一方で、黒木君の後輩のような留学希望者が陥る最初のカルチャー・ショックが「たいしたことない自分」というある種の自信喪失であるというのも、ものすご~くよくわかるような気がします。  少なくとも留学しよう!な~んてことを考え、しかもそれを実践しようとする人は、子供の頃からピアノ教室の中では優等生、音大でも優等生・・・・っていうタイプが多いと思うんですよね。  だからある意味では挫折とは無縁だったりもしてきているわけですよ。  で、仮に勉強している過程でヴィルトーソの生演奏を聴いて打ちのめされることはあったとしても「あの人はプロだから・・・・」とか「あの人は名演奏家だから・・・・・」と思っていればそれですんじゃうところがあったりもするわけです。  でも、三善アパルトマンで演奏(練習)している人たちはプロでもなきゃ、ヴィルトーソでもないわけで・・・・・ (もっともコンクールの準備中だけど・・・・ ^^;)。  里麻ちゃんが出会った時点では単なる「学生」だから「自分とは別格」とは考えづらいし、ついでに言えばそれが1人だけならまだしも、アパルトマン全体が「叶わない先輩方」じゃあ、そりゃあ、落ち込みもするでしょう・・・・・。

 

のだめカンタービレ #18 Review

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のだめカンタービレ #18
作:二ノ宮知子 講談社

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千秋がのだめと別居!  互いに音楽を見つめるため、パリ市内中距離恋愛開幕。

音楽に没頭するため、千秋がアパルトマンを出ることを決意。  のだめもサロン・コンサートが決まり猛特訓をはじめる。  離れて暮らすふたりは、この先どんな音楽を奏でていくのか!?  また、Rui やフランクたちもそれぞれの道で迷っていたが・・・・・・。  (単行本裏表紙より転載)

 

第18巻にして初登場(ヨーロッパ編になってからもすでに8巻経過! 笑)のヤドヴィカ。  彼女が作曲したという「テルミンとピアノのための小品集」とやらは是非聴いてみたい!!  だいたい KiKi は現代音楽がちょっと苦手(^^;)なので、そもそもテルミンってどんな音がするのか知らないし、まして耳が肥えていそうな征子ママが「癒された」と仰る音楽なだけに興味あるなぁ。  でも、四谷怪談とかホラーという感想もある中で「癒された」って・・・・・ ^^;  ホント、ターニャじゃないけれど、「征子ママ、奥深い人・・・・」っていう感じです(笑)

もう既に深いものを持っているにも関わらず、迷い道クネクネの Rui。  のだめちゃんだけではなく彼女に対してもオクレール先生は得意の一言を投げかけます。  「君、何しにフランスに来たの?」  誰も彼も迷い道に入っちゃっているから、どこへ向かったらいいのかわからなくて、オクレール先生のところに寄ってくるみたいです。  ま、もっとものだめちゃんの「何しに来たの?」と Rui の「何しに来たの?」は言葉こそ一緒だけど、実は全然違うと思うんですけどね。

「パリに来たら、友達を作って 恋をして そう思ってたのに  なんでまた ピアノを弾いているんだろう」

そう、これが「何しに来たの? Rui Version」(笑)  オクレール先生ってやっぱり歳の功なのかなぁ。  多分、彼女の目的、もしくは彼女が欲している物が「普通のピアノレッスン(プロ・バージョン)」にはもうないことをちゃ~んと察しているんでしょうね。  さすが、名教授と呼ばれる方だけのことはあります。

 

のだめカンタービレ #17 Review

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のだめカンタービレ #17
作:二ノ宮知子 講談社

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音楽に没頭するあまり、すれ違うのだめと千秋は!?

大成功で幕を閉じた千秋の常任指揮者デビュー公演。  その演奏を聴いたのだめは、音楽に真剣に向き合う。  次回公演に向け、音楽に集中できる環境を求めた千秋は、アパルトマンから姿を消した。  そして真価が問われる第2回公演で、千秋は・・・・・!?  (単行本裏表紙より転載)

生命は不滅たらんとする意志であり、音楽は生命と同じく「消し難きもの」である―――。  マルレオケも・・・・きっとずっと滅びない!  バソンだって・・・・・滅びない!!

アハハ。  いい語呂ですねぇ。  こういうセンスは二ノ宮女史は実に冴えています(笑)  それにしても大成功の常任指揮者デビュー公演を観終わったお客さんの反応が何とも・・・・  「よかったわ- 今日のマルレ。  どうしちゃったのかしら。」・・・・・て ^^;  KiKi はねぇ、そもそも演奏会に出かけて仮に期待はずれの演奏があったとしても「生」に浸っただけでも8割がたは満足しちゃっていて、その期待はずれの部分に関しては「KiKi のこの曲の解釈と異なる解釈の演奏だったんだろう・・・・」って思っちゃう方なので、「どうしちゃったのかしら?」って思ったことがないんですよね~。  ましてこの場合では、期待を上回る演奏だったはずなので、「今日は満足♪  得した気分

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「お前はこのオケを踏み台の1つくらいに思っているかもしれないが、私の夢はこのオケをあの頃のようにお客さんに愛される活気溢れるオケにすることだ。  (中略)  でも今年こそ・・・・  お前だったら・・・・って思ってるんだぞ。  今のところ。」 by シモン・コンマス

最初に登場したときには「このコンマスって・・・・・」とちょっとよくわからない人に見えたけれど、Vol. 16 でのご高説といい、このさりげないフォローといい、いい人だぁ~!!!  そして素敵な人だぁ~!!!

   

のだめカンタービレ #16 Review

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のだめカンタービレ #16
作:二ノ宮知子 講談社

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千秋の奮闘でマルレ新生!?  いよいよ初公演

常任指揮者としてマルレ・オケの大改革に挑む千秋。  しかし、ヤル気満々新団員と、ヤル気ナシ旧団員との実力の差は歴然!  暗雲たちこめるオケに千秋は光を呼びこめるのか?  のだめは順調に新学期を迎えるが、その陰にはライバルが!?  (単行本裏表紙より転載)

去年激減してしまったマルレの定期会員を呼び戻す・・・・・・ために必死の千秋君を支える押しかけ女房による日本の妙技、ティッシュ配り!には大笑い。  でも確かにアレってひょっとすると日本独特の Marketing 活動なのかもしれません。  それにね、日本で(都会で?)暮らしているとポケット・ティッシュって買わなくて済むっていうのは実はホントに便利♪  ふとした時にないと困るものの筆頭がポケットティッシュだと思うんですよね~(笑)

新メンバーを加えたオケでの初公演のリハーサル初日。  ウィリアムテル序曲の「夜明け」でなかなか夜があけず、その後もなかなか前へ進まない・・・・・。  プロのオケでもこういうことってあるんですね~。  あ、それともこれってメタメタのマルレ・オケ特有の出来事なんでしょうか??  まあ、KiKi はオケのリハーサルなるものに参加したことも見たことも聴いたこともないので、実体は知らないのですが、ピアノの練習をしている中ではどうしてもうまく弾けないフレーズがあるとそこで停滞・・・・な~んていうことは日常茶飯事(「にちじょうちゃめしごと」と読んでほしい 笑)です。

リュカがのだめの手に手を合わせてちょっとだけ大きくなった自分の手を見て「これで弾ける曲がまた増えた」と嬉しそうにしているシーン、懐かしいなぁ。  KiKi も子どもの頃、1オクターブが届かない時期にオクターブが出てくる曲をレッスンしていて、ようやく届くようになった時には「これで弾ける曲がまた増えた♪」と同じように嬉しくなったことを思い出します。

     

のだめカンタービレ #15 Review

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のだめカンタービレ #15
作:二ノ宮知子 講談社

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初リサイタルで、のだめ菌爆発!?

オクレール先生の紹介で、リサイタルを開くことになったのだめ。  ブルターニュのお城に到着してみれば、城主はとてつもないモーツァルトマニアだった。  のだめ、苦手なモーツァルトを、初リサイタルでどう演奏するのか!?  (単行本裏表紙より転載)

「モーツァルトは・・・・・余計なことをせず、簡潔に、有限の美に無限の美を刻むように美しく・・・・」  ふ~む。  有限の美に無限の美を刻むように美しくっていうのがどうにもよくわからないんだけど、余計なことをせず、簡潔に・・・・は何となくわかるような気がします。  これは以前、とあるピアニストの方とブログ上でお話していたことなんだけど、モーツァルトのソナタって初見の時が一番いい音楽を奏でることができたような錯覚に陥ることがあるんですよね。  練習すればするほど崩れていくような・・・・。  実際にはそんなはずはないんだけど(特に正確さとか譜面の指示どおりかという観点では)、音楽として感じられるものは初見の時のインスピレーション・・・・みたいなものが一番マッチしているというか。  それが「余計なことをせず」なのかもしれません。

ブノワさんちでフォルテピアノを弾かせてもらったのだめ。  いいなぁ!!!!  KiKi も一度でいいからフォルテピアノを弾いてみたい!  どんな音がするのか、どんなタッチがいいのか、経験してみないとわからないと思うんですよね。  きっとイマドキのピアノとは違うところがいっぱいあるんだろうなぁ。  

のだめカンタービレ #14 Review

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のだめカンタービレ #14
作:二ノ宮知子 講談社

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のだめ & 千秋

b-hato4-b.gif  夢の共演がついに実現!?

千秋が指揮するオケでチェレスタを演奏することになったのだめ。  喜び勇んで会場入りするが、そこで待ち受けていたのは・・・・・?  そして、練習不足のオケを率いる若き常任指揮者・千秋。  公演を成功に導くことはできるのか――!?  (単行本裏表紙より転載)

 

コンサートレビュー
<孫Rui リサイタル@カーネギーホール>

正直、期待はずれ。  得意のリストで相変わらずの素晴らしい技巧を見せるも、今回特に意気込んでチャレンジしたのであろうショパンにモーツァルトでは逆に、意気込みだけが空回り。  表現の底の浅さを露呈した。  モノクロームでおかしな合成をされた旅先のポストカードのよう。

彼女は今、どこにいるのか。  子供の頃から世界中を歩いてきた彼女が本当の旅を始めるのはこれからなのか、それとも旅は終わったのか。

 

う~ん、手厳しいなぁ。  プロって本当に大変ですよね。  こういういわゆる音楽評に一喜一憂しなくちゃならないっていうのは、辛いことだと思う。  まして、こういう酷評をされた後、精神的に立ち直ることができなくて、演奏家生命を絶たれちゃう人もいるんだろうし・・・・・。  芸術ってどうしても人の心に何かを残して初めて「一流」と言われる部分があるだけに、仮に本人がどんなに努力をしたとしても、そして技術的には何ら問題がなかったとしても、結果として人の心を打つことができなければ、落第点をもらってしまうこともある・・・・・・。  ただね、個人的にはこの(↑)評論はあんまり好きじゃないなぁ。  同じことを表現するにしても、どことなく悪意・・・・・のようなものを感じるんですよね~。

KiKi はね、もともとCDなんかを購入する時にもいわゆる「音楽雑誌のCD評」とかは読まない人なんですよ。  と言うのも、人の評価を文字を通して頭に入れちゃうとその先入観が働いちゃって自分の感覚のみで捉える事が難しくなっちゃうような気がして・・・・・。  自分の感覚に自信があるわけじゃないんだけど、人の感性に振り回されちゃうのがどことなくイヤでねぇ・・・・・。  でも、一方では「本当にいいもの」を紹介してほしいというニーズもあるわけで、そういうときにそれを求めている読者に誠実であるためには、評論というのも大切な役割を果たしていることを考えると一概に「評論家ってヤツは・・・・・・。」みたいな議論もどうかと思うし・・・・・。  ま、そんなこんなで、できるだけそういう物からは我が身だけは遠ざけておきたい・・・・・ということで、「評論っていうのは極力読まない。」という姿勢を貫こうと思っているんですよね。

 

のだめカンタービレ #13 Review

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のだめカンタービレ #13
作:二ノ宮知子 講談社

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音楽も恋も波瀾万丈で新章突入!

アムールの街パリでノエルを迎えた千秋とのだめ。  しかし日々のすれ違いにキレた千秋が別れを宣言!?  季節は春になり、千秋にはオケの常任指揮者の依頼が来るが・・・・・。  そしてのだめは、スランプの元凶となった Rui と遭遇!?  (単行本裏表紙より転載)

千秋君のオランダ土産のチーズとニシンの酢漬けと自分へのご褒美のワイン!  う~ん美味しそう!!!  確かにヨーロッパでノエルに食するものとしては冷たすぎる気がしないでもないけれど(少なくとも KiKi はLothlórien_山小舎での冬の食事は鍋かポトフかシチューだし 笑)それでもやっぱり美味しそうだぁ!!!!  のだめちゃんは放っておいて、是非是非お相伴させていただきたいものです。

恵ちゃんがこの国でも活き活きとしている理由(わけ)がわかった気がする――  フランス人にも負けない自己主張

うんうん、KiKi もね、外資系の会社でお勤めしていた期間が結構長いので、外人社会での社交において結構大事なのがちゃんと自分を持っていること、我儘とは別の種類の自己主張がないといけないっていうのはよ~くわかります。  日本人の感覚からすると「えっ!  そんなにはっきり言っちゃっていいの?」と思うようなことも、言わないよりは言った方がいい。  た・だ・し・・・・・ 相手の言うこともちゃんと聞いて尊重してあげたうえで・・・・・という前提条件がつくんですよね。  KiKi もそのコツを掴むのに1年以上かかりましたけど(笑)  特に拠って立つものが異なる異文化の人たちとのコミュニケーションでは、それがかなり重要だったりするんですよね~。

そういう意味ではのだめちゃんみたいなタイプって日本でより海外でのほうが受け入れられやすいかもしれません。  

ま、それはさておき、物語は痴話喧嘩へ。  ここらあたりで恋愛ボルテージの強弱関係がちょっと崩れてきます。  それまでは恋愛ボルテージは明らかに のだめ > 千秋 だったと思うんだけど、何か事が起こらない限りにおいては、のだめ < 千秋 という構図が見え隠れします。  やっぱり千秋君としてはパリデビューの後、「変態の森へ」突入しちゃって、ある種のフツーの恋愛関係を期待するようになってきちゃったみたい・・・・・ですね。  

 

のだめカンタービレ #12 Review

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のだめカンタービレ #12
作:二ノ宮知子 講談社

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芸術とアムールの街(パリ)で音楽も恋も七転八倒?

新学期が始まり授業レベルの高さに圧倒されたのだめ、早くも挫折!?  指揮者修業の旅を終え4ヶ月ぶりにパリに戻った千秋の助言も耳に届かず・・・・・・。  ふたりの関係も音楽活動も急展開 & 新展開!!  (単行本裏表紙より転載)

 

君がそうやって言いたいこといっぱいあるみたいに他の作曲家だって言いたいこといっぱいあるのにネー。  君はその声を本能的に感覚的にしかとらえない。

なるほど・・・・・  深いなぁ。  KiKi もピアノを練習している中である意味でのだめちゃんと同じ、曲の奏でる声を本能的・感覚的にしかとらえようとしていないような気がします。  まあ、楽曲のアナリーゼなることを真剣にやったことってあんまりないし・・・・・。

「怖かったんだ・・・・  売れなかったら評価されなかったらどうしようって・・・・・  ボクの絵は本当に趣味で独学だったし・・・・・」  「大丈夫よ  芸術は人の目や耳に触れてまたそだっていくんだから」

あ、イタ~ッ!  これって何となくわかる。  KiKi もね、前にこのエントリーでお話ししたようにピアノを弾いているなかですぐに「正規の教育(≒音大)を受けていないし、趣味ですから・・・・・」と逃げる傾向があって、前に師事した先生に「音楽をやるものにプロもアマチュアもありません」と諭されたっけ・・・・・。  その後、師事した先生方にも常に「演奏会(といっても発表会みたいなもの)に出ましょうよ。」「いえ、私は曲を期日までに仕上げられる自信がありませんから。」「この前仕上げたアレを弾けばいいじゃない。」「いや~、当日も忙しいかもしれないし・・・・・。」という会話を繰り返してきているような気がします。

決して人の評価を気にしているわけじゃない・・・・・・つもりなんだけど、KiKi の場合怖いのは、舞台で頭が真っ白になっちゃうこと。  昔はそんなことなかったんだけど、ここ何年かは「アレ?」と思った時には止まっちゃう癖ができちゃってねぇ・・・・・。  ま、それはさておき、やっぱり芸術っていうのは人の目や耳に触れてナンボ・・・・なんでしょうねぇ。

     

のだめカンタービレ #11 Review

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のだめカンタービレ #11
作:二ノ宮知子 講談社

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指揮者コンクール、大決戦!

オケと不協和音を奏でてしまった千秋は挽回に挑み、ライバル・ジャンと片平との最終決戦へ・・・・・  指揮者コンクール、ついにクライマックス!!  そして、休む間もなく90日間世界一周修業の旅へと連れ去られる千秋。  パリに残されたのだめには前途多難な新学期が待っていた!?  (単行本裏表紙より転載)

 

ジャンの演奏は、良くも悪くもいつも「ジャン」だ  短い時間の中でも作品の本来の姿・・・・精神性を明確に表現しようとする強い意志と知性をみせてくれた千秋に対して、どの曲でも流麗で気持のいい演奏をするが「なんとなく」の部分が多すぎるジャン。  勉強不足か。  そういう意味では片平の方が頑張っていたな。  本人もそれは感じているようだね。

う~ん、難しいところですよね。  確かに KiKi も色々な演奏を生にしろ、CDにしろ、TV放送にしろ聴いてきた中で、「綺麗なんだけど、上手いとは思うんだけど、終わってみて何も残らなかったなぁ。」と感じる演奏はあるわけですが、それが「なんとなくの部分が多すぎるから」なのかどうか・・・・・。  それにね、ある演奏家の演奏を聴いていて「良くも悪くも○○の演奏」と感じることがあるのも事実だけど、それはそれで再現芸術としては仕方のない部分・・・・とも言えるような気がすることもあるんですよね。  

ま、いずれにしろある意味順当(?)に千秋君は初体験の指揮者コンクールでみごと優勝を果たしたのでありました。  そして、師匠シュトレーゼマンと共に3カ月のヨーロッパ・ツアーへ♪  そしてひとり取り残されたのだめちゃんはピアノの練習に頑張る・・・・・・・のかと思いきや、まずは語学学校へ。  でもまあ、幸いなことに「音楽を勉強するものに優先的に貸しているアパルトマン住まい」なので、そこそこ色々な刺激を受けるようになっていく模様です。

  

のだめカンタービレ #10 Review

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のだめカンタービレ #10
作:二ノ宮知子 講談社

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千秋 & のだめ、ヨーロッパ上陸!!

クラシック音楽の聖地に旅立った千秋とのだめ。  期待と不安に胸を躍らせながらパリでの生活が始まった。  早くも指揮者コンクールに挑む千秋とはうらはらに、のだめはホームシックに・・・・・・!?  新たな仲間とライバルに出会ったふたりの新楽章が幕を開ける!!  (単行本裏表紙より転載)

ようやくヨーロッパ上陸を果たした千秋 & 何故かヨーロッパ留学をすることになったのだめ。  ず~っとここへ来たくて来たくてたまらなかったけれどやっと来ることができた千秋君には早々から予定がぎっしりなのに対し、よくわからないまま勢い(?)で来ちゃったのだめちゃんはほとんどツーリスト気分です。  う~ん、これでますますもってのだめちゃんがどういう子なのか KiKi には分からなくなりました。  もちろん息詰まるような1ヶ月にも及ぶ試験期間直後なわけだから、少しぐらい羽目をはずすのはアリだと思うし、初めての海外だろうからツーリスト気分になるのもわからないじゃない。  でもねぇ、これからこちらの学校で勉強しなくちゃいけないわけで、語学がまだまだだったらもう少し自分なりに焦ることやらやるべきことがあるような気がしないでもないし、KiKi だったらのだめちゃんとは逆に最初のうちくらいはもっとピアノの練習したり・・・・とかすると思うんだけどなぁ。  で、慣れてきた頃に中だるみの時期があって練習そっちのけでツーリストと化したりする(笑)

とは言いつつも、コンセルヴァトワールの試験で何故かお友達になっちゃったフランクの部屋で「プリごろ太 フランス語版」を発見してからの語学学習の集中力には凄まじいものがありました(笑)  確かに下手に語学教材なんかを使うよりはああいう勉強法の方が身に着くのは早いんだろうなぁ。  でも、これってたまたま偶然フランクが「プリごろ太」のファンだったからラッキー♪ということであって、そうじゃなかったらのだめちゃん、どうしていたんだろう??  彼女のマイペースぶりにはやっぱりついていけない部分が多い KiKi です ^^;

この号はほぼ丸ごと千秋君のプラティニ国際指揮者コンクールのお話。  このお話を初めて読んだとき、KiKi はだいぶ前に読んだことのある小澤征爾さんの本「ボクの音楽武者修行」を思い出していました。  色々でてくるエピ(特に指揮者コンクールのエピ)がほぼ丸ごとこの本から抽出されているような気がするんですよね~。

ボクの音楽武者修行
著:小澤征爾 新潮文庫

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この本は KiKi のお気に入りの1冊で、これまでに何度も何度も読み返しています。  若かりし頃の小澤さんとこの号で頑張っている千秋君の姿がところどころダブリます。  ダブるものがあるように感じさせる・・・・・という時点で、千秋君は「世界の小澤千秋」になれる可能性が高い・・・・・ということなのかもしれません(笑) 

のだめカンタービレ #9 Review

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のだめカンタービレ #9
作:二ノ宮知子 講談社

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千秋、飛翔!!  のだめ、凍結(フリーズ)!?

高熱で寝込んでしまったのだめ。  最後の1曲を仕上げられないまま、コンクール本選を迎えることに!  また千秋は、学生生活最後を飾る R☆S オケの公演で華々しい活躍を遂げる。  彼の目は欧州(ヨーロッパ)へと向けられ、のだめとともに留学を考えていた。  しかし、のだめは・・・・・!?  (単行本裏表紙より転載)

この巻での圧巻は何と言ってものだめちゃんの「マラドーナ・コンクール本選での大健闘」でしょう。  特にね、KiKi はあのペトルーシュカと今日の料理のコラボレーションの場面が好きなんですよね~。  初めてこの漫画を読んだとき、思わずペトルーシュカのCDを取り出して聴きなおしちゃったし、この漫画でこの2つがどことなく似ている旋律を持っていることに初めて気がついちゃったし、とにかくインパクト絶大なエピでした(笑)   曲としては KiKi はシューマンのソナタの方が好きだったはずなんだけど(^^;)、この号を読んで以来、ペトルーシュカも結構好きな曲になっちゃった(笑)

とは言うものの、「どんなにいい演奏をしても曲を変えて弾くのはコンクールの場では論外」ということで、本気で狙っていた1位はおろか入賞さえすることができず、のだめちゃんは失意のまま実家へ・・・・・。  KiKi はねぇ、のだめちゃんって本当によくわからないんですよね。  4巻あたりではまるで恋愛沙汰にしか興味のなさそうだったのだめちゃんが、どうしてここで千秋君からの「一緒に留学しよう」という誘いを断るんでしょうか?  これが清良さんとか、黒木君とか、菊池君とかだったらわかるような気がするんです。  自分の力で結果を出して留学したいという想いが半端じゃなく強い人たちのはずだから・・・・・。  でも、のだめちゃんの場合は、千秋君と一緒にいられればいいんじゃないの??  千秋先輩と一緒に留学したいという想いだけで、このコンクールに参加したんじゃないの??  のだめちゃんのプライドがどこにあるのか全く見当もつかないんですよね~。  

100歩譲って千秋先輩とのコンチェルトの夢が遠のいたからそのショックが大きすぎて・・・・・ということであったとしても、留学して音楽の勉強さえ続けていればひょっとしたらいつかはその機会が得られるかもしれないけれど、音楽を辞めちゃったら永久に叶えられない夢になっちゃうわけだし・・・・・・・。  それとも、常にどこから持てるのかよくわからないけど自信だけは持っている あ~んど 一種独特の思い込みの強さの相乗効果で、「マラドーナ・コンクール優勝 ≒ 明日にでも千秋先輩とのコンチェルト」という思い違いでもしていて、それが実現できなかったショックなんだろうか??  う~ん、理解に苦しむんだよなぁ。  ハリセン先生じゃないけれど、「こういう人が周りにいたことがなかったから、どう解釈してあげればいいのかわからん・・・・・ ^^;」っていう感じです。 

のだめカンタービレ #8 Review

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のだめカンタービレ #8
作:二ノ宮知子 講談社

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羽ばたく千秋にのだめ、追いつけるのか!?

飛行機恐怖症のため日本から出られないままの千秋だったが、その迷いをふりきり、R☆Sオケの公演で大成功をおさめる。  そんな千秋に贈られた、のだめからの切ないプレゼントとは・・・・・・?  初めて明かされる千秋のトラウマの正体。  のだめのコンクール挑戦。  大きく動き出した運命の流れは、どこへ・・・・・・?  (単行本裏表紙より転載)

 

この巻は凄い!!  Sオケのガーシュインの時も、この絵から音楽が鳴り響いてきたような錯覚にとらわれたけれど、この巻のR☆Sオケの初公演の絵からも、あれを圧倒するレベルで音楽が鳴り響いてきた・・・・・そんな気がします。  多分、ところどころに添えられている言葉と奏者それぞれのバストショットが効いているんでしょうね~。  個人的にはこの漫画家さん、決して上手な絵を描く人じゃないと思うんだけど(失礼 ^^;)、このあたりはノリノリで描いていらっしゃる・・・・・そんな空気を感じます。

音楽をやっていくためには才能だけじゃなく、運も絶対必要だ。  君は掴むことができるか?  千秋真一

きっとそうなんだろうなぁ・・・・・。  もちろん運だけではどうにもならない世界なんだろうけれど、才能は必要最低条件でそこに+αで運が味方したときに、初めてモノになる・・・・・  そういう厳しい世界なんだろうと思うと、早々に足を洗っておいてよかった(笑)  まあ、KiKi の場合は、そもそも必要最低条件の「才能」の方に難があったと思うので、よかったもへったくりもないのですが・・・・・・ ^^;

この巻ののだめちゃんはちょっといいですよね♪  千秋先輩の飛行機恐怖症を直してあげようとしたり(それが千秋の留学を意味することを知りつつも)、その先輩についていくためにピアノを頑張ってみようとしたり・・・・・・。  理由が何であれ、理由がよくわからない状態で「幼稚園の先生」に固執していた頃の彼女よりず~っと感情移入しやすいし、仮にところどころ変なところがあったとしても、友達として応援してあげたい・・・・そんな気分にさせてくれます。

それにようやくピアノ音楽が出てくるようになった点も KiKi にとってはとっても Good!! なのです。  一応主役は「天才ピアニストのだめ」のはずなのに、ここまであまりにもピアノ曲が出てこなさすぎ!です(笑)  もちろん「おなら体操」や「もじゃもじゃ組曲」がダメなわけじゃないけれど、曲のイメージがつかめないのでどことな~くフラストレーションを長い間感じていたんですよね。  そうそう、そういう意味ではドラマ効果は凄くって、ドラマで「おなら体操」を聴いたり見たりして、さらには in Europe で「もじゃもじゃ組曲」を聴いたことによって、今回の再読にあたっては「おなら体操」のシーンやら「もじゃもじゃ組曲」のシーンでは音楽のイメージがあって、初めてこの漫画を読んだときよりはフラストレーションが少なかったことを白状しておきます。 

のだめカンタービレ #7 Review

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のだめカンタービレ #7
作:二ノ宮知子 講談社

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才能が開花する、千秋の新オケ!

千秋率いる新オケが本格始動!!  才能あふれるメンバーに恵まれ、プロ顔負けのオケに仕上がりそうな予感 b-hato4-b.gif  いっぽう名指導者・江藤に才能を買われたのだめは、暴力レッスンに耐えかねて、教室を脱走するのだった・・・・・。   (単行本裏表紙より転載)

う~ん、江藤先生、怖い~・・・・・・

 

 

 

 

か??

 

 

確かにハリセン持ってレッスンする先生な~んていうのは KiKi もお目にかかったことはないし、江藤先生は少なくともルックス的にソフトなイメージはないけれど、のだめが毛嫌いするほど怖さを感じるか?と聞かれると「そうかなぁ?????」と思ってしまいます。  ま、のだめに逃げられて最初に考えたことが「ハリセンの強度とサイズを縮小しよう。」というのは、それはそれで変わっていると思いますが・・・・・ ^^;

KiKi が子供の頃についてい たピアノの先生は女性だったけれど、怖いという意味ではあの先生の方が怖かったような気がするんですよね。  ハリセンこそ持っていなかったけれど、何度も同じミスを繰り返す(それも一度ならず注意されたことが直らない)と、素手ではあったけれど、手をバチバチ叩かれたし、明らかな練習不足状態でレッスンに臨むと、無理やり椅子からどかされて「今日はやっても意味ありません!!」と叫ばれちゃったし。  決してヒステリックだったわけではないけれど、やっぱりいきなり椅子から突き飛ばされる(KiKi の感覚では突き飛ばされた感じがしたの。  実際には押し退けられる程度だったけれど)のは怖くて、レッスンの間中、ピリピリ・ビクビクしていたこともありました。  

そうそう、今思い出したんだけど、KiKi は子供の頃は発表会というのが大好きだったんですよね~。  でもね、なぜ好きだったのかというとその理由の1つが発表会のステージ上では、曲の途中で手を叩かれたり、椅子からどかされたりっていうことがなかったから・・・・・  情けない理由でしょ。  でもね、ある意味発表会のステージ上が一番ノビノビと演奏できたというのは事実なんですよね~(笑)  

ま、それはさておき、やっぱり谷岡先生っていいなぁ(笑)  「ボクはね、やる気のない生徒にやる気を出させるほどやる気のある教師じゃないんだよ。」は名言です。  で、そこまでのやる気はないにしても生徒のことをきちんと見ていて、「最近なにか変わってきたような気がするんだよ、野田くん。  本人は気付いてないかもしれないけど。」な~んていうことをサラっと言えちゃう。  こういう先生って本当の意味での先生だと思うんですよね。  KiKi はね、自分が大学に進学するときに色々な人と話をしていて実感したんだけど、大学っていうところはとどのつまり「自分で学ぶところ」だと思うんですよね。  何かを教えてもらうところじゃない。  もっとも音楽の世界はちょっと違うのかもしれません。  特に演奏家を目指している人は「コンクール」とか「オーディション」がある分、やっぱり合格率みたいなものがあって、それを目標に教師(教授)が生徒のお尻を叩く・・・・みたいなことがあってもおかしくはないような気がします。  でもね、そういうことを除いて考えると、谷岡先生のスタンスって至極当たり前のスタンスのように思うんですよね。  逆にハリセン先生みたいに熱い先生に出会えただけ、のだめは幸せ者なのかもしれません。

 

のだめカンタービレ #6 Review

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のだめカンタービレ #6
作:二ノ宮知子 講談社

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千秋、指揮者を目指すものの・・・・・・。

学園祭での活躍が「クラシック・ライフ」に掲載されて、その才能が注目されだした千秋。  もちろん、目標は指揮者。  だが、大学院への進学はピアノ科だし、海外への留学は、昔からの飛行機嫌い・船嫌いでムリ。  「日本で何をする?」  千秋のいら立ちは募る・・・・・・。  (単行本裏表紙より転載)

 

「海外に行けないことが問題じゃないんだ。  日本でいったい何をする・・・・・それなんだよ。」

これってクラシック音楽をやる人が必ず・・・・と言っていいほど直面する問題なんですよね~。  ず~っと昔、読んだことがある音楽雑誌によれば、あの中村紘子さんも、それで随分悩んだらしい・・・・。  結局、庄司薫さんとの結婚を機に、その悩みを断ち切って日本をベースに音楽活動することを決心された・・・・ということだったように記憶しています。  でも、彼女の時代と今では又世界環境も変わっているしなぁ。  今じゃあ普通の大学生が卒業旅行とやらで海外へ行くのが当たり前みたいな時代。  海外へ行くことも、留学も、一昔ほど一大事ではなくなっているような気がします。

とは言え、千秋君の場合は「海外へ行くことのハードル」の質がねぇ・・・・(苦笑)  「飛行機がダメ、船もダメ」じゃ手の打ちようがない!  でもそんな彼に救いの手を差し伸べてくれたのが、ニナ・ルッツ音楽祭で出会った超優秀な演奏者の面々。  カッコイイのは誰もが「誰かのため」ではなく「自分のため」に集まってオケを作っていくというところ。

「今日、何人かに『新しいオケに入れてくれ』って頼まれたけど断った。  オレもSオケは楽しかったし、あいつらに感謝もしているけど・・・・・新しいオケはその延長線上でやりたくないんだ。」

酔っぱらった勢いでさらっと言ってる千秋君だけど、こういうところに千秋君の真剣味が滲み出ている気がして KiKi は好きだなぁ。  学生気分の延長線上では生き残っていけないプロ奏者としての真剣味・厳しさ・・・・みたいなものがきっちりと描かれていて好感が持てます。    

R☆Sオケのメンバーとの出会いって本当にステキだなぁと思います。  真剣に生きている人間にだけ与えられる出逢いの1つの例がここにあります。  のだめちゃんは「自分はピアノだから入れない」と思っているみたいだけど、確かにオケに標準的にはピアノが入っているわけではないけれど、彼女が傍観者以上の立場に立つことができないのは、真剣さが希薄だからということに気が付いていないんですよね~。

のだめカンタービレ #5 Review

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のだめカンタービレ #5
作:二ノ宮知子 講談社

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学園祭でもSオケ大活躍!?

学園祭には仮装オーケストラで臨むことに決めて、衣装作りに余念のないSオケ・メンバーに、ちょっとイヤなお知らせ。  千秋は師匠シュトレーゼマンとAオケで出演するので、Sオケには合流しないらしい・・・・・・。  知らせを聞いて、気合の入るSオケと、帰国の迫った師匠との最後の共演に燃える千秋。  それぞれ期するところありつつ、いよいよ前夜祭に突入!  (単行本裏表紙より転載)

 

学園ものらしくこの巻はほぼ丸ごと学園祭エピソード。  学校というものを卒業して随分時間が経ってしまった KiKi にとって、学園祭の雰囲気というやつは懐かしくもあり、甘酸っぱくもあり、ついでにどことなく恥ずかしくもありと複雑な心境です ^^;  でも、やっぱりいいなぁ、学園祭。  そう言えばついこの間、KiKi が卒業した大学のクラブの後輩から学園祭 & OBコンパのお知らせがきていたなぁ。  学園祭に足を運ばなくなって何年になるんだろう・・・・・。  たまにはあのエネルギッシュな現場に足を踏み入れてみるのも楽しいかもしれません。

ところで・・・・・。  実は KiKi はこの巻に至るまで、この「のだめ」という漫画から音楽を感じた事ってあんまりなかったんですよね。  音楽をテーマに扱ってはいるものの音楽そのものは感じず、ひたすらギャグを飛ばしている漫画・・・・・そんな印象でした。  でもね、この学祭シーンではものすご~く音楽を感じることができました。  多分それはガーシュインのおかげ(和風ビッグバンドのおかげ?)のような気がします。

記憶の中のあの音楽とあのコスチューム、そしてあの絵の雰囲気が何とも言えない妙を感じさせ、そこで研ぎ澄まされた感覚がそれに続くラフマニノフにも継続し、結果、のだめちゃんの「ピアノ  ピアノを弾かなきゃ」にスムーズに繋がっていった・・・・・そんな感じです。

KiKi もねぇ、例えばコンサート、例えばCDなんかで身震いするような感動を覚えた演奏に接すると、必ず思うんですよね。  「ピアノ  ピアノを弾かなきゃ」って(笑)  そういう数多くの経験から、このシーンののだめちゃんにはものすご~く感情移入できちゃうんですよね。  初めてこの漫画を読んだとき、#4 では思いっきりのだめちゃんに引いちゃって 「この漫画、評判はいいみたいだけど KiKi の感性とは相容れないかもしれない」 と思ったんだけど、ここでのだめちゃんに気持ちに寄り添うことができて引き戻された・・・・・そんな感じです。

 

のだめカンタービレ #4 Review

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今日も引き続き「のだめカンタービレ」です。  

のだめカンタービレ #4
作:二ノ宮知子 講談社

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ミルヒー強制送還!? Come Back, Milch~!

偽物疑惑再浮上のミルヒー。  でも千秋は、彼がふる指揮を見て本物であることを確信していた。  そんな時、キャンパス内上空に見慣れない飛行物体が出現!  ヘリから降りてきた人物は、なんとミルヒーの秘書だった。  ついに彼の過去が暴かれる時が・・・・!?  (単行本裏表紙より転載) 

この巻はねぇ、最初に読んだとき KiKi は途中からどうにも気に入らなくて、この漫画を読み進めるのをやめようか・・・・とさえも思っちゃったんですよね~。  まあ、最後までいってようやく「せっかくブックオフで全巻買っちゃったんだし、まあいいか・・・・。」と思えたからいいんだけど・・・・・。  何がそんな風に思わせたかって?  それはのだめちゃんの態度なんですよね。

KiKi はねぇ、もとから「24時間恋愛沙汰」みたいなドラマとか物語ってどうにもこうにも性に合わないところがあって、いわゆる「トレンディ・ドラマ」というやつも愛だの恋だのばかりの物語っていうのが苦手(^^;)なんですよ。  で、この巻ののだめちゃんってまさにそんな女の子じゃないですか。  ニナ・ルッツ音楽祭でニナ先生にマスタークラスを追い出されて、ようやく千秋君に会えたときののだめちゃんの言動がどうにもこうにも KiKi には許せない(笑)

「せんぱ~い、やっと見つけた~~~!!  どこ行ってたんですか!?  のだめ死ぬかと思ったじゃないでスカー!!」  
   (↑ ガキ!  簡単に死ぬとか言うんじゃないの! by KiKi)

「のだめもう帰りたいです・・・・・  先輩とも会えないし  先生こわいし・・・・・」
   (「ふ~ん、だったらさっさと帰れ!」 by 千秋君 & KiKi)

ストイックなヒロインが好きなわけじゃないんですよ。  でもね、こういうタイプの女の子は KiKi は苦手なんだよなぁ。  恋は素敵なものだと思うけれど、それだけで生きているみたいなタイプ。  まして、自分のラッキーさ(ミルヒーに目をかけられているというだけでこの合宿にオーディションも受けずに参加できているという幸運)に気がつかず、まして千秋君にとってはこれは遊びではなく、1つの修業なのに旅行気分で参加するというある種の無神経さ・・・・・みたいなものに嫌悪感に近いものを感じちゃうんですよね~。

仮に最初は遊び気分だったとしても・・・・です。  少なくとも自分の参加するクラスで他のみんなができていることを自分が何一つできていなかったことに気がついた時、遅まきながら・・・・かもしれないけれど気がついてもいいこと(これは真剣な合宿でみんな頑張っているんだ とか 自分がここにいられるっていうことはどういうことか とか 千秋先輩にとってこの合宿は遊びじゃないんだ とか とか とか)ってあったんじゃないか?  そう思わずにはいられないんですよね。  そういう意味では KiKi には峰君はとってもよく理解できるし共感できるんです。  最初は遊び気分だったけれど「このままじゃヤバイ!  俺って甘かった・・・・・」という反省・・・・というか目覚めがとってもストレートで逆に好感が持てちゃうんですよね。 

のだめカンタービレ #3 Review

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今日も引き続き「のだめカンタービレ」です。  

のだめカンタービレ #3
作:二ノ宮知子 講談社

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専制君主・千秋の指揮者デビュー!

世界的に有名なドイツ人指揮者・シュトレーゼマンが編成したSオケの副指揮者になった千秋。  でも、千秋のモテモテぶりにムカついたシュトレーゼマンは千秋に宣戦布告してSオケを脱退してしまう。  オヤジ(シュトレーゼマン)が新たに率いる編成Aオケと定期公演で対決することになってしまった千秋は猛特訓を開始するが・・・・・。  負けられないこの勝負がついに幕開け!!  (単行本裏表紙より転載)

第3巻冒頭、のだめちゃんと一緒に頭がクラクラしてきてしまった KiKi。  まあ、漫画なんでいわば背景的に描かれている部分は飛ばして読んでしまえばいいことはわかっているんだけど、ついつい読んでしまいました。

2)次の近親転調を含むソプラノ課題を実施しなさい。  (後期試験の問題)

あれぇ、近親転調ってなんだっけ???  近親調は知ってる。  転調も知ってる。  でも、近親転調って何????  ソプラノ課題を実施するって?????  ????????  ふぅ、音大に進学しなくてよかった~ 266.gif  これって日本語ですか?????  試験中に泣いてしまうのだめちゃんに妙に感情移入してしまう KiKi です(苦笑)。

そして大笑いしたのがこのままでは留年してしまうという危機感に襲われたのだめ&峰君の一夜漬けドイツ語講座。  確かに語学テキストっていくつかのパターンの文法やらイディオムを学ばせようとするあまり「会話が成立していないじゃない!」と思うような会話が出てこないじゃないけれど、「興味をもって勉強しろ!  どうしてこう言うのか?とかこの意味は何だろうか?とか」と言われて2人の落ちこぼれが一所懸命考えた「興味」の矛先が・・・・・・。  

更に、更に大笑いしたのがSオケを思うようにリードできなくて煮詰まった感マンマンの千秋君にのだめちゃんが差し出したものがあの「プリごろ太」。  のだめちゃんってボケボケキャラかと思いきや、ホントふとした言動、しかも本人にはあまり自覚のない言動が千秋君に Nice! な影響を及ぼしているところがすごいなぁ。   

 

のだめカンタービレ #2 Review

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今日は引き続き「のだめカンタービレ #2」を読み進めたいと思います。

のだめカンタービレ #2
作:二ノ宮知子 講談社

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プリンス千秋はだれのもの?

のだめのライバル再出現!  千秋のモト彼女・彩子を追い払い、彼を手に入れたかに思えたのもつかの間、新たなライバルが―――!!  のだめに嫉妬の炎を燃やす相手とはいったい・・・!?  女(?)の戦いのゴングがいま、鳴り響く―――カ~~~ン!!  (単行本裏表紙より転載)

やっぱりこの巻で圧巻なエピ Part 1 は「こたつエピソード」ではないでしょうか?  千秋君の気持がものすご~くよくわかるような気がする KiKi(笑)  実は KiKi ももう何年も「こたつ」なるものを使っていません。  そしてその理由は・・・・と言えば、

このぬくぬくとした温度とふとんで身体と頭の感覚を鈍らせ、人間を脱力させる・・・・・から(笑)

ま、そこまでつきつめて考えたわけじゃないけれど、確かにこたつって一度入ると出にくいので、動作の1つ1つが横着になってしまうし、何よりついついウトウトしてきて転寝をしちゃって、挙句の果てに風邪をひく・・・・・ということにある時気が付いてしまったからなのです。  KiKi は何度こたつで爆睡したことか!!  それにね、こたつが出ている間って、お掃除がしにくいんですよね~。  こたつ生活でゴミ溜めになるという法則はある意味 KiKi にも容易に理解ができちゃうような気がします。  (そんなことが理解できちゃっていいのか?っていう感もなきにしもあらずですが・・・・・・)

    

のだめカンタービレ #1 Review

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とうとう「のだめカンタービレ」の最終巻が出てしまいました。  思い起こせば KiKi が「のだめカンタービレ」に手を出したのはかなり遅く、世間では大評判になっていることを知りながら、そして「クラシック音楽ブログ」のお友達のかなり多くの方々がこの漫画を楽しんでいらっしゃることを知りながら・・・・も頑なに「え~! クラシック音楽を扱ったギャグ漫画ぁ~?!」という感じでいわゆる食わず嫌いを起こしていたのでした。  そんな KiKi が結果的にその漫画に手を出すに至ったのは偏にブックオフ様のおかげ(笑)  当時、ぷ~太郎をしていた KiKi は漫画ごときを正価で買う気分(財布?)ではなく、それゆえに食わず嫌いを装っていた部分もなきにしもあらずという状態だったのですが、そんなある日、暇にまかせてブックオフ店内をウロウロしていたら、小学校時代の夏休みのプールで休憩時間に入るときに鳴らしていた鐘(ハンドベル?)の音が店内に鳴り響き

「大好評漫画、『のだめカンタービレ』全巻(当時はまだ12~3巻ぐらいまでだったような気がする)が今なら揃っています!  この機会に是非!!!」

というアナウンスが!  その声につられその全巻をいきなり大人買い!!! ^^;  そこから KiKi の「のだめコレクション」が始まったのです。  

で、まあ、そんなこんなで始まった「のだめへの道」もどうやらこのあたりで終止符を打たなくてはならないみたい(実写版映画のDVD購入が残っているけれど 笑)なので、このあたりで KiKi ののだめフリークを総括する必要がありそうです。  てなわけで、ここらでどど~んと「のだめ漫画の Review」と「のだめDVDの Review」、そして久しくサボっているクラシック音楽エントリーを書くために「のだめ漫画に出てくるクラシック音楽の Review」を行ってみたいと思います。  ま、てなわけでまずはのだめ漫画の Review から・・・・・・。

のだめカンタービレ #1
作:二ノ宮知子 講談社

 

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天才(?)は歌うように(カンタービレ)奇行に走る!?

有名ピアニストの息子でエリート音大生の千秋真一。  ヨーロッパで指揮の勉強をしたいと思いつつも、飛行機恐怖症のため渡欧できないでいた。  そんな彼の前に突如現れた不思議少女・野田恵。  ゴミ溜め部屋に住む彼女はとんでもなく変人だった・・・・・・!?  のだめタイムが動き出す。  クラシック音楽コメディ!!     (単行本裏表紙より転載)

この第一巻を最初に読んだときはホント衝撃を受けました。  一応 KiKi も一時期は「音大を目指そうか?」な~んていうことを考えていたことがあったので、KiKi には KiKi なりの音大ライフのイメージというものがあったわけですよ。  それはある意味でとっても美しい絵だったりもしたわけですが(一応芸術系なので)、その悉くを見事なまでに裏切ってくれちゃったわけですから!  オレ様チックな千秋君みたいな人がいるのはともかくとして、やっぱり衝撃を与えてくれちゃうのはのだめちゃんと峰君のコンビです。

方やゴミ溜め部屋に住み「おなら体操の歌」な~んていうのを作っているし、方やクラシック嫌いの「オナニー・プレイヤー(by 千秋君)」(笑)  KiKi の長年の夢、憧れだった音大生ライフのイメージがガラガラと音をたてて崩れ去って行きました(笑)  でもね、アマチュアながら音楽を続けてきている身としては、のだめちゃんや峰君の抱えている課題、「なんとなく弾いてしまう癖」とか「自分なりの表現をしたいというある種傲慢な想い」には妙に共感しちゃったりもして・・・・・(苦笑)

  

2015年2月

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