音楽関係の最近のブログ記事

図書館に購入依頼を出してあったRDG最終巻が到着したという知らせを受けて借り出しに行った際に、ふと目に留まって一緒に借り出してきた本を読了しました。  こういう本が出版されていることは知っていたけれど、何とな~く敬遠していた本だったんですけどね(苦笑)

小澤征爾さんと、音楽について話をする
著:村上春樹(with 小澤征爾)  新潮社

41q-jhrRzsL._SL500_AA300_.jpg  (Amazon)

小説家はマエストロを聴き尽くす。  東京で、世界の様々な場所で、時間を忘れ自由に語り合った一年に及ぶ日々。  不世出の指揮者、その煌めく魂に触れる迫真のロング・インタビュー。  (単行本帯より転載)

この本が出版されていることを知りながら、ずっと敬遠していた理由。  それはまさに KiKi の天邪鬼ぶりが発揮された理由なんだけど、何となくビッグネーム2人を並べて「どうだ?」と言われているような気がしちゃってその商魂たくましさみたいなものに反発を覚えちゃった・・・・ということにありました。  偉大な音楽家たちの生き様にはかなり興味のある KiKi だし、そうであるからこそ同じ新潮社が出している小澤さんの文庫本「ボクの音楽武者修行」なんかはこれまでに何度も何度も読み返しているんだけど、そこに村上春樹氏が絡んできた途端に「え~、なんかなぁ・・・・・」と思っちゃった(苦笑)

もちろん氏の小説なんかを読んでいると、彼が結構な「クラシック音楽マニア」であることはそこかしこから察せられていたんだけど、それでもなんか嫌だったんですよね~。  ・・・と言うよりそうであればこそ尚みたいなところがあったんですよ。  それはね、この本の中の「インターリュード」の1番にある「レコード・マニアについて」というところで小澤氏が語っている言葉ともどこか通じるものがある感情だと思うんですよね。

小澤氏、曰く

あのね、こんなことを言うと差し障りがあるかもしれないけど、僕はもともとレコード・マニアみたいな人たちがあまり好きじゃなかったんです。  お金があって、立派な装置を持って、レコードをたくさん集めている人たち。  僕はその昔、お金なんてなかったんだけど、そういう人たちの所に行ったことがあります。  行くと、フルトヴェングラーだとか誰だとか、そういうレコードがずらっと揃っている。  でもね、そういう人たちってなにしろみんな忙しい人たちだから、家にいる暇なんてあまりなくて、ちょこっとしか音楽を聴いていないんです。  (本文より転載)

まあ、お金がなくて数少ないレコードをそれこそ擦り切れるまで聴いていた昔の KiKi ならいざ知らず、少なくともこんなブログ(と言ってもクラシック音楽関係カテゴリ限定だけど)を書くようになった今の KiKi 自身も世間的に言えば立派に「レコード・マニア(KiKi の場合は CD マニアか?)」と呼ばれるグループに入るんだろうし、人のことは言えない部分が多々あることは百も承知なんだけど、実は KiKi も長らく「レコード・マニア」みたいな人たちがあんまり好きではありませんでした。

KiKi がLothlórien_山小舎でガス給湯器の修理に立会い、あれやこれやと冬の山での正しい過ごし方を学んでいる間、花の都東京ではこ~んな美味しそうな演奏会が行われていました。  いえね、KiKi もできることならこの評判の「トーキョーリング」は是非観に行きたかったのですよぉ。  でもね、先週はいろいろその他の予定がテンコモリでどうしても日程調整ができなくて泣く泣く諦めたんですよね~。  そうしたら、yokochan さんのブログに早速エントリーが載っているし、KiKi にとっても決してお名前を知らない仲ではない romani さんと観劇後に薩摩焼酎を楽しまれたっていうじゃありませんか!  もうもう、みんないいなぁ!!!  KiKi だって行きたかったんだもん!  でも、行けなかったんだもん!!!  悔しいじゃないのぉ!  ・・・・・・こうなったら、「行けなかったけれどいいもん、自宅で勝手にリング_ジークフリート編」を敢行してやるぅ!!!!(笑)

ま、てなわけで、今日の KiKi の1曲 & 1冊はこちらです。

ワーグナー ニーベルンゲンの指環 ヴァルキューレ
ORFEO C660 513Y 演奏:クナッパーブッシュ指揮 バイロイト56年ライブ  

KnappertsbuschRing56.jpg  (Amazon)

 

ニーベルンゲンの指環 ジークフリート
作・R. ワーグナー 訳:高橋康也・高橋迪 絵:アーサー・ラッカム  新書館

2010Jan12_003b.jpg   (Amazon)

今回もこの(↑)写真ではラッカムの素敵な絵の雰囲気が正しく伝わらないと思うので、もっと素敵な見易い画像をオマケしておきましょうね♪

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まるで火みたいだ、この血は!

KiKi が観に行くことができなかった「トーキョーリング」の「ジークフリート公演」に関しては、yokochan さんのこちらのエントリー(演出編)こちらのエントリー(演奏編)をご覧ください。  恐らく KiKi のために(?← というのは冗談ですが ^^;)、詳細に書いてくださっています。

さて、では物語です。  ジークリンデが難産の末産み落としたジークムントとの間の子供、ジークフリートは森の中の鍛冶屋ミーメの元で成長して若者になっていました。  彼はろくな教育は受けてこなかったので、一見粗野で常識はずれな若者ですが、同時に自然の観察力 & 洞察力に優れるという彼の生い立ちならではの知恵を身につけています。  彼は誰に教えられるわけでもなく、森の動物たちを見ているうちに「生命には父親と母親が必要である」ということ、「愛とはどんなものであるのか」を理解しています。

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ヴォータンの仮の姿、「さすらい人」と問答をしたミーメは、ジークリンデが遺したジークムントの形見、ノートゥングを鍛え直すことができるのは「怖れのなんたるかを知らないもの」だと知ります。  そしてその「怖れのなんたるかを知らないもの」とはすなわちジークフリートであることも・・・・・。  怪力のジークフリートを使ってニーベルンゲンの指環 & 宝の上で惰眠を貪っているファフナーを殺して、ついでにジークフリートも始末して、全てを手に入れようと画策していたミーメは途方に暮れますが、ジークフリートが剣を鍛え直しているのを見ているうちに、別の悪だくみを思いつきます。  そうこうしているうちにジークフリートの手によりノートゥングが再生します。

 

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ノートゥング!  ノートゥング!  たぐいなき剣よ!
ぼくはおまえをよみがえらせた。
冷たく横たわっていたおまえは、いま凛然と美しく輝いている。
裏切り者はおまえの光におののくがいい!
不実なやからを打て!  悪党どもを打て!  

以前から興味だけは持っていたものの、およそ定価で購入する気にだけはならなかったこの本。  たまたま自宅近所のブックオフで発見したので、手に取ってみました。  著者の青柳いずみこさんはピアニストであるのと同時に文筆活動でも結構活躍されており、KiKi が過去に定期購読していた「ムジカノーヴァ」という音楽雑誌やら、ヤマハフィーリングクラブから1ヶ月おきに自動的に送られてくる「音遊人(みゅーじん)」にも定例でエッセイを書かれていらっしゃるので、KiKi にとっては結構親しみのある(一方的に・・・・ではありますが ^^;)女性です。

ボクたちクラシック音楽つながり - ピアニストが読む音楽マンガ
著:青柳いづみこ  文春新書

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どうして音楽を聴いただけですぐに弾けるの?  オーケストラが鳴る指揮者とは?  海外留学、コンクール優勝は必須?  「のだめカンタービレ」「ピアノの森」「神童」はクラシックの世界への「開けゴマ!」  (新書本帯より転載)

第1章: 一回読譜したらとっととやるぞ!
第2章: 楽譜どおり弾け!
第3章: バレンボイム対ホロビッツ!?
第4章: コンクール派と非コンクール派
第5章: 留学
第6章: 指揮者の謎
第7章: コンサートで受けるプログラム
第8章: 音楽は人間が出る?
第9章: ピアニストは本当に不良債権か?

やっぱり「のだめ」の力はすごいものがありますねぇ~。  一応、いくつかの漫画を題材に青柳さんが音楽家の本音的なことをエッセイ風に綴った本になっているのですが、メインに扱われているのはやっぱり「のだめ」でした。  

クラシック音楽関連の雑誌やら著名な演奏家の著作をいくつか読んでいる KiKi にとってさほど目新しい話題は書かれていなかったのですが、1つ1つの章で書かれていることに関しては「うんうん、そうだよね~」とか「そうそう、そんな話、どこかで読んだか聞いたことがあるよ」となかなか楽しくサクッと読み進むことができました。

読んでいく中で意外に思ったのは第1章の中の「初見と暗譜の方程式」のところで、「初見が得意な人には、暗譜が苦手な人が多い」と書かれていたこと。  KiKi は真面目にレッスンしていた頃にはどちらも得意だったんですよね~。  でもね、年齢を重ねるにつれ、どちらも苦手になっていった・・・・そんな気がしていたんですよ。  特に暗譜に関しては間違いなく大人になるにつけダメになっていきました。  で、これは記憶力の低下 もしくは 「あがる」という心理と密接に関連しているんじゃないかと思っていたんですよね。  前にもお話したことがあるような気がするんだけど、子供時代の KiKi はあがるというのが理解できなかったぐらいふてぶてしかったんですよね~。  逆に、どちらかというとステージの上では誰にも(まあ、ピアノの先生ですけど)邪魔されずにノビノビ弾けるから大好き♪ ぐらいに感じていました ^^;  それが大人になってから、色気・・・・というか、人に媚びる(要するに「上手く弾きたい」とか「あそこの情緒をもっと出したい」とか「苦手なあそこをはずさずに弾ききりたい」とか、演奏前に余計な邪念が入る)ようになってから、突然ステージ上で頭の中が真っ白・・・・・な~んていうことを経験するようになったという自覚があります。  

子供時代は暗譜って自然にできちゃうもの・・・・そんな感じでした。  だいたいにおいてピアノ曲って見開きページで終わる曲な~んていうのは本当に導入期だけで、練習中に必ず「譜めくり」という行為が伴います。  ところが音楽は続いているので、楽譜をめくるために中断するとその流れに支障を来すわけで、フレーズがぶつ切りになったり和声進行が中断されたりして要するにバランスが崩れちゃうんですよね。  レッスンの時は先生がめくってくれるからいいんだけど、自宅で練習している時はそのバランスの崩れが苦痛になったりするんですよ。  で、その苦痛がイヤだと思っていると、楽譜めくりのパートを自然と覚えちゃう・・・・・そんな感じでした。  それが知らないうちに広がっていって、ふと気がつくと全体が頭に入っている・・・・・それが KiKi の暗譜方法でした。  だから暗譜で苦労したことってあんまりなかったりするんですよ。  ところが、大人になってからは、譜めくりの部分だけは暗譜できているんだけど、そうじゃないところがなかなか頭に残らない。

挙句、頭に叩き込んだと思っていても演奏中に何かで気を反らせると、その瞬間にすべてが消え去る・・・・そんな風になっていったんです。  今もレッスン中に例えば家人が大きな物音をたてたとか、愛犬が走り回ったとか、誰かが訪ねてきて「ピンポ~ン」とか「ごめんくださ~い」なんていう音が耳に入った瞬間に集中力が切断されて(集中力が切れると言うより、コンセントをいきなり抜かれたような感じ)、先がわからなくなるだけじゃなくて、自分が何をしていたのかさえわからなくなったりするんですよね~。  極端なことを言うと、その物音が出た瞬間に手が止まって、場所を動かした覚えはないんだけどそこで指のある場所で和音を弾いても自分がどこにいるのかわからない・・・・そんな風に感じるようになってきたんですよね~。  (昔は、手が止まっても、その場で和音を弾くといつでも復帰できたんだけど・・・・・。)  

  

さて、iPod にまつわる様々なトラブル発生のため、ちょっと忘れかけていた企画(?)を続行したいと思います。  何事も中途半端はいけません (>_<)  ま、てなわけで本日は「リング祭り」第2段を決行したいと思います。  本日の KiKi の1冊 & 1曲はこちらです。

ワーグナー ニーベルンゲンの指環 ヴァルキューレ
ORFEO C660 513Y 演奏:クナッパーブッシュ指揮 バイロイト56年ライブ

KnappertsbuschRing56.jpg   (Amazon)  

 

ニーベルンゲンの指環 ワルキューレ
作・R. ワーグナー 訳:高橋康也・高橋迪 絵:アーサー・ラッカム  新書館

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この絵、本当にステキでしょ♪  これが KiKi (というより Brunnhilde)が Brunnhilde というHNを名乗ろうと思った時にイメージしていたブリュンヒルデの Visual 版(笑)  こちらもこの写真だとあまりにも見難いと思うので、本物をご紹介しておきたいと思います。

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勇んで駒を進めよ、勇敢な乙女!
激しい争いが始まろうとしている。
ブリュンヒルデよ、決闘の場に赴き、
ヴェルズングに勝利を与えるのだ。
フンディングは倒れたままに放置するがいい。
ワルハラにふさわしくない男だ。
いざ、馬を駆って戦場へ急ぐがいい!

 

ニーベルングの指環全編の中でもっともメロディアスな音楽に満ち溢れている(と個人的には思っている)このヴァルキューレ。  そのヒロインたるブリュンヒルデは KiKi の憧れでした(笑)  でも、そんな彼女が登場するのは第2幕から。  第1幕はジークフリートの両親であるジークムントとジークリンデの出会いから近親相姦、そしてだいじなものであるノートゥングのゲットまでです。

このCDでは何ともお気の毒なことにジークフリート役のヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)さんが、ジークムントと2役を演っていらっしゃるんですよね~。  ライヴのはずだから、連日、歌いっぱなしってことです。  何ともまあお気の毒なことで・・・・・。  とは言うものの、1リスナーとしては本当にありがたいことです。  やっぱり違うなぁ、ヴィントガッセン。  何て言うか、説得力があるんですよね~。

ヴィントガッセンだけじゃなくて、とにかくこのボックス、配役表の顔ぶれがすごいと思うんですよね。  バイロイトがこれほどワグネリアンを熱くさせた時代は、やっぱり50年代だと個人的には思うんですよ。  その50年代の歴史的な記録がこの音質で聴ける・・・・・というだけで、KiKi は胸が熱くなってしまいます。  「ラインの黄金」の時にはかなり気になった「オケの音が引っ込んでいる感じ」がこのヴァルキューレからはだいぶバランス改善されているように感じるし・・・・・。  (KiKi の耳が慣れただけかもしれないけれど ^^;)

 

さて、今年はリングで幕を開けた KiKi。  で、その元本でもある「ニーベルンゲンの歌」関連のエントリーを連日書いてきたりしていたわけですが、久々に怒涛のリング熱に浮かされ始めちゃったみたいです。  ま、たまたま、新しい iPod を購入したことによって KiKi のお宝「リングCD」を4本もデータ転送して、極力見ないようにしてきたCDを棚から出しちゃった・・・・・ということもあったもので・・・・・ ^^;  ま、こうなったら毒を食らわば何とやら・・・・ということで、リングに嵌るのもありかな?と自分勝手に思い込むことにしてしまおうかな・・・・しちゃってもいいよね・・・・・しちゃえぃ!・・・・しちゃうしかないでしょ・・・・という4段活用に至ってしまいました。  こうなったら「リング祭り」でやんす!  

何がお祭りかって???  それはね、せっかくの機会なので、お宝CD(のうちの1つ)とお宝本を同時にご紹介しちゃうことにしたからなんです。  

ま、てなわけで本日の KiKiの1曲と1冊はこちらです。

 

ワーグナー ニーベルンゲンの指環 ラインの黄金
ORFEO C660 513Y 演奏:クナッパーブッシュ指揮 バイロイト56年ライブ

KnappertsbuschRing56.jpg  (Amazon)  

 

ニーベルンゲンの指環 ラインの黄金
作・R. ワーグナー 訳:寺山修司 絵:アーサー・ラッカム  新書館

2010Jan12_001.JPG  (Amazon)

CDの方はカイルベルト盤にしようか、クナッパーブッシュ盤にしようか、ベーム盤にしようかと散々悩んだ挙句に今回はクナ盤の56年バイロイトライブを選びました。  上記(↑)の Amazon Link でご紹介しているものと KiKi が持っている Box (画像のもの)とでは見た目がちょっとだけ違うんですけど、データを見る限りでは同じもの・・・・のようなので、恐らく現在ではこの形で販売しているんだろうと解釈してこのリンクを張っておきました。

ま、最近の録音ものに比べると音はちょっとだけよくない(ちょっとオケの音が引っ込んだ感じ?)けれど、逆に言えば歌が前面に出てきていて、それはそれでいいかな・・・・と。  ま、それに iTunes で再生する分にはそれが気になって不満に思うというほどの問題ではないので・・・・・ ^^;  それよりはやっぱり良くも悪くもそこそこ評判のあるクナの56年ライブであるっていうことが大切だろうと思うんですよね~(笑)  

で、基本的にはオペラは極力、映像つきでご紹介してきている KiKi ですが、今回はそのポリシーを曲げてまでしてCDを取り上げているので、手元に本を置いて、それを読みながらの鑑賞としてみようという趣向です。  で、実は KiKi は本の方もこれとは別の新書館発行の本も持っているんだけど、ここはやっぱりお宝のアーサー・ラッカムの挿絵入りの本の方をご紹介するタイミングだろうな・・・・・と。

この本の表紙の挿絵、ちょっと見難いだろうと思うので本物をご紹介しておくとこんな感じです。

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(↑) ライン河をはさんで、山頂から神々の城ワルハラへ虹の橋がかかる。

ラインの黄金!
おまえはあたしたちの涙の結晶!
夕陽に照り返す輝かしい財宝!

あたしたちの心の歌声!
おまえはどこへ行ってしまったの?
もう一度あたしたちのふるさとへ帰っておいで!
ラインの黄金!

ラインの黄金! 涙の結晶!
月光のため息! ・・・・・帰っておいで。
再びあたしたちのライン河の水底で光っておくれ!
水に揺らめいてこそ、詩も真実もあるが、
上のお城が持っているのは、いつわりの月日だけ!
呪われろ! 呪われろ! 呪われろ!

 

素敵でしょう、この挿絵。  ラッカムですものね~。  こんな幻想的な挿絵が満載の本が今では絶版なんですよね~。  復刊する気はないんでしょうか? > 新書館さん

 

先日もこのエントリー(↓)でお話したとおり、今年の年初はワーグナーのリングで幕開けした KiKi。  そもそも KiKi が長らくネット落ちしていたにも関わらず、このLothlórien_Blog を再開しよう、しかもこれまでバラバラといくつかの Blog で書き分けてきたものを統合して1つの Blog にまとめようと考えたいきさつは・・・・と言えば、もちろんいろいろな理由があるわけだけど、やっぱりその軸にあるのは文学と音楽を統合して扱えるサイトにしたい・・・・・という想いがあったからということが挙げられます。  となるとやっぱり触れないわけにはいかないのが「ジークフリート伝説」と「リング」の関係というトピックです。  ま、てなわけで今年は年初から「ジークフリートづくし」で手にした書物も今のところこ~んな感じです。

ニーベルンゲンの宝 著:G. シャンク 訳:相良守峯  岩波少年文庫(復刻版)
ニーベルンゲンの歌 (前編) (後編) 著:不明 訳:相良守峯  岩波文庫
「ニーベルンゲンの歌」を読む 著:石川栄作  講談社学術文庫
ジークフリート伝説 著:石川栄作  講談社学術文庫
ニーベルンゲンからリルケまで ゲルマン神話   吉村貞司  読売新聞社

今日はその中から「ジークフリート伝説」をとりあげたいと思います。  

ジークフリート伝説
著:石川栄作  講談社学術文庫

612DZ97J00L__SL500_AA240_.jpg  (Amazon)

ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」は、多くの音楽ファンの心を烈しく揺さぶる一大傑作である。  その主人公ジークフリートのルーツはどこにあるのか。  古代ゲルマンの「竜退治」「財宝獲得」の英雄伝説や北欧の伝承「歌謡エッダ」「サガ」などの系譜を辿り、また、主人公の人間像と楽劇の魅力を徹底的に読み解き、ドイツ文化の特質とその精神の核心に鋭く迫る。
       (文庫本裏表紙より転載)

KiKi の又のHNはご存知の方はご存知だと思うんだけど、Brunnhilde を名乗っています。  この Brunnhilde は決して「ニーベルンゲンの歌」のプリュンヒルトから取ったものではなく、ワーグナーのリングから取ったものです。  パソコン通信時代には別のHNを使っていたんだけど、インターネット時代に入った際に Brunnhilde に改名しました。  どうしてこんな長ったらしい、ついでにあまりメジャーとは言えないHNにしたか・・・・と言うと、一応 KiKi は♀なので「こわ~いインターネットの世界」を生き抜くためのある種の防衛反応(?)が働いて、あまり可愛らしい感じのするHNは避けたいなぁ・・・・な~んていうことを考えてこの名前を使い始めました。  

そうしたらこのHNの効力(?)たるやすごいものがあって、「ワーグナーのリング」を知らなくて、「ニーベルンゲンの歌」は知っているというような方から、「そんなに怪力なの?」とか「意外と嫉妬深いの?」みたいな質問をいただいたことがあったりなんかして・・・・・(苦笑)  ま、過去に KiKi が公開していたHPのプロフィールでは「趣味」のところに定番の「音楽鑑賞」「読書」以外に「腕相撲」な~んていうことを書いていたせいもあると思うんだけど・・・・^^;  (趣味:腕相撲 は決して嘘ではなくて、20代の頃は仲間内で腕相撲をよくやっていました)    

ま、この逸話でもわかるように、ジークフリート伝説・・・・・と一口に言っても登場人物だけは同じでも、少しずつお話が違ったり、人の名前もちょっとだけ違ったり、有名なジークフリートの暗殺の場面がベッドの上だったり森の中だったりと色々ヴァリエーション(?)があるんですよね~。  KiKi が最初に出会った「ジークフリートの物語」は恐らく岩波少年文庫の「ニーベルンゲンの宝」だったんじゃないかと思うんだけど、「ニーベルンゲンの歌」はともかくとしてその後色々な本を読んでいく中で「ジークフリートの物語」が出てくるたびに「あれ?  これは KiKi の知っているジークフリートの物語と少し違う・・・・・??」と感じることも多かったし、ましてやもっとず~っと後に接することになった「ワーグナーのリング」では人の役割自体が大幅に変わっちゃっていたりするんですよね~。  で、KiKi の老後の暇つぶしテーマの1つにこの「ニーベルンゲン伝説の変遷をたどってみる」というものがあったりするわけです。  

で、この KiKi の老後の暇つぶしのテーマにもっとず~っと真剣に取り組んでいらっしゃるらしいのがこの本の著者、石川栄作徳島大学教授です。  ドイツ語ができない KiKi に変わって(?)、原典を色々と研究された成果をこの本ともう1冊の「『ニーベルンゲンの歌』を読む(講談社学術文庫)」にまとめられていらっしゃいます。  ま、この2冊以外にこの石川先生は「ニーベルンゲンの歌 構成と内容(郁文堂)」という本も出していらっしゃるようなのですが、こちらはちょっとお高め・・・・なので KiKi は未だに入手できていないし、読んでもいません。  せっかくだから学術文庫でこちらも出していただきたいものです>講談社さん。  

で、この本なんですけど、簡単に言ってしまうと「ニーベルンゲン伝説を、その源流からワーグナーに至るまでをサラリと流してみました」っていう感じでしょうか。  そして、その大きな流れの中でその支流とも言うべき北欧のサガに関しても触れられているのですが、そこはかなりあっさり感があるように感じました。  どちらかというと16世紀の民衆本だとか戯曲に流れていった路線に関しての記述の方が詳しいように思います。    

 

今日も考え事続行中・・・・。  ついでにテレビドラマ「ザ・ホワイトハウス」鑑賞も続行中。(笑)  考え事をしては音楽を聴き(やっぱり考えごとの BGM はチェロに限る!)、DVDを観ては音楽を聴きとしているうちにあっという間に夕方になってしまいました。  ここ何日かは大好きなピアノも弾かずにこのサイクルをクルクルと回っているだけの生活のような気がしないでもありません。  (あ、強いて言えば昨日はちょっとしたミニ・コンサートにはお出かけしたんですけどね♪)  てなわけで、「ホワイトハウス」&「チェロ」というキーワードで選び出した KiKi の今日の1枚はこちらです。

鳥の歌 ホワイトハウス・コンサート
SONY SRCR 2613 演奏:カザルス(vc) & ホルショフスキー (p) 録音:1961年11月

51uoQbIAOEL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

 

今日も雨・・・・。  雨降りの日はどうしても沈鬱な音楽を聴きたくなってしまう KiKi は結構「その場の雰囲気に惑わされやすい人間」です ^^;  因みに今日はチェロ・レッスンの日でもあります。  と、なると管弦楽曲やピアノ曲、声楽曲よりはやっぱり弦楽曲かなぁ・・・・などと思いつつCD棚を漁っていたら、棚の奥の方からこんなCDが出てきました。  てなわけで、今日の KiKi の1曲はこちらです。

チャイコフスキー ピアノ三重奏曲 Op. 50
 「ある偉大な芸術家の思い出のために」

BMG BVCC-35095 演奏:ルービンシュタイン(p)、ハイフェッツ(vn)、ピアティゴルスキー(vc) 録音:1950年8月

41HFBFBB0JL__SL500_AA240_.jpg     (Amazon)

 

今日はちょっとバタバタしていてあんまりじっくりと音楽を聴く時間が取れそうにありません ^^;  そこで今日の選曲は演奏時間ベース(つまり短めで充実した音楽)で決めようと思いました。  で、CD棚で物色を始めて最初に手に取ったのがこのCDでした。  てなわけで、今日の KiKi の BGM はこちらです。

サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ Op. 28
SONY SRCR 9206 演奏:前橋汀子(vn)、小泉和裕指揮 & 東京都交響楽団 録音:1982年12月

31ZAmaNLmaL__SL500_AA240_.jpg   (Amazon)

 実際に KiKi が持っている CD はこれとはちょっとだけパッケージが異なるんだけど、今はこの形でアマゾンで売られているみたいです。  

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